学生 メイ [メイはいまや自室と化している集会所の二階の一室でぼんやりとベッドに腰掛けていた。]
…あの二人がそんな関係だったなんて知らなかった。 なんてタイミングで私は戻ってきちゃったんだろう…
[メイはもう少しで編み終わる予定のマフラーを握り締めた。 そのまま壁に向かって投げつけようとするが、ふとその手がとまる]
ううん…いま気がついてよかったんだ。 今ならまだ諦められる…よね。諦めないと。 セシリアちゃんに気が付かれないうちで良かった。
でも、でも…いつの間にあんなに仲良くなったんだろう? ほんと、いつの間に…。
[メイの瞳から涙が溢れた] |