人狼審問

ふてぶてしい･･･確かにそうですね。噛み付かれないように注意してくださいよ。
【ＧＭを探して事情を聞いてみようかな】

あ、俺これで失礼しますね。

ん？やっと他のプレイヤーにあえたかな。

やあ、俺はハーヴェイっていうけど、君は？

[メイにゆっくりと近付く。]

やぁ・・・メイさん。
久し振り・・・って程は時間も経ってないか。

こんなところに僧侶が一人で、何してるんですか。

へへぇ？血がちゃんと流れ出すんだ。やっぱり変な所に凝ってるなー。
流血とかってうるさい国なかったっけ？輸出する時どうすんだろ？

痛みとかリアルに再現しちゃったら、下手すると気絶とかしちゃうじゃん。そんなデザインするようじゃただのアホでしょ。つか不快なレベルの痛み感じさせてちゃまずいと思うんだけどなー。ゲームの本質間違えてる気がする。

ふー。寝るかな。

マスター、ごちそうさん。

[酒場を出て宿屋に向かった]

テストの話が来た時って、そのあたりについてはほとんど無いって聞いていた気がするんだけどね。
血が出るとは聞いてなかったし……。
どのくらいの感覚までＯＫなのかのテストも兼ねてるのかなあ？

[トビーの口から出た批判めいたセリフを聞いて]

ゲームの本質、ね……。
あなたは、このゲームに対して、「痛み」だけを除いた完璧なリアルさを求めるの？

ねえ、トビー。
あなたにとって、このゲームの本質とは、何なのかしら？

聞いてみたいわ。参考までに。

ちぃ、相手にしてもらえないか。
まあ、後からやってきたんだししかたないか。
徐々に慣れていくようにするしかないな。

[ギルバートに頬笑んで、]

…あは、ひさしぶり…かな？
時間感覚が分からなくなっちゃうね。

私は、海が綺麗だからついつい南区から歩いてきちゃったんだけど、僧侶がひとりってホント。もし、見た目と違って、この海岸がモンスターフィールドだったら危ないトコだったかも。

ギルバートさんは、西から来たってことはモンスターと戦闘をこなしてきたのかな？
何か発見とかありました？

ん…さっき向こうに歩いていった人はテスターの方ですね…。
まぁ、また後で会う機会もあるでしょう。
しかしこれからどうしたものですかね…。
普通に冒険者としてクエストをこなすのもありといえばありですが…

ここは吟遊詩人らしく歌でも歌いますかね。
…
AH from long long long time ago
Anyone always thought about only love
…
［おもむろに街中で歌い始めた］

？
そいうえば、まだログアウトできないんだっけか。

うーん･･･あそこなら誰か残ってるかな。

[中央区に向かった]

[ヒューバートはハーヴェイに気がついた]
やぁそこの戦士風の人　初めて見る顔だけど君もテスターかい？
俺はヒューバート　ガンナーだ

あいつは今　彼女との話に夢中のようでね　勘弁してやってくれ(苦笑)

[女神像の前で見知った顔とそうでない顔を見つける]

やぁやぁ。こんにちは。俺はグレンってんだ。よろしくー。

あ、やっとテスターがいた。

俺はハーヴェイ、見ての通り戦士さ。
まだ、この周辺のことをよくわかってないが、なんかログアウトできないみたいだし、一緒にゆっくり楽しもうぜ。

初めての人は、初めましてー。

んで、みんなでドラゴン退治に行こうぜ。

そうですね。
敵は、かなり強いです。
最初はしっかり策を練って戦うとか、パーティーを組んで戦うとか、そういうことをしないと厳しいかもしれませんね。
テスター同士仲良くやれという、CCE側の意図かもしれません。

フィールドによって特徴もあって、それで職業ごとに戦い易さ、戦い難さもあるかもしれませんよ。

今までの・・・というか、ここ以外のフィールドは敵が出たので、ここも危ないと思います。
私も前衛で戦うタイプのキャラかどうかは微妙ですが、よければ一緒に帰りますか？

・・・ん。

[メイの指から血が流れていることに気付く。]

・・・血？

―村：南地区：アーノルド邸書斎―

ふう、ダメだ。
どうやらシステムが一部書き換えられたみたいだ。
さっきのハッキングと関係しているらしい。

そのハッキングも追っかけていったら某都内図書館の外部ＤＮＳサーバにぶつかって消息が途絶えた。
こりゃ本気だぞ。相手はかなりの技量だ。

とりあえずこの現状をどうするべきか・・・・・・

ハーヴェイさん、こんにちは。
魔術師のヘンリエッタです。エッタって呼んでね♪
どうしても後衛職だからPT組んで動くのがメインになりそうなの。PT組んだときはよろしくお願いしますっ♪

［ヘンリエッタは深々と頭を下げた］

どんどん集まってきたわね。

[グレンを見て]

……ドラゴン退治、に、行くの？
とても強くて厄介な敵だと聞いたけれど。

おっとごめんよ、ちょっと考え事してた。
ハーヴェイっていうんだね。貴重な盾...じゃない、戦士か。これでやっとらしくなりそうだね。

ローズ、本質はゲーム性。ゲームとして面白いかどうか。これにつきるよ。リアリティは二の次。リアリティも面白さとリンクするけど、行き過ぎたちゃったら意味ないよ。

えーっと、グレンにエッタちゃんか。
俺はハーヴェイ。戦士だから、前衛は任せてくれ。

[ハーヴェイは明るく挨拶をした]

[戻ってきたアーノルドの言葉にに全く反応しない]

・・・・・・

ローズマリー･･･さん。

うん。燃えてこない？

[ニッと笑う]

あ、グレンさん。こっちにいらっしゃったんですね。

[言って、ハーヴェイに向き直る]

初めまして。貴方も戦士なのね。私はソフィー。同じ戦士どうし、どうぞよろしくね♪

―南区・アーノルド邸―
うーん、誰もいないみたいだな。発表あるまで宿屋で休んでるとしよう。

[トビーの目を覗き込み]

ゲーム性。……明快な答え、ね。ありがとう。

[ハーヴェイに]

魔術師の、ローズマリーよ。よろしく。

[全く反応を見せないデボラに気がつき、不安にかられる]

・・・・・・明子？　どうしたんだ？

[デボラの肩に右手で触れようとしたのと同時に、右手に強烈な電撃が走る]


・・・・・・ ぐっ、どうした？
何があったんだ明子！？

お　グレンじゃないか！
酒はもう飲み飽きたのかい？
[ヒューバートはグレンに向かってニッっと笑った]

いまからドラゴン討伐か・・・たしかに結構プレイヤーが揃ってるし行けそうな気もするな・・・

ハーヴェイさん、ヘンリエッタさん。よろしく。
俺はガンナーのグレンだ。
[両手で銃を形作って、２人に向けて撃つ仕草をする]

[その後、デボラはアーノルドに向かって、にやり、と邪悪な笑みを見せた]

[瞳が赤く染まる。そして、全てのプレイヤーの耳に何処からか大きな音で、合成された音声が流れはじめる。その言葉に合わせてデボラが口を開く]

[グレンに]

……そうね。おそらくこのような情報がこんな形で私たちに提示されているということは……ドラゴンの征伐が今のわたしたちにとって不可能ではないことを意味する……？　

そうとも限らないのかしら。でも……行ってみるのも面白そうね。

じゃあ、このゲームもパーティで出かけるのにちょうど良いように出来てるのかなあ。また、皆と揃って出かけたら楽しいだろうな。

[ギルバートの視線に気がついて、]
あ、転んで手をついたら貝殻で切ったのかな…切れちゃって。戦闘もこなしてないのにこれって、リアルすぎてちょっとびっくりだよね。

ギルバートさんは、大丈夫？
もし、調子が悪かったらヒーリングをかけるから遠慮なく言ってくださいね。

おいおい、ヒューバート。
呑み飽きたんじゃなくて、呑み飽きないから来たんだ。わっはっは。

[突然、アーノルドの耳に違和感のある音声が流れ始める]


・・・・・・ ！？

何だこれは？

一体、誰が喋っているのだ！？

[無駄と知りながらとっさに耳をふさぐ、しかしその声を遮る事は出来ない]

『ＣＣＥとテスターの皆さん。

そうだね……ぼくは「JIN-ROH」とでも名乗っておこうか。


ま、ちょっとしたゲーム好き、って所かな。世間はぼくらのことをハッカーって言うけどね』

うん。ローズマリー。俺はそう考えてる。
入っていきなり、infoでイベントだろ？

やらなきゃ損だぜ。

『さていきなり本題だけど、僕とゲームをしないかい？　

無論君たちに拒否権なんてないけどね。


どうしてかって？　ハハッ。悪いけど今、LIBERTYのコントロールは全てぼくが握っちゃってるからだよ……アハハハハッ！』

［耳元に聞こえてきた声に耳を傾ける］
…ハッキング…？
閉鎖系通信においてハッキング、か…。

い、一体何が起きているんだ！？

明子、明子！！！！

[近寄ろうとするアーノルドに右手を差し向けると、突然アーノルドの前方の空間が歪み、次の瞬間、アーノルドの体は後ろに吹き飛ばされ、壁に激突した]


[デボラはその赤い瞳を輝かせ、嬉しそうにその光景を見つめながら話を続ける]

あ、ソフィーも戦士か。
でも、女の君に危険なことさせられないからな。
俺に前衛は任せておきな。

[ソフィーと話しているときに、何か頭に響く不快な声を感じた]

ん？なんだこれ？

ハッカー……ハッキング？

コントロール……全て、掌握されている？

【馬鹿言え・・・戦闘もしてないのに血が出ただと。
最初の頃はそんなことは無かったぞ。
まさか俺たちで実験してるんじゃないだろうな。
・・・それこそ・・・馬鹿な。
ありえない。
どうしてCCEがそんなリスクを犯す必要があるんだ。】


・・・・・・。

何だ、この音・・・この声。

音。音、音、音、音音音。

・・・不快だな。

またイベントかな？

―西区：宿屋―

［聞こえてきた合成音に顔をしかめ、目を開ける］
［頭を押さえ、舌打ちしながら身を起こす］

あー、くそ。何だよ……この声は。うっせぇ。
せっかく気持ちよく寝てたっつーのによお。

ゲームって、これはゲームじゃないのかな？

[きょとんとしている]

......ハッカー？

[トビーは突然の状況変化に身をこわばらせている]

何が起きてるんだ。何をする気なんだ....？

『なあに、ゲームといっても簡単な事さ。

実は今回のテスターの中に僕の仲間が何人かいるんだよねえ……。

ぼくの仲間を全員見つけて。

殺す。ただそれだけさ。

簡単だろう？


無論ぼくたちもただ黙ってるだけじゃつまらないからね……

一日一人。

死んでもらうよ。

この世界で、ね』

ハッカー？
まさか……テスト日程って非公開じゃ……？

『この世界は素晴らしい。

極限までのリアリティー、人は傷つき、苦しむ。それゆえに快楽も存在する。そう思わないかい？

この世界にも「死」は必要だ。


痛みだけでは補いきれない、限りなく信実に近い世界。


それが僕達から君達へのプレゼントさ』

殺す？
殺すって、どういうこと？
倒せばいいってこと？？

この中にいるって、ＰＫがいるってことか？？？

「殺す」、「死ぬ」……？

この仮想現実の世界で、「誰か」を「殺す」ことが、現実世界における具体的な意味を持ちうる、とでも……？

……………。

…ゲーム？　ゲーム？
一日１人に死んでもらうって、プレゼントって、……どういうこと。

あー……あー、っと。あ？
ハッカー……JIN-ROH？
毎日一人ずつ殺す？　仲間を見つけて殺す？


［寝ぼけ頭で、うまく理解できないでいる］

あー……そうか。これがイベントってやつ。か？

......極限のリアリティ？ふざけるな！

[トビーは声を荒げた]

これも、何かのイベントなの？
……私、ドラゴンとかと違ってこういうのは……。

精神が死を認識すれば人は死ぬ。
フィードバックシステムを最大限に利用すればそれは可能。
その危険性ゆえに外部からはフィードバックシステムに関するアクセスはほぼできなかったはずなんだがな…
そこを突破したというのか…。

？

『残念だが、甘い考えは捨てて欲しい。

ＣＣＥ社は、君達を救うことは出来ない。


自分の命は、自分で守るんだね』

トビー？
何を怒ってるんだ？

トラブルってことか？？

いったい、どうなってるんだ？

貴方たちの目的は、何…？

『ゲーム』、そういうからには楽しむ事が目的なのかしら？　
でも、それだけとは思えないわね。
たったそれだけのために、この低い確率のテスターに応募し、当選するとは考えにくい。なら、その背後にいるのは…一体、何？

手段を目的化する奴は嫌いなんだよ、グレン。

[トビーは少し興奮している]

『君達の魂の叫び。

君達の悲痛のうめき。


君達の、大切な物を失った時の泣き叫ぶ姿。


楽しみにしているよ。


本当の”ＬＩＢＥＲＴＹ”は、今から始まる！！


アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハ！！！！！』

手段って何さ。
目的って何さ。

俺にわかるように、説明してくれ。

貴方たちは既にボロを出しているわ。

「ＣＣＥ社は、君達を救うことは出来ない」、そういった言葉の背景にあるのは、明白な事実。つまり、CCE内部に既に裏切り者…スパイが居るってことよ。

貴方たちに警告しておきましょうか。貴方たちは、いずれ切り捨てられる対象なのよ。私たちと同じく、子のゲーム内に存在している、その時点で、ね。

イベントだろうね。
CCEも趣味の悪い。

本当にそんなことがあるわけないでしょう。
我々一般人を招く段階まで来ているのに・・・。

【ま・・・面白いけど。
感覚が強くなっているのも演出かな？

CCEが本当にクラッキングを喰らったなら・・・面白いけど、勘弁して欲しいぞ・・・クソ。
・・・流されるな、落ち着け。
理性はありえない、と言っているぞ。
感情で動くな・・・俺。】

取り敢えず街へ帰りませんか。

【パニックになってる奴とか、いるかな・・・？】

[全ての言葉を吐き終えた瞬間、全てのフィールドに強烈な電磁波が流れる。それは数秒続き、次の瞬間何事もなかったかのようにもとの風景に戻る。

だが、今まで村の中を埋め尽くしていたＮＰＣや、時折建物の影から姿を見せる猫、さらには空を飛ぶ鳥、その全てが消えていた]

黒幕が誰なのか、どれだけの規模でこの事態が動いているのか、そんなことはもちろん知るすべもないけど。

でも、あたしは宣言する。貴方たちには、決して負けない、と。

・・・
[ヒューバートは２本目のタバコに火をつけた]
トビー・・・今の状況をどう見る？

一つ目はCCE社の悪質なイベント
二つ目は本当の事件・・・

どちらか・・・ということだが

ぐぅぅぅっ！！

[まばゆい閃光に目がくらんだが、次の瞬間デボラがスローモーションで地面に倒れこむのが見えた]


・・・・・・ 明子？

LIBERTYのリアリティはゲームを面白くするためのものじゃん。苦しませるために生まれたもんじゃないよ。

こいつはLIBERTYのリアリティに酔ってる。それが気にくわない。

こいつは神の位置に立っている。それも気にくわない。

こいつはゲームをしてるけど、僕達は命をかなくちゃならない。それが、一番気にくわない。

なに……これ……
［ヘンリエッタは呆然としている］

なんだよ、おい？
NPCの連中がみんないなくなっちまったぜ。

マジなのか？
この中に、さっきの奴の仲間がいるってことなのかよ？

ということはだ。

JIN-RO　とやらは、俺たちが苦しむのを見たいって事か？

なら、目的も手段もあってるな。だろ？

［一瞬衝撃を受けるもこらえる］
…本気でハッキングに成功してるようですね。
キャラを演じるのもここまでにしようか…
どうやら本気で命のやり取りをしないといけないようだからな。

NPOが……消えた。

……一旦、街に戻った方がいいですよね。

[メイは、ギルバートに頷こうとして、体を駆け抜ける電流と、視界のぶれの酩酊感に、倒れそうになった。]

こ、これはなに？

一体、何が起きてるの？

何だ今の変な衝撃。これもイベントか？
……あー、クソ。こんなじゃ寝れねぇじゃねぇか。

［頭を掻き、つまらなそうにあくびをする］

あー、せっかくイベント始まったところ悪いが、そろそろログアウト……だっけ。こっから出させてもらうか。
寝心地は良かったが、こんな気ぃ悪くなる声が聞こえるんじゃぁ、台無しだな。あ〜ぁ。
えーっと、確か女神像のとこで出れるんだっけ？

［ケネスは伸びをして身体のコリをほぐすと、億劫そうに立ち上がって部屋を出た］

ん？　宿屋のおばちゃんがいねぇな。
……ＮＰＣってやつでも、トイレにいくのかね？

［宿屋を出て、中央区へ向かう］

おいおい、トビー。落ち着けって。
言ってる事がおかしいぞ。

「こいつ」とやらを殺せばいいって事じゃないのか？

なら、土俵は同じさ。だろ？

海鳥が消えてる・・・。

じゃあ・・・多分海の魚も消えてるだろう。

過剰な演出を・・・。趣味が悪すぎる。

帰ろう。きっと皆どこかに集まっているはずだ。

【社会実験としては、面白いかな・・・。
ただ、参与観察したい類のものじゃないな。】

−西地区宿屋前ー
［出てきたケネスに気がついた］
ここにまだ人がいたのか…どこに行くつもりだ？
ずいぶんのんきな様子だが…

......ちょっと興奮してるみたいだ。舌が回ってない。命をかけなくちゃ、だね。

目的と手段...合ってるんじゃない、変えたんだ......。

[トビーはNPCが消えた事に気づいた]

邪魔者はいらないってことかな？

[ハーヴェイの言葉に頷いた]

そうね、この中に少なくとも実行犯はいる。それは間違いないと思うわ。システム自体にこれだけ多きな影響を及ぼさせるのは、一朝一夕でできることではないだろうと思うけど…。

さっき「女の君に危険なことは…」って言ってくれたけど、どうやら否応なしみたいね。改めて、よろしくね、ハーヴェイさん。

ねえ……このゲームってPK出来なかったよね？
痛みも……怪我もほとんどないって聞いてたよね……？

……もしかして……クエストの時点でハッキング始まってたの……？

……！

[電磁波の衝撃に耐え切れずふらつき、地面にへたりこんだ]

『電磁波を浴びた後、体の感覚がどんどんシャープになっていくのが感じられる』

いいやグレンそれは違う･･･
奴らが純粋に命懸けの戦闘を楽しむのが目的ならその通りだが･･･

俺らが苦しむ姿を見るのが目的なら・・・命を賭けるのは俺たちだけだ
全てのコントロールを握っているのなら奴らの仲間のフィードバック設定だけ弱くする、もしくは切れば良いだけだからな・・・

［コーネリアスに気づく］

おー。他のプレイヤーに会うのは初めてだな。
オレは大み……いや、違うか。確かケネスって名前だ。
つっても、そろそろここも飽きたんで出ようかと思ってんだがね。
そうそう、丁度いいや。オレは記憶が曖昧なんだが、中央区の女神像のとこ行きゃここから出れるんだよな？

そっか。PK出来ないんじゃ、成り立たないか。

なんだったんだ？さっきのは。

ああ、なんか変なことにお互い巻き込まれちゃったようだな。

まあ、これから何が起こるかわからないが、よろしく頼むぜ。

[ソフィーに手を差し伸べた]

[メイは、海鳥や魚の消えた海を呆然と見回した後、慌てて足をもつれさせながら、ギルバートの後を追って街に戻った。]

……女神の広場まで戻れば、他の人もいるでしょうか。

そうね。
グレンさんの言うとおり、“彼ら”も既にこの舞台上に現れてるわ。その意味では条件は一緒。

でも、あれだけ自信過剰な物言いをするからには、ある程度の優位性を得ていると考えてもおかしくないわね。データの改造…システム介入…全て掌握したというなら、いわゆるチート行為はし放題だもの。

げ。俺だけ痛いってのは、ちょっと嫌だな。

―南区―

GMのいるはずのここに人がいないってことは・・・
そうだね。多分あそこに集まってるだろう。

急ごう。SUBGMあたりから、何らかの説明があるかもしれない。

［ケネスの言葉を受け、左手を指しながら］
いや、ログアウトできない、と連絡が来ている。
そしてさっき、こういう放送があってな…

［ＪＩＮ−ＲＯＨからの発言などをケネスに説明した］
と、言うわけだ。
これからどうしようか考えていたところでケネスの姿を見たので声をかけてみた。
…ケネス、と呼んでいいよな？
こっちの呼び方は任せる。

えーと、つまりはこういうことか？

JIN-RO　とやらは、この中にプレイヤーとして潜んでいる。
JIN-RO　とやらは、外からハッキングしている。

CCE社は、なにも出来ない？

んで、　JIN-RO　とやらをこの世界で殺せばいいってことで、JIN-RO　とやらが、俺たちを殺すのか？

PKできないってのも、解除されちまったってことか？

んー。いまいち判らん。

【NPCも消えてる。
悪趣味だ。

多分、試されるのは適応性。】

−−海岸−−
[シャーロットはぼんやり海岸を眺めていたが異様な空気,磁場に気付き、眉をひそめた。]
異様な磁場と妙な声は･･･ここまで聞こえてきたわ。
･･･JIN-RO？毎日人を殺していくって･･･。
テストとはいえ･･･ここで何を？
･･･他の人の居る場所に行かなくちゃ
[シャーロットは足早に中央区へ向かった。]

[デボラの近くに寄り、触る。
　どうやらもう電撃は流れないようだが、一向に動く気配がない]


・・・・・・ 明子？

[ヘルメットを外し、スタッフに確認を取る]

一体どうなったんだ？

『畑山さん、外部からのアクセスが一切不可能になってます！！
ローカルの管理コンソールも、全部です！！
そのＶＲも切断したらもう接続できないかも知れません！！』

……「極限までのリアリティー」。

[状況を整理している]

……つまり。

[自分の手の甲を、薄く強く噛んでみる]

[血が流れ、痛みがある]

……痛いわ。

［コーネリアスの説明を聞いて、唸る］

ケネスでいいぜ。こっちもコーネリアスって呼ばせてもらう。長ぇな。まあいいか。

……さっきの話はオレも聞いてたが、イベントだろ？
それに連絡って何だよ。それにオレには来てねぇぜ。

ん？　もしかして、左手に何かあるのか？

[自分の頬をつねっている]

うん。痛い。

[シャーロットは南区から中央区へ向かう途中で転んだ。]
痛い・・・！
・・・？
痛みが･･･。
この様子だと、死ぬときの苦痛が想像できないわ。

【適応すれば・・・良い方向にばかり働く、というわけでもないけどね。】

―中央区―

あぁ・・・いるね。

やぁ皆さん。どういう状況なんです？

『畑山さん、とりあえず新ＶＲ繋いだままこの状態はまずいです。救急車を呼びましたから、明子さんはとりあえず寝かせておいて、中井と連絡とって下さい』

だ、だけど・・・・・・

『お願いします』

・・・・・・ 分かった。

[デボラを抱え上げ、ベッドに寝かせる。その顔には意思が感じられない]

明子・・・・・・ 俺が何とかしてやる、大丈夫だ。

[アーノルド邸を出て、中央区の女神像に向かった]

[エッタの言葉に、少し考え込んだ]

クエストの時点…では、ないと思うわ。おそらく、それ以前…“トロイの木馬”方式よね。致命的な存在を内部に侵入させて、頃合を見計らって活動を開始させる。

PKできないのは初期設定で“PvPは拒否”の状態になってるからだけど、えぇっと……。

僧侶を呼ぶ傷じゃないだろ。
[苦笑している]

ん…長いと感じるならコーネ、と呼べばいいんじゃないか？
あと、左手の甲の部分を…
［ケネスに基本操作を教えた］
と、こうやって全体連絡を見るわけだ。
［ケネスの頭上を見て職業を確認する］
ケネスは魔法使いだから、魔法の設定なんかはチュートリアルがあると思うからそれを見てくれ。
で、これからどうすればいいと思う？

［おそるおそる手の甲をつねってみる］
痛い。
なんだか感覚が鋭くなってる気がする……。
疲れも倍増した気分。

［ヘンリエッタはへたり込んだまま起きあがれない。］

ん・・・君は確かギルバート・・・
そしてメイ・・・メイ、確か君は僧侶だったね？
ヒーリングは出来るかい？

あーもう。
正確に状況を把握している人は、この女神像にメモを張っていこう。
推測でものを考えても、さっぱり判らん。

【紛れも無い。感覚が今まで異常に過敏になっている。
パニックを呼ぶぞ。
このイベントは失敗だ。
テストそのものすら壊しかねないぞ。

でも、止めて欲しくないかもしれない。

・・・馬鹿な。】

[ギルバートは、無言のままゆっくりと周囲を見渡す。]

あの・・・・さっきの声は一体･･･？
それに、昨日まであまり感じなかった痛みの感覚がとても鋭敏に感じられるようになって･･･。
何かのイベントじゃないですよね？

―村中央区：女神像―

[周りを見回す]

ソフィー！！

ソフィーはいるか！？

─中央区─

…ああ、人がいるわ。
NPCの無人地域を抜けて来たから、ちょっとホッとする。
泣いちゃいそう。

[ギルバートに続いて、]

やっぱり、こっちでも＜あの＞アナウンスと……揺れが？

［仮想デバイスを見て、驚嘆している］

はーん、こんなんがあったのか……知らなかった。オレ魔法使いだったのか。そりゃ殴ってもバケモン倒せねぇわ。

……これからっつってもな。まあ、ホントにログアウト出来ねぇのか試してみるのもいいだろ。ゲーム側のハッタリかも知れねぇし。
オレは女神像のとこに行ってみるぜ。

ヒューバートさん、しばらくでした。
どういう状況です？
ちゃんと落ち着いていますか・・・皆。

ソフィーさん。
あなたは関係者ですか？
それともただの詳しい人？

おっと、初めての人・・・もいますよね。
私はギルバートです。よろしくお願いします。

[ギルバートはゆっくりとした調子で話した。]

[慌てて駆け寄りながら、]
どなたか、治療が必要な方がいるのですか？

[メイの返事を聞いてヒューバートは決意を固めた]
よし・・・ギルバート・・・
軽く俺の腕をその短剣で切ってくれ・・・

ん、そうだな、自分の目で確かめたわけではないからな。
って、あんた魔法使いで殴りあったのか…よくやるなぁ…。
じゃ、オレも女神像のところへ行ってみよう。
そこまで行って、ログアウトできなかったら今後どうするか、だな…。

ここ、『PvP可能区域』になってる……。ここでも戦えてしまうんだ。安全な地域はないということね……。

[キャラクター情報からは『PvPを拒否』の設定が消されていた]

あぁ、やっぱり、ね…。ある意味、当然かもしれないけど…。彼らの狙いは、これで完全に明確になったわね……。

ふー。
ログアウトできないなら、ここで寝ちゃうぜ。

[*女神像の脇の噴水の壁に寄りかかり座り込んだ*]

[アーノルドを見て]

……あなたが、GMさん？

おいおい、ヒューバート。何を始める気だ！？

【・・・落ち着けよ、俺。
追い詰められるのは苦手だ・・・。
そうしないためには・・・客観的でいることだ。
自分のことにすら。

胃痛がしてる気がする・・・くっ。お笑いだぜ。】

・・・・・・ 君は？

いや、ローズマリーさんだったね、僕がＧＭだ。

迷惑をかけてすまない、だけど混乱はしないで欲しい。
君達の安全はＣＣＥ社が約束する。

だな。じゃ、一緒に行くか。
なに、深く考えるなって。どうせ緊張感を出すためとかのハッタリだろ。気持ち悪くなったー、とかっていいながら女神像に触れれば帰れるって。
じゃ、道案内任せたぜ。オレ、西区から直で行く方法しらねえんだわ。

ヒューバートさん、一体何を……。

アーノルド……GM！
そっちの状況はどうなっているんですか？

[少し声を潜めて]
それと、馬場さんの容態は？　外部と連絡は取れました？

・・・いいのか。
軽く、だぞ。

メイ・・・魔法、ちゃんと使えるな？

ふぅ・・・短剣の扱いに慣れておいてよかった。

ん、任された…
［ケネスを伴って女神像の前にやってきた］
−中央広場、女神像前ー

［目の前の光景をみて困惑している］
…どうなっているんだ？いったい…
今、いったい何人いるんだ…？

ぐぁっ！
[ヒューバートが腕を押さえる　腕からは赤々とした血がボタボタと線を描いて地面に落ちてゆく]

なっ・・・なるほどね・・・・痛みも本物って・・・ワケだ･･･

[ヒューバートは腕を押さえつつ額に汗をかいている]
メイ・・・すまないが回復を頼む・・・

……魔法は、大丈夫だと思うわ。

[アーノルドに対し、強い非難を含んだ視線を送りながら]

そんな、型通りのセリフなど聞きたくは無いわ。

あなたは、今、わたし達に起こっている事を、どこまで把握してらっしゃるのかしら？　
全ての情報の開示を希望するわ。

・・・・・・中井か。

いや、意識を失ったままだ。
新ＶＲを装着したままだし、うかつに剥がしたくない。
しかし、ハッキングなんて・・・・・・

そう簡単にこのシステムがハッキングを受けるとは思えない。
お前もこれからどうなるか分からん。気をつけろ。

！！！
[ヒューバートから流れた血の量を見て*気を失った*]

[驚いてヒューバートとギルバートを見つめる]

……何てこと。

ヒューバード！......まったく、無茶するなー。

痛みも本物、か。やだね、こんなゲームは。

・・・大丈夫ですか。すみません、実験台にして。
本当にPKもできそうですね。

さて・・・説明していただけますか。

イベント、ないし実験だとしたら・・・悪趣味すぎる。
企業として葬り去られたくもないでしょう。
即刻中止してください。

アーノルドさん･･･。これは一体どうなってるんですか？
ログアウト出来ない･･･しかも痛みが鋭敏に感じられるし･･･。それに先ほどの声。
ハッキングされて、閉じ込められたと言うことですか？

[ローズの言葉にはっと皆の方に向き返る]

・・・・・・ 現在、ログアウト機能がまだ復旧していない。
皆には迷惑をかける。あとでＣＣＥ社からお詫びをさせて頂く。


あと、この数分で起きた事は全てこちらの手違いだ。
混乱せず、皆は今日は宿屋や住宅街の一室で休みを取って欲しい。

ヒューバートさん、待ってね……。

[ヒューバートの隣に膝をつき、メイは目を閉じた後、鮮血のしたたるヒューバートの腕に右手をかざした。]

［ギルバートがヒューバートを斬りつけるところを目撃し、面倒そうに首の骨をならす］

おーおー。
どうやら、シャレになってねぇんじゃねぇの？

……っけ。ちょっとおもしれぇじゃねぇか。JIN-ROHだっけか？　ハッカーさんよ。

慈悲深き方 全能の神よ 聖し御手を以ちて示したまえ
…血よ止まれ、痛みよ鎮まれ。

[目を開けて、呪文の効果を確かめる。]

…よかった。
ちゃんと、傷口がふさがっていく。

昼間より……血の量が多くなってるな。
……怪我の度合いもあるんだろうが。

［ヘンリエッタは素がでてきているのに気づかず話している］

おいおい……折角の休みを潰して参加したってのになんだよこりゃあ……。

【・・・はっ。
適応してやがるぜ・・・俺。

本当は、楽しいって思ってる。
観察を続けたいって思ってる。

すまない・・・。】

[ヒューバートの腕から血が流れるのを見て驚愕した]

ばかな！？

それほどの痛みを与えるようにフィードバックシステムを調整などしていない！！
それに血液だと！？ そんな機能は仕様書にすら無かったぞ！！

何かの手違いだ！！

[エッタの言葉に振り向く]

昼間より、多い？

少なかったとしても、血液は流れていたのか？


そんな馬鹿な！？

[アーノルドに]

……「手違い」ですって！？

外部からのシステムへの侵入、システムの制御権を奪われたこと。

それらを、認めないと言うの！？

・・・回復魔法で傷その物だけでなく痛みも全て消えるようだ
[ヒューバートは腕を動かしている]
[ヒューバートはタバコを出して火をつけた]

ふぅ・・・んでGMさんよ・・・コリャ一体どういうことだ？
まさかいくら無能なCCE社としても　こんな重要なシステム丸ごとハッキングされたなんて間抜けな事はいわねぇよな？
[ヒューバートは鋭い目でアーノルドを睨みながら静かな声で言った]

【一番適応してるのは・・・多分、ローズマリーだ。
あれは恐らく、心の中に否定がない。
すんなり状況を受け入れている。
ヒューバートは、心のどこかで否定したがってる。

・・・あれは多分、観察者だ。
そうあるように自分を向ける、意図の強い・・・第一者的な観察者。

・・・観察者としては、困ったさんだがな。】

手違い、手違い、っとさ。
さっきのは犯行声明じゃないの？ハッキングされてるんだったら元がどんな設定でも変えられてたらおしまいじゃん。

それとも、機能追加しないとそもそも起きえないようなプログラムだったってこと？

［ヘンリエッタはアーノルドの言葉に反応した］

仕様書にすらない？
あたしは昼間に怪我したとき血がでたぞ？
痛みも少しあった。

ログアウト出来ない私たちは･･･どうなるの？アーノルドさん。
まさかハッカーの言うなりに殺し合いを始めることになったりするの？少し転んだだけで痛むのに、ここで死んだら本当に死ぬのと同じぐらいの苦痛があるんじゃ･･･?

[参加者の言葉に]

今、全力で原因を調査中だ。
即座にシステムの制御を復旧し、テスターの皆を開放する。

本当に申し訳ないが、今日はこのままこの世界の布団で休んで欲しい。

[皆を説得するよう大きな声で促す]

[ヒューバートに頬笑んだ後、少し疲れた様子で、]
……なんだか、呪文を使うと疲れるみたいだね。これ、使えるだけ使ったら意識がなくなっちゃいそうな感じ。私は、これがはじめての呪文だったんだけど。

[言いかけて、アーノルドの反応に驚く。]

血も出ないはずだったの？
私、さっき海岸で砂浜の中の貝殻で指を切って血が出たよ…。確かに、リアルすぎて変だなって思ったんだけど。

まさか。
……本当に死。

［ケネスは遠めの距離から叫んで、皆に呼びかけた］

おーい。てめぇら。
なんか取り込み中のとこ悪いけど、オレらにも分かるよう説明してくれよ。
こっちは寝て起きたばっかなんだ。たぁくよ。

…取り合えず引いたほうがよさそうだな。
ここで彼を問い詰めても何も得るものがなさそうだからな…
明日、ちゃんと話を聞こう。
それじゃ、オレはここで失礼させてもらう…
［そういうと*宿屋に戻っていった*］

最初は、血は流れませんでしたね。
感覚は、徐々に強まりました。

・・・本当に・・・イベントでも実験でもないんですね。

(静かな声で)・・・嘘だとしたら、許さない。関係者一同、面を上げて歩けないようにしてやる。

【社会調査は・・・報道的暴露を含まない。
しかし・・・そうできるだけの力はある。
トラブルは呼ぶがね。】

気付くのが・・・遅きに失したようですね。

【落ち着けよ、俺・・・。地を出すな。追い詰められる。】

[ヒューバートに倣い、煙草を咥えて火を点ける。]

・・・ふん
想定外の事が起こってもその場凌ぎ
プレイヤーに明確な情報は教えない

良いやり方だな　CCE社の犬さんよ・・・

[ヒューバートはアーノルドを一瞥してから全員の方を見た]
・・・とりあえずココで騒いでも仕方がない
とりあえず全員で宿屋のほうに移動する事にしないか？
腰をすえて話した方が良いだろう・・・

......はぁ。

[トビーは溜息をつくと、無言のまま軽く両手を挙げて見せた。呆れているようだ]

わかった、今日は休むよ。......グレンが季節してるなー。部屋まで運んだ方がいいかな？
誰か、手伝ってくれない？

原因について推測することはいくらでも出来るけれど、それこそ幾通りもの可能性がありすぎて、現時点でははっきりしたことは言いようがないと思うわ。

ただ、皆もテスト開始前に説明されたんだと思うけど、リアルの方の肉体は常時モニターされてるはずよね。少なくとも、今ここで彼らがあたし達全員をどうにかする、って言うんじゃない限り、一旦は様子を見てもいいんじゃないかしら。

ゲームの外部でも、対応はきっとされてると思うのよ。

…それとも、そんな悠長なことは言っていられない？

［ヘンリエッタは急に地面に手をついた。力が限界に近づいていくのを感じている。］

だめだ……子供のキャラだからか……疲労がたまりやすい。
さっきより疲労感覚が増してる……。

今日はみんなここに集まったまま野宿かね？グレンのヤツも目を回しちまってるし……全員固まってたほうがJIN-ROとやらもPKしづらい気もする。
誰がそうかはわからねえが……回復したらあたしがやっつけてやる！
今日はもうとりあえず……ねみい……
*ヘンリエッタは女神像に寄りかかるように倒れ込んだ*

だめだ、また舌が回ってない。きぜつ。グレンが気絶してる。

【落ち着け自分、こんなめちゃくちゃな状況だけど、落ち着け】

【・・・様々な反応があるな。
あぁ・・・くそ。

第三者的視点で見れば自分をすら面白がってしまうし・・・
第一者的視点に立てば追い詰められてしまうだろう。

・・・鳥になりたい。】

･･･打つ手が今のところない、って言ってるのと同じですね･･･。
今日は休ませて貰うわ。
宿は･･･あっちだったわね。
[シャーロットは皆に一礼すると西区の宿へ*向かった*]

あちゃ、エッタもこんな所で寝ちゃったよ。誰かエッタも頼むね。

[トビーはグレンを宿屋まで*ずるずると引きずっていった*]

あ、トビー君…
じゃあエッタちゃんは私が運ぶわ。

[ヘンリエッタを抱え上げ、宿屋へと向かった]

[倒れ込むヘンリエッタに気がついて、]

ヘンリエッタちゃん…かな？
…この子も服装からすると魔法使い。
魔法を使うと精神的疲労もフィードバック…。
そうだね、ギルバートさん。

［ソフィーに近寄り、呼びかける］

なあ、あんた。聞いてると、ちょっと訳知りみてぇじゃね？
ちょっと聞いていいかい？

OKトビー　グレンは俺が運ぼう
トビーはあの嬢ちゃんを運んでもらえるか?

[ヘンリエッタの方に目をやる]
(ﾎﾞｿﾎﾞｿ
　　トビー話がある　後で２人で話せるか？)

[トビーが引きずっているグレンを担いだ]
[メイの方へ目をやり　あいてる方の手を頭にぽんとのせた]

君も、さあ休んでくれ。

[そうギルバートに促した]

…ん。
じゃあ、私も宿屋に移動するわ。
どうしようもないもの……。

ちゃんと、ここから出られるのかな…。
なんて、今だれにも聞けないよね。

[疲労を訴えるエッタとメイを見て]

……そうね。今日はもう休むべきだわ。
皆で一緒に居られれば、ひとまずは安全でしょう。

「彼ら」は恐らく、「彼ら」なりの「ルール」を定め、それを守って行動しようとしている。それが、先ほどの犯行声明に見て取れる「彼ら」の一番の特長ね。おそらく、それを破る事は無いでしょう。破るつもりなら、そもそもあのような提案をする必要は無い。

そうでなければ……システム全体がハッキングされたのであれば、「彼ら」がわたし達に情報を与える必要などないのだから。わたしたちと「彼ら」は、対等では無いものね。わたしたちは、既に「彼ら」に「支配」されているんだもの。

「彼ら」は、この状況を面白がっている。
その可能性が高いと考えられるわね。

ヒューバートさん、ありがとう。

ん…。何かしら？

[ヘンリエッタを抱き直し、ケネスの問いに向き直った]

[ギルバートを見つめている。彼の持つある種の「不安定さ」を、敏感に感じ取っているようだ]

[ため息をつき、目を伏せる]

……わたしも、休ませて貰おうかしら。

えぇ、と・・・。他に運ばなければいけない人はいませんか。

は、は。
[苦笑する。]

メイ、大丈夫ですか。

よし、突っ立っていても体力を消耗する。
さっさと移動しましょうか。

メイ、負担をかけて済まなかったな
君のお陰で怪我も治ったし現状の把握も出来た

・・・ありがとう
[ヒューバートは再びタバコをくわえつつ微笑んだ]

なぁに、きっと助かるさ
闇の向こうには光がある、トンネルはいつか必ず抜けるって相場はきまってんだ。な？

[そう言うとヒューバートは宿屋のほうに歩いて行った]

ああ、誤解すんなよ。その嬢ちゃんはあんたが運んでくれ。あんた戦士なんだろ？　オレは魔術師なんだ。力はねぇ。

でだな、聞きたいんだが……あんた、このゲーム会社の人間だろ？
この不始末で、どうやらオレらがやばいってことは分かったがね。
あんたらの会社で、責任ってのはとれんのかい？

[ギルバートの言葉にメイもゆっくりと足を動かしはじめる。自分をさりげなく励ました後、先に歩いていったヒューバートの後ろ姿に、小さく笑顔を返した。]

うん。システム側の人もいっぱいついてるから安全だって、元々聞いてたんだし、光のない闇はない。そして、明けない夜はない…はずだよ…ね。

[メイは宿屋へ向かった。]

【笑いが・・・こみ上げてくるな。
ローズマリー、あんたは偉い。
大した推論だ・・・。
誰だって考える事だがね。

俺が何か考え込むのも、気付いてるかもな。
あーあー。くそ。気を付けねぇとな。

俺はある意味、同類だ。
第三者的であろうとはしているが・・・観察者の視点を持つ。

・・・一番先頭に立ってるつもりなんだろう。
正しい考察をしてるつもりなんだろう。
適応して。

ただな。その適応と考察は相反する。
何故、皆と一緒が安全なのか・・・俺には分からないな。
彼女の言う支配者が・・・PKを推奨しているのに？

・・・あれでも、一応慌てているのかね。】

―西区宿屋―
NPCも消えちまったから適当に部屋に転がしとくかな･･･
[ヒューバートはグレンを適当な部屋のベッドの上に降ろして部屋を出た]

さてと・・・もう今晩は遅いな・・・
トビーと話がしたかったが明日で良いだろう

俺も適当な部屋で寝かせてもらうとするかな
[ヒューバートは適当な部屋に入り　荷物を降ろしてベッドの上に*寝転がった*]

そうですね…。いくつか順を追って話さなければいけませんね。

まず、ケネスさんの推測どおり、あたしはCCE社の人間です。といっても、契約社員ですけど。

そして率直に言って、現状が安全であるとはあたし自身、あまり思えませんね。社内試験で安全性が確認されていない部分まで、ハッカーたちはセッティングをシフトさせているように感じられます。

責任問題は当然出てくるでしょう。各方面での管理問題に発展するのは間違いないでしょうしね。
ただ、その辺りをどう処理するのかについては……あたしから何か言っても、全くの推測にしかならないので言いようが無いですよ。

―西区：宿屋―

よし、お疲れ様。
できればここにいない人も探して歩きたいですが・・・
まぁ、しょうがないでしょう。

宿屋のNPCもいないけど・・・地べたに寝るよりはましでしょうね。

せめて、良い夢を。

―西区　宿屋―

……疲れたわ。

[ベッドに倒れこみ、直ぐに*安らかな寝息をたてるはじめた*]

【今回の出来事・・・
あの音声が言ったことは全て本当だろう

あのCCE社がこんな一つ間違えば世論の大反感を買うイベントなんて企画するはずがない

なにより・・・
あの傷みは本物だった・・・

真剣な命をかけたPｖP・・・か・・・
ククク・・・ハッハッハッハッハッ！
今まで散々PKをしながら思ったことじゃないか！
真剣勝負のPKをしたいってな！
望む所だ･･･お前らのゲームに乗ってやるよ・・・
そして乗った上で･･･俺は勝つ！】

じゃ、私はこの部屋を使わせてもらいますので。

[ギルバートはそう言い残すと、部屋に入る。]

・・・はぁっ。

[椅子に座り込む。]

俺もちょっと・・・考えてみようか。

・・・違和感ばかりが鼻をつく。

─西区宿屋─

ここもNPCがいないんだ…。

[一瞬表情を曇らせかけて、気を取り直して]
うん、もう１回ヒューバートさんにお礼を言ってから寝ようかな。さっき、頭にぽんってしてくれたから、ちょっと落ちつけた気がする。

んー。まあ、言ってることは良くわからねぇな。
だがまあ、おたくの会社に責任があるってーのは、何となく分かるぜ。まあ、オレとしちゃあ、会社の誰が責任負おうが問題ねぇ。

問題は、会社に責任があるかどうか、あんたはそれを認めてくれるかどうか？　あんたはどう答えてくれる？

さっきはありがとうございました。
……あの、おやすみなさい。

[メイはそれだけを言うと、ヒューバートの返事を待たずに自分用の部屋に戻り、*ベットに潜り込んだ。*]

一応、「各方面での管理問題に発展するのは間違いないでしょう」って言ったと思うんですが…。これは個人的な見解でもありますし、社員として答えられる限度でもありますね。

それに、最終的に責任能力を認定するのは裁判所の役割ですよ。訴訟に発展した場合、ですけどね。和解なりなんなりということであれば、社の弁護士が対応するでしょう。

[ヒューバートはメイの声とドアの前から離れていく足音を聞いた]

・・・ああ、おやすみ

【・・・律儀な子だ
だが・・・嫌いではないな・・・】

[ヒューバートは心の中で呟いてから再び目を閉じた]

[目を瞑る。声が聞こえる。
やはり・・・神経はより過敏になっているようだ。
内容は分からない。メイの声のようだった。

しばらく頭が空になるが、やがて再び考え始める。]

【おかしいじゃないか。
この危険は予測できたはずだ。
CCEは無言だった。無策だった。そうとでも言うのか。
馬鹿な。そんな事があるはずがない。
これが本当にそういった危機なら、語られ、対策され、対抗されるはずだ。
ありえないだろう。こんな状況は。
この中にいても何も解決できない。
かと言って外にも出られない。
「外にいる」連中は俺たちの味方か？
俺たちを救ってくれるか？
・・・好奇心だけで動くものじゃないな。くそ。

額面どおりに受け取るなら、一番分からないのは・・・クラッカーが、何をしたいかだけどな。】

［首を傾げるソフィーを見て、少し考える］
【この嬢ちゃんは、駄目か……まだ一人それっぽいのがいたし……急ぐこともねぇし、明日にするか】

……いや、悪かった。何、少し聞きたかったもんでよ。
オレも混乱してらぁな。

まあ……要するにだ。JIN-ROHってやつを倒せばいいんだろ？
ただ、それからのことが気になったんだよ。こんな腐ったことやるJIN-ROHを野放しにしちゃいけねぇよな。
あんたらは奴らを捕まえる責任があるって……それだけを言いたかったんだよ。うん。

【本番は明日・・・になるのか？だ。
パニックに陥るものも現れるかもしれない。
愉快犯ならクラッカーの思う壺なんだがな。】

[少し笑って、すぐに無表情になると、ため息を吐く。]

はぁ・・・。

【それと、そうだ・・・。PKに走るものは現れるか？

・・・馬鹿な。
本当にクラッカーの仲間がいるか？
律儀にクラッカーの仲間を紛れ込ませておく必要があるのか？
俺たちが殺し合うのを見てPCの画面を見つめてげらげら笑っているだけかもしれないのに？
ただ、問題は、我々を毎日一人強制ログアウトさせる、と件のクラッカーが宣言している事・・・。

むしろ・・・。「現実」で対策が打たれないとは考えづらい。
指をくわえて見ているのも・・・現状、俺としてはいいな。】

・・・眠ろう。埒があかない。

[ギルバートは、*ベッドに倒れこんだ。*]

……ケネスさん。それは違うわ。

「あんたらは」じゃないの。「俺たち全員には」って言うところよ、そこは。こうなった以上、あたしたちは一蓮托生なんだから。この中に潜んでる犯人を見つけ出すことが、互いに互いを助けることになるのよ。

……ん〜〜〜、もしケネスさんがJIN-ROHの一員なら、そーでもないかもしれないけどね？(笑)

さてと。それじゃ、この辺りであたしも休むね。
じゃ、また明日♪

―宿屋の一室―
[ソフィーは、抱きかかえてきたヘンリエッタをベッドに降ろした。ライトアーマーを外して、衣服を寝間着に着替えた]

……ふぅ。こういった手触りだけでもあるのはいいものね。匂いとか汚れとか、そーゆーのがあんまりあるのは困るけど。

んー、どうしよっかな。このまま寝ちゃうかなー。
一応ちょっと心配だし、一緒に寝させてもらおうっと。

[ソフィーはヘンリエッタの眠る横に潜り込んで、*眠りに付いた*]

［ソフィーを見送って、ため息をつく］

そういうことじゃねぇ、って。
JIN-ROHどもぶっ殺すなり、ゲーム会社が裏から何とかしたりして、オレらがここから出た後のことを言ってるんだよ。

オレらには、この世界のJIN-ROHを倒す必要がある……だが、お前らには、リアルの世界のJIN-ROHを捕まえる責任がある。少なくとも、ここにいる被害者の分だけはな。

ま、オレには別にそっちには関心ねぇけど……やっぱ、あの嬢ちゃんは駄目だわ。ああいうのとは、オレが汚い話はしたくねぇ。
アーノルド……だっけ？　あいつに話すかね。JIN-ROHどもぶっ殺して元の世界に戻った後の責任……慰謝料の話は。

さてと。オレも宿屋に帰るかね。
しかし、なんだ。こうして暗い場所に一人で居ると、恐いねぇ……今にも殺されるんじゃねぇかってな。ハハハッ。
あーあ、これからどうなるのかね。


なあ、女神さんよ？

［女神像に問いを投げ、そのままきびすを返す］
［*ケネスは肺の引きつったような笑いを堪えながら、宿屋へと戻った*］