自警団長 アーヴァイン
ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
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酒場の看板娘 ローズマリー [村の中心から外れた所に、場所柄不相応かと思うくらいのちょっとした施設がある。 廃業した宿屋を改築した物で、見てくれは古いが、内容はしっかりしたものだった。 問題があるとすればそれは矢張り場所で、はっきり言って用のない人間はわざわざここまで足を運ばないだろう。 そんなんだから宿屋としても潰れたのだと思うのだが。 今は元宿屋の主人の商才を嘆くより、歯の根の合わなくなる前に壁に守られる事の方が重要だ。 さくさくと夜道を闊歩する。 ガス燈すらまともに無い好い加減な坂を上りきれば・・・] 暖炉、あーもう、暖炉! [月光を冷たく映やし、それは待っていた。 ご苦労様と言いたくなる程葉を揺らす常緑樹の間をぬって、窓の明かりが見える。 やっと着いた。 溜息すら横殴りに攫われて行った。] | |
(69)2005/12/17 23:50:57 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ドアに体を添える様にして中に滑り込む。 妙な手応えに振り返ると、なんだか痛々しい事になっていた。 ざっと室内を見回すも、人影は無い。 暖炉に小さな火が揺れているのを見て、何はともあれ駆け寄った。] ん。あれ、ニーナにエッタ。 [近くのソファに二人がころころと毛布に包まって眠っている。自分と同じように呼ばれたのだろうか。] アーヴァイン、居る? [広間の奥へと声をかけるが、何の反応も無い。 ...は、ひょいと両の眉を上げ、口を曲げた。] こんな中呼び出しておいて不在とは、良い度胸じゃないのよ。・・・ふふ・・・後でぼてくりまわしてやるわ・・・ [暖炉に薪を足し、毛布を持って空いたソファーに身を投げる。 取敢えず朝まで待つか。眠っている女の子をこんな所に一晩放置しておくのは心配だ。] | |
(72)2005/12/18 00:28:19 |
逃亡者 カミーラ ハーヴェイ、か。ありがとう。私は先程言った通り、旅の者だよ。(>>111) 書生をしながら、便利屋か…。もし何か用事でも出来たら、お願いするよ。 | |
(120)2005/12/18 03:21:26 |