村長の娘 シャーロット [シャーロットは、昨日、サバイバルナイフで切り込んだ部分のワタを手で撫でながら、集会所のソファの上に気怠く横たわっている。室内は、殺されていった複数人の血液が変色し、異様な光景となっているが、もはや、シャーロットは気に留める様子もない。ただ、ぼんやりと殺されていった、あるいは自分がその死に加担した者たちの顔を思い出していた。] ………何もない。 どこにも行ける気がしない。 ……私が、リックを人狼だと思ったのは、ウェンディが喰い殺されたから。 フィアンセが、ギリギリまでずっと守ってくれていた彼が、私を最後の最後で喰らおうとしたように…彼も、一番親しいウェンディを食べたのではないかと思った。リックが人狼だったのかどうか、私には分からない……。 ただ、ギルバートを殺したのは、メイだ。 と、私は確信している。 | |
(31)2005/05/16 21:13:32 |
村長の娘 シャーロット 残っている人間の中で、彼を殺しうる人狼は彼女しかいない…。 ミッキー、ルーサー、ラッセル…多分おそらくヘンリエッタも、人間なのだから。(ステラのことはあまり印象にない…) [シャーロットは左手をあげて、ふと3日前のリストカットの痕にうっすらと皮膚が張って来ている事に気がついた。] ……くだらない、自虐癖。 生きることを前提とした甘えた自殺願望。 私はフィアンセを…、彼が人狼化したという理由で自らの手で私刑することに加担したことにずっと罪悪感を抱いてきた……。 彼は、小さな頃からずっと私の味方で、私たちは魂の双子のようにいつも一緒だったはずだから。その彼を……見捨てたから。 彼は、私を喰らおうとしながら、躊躇していた。 真っ赤に染まった異形と化したその瞳は、欲望と混乱と悲しみと……絶望。言い表しようの無い、色をたたえていた。 私は、彼が怯んだ隙に、他の人間と協力して彼を殺した。 けれど、そうして助かった末に待っていたのは、新しい人狼プロジェクトへの再送。ふるさとに戻ることも、家族に会うことも、出来ないまま……。 | |
(34)2005/05/16 21:23:27 |
ごくつぶし ミッキー [いつも通りの時間、いつも通りの空気を読まないBGM。例の時刻が来た事を知らせる女性のアナウンスが始まり、ミッキーは荷物をまとめて足早に集会場から外へ出て行った。] 『さーて、そろそろ終わりも近づいてきたのかなー?今日もみんなで楽しい殺し合いの時間がはじまりまーす。ルールは説明するまでもないわねー。 誰が1人が殺されたらいつも通りに花火が上がってはい終了〜。 今日のゲームは終了です。 夜明けまでに誰も殺せなければ・・・』 [まだ放送が続いていたが、無視して森の中に入って刀を抜き放ち、鞘を捨てて崖を目指した。] ゲヒヒヒヒ・・・・コロシテヤル・・。 | |
(65)2005/05/17 00:20:31 |