お嬢様 ヘンリエッタ >>1715 空の上は…無いんですのね。 | |
(1726)2005/05/21 22:40:22 |
吟遊詩人 コーネリアス >>1728 頼む…っつわれても… おーしじゃあ大急ぎだ。 新郎ラッセル。 汝,その健やかなる時も,病める時も,これを愛し, これを敬い,これを慰め,これを助け,その命の限り, 固く節操を守らんことを誓うか。 新婦、シャーロット。 汝,その健やかなる時も,病める時も,これを愛し, これを敬い,これを慰め,これを助け,その命の限り, 固く節操を守らんことを誓うか。 (マッハ元に戻したのに!暗記しちまったよ!(笑)) | |
(1734)2005/05/21 22:43:17 |
学生 メイ >>1754 ここまできたらコーちゃんで! | |
(1758)2005/05/21 22:50:37 |
書生 ハーヴェイ ――遥かなる時の彼方。 まだ、神々がその姿を地上に現していた頃。 その男は、女神フレイアに仕える娘と恋に落ちた。 共に時を過ごし、言葉を重ね、触れ合い、その仲を深めて行った。 やがて、彼はその娘を妻とするべく、フレイアに申し入れた。 だが、フレイアは娘がその許を離れる事を許さなかった。 諦めず、幾度か彼は女神の許に出向いて申し入れた。 しかし、フレイアの答えは変わらなかった。 失意の中、それでも諦める事の出来ぬ彼に近寄る者があった。 ――邪悪にして気紛れなる神、ロキ。 ロキは彼に言ったのだ。 女神イドゥンの管理する黄金の林檎を盗み出す事が出来たならば、娘を彼の妻とできるよう力を貸してやろう、と。 | |
(1796)2005/05/21 22:56:33 |
書生 ハーヴェイ 彼は迷いながらもロキの言葉を信じ、イドゥンの許へと忍び込んだ。 辺りを見計らい、その木の下に辿り着く。そして、その実を手にした。 神々がその若々しさを保つために食するというその林檎を。 そして、立ち去ろうとする彼を、しかし、見とがめるものが居た。 それは、女神フレイアであった。 彼は知らずに居た。 フレイアがここを訪れる事をロキは知っていた事を。 フレイアは彼に何ゆえに黄金の林檎を欲したのかと問うた。 観念し、全てを告げた彼に、その咎への罰を言い渡した。 ひとつ。彼を放逐する事。 ひとつ。娘を放逐する事。 ひとつ。彼と娘に終わらぬ命を与える事。 ひとつ。娘の記憶を消し去る事。 フレイアの告げたその罰を聞き、疑問に思った彼は聞いた。 終わらぬ命は罰となるのか、と。 それは身を持って知ることとなるでしょう――フレイアは彼にそう答えた。 それが、放浪の始まりだった。 | |
(1797)2005/05/21 22:56:41 |
書生 ハーヴェイ ……そして、幾星霜。 当て所なく、ただ、求め続け、探し続けた。 果てし無き放浪の中、時は彼の心を磨り減らしていった。 そう、彼は終わらぬ生の意味を、正しく身を持って知って行った。 そして――巡り会ったのだった。 果てしなく捜し求めた、その真っ直ぐな瞳の娘に。 ――女神フレイアは言った。 お前に黄金の林檎を与えましょう。娘を探し出し、それを与えた時にこそ、お前の罪を許しましょう、と。 再び巡り会った娘は、しかし、林檎を口にする事を選ばなかった。 彼は、しかし、それでも良かった。 とうに息絶えていたと思えていた彼の心に、年経た亡霊であっただけの彼に息吹を吹き込んだのは、遠い思い出ではなく、ここにこうしてあるこの娘だたのだから。 | |
(1798)2005/05/21 22:56:46 |