人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(623)逢魔が刻の咎無村 : 1日目 (1)
 集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。

 人狼なんて本当にいるのだろうか。
 もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
自警団長 アーヴァイン
 あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。

 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
 とにかく十分に注意してくれ。
どうやらこの中には、守護者が1人、狂信者が1人、結社員が2人、霊能者が1人、占い師が1人、人狼が3人、含まれているようだ。
現在の生存者は、村長 アーノルド、村長の娘 シャーロット、鍛冶屋 ゴードン、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、酒場の看板娘 ローズマリー、踊り子 キャロル、学生 メイ、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、お尋ね者 クインジー、冒険家 ナサニエル、吟遊詩人 コーネリアス、のんだくれ ケネス、異国人 マンジロー、の15名。
お尋ね者 クインジーは、学生 メイの反応を見て、苦笑した。
2005/06/20 00:39:12
冒険家 ナサニエル
伽羅な。
育ててくれた?なんや、子供ん頃から働いてたんか?
ちゅうか、親は?

笛なら少し出来るよ。今度、踊ってくれるか?

[胸元から細い笛を取り出して、軽く揺らした]
(0)2005/06/20 00:40:12
流れ者 ギルバート
(…やれやれ そろいも揃って「岩に呼ばれた」か…
俺には理解できんがなぁ…)

っと まってくれ紗都!俺の過去のことを教えてくれるんじゃ…!!
………行っちまったか… …うーん 人がいっぱいいると喋る間合いをなくすなぁ
しょうがねぇや 傍観に徹するか…
(1)2005/06/20 00:40:43
見習いメイド ネリー
音麗…と申します、晴暗殿。
まだまだ力及びませぬが…皆様のお力をお貸し頂ければ心強いです…。

…紗都様…?
(また、哀しそうな、いや、怒りを滲ませた瞳…?)
(2)2005/06/20 00:40:44
のんだくれ ケネス
(――この男も何の縁も無い者ではないのだろうな……此処にいる者達は嘗て「そうであった」者なのかも知れん。)

[弦琉丸は九韻示に目を遣利、独り心の中で呟いた。]
(3)2005/06/20 00:41:17
吟遊詩人 コーネリアス
[弦琉丸の呟きに僅かに頷く]

…ここで出逢うたも何かの縁(えにし)よ。
この場所が北から流れ入る地龍の脈の上にあったのも、偶然ではあるまい。

鬼は今も憑くものを探して迷うておる。
鬼を探し、縛することは一人の力ではどうにもならぬ。
ここに皆がおるのも何かの縁(えにし)…
互いに疑い、殺めあうのが人の業であるなら…
それを晴らすもまた人であろうよ。
(4)2005/06/20 00:42:12
学生 メイ
びっくりした… 冗談か…
こんなときだから、そういう冗談は…

[めいは九韻示をみて困ったように微笑んだ]
(5)2005/06/20 00:43:10
踊り子 キャロル
働いてた…と言えるのかしらね。あれは。
肉親は…うん、きっと、どこかにいるはずよ。

まぁ…素敵な曲…
うふふ…ありがとう。
(6)2005/06/20 00:43:11
お尋ね者 クインジー
まぁ、話しちまうと…一種の呪いみたいなもんだな。
この刀…鬼哭刀の…。

[そう言いつつ、腰に挿した太刀を少しだけ抜いて見せた。そこには白刃ではなく、やや赤みを帯びた黒鉄の刃が…]
(7)2005/06/20 00:44:07
村長の娘 シャーロット
[紗都は暗闇を歩き続け、屋敷の前に辿り着いた。何かが違う…屋敷の中から……澱んだ空気が流れている。紗都は静かにその中に入った。

屋敷の入り口からは、中に向かって血痕が続いていた。まるで、此れを辿れと言わんばかりに……。紗都は恐る恐る其れを辿る……。其の先には、目を疑いたくなるような光景が広がったいた。]

…叔母様……?叔母様……?

[紗都の目に入ってきたものは、叔母の無残な姿であった。]
(8)2005/06/20 00:44:20
冒険家 ナサニエル
[岩へと向かい、砕かれ転がった石を一つ拾い上げ]

したら、俺は宿にでも戻って寝とくわ。
明日も早いからなぁ。
また明日、話し相手にでもなってやってな。
(9)2005/06/20 00:44:49
書生 ハーヴェイ
音麗、か。綺麗な名前だな。
ともに協力し合うしかないようだ。

紗都は…急にどうした…この気にやられたか…?
なんだかまたこの辺りの気が騒ぎ始めたようだが…?
(10)2005/06/20 00:45:52
村長の娘 シャーロット
[叔母の姿は、まるで過去を思い出すような…鬼の仕業と思わざるを得ない程、無数の傷と、多量の血で溢れ返っていた。]

いや…っ!叔母様……
起きて……ねぇ、起きてよ……

私を一人にしないでっ!!
(11)2005/06/20 00:47:22
学生 メイ
その刀、鬼哭刀っていうんだ。
綺麗な刀だね。そんな刀はじめてみたよ。

[めいは鬼哭刀の刀身を吸い寄せられるように見ている]
(12)2005/06/20 00:47:31
村長の娘 シャーロットは、叔母の体を強く抱きしめ、泣き叫んだ。
2005/06/20 00:47:41
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は鈴也の言葉に頷いた。
そして、その時丁度、けたたましく現れた馬上の男に視線を送った。]
(13)2005/06/20 00:47:52
見習いメイド ネリー
綺麗…ですか。
祖母に付けて頂いた名です。ありがとうございます。

それにしても…何か起こったのでしょうか…。
今、一気に気の乱れを感じたような、胸騒ぎが…。
(14)2005/06/20 00:49:06
流れ者 ギルバート
………。ふう 馴れ合いの会話は聞いてて楽しいが寝不足になっちまいそうだな…
記憶に関する聞き込みは明日にするかね…
(15)2005/06/20 00:50:16
流れ者 ギルバートは、帰ろうとしたがけたたましく現れた馬上の男に驚きその足を止めた
2005/06/20 00:50:57
吟遊詩人 コーネリアス
[万次郎の様子に、ふと瞳を閉じる]

やはり…清暗殿や音麗殿にも解るか。
…気の流れが…変わったようだ。

…察するに──鬼が…憑く依代(よりしろ)を決めたのであろうな。
(16)2005/06/20 00:51:01
冒険家 ナサニエルは、挨拶を済ませると、暗闇へと消えていった。
2005/06/20 00:51:02
異国人 マンジロー
[馬上から手に持った松明で一同を照らす]

む、村の衆か?
拙者は検非違使右衛門輔、万次郎と申す。

吾馬殷殿へ火急の用件があり急ぎ仕った次第。
(17)2005/06/20 00:51:04
学生 メイは、音麗に気がつき、刀から目をそらすと微笑んだ。
2005/06/20 00:51:51
書生 ハーヴェイ
いかんな…ともわれ、この場は離れた方がいいかもしれない。
一旦村に戻らないか?
(18)2005/06/20 00:52:10
書生 ハーヴェイは、異国人 マンジローを見上げつつ、話を聞いている。
2005/06/20 00:52:39
踊り子 キャロル

万次郎さま…と仰るのね…

… …
私はここで失礼させていただくわ…

また明日…お目にかかります、みなさま。
(19)2005/06/20 00:54:24
踊り子 キャロルは、異国人 マンジローから逃げるようにその場を後にした。
2005/06/20 00:54:31
お尋ね者 クインジー
この太刀はな…鬼を斬る為の刀なんだがな。

ずっと昔の話だが…やはり鬼相手の事件に巻き込まれてな。その時、迂闊にもこの刀を手にし、此奴の力に頼ってしまったのさ。それ以来、俺はこの刀に…な。

で…各地で鬼探して切り伏せてきた…昨日の晩、此処に眠る三匹の鬼を斬れば…それも終わる筈だったんだが…。
(20)2005/06/20 00:54:38
村長の娘 シャーロットは、叔母の体を床に横たえ、心にもう一つの憎しみがこみ上げていた。
2005/06/20 00:54:50
お尋ね者 クインジーは、異国人 マンジローに背を向けた。
2005/06/20 00:54:52
異国人 マンジロー
兎に角、吾馬殷殿がこの村へ参られておるはず、たれか案内願えるか。
(21)2005/06/20 00:55:26
見習いメイド ネリー
[万次郎の姿に気がつき、少し考えているように俯くと、じっと斬鳩を見据えた]

…斬鳩殿。
お願いがございます…。
紗都様を、気にかけて下さいませぬか?
貴方様が一緒の時の紗都様、穏やかなお顔に思えました。こんな時だからこそ、お傍にいてあげて頂けませぬか?
(22)2005/06/20 00:56:44
異国人 マンジローは、お尋ね者 クインジーとキャロルの後姿を怪訝そうに見た。
2005/06/20 00:56:45
お尋ね者 クインジー
oO(検非違使の連中は巻いて、京の方へと向かわせたと思っていたんだが…)
(23)2005/06/20 00:56:48
村長の娘 シャーロット
許さない……

父母を殺した村人を…叔母を殺した鬼を……
皆、呪い殺してやるっ!!
(24)2005/06/20 00:57:49
吟遊詩人 コーネリアス
[万次郎の声を聞きながら、鈴也は口を開いた]

検非違使と申されたか。
吾馬殷殿ならば村の中におるようだ。
私が案内(あない)仕ろう。

[そう言うと鈴也は万次郎の方を眺めた]
(25)2005/06/20 00:57:56
見習いメイド ネリーは、めいの微笑みに気がつき、不思議に思いながらも微笑み返した。
2005/06/20 00:58:12
お尋ね者 クインジーは、異国人 マンジローが、手配書の似せ絵を見ていない事を祈った。
2005/06/20 00:58:59
のんだくれ ケネス
[万次郎が現れての喧騒の中、鬼魂岩の傍に跪いたまま弦琉丸は意識を失っていた。]
(26)2005/06/20 00:59:57
村長の娘 シャーロットは、叔母の体に自分の着物を掛け、傍らで静かに瞳を閉じた。
2005/06/20 01:00:43
異国人 マンジロー
馬上よりすまぬな、頼み申す。

[轡を返し、鈴也の後に続いた]
(27)2005/06/20 01:00:43
流れ者 ギルバート
……………。わかったよ巫女さん。

紗都のことは俺も気になっていたんでね
悪いが 家を教えてもらえるかぃ?
悪い予感がするんでぃ
(28)2005/06/20 01:00:59
学生 メイは、九韻示の説明を聞いて再び刀に目を向けた。
2005/06/20 01:01:26
見習いメイド ネリー
…うっ、紗都様のお屋敷ですか…?

[迷子になった自分を思い出し、思わず詰まってしまった]
(29)2005/06/20 01:03:37
学生 メイ
晴暗さん、お待たせしてしまってごめんね。
すっかり話し込んでしまって…
そろそろ夜も更けて来たし、ご案内します。

[めいは、急いで岩の横にある本殿に歩み寄り、兄達の幸福と村のことを祈った]
(30)2005/06/20 01:04:03
書生 ハーヴェイ
ああめい、そろそろと思っていたんだ。
皆で村に戻ろうか…
(31)2005/06/20 01:05:40
見習いメイド ネリー
[申し訳なさそうにめいを見つめる]

めい様、紗都様のお屋敷を御存知ではありませぬか?
できれば斬鳩殿も一緒にお連れして頂きたいのですが…。
(32)2005/06/20 01:06:15
お尋ね者 クインジー
(っと…俺を追ってきたんじゃない…のかな?)

あぁ、話が途中だったな。
で…この刀に導かれて、この村に来たんだが…三匹の鬼を逃がしてしまってな。
お嬢ちゃん、昨晩から様子の変わった村人とか…心当たりはないかな?

あの岩に封印されていた鬼、その鬼を切り捨てれば俺はこの刀から、解放される…退鬼なんて、煩わしい使命から…な。
(33)2005/06/20 01:06:43
吟遊詩人 コーネリアス
[鈴也は万次郎の馬の隣を歩きながら村の中へと戻っていった]

…今宵の月のなんと禍々しきことよ。
虫の音も…風も何かに怯えているように静まり返るとは…

[万次郎を吾馬殷のところまで送り、庵に戻った]
(34)2005/06/20 01:09:33
流れ者 ギルバート
〔斬鳩は苦笑して音麗の頭をぽんと叩いた〕

いや、いい。自分で探すさ
じゃあな 夜まで楽しそうな村の皆さん

〔斬鳩は 手をふると神社を後にした〕
(35)2005/06/20 01:09:33
学生 メイ
音麗、どうして知らないの??
ま、いっか。斬鳩さん、途中だし案内するよ。

九韻示さんのお話の続き聞きたいんだけど…
ええと宿に泊まる? めいの家でもいいけど?
途中の道で聞かせてくれると嬉しいな。
(36)2005/06/20 01:09:45
吟遊詩人 コーネリアス
oO(九韻示殿、かような時期で良かったな…
気脈の乱れは人の世をも乱す…洛中はおろか…
内裏もただでは済むまいよ…)
(37)2005/06/20 01:09:55
お尋ね者 クインジー
(さて…あの検非違使をどうしたものか…三日で良い目こぼしして貰いたいね。その間に、あの鬼どもを…)
(38)2005/06/20 01:10:11
お尋ね者 クインジー
宿に泊まるにも、今は無一文でな。
もし良ければ、納屋でも貸して貰えるかな。
(39)2005/06/20 01:11:38
お尋ね者 クインジーは、学生 メイの前で、刀を仕舞い、向き直った。
2005/06/20 01:12:01
見習いメイド ネリー
し、知らないと言うか、その、迷子に…こほん。

あ、その、斬鳩殿!お待ち下さいませ!
めい様、その、途中で迷っていたら、お願い致します!

[音麗は斬鳩の後を追いかけて行った]
(40)2005/06/20 01:12:56
学生 メイ
そうなんだ、何かたいへんそうだね。
お客様が多いのは歓迎だよ。

[めいは、九韻示に明るく答えると、晴暗の手をとり自宅へと向かった]

う、斬鳩さんはのんびりしてるように見えたけど足は速いな。
追いつけるかな? 迷わないといいけど…
(41)2005/06/20 01:15:14
お尋ね者 クインジーは、学生 メイの後を、万次郎が去った方向を気にしながら付いて行った。
2005/06/20 01:17:32
書生 ハーヴェイ
おっと…出発か。
[晴暗はめいに連れられて歩いている]
(42)2005/06/20 01:18:16
学生 メイは、音麗の話を聞いて不思議そうに首をかしげながら歩き続ける
2005/06/20 01:18:43
学生 メイ
[九韻示の話を道すがら思い出しているようだ]
刀に導かれて、この村へ…?
三匹の鬼って…鬼はひとりじゃないの…?

昨日から様子がおかしかった人かぁ…
めいは昨日は遅くまで本を読んでいて…家に篭ってたんだ。
お力になれなくてごめんなさい。
(43)2005/06/20 01:24:39
吟遊詩人 コーネリアスは、庵に帰りつき、書を読み始めた…
2005/06/20 01:25:51
見習いメイド ネリーは、またしても村の中心で途方に暮れている。
2005/06/20 01:27:41
吟遊詩人 コーネリアスは、何かの気配を感じ、式を飛ばした。
2005/06/20 01:28:03
学生 メイ
(晴暗さんの手、大きくて…なんか落ち着く…)


[石段を降り、自宅へと向かう。残念ながら斬鳩には会わなかったようだ]
(44)2005/06/20 01:30:24
見習いメイド ネリー
ぅぅ…斬鳩殿を見失ってしまった…。
鬼がすでに村の者に取り憑いているのなら、村の中の方が動きを探しやすいだろう…。
今宵は村の方で休めるところを探そう。
(45)2005/06/20 01:33:47
吟遊詩人 コーネリアス
oO(…ふむ、斬鳩殿は紗都殿の屋敷に向かったか…
先程の境内での様子、ただならぬものを感じたが…)

[鈴也は書を次々と紐解き、読み続けている…]
(46)2005/06/20 01:36:30
書生 ハーヴェイ
ふむ…もうすぐ着くかな?

(冷気が少し冷えるが…めいは手があったかいな…)
(47)2005/06/20 01:36:37
学生 メイ
[めいは自宅につくと2人を部屋に案内し邸内の説明をした]

もう時間が遅いので父は眠ってしまったようです。
晴暗さんと九韻示さんのことは話しておきますので、ゆるりとおやすみください。
(48)2005/06/20 01:38:18
学生 メイ
[今更ながら、晴暗の手を握り続けていたことに気付き頬を赤らめた]

あっ…馴れ馴れしくしちゃってごめんなさいっ
(49)2005/06/20 01:40:35
書生 ハーヴェイ
随分と大きな館だね。
ありがとう、めい。

この時期と言うのに、今宵はよく冷える。
今日は疲れてもいるだろうし、体には十分気をつけてな…。では、私は休ませてもらうよ。
(50)2005/06/20 01:42:41
書生 ハーヴェイは、かまわないよ、と微笑んだ。
2005/06/20 01:42:54
見習いメイド ネリーは、もう一度途方に暮れた。
2005/06/20 01:44:39
学生 メイは、晴暗を暫くの間、見つめ、恥ずかしそうに微笑んだ。
2005/06/20 01:45:53
学生 メイ
晴暗さん、おやすみなさい、いい夢を。

九韻示さんも、ごゆっくりどうぞ。
(51)2005/06/20 01:47:07
書生 ハーヴェイは、学生 メイめいに微笑みながら、部屋へと入った。
2005/06/20 01:49:36
吟遊詩人 コーネリアス
[鈴也は懐の笛を取り出した]

…やはり、このような夜は書よりも楽が似合うか…
この笛が少しでも皆の心を鎮めれば良いのだが…

[鈴也は庭に面した濡れ縁に出て、笛を唇にあてた。
穏やかな旋律が、淀んだ気の中に瑯々と流れ出す…]
(52)2005/06/20 01:49:52
学生 メイは、父に客人を招いた旨書付を残し、自室に戻った。
2005/06/20 01:52:27
吟遊詩人 コーネリアス
[穏やかな笛の音は、月光に照らされ、静まり返った村に微かに響いた]
(53)2005/06/20 01:52:56
見習いメイド ネリー
西側…めい様のお屋敷だろうか、妙に熱いというか、桃色みたいな気が流れてくるような感じが…。
…でも、心地良いな。

そ、そして私はどこで休もうか…そこらの納屋でも借りよう…。
(54)2005/06/20 01:53:27
吟遊詩人 コーネリアス
[笛の音は音麗を招くように尚も響き続けている]

oO(先程放った式が見かけたのは音麗殿であったか…)
(55)2005/06/20 01:56:24
見習いメイド ネリー
[人の気配のない納屋に入り、腰を下ろす。格子状の窓から見える月を眺めていると、笛の音に気がつく]

…鈴也殿の笛か。心が落ち着く。
けれど、あの気の流れの変貌は…。
……明日からは気を引き締めていかねば…。
(56)2005/06/20 01:56:45
吟遊詩人 コーネリアス
oO(この笛の音に気づいてくれれば良いのだが…)

[鈴也は楽を奏で続けた]
(57)2005/06/20 01:57:15
酒場の看板娘 ローズマリー
[雫は空気が裂けるのに気付いて目を覚ました。]
・・・何かが起きたの?
何かが飛び散ったような・・・。でも、不穏な空気はますます濃くなっている・・・。鬼が・・・誰かに取り付いたのかしら。
[雫はなんとはなくに不安になり内掛けを羽織ると家の外へ出た。]
(58)2005/06/20 01:58:36
見習いメイド ネリー
…何だか、呼ばれているような、いないような…?

[納屋を出ると、ふらふらと笛の音に導かれるように外を歩き出した]
(59)2005/06/20 01:59:49
見習いメイド ネリー
[笛の音に誘われて、質素な庵の前に辿り着く]

…こ、ここはどこだろう…。
まったく見覚えがない。
きっと暗いからだな、うん、そうに違いない…。
(60)2005/06/20 02:03:58
吟遊詩人 コーネリアス
[楽の音がふと止まり、奥から声が響く]

…音麗殿か。
破れ寺(やれでら)同然だが雨露は凌げようぞ。
入られるがよい。

[声が響くと同時に、扉が音もなく開く]
(61)2005/06/20 02:09:17
見習いメイド ネリーは、驚きのあまり硬直した。
2005/06/20 02:10:53
見習いメイド ネリー
鈴也殿…こんなところにお住まいでしたか!
またしてもというか、迷う度にというか、お世話をお掛け致します…。
屋根があればどこでも眠れます…ありがとうございます。

[きょろきょろあたりを見渡しながら、庵の中に入って行った]
(62)2005/06/20 02:14:39
吟遊詩人 コーネリアス
[鈴也は扉の中から現れると音麗を見て微笑んだ]

祭祀の身とはいえ、娘御(むすめご)であることには変わりはなかろう。
この村のしきたりに詳しいそなたの身になにか起こったとあらば…
村の人々も不安になろうものよ。

構わず、床を延べると良かろう。
私は…笛を奏でていると心が落ち着くのでな。

[鈴也は音麗にそう言うと、再び濡れ縁に出て笛を唇にあてた]
(63)2005/06/20 02:17:47
見習いメイド ネリー
(娘御…そのように言われたのは初めてだ…どうしたらいいのだろう…)

…明日、鬼を探しに参ります。
村の者に全てを伝えるまでは、私は死ぬ事はできませぬが…鈴也殿も、どうかお気をつけて。

鈴の音は私の心も安らかにさせてくれます…その音が明日の夜も、明後日の夜も聞けるように、祈っております…。
おやすみなさいませ…。
(64)2005/06/20 02:26:45
見習いメイド ネリーは、…鈴じゃなくて笛…ごごご、ごめんなさい。
2005/06/20 02:28:09
見習いメイド ネリーは、恥かしそうに床に就いた。
2005/06/20 02:28:45
鍛冶屋 ゴードンは、長すぎた眠りから目を覚ました。
2005/06/20 04:59:46
鍛冶屋 ゴードン
……。
何故まだ朝なのだ……。

流石にそんなに直ぐに目覚めたとは思えぬ……。

[甲惇は周りの様子から、暫しの後、自らがほぼ丸一日眠りについていた事に気がついた。]
(65)2005/06/20 05:09:12
鍛冶屋 ゴードン
……。

おかしい……。
儂が丸一日寝過ごすなど……自分でこんな事を仕出かしてしまうなど……考えられない。

昨日のあの底知れぬ違和感と言い……。
この地に一体何が起きているのだ……。
(66)2005/06/20 05:16:14
鍛冶屋 ゴードンは、扉を開け、朝靄の中、外の世界へと出た。
2005/06/20 05:32:21
鍛冶屋 ゴードン
[表に出た甲惇の前に広がっていたのは、一見普段と何も変わらぬ、ごくありふれた景色だった。]

……。
何も……。
何も変わらぬ景色だが……。

……。
やはり……何か禍々しき念を……感じる……。
(67)2005/06/20 06:38:28
お嬢様 ヘンリエッタ
[片李は褥の上でしばらくうなされ、飛び起きた]

・・・今のは・・・夢・・・?
鬼に追いかけられるなんて・・・岩を見に行ったせいかもしれません。
・・・体が重いです。
(68)2005/06/20 06:57:59
鍛冶屋 ゴードン
……。
まだ……誰も……おらぬか……。

……漠然とではあるが……いやな予感がする……。
(69)2005/06/20 07:01:25
お嬢様 ヘンリエッタ
[その場でしばらく呼吸を整える]

外の様子を・・・見てまいりましょう。

[片李は寝着に単衣を羽織って外に出た]
(70)2005/06/20 07:03:37
お嬢様 ヘンリエッタ
[片李は辺りを見回し、小さく首を振る]

まだこの村の空気は重いまま・・・。
いいえ、昨日よりもずっと重いです・・・。
(71)2005/06/20 07:05:40
お嬢様 ヘンリエッタは、単衣の袷をかき抱き、震えを抑えた。
2005/06/20 07:06:22
お嬢様 ヘンリエッタ
もうしばらくやすんでいましょう・・・。
ばあやが心配してしまいます。

[片李は外の様子を見終えると屋敷の中に戻っていった]
(72)2005/06/20 07:12:45
書生 ハーヴェイ
[晴暗はめいの屋敷で一人目を冷ました]
ふ…む…久しぶりによく眠れたな…。

[いつもならば晴暗の眠りは浅く、悪夢にうなされていた。昨日の騒動はよほど彼を疲れさせたのであろう。]
(73)2005/06/20 07:17:33
書生 ハーヴェイ
[ふと気付くと、傍らに彼の使役する式、玄武が居た。何らかの書状をたずさえて…]

む…仕事、か。行かねばなるまい。
持ち場へ戻れ、玄武。
「………」
[主人の命を受け、玄武は姿を消した]
(74)2005/06/20 07:30:11
書生 ハーヴェイ
さて…
[身づくろいを整えた晴暗は、さらにもう一匹の式を呼び出した。]

朱雀よ、お前は村に残り、必要な情報を集めておけ。
「………」
よし。では、出掛けるとしよう。
(75)2005/06/20 07:39:35
書生 ハーヴェイは、めいの屋敷を出、姿を消した…
2005/06/20 07:41:08
流れ者 ギルバート
ふぁぁぁ… ああもう………酷い朝だ
まったく…いつから俺は方向音痴になたんだが…
やってらんねぇや

[斬鳩は 結局屋敷を見つけられずに野宿をしていた]

さて この村に住んでいたことはわかったし
今日は適当に村の人を捕まえて いろいろ話を聞くかね…
(76)2005/06/20 08:18:41
流れ者 ギルバートは、のんびりとした足取りで 村へと歩みを進めていった(離席)
2005/06/20 08:19:15
村長の娘 シャーロットは、目を覚ますと、叔母を抱えて小さな丘に向かった。
2005/06/20 09:11:44
村長の娘 シャーロット
[紗都は父と母の横に叔母を埋め、冥福を祈った。]

三人の仇は…必ず討ちます。
どうか、安らかに―――

さて、皆に鬼が出た事を知らせないと…。それから「蒼の巻物」…まだ誰も気がついてない。とりあえず、神社まで行くとしましょう。
(77)2005/06/20 09:13:06
村長の娘 シャーロット
[紗都は神社に向かい、昨日岩の陰に置いた「蒼の巻物」を手にした。そして、一度屋敷に戻った。]

この「蒼」を…晒すわけにはいかない。

[そう呟くと、紗都は「金の巻物」を奥から持ってきて、其処に叔母が亡くなった事、其の姿は人のなせる業とは思えない事を記した。そして、昨日「蒼の巻物」に書いた内容(>>0:102)も、新しく記し直した。

その後紗都は神社に向かい、「金の巻物」を本堂の中に置いた。]
(78)2005/06/20 09:31:23
村長の娘 シャーロット
昨日より、空気が澱んでるわ。

鬼魂は、既に誰かに憑依したのね……
(79)2005/06/20 09:33:47
村長の娘 シャーロットは、神社を去ると、小さな池に向かった。
2005/06/20 09:34:42
村長の娘 シャーロット
[空高く昇って行く陽の光は、池の水面を綺麗に輝かせていた。其れを見る紗都の瞳は、先程の狂気の色は抜けていたのだった。]

此処に来ると、心が穏やかになれる…

村人に復讐する事だけを考えて生きてきた…鬼は敬うべき存在だと聞いてきた。でも、今は村人も憎いけど鬼も憎い…。

この心の霧を、誰か晴らして……
(80)2005/06/20 09:40:06
村長の娘 シャーロットは、池を見ながら回想していた。
2005/06/20 09:41:36
村長の娘 シャーロット
―――10年前、あの「鬼の隠れ里」から斬鳩と二人でこの村に逃げてきた。私と斬鳩は、お互い反発し合う家系であった…
私の…蒼の家系は「鬼」として村人から疑われ、斬鳩の…白の家系は「守」として村人から大事に扱われてきた。
幼ながら私は、互いが反発し合う中…斬鳩と恋に落ちた。しかし、所詮結ばれるわけもなかった。
この村に辿り着き池の処まで来ると、私と斬鳩はこの池に身を投げ入れた。

その後、私は叔母に助けられ屋敷に戻った。斬鳩の姿はそれ以降見ていなかった。恐らく、誰かに助けられ記憶を失ったのだろう。この池は、私と斬鳩にとって思い出の池……思い出して欲しいけど、それは再び争う事を意味する。私は斬鳩の一族を…憎んでいるから―――。
(81)2005/06/20 09:56:59
村長の娘 シャーロット
黒の家系の弦琉丸……「鬼を助ける者」として、私の一族の味方をした。私の一族を「鬼」と誤解はしたけど、唯一の味方。

弦琉丸は「里」の事を憶えていた。恐らく…私の事も憶えてるんでしょうね。でも、私を「鬼子」とは呼ばなかった。信じられる存在?

弦琉丸には、話してみてもいいのかもしれないわ。
(82)2005/06/20 10:04:21
村長の娘 シャーロットは、池から東に位置する屋敷に戻っていった。(離席)
2005/06/20 10:05:48
学生 メイ
ん… 昨日はあのまま寝ちゃったんだ…
岩が壊されて…、色々あったな

あ、お客様をお招きしたんだった!

[慌てて起きあがり紅い格子模様の着物に着替えると昼餉の用意をはじめた]
(83)2005/06/20 11:33:50
異国人 マンジロー
【吾馬殷の詰める部屋にて】

[吾馬殷に向き直り、書面を取り出して話し始める]

別当殿より火急の用件を賜ったゆえ、馳せ参じました。
昨日、『都の外にて、世に災いを齎す影が生まれた』とのことが、陰陽寮の陰陽頭殿より中務卿を通じて帝にご奏上なされました。
陰陽師の見立てによると、方角と距離からして怪異の元はこの里と考えられ、その影は三つであると。
また、このまま放っておけばその影は里に留まらず、都へも災いを齎すであろうとのこと。
それをお聞きになられた帝は、これらを忌々しき事態であると御考えになり、別当殿と中務卿に我ら検非違使と陰陽師の力をもって怪異を滅せよとご命令を下されました。
私も、都を発つ前に殿上し、帝に御拝謁賜った折、帝より一刻も早い解決をとの御言葉を直々に賜りました。

よって別当殿の命を受け、検非違使より手勢を連れて私がこちらへ参った次第。
同じく中務卿の命により陰陽寮から陰陽師が送られてくるという話も聞いております。
(84)2005/06/20 11:43:08
異国人 マンジロー
先刻、里にて村人が何者かに殺された件、吾馬殷殿の御見立て通り、下手人はおそらくまだこの里に留まっておる模様。
ゆえに下部に命じて逃げ出す者がおらぬよう里の周囲を固めておきました。
ここへ到着した折、社の前で里の者たちがなにやら話し込んでいたのも気になりますゆえ、私もこれより里を見まわり、色々と調べるつもりです。
吾馬殷殿にも、帝の御為にもご尽力いただきたく存じます。
それでは。

[書面を懐に仕舞い、吾馬殷に一礼して部屋を出た(離席)]
(85)2005/06/20 11:44:09
学生 メイは、ささやかな昼餉の膳を整え、父と客人達に声をかけた。
2005/06/20 12:03:28
学生 メイ
[短い祈りを捧げた後、自らも昼餉をとりながら思いを巡らせている]
鬼の御魂を鎮める岩が何者かの手によって壊された…
古い言い伝えの通り、本当に鬼が蘇るのかな…

昨日、この時期には珍しく旅人が集まったこと、
深夜に火急の報を持った使者…
何か胸騒ぎがする…
(86)2005/06/20 12:04:02
学生 メイ
そういえば、九韻示さん、という燃えるような赤い髪の人が言っていた。
刀に導かれ、鬼を追いこの村へやってきた、と。
鬼哭刀… それはどのような力を秘めているんだろう。
もっと話が聞きたいな。
(87)2005/06/20 12:04:26
学生 メイ
もし鬼が蘇ったなら… 伝承の通りなら調べれば何かわかるかもしれない。
だってかつては鬼を滅することに成功したはずだもんね。

[慌しく食事を済ませると父の書斎を訪れ、晴暗への助力を頼んだ]
[自室に篭る前に、晴暗の部屋を覗き、不在に少し落胆する] 

どこにいっちゃったんだろう。
晴暗さんからもお話聞きたかったんだけどな…
(88)2005/06/20 12:13:27
学生 メイは、小さくため息をつくと、自室に戻り書を読み始めた。(離席)
2005/06/20 12:14:10
お嬢様 ヘンリエッタは、辺りを見回しながら神社へと歩いている。
2005/06/20 13:45:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[片李は唐撫子のかさねを着、紅と白の結い紐で髪を結んでいる]

この時間にこれほど人がいないなど・・・。
ばあやの言っていた鬼がよみがえった・・・
誰かが襲われたという噂は本当のことなのでしょうか。
(89)2005/06/20 13:47:09
お嬢様 ヘンリエッタ
[見渡しても人影がなく、小さく息をつく]

誰かに聞けば詳しいことがわかるかと思いましたが。
尋ねるべき人が見当たりません・・・。

もうしばらく歩いてみましょう。
人がいるとよいのですけれど。
(90)2005/06/20 13:50:45
見習いメイド ネリー
……ほわっ!?

[床から跳ね起きて、辺りを見回す。日が高い事に気がついて呆然とした]

い、一体いつまで寝ているのだ、私は…。
鈴也殿は…お出かけされているのかな…少し村を回って社に戻ろう…。
明るければきっと迷わな…こほん。
(91)2005/06/20 14:09:32
見習いメイド ネリーは、寝具を片付けると、着物を羽織り庵を後にした。
2005/06/20 14:10:47
見習いメイド ネリー
[村の中心の池の前に、立て札が立っている事に気がつき足を止める]

…む、昨夜はこんなものなかったが…吾馬殷殿よりの伝令か…。

『都の外にて世に災いを齎す影が生まれ、怪異の元はこの里、その影は三つ……都へも災いを齎すであろう………村人が何者かに殺された件、下手人はおそらくまだこの里に留まっておる模様』

…村人が、死んだというのか…!? 誰が!?
(92)2005/06/20 14:24:50
お嬢様 ヘンリエッタ
[片李は池に近づき、人影に気付いた]

・・・音麗さま・・・?

どうかなさいましたか?
(93)2005/06/20 14:27:00
お嬢様 ヘンリエッタは、見習いメイド ネリーの視線を追って立て札を見た。
2005/06/20 14:27:31
見習いメイド ネリーは、片李の可愛らしい声に気がつき、我に返った。
2005/06/20 14:30:31
村長の娘 シャーロットは、目を真っ赤に腫らしながら、嘗て居た隣の里に向かっていた。
2005/06/20 14:32:31
お嬢様 ヘンリエッタ
やはり・・・ばあやの言ったことは事実でしたか。
本当に鬼の仕業なのでしょうか・・・。

音麗さまは襲われた方に心当たりはありますか?
(94)2005/06/20 14:33:05
見習いメイド ネリー
…片李様、知らない間に犠牲者が出ておるようです。
おそらく、下手人は…すでに鬼に憑かれているのでしょう。

村の皆の姿が少なく、無事が確認できませぬな…。
(95)2005/06/20 14:33:39
村長の娘 シャーロット
【隣の里】

懐かしいわ。嘗て、私と斬鳩と弦琉丸が居た里…
今は誰も居ないわね。滅ぼされた里だし、当たり前か…

弦琉丸は憶えていた。きっと…此処に来るに違いない……
(96)2005/06/20 14:35:54
見習いメイド ネリー
…心当たり…それがまるで…。
皆の無事を祈る事しかできませぬ…。

明るい内に一度神社に戻り、もう一度伝承を辿り、鬼を倒す為の用意をして参ります。
(97)2005/06/20 14:35:59
お嬢様 ヘンリエッタ
そうですか。
みな無事であればよいのですが・・・。

・・・屋敷の者たちにこの立て札のことを伝えなければ。
音麗さま、申し訳ありません。
わたくし、失礼させていただいて屋敷に戻ります。
(98)2005/06/20 14:37:04
お嬢様 ヘンリエッタは、小さく頭を下げると急ぎ足で屋敷へもどっていった(離席)
2005/06/20 14:37:12
見習いメイド ネリー
[片李の小さな背中を見送りながら、哀しい顔で呟いた]

片李様…幼き貴女様にまで、かのような事に心傷めさせてしまうとは…。

私は、護らなくては…村を、皆を…。
(99)2005/06/20 14:40:43
見習いメイド ネリーは、迷子にならずに神社に帰ってこれた。
2005/06/20 14:44:28
見習いメイド ネリー
[迷わず帰ってこれて安堵の溜息を漏らすと、少し思案を巡らせながら本堂に入った]

…確か、おばあさまの遺して下さった巻物や、宮司様の書物は本堂にあったような……ん?

[本道の床に転がっている金色の巻物を見つけ、怪訝な面持ちで紐解く]

かのような派手な巻物、記憶に……………!!!?
(100)2005/06/20 14:50:28
見習いメイド ネリー
[書かれている内容に驚愕し、汗が噴出す]

鬼隻、告鬼、見鬼、退鬼…そしてふたりの神子…伝え聞いていたものそのままではないか…。
それに、この、犠牲になった村人…紗都様の、叔母君…なの、か…?
何故それが書いてある…それを知りうる者がいるとするなら、それは紗都様ではないのか…?
紗都様、貴女様は今、どこにおられるのですか…ご無事なのですか…?
斬鳩殿は…お傍にいらして下さるのですか…?
(101)2005/06/20 14:58:58
見習いメイド ネリー
そう、だ…鬼が甦ったのなら、鬼以外の封じられし力もまた甦っているのだ…対抗するには、それらの力なくしては厳しい。
伝えねば…そして、見つけなくては…鬼を。

…そして、やはり…これは必要になるというのか…?

[袂から朱色の巻物を取り出し、両手でぎゅっと握り締めた]
(102)2005/06/20 15:00:29
見習いメイド ネリーは、替えの巫女装束に着替えると、再び村に下りて行った(離席)
2005/06/20 15:01:30
のんだくれ ケネス
[――弦琉丸は目を覚ました。
昨日の夜、岩の側に居た処までは覚えがあった。だが今、目を覚ましてみれば全く違う見知らぬ処にいた。
――否。
記憶にある風景とは違っていたが、弦琉丸は此処を知っていた。
その間取り、見上げる天井の高さ。そして、低い位置に付けられた柱の傷。
柱には埃で霞んだ文字が記されていた。日付と、そして……彼の名前が。
……そう、ここは、彼の生まれ育った家であった。]
(103)2005/06/20 15:04:27
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸の背後から声をかけた。
2005/06/20 15:07:21
村長の娘 シャーロット
弦琉丸…やっぱり来たわね。
私の事、憶えてるよね。「鬼子」と呼ばれた昔の私を……

貴方は「鬼をたすける者」として、私の一族を護ろうとしてくれた。
貴方は、村人に憎しみを抱いてる…?それとも、村人の為に鬼を退治しようと思う…?
(104)2005/06/20 15:07:55
村長の娘 シャーロット
[紗都は暫し黙った後、再び口を開いた。]

貴方も知ってるように、私の父母は「鬼」と疑われ、村人に殺されたわ。それ以降、私は叔母と二人で復讐だけを考えてきた。村人を疑心暗鬼の渦に陥れたかった。

それなのに……叔母は殺されたわ。あの姿は、鬼にしかなせない業だと思う。鬼を敬うように言われてきたけど、今の私にはできない。かと言って、村人に力を貸す気にはなれない。

私が村人に力を貸すという事は、父母を裏切る事になる。
私は…どうしたらいいの……?
(105)2005/06/20 15:08:38
のんだくれ ケネス
[思い出が蘇る。
そう、最早戻る事のない嘗ての日々の記憶。
里は小さいながらも、否、小さい故かも知れないが、大きな諍いや争い事などを起こす事もなく、里の者達はそれなりに平穏な暮らしを営んでいた。
そう、隣の村に、里長の家の者が鬼であるのだとの噂が流れ始めるその頃までは。]
(106)2005/06/20 15:13:38
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は、背後からの声に静かに振り返った。戸の締め切られた建物の中、黒い装束を着た彼ははその暗がりに溶け込むようであった。]
(107)2005/06/20 15:16:03
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は暫し無言で紗都を見詰めていた。]
(108)2005/06/20 15:16:40
村長の娘 シャーロット
弦琉丸…其の目は何かしら……?

まさか、貴方は私を…私の一族を疑ってるわけじゃないわよね。
(109)2005/06/20 15:20:24
のんだくれ ケネス
[沈黙の後、弦琉丸は重く口を開く。]

鬼……か。
俺の一族は確かに、鬼と呼ばれる者に力を添えて来たのだろう。
(110)2005/06/20 15:24:47
のんだくれ ケネス
だが、其れは、鬼魂の大岩に封じられたような鬼ではなかった筈だ……
(111)2005/06/20 15:26:17
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は何かを思い出すかのように、目を瞑った。]
(112)2005/06/20 15:27:14
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸を無言でみつめている。
2005/06/20 15:29:22
のんだくれ ケネス
例え……鬼の系譜に在ったにせよ、里長の一族は封じられし者共とはまるで由来を別にする。
――解る者には、あれが流言飛語の類であった事が解っただろう……
(113)2005/06/20 15:34:23
村長の娘 シャーロット
この里に居た全ての村人は、私の一族を「鬼族」だと思っていた。鬼を助けるべく一族の貴方もね……。
そして、無実である私の父と母を呪殺した事で、里は真の鬼に滅ぼされたわ。

[紗都の声は静まり返った部屋の中で小さく響いた。]
(114)2005/06/20 15:36:04
のんだくれ ケネス
……里長はさぞや無念であった事であろう。
今、お前の心に渦巻くものも――無理は無い。
(115)2005/06/20 15:37:43
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸の言葉に、込み上げてくる感情を必死に抑えた。
2005/06/20 15:41:24
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は、紗都の言葉にゆっくりと頷き、言葉を続けた。]

そう……里は滅びたのだな。
一縷の望みを持って戻ったが……儚き願いだった。

……紗都。
里は既に滅びた。そして、叔母上も亡くなられたなら、お前を縛るものは最早何もない。
(116)2005/06/20 15:43:44
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸の言葉に小さく頷いた。
2005/06/20 15:48:35
のんだくれ ケネス
もう、此処にはお前を縛るものはない。
……此処を離れる事も自由だ。

お前は……何を望む?
(117)2005/06/20 15:51:34
村長の娘 シャーロット
私が望むもの―――

それは……
(118)2005/06/20 15:52:35
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は紗都の瞳を真っ直ぐに見据えた。]
(119)2005/06/20 15:55:26
村長の娘 シャーロット
[紗都は暫し考え込んだ後、ゆっくりと口を開いた。]

過去に縛られたくない。私の一族を皆に受け入れて欲しい。
そして…鬼を退治して、平和に暮らしたい。
(120)2005/06/20 15:58:09
村長の娘 シャーロット
今の私の心は霧が掛かっている。

この霧を取り払いたい―――
(121)2005/06/20 15:59:03
のんだくれ ケネス
[紗都の言葉に、弦琉丸は目を瞑り――頷いた。そして、再び紗都に目を遣った。]
(122)2005/06/20 16:04:22
のんだくれ ケネス
……今、鬼魂の大岩は崩れ封じられし鬼が蘇った。
里が滅びた事で……封じられし者に対する力はひとつ減ったという事になる。里が滅びた事で恩恵を受けるのは――彼の者共であろう。
(123)2005/06/20 16:07:04
村長の娘 シャーロット
私…皆に言うわ、自分の血筋の事…
もう、隠れてる居るのは嫌…

それから―――

[紗都は再び口を閉ざした。そしてゆっくりと言葉を続ける。]

記憶を取り戻したいと言ってる斬鳩に…全てを話すわ……
(124)2005/06/20 16:09:29
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は紗都の言葉に頷く。]

もう、お前を縛るものは無い。
思う道を選ぶが良い。

そして、切鳩が全てを知った後に何を選ぶかは――切鳩自身が決めるべきことだろう。
(125)2005/06/20 16:14:37
村長の娘 シャーロット
貴方は斬鳩の事を憶えてる…?
この里で「守」の一族として村人たちから大事に扱われてきた事…

互いに反発し合う血筋の私と斬鳩は、何時しか恋に落ちた。でも、その想いは実るわけでもなく…私とあの人は過酷な運命から脱する為に、村の中心の池に身を投げ入れた。

昨日、あの人の顔を見るまでは忘れていたわ。忘れないといけないと思ってた。でも…運命とは皮肉なもの……私の想いは、嘗てのものより更に大きくなっていく。
(126)2005/06/20 16:18:21
村長の娘 シャーロット
[紗都は弦琉丸の言葉に頷いた。]

そうね……
最後に何を選ぶかは、斬鳩自身が決める事……

ありがとう。貴方と話せてよかったわ。
昔も今も…貴方に助けられてばかりね。

[紗都は弦琉丸に微笑んだ。彼女の瞳からは、狂気の色は抜け去っていた。]
(127)2005/06/20 16:20:16
のんだくれ ケネス
――切鳩か。
危なっかしげなやつであったな――あいつが記憶を失っている事も何かの意味があるのかも知れん。
(128)2005/06/20 16:24:37
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸の言葉に苦笑いした。
2005/06/20 16:25:12
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は紗都に頷き、言葉を続けた。]
(129)2005/06/20 16:25:25
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸に「村に戻って皆に伝えてくるわ。貴方は?」と尋ねた。
2005/06/20 16:27:08
のんだくれ ケネス
――俺も村へ向かう。

里が滅びた裏には、鬼の糸が絡んでいるように見える。
里を離れた俺に出来る死んで行った者達へ手向けは……鬼を滅ぼす事、それだけのように思える。
(130)2005/06/20 16:28:57
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸に頷くと、二人で村に戻っていった。
2005/06/20 16:31:04
酒場の看板娘 ローズマリー
[雫はとても疲れた様子で自分の家に戻った。]
・・・とても嫌な空気がこの辺り一帯からしている・・・。
それだけじゃなくて見張られているような視線を感じるわ・・・。
鬼は・・・何を求めてこの世に舞い戻ったの・・・?
・・・何処に居ても見張られている気がする…。
(131)2005/06/20 16:33:23
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は村へと向かう道すがら、紗都に尋ねた。
もし、知っていたならいつか教えてくれまいか。――俺の父と母がどのように死んだのか、と。]
(132)2005/06/20 16:33:53
村長の娘 シャーロットは、弦琉丸の問いに無言で頷いた。 「いつか――ね。」
2005/06/20 16:36:52
酒場の看板娘 ローズマリー
社の音麗なら・・・何か詳しいことがわかるのかも。機織していても気が落ち着かない・・・。
御社にまだ居るのかしら。
[雫は疲れを振り払い社に向かった。]
(133)2005/06/20 16:37:10
村長の娘 シャーロットは、見習いメイド ネリーに話の続きを促した。
2005/06/20 16:40:59
村長の娘 シャーロット
[神社に着いた紗都は、そのまま本堂に向かった。そして『金の巻物』に嘗て「鬼の隠れ里」と呼ばれた里での出来事、自分の血筋の事、自分の父母、叔母が眠る墓(小さな丘)と自分の屋敷(池から東)の地図を記した。

その後、紗都は自分の屋敷に戻り、斬鳩の過去について『蒼の巻物』に記し、暫しの眠りについた。](離席)
(134)2005/06/20 16:41:00
村長 アーノルド
[照洞は一人小さな社で香を焚いている]

大切に思うは平安。
鬼。恐ろしく、忌まわしき存在(もの)。
(135)2005/06/20 16:59:14
村長 アーノルド
[照洞は香の立ち上る様を眺めている]

風吹くゆるは東より。
何ぞが来たるは東より。

風乱るるは西より。
何ぞが起きるは西より。
(136)2005/06/20 17:03:56
村長 アーノルド
悪しきものはどちらから。
守りたるものはどちらから。
見つけ出すものはどちらから。
(137)2005/06/20 17:17:20
村長 アーノルド
[たなびく香の煙を見ながら何かを読み上げる様に呟く]

鬼がいる。

鬼を憎むものがいる。
鬼を恐れるものがいる。
鬼に焦がれるものがいる。
(138)2005/06/20 17:34:32
見習いメイド ネリー
[村の中心の池の前に、もうひとつ立て札が増えている]

ひとりひとり探して話していてはらちがあかぬ。こうして札を立てておれば、村の皆の目にも留まるだろう…。
鈴也殿や晴暗殿…それに紗都様はもう御存知かもしれぬが…村の者達の中に力を宿すものがおるかもしれぬ。
(139)2005/06/20 17:35:39
見習いメイド ネリー
『鬼に抗う力を宿す御霊も村の者に宿る。これらの者達と力を合わせ、鬼の殲滅に尽力すべし。

神子---鬼の呪いに抗う力を持つ、穢れなき血筋の者。
告鬼---人か、鬼に魅いられし者かを見極める。
見鬼---霊魂が人のものか鬼の魂を持つものか見極める。
退鬼---鬼を撃退する能力を受け継ぐ者。

同時に、自分の心を鬼に捧げた狂えし者「鬼隻」もその力を取り戻している。人の身でありながら鬼に憑依されている者を知り、鬼に加勢する者である。その動きに気をつけよ。

決してひとりになるべからず。親しきものにも気を許すべからず。
悪しき気を祓うべく、議あれば神社本堂を解放する。』
(140)2005/06/20 17:39:08
村長 アーノルド
[揺れる煙をじっと見つめるとさらに続ける]

鬼を見極めるものがいる。

[真上に静かに立ち上り始めた煙を見て]

鬼を退かせるものがいる。
(141)2005/06/20 17:41:17
見習いメイド ネリー
これで、村の中を彷徨わずに済むだろうか。皆来てくれるといいが。
不浄な気に包まれた村の中よりは、社の中の方がいいだろう…。

紗都様は御無事なのだろうか。
祈りが届けばいいのだが。
(142)2005/06/20 17:41:50
見習いメイド ネリーは、村長の娘 シャーロットに話の続きを促した。
2005/06/20 17:41:54
見習いメイド ネリーは、よろめきながら神社へ戻っていった(離席)
2005/06/20 17:42:43
村長 アーノルド
人がいる。

人を喰らうものがいる。
人であることを呪うものがいる。
人が人でいることを許されるものがいる。
(143)2005/06/20 17:45:51
村長 アーノルド
卜は今を未来を指し示す。

そこから何かを読み取るは人のわざ。
そこから何かを選び取るも人のわざ。

読み取ることは至難のわざ。
選び取ることはより難しい。
(144)2005/06/20 17:48:55
村長 アーノルド
いつか人は分かるのか。
いつか私は分かるのか。

[照洞は香の傍を離れ窓の際にたった]

願わくば平安がこの地にあることを。
(145)2005/06/20 17:51:06
村長 アーノルドは、目を閉じた。
2005/06/20 17:51:36
村長の娘 シャーロット
[紗都は眠りから覚めると、鮮やかな蒼の着物を身に付け神社に向かった。途中、斬鳩の姿を見かけた。そして、『蒼の巻物』を渡す。]

これに…貴方の過去について、私が知ってる事が記してあるわ。
読むかどうかは自分で決めて。

それから、もし信じられないと思うのなら信じなくてもいいと思う。
全ては…貴方次第ってこと―――

[『蒼の巻物』の最後には、歌が詠まれていた。その歌は、嘗て池に身を投げる際に、紗都が詠んだものだった。]

此の池に 身を入れりしは 貴方への
想いを示す 事となりけり
(146)2005/06/20 17:58:00
村長の娘 シャーロットは、巻物を渡すと、斬鳩の元から去っていった。(離席)
2005/06/20 17:59:10
学生 メイ
[めいは、ふと我に返り書物から顔をあげた]
あ…もうこんな時間。また夢中になっちゃった…
岩が壊されたことで、鬼が蘇えるとするならば鬼と対抗する力を持つ者もまた蘇っているはず。

神子、告鬼、見鬼、退鬼…彼らが希望の光となり村を救ったと…伝承には書かれていた。
鬼隻と呼ばれる人でありながら鬼に組し、人に災いをもたらす存在も書かれていた。鬼に自らの心を捧げ、鬼が誰であるか悟り彼らの為に身を捧げると…
(147)2005/06/20 19:55:56
学生 メイ
告鬼という者は隠れている鬼を探し出すことができるという。
架の者に鬼の疑いのある人を調べて貰ったらどうだろう?
九韻示さんの話によると鬼の人数は3人。順番に調べてもらえば鬼を探し出すことができるはず…

見鬼という者は無くなった人が鬼であったか人であったかを判ずることができるという。
………「朱の巻物」という呪具を用い、鬼と思われる者を断じていったとされている伝承と何か関係があるのかも知れない。
祭祀の家系、音麗なら何か知っているかもしれない。

お参りもいかなくてはいけないし、一度神社へ行こうかな。
(148)2005/06/20 19:57:22
流れ者 ギルバート
[斬鳩は受け取った巻物を手にしばらく考え込んでいたが その場でそれを読むことはなく 懐にしまった]

…………。池の前の立て札といい…この巻物といい…
いっぺんにいろんなことが起こりすぎて頭が混乱しそうだなぁ…
これは後で落ち着いたときにでも読もう
紗都には…悪ぃがな…
(149)2005/06/20 19:59:21
学生 メイ
[邸をでて程なく、村の中心にある池が見えてくる]
[めいは昨日までは無かった立て札に気がつき足を止めた]
これは…昨夜現れた使者の方の言上?
里にて村人が殺され…村の周囲を固めたっていうことは…咎人がこの村にいる?
………世に災いを齎す影…、鬼と関係があるのかな…

こっちは、音麗が立てた札みたい。
!!……… これは、伝承と一致する…
神社本殿、そこに行けばもっと詳しいことがわかるかもしれない。
(150)2005/06/20 19:59:42
学生 メイは、足早に神社に向かった。
2005/06/20 20:02:02
流れ者 ギルバート
〔斬鳩は、深く思い悩んだ顔で道に座り込み 空を見上げている〕

とりあえず、皆が盲信している鬼とやらについて考えてみるかな…
怪しいやつ か…。この村の人間に詳しいわけじゃねぇしなぁ…
こいつは困ったぜ
(151)2005/06/20 20:03:29
学生 メイは、境内へ入ると、日課となった祈りを捧げはじめた(退席)
2005/06/20 20:03:59
流れ者 ギルバート
誰もいねぇと話にもなんねぇな…
しょうがねぇ 人が来そうな場所を探すか
まずは あの問題の岩をもう一回見に行くとしよう
(152)2005/06/20 20:08:46
流れ者 ギルバートは、懐にある巻物を大切そうに握り締め ゆっくりと神社に向かった
2005/06/20 20:09:16
酒場の看板娘 ローズマリー
音麗は・・・居ないのね。
あの札は本当なの?聞きたいことはたくさんあるのに・・・。
(153)2005/06/20 20:13:58
流れ者 ギルバート
…ん 人が来たな
おおい!
(154)2005/06/20 20:15:10
流れ者 ギルバートは、雫に手をふった
2005/06/20 20:15:30
お嬢様 ヘンリエッタ
屋敷の者に立て札のことを言うとみな部屋にこもって出てこなくなってしまいました・・・。
それに音麗さまが立てたのだろう札・・・。

神社に行けばもっと詳しいことが聞けるかも・・・。

[片李は神社へと向かっている]
(155)2005/06/20 20:23:57
流れ者 ギルバート
〔斬鳩は自分に気づかずに去っていった雫にちょっと切ない顔をし 再び誰かが通りかかるのを待った〕
(156)2005/06/20 20:25:46
お嬢様 ヘンリエッタ
[片李は人影に気がつき、歩みを速めた]

確かあの方は・・・斬鳩さま。

斬鳩さま、斬鳩さまも立て札を読まれたのですか?
(157)2005/06/20 20:29:11
のんだくれ ケネス
[紗都と別れた後、弦琉丸は村を散策していた。
何かを吹っ切ったような紗都の瞳に弦琉丸は何故か安堵を覚えた。頼るものとて何も無くなったとは言えど、古き血の因習や、妄執に囚われる事も無くなった。
紗都にはその方が良かっただろう。

村の中の空気の澱みは昨日よりは薄まっていた。尤も、それは安心できるような類の事ではなく、その澱み――恐らくは鬼の気――が、何者かに降りたという事なのだろう。
今はまだ、憑いたばかりの鬼は誰かの内でひっそりと時を過ごしているだろう。だが、それも長い事ではあるまい。いずれ幾日かの内にはその本性を現すだろう。

風は静かに――静かに揺らいでいた。
其れは、弦琉丸に嵐の訪れの前の静けさを思わせていた――]
(158)2005/06/20 20:31:03
流れ者 ギルバート
ん…ああ 村人を探して散策している途中に読ませてもらったよ
片李もあの信心深い立て札を読んだようだな?

幼い片李には おっかない話だろ

[斬鳩はからかうようにニヤっと笑ってみせた]
(159)2005/06/20 20:31:39
お嬢様 ヘンリエッタ
はい・・・。

[斬鳩の言葉に表情を曇らせ、うつむく]

とても恐ろしいです。
斬鳩さまは恐ろしくないのですか?
(160)2005/06/20 20:34:55
お嬢様 ヘンリエッタは、無意識で斬鳩の服に手を伸ばし、裾を小さく握った。
2005/06/20 20:35:41
村長の娘 シャーロットは、神社まで辿り着くと、岩の前にある大木に寄りかかった。
2005/06/20 20:35:55
流れ者 ギルバート
あっはっは!俺はもう大人だからね
いかなる場合も冷静でなければ流れ者なんざやってらんねぇのさ

[斬鳩は小さな声で呟いた]

…それに 怖いというよりは人を殺めた鬼とやらへの怒りのほうが…強いしな
(161)2005/06/20 20:38:51
村長の娘 シャーロット
果たして、斬鳩に真実を教えて良かったのかしら。
分からない……でも、何故だか心が穏やかだわ。

[紗都は砕かれた岩を眺めながら、一人呟いていた。]

鬼魂と共に封を解した力……それを有する者が居る筈。
其の力とあの『朱の巻物』で…再び、鬼魂を封印しなければ……
(162)2005/06/20 20:41:39
流れ者 ギルバート
ま、心配するこたねぇさ
立て札ってのによれば鬼を見破れるものやなんやが いっぱいいるらしいじゃねぇか?
お前さんは その曇りなき眼で真実を見ていけばいい

さて…急用を思い出した。片李は人のいる場所にいってな
鬼だけじゃなく 人気が無いってのは物騒なことが起きるからね
(163)2005/06/20 20:42:57
流れ者 ギルバートは、片李の頭をぐしゃぐしゃと撫でると その場を後にした(離籍)
2005/06/20 20:43:03
お嬢様 ヘンリエッタ
わかりました。斬鳩さま。
どうぞお気をつけて。

[片李は斬鳩の後姿を見送ってから人を探して岩のほうへと向かった]
(164)2005/06/20 20:45:17
村長の娘 シャーロット
夜風が心地いい……
今までこんな風に感じた事はなかったわ。

[紗都の髪は風に靡き、全身で風を感じていた。]

そういえば…叔母様はこんな事を言っていたわ。
(165)2005/06/20 20:46:01
村長の娘 シャーロットは、瞳を閉じると、叔母の話を思い出していた。
2005/06/20 20:46:36
お嬢様 ヘンリエッタ
・・・あら・・・。

[片李は紗都に気づいて小さく声を上げた]

すみません、思索の邪魔をしてしまいましたか。
(166)2005/06/20 20:49:17
村長の娘 シャーロット
[叔母に依ると、告鬼と呼ばれる者は他の力有する者より、早く其れを使う事が出来ると言う。その時期は空気の澱みが薄くなった晩から―――]

空気の澱みが薄くなった晩……?

[紗都は岩の方から流れてくる風を大きく吸い込んだ。]

昨日より…薄い……
という事は、今日からその力は使えるという事ね。
(167)2005/06/20 20:51:27
村長の娘 シャーロットは、片李に気がつき、優しく微笑んだ。
2005/06/20 20:51:56
のんだくれ ケネス
[何気無く村を歩く内、何時しか日もその姿を夜の帳の向こうへと隠していた。
村の様子を一通り頭に収めた弦琉丸は、神社へと歩を進めていた。]
(168)2005/06/20 20:52:36
村長の娘 シャーロット
片李、久しぶりね。お婆様は元気でいらっしゃるのかしら。

一人で此処に…?
(169)2005/06/20 20:53:22
村長の娘 シャーロットは、片李を感心するような瞳でみつめた。
2005/06/20 20:53:43
お嬢様 ヘンリエッタは、紗都に深くお辞儀をした。
2005/06/20 20:54:16
お嬢様 ヘンリエッタ
屋敷のものは・・・みな、部屋にこもってしまいました。
わたくしは、状況を確かめに、こちらへ。

この状況では屋敷が安全とは、わたくしには思えないのです・・・。
(170)2005/06/20 20:55:53
村長の娘 シャーロット
そう……
貴女が一番、しっかりしてるわね。

[紗都は片李の言葉に苦笑した。]

私は本堂に行くけど、貴女は如何する…?
思い出した事を、巻物に記しておきたくて……
(171)2005/06/20 20:57:36
お嬢様 ヘンリエッタ
巻物・・・ですか?
[首を傾げて数瞬思案する]

それはわたくしが見てもよろしいものでしょうか。
でしたら、本堂へご一緒させてくださいませ。
(172)2005/06/20 20:59:40
村長の娘 シャーロットは、片李の言葉に頷くと、共に本堂の中に入っていった。
2005/06/20 21:00:24
村長の娘 シャーロット
【本堂】

[本堂に入ると、無造作に置かれている『金の巻物』の紐を解く。そして、先程思い出した叔母の言葉(>>167)を、華麗な筆使いで記した。そして、片李に其れを手渡した。]

此れに…私が知ってる事は書き記して在るわ。
(173)2005/06/20 21:02:48
お嬢様 ヘンリエッタ
ありがとうございます。

[片李は巻物を受け取るとゆっくりと読み始めた]
(174)2005/06/20 21:05:18
村長の娘 シャーロットは、片李が読んでいる間、本堂から見える月を仰いでいた。(離席)
2005/06/20 21:06:41
冒険家 ナサニエルは、欠伸を噛み殺しながら、神社へと歩いている。
2005/06/20 21:06:54
冒険家 ナサニエル
[菜叉は小さな人影に気付き、相手の方へと近づいた]

こんばんは。
何読んでんのや?

って、あー。お邪魔か?
(175)2005/06/20 21:09:56
お嬢様 ヘンリエッタ
なくなったのは紗都さまの叔母さま・・・。
本当に、鬼に殺されてしまったのですか・・・。

鬼とともによみがえる力も立て札に書かれていたとおり・・・。
そういえば村の空気の重さが消えている・・・。
告鬼の力は本日から使うことができる・・・そういうことですか。

[小さくつぶやきながら状況を認識していき、表情が曇っていく]
(176)2005/06/20 21:10:00
お嬢様 ヘンリエッタ
[声をかけられて、びくりと体をふるわせる]

あ・・・いえ・・・。
今読み終わったところです。
・・・あの・・・どなたですか・・・?
(177)2005/06/20 21:11:28
異国人 マンジローは、里の中を歩き回り、やがて神社へ辿り着いた。
2005/06/20 21:12:45
冒険家 ナサニエル
[小さな身体が震えたことに、苦笑を漏らすと、片膝をついて視線の高さを合わせ]

驚かせて堪忍な。
昔この村に住んどったんやけど、この前まで旅に出とってな。
菜叉言うんや。
よろしゅうしたってや。

[笑みを見せる]
(178)2005/06/20 21:13:51
のんだくれ ケネス
[弦琉丸は池の前へと訪れた。そして、そこにある見覚えの無い立て札に近づくと、その内容を読んで行った。]
(179)2005/06/20 21:16:17
お嬢様 ヘンリエッタ
[菜叉の言葉に緊張を解き、巻物を巻きなおして笑みを浮かべる]

わたくしは、この村に身を寄せてます片李ともうします。
よろしくお願いします。

[深々と頭を下げた]
(180)2005/06/20 21:16:24
お嬢様 ヘンリエッタ
菜叉さまはこちらの巻物を読まれましたか?
まだでしたら・・・ぜひお読みください。

[片李は菜叉に巻物を差し出した]
(181)2005/06/20 21:18:11
冒険家 ナサニエル
[相手の様子に笑うと、ゆっくりと立ち上がり]

片李な。よし、覚えたで。
鬼・・・とかやないよな?
岩が砕かれた今、誰に乗り移っとるか分らんからなぁ。

[周りを見回し]
(182)2005/06/20 21:22:49
冒険家 ナサニエル
なんや、これ・・・。

[差し出された巻物を片手に取り、並ぶ文字を目で追いながら]

・・・片李は誰からこれを見せてもろたんや。
(183)2005/06/20 21:24:19
踊り子 キャロルは、扇を片手に現れた。
2005/06/20 21:25:40
お嬢様 ヘンリエッタ
[相手の言葉に目を瞬かせる]
わたくしが鬼など・・・。
[嫌悪をにじませた表情で首を振る]

その巻物は、ここに置かれていたもののようです。
わたくしは、紗都さまから見せていただきました。
紗都さまの知っていることが書かれているそうです。
(184)2005/06/20 21:27:29
踊り子 キャロル
あら、こんばんは。みなさまおそろいね…
今日も暑いわ…ふぅ。

…で…何のお話?
(185)2005/06/20 21:27:55
踊り子 キャロルは、パタパタと顔を扇ぎながら、様子を窺っている。
2005/06/20 21:28:38
お嬢様 ヘンリエッタは、踊り子 キャロルにお辞儀をした。
2005/06/20 21:28:53
異国人 マンジロー
[境内を見回し、砕けた岩の前へやってきた]

これが…鬼の魂を封じておったという岩か…この様子、やはり人外の者の仕業としか思えぬ…

先刻池の淵にて吾馬殷殿が立てた高札ともうひとつ、新たに立てられておった高札…あれに書かれておったことがこの村に伝わる言い伝えなのか。
真実これが鬼の所業であるのなら、我ら検非違使の武力だけではおそらく片付くまい…陰陽の道に長けた者の力を以ってしても容易ではなかろう…
あの高札にあった『鬼に抗う力を宿した者』たち…これらを探し出し、一助とすべきであろうな…
(186)2005/06/20 21:29:10
見習いメイド ネリーは、少し青い顔で戻ってきた。
2005/06/20 21:30:21
異国人 マンジロー
あれが本堂か…人の気配がするな、村の衆であろう。
私がここへ参った理由も含め、話をすべきだな…

[しばらく岩を眺めていたが、やがて本堂へと歩を進めた]
(187)2005/06/20 21:31:11
冒険家 ナサニエル
悪い。疑心暗鬼になるんは堪忍な?
冗談やって。
[片李を安心させるように、柔らかい笑みを浮かべ]

紗都に見せてもろたんか。
告鬼なぁ。・・・いるんやったら、早い内に出てきて欲しいところやな。
鬼に喰わてまう前に。
(188)2005/06/20 21:31:25
お嬢様 ヘンリエッタ
こちらの巻物を読まれればわかると思いますが・・・。

[片李は巻物に書かれていることを伽羅に説明した]
(189)2005/06/20 21:31:38
冒険家 ナサニエル
伽羅やん。こんばんは。
あー、巻物をちょぉ見てたんや。

[片手に持った物を軽く上げ]
(190)2005/06/20 21:33:08
見習いメイド ネリー
皆様、おそろいですか。御足労頂きまして申し訳御座いませぬ。
こちらでなら、村の皆との話もしやすいと思い、本堂を解放いたしました。
夜分で夜道が危険な場合は、こちらに床をご用意致しますので、御利用下さいませ。
(191)2005/06/20 21:33:15
異国人 マンジローは、薄暗くなった本堂へと入ってきた。
2005/06/20 21:34:08
見習いメイド ネリーは、菜叉の言葉遣いに目を白黒させている。
2005/06/20 21:35:08
お嬢様 ヘンリエッタ
いいえ、誰が鬼かわからない状況ですもの・・・。
[片李は冗談という言葉に安心した笑みを見せた]

菜叉さまのいうように告鬼の力を持つ方がいるのでしたら・・・。
鬼に襲われる前に出ていらしていただきたいです。
どなたが鬼かわかるのはその方だけのようですし・・・。
(192)2005/06/20 21:35:41
踊り子 キャロルは、片李の説明に顔を強張らせ、扇を取り落とした。
2005/06/20 21:35:53
冒険家 ナサニエルは、音麗と万次郎に挨拶をした。
2005/06/20 21:36:28
村長の娘 シャーロットは、月を仰ぎながら詠っている。
2005/06/20 21:37:16
踊り子 キャロル
鬼…
そんなことが…
(193)2005/06/20 21:37:44
冒険家 ナサニエル
え、あー。
・・・俺ん顔、なんぞ付いとる?

[音麗の表情に首を傾げた]
(194)2005/06/20 21:37:49
お嬢様 ヘンリエッタ
音麗さま、こんばんは。
そうですね・・・屋敷に戻ってもみな部屋にこもって出てこないでしょうから。
こちらに泊めていただくほうがよいかもしれません・・・。
お心遣いありがとうございます。
[片李は深々と頭を下げた]

それと・・・そちらの方はどなたなのでしょう。
[目線で万次郎を指し首をかしげた]
(195)2005/06/20 21:38:58
村長の娘 シャーロット
我が心 穏やかなりは めづらしき
夜に鳴かんとす 郭公のやう

全部話したとはいえ、皆の目が気になるわ。
また「鬼子」と呼ばれるのかしらね……

[紗都は瞳にうっすらと光るものを風に飛ばしながら、今は亡き父母と叔母の事を考えていた。]
(196)2005/06/20 21:39:16
異国人 マンジロー
入らせてもらう。
…ここに集うておるのは村の者か?

私は検非違使右衛門佐、万次郎と申す。
帝よりこの村についての御勅命を賜ってここへ参った。
村の一同と話をしたいのだが…

…その、鬼の件でだ。
(197)2005/06/20 21:40:01
村長の娘 シャーロットは、皆が集まっている輪に戻ってきて、挨拶をした。
2005/06/20 21:40:19
踊り子 キャロルは、万次郎に気づくと、菜叉の後ろに隠れた。
2005/06/20 21:40:24
村長の娘 シャーロットは、万次郎に深くお辞儀をした。
2005/06/20 21:41:07
異国人 マンジローは、お嬢様 ヘンリエッタに気がついた。
2005/06/20 21:41:26
冒険家 ナサニエル
・・・ホンマ、早く平和な村に戻って欲しいわ。
鬼なんぞ、滅ぼしたる。

[己の手を見、ぎゅっと力を込めて手を握る]

誰が告鬼だか分らん状況で日々過ごすには、辛い状況になるだけやしな。
告鬼がいるとしたら、今日か明日くらいには出てきて欲しい気ぃするんやけど。
ただ、告鬼自身が一番自分の能力分っとるやろし、身の振り方も一番考えとるはずや。
正しいと思われる行動をとって欲しい思うよ。
村人に信用される行動とったってや。
(198)2005/06/20 21:41:40
村長の娘 シャーロット
初めて見る顔ね。

[紗都は万次郎に簡単に自己紹介した。]

昔と比べて、知ってる顔が少なくなってるのも悲しい事だわ。
一体、この村に誰が居るのかすら分からない……
(199)2005/06/20 21:43:17
見習いメイド ネリー
菜叉殿…とおっしゃいましたね。失礼致しました。
初めて伺うお言葉使いに少々驚いてしまいました。

万次郎殿、お勤めお疲れ様でございます。
詳しいお話は…もう少し人が揃ってからの方がよろしいのでしょうか…。
(200)2005/06/20 21:43:47
お嬢様 ヘンリエッタ
検非違使の方・・・ですか。
[万次郎の名乗りを聞いてかすかな緊張を解いた]

わたくしは片李と申します。
[そういうと深々と頭を下げた]
(201)2005/06/20 21:44:19
冒険家 ナサニエルは、後ろに隠れた伽羅を見て「どないしたん?」と声を掛けた。
2005/06/20 21:44:43
村長の娘 シャーロット
音麗、お願いがあるの。
確か…この村は丑三つ時に鐘が鳴るのよね。

今、一つ鳴らす事は出来ない…?この村に、誰が戻ってきてるのか、誰か立ち寄ってるのか把握出来ないの。貴女は把握出来てるのかしら……
あの鐘を鳴らせば、其れを気付いて此処に来るような気がして…
(202)2005/06/20 21:45:05
インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 第8日目 エピローグ 
Tool
Statistical Summary
発言数
15
58
14
21
64
13
14
34
37
25
6
22
30
57
24