人狼審問

キャロルさんもこんばんは。
検査の対象を一人選べってことですけど･･･。
どうしましょう？
よく知った人からあまり会った事のない人も居るんですけど。

何でか知らないけど、先生が取り寄せた薬にありましたよ？

こんばんわー。

あら、もうワインが無くなりかけてる……。
でも安心！

[ステラはごそごそと背中の鞄を漁る]

追加分ですよ〜。

検査の対象……えっと、えっと、ネリーちゃんと、マリーちゃんは選びたくないです。

[　ニーナの言葉に優しく微笑んだ　]

ありがとう、嬉しいわ。
あたしも自分の名前気にいってるのよ。ふふ。

[　ケネスの言葉に、思わず声をあげて笑った　]

あんたらしいわねぇ。
確かに、そんなこともあるかもしれないわ。
アーヴァインも見かけに寄らず、酒好きだったしね。
くすくす。

ワインを持ってきたのはステラさんだったか。
ありがたいこった。

神に感謝を。アーメン。

[　ネリーの言葉に、顔を曇らせた　]

そうね……。誰か1人、か。

[　小さな声で呟くと、ステラの声が耳に届いた　]

はぁい、ステラ。
あたしもブランデーなんて持って来てるのよ。
良ければどうぞ。

ところで、この検査ってのは多数決で決めるのか？
オレは検査なんてゴメンだぜぇ。
清く正しい酔っ払いのオレ様は、クリスマスと新年をこの村で迎えるんだ。酒の飲めねぇ年越しなんて、冗談じゃねぇよ。


……いや、しかし。そうすっと、キレイなおねえさんたちが検査に回されちまう可能性が高くなるのか。ぐあ。
こいつはひでぇ話だぜ。

むむ、検査の対象を誰にするかって話になってるのかな？
そういえば朝までに対象を決めなきゃならないんですね……。

[ステラは思案に暮れた顔つきになる]

そういえば、ここ数日、あの金髪の少年――リックだったかしら？
彼の姿を見ないわね。どうかしたのかしら？

――雪が深いから、何かがあったのでなければ良いけど。

[　窓の外に視線をやりながら、心配そうに呟いた　]

リックくんね。
そういえば、いないね〜。

どこかで、眠りつづけてないと良いけど……。

ケネスは健康診断はしてもらうべきだと思うわ。

[　そういうと声を出して笑った　]

けれど、本部に送って検査してもらう必要は無さそうね。
検査してもらった所で、アルコールが邪魔して検査にならなそうだもの。ふふ。

そういえば見かけないね……。
ルーサー牧師もかなり忙しいみたいだし倒れないといいけど……。

ようやく戻れたか。
ちょっと遠出してるとすぐに夜になるから困る。

ハーヴェイさんこんばんわ。

健康には自信あるぜぇ。
健康じゃないと酒が飲めねぇからな。

[　ケネスの言葉にくすくすと笑った　]

本当、根っからの酒好きね。ケネスは――。
あたしにとって、踊りみたいなもんかな。ふふ。

[　ステラとケネスにお酒を勧められて微笑んだ　]

ありがとう、ゆっくり飲ませてもらうわ。

･･･検査といってもどんなことをされるんでしょう？
キャロルさんとニーナ、シャーロットお嬢様の名前だけは書きません。

でも、ケネスさんは健康じゃなくてもお酒は呑みそうですよね〜。

まあ、一杯どうぞ。

[ケネスの空いたグラスにワインを注いだ]

[　ネリーの言葉に頷いた　]

どんなことされるのかしら……。
それはあたしにも解らないわ。メイなら、知ってるかしら？
ただ、殺される事は無いわよ。きっとね。

おお。ステラさんに酌をしてもらえるなんてよ。
神様も捨てたモンじゃねぇ。

サンキュー、ゴッド。

ネリーさん、検査の内容を小耳に挟んだんだけど、この事件が沈静化するまで仮死薬みたいなもので眠らせられるらしいよ。

これも確定事項じゃなくて噂だけどね……。

[窓の方からコンコンと音がした。窓の外にははとが止まっていた。]


アーヴァインさんの事を噂で知り、そちらに行かなくてはと思いましたが、近所で豚まで昏睡状態に陥り、お手伝いが忙しく、まだ行けそうにありません。人狼の仕業…かどうかはわかりません…。
そういうわけで、先生に鳩を借りて連絡させて頂く事にしました。
ごめんなさい。

リック

[鳩は手紙を渡すと飛び去っていった。]

このままリックが来ないようなら、本部の人間に探してもらって、保護してもらうのが良いかなとあたしは思ってるわ。

凍死なんてされたら、悲しいもの。

[　キャロルはそういうと、空いたグラスにブランデーを注ぎ足して口付けた　]

あら……手紙が。

[ステラは手紙の内容を読み上げた]

[　物音に気付き、リックの手紙を拾い上げた　]

リックは凍死してる――って事はなかったみたいね。
良かったわ。

[　そう呟くと安堵の息を零した　]

こんな雪の夜中に飛ぶとは、そうとう訓練されたハトだな。ありゃ。軍上がりかもな。

あ、リックくん来た〜♪

どんな検査って……どんな検査されるの？

軍上がりの鳩なんてそうとう強そうね。

くすくす。

[　ケネスの言葉に楽しそうに笑った　]

とりあえず、リックが無事で良かったわ。

誰を検査してもらうか――か。

まだ話した事も無い人が結構いるのよね、あたし。
姿さえ見てない人も。
あたしはそういう人を調べて欲しいと伝えようかなって思ってるわ。

ふむ…検査か……。

最近物騒だが、それに関してのことか？

ところでよ。

メイのメモに書いてある『特殊な能力を持っている方』ってのは何だろな。これだけじゃ、さっぱりわからん。

ニーナは被害に遭ってないけど、行きなり抱きついてきたりする人とか居て物騒だよね〜。

ん、そうみたい。
そこに、メイのメモがあるわ。

[　ハーヴェイにメイの残したメモを指差して見せた　]

どんな検査されるか……は聞いてないね。
案外、尻尾生えてないかどうか調べられる、とかそういうのだったりして。

[何かを思い出したように手をぽんと叩く]

ああ、そうだそうだ。
ケネスさんに言われて思い出した。

いきなり抱きついてくる？
またそれは物騒だわね。くすくす。

う〜、それ嫌です！

[メイのメモを見た]

ふむ、Freemasonの存在自体は聞いたことはあるが実在したとはな…。

あたしも、ステラのいうような検査なら嫌だわ。
それで喜ぶ人なんて居ないんじゃないかしらねぇ。

ステラさん、なにを思い出したんだ？

さっき色々調べてたんだけど、フリーメーソンにはお互い対となる人物が居るらしいとの事だよ。
そしてその人物同士は異形の存在ではない……つまり間違いなく人間である、と証明できるんだって。

後、魂が穢れなき存在かどうかを見極められる人物、それと人狼の魔力を遮断し、退散させる人物が人狼騒ぎがあった場所には必ず現れているんだ。

遠く離れた国の伝記によると、人狼を屠ってしまう錬金術師って存在が現れた場所もあるらしいけど、これは眉唾ものかな……。

それがこの村にも現れるかどうかは判らないけどね。

……つまり、この事件を円滑に解決するにはこういう力を持つ人の登場を待つといいかもしれないね。

[ステラはうんうんと頷きつつ話を締めた]

メイちゃんの相手って事は〜もしかして、そう言う人なの？

いいなぁ。

ふぅん。
それはどの文献を見てもある言葉ね……。

人狼がいるとしたら、そういった人間も居るのかしら。

[　誰に言うともなしに呟くと、グラスに残っていたブランデーを飲み干し、また注いだ　]

くわしいな、ステラさん。

それじゃあよ。さっさと、その『見極められる人物』ってのに名乗り出てもらえばいいよな。……ん？　でも、そうすっと犯人に狙われちまうか。ダメだな。

つーか、そんなのがいるかどうかもわからねぇんだよな。
なんとも、あいまいな話だぜ。

ねね、ニーナ判ってないんだけど、眠っちゃった人と、人狼って関係在るの？

そうだねー。
まあ、昔話だからどこまで本当かは判らないけどね。

ひょっとしたら……もっと別の形で現れるかもしれないし、現段階では何とも言えないって言うのが正直なところかなっ。

倒れて寝ちゃって昏睡状態になった人が居る事って、なんで人狼に繋がるのかな〜って、不思議なのね。

後、ニーナたち……容疑者なの？

調べられるって事は……そう言う事だよね？
メイちゃん、来たら詳しく話し聞きたいな〜。

[　ニーナの言葉に頷き、首を傾げた　]

人狼と関係が在るかどうかわからないから、本部で検査をしていくんじゃないかしら？
あたしはそう思ってるのだけど。

これに詳しい人が居るなら、もっとちゃんと説明されてると思うわ。
誰も詳しい人が居ない――そういうことじゃないかしら。

人狼には……相手を昏睡させる能力を持つ者も居るって話は文献にも出てたね。
珍しい存在らしいけど……。

まあ、明日も時間空いたら色々調べてみるよ。
何か解決策なんかがあるかもしれないしねー。

……あるといいな。

そっか、じゃあ人狼ならそれが出来るのね〜。

[キャロルの言葉に頷く]

そうだねー。私の知識も正直付け焼刃だよ。

本来ならフリーメーソンである、と名乗りをあげたメイちゃんが色々知ってそうな気がするんだけどね。
みんなはどう思う？

しかし、あれだな。
この中に人狼とやらがいるかもしれねぇわけか。

こえーな。

人狼について、文献を調べたりはしたわ。

文献では、人狼は人を食らうもの。
昼間のうちに処刑しなければ、村人が毎晩一人ずつ喰われて行く。
そういう風にかかれているものばかり。

だから、アーヴァインが眠りに落ちたということが人狼がいるという証にはならない。
けれど、人間の知り及ばない何かが起こった。

それは大変だ、それじゃ検査をしてみよう。

そういう感じじゃないかしら、と思っているわ。

んー。ステラさんの言うとおりだな。
メイちゃんに話を聞くのが一番早ぇ。

キャロルもやけに詳しいな。
文献か。

読むのめんどくせぇ。

ステラの話が本当なら、人間を昏睡させる人狼の存在がいるのかもね。
あたしは聞いたことがなかったけれど。

[　ケネスの言葉に頷いた　]

確かに、そう考えると怖いわ……。
だからって、怯えてばかりじゃしょうがないけれどね。

やれる事を考えるべき、かな。

ただ、こんなふうに人が昏睡したなんて文献はあたしは見たことがないのよ。
ん、もうちょっと詳しく調べてみるわ。

能力者――と呼ばれる人についてもね。
こんな時、お婆が居てくれたら心強いのにと思ってしまうわ。

ふふ、ケネスらしいわね。

あんたには話した事なかったかしら？
あたしは昔、語り部と呼ばれる部族と暮らしていたの。

彼らはとても色々な事を知っていた。だから、旅してた。

お婆から聞いた話からたくさんのことに興味をもったわ。
それから、本を読むことがあたしの趣味になってるの。

踊りは生きがいよ。ふふ。

[　そういうと、すっと立ち上がりくるっとターンをして見せた。
　　金色の髪が風に揺れ、暖炉の明かりを受けて輝いて見えた　]

そう。私が調べた文献もキャロルさんの言う風に書かれているものばかりだった。

例外が二つあって、片方は村が全員眠らせられたって話で、もう一つの方は村人が全員氷付けにされたって話だった。

一応その文献ではどちらも人狼の仕業って事になってたね。
これが事実だとしたら、もっと……異形の存在の仕業……の可能性もありそうだなって私は思ってるけど。

さすがにここで踊るのは狭いわね。
外は大雪だし。

雪が止んだら、また踊って見せられるのに。

[　そう呟くと、グラスを片手に窓辺に向った。
　　窓の外には、相変わらず雪が降りそぼっていた　]

人狼ねぇ…御伽噺の上で登場したりはするが実際に居るとは俄かには信じ難いよな。

[ネリーはキャロルの話に静かに耳を傾けていたが口を開いた。]
その、人狼と言う存在が本当に居るのなら、今回のアーヴァインさんのように昏倒させる力を持つと言うのはとても不思議ですね。
人を･･･襲ってはいるけれど殺さない？
それがいいことなのかはわかりませんけど。

まぁ、オレにはそういう難しいことはよくわからん。
さいわい、キャロルとステラさんが詳しそうだ。メイちゃんと力をあわせれば、どうにかなるだろ。


落ち着いて酒を飲めるようにしてくれ。

うん。まあハーヴェイさんの言う事はもっともだと思うねー。

まあ、明日にでもメイちゃんから詳しい話があると思うから、それを待ちたいかな。私としては。

ハーヴェイの言う事も解るわ。
あたしも俄かには信じ辛いと思ってる。

それは多分――本部の人間もそうなんじゃないかしら？

だから、『処刑』ではなく、検査――。
そういう形にしたんではないかと思うの。

[　ネリーの言葉に頷き微笑んだ　]

本当ね、人狼の仕業だとしたら何で食わないのかしら？
もしも本当に居るのなら、そしてそれが誰なのか解るのなら。
その理由は聞いてみたいわね。

案外、人狼も苦しんでるのかもしれないね。
だから殺さずに眠らせる……。

[ステラは静かに呟いた]

なんて……これこそ御伽噺かもしれませんね。
あははー。

まぁいい。
何があってもいい様に俺達は頑張ればいい――。

そう言う事じゃないのか？
こちらも俗説程度で信憑性には欠けるが、ある程度の知識はあるということだ。

･･･はい。私も人狼が誰かわかったら、何故このようなことをするのか、また、どうして殺すのではなく昏倒なのか･･･聞きたいです。

ま、検査から人狼がいないって解ればすぐに落ち着くでしょ。

そういえば、もうすぐ今年も終わりよね。
それまでに落ち着いて欲しいわ。

全てが終って落ち着いたら、カーニバルを開きましょう。
特上の踊りを見せてあげる。

その時には雪も止んでくれると良いわね。

[　キャロルは明るい未来を見据えると、柔らかく微笑んだ　]

ステラさんはやさしいな。
オレには人狼の心なんてわからねぇや。

何か、話に進展があったようだね…？

[ふと何とはなしに、壁のメモに目を遣った。]

心優しい人狼なんて、いるのかしら？

でも、いたとしたら素敵ね。そう思うわ。

[　そういうと、ステラに優しく微笑んだ　]

[メモを見て大筋は理解したようだ]

成程…私が昨日少し聞いた話は、この事だったのだな。


…これが、私の分の投票用紙か？

[メモの近くにあった一枚の紙を拾い、指先で摘んだ。]

キャロルさんの踊りは是非見てみたいですねー。
もし雪が止まなかったら教会でやりましょうか。
広さはそれなりにありますしね。

[階段から降りてきたカミーラに気付き、そちらに向き直る]

カミーラさんこんばんわー。

今晩は、シスター・ステラ。

今日はワインのようだね。

[テーブルの上のワインの瓶などを見て、くすりと笑った。]

投票用紙、か。
おいおい、だれの名前を書けってんだよ。

ステラに楽しみにされて、教会なんて素敵な場所まで提案されたら見せないわけには行かないわね。

楽しみにしていてね。

ええ、もう既にケネスさんは出来上がってるようですが……よろしかったらどうそ？

[ブランデー、という言葉を聞いて]

良い物があるね。紅茶でも淹れようか。
ブランデーとも合うし、酒が飲めない人にも良い。

[飲むかい？と、ネリーとニーナに微笑む。]

紅茶はマリーが持ってきたのがキッチンにあったわよね。

それにたらして飲むのも確かに美味しいわ。
あたしは、ストレートが好きだけれど。

まずはブランデーを頂く事にするよ。有難う、キャロル、ステラ。

[その後ケネスを見やり]

誰か１人に任せる事もできるようだよ。
最も、そんなに気を重くしないでも良いとは思うが。
恐ろしい実験のような検査でもあるまいさ。

ふむ……。

[...は一通りの会話をした後、何も告げず２Ｆへとあがっていった*]

[キャロルに聞いて、厨房の方でお湯を沸かしながら、キャロルに]

私が好きなのはブランデー入り紅茶じゃなくて、紅茶入りブランデーだよ。

[厨房の方から微かに楽しそうな声が聞こえた。]

カミーラさんよお。
「検査」だぜ？　「検査」
なにされるか、わかったもんじゃねぇよ。

だいいち、酒も飲めない場所に送られたらどうすんだ。

ブランデー･･･私もいただきます。
ニーナは？どうするの？

お湯は既に沸いてるはずだからすぐに出来るね。
私も貰おうかな。実はさっきから何も飲んでないしねー。

[聞こえてきたケネスの声に]

確かに、下手な想像をすると恐ろしいね。あまり注射などは好きではないし。

ケネスも、検査されてアルコールを止められたら、辛いだろうな。

[くすりと少し意地悪く笑った。]

何されるかわからないのは確かに嫌よねぇ。
ましてお酒が飲めない――なんて地獄よね、ケネスにとっては。くすくす。

あたしはさっきも言ったけれど。
あたしとあまり言葉を交わしてない人の名前を刻もうかなと思ってるわ。

[大き目のポットと、暖めたカップを幾つか用意した。]

紅茶が良い人はこっちを。
ブランデーを足らしたりしたいなら、キャロルに感謝しつつ頂いて。

[小さく微笑むと、ブランデーのグラスに紅茶を少し注いだ。]

ネリーも、どうぞ。温まるよ。

せっかくだから、あたしも少し貰おうかな。

[　そういうとブランデーのグラスに紅茶を少し足した　]

ん、いい香り。温まるわ。ありがとう、カミーラ。

そういえばここに今居ない方も投票権あるんだよね。
そうなると……誰が検査対象になるか、全く判らないね。
どうなるのかな？

あ、紅茶頂きます。
本当はミルクがあるといいんだけど、台所にあったかな？

酒が飲めねぇぐらいなら死んだほうがマシってもんだぜぇ。
検査なんて受けたくねぇよぉ。

紅茶の淹れ方とかも旅先で習ったからね。美味く淹れられたなら、幸いさ。

[キャロルに微笑んだ後、ステラを見て]

とりあえず、部屋にメイのメモの写しと一緒に滑らせて置こうか。
白紙よりは、マシだろう。

紅茶なら、ミルクティーがいいよ〜。

ふふ、ミルクティーね。
子供のころはミルクをたっぷり使った紅茶とココアが大好きだったわ。

今ではブランデー入りのほうが好きだけれど。

[　懐かしそうに呟くと、グラスを指でそっとなぞった　]

ミルク了解！　ちょっと探してきますー。

[ステラはどたどたと厨房に走って行った]

[トビーは集会場の扉を勢いよく開けると暖炉の近くまでダイビングした]

さみーさみー。

済まない、ステラ。一緒に持ってくれば良かったな。

[申し訳なさそうに、走って行くステラの背を見送った。]

ココアも好きだよ〜。

後、レモネードとか、ジンジャエールとか、卵酒とか〜。

はぁい。はじめましてよね？

あたしはキャロル。踊り子よ。よろしくね。

[行った時と同じ様にどたどたと戻ってくる。手には真っ白い瓶を持っている]

はーい、ミルクティー希望の人はこれねー。

[空いている方の手で瓶を指差し、暖炉の方に首を向ける]

そしてトビー君こんばんわ。

おっとっと、初めての人も多いみたいだな。

よ、お前ら。

わしはトビーつーねん。

[トビーは暖炉の火でタバコをつけ、それを吸い始めた。]

うおっと。
暖炉のまわりで暴れるな、トビー。

アルコールだらけなんだぜ、このあたりは。
引火したらどうする。

[緑髪の男性に気が付くと]

初めまして…だね。私はカミーラ、同じように集められた旅の者だよ。

これで、名前と顔が大体一致したかな…？

トビーね、よろしく。

[　タバコを加えた少年を少し不思議そうに見つめた。　]

ありがとうございます。
[ネリーはカミーラにお礼を言うとうれしそうに口をつけた。]

トビーくん、また煙草〜！

紅茶が入ってるから、そっちにしましょうね〜。

ローズマリーが選んでくれた茶葉の様だからね。
今度、ローズマリーにもお礼を言わないといけないな。

[紅茶入りブランデーを飲みながら、ネリーに微笑んだ。]

トビー君のタバコはもう諦めたよ……。

でもニーナにお酒よりは安全だとおｍ……げふんげふん。
な、何でもないですよっ！

ケネスさんは、汗じゃなくて、アルコールをかいてそうです〜。

ニーナのお酒？

確かに、飲むと次の日になってるからね〜。

もしかして、実は気が付いてないだけで、お酒を飲むと未来にタイムスリップする体質なのかも……。

[トビーはタバコを吸いながら紅茶を飲んでいる。]

あひゃー、温まるねぇ。

煙草は体に良くないぜ。
酒を飲め。酒を。

血の代わりにアルコール……。
それはそれで人間離れしてますねー。

やっぱり検査と言うか健康診断が必要かもしれない。
ケネスさんそういうの不精そうだしねー。

あのね、トビーくん。

煙草に含まれてるニコチンは、アセチルコリンの代わりに、それよりも強い働きをして、思考を活性化するの。

だから……あれ、悪い事無いよね。

何でだろう？

と言う訳で、明日はケネスさんの肝臓の検診を、明後日はトビーくんの肺のレントゲンを撮りましょう。

そういえばさっきケネスさんが『検査は嫌だー』ってのが、子供が『病院行きたくないー』ってぐずるのに似ててちょっと面白かったね。

[そう言うと、くすくすと笑いながらケネスを見た]

そういえば今日朝のうちに準備をしていたんでした。
皆さん、シチューは食べますか？朝薄めに作って暖炉の上に上げておいたのでかなり煮詰まってるはずです。
美味しいですよ。

あ、思い出しました。

それでね、ニコチンがアセチルコリンの代わりに働いてくれるから、アセチルコリンが分泌されなくなるよね。

そうすると、煙草を吸ってニコチンが供給されなくなると、身体がそれを欲しがる様になってしまって……つまりそれが中毒症状なのね。

酒を飲ませてくれる病院がありゃあ、検査でもなんでも受けるけどな。オレは、酒を飲むなと言わない医者をいまだかつて見たことがねぇ……。

因みにアセチルコリンは、脳内の神経伝達物質で、それが働かなくなるって事は、思考が鈍ったり、眠くなったり、考えがまとまらなかったり、普段できることが出来なくて、イライラしてきたりするのよ。

そうだな…ネリー、少しだけ貰えるかな？

もう直ぐ寝ようと思うんだが、小腹が空いてしまってね。

オレは毎日「適量」しか飲んでねぇんだけどな……。

あと〜、肺洗浄も一応あるよ〜。

肺に水を入れて、ケロケロさせるの〜。
凄く苦しくて、気持ち悪いんだけどね〜。

ケネスさんの「適量」は常人の10倍はありそう。

っと、ネリーさんのシチュー、私も貰いたいなー。

シチュー、頂きま〜す♪

わかりました。カミーラさんと･･･ステラさん、でしたよね？
シチューを入れる器を持ってきますので。
[ネリーは厨房へ向かい、少しすると皿を持ってやってきた。]
熱いというよりは温かいはずなのでやけどはしないはずです。
どうぞ。

ニーナもだったのね。お皿は余分に持ってきているから。はい。
[ネリーはニーナにだけ大盛りにして渡した。]
ニーナもどうぞ。

ニーナもだよ〜。

わ〜い、ニーナにはちょうど良いよ。

昨日のグラタンは、口の中やけどしちゃったしね〜。

[　シチューの良い匂いが鼻につき、振り向いた　]

美味しそうな匂いね。あたしも貰おうかな。

[　そういうと、キッチンから一枚皿を持って来てよそった。
　　グラスと皿を手にテーブルにつき、ゆっくりと口に運んだ　]

ん、美味しい。ネリーあんた良いお嫁さんになれるタイプね。

[　素直に顔をほころばせてそう伝えた　]

有難う、ネリー。美味しそうだな。

[ネリーに礼を言って、早速食べ始め]


うん、これは美味いな…。

[顔を綻ばせながら、スプーンを動かしている。]

[シチューをスプーンで掬い口に運ぶ]

うん。んまい！

[口をもごもご動かしながら、そう感想を述べた]

うんうん、もし居なかったら、ニーナが貰ってあげるね〜。

なんでニーナにだけ大盛りなんだろうな……。


独り言だ。気にするな。

ネリーちゃんの愛の表れだよ？

いえーい！シチューだぜ！
俺も俺もー！

[ミッキーはいつの間にか何処からともなく現れた]

愛か……。
オレにもほしいぜ。

むさくるしいのが出てきたな。
なんだ、ありゃ。

[　ニーナとケネスのやりとりを聞きながら少し声を零して笑った　]

ふふふ。

[　そうしてから、本当にこの中に――人狼が、存在するのだろうかと思った。けれど、それを顔に出す事はしなかった。
　　今感じている幸せな空気を、キャロルは壊したくなかった　]

むさ苦しい…！？
何を言うかっ！みよ！この完璧に整髪された髪！
丁寧に剃られた髭！艶やかな肌…！

むさ苦しいのはそっちではないかね…！

ニーナ以上の大盛が必要そうだな。

[ミッキーを見て、くすくすと笑っている。]

[　いきなり現れたミッキーに驚きの表情を浮かべた　]

……はぁい。あたしは、キャロルよ。よろしく。

ミッキーさんこんばんわ。
まあ、とりあえず落ち着いて。

ニーナ以上って、水面張力って限界があるよ？

やれやれ。
この、ワイルドかつダンディーなファッションがわからねぇとは。……ま、むさくるしいデブ男に理解してもらう必要もねぇが。

確かに、ケネスの髭は少し気になるかもしれないな。
剃れば少しは男前になりそうなものだが。

[くすりと笑った後、ニーナに]


一回り大きな器で、かな。
最も、ミッキーなら鍋ごと食べそうな勢いではあるけれど。

[小さく微笑んだ。]

[...はシチューをほお張りながら]

なんつーか、まだ始めましての人が居るのか。
って言うか皆こんなおっそい時間まで起きてんだな〜。
うまうま。

俺はミッキーってんだ。
気は優しくて力持ちさ！ま、一つ宜しく！
うまうま。

[...は一皿平らげた]

カミーラさんよ。
このヒゲが似合わないって？　そいつは残念だ。

だったら、上半分だけ見てくれ。
どうだ？　ちょっとした二枚目だろ？　ん？

ミッキーさんなら寸胴丸ごとのシチューでも食べちゃいますよ。

食べっぷりが良すぎて見てて気持ちいいです。

[　ステラの言葉に頷いた　]

ふふふ、そうみたいね。

[　ミッキーの言葉に微笑んだ　]

多分、会うのは初めてだと思うわ。
あなたみたいな人、一度会ったら忘れそうに無いもの。

[　カミーラの声に頷き微笑んだ　]

ええ、ケネスはちゃんとしたら、良い男に見えるのにねぇ。
くすくす……。

ああ、確かに。髪を梳かせばより一層、な。

[ケネスを見て楽しそうに笑った。]

やはり、女性人の意見としては男は髭を剃れって事のようだ…！
フフフ。どうやら俺の勝ちのようだね…！
記憶に残る男ミッキーが言うのだから間違いなし！

オレだって、軍にいたころはキッチリしてたんだぜぇ。
除隊してから、何もかも面倒になっちまった。

酒飲むのに、髪とかヒゲとかどうでもいいからな。ふ。

ワイルドでターキー？

明後日辺り、丸焼きにしたら美味しそうです。

って事で俺は寝るぜ！食ったからな！
あんまり夜更かしが過ぎるとお肌に悪いしな〜！

んじゃ、みんなお休み！あばよ！！

[と言い終わるか言い終わらないかのうちにその巨体は姿を消していた]

けっ。

ミッキーは、そのアゴの肉を剃りな。
すげぇことになってるぜ？

ケネスは軍に居たのか…。

[軍服に身を包み、身形を整えたケネスを想像しようとするも、出来ないようだ]

そんな髭だと、酒に浸かりそうな気がするが。
牛乳やシチューなど食べても、髭に付きそうだな。

[くすくすと笑う。]

痩せたミッキーさんも確かに見てみたいかも。

[ミッキーに手を振りつつそう漏らした]

ワイルドターキーじゃバーボンじゃねぇか……。

[　どたばたと現れて消えていったミッキーの後姿を、呆気にとられたまま見送った。そしてそのあと笑いが零れた　]

なんていうか、面白い人ね、ミッキーって。

[　楽しそうに笑いながらそう呟くと、笑いすぎて浮かんだ涙を指で拭った。
　　そのあとケネスの言葉に少し驚いた顔を浮かべた　]

へー、ケネス。
あんた軍隊になんていたんだ。ちょっと意外よ。

[　興味をもったように、まじまじとケネスを見つめた　]

そういえばケネスさんは元軍人でしたね。
単独で敵地に潜入してたとかって聞いたけど……。

いやそれは違う人だったかな？

にしても、ヒゲは不評かよ。
仕方ねぇ。そのうち剃るか……。

そうすっと、モテて困るんだよな。多分。

大丈夫ですよ、心配しなくても、ケネスさん。

あら、あなたがモテて困るような良い人なんて居るの？

[　そういうと、楽しそうにケネスの瞳を覗き込んだ　]

ん？　オレは軍にいたけどよ。
騎兵隊の専従音楽隊でドラム叩いてただけだぜぇ。

オレは平和主義者だからよ。
人殺しなんてまっぴらだ。

いや、心配してくれよ。ニーナ。
オレがモテると困るだろ？　な？

キャロルもな。
困ろうぜ。オレがモテると困るだろ。そうだろ。な？

ふふふ。
それじゃ、困るって事にしておいてあげようかな。

[　そういうと、楽しそうに笑った　]

そんなに気にされなくても、多分無用の心配ですよ。

あらあら。ミッキーさんが来てたんですね。
食後にマスカットを用意したんですが。
味の濃いもののあとはさっぱりしたものがいいですよね。
皆さんどうぞ。
[ネリーはマスカットを人数分に枝わけすると配り始めた。]

な、なんか微妙にむなしいぜ。
華麗にスルーされてる気分だ。

ありがとう、ネリー。
あなたもゆっくり座って食べなさいな。ね？

全くそのとおりだよネリーちゃん。
俺は君のその一言を待っていたんだ！

[寝ると言っていたはずのミッキーは再びいつの間にか現れている]

マスカットだと、ネリーちゃんの髪の色だね♪

よし、明日はニーナが巨峰を採ってきてあげよ〜。
確か去年は、森の奥にいっぱいあったから、今年もあるよね〜。

スルーされてるというか、ね。
良い男は辛くても弱音を吐かないものだよ。

[ふふっと笑うと、ネリーを見て]

色々済まないね、助かるよ。頂戴するね。

どこから沸いてきやがる、このデブ。

マスカット頂きます。

[マスカットの実を房から取って口に運ぶ]

うん……んまいっ。

[ステラは満足そうに言った]

ニーナ…今は雪に閉ざされてるんじゃないか？

それに、結構な大雪だ。遭難したら大変だから、止めておいた方が良い。

早い！
食べ物のある場所ならどこにでも現れるミッキーさんらしいけど。

カミーラちゃんの言うとおりだよケネス。
男は弱音は吐かないものさ…！
俺の美貌に嫉妬するのは分かるけどね…！ガハハハ！

あ！

そ、そだね……見付けた乗って、夏だったよ……。

けっ。
この、歩くエンゲル係数め。

こ、こいつ。ただのデブじゃねぇな……。

ケネスさん。ミッキーさんが只者じゃないって判ってるでしょう。

食べ物が絡んだ場合、ですけど。

フフフっ。
飛べないデブはただのデブ…！
デブだからこそ見える物もあると言う事さ…！

にしても……格好いい真摯な男性……居ませんね。

ああ。ミッキー、おまえはただのデブじゃないぜ。
百貫デブだ。今わかった。

外見だけじゃなく……って意味ですけど……。

てことで今度こそ寝るぜ。
デザートも食った事だし…な。
俺は一日十二時間異常寝ないと体調不良になるんでね。
ほんじゃあまたね〜。zzz

[...は今度は半分寝ながらゆっくりと階段を上がっていった]

ミッキーさん、ダイエットしてみます？

先生なら外科手術で……。

紳士ならここにいるんだけどな……。

紳士、か。ルーサー牧師はどうなんだろうな？

[ステラに尋ねるように視線を送り。]

あ、あはははは。
[ネリーは冷や汗をたらしてミッキーを見送った。]

ルーサーさんは、来て直ぐに戻られちゃったので、まだ話した事無いんですよね〜。

ハーヴェイさんとコーアリネスさんが、危険人物なのは、確認済みです。

コーネリアスさんは昼間少し見かけたけどちょっと浮世離れした感じだね。

ねね、ネリーちゃん。

ケネスさんって、紳士だと思う？