人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1710)Morning Glory : 1日目 (3)
書生 ハーヴェイ
[相手が息をのむのが分かる。
金に光る目を細めて、そんな相手を見やり…口元には、変わらずに薄い笑みを浮かべている。

何が楽しいのかは、自分でもよく分からないけれど。
今は、空腹と、原因不明の熱だけが脳を支配していた。]

シャロを引き取って育ててくれて…貴方には本当に感謝してるんですよ?
ええ…とても。

でもね、貴方は知りすぎた。


………そっとしておいてくれれば良かったのに…

[笑みが消える。 …瞳の奥に光るのは、僅かな怒り]
(398)2006/07/31 05:26:20
お嬢様 ヘンリエッタ
[草原を横切り、土っぽい小道を渡り、転がるように走る。昼間拾ったボールのように。「それ」の声が近くなるのがわかる。そう、森だ。森の中だ。ひとつの存在がそこにある。ヘンリエッタと同じモノがそこにいる。辿り着かなければいけない]

っはぁ、はぁ、はぁっ…

[声をたどる。ひたすらに。カンテラも持たずに、暗闇の中を一心に疾った]
(399)2006/07/31 05:37:03
書生 ハーヴェイ
[圧倒的なプレッシャーの前に、足がすくんで動けない相手を一瞥する。

…自警団の団長と言ってもこんなものか。

別に、強いものを屈服させてて悦ぶ趣味は無かったが、それでも…自分よりいくつも年上の男が、自分を恐怖の対象と見ているのは気持ちが良い。]

お喋りの時間は終わりです。

俺達は生きるために人を殺す…食べる。けっして無駄にはしない。
…貴方にも、俺達の糧になってもらいます。

[食べるのは、本能。
仕方無い事なのだと、自分に言い聞かせるように]

………さようなら。

[ぐっと体重を落として、一気に距離をつめる。

倒れた身体は、背の高い草に隠れ―――*]
(400)2006/07/31 05:42:04
お嬢様 ヘンリエッタ
[昏い森の木立の中で微かに音が聞こえた。走り続けていた体を止め、荒くなった呼吸を整えて目を閉じる。今の音は、それまでの頭に直接響くようなものではない。鼓膜に触れて形になった音だ。そして、声の気配も同じ方向にいる]

………近い、の?

[今度はゆっくりと歩を踏み出す。その度に、かさ、かさ、と足元の木の葉が鳴った]
(401)2006/07/31 05:51:39
お嬢様 ヘンリエッタ
[やがて。ヘンリエッタの耳に、ぴちゃぴちゃ、と水の鳴るような音が聞こえてきた。でも違う、とヘンリエッタは「本能的に」感じ取る。
これは水じゃない。もっと甘くて、おいしい…]

……おいしい?

[呟いたのと、月明かりに照らされた彼らを見つけたのとは、同時だった]
(402)2006/07/31 05:57:18
書生 ハーヴェイ
[草を踏む音に、ばっと勢い良く振り返る。
少し離れたところに佇む少女に、しまった…と小さく舌打ちをする。

獲物に夢中になって周囲の警戒を怠るとは…不覚。

見られたのなら、その目撃者も…と体勢を整えて地面を蹴る。距離を詰める。

そしてその両肩を掴んだ]
(403)2006/07/31 06:04:12
村長の娘 シャーロット
[―――とうとう一睡も出来ずに朝を迎えて。

窓の外に視線と移せば、既に白み始めた空にぽっかりと白い月が浮かんでいる。
輪郭はぼんやりとしているものの、完全な円形を保ったそれは、まるで耀きを失った太陽のようだった。

その月が落とした膿んだ想像に幾度となく苛まれた少女の意識は…もう限界だった。
(404)2006/07/31 07:06:11
村長の娘 シャーロット
[仕事で帰りが遅くなるのはいつもの事。
約束が守れないと苦笑いを見せるのもいつもの事。

でも。
必ず約束が守れない時には必ず連絡があった。
どんなに忙しくても、それは破られることはなくて。
それなのに。

ナサニエルは何も話してはくれなかったけれど。
あの人が慌てるくらいのことが何かあったのかもしれない。
いいようのない不安と哀し過ぎる程の静寂達に押しつぶされそうになって。

気がつけば家の鍵もかけずに外へ飛び出していた]
(405)2006/07/31 07:07:08
村長の娘 シャーロット
[田舎の早朝はチャイナブルーにミルクを零したような朝靄の色。
その白い世界に包まれてしまってから、何処へ向かえばいいのかと自らに問いかけた。

仕事中なら―――
そう考えて村の入り口の方へと駆け出す。

やがて見えてきたその建物の扉を、呼吸を整えながらノックする]

すみません!
どなたかいらっしゃいませんか?!
(406)2006/07/31 07:09:51
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/07/31 07:12:44
村長の娘 シャーロット
[こんな時間に五月蝿いな、と言わんばかりの顔をした
大柄な男が乱暴にその扉を開く。
顔を見るやいなや、「…団長ならまだ帰ってない」と
ぶっきらぼうに告げられ。
返事を返す間もなく扉が閉められそうになって慌てて続ける。]

あっ、あの!
何処へ言ったか聞いてませんか?
何でもいいんです!
父が行きそうな場所に心当たりはありませんか?
(407)2006/07/31 07:13:14
村長の娘 シャーロット
[すると男は睨みをきかせたまま一瞬空を仰ぎ。
「…さぁな。見回りだろう」とそっけない返事をしながら扉を閉めた]

……もうっ…
何処に行ったのよ、父さん……

[もう此処にいても仕方がない。
身を翻して今度は集会所へと。走り出す足を一歩踏み出す度に高まる動悸と焦燥感を振り切るように。]

…っ、ここにもっ……いない…っ…かぁ…
(408)2006/07/31 07:15:22
村長の娘 シャーロット
[再度呼吸を落ち着かせれば、広場を抜けて丘を駆け上がり、
墓地へと足を踏み入れる。
ひんやりとした空気の中に父さんの名前を呼んでみるも、その返事は帰っては来ずに]

ここにも居ないなんて――

[無事であることを。ただそれだけを祈った。
帰りが遅くなったことも、約束を破ったことも怒るつもりなんかなかった。

ただいつものように、ただいまの声を聞いて、
父さんと一緒に遅くなった夕食を囲んで、笑えれば。
それだけでいいのに。

不安に耐え切れずに涙が溢れてきて。
それでも、泣いたら父さんがもう帰ってこないような気がしてまた走り出す。

全てが杞憂であるようにと]
(409)2006/07/31 07:19:34
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/07/31 07:24:12
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