人狼審問

朝が……来たのですね……。

[シャーロットとヘンリエッタと自分しかいない空間。
たくさんの人の血が流されたホール。
ぼんやりと目を瞑ると、ここ数日間の沢山のことが映画のように展開していく。]

くす……。……神様。教義的死を選んだも同然のわたくしの願いを……ひとつだけ叶えてください。

[小さな声で呟き、胸の前で手を組んで瞳をゆっくりと閉じる。この島でメイやヘンリエッタと言葉を使わずに会話したように、「伝えよう」と心の中で語りかける。

牧師さま。
……わたくしは、恨んでませんわ。憎んでも、おりません。……母と父を殺した牧師さまのことを。

ねぇ、牧師さま。なぜ、「あの時」、わたくしを撃たなかったんですしょうか。
母と父のことへの罪滅ぼしでしょうか？
……きっと牧師さまは笑って誤魔化されるんでしょうね。
「あの時」ばかりでなく……、昨日もわたくしを殺さずに守って頂いたこと……、わたくしは人狼なのに。
……わたくしには、どうしてなのかやっぱり理解できませんわ。

ですけど、二度も守っていただいた想い、忘れませんわ、……「ルーサーさん」。]

……ありがとうございます、ルーサーさん。

[ステラは目を開き、力なくふっと笑った。]

さて、そろそろ動かなければな……。
船が着くとしたら、東の港か？

[……前々日ならばテレビがおぞましい放送をスタートさせていた時刻になった事を確認すると、シャーロットは、静かに集会所のソファから立ち上がった。ステラ、ヘンリエッタの姿は今はどこにも見あたらない。]

………さようなら。

[シャーロットは、腐敗しかけたギルバートの右腕に、愛撫するようにやさしく最後の口づけをした。]

[集会所の入り口を見下ろしてギリギリの距離で佇む。
シャーロットは、左手に握ったMk.2のピンを口で引き抜くと、内部へ向かって放り投げた。投下後、ほどなくして一度目の爆発。シャーロットが丘を下りきった頃に何かに引火したかのように、二度目の爆発音が響いた。
シャーロットたちが９日間を過ごした白い石造りの建物が、崩れ落ち廃墟と化す。昨日のうちにあらかた燃え尽きた森には、まだチロチロと小さな炎がくすぶっていた。]

[東の港に一隻の小さな客船が停泊している。
６人ほどの兵士に囲まれて、シャーロットが頷く。]

ええ、確かに生き残った人間は私１人だけよ……。

[ちらりと意味ありげに後ろを振り返った後、シャーロットは口元にかすかな笑みを浮かべて船に乗り込んだ。背後でなにかがうごめいたが、それに気付く者はなく……船はほどなく出港した。]

[満月が南の空に上り詰め、
……赤く狂おしい光で船を照らし出す。]

[波に揺られてどれくらいかの時間が過ぎた。]

……船がとまった？

[シャーロットがいぶかしんでそっと窓をのぞくと、船がどことも知れない港に停泊していることが分かった。]

【船が港に入り、エンジン音が停止したことを確かめると、ヘンリエッタは船倉から飛び出した。滴る血液のような月光に照らされて、その姿は獣の力を解放させている。】

【甲板に向かって疾走しながら、ヘンリエッタは視界に入る船員を一人、二人と薙ぎ飛ばした。発砲する暇も与えなかった。二つ目の船員の首を抱えて血を啜り、一直線に甲板へ躍り出た。】

[ヘンリエッタのあとに続いて船倉を出る。狂いそうなほど月の光に照らされ、血がざわざわと騒ぎ出す。ステラは唇をかみ締め、衝動をどうにか抑えた。]

【甲板には、今まさに船を下りようとしているシャーロットの姿があった。その周囲を、四人の兵士が取り囲んでいる。彼らとの距離があることを見て取ると、ヘンリエッタは隼マルケスを兵士達に向かって降下させた。】

[すでに人ではなく物に成り下がった、ここ数日間で見飽きた光景を一瞥し、そのまま進み続ける。
月光に照らされた海面と、陸が別世界のようでステラは目を細めた。]

【隼マルケスに気を取られた兵士の間隙を突いて、ヘンリエッタは一気に距離を詰めた。走り込んだ勢いをそのままに、手近の二人を右腕で薙ぎ倒し、左手に抜いたスチェッキンＡＰＳで残り二人を撃ち倒した。】

さて、ようやく終わりだな。
私は家に戻り、この力を使って家名を再興させる。
私は、神に選ばれた。
この力に、できないことはない……。

シャーロット。
私たちと共に歩く覚悟があるならば、ついてこい。

それとも、他に望みがあるか？

………私の望みは。

【船上の異変に気付いたのか、港湾施設から数人の兵士が姿を現した。その手には突撃銃が握られている。ヘンリエッタはスチェッキンの弾倉にカートリッジを詰め直すと、無表情にシャーロットを見下ろした。】

私の望みは、生きたまま人狼に喰われること。

………ヘンリエッタさん、あなたに。

私たちと共に行く気はないんだな？

……共に。
共に行くには、色々失いすぎました。

……だから。

[シャーロットが、月の光を浴びても変わらずなおも美しく輝いてステラの瞳に映った。
いくら美しく映ろうとも、人間であるという事実を羨望しなくなった自分にふっと苦笑し、シャーロットをまっすぐに見つめた。]

……残念です。

……私を喰らい殺してください。

そうか……。
では、望みどおりにしてやろう。

【差し出されたシャーロットの手を右腕でつかむと、ヘンリエッタは力任せに引き寄せた。バランスを崩して倒れかけたシャーロットの胸にヘンリエッタの左腕が突き立てられ、夥しい血を撒き散らしながら背中まで貫かれた。赤黒くぬめるその左手には、シャーロットの心臓が握られていた。】

[ステラはヘンリエッタの左手をうっとりと見つめ、くす、と小さく笑った。]

今回は生き残れなかったな、シャーロット。
私と同じ島に送られてしまったことを恨むんだな……。

シャーロットさん、とても、幸せそうでしたわね。
……素敵な笑顔でしたわ。

[……ヘンリエッタが左手を抜くと、シャーロットは笑みを浮かべた口唇から血を吐き、ゆっくりと後ろに倒れ、そして息絶えた。……とても、幸福そうに。]

【ヘンリエッタはシャーロットの心臓を口に入れると、咀嚼しながら微笑んだ。その微笑は、ステラだけに向けられたものだった。】

さて、行くか。ステラ。
まさか、お前までもが私についてこないとは言わないな？

[ヘンリエッタの笑みに暖かいものがこみ上げ、涙が出そうになりながら、微笑み返した。]

そんなこと、言うはずありませんわ。
……ヘンリエッタさんに、ついていかせてください……、これからもずっと。

では私と共に歩め、ステラ。
この、呪わしくも誇り高き獣の道をな……。

【ヘンリエッタは、群がってくる兵士に手榴弾を放り投げた。人形のようにバラバラに吹き飛ぶ兵士達の姿を見下ろしながら、ヘンリエッタはステラと共に悠々とタラップを降りていった。】

さぁ、この力がどれほどのものか……。
見せてみろ、神よ。

【大地に降り立ったヘンリエッタの喉から、大気を震わせる遠吠えが伸びた。それはどこまでも遠く届いて、夜を恐怖に染め替えるのだった──。】

９日間、お疲れさま＆ありがとうございました！

本編＜完＞となりましたので、
もうしゃべっても大丈夫です〜

お疲れ様でした〜！！

お疲れさま＋ありがとーございましたー。

いぇー！お疲れ様でしたー！

みなさん、お疲れ様でした、最後まで突っ走った悪役ルーサーです。

とりあえず・・・
「ギルバート、今日が君の命日だ」
[そういうと懐から銃を取り出し、６発全弾叩き込む]

お疲れ様〜

ルーサーさん設定しっかりいかせなくてほんとごめんなさい。

なんだよエッタ、お約束じゃないか。HAHAHA。

ギルバートさんの女の敵〜。

あー、ステラ、かまわないよ。
私が生存している前提での設定だから、約に立たなくて当然(笑

｜_･)

まあ、基本はこれでw

お疲れ様でしたー！！

みんな、お疲れ様っ！
メイはば頑張ったよっ！

おつかれさま〜〜〜!!

えーと、とりあえず。

｜_･)｡o(お疲れさま〜)

まー、本気の話をしよう。
ギルバート、よく生きていたなぁ。
私の中の処刑リストで他の人間のポイントを３倍近く引き離してトップだったんだけどなぁ。
最初、結社員ＣＯしたときに殺そうかな、って思って、翌日セシリア死んだ時に「今日ギルバート殺すかー」って思ってたのは本当の話だｗ

ギルバート大人気だな。

>>51
ちょっとあんまりにもあれはなぁと思って凹んだ。


ふっ。初ハリセンアクションはあたしのもの。
ふふふ……。

どうして結社なのに殺すリストトップなのか…

はっ！そうだ。ギルになんか構ってられない！！

[ルーサーは拳銃を取り出し、ギルバートに向けて射撃した]
この文章、毎日書いて、投稿する直前にトビーやラッセルが奮戦したから、投稿しそこねて、処刑ししこねたら人狼に襲撃されていたよ(笑

てゆーか、ＲＰ村は結社員を吊るのが醍醐味。

おお、ミッキー。よしよし。
ブタなんて言って悪かったなあ。

結社RPではなく、RPを利用した結社詐称だと自分に言い聞かせていたのに……。

なんか終わったと思うと、ぼやーんってしちゃいます。
ぷは

ウェンディありがとー。不甲斐無い兄ですまんかった。

[カミーラは容赦なくマンジローの背中を鞭打ち、剥き出しになったマンジローの背中には真赤な筋が無数に浮き上がった。]

>>64
ギルなら楽々かわす……ハズ

だってルーサーは「女見捨てて逃げる人間に人権認めてない」からねぇ。
元々ＲＰ村で勝敗なんてまるで気にしてないから、キャラ思考で殺すべき相手を殺す気だったんだけど(笑

>>68
同じく。

とりあえず、マンジロー、クインジー、ルーサーにお礼。んで、シャーロットにもお礼。それからそれから… 皆さんにお礼。

いやほんと、疲れたけど楽しい毎日でした (^ ^)

あー、俺も真面目な話をすると…だ。
エッタ＆ステラは、もうちょい動き回って欲しかった。

人狼の方が、情報多いんだからエンタメ精神を発揮しようぜい。

まずは、勝手に従弟になってゴメンなさいっ。
それにしても、あの結社員COは結構キツいものがありました（笑

「全員に人狼の可能性がある」のに、何でミッキーが人間だとギルバートの父親が知っているのか･･･とか考えてたら従弟になるくらいしか無くて・・。

結社員COについては完全に相方任せにするつもりだったので、結果的にお兄ちゃんになって貰うしかなかったです（笑

ブタについてはわざとそう呼ばれるようにしてたので、むしろありがたかったですっ。

メイは最初ミッキー殺そうとしてたんだよ！
なのにミッキーの部屋に入っていくから目撃されたら面倒だからセシリアにしたんだよ！
守護殺しの原因はギルバートなんだよ！
ぷんぷん！

マンジローとの決戦を希望されてなければ、ギルがリック殺した日のルーサーは
「ギルバート、私が君を殺す、ゆえに君の死は絶対だ。
そこの女にすがるもよし、逃げるもよし。
だが私が決めた以上、生き残る術はない、そう思え」
と言い切るつもりだった(笑

ほんと、ギルバートは運がよかったなぁ…

週末のＯＦＦのせいで、気が抜けてしまった。
ま、もともと私はアクション以外する気なかったしな。

なんか序盤からやたらと自分の名前が襲撃先に挙がってて、ログ読んでてどきどきしちゃいましたw

というか、メイにあんなに嫌われてるなんて…w

ヘンリエッタは誰も絡んでこなかったからしょうがないんじゃないかな？
メイはラッセル・リック・ウェンディとの絡みがあったので最後シャーロットに突っ込んじゃったけど。

あーそれから、引きずって悪いけど、そんなに俺は死にそうもない＆死にたがらないに見えたかね？

>>80
13〜18歳でなんであんなエロエロなのよっ！(笑

まさかこんなルールになるとは思ってなくてもう動かしにくくてたまんなかったから許してとしか言えない。（汗）
ま、もともとあたしは恋愛ＲＰ以外する気なかったしな。


う、嘘です！　嘘です！！！　ごめんなさい！

私も独り言ネタの途中で襲撃されたら、どうしようかなあって思ってましたね〜。

後、ロッテは気がついたらギルしかしゃべる人がいなくて、焦った！

>>76
かなり無理がある、、と思いながらも、RPでのCOに挑戦してみたかったので、あんな感じになりました…。
合わせてくれてありがとうです。

>>77
赤ログ見てると、明らかにセシリア死んだのは自分のせいだねえ。でもあの辺りの白ログと赤ログのシンクロ具合が好き。
リボンの話とか、いい感じに絡めた。

ステラは、よく生き残ったな。しかし……。

その頃って、一番溜まってる時期じゃないかな? w >> 83

まさかエッタまで人狼だとは思わなかったなぁ…。
でも不思議とステラは人狼だと思っていたから不思議ｗ

2日目のルール改変で一気に楽しくなったような。
あれはよかったですね。

あのリボンには焦ったな。なにしろ本当に人狼なので。
シャーロットも赤いリボンを付けていることなんぞ、すっかり失念していた。

>>78
はは、そんなに狙われてるとは露知らず…。
獣と化していましたとも！！

>>84
濡れ場やりたかった〜。って言ってきたくせに〜

>>83

性欲剥き出しの時期だと思うんだが…(w

>>89
確かにルール改変は良かったね (^ ^)

元々、怪我はさせてもいいって話だったんだけど、やっぱり殺しちゃいけないって言われりゃ戦闘自体しないもんねぇ。

>>87　
あたしも疑問。エッタが守ってくれたことが大きかったけどね。ありがと。
あ、で、観戦者の一人から質問を預かってるよー。
なんでヘンリエッタはステラと行動したの？　って。

>>89

どうして（涙）

最初から「中盤になったら壊れよう！」と思ってたので、ちゃんと壊れる事が出来たのでその辺りはギルに本当感謝です。
それにしてもミッキーは何度襲撃を回避してるんだろう・・。

途中でロッテは人狼だと思ってましたねー。
ギルと一緒に居たのは人狼の子供を生む為？とか推理していたものの、全然大ハズレでした。

毎日盛られてるとメイ的にはラッセルとはそんな関係になってないしストレス溜まるんだよっ！
ぷんぷん

>マンジロー
うーん、私には
「マンジローを殺せる立場の人間がいなかった」が正しい気もしますけどね。
多分ＲＰというものの解釈の違いではないかと。
ＲＰ的にマンジローを見下ろす発言をしたせいで、私がマンジローに対して策が使えなくなった、という間抜けな話が。
あの日、ルーサーは死ぬ気マンマンで広場に行きましたよ。
策なんてなーんもなかったですから。

>>91　個人的にはハーヴェイと一番したかったんだけどね。

>>96　激しく同意ー。

ステラと行動した理由？
そんなの、人狼だからに決まってるだろうに。
私が守らないと、あっけなく死にそうだったしな。

おにいちゃーん、さっさと食べられちゃってゴメンよー。

←ミッキーに癒されていた人

>>96
そこで自分もその気になって、ラッセルを押し倒せばよかったのに…w