流れ者 ギルバート [ギルバートは噴水の縁に座リ込む。] 疲れた。 【さぁて。一通り街はチェックした。 かなり広い。驚きだ。 まず東区から北区へ向かった。 壁と門で区切られるようになっていて、典型的なスラム街のイメージだった。 しかしそこにも芸が細かく、古い都市部分がそのまま寂れたような形になっていた。 ところどころに計画性の無さ、無謀な建築、不可解な狭い路地が現れる。 スリや物乞いのNPCが現れたり、置き引きを狙うように周囲をうろつくNPCもいた。あれは若干わざとらしかったか。 ま、こちらが盗賊だからか大丈夫だったが。 盗賊ギルドもあったからな・・・こちらのNPCの方が怖かった、かなり。 ここでは情報が金銭や対価情報でやり取りをされているようだった。リアルだったな。 北区から西区へ。 繁華街。雑多で賑わっていた。スラム街との境界域では若干揉め事がある、なんて演出もあった。クエストでもあるのかね。 西区から南区へ。静かな区域だった。GMが待機しているらしかったが挨拶はしていないな。少人数らしいから、しておいた方がいいのかね・・・。】 | |
(232)2005/07/05 23:43:29 |
流れ者 ギルバート 【南区から中央区へ。NPCが噴水にコインを投げ込むと願いが叶うらしいと噂しているのを聞いた。イベントでもあるか? まぁ・・・】 [なんとなくコインを噴水に投げ込む。ポチャリと音を立てて、コインがそこに沈んでいく。] 【・・・特に何があるってわけでもないんだよな。ちゃんと波紋もできますって技術力を誇示したいだけか? イラつく。煙草がないんだよ、煙草がさ。クソッ、これはこのゲームの大きな欠点だぜ。】 [爪を噛む。少し落ち着いたようだ。] 【・・・そういや、コインや石を人やモノに投げ付けて影響力を行使することもできるようだった。それを知らせるための情報だったかな?】 | |
(234)2005/07/05 23:48:15 |
美術商 ヒューバート やぁどうも GMの人みたいですね まぁ楽しませてもらってますよ・・・ [ヒューバートは抑揚の無い声でデボラに挨拶をした後周りを見渡した] さっきまでいなかった人も居るな・・・っとまた新しくログインした人も来たか [ローズマリーの言葉を聞き振り返る] ああ、それなりに色々散策させてもらったよ 最初は戸惑う事もあるだろうが まぁ気長にゆっくりと楽しもうじゃないか 東に行くと武器屋・防具屋・道具屋・冒険者ギルドがあるからまず全部行ってみるといい 宿屋は西田から疲れたらそこで休むのをオススメするよ [ヒューバートは人影の中に見覚えのある人物(ラッセル)を見つけた] おっ!君は昼間に会った戦士じゃないか え〜っと・・・名前まだ聞いて無かったよな? | |
(316)2005/07/06 01:15:34 |
流れ者 ギルバート [ギルバートは、ウサギ型のMOBを見付けると、あらぬ方向に足元の石を投げる。 MOBは音に気付き、その方向へ向かう。・・・が、張ってあった落とし穴にははまらず、ギルバートの方に向き直って戦闘体勢に入った。] ・・・。失敗。 [ギルバートはナイフを一本抜く。MOBはギルバートにじりじりと近づくと、一気に飛びかかる。 ・・・と、ギルバートは空いた手にたいまつを握って火をつけると、MOBの鼻先に押し付ける。 MOBが怯んだ隙に、ギルバートはナイフで右手に結んだ枝を切り払う。 と、MOBの足元から枝葉が跳ね上がり、MOBは制御を失ったままギルバートの方向へ緩やかな放物線を描く。] ・・・よっと。 [ナイフがMOBを貫く。ギルバートはさらにナイフを払った。] ・・・よし。倒したな。 [息を吐く。] 本当に芸の細かいゲームだ・・・。罠まで張れるとは。 取り敢えず、道具屋でポーションと一緒にトーチを貰っておいてよかった。 | |
(373)2005/07/06 03:01:16 |
流れ者 ギルバート 【・・・CCEは一体どれくらいのビジネスプランを持っているんだろうな。 何人の参加を見込み、どれだけの収入を見込み、どのような効果を期待するだろう。 あぁ・・・楽しみだな。 特に拒否反応が見られるのは期待の反面、このVRシステムだろう。 精神を機械に委託してネットサーフするわけだからな。 CCEは自信を持っているだろう。テスターといて我々、一般人を招待する段階までもう来ている。万が一の事故、なんてのはありえない。もしそんなことがあれば、関係者はこの業界から抹殺され、ネットゲームそのものすらバッシングの憂き目だ。多くの人間が路頭に迷うだろう。CCEは現段階でかなりの収益を上げているはずだ・・・評判は芳しくもないようだがな。そんなリスクを犯さなくてもいい。 なるほど、その自信は間違っちゃいない。リアルな空間、確立された世界観。処理落ち等の問題もない。 若干の痛覚、疲労。それもまたゲームを楽しむためのエッセンスとして、あるいはファンタジーを破壊するリアリティとして、明確に機能している。脅威の・・・恐らくは究極のゲームの形をある部分で実現したものだ。】 | |
(378)2005/07/06 03:05:36 |