 | 美術商 ヒューバート >>418 前の旦那様はお亡くなりになられまして。 奥方様が屋敷の維持のために使用人を解雇されたのですよ。 まぁ収入源が乏しいですから支出から抑えるのは当然ことですが。 ……お酒ですか？少しだけなら頂きます。 あまり強くないものでして。 |
(425)2006/03/23 01:04:42 |
 | 見習い看護婦 ニーナ >>425 そっかー、大変なんだねー。 お疲れ様だよー。 執事さんなんて初めて会ったくらいだし先生とはお金持ちの桁が違うんだろうなー。 ヒューバートを見てるだけでも上品な気がするものー。 お酒って強いとか弱いとかあるんだー？どうぞー。 [グラスを手渡しへなりと笑った] |
(429)2006/03/23 01:09:26 |
| 美術商 ヒューバート >>429 資産はそう多いというわけではありませんけどね。 最近の事業家と呼ばれる方たちの方がずっとお金をもってらっしゃいますよ。 亡くなった旦那様は伯爵位を持ってらしたので体裁を整える意味もあったのでしょう。 ［グラスを受け取ると口をつけ］ |
(432)2006/03/23 01:13:07 |
 | 逃亡者 カミーラ >>447 ニーナ、ありがと。お休み。 …ニーナっち、若いのに何か達観しちょるんよなぁ。 うちより年上に見える。 [とニーナを見送り、ふと時計を見て] あー、もうこんな時間なんやね…うちもそろそろお休みしよかな。 [とコップに残ったアマレットを飲み干し立ち上がり、少しふらふらしながらソファーにぽすんと倒れて] …いいや、ここで寝る…お休みっちゃ。 [気持良さそうにソファーに顔を埋めて、うとうとと*就寝*] |
(449)2006/03/23 01:40:45 |
| 美術商 ヒューバート >>447 ははは。少なくとも亡き旦那様には牙はありませんでしたね。 ごく普通の紳士であらせられましたよ。 ……なかなか楽には生きられないものですからね、人生。 ニーナさんもお疲れ様です。 おやすみなさい、よい夢を。 ［２Ｆへ上がっていくニーナに一礼して見送り］ |
(450)2006/03/23 01:42:34 |
 | 吟遊詩人 コーネリアス >>471 バンビは軽いな〜。ちゃんと食べてるのか？ [２階に上がり空き部屋を覗いてみると、ちょうどいい具合にダブルの部屋がある。ベッドにネリーをおろした...はおやすみのキス] おやすみバンビちゃん。 [隣に横になってネリーを抱き寄せ＠就寝] |
(472)2006/03/23 02:51:23 |
 | 学生 ラッセル >>498 ［無意識のうちに零してしまった言葉は、心の中でじわじわと浅く、けれど重く広がる。 終いには耐えられずに、瞳を閉じると共に僅かに表情を崩しかけた瞬間、ゆるりと抱き寄せられれば小さく身を竦め、顔を僅かに相手の肩口へと埋め、それから細く息をついた］ ………聞かないんですね。 ［口をついた言葉は、ただ、それだけ］ |
(502)2006/03/23 12:46:49 |
 | 流れ者 ギルバート >>514 [小さく笑い声を漏らすと] …俺は君のことをもっと色々知りたいって思ってるけど、君が俺に君自身のことを知ってもらいたいって思っているかまでは、さすがに解らないから。 …むしろ試したのは、俺。 俺はズルいから、君に嫌われない一番選択肢がある言い方をしただけだし。 |
(516)2006/03/23 13:06:10 |
| 学生 ラッセル >>516 ［かすかな笑い声に、きょとんとして顔を上げ。 齎された答えに少し瞬きをしたあと、くすくすと小さく笑った］ …おかしな人。それが答えなら、言わなければよかったのに…そうしたら、格好よく決まったかもしれませんよ？ ［口元に手を添えながら微かな笑い声を伴って］ |
(520)2006/03/23 13:11:26 |
| 流れ者 ギルバート >>520 [苦笑めいたものを浮かべると] どうせ俺はかっこよくなんてなれないから。 …ああ、でもラッセルがかっこいいほうが好みだって言うなら、頑張ってかっこよくなるよ？ [冗談めかした口調でくすくすと笑い、ラッセルの双眸を覗き込み] |
(522)2006/03/23 13:15:50 |
| 逃亡者 カミーラ >>534 [さくさく歩きながら] 向日葵は、まだちょっといいのは無いなぁ。小ぶりなのが少しあるきど… 薔薇と、チューリップは綺麗よ。鉢植えも綺麗なのはあるきど…飾るんなら、切花の方がいいかもな。 集会場にかぁ…そうやね、何かピリピリしとる人もおるし、和んでくれたら嬉しいんやきど。 [ニーナに微笑み返して、いい子やねーとぽすぽす頭を撫でて] あ、そろそろ見えたかな。 あっちに白い、ガラスの建物あるやろ？あれ。 [と指さした茂みの奥の方に、普通の家より少し大きめの温室がひっそりと建っている] |
(537)2006/03/23 13:39:45 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>537 みんな何が好きかなー？ お花があれば心も和むと良いねー。 あとねー、先生にもお花を持って帰るのー。 [ぽわわんと笑い指し示された辺りを見て] わあー、ガラス張りのおうちだー！ [はしゃいで踊るようにくるくるとステップを踏みながらカミーラの手を引いて駆け足で] |
(539)2006/03/23 13:45:35 |
| 逃亡者 カミーラ >>539 ああ、何か先生っち言っとったね。 うちはまだ世話になったことないっちゃけど…。 ってわぁ！温室は逃げんき、あんまはしゃぐと危ないっちゃよー。 [急に手を引かれて驚きつつも、苦笑しながらニーナの後について温室へ] [温室の中には、色とりどりの花や植物が、 鉢に植えられたりと綺麗に整理されて並べられている] |
(541)2006/03/23 13:52:43 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>541 先生の顔を知らなくても元気が一番だよー。 [温室に着いて息をのみ] わあわあー！ 天使でも降りてきそうな所だねー。 [近場の鉢植えに顔を寄せ] 良い香りー。 これ全部カミーラ一人で育ててるのー？ [振り向いてへにゃりと笑った] |
(542)2006/03/23 13:56:27 |
| 流れ者 ギルバート >>540 どうしてって？ 理由が必要？ 俺は君が欲しいだけ。ただし金銭抜きでね。 そう思うことに、それ以上何か理由が必要かな。 君をただ手に入れようとするのは簡単。 金を払えばいいんでしょ？ 俺は君が望むだけの金をあげられる。 けど俺はそんな君なら要らない。 身体だけならいらない。 俺はただラッセルの心が欲しいの。 …そう思ってしまうことに、理由が必要？ [困惑しているような相手の顎に指を掛けると、逸らされた視線を自分に向けるように強引に上向かせ。僅かに強い口調で告げた。] |
(543)2006/03/23 13:59:34 |
| 学生 ラッセル >>543 ………っ…。 ［強引に視線をあせてた先にある真っ直ぐな瞳に、青い瞳に浮かぶのは明らかな怯え。毛布を掴む指に力を込めながら］ ……どうして。 …どうして、そんなこと…。 「今の僕」が、受け入れられるはずが、ない…。 どうして、今になってやっとこの生活にも慣れてきて、なのに…どうして、そんな事…ッ！ ［相手から離れようと、かけられた指から逃れるために両の手で相手の腕を降ろそうと試み］ |
(544)2006/03/23 14:10:27 |
| 逃亡者 カミーラ >>542 あはは、それもそうやね。まぁそのうち世話になるかもしれんき、挨拶にでも行ければいいんやきど。 [天使云々に、嬉しそうに笑って] 綺麗やろ？その褒め言葉は嬉しいなぁ。 花が多いと圧倒されるっちゃろ。こっちにあるのは、大ぶりのが多いきなぁ。 ああ、ちょっと手間やきどな。うち一人で世話しちょる。 でもその分色形いいのが出来るき、お客ウケは良いんよ。 |
(545)2006/03/23 14:11:42 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>545 今度うちにも遊びに来るー？ 素敵な温室はないけれど先生秘蔵のお酒ならあるかもー。 [軽やかな足取りでふわふわと花々を見て周り 立ち止まれば慈しむようにカサブランカの花弁にそっと触れ] 綺麗ー。 きっとカミーラの愛情たっぷりに育てられてるからだねー。 なんだか切花にして貰うのが勿体無いよー。 |
(547)2006/03/23 14:18:28 |
| 流れ者 ギルバート >>544 受け入れられるはずがないって？ それは君が決めることじゃなくて、俺が決めることだよね。 で、俺は君が欲しいってはっきり言ってるよ。 その俺の気持ちを、君が否定することはできない。 俺はしつこいから、君が何を言おうと追いかけ続けるよ？ [足掻くラッセルを押さえるように、片手だけでラッセルの両手首を掴み、纏め上げ。そして薄い笑みを浮かべてラッセルの耳元で、ごめんね、とどこか楽し気な口調で囁き] |
(548)2006/03/23 14:22:02 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>546 好きな色は白かなー？ でもお花ならもっと鮮やかでも良いかもねー。 花言葉は良く判らないやー。 先生には日頃の感謝をこめてお花を贈りたいなー。 集会所のみんなには恋の花に添えて綺麗なお花をー。 こんな綺麗な花が部屋にあったら心も潤うと思うのー。 [振り返り嬉しそうにへにゃりと笑った] |
(549)2006/03/23 14:22:13 |
| 逃亡者 カミーラ >>547 [あははと笑って] 病院に遊びに行くのっち、なんか悪い気がするっちゃよ。 お酒はちょっと興味あるきどなぁ。 花は手間かけたら、その分ちゃんと答えてくれるきな。 そういうの好きなんよ。 鉢植えもあるきど、見栄えが良くて手軽なんは、切花なんよね。 枯れてしまうのは勿体無いきど、また気に入ったの買いに来てもええし。 [カサブランカ気に入った？とニーナの頭をぐりぐり撫でて] |
(551)2006/03/23 14:25:33 |
| 美術商 ヒューバート >>550 ［緩々と首を振ると微笑み］ いえ、用というほどのものは。 ただこんなところで中年の男が一人立ってるのも見苦しいですし、折角ならお茶でもお出ししようかと思ったのですけどね。 お急ぎのようですから、それはまたの機会に。 |
(552)2006/03/23 14:26:23 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>551 病院じゃなくておうちで先生と一緒に晩酌するんだよー。 確かに家も消毒薬ぽい匂いがするけどー。 [くすくす笑って] お花は与えた分が返って来るんだねー。 うん、また買いに来るよー。 カサブランカは綺麗だけどみんな好きかなー？ 他にカミーラのオススメはないの？ |
(554)2006/03/23 14:29:43 |
| 学生 ラッセル >>548 ［両の手を纏めて掴まれれば、その痛みに眉を顰めて］ ……放して、ください…っ ［自分に向けられる素直な行為を認めたくないとばかりに強く目を瞑って首を横に振り］ やだ…いやだ、僕は…っ…。 ［その先の言葉を紡ごうとするも、言葉につまり、上手く紡げず、代わりに零れたのは涙で］ |
(556)2006/03/23 14:31:34 |
| 流れ者 ギルバート >>556 …放しても逃げないって約束してくれるなら、放すけど。 [ラッセルが涙を零してもそれに動じる様子すらなく。むしろ笑みすら浮かべてその涙が流れた頬に口付け] ねぇ、どうして泣くの？ラッセル。 今までだってこうして想いを囁かれたことなんて、何度もあるんでしょ？ その度に君は綺麗に笑って交わしてきてたんでしょ？ …なのにどうして泣くの、ラッセル。 俺のこともそうやって扱えばいい。 俺のことなんてどうでもいいなら、今までしてきたように。 |
(557)2006/03/23 14:38:44 |
| 逃亡者 カミーラ >>554 あ、そうなん？それじゃそのうち、花でも持って遊びに行くわ [と笑って、少し奥から大ぶりの鉢を取り出して] そやね、それじゃ明るい綺麗なの…この辺かな。 アルストロメリアっち言うんよ。黄色とピンクとミックスもあるし、綺麗やろ。 あとは、やっぱスイートピーとかガーベラかな。色がいいし、大振りで見栄えもいい。 飾るんならこの辺かなぁ。 薔薇も見栄えいいし、うちの自慢の一つなんやきど、沢山買うには値が張るしなー。 |
(558)2006/03/23 14:42:12 |
| 学生 ラッセル >>557 ［口付けすら拒むかのように更に強く目を瞑って］ …貴方が、僕を壊してゆくから…っ…。 僕に必要なのは、金銭的に庇護してくれる存在で、だから想いなんて僕には必要なくて、だから、今までだってひとりでやってこれたのに…！ どうしてそんな優しい言葉ばかりかけるんですか。 今までの人みたいに、僕を傍に置く事はステイタスの一つでしかないって、それ以上の想いなんかかけなくていいって、そう嘲ってくれればいいのに、どうして！ ［ぼろぼろと今なお涙を零したまま、きっと睨みつけ］ |
(559)2006/03/23 14:47:41 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>558 うん、暇があったらいつでも来てねー。 [アルストロメリアを前に瞳を輝かせ] 綺麗…繊細で優しそうな花だねー。 スイートピーよりはガーベラの方が日持ちするかなー？ バラならピンクが良いなー。 あ、お金ー。 足りるかなー？ [差し出した小さな皮袋にはずっしりと金貨がつまり] |
(560)2006/03/23 14:48:37 |
| 流れ者 ギルバート >>559 だって壊さないと君は手に入らないでしょ。 君が金銭でしか動かないなら、それを根底から破壊しないと君は俺のものにはなってくれない。 それにね、俺は別に優しくなんてないよ。 今だってこうして君を泣かせて平気な顔してる。 君の涙を見たところで俺の良心とやらは欠片も痛んでない。 俺を優しいと思ってるなら、大きな間違い。 それにね、俺はステイタスだとかそういうものを全部自分で捨ててきて、今ここに居るから。 俺にそんなことを望まれてもどうしようもないの。 [ラッセルの両手を変わらず掴み上げたまま、睨まれてもその視線にすら穏やかな笑みを返し] |
(561)2006/03/23 14:56:15 |
| 逃亡者 カミーラ >>560 [皮袋をざっと確認して] ん、そんだけあれば、薔薇でも何でもいくらでも買えそうやね。 [お小遣い、っち言ったよねぇ…と心で首を傾げつつ] ガーベラはそうやね、他のよりは多少もつな。それとピンクの薔薇な。 そやね…なら、白のガーベラとピンクの薔薇でアレンジでも良いやろな。 [とひょいひょいといくつか大ぶりの薄いピンクの薔薇と、形の整ったガーベラ、おまけにリグツのアルスとロメリアをアレンジして] |
(562)2006/03/23 15:00:08 |
| 見習い看護婦 ニーナ [カミーラの顔色に首をかしげ] >>562 初めて自主的に欲しいものが出来たんだねって先生が喜んでたよー。 えっとーえっとー。 お任せするー。 あ、あとね、カスミソウって言うのかなー？ 白くてふわふわーってしたアレも入れて欲しいなー。 そうだ、カミーラの好きな花ってあるー？ |
(564)2006/03/23 15:07:48 |
| 学生 ラッセル >>561 ［腕にかかる痛みは今も続いていたし、相手はそれを離す様子もなかったから、どうしようもない上に混乱するばかりで、涙が止む様子はなく］ ……僕は、金銭抜きの恋愛なんかしない。 そう決めて生きてきたんです。今更覆すつもりはないし、これからも、覆すつもりは…ない…っ…。 ［穏やかな笑みすら覗くその余裕そうな表情に覚えるのは悔しさばかりで、普段の取り澄ました顔でいることなどとうに忘れていた］ 貴方が、僕を好きだというなら、僕はそれを拒むことしか出来ません。 …僕は、貴方に心をあげることなんか出来ない。 僕は…僕が、好きなのは、……貴方じゃないから…。 ［それだけ言うと、緊張の糸が切れたかのように俯いて］ |
(565)2006/03/23 15:09:29 |
| 流れ者 ギルバート >>565 さっきも言ったよね。 ならどうして泣くの、ラッセル。 君が本当にそう思っているなら、泣く必要なんて全くない。 だから俺はそんな言葉、受け入れられないよ。 [そうして、その後に呟くように告げられた言葉に、ほら、と笑い] …好きな人が、いるんだね。ラッセル。 それでもいいよ。 俺のことが好きじゃないなら、それでもいい。 けど…それは君が今言ったことを全て否定する言葉なのも、解ってるよね？ 好きな人がいる。 金銭抜きの恋愛はしない。 この二つは絶対に相容れない。 [そこで言葉を切ると、ラッセルの両腕を漸く解放して微笑み] さて。どっちが本当の君なのかな、ラッセル。 |
(566)2006/03/23 15:20:01 |
| 逃亡者 カミーラ >>564 カスミソウ？ああ、あるよ。じゃコレも入れとくな。 [と適当にカスミソウを混ぜて、ふと手を止め振り返り] 今まで欲しいのなかったん？うちの花が始めてっち嬉しいな。 [と再び花を纏めるのを再開して] うちの好きなん？んー、そやなぁ。花はどれも好きなんやきど… アクイレギアかな。黄色の。 [と小さく笑った] |
(567)2006/03/23 15:21:27 |
| 学生 ラッセル >>566 ［そんなこと自分でもわからない、と俯いたまま首を横に振って］ …どちらも、本当の僕ですよ。 ……僕が好きな人は、僕をお金で買う必要なんてなかったし、 ……もう…二度と、会うことも出来ない………だから…。 だから、金銭抜きの恋愛はしないし、僕は、あの人の事をずっと想っていられる。 誰かに、心を明け渡すつもりもないし、それでも僕が欲しいなからそれなりの見返りを僕に与えればいい。 それなら、抱かれたっていいし、望むなら所有する権利をあげる。 ───だけど、心だけは、誰にもあげないって、そうきめたから。 ［漸く解かれた手は、顔を隠してしまうかのように］ |
(568)2006/03/23 15:28:16 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>567 先生は化粧品でも洋服でも好きなもの買ってきなさいって言ってたけど、カミーラのお花はそんなものよりずっとずっと嬉しいよー。 アクイレギア？ どんな花だろー？ あったらそれもお願いできるー？ [綺麗な花束になっていく様子を見つめへにゃりと笑った] |
(569)2006/03/23 15:30:22 |
| 流れ者 ギルバート >>568 …漸く聞けたね。君の本当の心。 それが、ずっと聞きたかった。 君が誰のことをずっと想い続けているのかは俺には解らないし、聞こうとも思わない。 けど俺は諦めるつもりはない、とも言っておくね。 [顔を隠すようにしているラッセルの両手に自分の両手を重ねると] …届かないうちは言わないって決めてたんだけど、一回だけ言わせてもらおうかな。 好きだよラッセル。 好きだからこそ、俺は金で君を束縛することだけはしない。 …永遠に変わらない気持ちなんて、存在しないんだよ。 俺はそれを知ってる。 だから、俺は君の気持ちがいつか俺に向くように頑張るだけ。 それとも、それすら許してくれない？ |
(570)2006/03/23 15:38:23 |
| 逃亡者 カミーラ >>569 ニーナは物欲があんまないんやねぇ。 なんに、花ほめてくれてありがとな。 [と花束を二つ、ニーナに渡して] ごめん、アクレイギアはここにはないっちゃ。 うちとは相性が悪いみたいで…どうもうちには育てきれんのよ。 途中で枯らしてしまう。 [アレは兄貴だけの花なんかもね、と小さく笑った] |
(571)2006/03/23 15:43:41 |
| 学生 ラッセル >>570 ［嗚咽すら零れそうになるのをじっと堪えていれば、降りかかる言葉にほんの少しだけ顔を上げて、けれど視線は相変わらず逸らしたまま］ ………どうして…。 ［やはり言葉はそれ以外に出てくることはなく。両の手が重なればほんの少しだけ逃げたがるかのように僅かに竦ませ］ ……永遠に変わらないかなんて、まだ、わからないのに。 僕は、貴方に振り向いてあげられるかもわからないのに。 …それでも、貴方は、同じ事を言うんですか？ ［少しだけ涙を堪えながら、漸く視線を上げて］ |
(572)2006/03/23 15:47:10 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>571 ありがとうカミーラ。 こんなに綺麗なお花があったらみんな喜ぶよー。 [花束に顔を埋め本当に嬉しそうにふわりと微笑み] そっかー。 きっとカミーラの大切なお花なんだねー。 …お兄さんが居たのー？ [とっときと言うセリフに瞳を輝かせ] 良いのー？見たい見たいー♪ |
(574)2006/03/23 15:48:38 |
| 流れ者 ギルバート >>572 [僅かに上向いたその顔を見れば、笑みを零す。頬に残る涙の跡を指先で拭うと] 好きだから。 それ以上の理由はないっていうのは、さっきも言った通り。 変わらないかどうかは、やってみなきゃわからないでしょ？ もしかしたら本当に変わらないかもしれない。 けど変えられるかもしれない。 そんなのやってみなきゃわからない。 けど俺は変えられるって信じてる。 だからこうしてラッセルと話をしたいし、傍にいたい。 [だめ？と、どこか頼りなさ気に首を傾げてみせ] |
(575)2006/03/23 15:52:45 |
| 学生 ラッセル >>575 ［頬をなぞる指がくすぐったいのか、微かに瞳を眇め］ ……。 ［一瞬寂しそうな、そんな色を瞳に浮かべ、それから再び俯き］ ……知りませんよ。本当に。 僕は、変わらないと……変えたくないと思ってるんですから。 ［短くそうとだけ答えた。首をかしげる表情が余りにも頼りなかったから、思わず首を横に振って］ …本当に……知りませんからね…。 ［未だ涙声で微かに呟かれた言葉はとても小さく］ |
(576)2006/03/23 15:59:28 |
| 逃亡者 カミーラ >>574 いいんよ、こっちも商売やし、それに喜んでくれるんは嬉しい。 また宜しくな。 [ニーナの言葉に一瞬動きを止めて] うん、少し前に死んだきどな。 [何でもない事のように笑って、さっさと奥へ行き、ガラスケースに入った鉢を持ってきて] ま、死んだモンはしゃーないきど、そんな兄貴がツテで残してくれたうちのとっときが、これ。 まだ銘もなんも無い…青い薔薇っちゃ。 [ガラスケースの中には、薄青い大振りの薔薇がひっそりと咲いている] |
(577)2006/03/23 16:04:29 |
| 流れ者 ギルバート >>576 俺はね。君がそんな風に金で人に身体を与えているのが幸せな姿だとは思えない。 だからなんとしてでもそんな君を変えたいと思う。 それは君にとっては大切な誰かを裏切ることになるのかもしれないけど、それでも俺は現状が君にとって最良の形なんだとは思えないの。 君は君で好きにすればいい。 俺は全力で君を追いかける。 できれば君の心が欲しいけど、君の心が俺のものにならなくても…君が他の誰かと幸せな道を見つけられるなら、それでもいいとすら思う。 その時は、ちゃんと諦めてあげるよ？ [くすりと笑い、冗談っぽい口調でラッセルに告げると、柔らかな彼の髪を緩く撫で] |
(578)2006/03/23 16:07:25 |
| 見習い看護婦 ニーナ [なんでもない風を装ってさらりと流される言葉に表情は微かに曇り] >>577 そっかー… [青い薔薇を目の当たりにぱちぱちと瞬き] 青いバラだー！ 凄く綺麗…お兄さんの忘れ形見だねー。 [へにゃりと笑って] さっきは天使が降りてきそうって言ったけど間違いだったねー。 ここにはもう妖精さんが居たんだー。 |
(581)2006/03/23 16:16:03 |
| 学生 ラッセル >>578 ……僕は…今のままでいいと、そう思います。 誰かに心を預けてしまうのは、それは僕が大切に思う人を裏切ることだとは思わないけれど、けれどそんな自分を、自分だと認めるのが怖いから…。 …だから、僕は貴方が…諦めてくれるように、努力するしかない。 ［不意に撫でる手の暖かさに、思わず俯いて］ |
(582)2006/03/23 16:17:40 |
| 逃亡者 カミーラ >>581 綺麗やろ？ 兄貴がどっかの研究所の人とかと知り合いで、そのツテで、条件つきで一株貰ってきたらしいんよ。 …ほんとはケースから出して見せたげたいんやきど…今は花粉が舞うき、駄目なんよ。 元々薔薇に青いのが無いんは知っちょるよね？ このコは遺伝子を無理に変えたモンやき、この子のさらに子が、どういった花を咲かせるのかまだ分からんで…迂闊に他の株に受粉させれんのよ。 研究所からGOが出るまで株を増やさんこと、っちいうのが条件やったらしいっちゃ。 [妖精かぁ…とニーナの褒め言葉に嬉しそうに笑って] |
(583)2006/03/23 16:25:16 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>583 聞いた事あるよー。 でも実物は初めてみたー。 こんなに綺麗なんだねー、びっくりだよー。 いつかOKが出たらこのバラもいっぱい育てて売ってくれるー？ [ケースにおでこがくっつきそうなほど顔を寄せ色んな角度から眺めて] カミーラはお兄さんが大好きだったんだねー。 [振り向いてへにゃりと笑った] |
(584)2006/03/23 16:31:31 |
| 流れ者 ギルバート >>582 …怖いだけなら、俺がそんなの忘れさせてあげる、って言うんだけどね？ [へらりと笑うと頭を撫でていた手を彼の背に移し、その身体を抱き寄せて] …悪いけど、諦めないよ。 そんな理由なら、尚更諦められない。 |
(585)2006/03/23 16:34:28 |
| 流れ者 ギルバート >>587 ん、解らないよ。 君の気持ちが解るだなんてこと、俺には言えないし。 君の気持ちは君だけのものだしね。 でも、君が何をどう思おうと、今君の傍でこうして君に触れているのは俺。 そうさせてもらえているうちは、俺は諦めるつもりなんて微塵もないし、変えてみせるって思うから。 [ラッセルの艶やかな唇が噛み締められていることに気付くと、それを解くように指先で彼の唇をなぞり。] |
(588)2006/03/23 16:49:24 |
| 逃亡者 カミーラ >>584 ええよ。ニーナが一番のこの子のお客やね。 青薔薇はちょっと値が張るやろうき、無駄遣いせんようにお金貯めとってな。 [ニーナやったら大丈夫やろうきど…と、さっきの会話を思い出して] 気に入ったなら、また見にきいな。ちゃんと花粉取ったら、出して見せちゃるき。 そやね、いい兄貴やったよ。 いい奴過ぎて死んだきど。 もちょっと少し強い人やったら…勝てたかもしれんのやけどね、裁判。 [とぽつりと呟いて、軽く首を竦めて] さ、そろそろ夕方やし、戻る？ ニーナは集会場…よりは病院かね？ [と遠くの気配をなんとなく察知して] |
(589)2006/03/23 16:51:55 |
| 学生 ラッセル >>588 ［その言葉が正論であるから、自分は僅かに眉根をよせるしかなく］ ………貴方と出会うのが、もっと…ずっと、早かったら…。 ［唇をなぞる指先にほどかれるように、微かに言葉を紡ぎかけ、けれどそれも詮無い事とばかりにやはり口を噤んで俯いた］ |
(590)2006/03/23 16:58:03 |
| 流れ者 ギルバート [ラッセルの口から零れた言葉に笑みを浮かべ] >>590 もっと早く出会えてたら？ 俺のこと好きになってくれてた？ ねぇ、ラッセル。出会うのに早いも遅いもないよ。 もし俺たちの間に運命ってものがあるんだとしたら、それはきっとこのタイミングで出会わなきゃだめだったんだろうし。 俺たちの間にそんなものがないなら、どこで出会ってたってだめだった。 俺は、今ここで君に出会ったことに意味があるんだって思ってる。 [俯いたラッセルの頭を自分の肩口に抱き寄せ、その髪に口付け] |
(591)2006/03/23 17:03:55 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>589 わーい♪ 楽しみにしてるー、約束だよー。 [小指を指し出しカミーラと指きりしてへなりと笑って] 裁判？ このバラを見てるとお兄さんはきっと優しくて強い人だったんじゃないかなーって思うよー。 あ、そっか。 そろそろ戻らないとねー。 うん、一旦病院に寄ってから集会所に戻るよー。 [これはお礼だよとみるくきゃんでぃをカミーラの口に放り] |
(592)2006/03/23 17:04:36 |
| 学生 ラッセル >>591 ［首を横に振って］ …それは、わからないですけれど。 でも、僕はもっと別の生き方をしてたのかもしれない…と。 …意味、ない事ですけどね。 過去はもう変わらないし、今この瞬間ですら、一拍前を変えることは出来ない。 …それでも、あの時こうしていればもっと別の今があったのかもしれない、違う僕がいるのかも知れないって…そうずっと、思ってたから…。 ［それでも、抱き寄せられれば２年の間に生まれた慣性か、それとも安息を感じるのかは別として僅かに瞳を伏せて、すり、と小さく甘えるかのように頬を寄せた］ |
(593)2006/03/23 17:11:21 |
| 逃亡者 カミーラ >>592 [飴を受け取って] ありがとな。 兄貴は…優しいだけやったよ、多分な。 [ぐりぐりとニーナの頭を撫でて、微笑んで] ん、気ぃつけり。 うちもちょっと花の手入れしてから、集会場に戻るわ。 それと、これはオマケな。 [と薔薇を漬けた蜂蜜を固めたものをニーナの口に入れて] |
(594)2006/03/23 17:12:05 |
| 流れ者 ギルバート >>593 …どうかな。 俺ともっと早く出会ってたら、俺はむしろ君を金で買っていたかもしれない。 俺ね。大学をスキップで出て、証券会社に入って、自分も株で一財産築いたってやつでね。 言ったでしょ？君が望むお金を与えてあげられるって。 俺にはまだ数千ドルの財産がある。 君一人を金で囲うことくらい、いくらでも出来るんだ。 そして実際にそうしていた。金があれば手に入らないものなんてなかったし、男も女も、欲しいものは全部金の力で自分のものにしたよ？ 君と昔の俺が出会ってれば、俺はきっと君の客と何にも変わらない男だったよ。 だから、言ったの。今ここで出会ったことに意味があるって。 もしかしたら別の今があったかもしれない。 けど、そんなこと思ってもどうしようもない。 俺は今君に出会えたことが最良だったんだって思ってる。 [頬を寄せてくるラッセルを愛おしそうに見下ろしながら] |
(595)2006/03/23 17:17:53 |
| 見習い看護婦 ニーナ >>594 うん、良かったらまたお兄さんのお話も聞かせてねー。 お仕事の邪魔してばっかりでお手伝いできなくてごめんねー。 次は手伝うからまた遊びに来て良いー？ [蜂蜜を口の中でコロコロ転がし幸せそうにへにゃりと笑って] 美味しいー♪ 今日はいっぱいありがとうだよー。 じゃあ、あとで集会所でねー。 [両手に大切そうに花束を抱えて元気良く帰って行った] |
(596)2006/03/23 17:18:48 |
| 逃亡者 カミーラ >>596 気にしぃな。ニーナにはニーナの仕事もあるっちゃしな。 [ぽんと頭を撫でて] 見に来るだけでもいいし、またおいで。 花もアンタの綺麗な声聞いて喜んじょるよ。 それじゃ、また後でな。 [と手を振って見送った@退席] |
(597)2006/03/23 17:23:46 |
| 学生 ラッセル >>595 …そのほうが、よかった…なんていったら、貴方は怒るかもしれませんね。 でも、それが僕の本音ですけれど。 ［視線を落としたままごく小さく呟き、それから一つ息をついて］ …昔話を、一つだけしましょうか。……昔。 けれど、今からそれほど遠くない、ほんの少しの昔。北の国に、一人の少年がいました。 館は、薔薇色の絹と黄金に彩られ、少年が住む街でも指折りの美しい館。 誠実な父と、美しい母と…年の離れた、とても優しい兄がいました。 少年は、広い広い館の中で外の世界を殆ど知らずに育ったけれど、それでも毎日が楽しくて幸せで…ずっと、そんな日が続くと信じていました。 …館の外で、世界が急速に変わろうとしている事も知らず。 ……やがて、世界の急速な変化は少年にも訪れます。 雪はその日も降っていたけれど、館の外はいつもよりもずっと喧騒に満ちていました。 館の中はとても慌しく、館の外では何やら銃声すら聞こえる、そんな日。 その日は、少年の誕生日でした。 ［一旦そこで口を噤み、上手く言葉を纏めようと少し間を置いて］ |
(598)2006/03/23 17:32:22 |
| 学生 ラッセル >>599 ［毛布を掴んだままの指先が、微かに震えるのを堪えながら］ 少年は、両親から兄と共に館を出るように言われました。 なにが起こったのかわからず、既に用意を纏めてくれていた両親の前で泣きました。 兄が懸命に宥めても、それでも館を出る事を嫌がりました。 少年は両親と離れるのが、生まれ育った館をあとにするのが嫌だったから。 どうにか館を出た頃には、それは既に暗く、館の外では日や煙が燻り、道々には人が倒れていたり、館が崩れていたり…生まれて初めて見る、街の外に興味を示すまもなくて、兄に手を引かれたまま駅まで向かいました。 馬車にも馬にも乗らず、生まれて初めて息が切れてそれでも走り続けて到着した駅には、自分たちと同じように大きな荷物を持った、たくさんの人がいました。 怖くて、寒くて、それでも少年は兄と一緒なら大丈夫だと、ほんの少しだけ安堵していました。 …やがて、兄は切符を手に入れます。一枚だけ。その日の、最終の切符を。 |
(600)2006/03/23 17:47:32 |
| 流れ者 ギルバート >>601 …ごめんね、ラッセル。 俺はやっぱり解ってあげられない。 君がどんなに辛いか、解ってあげられない。 けど、抱き締めてはあげられるよ。 …忘れさせてあげるだなんていえないけど、それでも癒したいと思うのは、迷惑？ [ラッセルを抱き寄せれば、その頬に*口付け*] |
(602)2006/03/23 17:52:25 |
