逃亡者 カミーラ [カミーラは、ここに来てから一度も風呂に入っていないことに気付いた。酷く臭う訳ではないが、汗と唾液の染み込んだ体からは独特の臭気が感じられる。彼女はしばらく考えた後、シャツとズボンだけ身に付けた。] ちょっと、体をきれいにしてくる… [マンジローに軽くキスをしてからそう言うと、カミーラはタオルとバッグを持って建物の外に出た。建物の裏手に回ると、そこにはシャワールームがある。初日に彼女自身が水の出ないことを確認して以来、誰も訪れていない場所だ。彼女はそこに荷物を置くと、足元のバケツを持って一旦建物に戻り、水を汲んで戻ってきた。] シャワーは出ないけど、ここなら水はいくらこぼしてもいいからさ… [彼女は手早く服を脱いで壁にかけると、たっぷり水を含ませたタオルで体を拭いていった…] | |
(20)2005/05/14 16:59:14 |
村長の娘 シャーロット [シャーロットは、昨夜ギルバートと過ごした寝室で発見した、コードの一部を無意識にクルクルと回した。] あれだけの監視カメラを配備するからには、この島のどこかに発電所があるはずだと思うのだけど……。最初に灯台にのぼった時は、それらしき建物は見当たらなかった。ならば、建物が複数あるこの南部集落付近に隠れている…と思ったのは、勘違いだったのかしら。 [シャーロットは、今朝、水を汲みに出た時にみたクインジーの死体の様子を思い出した。胸にそっと手を当てる。] ただ、発電所を探してここから逃げ出す以前に……私たちは死んでしまうのかもしれない。いえ、死ぬわけにはいかないわ。 | |
(53)2005/05/14 22:25:12 |
村長の娘 シャーロット [目を伏せて、ギルバートに答える。] ………。隠している事なんてないわ。 あなたは、昨夜、私の右胸にある…あの傷。人狼に噛まれた酷い痕をみたじゃない…。 確かに、私はヴィンセントを人間だと思った上で殺そうとした。政府側の人間が憎いから……。あの病院に関わっていた人たちすべてに……頭の中が真っ白になるような怒りを感じる。確かに、このプロジェクトから脱出するためには、政府を出し抜くことが必要……。それを大義に私は殺人を容認した……。彼の死に際のあの言葉は…、私をさらに政府側の人間だとみていたってことなの……? それとも人狼だと? [シャーロットは、今度は不安げな面持ちで、ギルバートを見上げた。] 私が、怖い? | |
(168)2005/05/15 02:33:45 |
学生 メイ [メイはラッセルにお礼を言った。] 森のね、細い木が沢山生えてるところに、大きな茂みがあるのを見つけたんだよ。 くぐったら3人ぐらいかな。人が隠れるスペースがありそうだったんだ。 ・・・リックも連れて行ってあげたかった。 それとね、ラッセル。 [メイはルーサーの提案をラッセルに話した。] メイはシャーロットが人狼だと思う。ヴィンセント先生を人間だとわかっていて、そしてリックを人間だとわかってて殺すのに荷担したようにしか見えない。 ルーサーは・・・シャーロットを殺す手伝いを一方的でもする、って言ってきたんだ。仲間じゃこんなこと言わないんじゃないかな、と思ってメイにはわからないの。 どうしたらいいと思う? | |
(175)2005/05/15 02:53:04 |
村長の娘 シャーロット ルーサーさんは、人狼というより人間として危険そうね……。協力しても、しなくても殺されるかもしれない。 [シャーロットは、胃を押さえるギルバートに心配そうに首を傾けた。] [そして、少し間をおいてからギルバートの先程の質問に答えた。] そう、リックが人狼だと思った理由は、さっき話した通り……。普通に人間だと考えれば、彼が双子のウェンディさんを喰らうなんてありえない。でも、人狼は違う……。愛している者であっても…喰う。……おそらく。同じ学校だった、ラッセルさんとメイさんが同時に人狼になったというのは、レアなケースかもしれないから、わからないわ……。 [シャーロットは、前回プロジェクトの記憶のもたらす苦痛に、額をその白い指で押さえた。] | |
(176)2005/05/15 02:58:13 |