人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1710)Morning Glory : 7日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

お嬢様 ヘンリエッタ に、6人が投票した。
流れ者 ギルバート に、1人が投票した。

お嬢様 ヘンリエッタ は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、流れ者 ギルバートが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、書生 ハーヴェイ、修道女 ステラ、冒険家 ナサニエル、吟遊詩人 コーネリアス、の5名。
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/05 08:40:42
吟遊詩人 コーネリアス
[―――気づけば、あの時から、一度も食物を口にしていない。それどころか、ほとんど水もノドを通らない。
無理矢理押し込もうとしても、すぐに胃が痙攣して、吐き出すだけだった]

受け止めたと……思っていたんですけどね。

[苦笑をしながら、髪をかきあげる。
―――と、その動作から、何も、感覚が伝わってこないことに気づいた]

―――!?

[慌てたように、竪琴を触ってみる。
……しっかりとした、いつもの感触。触感が無くなったわけではなさそうだ。
次にベッド。杖。最後に自分の手を触って確かめる。
感覚は最後だけ途切れていた。
自分自身だけが、何の感覚も伝わらない。これは―――]

存在が……消えかかっている?
(0)2006/08/05 14:49:14
吟遊詩人 コーネリアス
[原因はなんだったのだろうか。人を殺したことがソレなのか、ついに電池が切れただけなのか、全く違う理由があるのか……]

―――。

[思えば、長く生きすぎた。
どんな呪いを受けたとして、人があまりに長く生きるのは、自然の摂理に反している。そんな異物の辿り着く先は―――]

―――消滅―――。

なるほど……。
いつかは呪いも消えて、先に行ってしまった人々にもう一度会えるのかと、少しだけ期待をしていましたが……やはり、もう二度とは会えないようですね。

[それでも―――最後までこの村を見ていたかった。
生まれ故郷という以上に、大事な人達が輝くように生きてきたこの村だから。
結果、どこにも行くことのない、ただの「無」に戻るのだとしても悔いは―――無い。
みんなと最後まで話して、見続けることが出来れば、きっと、全て無くなったとしても、ずっと大切なこと思い出せるから]
(1)2006/08/05 14:50:23
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/08/05 14:51:43
修道女 ステラ
[目を覚ます。
一瞬の逡巡のあと、昨日のことを思い出し、愕然とする。

ハーヴさんに抱かれたことは後悔してないけれど。
それは神に仕える身としては、してはならないこと。

部屋から出て、聖堂に向かう。
中央に祭ってある、キリスト様の像と、マリア様の像]

昨日、ここで…
            なんて恐れ多いことを…

[祭壇に跪き、懺悔する]

…マリア…さま…

[祈る、祈る。祈り続ける。
どのくらい祈っていただろう。
何か意思を固めたように、すっくと立ち上がる]
(2)2006/08/05 16:12:52
修道女 ステラ
[奥の私室に戻り、机につき、ペンと便箋と取り出す。
軽く目を瞑り、気持ちを静め、ペンを走らせる]

『Dear Sister Friedel 

ご無沙汰しております。

――――』

[宛名は修道院の恩師。
一字一句、思いを込めて、ペンを走らせる。

書き終えたところで、今の時点では、送ることさえできないことに気づき、封筒に封をし、机の上に*そっと置いた*]
(3)2006/08/05 16:14:19
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/05 16:16:02
村長の娘 シャーロット
[朝。まだ眠り続けるナサニエルを起こさないように抜け。
少しふらつく足取りで階段を下りてシャワーを浴びに。
お気に入りの白のワンピース姿で、庭先へと。

チコリやアメリカンブルーの青い庭に、また一つ青が咲き。
春の終わりに蒔いた朝顔。
葉の根元についていた小さいつぼみが綻び、
薄青色の花が顔を覗かせ。

その花弁を指先でそっと撫でながら微笑む]
(4)2006/08/05 16:45:38
村長の娘 シャーロット
[父さんがいなくなって。
レベッカさんが、セシリアさんが、ソフィーさんが。
みんな、次々と目の前から去っていって。

其れは嘘のような本当の話。
決して引き返せない、事実。

もう見ることの出来ない笑顔を、守れない約束を静かに想う]

[足元からにぃ、と鳴く声。
見ればチコが蒼い眸をこちらに向け。
抱き上げてやればまたひとつにぃ、と。

失ったものばかりではない。

チコも、ぐりもあきもモカも。
――ナサニエルさんも。今確かにすぐ傍にあるもの。
ナサニエル、の名前を思い出し、思わず顔が赤くなる。
愛してる。何度も耳元で囁かれた言葉が反芻され]
(5)2006/08/05 16:47:06
村長の娘 シャーロット
[ふるふると頭を振って、意識を取り戻す]

そうだ、ねぇチコ。
この朝顔が咲いてるなら、
母さんたちのところの朝顔も咲いてるかもしれない。
行ってみようか?

[そう笑いかけながら部屋の中へと。
暫く後にはワンピースと揃いの白い麦藁帽子が、白い仔猫と共にまた丘を登っていて]
(6)2006/08/05 16:48:29
村長の娘 シャーロット
[いつも変わらない、ひんやりとした空気の中、凛とその青が咲き誇っているのを見る]

わぁ…チコ見て、すごく綺麗…
やっぱり母さんの方が咲かせるの上手みたいね。

[笑顔でそういうと、教会の方へと目をむけ。
立ち上がり、またくるね、と父さんと母さんに声をかけると
チコを抱いたまま教会へと。
この扉を開くのも久しぶりだな、と思いながら]

こんにちは、ステラさん。

[そう中へ声をかけながら足を踏み入れる]
(7)2006/08/05 16:51:22
修道女 ステラ
[表の方から、聞きなれた声がする]

あら。シャロ…ちゃん?

[いらっしゃいと、ぱたぱたとかけていく。
事件が起きて以来、失われていた日常。
それが懐かしく感じて…変わっていった現実を思い知る。

首を軽く振って、気分を変えて。
笑みをうかべ、シャーロットたちを招き入れる]

いらっしゃい、シャロちゃん。
…それに、チコちゃん、でしたっけ。いらっしゃい。

[1人と1匹を招きいれ、お茶の用意を始めた]
(8)2006/08/05 17:02:21
村長の娘 シャーロット
[お茶の用意を始めるステラに、何か手伝います、
と声をかけようとするもチコを抱いたままなことに気がつき]

いつもすみません。

[その笑顔に大人しく甘えることにする。
いつも騒がしいほどに皆が顔を揃えていた場所――

椅子に腰掛けたまま、ぐるりを部屋を見回し。
その様子を思い出し、一人の人に思考が突き当たり]

あ、そういえば。
ステラさん、教会の裏の森って入ったことありますか?

[この間ハヴェ兄さんと一緒にそこまでお散歩に行ったんです、と
少し嬉しそうに]
(9)2006/08/05 17:14:15
修道女 ステラ
[香りのいいハーブティーを用意し、机に置く。そして、チコのための、小さなお皿に入れたミルクも置いて。

そういえば、とシャロちゃんが発した、
ハーヴさんの名前に、心臓がどくんと大きな音を立てる。
顔が赤くなっていくのがわかる。

その姿を見られたくなくて、ごまかすように話を続けて]

教会の裏…ですか?あまり行ったことはないですけど。

[と、話を返そうとして]

え、ハーヴさんと一緒に、ですか…

[時々、彼女が漏らしていた、兄妹のこと。
それが少し変わってるのだと。いい方に変わっていってるのだと]

よかったですね…本当に…

[それが自分のことのようにうれしくて、笑顔で答えた]
(10)2006/08/05 17:32:49
村長の娘 シャーロット
[チコをミルクの皿の前にそっと下ろし。
ハーブティの入ったカップを手に取る。

ステラの様子に一瞬きょとんとしたものの、
良かったですねの笑顔に]

はい、久しぶりに兄さんと話せて楽しかったです。

[そこまで言って別れ際の気まずさを思い出し]

でも…あれからまた暫く話してないので……
あの時だけ、かもしれませんけどね。

[ちょっと苦笑まじりに]
(11)2006/08/05 17:41:20
修道女 ステラ
[少し苦笑気味のシャーロットの様子に、
流石に、長い間のしがらみは、簡単に解ける様子はないけれど。
もっと二人がもう少し話す機会があれば、と、そんな気がしてきた]

大丈夫ですわよ、きっと。
少しずつでも…いつかは仲良く話せる日が来ると。

[にっこり微笑んで、お茶のお代わりを注ぐ。
のどかに、昼のひと時が過ぎていく]
(12)2006/08/05 17:57:52
修道女 ステラは、村長の娘 シャーロットに話の続きを促した。
2006/08/05 17:58:28
村長の娘 シャーロット
[2杯目のハーブティに手をかけ、ゆっくりとした時間を過ごす。
ふと足元で身体を摺り寄せるチコに目を遣って]

…いけない!ぐりたちにご飯あげるの忘れてきちゃった!
ごめんなさいステラさん、また今度ゆっくりお話しましょうね。

[今度はもっといっぱい私の家族を連れて、
と笑顔でいうと*慌てた様子で教会を後にした*]
(13)2006/08/05 18:10:54
修道女 ステラ
[シャーロットがあわてて帰っていくのを見送ると、仕度をして教会を出る。
エッタちゃんが安置されている詰め所に向かい、すっかり手馴れた自警団員に安置所に通される。

エッタちゃんの顔は、優しい笑顔のままで。
この小さな身体に、苦しみが与えられなかったことを、ささやかな救いに感じる。

ロザリオを握る。
もう、神の奇跡の力はなくなってしまったのではないかと、それだけが少し心配だったが。

エッタちゃんの声がする。
ヒューバートさんと、楽しげに笑っている。

わかってはいたことだけど。
エッタちゃんは狼だった。

消え行く2人の声に。
願わくは、人だの狼だの、しがらみのない世界で。
幸せになって欲しいと。
強く祈った]
(14)2006/08/05 18:27:35
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/05 18:31:20
修道女 ステラ
[詰め所を出て、教会への道を歩く。
ふと思い立って、少し寄り道をすることにした。

何か、匂いがする。
そちらを見やってみる。

道の傍らに、なにか…

何か―
赤い、赤い――
ヒト、だったものが――――]

ギルバートさんっ!
(15)2006/08/05 18:55:13
修道女 ステラ
[赤い、赤い中に、血にまみれた茶色い髪。
現実と向き合おうとするも、胸から湧き上がる嘔吐感に、目を背けざるを得ずに。
耐え切れず、目から涙があふれてくる。

一歩一歩あとすざる。

誰かに、誰かに伝えなくては。
来た道を引き返す。詰め所にいけば、誰か居る。
その気持ちだけを頼りに、*走っていった*]
(16)2006/08/05 18:55:34
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/05 18:58:14
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/05 19:01:17
冒険家 ナサニエル
[朝――まどろみを抑えて上半身を起こす。
ここはシャーロットの部屋。
すでに彼女の姿はない。ベッドには、彼女のぬくもりが少しだけ残っている。
昨夜のことを思い返し、ナサニエルは笑みを浮かべる]

[脱ぎ捨てられた上着を取り、身に着ける。
その上着についた赤黒い血を見て、ヘンリエッタのことを頭に思い浮かべた]
(17)2006/08/05 20:14:34
冒険家 ナサニエル
[家の中にも、シャーロットはいなかった。
靴がない。恐らく、どこかに出かけたのだろう]

一旦、家に帰るとするか。

[庭先の、風に揺られる花々を見ながら、呟いていた。

シャワーを浴びて着替えよう。
ナサニエルはそう考え、家へと向かった]
(18)2006/08/05 20:32:34
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/05 20:39:04
吟遊詩人 コーネリアス
さて、そろそろ集会所へ向かう時間ですかね……。

[と、いつも通りに竪琴と杖を持って外に出てみると、鼻先に雫の感触]

……?

[思わず、見えもしないのに、空を眺める。
すると、さらに数滴、顔に水が当たった。
微かに匂うのは、雨の匂いか]

と……まいりましたね。
早めに集会所へと向かうことにしましょう。

[コーネリアスが足早に集会所へと向かった]
(19)2006/08/05 21:29:23
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/08/05 21:29:58
村長の娘 シャーロット
[家の鍵を開けようと手をかけ]

――開いてる?

[家の中にはナサニエルの姿はなく、
家に帰ったのかなと思いつつ猫達に急いでミルクを用意する。
その時玄関から音が聞こえ]

ナサニエルさん帰ってきたのかな?

[そう思って開けた先には自警団員が。
告げられたギルバートの死。
悲劇はまだ終わってはいないと]

まだ…まだこの中に…?

[信じられないとばかりに、うわ言のように呟く]
(20)2006/08/05 21:43:00
冒険家 ナサニエル
[外は雨がぽつぽつと降っている。
ナサニエルは、自室の窓から外を見つめていた]

ギルバートが…死んだ。

[先ほど、自警団員から連絡があった。
いつも陽気で、気の合う友人だったギルバート。

しかし、ナサニエルは、ギルバートが死んだことより、人狼がまだこの村に残っているということに、激しい焦りを感じていた]

薄情なやつだな、俺は…。
とにかく、集会場へ向かおう。シャロもくるはずだ。

[ナサニエルは傘を引っ張り出し、外に出た]
(21)2006/08/05 23:40:47
修道女 ステラ
[集会所に向かおうとして、教会の外に出る]

あら。雨ですか…

[外は雨。この季節には涼しくなっていいけれど。
傘を片手に、集会所へ急ぐ。

途中、ギルバートさんを見つけた場所の近くを通ったけど、
すでに血は雨に洗い流されていて。
血の匂いを感じずにすんだことに、*ほっとした*]
(22)2006/08/05 23:48:52
書生 ハーヴェイ
[サー…サー…と、雨が降る音が聞こえる]

[その音に誘われるように、暗い闇の底から意識が浮上する。

…ベッドの上、微睡む意識の中で、ただ無心に雨の音を聞いていた。]
(23)2006/08/06 12:47:59
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/06 12:50:31
書生 ハーヴェイ
[…どの位そうしていただろう。

気だるい体をゆっくりと起こして、窓の外を見る。

暗い窓ガラスの奥に、透明な雨の線だけが見えた]
(24)2006/08/06 21:45:53
村長の娘 シャーロット
[集会場へと向かう道。
久しぶりの雨の中、見慣れた景色を紡いでいく。
薄暗い闇をカンテラの灯りだけを頼りに]

[ステラさん、ナサニエルさん、コーネリアスさん、ハヴェ兄さん。
もう誰も疑いたくなくて。
誰の死も見たくなくて。

…でも昨日。
昨日エッタちゃんが処刑されるのを止めなかったのは。
私が彼女に最後に言ったごめんねの言葉は。
死刑宣告と変わらなくて。
結局、自分勝手な奇麗事の世界でしか生きられない弱さと醜さに気がつく。]
(25)2006/08/06 21:55:37
村長の娘 シャーロット
やがて見えてきた集会場には灯りがついていたけれど。
その雰囲気には何処か物悲しさを覚え。
ぎぃっと不快音を立てながらその中へと入る。
少し前には皆が集まればいっぱいになるほどだった部屋をぐるりと見渡し、先に着いていたコーネリアスに挨拶をする]

すっかり寂しくなっちゃったなぁ…

[後は場違いな言葉を口にしながら椅子に座り]
(26)2006/08/06 21:59:14
修道女 ステラ
[集会所にたどり着き、扉を開けようとして、手が止まる。

今日、ギルバートさんが、殺されていたってことは、
まだ、狼が、いるはずなのに。
もう、誰も、狼に見えなくて。

…今日も、だれか処刑しなければいけないのだろうか…

そう思うと、この扉を開けるのが怖くなって。

しばらく目を瞑り、意を決してドアを開けた]

お疲れ様ですわ。お二人とも。

[先に来ていたコーネリアスとシャーロットに挨拶し、いつもの席に座った]
(27)2006/08/06 22:02:01
書生 ハーヴェイ
[ようやくベッドから這い出したハーヴェイは、ダラダラと用意を済ませて、集会所へと向かった]
(28)2006/08/06 22:02:55
冒険家 ナサニエル
[雨粒がナサニエルの傘を叩く、少しだけ濡れた衣服に、冷たさを感じる]

一体、いつまで続くんだろうな…。

[今日も誰か死んでしまうのだろうか…。
強い不安感と焦燥感がナサニエルの胸の内を襲う]

ついたな…。

[ナサニエルは傘を折りたたみ、集会場の扉を開いた]
(29)2006/08/06 22:08:36
書生 ハーヴェイ
「普段の倍くらいの時間をかけて、集会所に到着する。
扉がやけに重く感じた。

ゆっくりと開けると、既に集まっていた他の面々を見回す。
…少なくなった人。
今日もまた減るのだと…それは自分かもしれないと。
そう思うと、表情が暗く沈んだ。」

…すみません、遅くなりました。
(30)2006/08/06 22:16:04
修道女 ステラ
[人のどんどん少なくなる、集会所。
シャロちゃん、ナサニエルさん、コーネリアスさん。
…ハーヴさん…

最後にやってきたハーヴさんの姿を見ると、
心臓がとくんと大きな音を立てる。
なんとなく、顔をあわせ辛くて、
あわててみんなの方を向いた]

みなさん、集まったようですね…
それでは…今日も占いをお願いできますか、シャロちゃん。

[気を引き締めて、通る声で話し始めた]
(31)2006/08/06 22:17:12
村長の娘 シャーロット
[集まった見慣れた顔ぶれを見ながら。
この中にギルバートさんを殺した人が…本当にいるのかな…
なんて考えてしまう。
だけどそれは紛れもない事実で。

だけど誰も疑えなくて]

はい…
えと、今夜はどなたを…?

[自らでは決めかねて、困ったような眸をステラに向け]
(32)2006/08/06 22:19:47
書生 ハーヴェイ
[何とは無しに、ステラの顔を見る。視線が合う……ほっとする。

不自然に逸らされた視線に、少し赤く染まった頬に、そんな場合では無いと分かりながらも、僅かに笑みを浮かべた]
(33)2006/08/06 22:20:39
修道女 ステラ
[今日のシャロちゃんとの会話を思い出す。
ハーヴさんとシャロちゃんが、もう少し話す機会があればと…
それならば、せめてきっかけになればと]

それでは、今日はハーヴさんをお願いします。

[……それに。
ハーヴさんが人間ってわかれば。
もう、疑わなくてすむから………

心の中で、ぽつりつぶやいた]
(34)2006/08/06 22:20:44
村長の娘 シャーロット
[ステラが告げた人に視線を移す。

ハヴェ兄さん――

疑ってるわけじゃないけれど。
それはナサニエルさんもコーネリアスさんも同じことで]

…分かりました。
…ハヴェ兄さんもいい?
(35)2006/08/06 22:23:51
書生 ハーヴェイ
俺……?

ステラさんは、俺を疑ってるの?

[自分の名前が挙がり、心臓がどくりと跳ねる。
無意識に拳を握る。
自分でも、手に汗が浮かぶのが分かった。]
(36)2006/08/06 22:24:02
冒険家 ナサニエル
「ナサニエルはシャーロットの横に立ち。ステラの話を聞いている。
シャーロットの傍に行ったときには、少し照れくささを感じた。

だが、今はそんなことを気にしているわけにはいかない。
ナサニエルは気を引き締めた]
(37)2006/08/06 22:24:20
書生 ハーヴェイ
[視線を感じて、シャロのほうを見やる。
「いい?」と聞かれれば、すぐに首を縦に振ることもできずに押し黙った。]
(38)2006/08/06 22:27:52
修道女 ステラ
疑ってるわけでは、ありません…

[ハーヴさんに向かい、一歩近づいて]

もう…ハーヴさんを、疑いたくない、だけ、です…

[だんだん声が小さくなっていく]

お願い…できますか…
(39)2006/08/06 22:29:52
書生 ハーヴェイは、俯く。…きゅっと唇を結んで、何かを耐えるように…
2006/08/06 22:35:38
書生 ハーヴェイ
[顔をあげ、近づいて来たステラと視線を合わせる]

わかりました。
俺を占ってください。

[小さくなっていく声に罪悪感を覚えながら、小さく頷いた。]
(40)2006/08/06 22:42:34
修道女 ステラ
ありがとうございます。
それでは、シャロちゃん、お願いしますね。

[ハーヴさんの反応に、少し引っかかりを覚えたが、
それでも、これでもうハーヴさんを疑わなくてすむのだと、
安堵感が先にきて]
(41)2006/08/06 22:46:39
書生 ハーヴェイ
[もう一度ステラに頷いて見せて、シャロのほうへと歩み寄り]

…しっかり占ってくれよ?シャロ。

[緊張を誤魔化すかのように、少し茶化すように言った]
(42)2006/08/06 22:49:46
村長の娘 シャーロット
[押し黙ったままのハーヴェイがステラの声に頷くのが見え。
ステラの声にこちらも頷く]

分かりました。
それじゃあ…ハヴェ兄さん、ここにかけてね。

[そう言ってテーブルの向かいに椅子にハーヴェイを促す。
いつものようにクロスを広げ。
カードを確認するとハーヴェイに一度視線を戻す]

それじゃ、始めるね。

[ハーヴェイの方を見遣りながらクロスの上でカードを掻き雑ぜる。
ひとしきり雑ぜ終わると、しっかりと視線を合わせ]

ん、それじゃ…一枚引いて。ハヴェ兄さん。

[緊張しつつも笑顔でそう促す]
(43)2006/08/06 22:51:17
書生 ハーヴェイ
……なんだか、母さんに占ってもらった時を思い出すな。

[シャロの、慣れた手つきでカードを混ぜる様子を見て、感心したように呟いた。
カードを引くように促されれば、少しの逡巡の後、一枚のカードを選び出した]
(44)2006/08/06 22:56:25
吟遊詩人 コーネリアス
[―――瞬間!

何故だか分からない恐怖感がコーネリアスを襲った。

なにが……起こると言うのです?]
(45)2006/08/06 22:58:42
村長の娘 シャーロット
[茶化すように言われれば、ちょっとむぅっと頬を膨らませるも。
母さんの話が出れば自然と笑顔になる。

そして、そのまま差し出されたカードをそっと開く]

―――――……… …

塔。

[カードを見た瞬間、身体が硬直する。
何度確かめてもそれは見間違いではなく。

無言のまま、ハーヴェイの顔を見つめる]

……
(46)2006/08/06 22:59:45
書生 ハーヴェイ
[―塔
カードの詳しい意味は分からないけれど、それがよくないカードなのだということは、なんとなく理解できて…

占いの結果を言うのを躊躇う妹の顔を、じっと見つめ返した。]
(47)2006/08/06 23:01:04
冒険家 ナサニエル
………。

[シャーロットのただならぬ様子に、ナサニエルは緊張し、服の上から銃の位置を確認した。
拳銃はすでに洗浄してあり、整備も完了している。

まさかとは思うが…、いざとなれば、ためらうわけにはいかない]
(48)2006/08/06 23:08:24
村長の娘 シャーロット
[はっとして慌てて言葉を紡ぐ]

あ、えっと、塔のカードの暗示は…

英知、過去の行い、真実を照らす光などです。
ハヴェ兄さん…らしい?

[あははっと笑いながらそう問いかけてみても、それは空笑いにしかならなくて。
ごく自然な様子で外したスピネルをカードの上に乗せる。

手の乗せようとして…

震えた手を皆からは乗せたように見せるよう添えるだけにとどめ。

ごく自然に。自然に。そう言い聞かせて、問う]

ハヴェ兄さんは…人狼なの?

[その眸に少し不安の色を見せながら]
(49)2006/08/06 23:09:26
吟遊詩人 コーネリアス
[―――違う。
塔の暗示は崩壊、破滅、災難。
コーネリアスとて、長く生きてきた身だ。タロットカードの暗示するものは分かる。
それを、隠した……?

これが―――恐怖感の正体?
恐怖の正体は―――悲しみだったのですね……]
(50)2006/08/06 23:13:59
書生 ハーヴェイ
[緊張は解かずに、ゆっくりと首を横に振る]

…いや、俺は人狼じゃない。

[じっと、シャロの目を見たまま、しっかりとした口調でそう答えた]
(51)2006/08/06 23:15:23
村長の娘 シャーロット
[その答えを聞いてそっと手を開きスピネルの色を見る。
スピネルは。

――当然、少女の眸と同じ色を留めたままで]

あれ…ごめんなさい……
ちょっと調子悪かったのかも…
失敗…みたいです。

[周囲にそう言って頭を下げる]

ハヴェ兄さんも…ごめんなさい。
(52)2006/08/06 23:26:01
修道女 ステラ
[失敗。
シャロちゃんの声に、少し驚いて]

シャロちゃんもお疲れですからね、そういうこともありますわ。きっと。

[やさしい声で、話しかけた]
(53)2006/08/06 23:31:32
冒険家 ナサニエル
失敗、か…、そうか。

[シャーロットの様子は、何か失敗していたからだったのか…。
ナサニエルはどこか違和感を覚えたが、無意識のうちにそれをおし隠した]
(54)2006/08/06 23:31:59
書生 ハーヴェイ
失敗…?

[シャロの手の中にあるスピネルを覗き見る。
変化の無い石に、怪訝そうに眉を寄せて。]

いや…シャロも疲れてたんだろ。大丈夫か?

[少し戸惑いながらも、そう返した]
(55)2006/08/06 23:32:24
吟遊詩人 コーネリアスは、無言で、それを見ている。
2006/08/06 23:33:56
村長の娘 シャーロット
これじゃあ占い師失格ですね…
本当にすみません…

[そう言いながら、皆が目を逸らしたのを確認して
カードを片付けようと。その時スピネルに指先が触れる。

少女に触れた先からスピネルが禍々しい黒へと―――

おもわずスピネルを握り締める。誰にも見られてはならない。
そう思ったから。
それをポケットに押し入れるとがたっと音を立ててたちあがる]

あの…ごめんなさい。
ちょっと気分が優れなくて…今夜はこれで失礼させてください。

[できるだけ動揺を悟られないように笑顔を作り。
集会場の扉を開けようとする。
手が震えて上手く開けず、もたついた先でクロスの中から
カードがはらりと落ちたけれど、少女にそれを知る余裕はなく。
そのまま集会場を出て自宅へと駆け出した]
(56)2006/08/06 23:34:51
書生 ハーヴェイ
[慌しく集会所を出て行く妹を見送って…詰めていた息を吐く。
シャーロットの手の中で黒く変わったスピネルには気付かずに…]
(57)2006/08/06 23:45:53
吟遊詩人 コーネリアス
[失敗……。
それは本当なのだろうか?

確かに今のシャーロットは心が弱くなっているのかも知れない。それでも……]

シャーロットさん。
ちょっと……。

[と、追いかけようとして、一歩二歩進むと、足の裏に何かの感触。
いぶかしげに触ってみると、それはタロットカードだった。
それは、偶然なまでにクロスの形で]

シンプルクロススプレッド……?

[それは、タロットカードの占い方の一つだ。
このタロットカードは嘘を言ったシャーロットに反して、何かを暗示していると言うのだろうか?
下のカードが現在。上のカードが未来の暗示。
恐る恐るカードを拾って、上のカードを確かめる。それは―――死神。暗示はそのものの通り、終末、死、停止、失敗
そして、下のカードは―――]
(58)2006/08/06 23:45:59
吟遊詩人 コーネリアス
―――!?

[この先が、どうなるのかは、物言わぬタロットカードによって語られた。
それは、運命なのだろうか?
もしもこれが運命だとしたら―――なんと皮肉な運命なのだろう]

[コーネリアスは見えない目で、それでも、ナサニエルの方を向くと、申し訳なさそうに言った]

ナサニエルさん……申し訳ない。
貴方が一番、シャーロットさんを話したいでしょうが……ここは、私とシャーロットさんの二人で話をさせてもらえないでしょうか?

……どうしても、確かめたいことがありますので。
(59)2006/08/06 23:49:25
修道女 ステラ
シャロちゃん、大丈夫?

[あわてて声をかけようとしたが、すでに彼女は集会所から出て行っていて。

どうしたものだろうと、少し困惑している]
(60)2006/08/06 23:53:51
冒険家 ナサニエル
シャロ?

[シャーロットが集会場を逃げるように出て行く。
その態度に強い違和感を受ける]

一体どうしたんだ…?

[ナサニエルは心配になり、追いかけるために歩き出そうとした。

しかし、続くコーネリアスの真剣な口調と、その言葉は、ナサニエルの足を踏みとどませるのに、充分なものを持っていた]

…わかった。だが、何を確かめたいのはわからないが…、シャロを傷つけるようなことは言わないでほしい。
それだけは言っておく。
(61)2006/08/06 23:58:08
村長の娘 シャーロット


[切らした息だけ真っ暗な部屋に響く。
玄関の扉に凭れ。

ポケットの中のスピネルを取り出して、もう一度確認して――

空を仰いだ]
(62)2006/08/06 23:59:35
吟遊詩人 コーネリアス
[ナサニエルの言葉に、コーネリアスが笑って返した]

ご安心を。
無理強いはいたしません。私がそんなに強引な人だと思いますか?
そして、シャーロットさんを傷つけるようなマネもするつもりはありませんよ。

では、先に失礼します。
なるべく、早くに確かめたいですからね。

……同様に考えたいことがありますからね。

[言って、コーネリアスが足早に、集会所から出て行った。]
(63)2006/08/07 00:05:55
書生 ハーヴェイ
失敗するなんて事…

[あるのだろうか、と言おうとしたが、今回のこれが失敗じゃなければ…―と思い、止まった。

シャーロットの後に続いてコーネリアスも出て行ったのを見て、残ったメンバーを見回す]

今日はもう…解散かな?
俺達しか残ってないですし。

[苦笑交じりに、そうステラに話しかけた]
(64)2006/08/07 00:08:04
冒険家 ナサニエル
[コーネリアスの言葉に嘘はない…、そう感じた。
そして、コーネリアスも足早に集会場から出て行く。

3人しか残っていない室内で、ナサニエルはこれからどうするかを考えた]
(65)2006/08/07 00:12:08
修道女 ステラ
[コーネリアスさんが、シャロちゃんを追いかけて行って。
集会所に、3人が残された。

どうしようかと思った矢先、ハーヴさんに話しかけられ、どきっとする]

え、ええ、そ、そうですね。

[上ずった声がでてしまい、あわてて心の中で深呼吸をして]

仕方ないですね…今日はこれでお開きにしましょうか。
シャロちゃんだけでなく、お二人もお疲れでしょう…しっかりお休みになってくださいね。

[心の動揺を抑えるように、いつもよりゆっくりと、二人に話しかけた]
(66)2006/08/07 00:12:21
書生 ハーヴェイ
解散、ですね。

[上ずった声を出すステラに、なんて純粋で可愛いんだろう…と思い、くすりと笑みを零す]

昨日は…何も言わずに帰ってしまってごめんなさい。

[少し意地悪をしたくなって、わざと昨夜の出来事を話題にしてみた。
耳元に唇を寄せて、少し声を潜める。]

…………体、大丈夫?
(67)2006/08/07 00:22:20
修道女 ステラ
[ハーヴさんに昨日のことを持ち出され、顔が真っ赤になる]

あ、いえ、あの…その…

[言葉にならない言葉を発したところに、耳元で囁かれ]

は、ハーヴさんっ!

[こんなときに何を言うのかと、一瞬大きな声を出すと、
照れくさい気持ちがどこかに行ってしまい]

大丈夫ですわ。
あまりからかわないでくださいね…

[やっと、いつもの調子に戻って、ハーヴさんの顔を見ることができた]
(68)2006/08/07 00:32:19
書生 ハーヴェイ
ごめんなさい。

[大きな声を出されても、懲りていないようにクスクス笑いながら半歩身を引いて。

いつもの調子を取り戻したステラに、からかう口調を止めて、普段通りの調子で聞く]

送っていきましょうか?
(69)2006/08/07 00:41:32
修道女 ステラ
[そっと、ハーヴさんの方を見る。
どことなく、疲れたような顔が、少し気になって]

大丈夫ですわ。一人で帰れますから。
ハーヴさんもお疲れですから、しっかり休んでくださいね。

[変わった様でかわってない、そんな空気がうれしくて。
にっこり、最上級の笑顔で返事をした]
(70)2006/08/07 00:46:37
吟遊詩人 コーネリアス
[雨はまだ止まない。
体を髪を竪琴を濡らしたまま、コーネリアスがシャーロットの家へと歩みを進める。
寒さは何も感じない。
いや、雨が当たっているのすら、段々感じなくなってきている。

―――魂が削れてきている。
急がなければいけないだろう。
フィナーレにはまだ早いから]
(71)2006/08/07 00:50:07
書生 ハーヴェイ
そう…ですか?
じゃあ、気をつけて帰ってくださいね。

[心配そうに顔を覗き込んで、また一歩後ずさる。]

ステラさんも、ゆっくり休んでくださいね。
…おやすみなさい。

[にっこりと笑って、また明日…と付け加えた。]
(72)2006/08/07 00:55:51
修道女 ステラ
はい、おやすみなさい。
また明日。

[にっこり笑って言葉を返す]

ナサニエルさんも、しっかりお休みになってくださいね。

[傍らのナサニエルにも、軽く頭を下げて挨拶し、
*集会所から出て行った*]
(73)2006/08/07 00:58:25
冒険家 ナサニエル
解散…か。

[シャーロットの家にはコーネリアスが向かった。
シャーロットの様子は見たいが、まだ話は終わってないだろう。
それなら――]

ハーヴ、これから少し飲まないか?
今日はそういう気分なんだ。

[そう言って、ナサニエルは薄く笑みを浮かべた]
(74)2006/08/07 01:00:47
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルに声をかけられて、振り向いた。
そうだな…と呟いて、軽く頷く。]

そういえば、結局この騒ぎでゆっくり飲めてなかったしな。
じゃあ、これからバーに行こうか?

[言いながら出口の方へと歩き]
(75)2006/08/07 01:05:27
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイと二人で暗い夜道を歩く。
しとしとと降る雨の中、共に口数は少ないが、談笑しながら進んでいく。

ゆっくり話すのは久しぶりだな…

そしてさらにしばらく歩き、ようやくバーにたどり着いた]
(76)2006/08/07 01:13:03
吟遊詩人 コーネリアス
シャーロットさん……コチラにいますか?

[コーネエリアスがシャーロットの家に辿り着き、扉も開けないまま、声をかけた]

―――ああ。出てきてくださらなくても結構ですよ。
ただ、少しだけ質問があるだけですから。

……答えたくないのならば、答えないで構いませんので。
(77)2006/08/07 01:16:57
村長の娘 シャーロット
[何もない真っ暗な空間にコーネリアスの声が聞こえ]

あ…はい、います。

[凭れた扉の方を振り返って]

質問……ですか。
…何でしょうか?

[悪い予感が頭を掠め、祈るように、声を絞り出し]
(78)2006/08/07 01:21:17
書生 ハーヴェイ
[バーに着くと、室内の明かりを付けながらカウンターへへ入る。
酒のビンやシェイカーを用意しつつ、ナサニエルに席につくように促す]

何飲む?
あまり酔わないほうが良いかな。こんな時だし…。

…こうして話すの、久しぶりだよな。
帰ってきた早々こんな事件に巻き込まれて…ナサニエルの運の悪さには同情するよ。

[幼馴染で、親友で、兄のような存在で…そんな相手との懐かしい空気に、軽い口調で話しかける]
(79)2006/08/07 01:21:38
吟遊詩人 コーネリアス
[コーネリアスの唇が震える。
真実を確かめに来たはずなのに、ひどく、唇が重い。
それでも―――聞かないわけにはいかなかった]

ハーヴェイさんは……人狼ですね?
(80)2006/08/07 01:22:21
村長の娘 シャーロット
[手の中のスピネルをぐっと握る]




――どうしてですか?
……占いは、失敗したんです。
私には…分かりません……

[俯いたまま]
(81)2006/08/07 01:26:13
吟遊詩人 コーネリアス
[やはり―――。
顔色よりも、その泣きそうな声は何よりも雄弁にそのことを語っていた。
先程出た、シンプルクロススプレッドの下のカードは……「塔」これは、先程思った暗示がそのまま、当てはまるのではない。
ハーヴェイのことをさしているのだ。
そして、上のカードは死神。
つまり、この占いは、ハーヴェイの死で持って、全て終わると表しているのだ。
本来ならば、それで終わらせるべきなのだろう。しかし―――ハーヴェイはあの人たち、そして、アーヴァインの息子なのだ。
それを―――このまま終わらせてしまってよいのだろうか?
そして―――]

なるほど―――私の思い違いだったようですね。

[コーネリアスが一息入れて次の言葉をつむいだ]

シャーロットさん。
もう一つだけ聞きます。
もう誰も……死なせたくありませんか?
(82)2006/08/07 01:33:17
冒険家 ナサニエル
そうだな、じゃあ、適当なラム酒をくれ。

[ナサニエルはカウンター席につき、ハーヴェイの言葉に答えた]

運が悪いか、確かにそうかもしれないな。
だが、俺はこう見えても悪運だけは強いんだぜ。
じゃなきゃ、冒険なんて、命がいくつあっても足りないしな。

[しばらくぶりに話す親友は変わってなくて、ナサニエルはどこか嬉しく感じた。
ここ一連の事件で、なくしたものが少し戻ってきたような…]
(83)2006/08/07 01:33:39
村長の娘 シャーロット
[思い違い、と言われて少しだけほっとする。
その後の言葉に黙し]

…いやです。
もう、誰も死んで欲しくない。
誰も……誰も。
(84)2006/08/07 01:39:22
吟遊詩人 コーネリアス
[シャーロットのその言葉に、コーネリアスが大きく息を吐いた]

―――結構。
ならば、最後に大きな賭けをすることにしましょう。
運命なんて―――クソ食らえです。

ただし、これが失敗したら、何が起こるかということは分かりません……。
それだけは肝に銘じて置いてください。
では、またの再会を祈って―――。

[―――帰り道を、ただ歩いただけ。
それだけなのに、気配が、フ、と消え去った。
ただ、そこには雨の音が続くだけ。
まるで、最初からそこには誰もいなかったように]
(85)2006/08/07 01:40:27
村長の娘 シャーロット
[扉の向こうのコーネリアスの言葉に少し不安に駆られ]

コーネリア……

[急いで扉を開いて辺りを見渡すも、其処には人影はなく。
降り続く雨の中、暫くの間佇んで――

俯いたまま静かに家の中へと]
(86)2006/08/07 01:47:33
書生 ハーヴェイ
ラム酒…ね、了解。
クーバリブレで良いか?

[慣れた手つきでラム酒の栓を開け、コーラとラム酒をグラスに注ぐ。
仕上げにライムを絞ってかき混ぜると、カウンターのテーブルにそれを置いた。
かろん…と氷が音を立てる。]

[自分用にも同じものを作って、口をつける。]

あのさ…シャロの奴、今日は占いに失敗したけど…大丈夫か?

[本人に聞けば良いのだけど。それよりも、近くに居るナサニエルに妹の近況を尋ねてみる]
(87)2006/08/07 01:49:53
冒険家 ナサニエル
[グラスを受け取り、ひとまず一口、アルコールを流し込む。
冷たい液体が、徐々に胸を熱くさせるのを感じながら、ナサニエルは口を開いた]

シャロは…そうだな、大丈夫だとは思うが…。
念のため、俺はこの後様子を見に行くつもりだ。

[そこでナサニエルは一息いれ、真剣な表情で言った]

後、ハーヴには言っておくな。
俺は、シャロのことを愛している。
近く、結婚を申し込むつもりだ。

返事はまだわからないが、そうなったときは祝福してほしい。
(88)2006/08/07 02:06:26
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルの「この後様子を見に行く」という言葉に、安心したように息を吐く]

[真剣な表情を向けられれば、自分も改めてナサニエルに向き直り…
「結婚」の言葉に、グラスを落としそうになる]

え…あの…結婚…って。

[動揺を隠せない様子で。
グラスを落としそうになった時に零れた酒を、手近にあった布で拭きながら聞き返す。]

……お前…
えっと…。

[ごほん、と一つ咳払い]

親父の代わりに言うよ。
……シャロを、頼む。

[ナサニエルになら…そう素直に思うことが出来たから。
そう言いながら、頭を下げた]
(89)2006/08/07 02:17:55
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイの様子に、シャーロットへの深い愛情を感じ、ナサニエルの心は暖かな気持ちで包まれた]

ああ、まかせてくれ…。
必ず、シャロを幸せにしてみせるよ。

[ハーヴェイに頭を上げてくれと言うと、グラスに酒を注ぎ足した]

しかし、そう言ってもらえると嬉しいな。少し…安心した。

[ナサニエルは安堵の息をつき、「ふっ」っと笑った]
(90)2006/08/07 02:38:19
吟遊詩人 コーネリアス
[もう結構な時間になると言う頃、コーネリアスがバーに、そして、教会に声をかけた。
声は扉越し。だが、それはしっかりと、確実にみんなの耳に届いた。
コーネリアスの自宅に来て欲しい、と。
雨はやっと、止んだようだ]
(91)2006/08/07 02:44:32
修道女 ステラ
[雨も止み、時々雲間から月明かりが漏れる中を、コーネリアスさんの家へと急ぐ。
教会からはかなり遠い村の反対側]

こんなに遅く、一体なんの…

[暗い夜道を抜け。やっとコーネリアスさんの家についた]

失礼します。ステラです。
(92)2006/08/07 02:52:47
冒険家 ナサニエル
[バーでグラスを傾けていると、コーネリアスの声が聞こえた]

一体どこから…?

[辺りを見回してみるが、その姿は見えない。
幻聴かと思ったが、ハーヴェイも同じことを聞いたという]

[コーネリアスならそんなこともできるかもしれない…。
そんな風に思いながら、ナサニエルはハーヴェイと共に、コーネリアスの自宅を訪れた]
(93)2006/08/07 03:03:30
吟遊詩人 コーネリアス
あぁ。みなさん。集まっていただきまして感謝いたします。
……シャーロットさんは、さすがにまだ疲れているようなので、呼んではおりませんけど

さて、実はみなさんに告白しなければいけないことがあります。
私は―――普通の人間ではありません。

証拠はあります。
テーブルの上に一つの書物が置いてありますよね?まずは、それの18ページを見ていただけますか?

[そこに出ているのは、遥か昔のこの村が作られたすぐ後の遠い昔のこの村。
その中に一人。ソレはいた。
今と変わるのは、ただ髪の色だけ。それ以外は全く変わらないコーネリアスの姿。
ご丁寧に、その下にはコーネリアスとまで書かれている]
(94)2006/08/07 03:05:29
修道女 ステラ
[家の中に声をかけたところに、ナサニエルさんとハーヴさんが現れた。
…シャロちゃんは?と思ったところに、コーネリアスさんの声がする]

普通の人間ではない?って…

[その話は、信じられない話で。
ただ、聞き入るしかなかった]
(95)2006/08/07 03:09:39
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは驚愕を隠し切れず…、呆然とつぶやいた]

なんだって…!? コーネリアスは普通の人間じゃ…ない!?
この本の人物が…、コーネリアス本人だというのか?
(96)2006/08/07 03:11:53
吟遊詩人 コーネリアス
それが私ですよ。
私はね。死ぬことが出来ないのです。
いえ。厳密には、死んでも生き返ってしまうのです。
―――そんなのは、普通の人間ではありません。……いや、人狼でも、さらには妖魔ですらないモノが私なのです。

―――何故、告白したのかを知りたいですか?
簡単です。
この村も、もう少しで終わる。
ならば、みんなの反応を楽しみたかったのですよ。
落胆、悲しみ。もしくは、愉悦、羨望なんでも良いですけどね。それを―――見たかった。

[表情を無理に固めて、ニィと口だけ笑う]
(97)2006/08/07 03:13:05
修道女 ステラ
[笑うコーネリアスさんに、胸が痛くなる。

あのやさしいコーネリアスさんが…]

そんな…

[口からでる言葉は、そんな単調なものばかりで]
(98)2006/08/07 03:16:55
冒険家 ナサニエル
[死んでも転生する? 人間でも人狼でも妖魔でもない?
わからない、コーネリアスが一体なにを言っているのか…。

そして、コーネリアスがそんなことを思って、村を見ていたというのも…]

本気で、言っているのか…。

[ナサニエルの口から、思わずそんな言葉が出ていた]
(99)2006/08/07 03:21:40
吟遊詩人 コーネリアス
さて、私を殺しますか?それとも、そのまま生かしておきますか?
私はどちらでも、構いません。
ただ、明日生き残ったとして―――人狼の味方をしないとは誰も言い切れないでしょうけどね。

だって、人間であるケネスさんですら、人狼の味方をしたのですよ?
それを―――もっと気味の悪いモノが人間の味方なんてすると思いますか?

……実はもう人狼などいないのかも知れませんよ。
私が、全てを殺しているのかもしれない。
ならば、私を殺して確かめてみてはどうですか?
そしてもし―――次の日に、誰も死んでいないと言うのならば、それで全て終わりにすると言うのを約束しませんか?
その場合は……もう、誰も人狼ではなかった、ということです。
それで全て終わりで……いいじゃないですか。

[わざと、ランプの陰になるような場所に顔を動かし、そして、本当に疲れた顔で、誰にも聞こえないように小さくため息をついた]
(100)2006/08/07 03:22:52
書生 ハーヴェイ
……ごめん、コーネリアスさん。
貴方の言っていることが理解できない。

貴方は人狼では無いのでしょう?
ケネスさんと同じように…人狼に協力するものということですか…?

[もう一度、理解できない、と少し頭を振って]
(101)2006/08/07 03:26:59
修道女 ステラ
[人間でも狼でも妖魔でもない。
でも、コーネリアスさんは、コーネリアスさんだから。
信じたいのに、信じたいのに]

う…そ…ですよ…ね…

[そして、全て終わり、という言葉に。
もう、終わってほしくて。
すがりついて]

約束…ですか…
(102)2006/08/07 03:28:24
冒険家 ナサニエル
………。

[コーネリアスが皆を殺した…? そんなことがあるんだろうか?

次の日誰も死んでいなかったら、すべて終わりにする?
それでいいんだろうか?
何かが間違っている気がする、しかし、具体的に何が間違っているかがわからない]
(103)2006/08/07 03:29:33
吟遊詩人 コーネリアス
どうしました?
何故、誰も私を殺して終わりにするのだといわないのですか?

私は普通の生物ではないんですよ?
何をするのか誰にも分からないんですよ?
私を殺さなければ、愛する人が死ぬかも知れないのですよ?

何故……殺そうと、言わないんですか!?

私を殺したら、全てが終わる……希望があるんですよ。
絶望が終わる時が来たのですよ。

幸せな村に戻そうじゃありませんか……。

[それは説得と言うには遠すぎた。
ただの懇願。
伝わって欲しい。ナサニエルにも、ステラにも、そして、何よりもハーヴェイに。]
(104)2006/08/07 03:35:55
書生 ハーヴェイ
コーネリアスさんを殺したら全てが終わる…?

だから、それがよく分からない。

貴方が人狼なんですか…?
人狼を殺さなければ、平和になんてならない…だから、俺達こうして閉じ込められてるんじゃないんですか…?

貴方を殺してすべてが終わるというなら、今までの事は何だったというんだ…!

[人前では珍しく、少し感情的に吐き捨てて、俯いた]
(105)2006/08/07 03:39:38
修道女 ステラ
[愛する人、と言うところで、傍らのハーヴさんの顔を見やり]

本当に…
本当に…
終わるの、ですね…

[心が蜘蛛の糸にすがり付くがごとく]

コーネリアス…さん…

[心のどこかで警鐘が鳴っているけれど]

約束…本当に…
(106)2006/08/07 03:47:15
書生 ハーヴェイ
……なんで、終わると断言できるのです?

何故、貴方を殺すことが希望だと言えるのです…?

貴方を殺したら、人狼が襲撃をやめると、本気で思ってるんですか…?
(107)2006/08/07 03:51:26
村長の娘 シャーロット
[部屋がまだ暗いままだったことに気がついて。
思い立ったように立ち上がりあかりを灯す。

奥の暗がりからみゃあと鳴く声がして、
モカがてしてしとじゃれてくる]

ん、どうしたの…?
お腹でもすいた……?

[モカを抱き上げ、少し気分を落ち着かせるように
庭先で風にでも当たろうと部屋を抜け。

出たところでがしゃんと何かが割れる音]

やだ…風で植木鉢が……

[割れた植木鉢をぼんやりと眺めた時に、
雨のやんだ空によく似た黒灰色の不安がぽつりと]

……… …
(108)2006/08/07 03:54:14
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは静かにコーネリアスの話を聞いている。

コーネリアスの態度は、先ほど禍々しい笑みを浮かべた人物と同じには見えない…。

愛する人…、そのくだりのところでシャーロットの顔を思い浮かべる。

コーネリアスを殺すことで…、シャーロットが守れるなら…。
コーネリアスを殺すことが希望に繋がるというのなら…]
(109)2006/08/07 03:57:25
吟遊詩人 コーネリアス
逆ですよ。ハーヴェイさん。
私を殺して、全てを終わらせなければいけないのです。

このまま疑い会うことは、全てを滅ぼすだけでしょう。
それは本当にいいことなのですか?
今を生きるということは、大事な人を守るためにあるのです。

少なくとも、貴方の親は望んではいませんよ。子が親よりも先に死ぬなんてことは絶対に望んではいなかったはずです。
生き続けると言うことは、それだけで、死んだ人の弔いとなるのです。

貴方は死にたくないでしょう?
大事な人も死なせたくないでしょう?

ならば生きて、心を強く持って、そして、幸せを取り戻すのです。
それがこの村の死んだ人たちの望みでもあるのですから。

……死ぬ気になれば、前のようなこの村に戻ることだって可能なはずですよ。
(110)2006/08/07 03:58:38
修道女 ステラ
[本当に、終わると、信じて。
コーネリアスさんの、言葉を信じて]

コーネリアス…さん…
わかり…ました…

[ステラは、そっと、首を縦に振った。

でも、やさしかったコーネリアスさんの事を思うと。

ステラはその場に*泣き崩れた*]
(111)2006/08/07 04:06:59
書生 ハーヴェイ
……それで、何が変わるって言うんだ。
貴方を殺してじゃあ、どうして村に閉じ込めたりしたんだ!

たくさん死んだ。
たくさん殺した。

今更、全て無かったことにして、平和な村に…?

できるはずがないだろう!

貴方が死ぬのは勝手だ。
でも、それで人狼が約束を守ると、そう考えるのは甘すぎるんじゃないか…?
(112)2006/08/07 04:09:29
吟遊詩人 コーネリアス
……ならば、貴方は、認められるのですか?

大事な人が死んでしまうのを。
ここで出来ないと言うのならば、人生の中で出会った最初で最後の最愛の人を失ってしまってもいいのですか!?
もう……二度と会えなくなってしまうのですよ!

確かに私が死ぬのは、貴方には関係ないでしょう。
だけど、残るのは親友、妹、そして、最愛の人しか残らないのですよ。

長い人生で出逢ったそれを全て、否定するのですか!?
それは、あなた自身も否定することになり、そのまま、大事な人まで否定することになるのですよ。

ここで終わるの言うのならば……自警団なんかに、人狼が見つけられるはずなんてないでしょう。
人間も!人狼も!妖魔も!何もかもを殺そうとした能無しの自警団が見つけられるはずないでしょう!

それが分からない貴方ではないはず!
(113)2006/08/07 04:21:09
書生 ハーヴェイ
親友、妹、そして最愛の人…
それと、自分の居る世界…?

[はっと、嘲笑して]

それが何になるっていうんだ。

俺はもうすでに失くした。
一番大切なものを。

…それはもう、戻ることなんて無いんだ。
いまさら止めたところで、戻るものなんて何も無いんだ!
(114)2006/08/07 04:28:33
書生 ハーヴェイ
………貴方が死ぬというならば、俺は止めませんよ。

それで、もしかしたら狼が襲撃を止めてくれるかもしれない。
………そうですね。確かに、そうかもしれない。

だから、止めません。
……無駄死にになるかもしれませんが。

どうぞ、死ぬならご勝手に。
俺は、『貴方の処刑に賛成します』。
(115)2006/08/07 04:32:56
冒険家 ナサニエル
[コーネリアスとハーヴェイが激しく、口論を交わす]

ハーヴは…、一体何を言っているんだ?
一番大切なものをなくした…?
コーネリアスも、自分を処刑することに何のために固執して…。

[ナサニエルは困惑しながら、考え続ける。
いったい…なにが最善なんだろう?]
(116)2006/08/07 04:43:26
吟遊詩人 コーネリアス
―――結構。

[そして、小さくハーヴェイに呟いた]

『元々、確率の高い賭けなんて思っていません。
ただ、何かをする瞬間。貴方が思い出してくれればいいんです。
何故、シャーロットさんが貴方の占いを止めたのか、ソレをもう一度よく考えてみることです。
何が……この先待っているのかを。
そして、何を貴方が一番本当に大事にしなければいけないのか、を
真実は、幸せは……以外にすぐそばにあるのかも知れませんよ?』

[コーネリアスが大きな声で宣言した]

では、処刑を―――始めましょう。
最後のわがままですが……外で死んでもよろしいでしょうか?
(117)2006/08/07 04:43:51
書生 ハーヴェイ
そんなの…っ!

[言いかけて、やめる。
何を言われても、自分は認めることなどできないと、そう思ったから。]

………俺に生きろというなら、貴方が今から捨てる命は何になるというんだ…

[誰に言うでも無く呟いて、コーネリアスから視線を外した。]
(118)2006/08/07 04:53:04
冒険家 ナサニエル
[本当に、自ら処刑を進める気なのか…]

外で…? ああ、それはかまわないと思うが…。

[これで、終わってくれ、そう願わずにはいられない…。
ナサニエルはそう考えながら、一足先に外に出た]
(119)2006/08/07 05:06:04
吟遊詩人 コーネリアス
では、みなさん。お先に出ていてください。
私は最後まで一緒にいる。竪琴を取りに行きますので。

……ああ。今後に及んで逃げるなんてマネはしませんよ。
窓も、木の板で塞いでありますから、扉以外にここは―――出入り口はありませんから。
(120)2006/08/07 05:10:07
書生 ハーヴェイは、俯いたまま、何も言わない。誰かを見ようともしない。
2006/08/07 05:12:09
吟遊詩人 コーネリアス
[みなが、扉から出た後に……コーネリアスが扉を閉めた。
いや―――その場所にタンスを倒して、開けられないようにした]

では、始めましょうか。
コーネリアスの処刑を―――。

[炎が……燃え上がる。
コーネリアスの家を全て包み込むように、炎が勢いを巻いて、家を燃やし始める]
(121)2006/08/07 05:14:48
書生 ハーヴェイ
[炎を見ようともせずに、そのまま酒場まで、振り返らずに*走った*]
(122)2006/08/07 05:24:52
冒険家 ナサニエル
[ナサニエル、ハーヴェイ、ステラが外に出ると、コーネリアスの家が燃え始めた]

これが…、コーネリアスなりの処刑だというのか…?

[炎の勢いは強く、今から消そうとしても間に合いそうにない。
「ガチャ、ガチャガチャ」ナサニエルは思わず扉を開けようとするが、何かにつっかえて開かない]

くっ!

[そうこうしているうちに、炎が身体をかすめ、ナサニエルは扉から離れざるをえなかった。]

コーネリアス…。

[ナサニエルは、燃え上がる炎を、ずっと見続けていた]
(123)2006/08/07 05:31:30
吟遊詩人 コーネリアス
私は、私の意志で持って、全て、何もかも、消してしまいましょう。

これが、死ぬということです。
何も残さず、全てなくなるという事。
これが、『死』です。

[コーネリアスの声が炎を通して聞こえてくる]

ああ……それから―――
みんなには一つだけ、嘘をついていました。

私は確かに、死ぬことの出来ない体でしたが、今回が―――限界なようです。
魂が欠けてしまったようです。
生まれ変わるとか、そんなこともなく、ただ迎えるのは『無』。
私には……似合いの結末でしょう。
(124)2006/08/07 05:34:00
吟遊詩人 コーネリアス
[声は段々と弱まる。
炎は段々と強まる]

私の死を、悲しむ人はまさか、いませんよね?
私はずっと過ちを犯して生きてきました。誰よりも、ずっと、ずっと、死ななければいけないモノだったのですよ。

だけど……この村に生まれて本当に良かった。
この村の人たちに会えて本当に良かった。
この村で―――幸せになりました。
嘘じゃ、嘘じゃありません。

人の心は色々に光って、まるで宝石みたいに輝いて、本当に綺麗でした。
私だけが何も残せなくてすいません―――。

でも、本当に―――幸せでした。
ありがとう。本当にありがとう……
(125)2006/08/07 05:34:34
吟遊詩人 コーネリアス
[炎はさらに勢いを増す。
天を焦がすような凶器のように。
声はすでに聞こえない―――いや。
小さく、小さく、竪琴と歌。
何を歌っているのか、何を奏でているのか。
分からないほど、その音は暴力の炎に巻き込まれて

ただ―――全てが終わるまで、その音は流れ続けていた]

[―――それはいつから来たのか
その光景を鴉がジーッと、ジーッと見ていた。
*それで終わり*]
(126)2006/08/07 05:43:19
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/08/07 05:47:13
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは一人、シャーロットの家へと向かう。
コーネリアスの最後の言葉が頭から離れない]

『本当に―――幸せでした。
ありがとう。本当にありがとう……』

[彼は、この村をずっと見続けてきて、多くの人々の死を経験してきたのだろう。
その裏には、常に深い悲しみがあったはずだ…。
それなのに、最後の瞬間にありがとうと言えるなんて…]

[家が完全に焼け落ちた後、コーネリアスの身体はどこにも見当たらなかった。
本当に『無』となってしまったのだろうか?
ナサニエルはやるせない気持ちを抑え切れなかった]
(127)2006/08/07 05:51:44
冒険家 ナサニエル
どうすれば、いいんだろうな…。

[降り止まぬ雨の中、ナサニエルはシャーロットの家にたどり着いた。

ここにくる途中、コーネリアスの最後をシャーロットに教えるべきか、ずっと考えていた。
その答えは、まだでてない――]

ふー。

[ナサニエルは扉を叩く前に、一つ深呼吸する。

そしてシャーロットが出てきたとき、ナサニエルは疲れた表情を隠そうと笑ってみたが、失敗し、ぎこちない笑みになってしまった]
(128)2006/08/07 06:02:21
村長の娘 シャーロット
お帰りなさい、ナサニエルさん。

[ナサニエルの表情を見ればきょとんとして]

遅かったんですね。
もしかして、あの後何か集会であったんですか…?

[そういって近づけば微かにお酒の匂いが]

ん…それともお酒、飲んできたのかな…?

[ぎこちない笑みに少し不安を煽られながらも笑顔を作り。
じっとナサニエルを見つめ]
(129)2006/08/07 06:09:20
冒険家 ナサニエル
[ぎこちない笑顔にも。シャーロットは笑顔を返してくれる。
ナサニエルは内心の葛藤を押し隠し、ごまかすように言った]

ただいま。
ちょっとな、ハーヴと酒を飲んできたんだ。
久しぶりに、いろいろと話すことができたよ。

[ナサニエルはシャーロットの頭をなで、先程よりは、なんとか自然に笑顔を作った]
(130)2006/08/07 06:18:21
村長の娘 シャーロット
[頭を撫でるナサニエルの様子が少し柔らいだように感じて
少し安心して。

其の後のハーヴェイの名前に少し身を硬くするも]

そうでしたか。
それは良かったですね。
…あ、そういえば今度バーに連れてくれるって約束。
今度は私も連れて行ってくださいね。

[自然に振舞おうと、少し話題を逸らそうと]

そういえば。
コーネリアスさん、ご一緒ではなかったですか?

[先ほどのことが頭を掠め、少し心配そうに]
(131)2006/08/07 06:23:51
冒険家 ナサニエル
[続く質問に、ナサニエルは一瞬表情をゆがめたが、すぐにそれをしまいこんだ]

あ、ああ、あの後…、解散することになってな。
コーネリアスも…、自宅に帰ったはずだ…。

[自分ではわからないが、少し、声が震えてしまったかもしれない。
だが、やはりシャーロットにコーネリアスの死を伝えるのは、どうしても気が進まなかった。]
(132)2006/08/07 06:32:27
村長の娘 シャーロット
――?

[いつもと違うナサニエルの様子に少し違和感を覚えたけれど。
体調のせいかな、と思い]

そうですか…
ナサニエルさん、お疲れじゃないですか?
お酒も入ってるみたいだし、すぐに休まれますか?

[大丈夫ですか?と、ナサニエルの顔を覗き込む]
(133)2006/08/07 06:37:45
冒険家 ナサニエル
シャロ。

[覗き込んでくるシャーロットのことを、ナサニエルは抱きしめた。
優しく背中に手を回し、軽く身体を寄せ、逆にその顔を覗き込む]

そうだな…、すぐに休みたいな。

[至近距離でその瞳を見つめたまま、にっこりと笑った]
(134)2006/08/07 06:51:19
村長の娘 シャーロット
[ふいに抱きしめられて、きゃっと小さく悲鳴をあげ。
それでもその笑顔に顔を真っ赤にしながら]

…このままこうしてたら休めませんよ?

[赤くなった顔を俯きがちにもナサニエルを見上げ]

ナサニエルさん…
…その…えと、私、ナサニエルさんのことが…
好き、です…

[昨日結局言えなかった言葉をなんとか口にすると。
後はナサニエルの腕の中でわたわたとするばかり]
(135)2006/08/07 06:58:31
冒険家 ナサニエル
俺も好きだよ。

[ナサニエルはシャーロットの耳元にそう囁き、真っ赤になったシャーロットを抱きしめたまま、その身体を抱き上げる]

じゃあ、一緒に休むとするか。

[そう言って、軽いキスを落とし、そのままシャーロットの部屋に向かう。

ベッドの目の前で、今度は先程よりも、深い、深いキスを送る。
そして、そのままベッドに倒れこむように、シャーロットの身体を*押し倒した*]
(136)2006/08/07 07:11:22
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/07 07:11:34
村長の娘 シャーロット
[抱き上げられ身を硬くするも、休むか、の声に僅か頷き。
薄い闇の中唇を叩く音がして、軽い汗と酒と髪の匂いを感じる。
抱きしめられて近づく心臓の音が、
今こうしている幸せを確かなものだと教えてくれて。

ベッドまでくれば、後は回した腕の力を緩め、
ナサニエルにその身を委ねた*]
(137)2006/08/07 07:20:10
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/07 07:22:10
修道女 ステラ
[ステラは、ただ呆然と、炎が消えるまで、立ち尽くしていた]



[焼け落ちた家に、一言ぽつり、つぶやくと。
ふらふらと、*教会へ戻っていった*]
(138)2006/08/07 07:49:16
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/07 07:49:49
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/07 09:55:44
村長の娘 シャーロット
[暫く眠り込んだ後、そっとまどろみの中から意識を取り戻す。
すぐ隣にはナサニエルの顔があって。
名残惜しそうにその腕の中からするりと抜けると、
ベッドに座り直し、ナサニエルの方を見遣って]

…寝たままでいいです。
聞いてくださいね。

…私、ナサニエルさんのことが好きです。
小さい頃からハヴェ兄さんとナサニエルさんの後ついて回って。
ナサニエルさん、いつも優しくって。

ナサニエルさんが頻繁に家を空けるようになって、
私とっても寂しかったんですよ?
でもお家のお掃除させてもらえるのは嬉しくて。
いつも早く帰ってこないかなって…そう思って待ってたんです。
(139)2006/08/07 11:18:43
村長の娘 シャーロット
ずっとずっと憧れてて、
そのナサニエルさんに好きって言ってもらえて。
すごく幸せでした。
一緒にいられる時間が増えて、
ナサニエルさんの実はちょっと抜けてるところとか、
その…ちょっと大胆なところ…とか、初めて見えてきて。
それもまた愛しいって思うんです。
…むしろ、かっこいいだけじゃなくてちょっと安心しました。

んー…あんまりうまくいえないけど…ナサニエルさんが好きです。
大好きです…

[そこまでいうと、ナサニエルに小さくキスを落とし。
愛する人が眠る寝室をそっと後にした]
(140)2006/08/07 11:22:50
村長の娘 シャーロット
[仄かに明るい応接間の中。視線は明をもたらすランプへと。
それを暫く眺めていたかと思うと、カンテラに灯りをともし、外へ。
今にも飲み込まれそうな、星の見えない雨上がりの空の下を歩く]

ハヴェ兄さん……

[人も狼も優しい匂いの中で生きていくこと。
ハヴェ兄さんに巣食う痛みからハヴェ兄さんを救い出すこと。
…それはどうしても叶わないこと?

ふと見上げた空の色が思った空と違っても、
また違う色を見つけ出すように。
どうしようもない事なんてひとつもないんだと。
どうするかは自分次第なんだと信じることは間違ってる…?

昨日のコーネリアスの言葉が少女の背中を押すように。
その歩を確かなものにしていく]
(141)2006/08/07 11:44:04
村長の娘 シャーロット
[でも。
いつからか寄り添ってきたこの弱さは、

何時だって誰かを求めながら。
何時だって温かい鼓動を持ちながら。

何時だって平気で誰かを傷つけるから。

だから今は強さだけを。今だけ、今夜だけでいいから。

開けたことのない扉の前に立つ。
探している人はきっとここに居るはずだから。

大きく息を吐いて意を決すると、その扉に手をかけ]
(142)2006/08/07 11:47:46
書生 ハーヴェイ
[雨上がりのぬかるんだ道を、何も振り返らずに走った。

炎の燃え盛る音が、風に乗って耳まで届く。
それを振り切るかのように、バーに辿り着くと乱暴に扉を開けて、靴についたドロも気にせずに中へと入る。

店のテーブルに手をつく]

くそっ!

[思いっきりテーブルに拳を叩き付けて、そのまま突っ伏した]
(143)2006/08/07 12:27:03
書生 ハーヴェイ
[……少し眠ってしまっていたのか。
肌寒さに身震いをしながら、目を覚ます。

真っ暗な店内。灯かりを灯す気にもならず、ただぼんやりと暗闇を見つめていた]

[―カタン。

扉の外に人の気配を感じて、ばっと振り向く]

……誰だ?

[低く、重く。
扉の外に向かって問いかけた]
(144)2006/08/07 12:36:41
村長の娘 シャーロット
[扉の向こうは更に暗い闇。
いないのかな、と思った瞬間に其の人の声が]

ハヴェ兄さん…だよね?
……ちょっと、いい…?

[中へ入り後ろ手で扉を閉めつつ。
聞こえてきた声の方へと歩み寄ろうと]
(145)2006/08/07 12:43:27
書生 ハーヴェイ
―シャロ…?

[身構える。どうしてここに…?と問いかける前に、ゾクリとする感覚が背中を伝う]
(146)2006/08/07 12:48:15
書生 ハーヴェイ
…っ

[立ち上がって、背を向ける]

来るな!

[思い切り怒鳴った]
(147)2006/08/07 12:51:22
村長の娘 シャーロット
[歩み寄ろうとした先から怒声が聞こえ、身体がびくっと反応する。
足を止め、穏やかな声で]

…約束。
今度遊びに来いって、兄さんがいったんじゃない。

[くす、と笑った後、少し沈黙があって]

……二人っきりで話したくて。
ね、いいでしょ?
(148)2006/08/07 12:57:29
書生 ハーヴェイ
約束…

[力なく首をふる。抑えられる気がしない。]

だめだ…今は…
帰れ、シャロ…

[力なくそれだけ言う。]
(149)2006/08/07 13:03:28
村長の娘 シャーロット
[弱く響いた否定の声を聞けばハーヴェイの隣へと駆け寄り
ハーヴェイの方をまっすぐに見て]

だめ、今夜は兄さんの言うことは聞かない。
たまには私のわがまま、聞いてくれてもいいよね?
私、兄さんの部屋が見たいな。ここの2階?

[そう言ってハーヴェイの手を取り2階へと]
(150)2006/08/07 13:18:19
書生 ハーヴェイ
[いつになく強引な妹に、戸惑いを覚えつつ…手を引かれるままに2階へとあがった。

コーネリアスの言葉が思い出される。

――「何故、シャーロットさんが貴方の占いを止めたのか」――]
(151)2006/08/07 13:23:51
書生 ハーヴェイ
[こうなったら、早く用事を済ませて帰ってもらおうと、先に立って自分の部屋へと案内する。

室内には、ベッドに、机、本棚…それだけが置かれているシンプルな作り。]

……急に、どうしたんだ。シャロ。
手短に、頼む。

[ベッドに腰掛けて、両手をキツク組むと、そこに視線を落とした。
妹の方は見ない。…見ないように、努める]
(152)2006/08/07 13:31:06
村長の娘 シャーロット
[隣に座ったハーヴェイが俯いたままなことに苦笑をもらしながら]

兄さん達、2人で飲んでたんだ?ナサニエルさんから聞いた。
もう、私も誘ってくれればいいのに。

[でも昨日の様子じゃ…と言いかけて、ふと思い当たり]

そういえば。
兄さん、集会の後コーネリアスさん見かけなかった?
ナサニエルさんが見てないっていってたから、
兄さんも見てないのかもしれないけど…
(153)2006/08/07 13:41:30
書生 ハーヴェイ
……コーネリアス…?
ナサニエルから聞いてないのか…?

[思わず一瞬だけ顔をあげて妹を見て、でもまたすぐに逸らされる]

…あの人は………死んだよ。

[それだけを、ぽつりと]
(154)2006/08/07 13:50:58
村長の娘 シャーロット
……死んだ…?

[――もう誰も……死なせたくありませんか?

    ――最後に大きな賭けをすることにしましょう。

頭の中でコーネリアスの言葉が不安と共に膨らんでいく]

処刑…処刑されたの?
(155)2006/08/07 13:55:45
書生 ハーヴェイ
[小さく首を振る]

…自ら処刑を望んだんだ。
家に火をつけて…

[その後は自分も知らない。
その前にしたやりとりは、言う気も無かった]
(156)2006/08/07 13:59:20
村長の娘 シャーロット
[自ら――どうして?コーネリアスはどんな賭けをしたと?]

…何か、何か言ってた?

[縋るような思いでコーネリアスをハーヴェイの言葉の中に探す]
(157)2006/08/07 14:07:54
書生 ハーヴェイ
――別に…

別に、何も。
(158)2006/08/07 14:10:56
村長の娘 シャーロット
……そう。

[探した影はどこにも見当たらなくて視線を落とす]

…兄さん、私に何か隠してることとか……ない?

[そう、ぽつりと]
(159)2006/08/07 14:20:02
書生 ハーヴェイ
隠してること…?

[隠してることなんてありすぎて…。
言葉に詰まる。

相手にペースを取られてはいけないと、気付かれないように深呼吸。
顔をあげて、シャーロットを見る。]

そういうお前こそ、隠してることあるだろ?
……いつの間に、ナサニエルと…?

[にやりと口の端を持ち上げて笑みを作った]
(160)2006/08/07 14:25:27
村長の娘 シャーロット
[ナサニエル、の言葉に顔が赤くなっていくのが分かる]

え?それはっ…!
…その…うん……

でもそれは、隠してたって訳じゃないの…

[その不敵な笑みに思わずこちらが顔を逸らし]
(161)2006/08/07 14:31:59
書生 ハーヴェイ
ふーん…?隠してたわけじゃないのか?

……あ、シャロ、首元に……

[頬杖をついて、にやにやと笑いながら、からかうような口調で言う]
(162)2006/08/07 14:38:51
村長の娘 シャーロット
[首元、と言われ慌てて首元を押さえ――]

やだっ…もうからかわないで。

[顔を真っ赤にしながらハーヴェイの身体を押そうとして避けられれば身体ごとハーヴェイにぶつかって。

そのままベッドに倒れこみ]

うあ…兄さんごめんなさ…

あれ?
…兄さんこんなところに傷なんてあったの…?

[シャツの間から覗いた傷跡を見遣り。ちょっと見せてと
ボタンを外していく]
(163)2006/08/07 14:53:54
書生 ハーヴェイ
[押そうとしてきた手を避ければ、シャロの体がバランスを崩して倒れこんできて。
それを支えようと腕を伸ばせば、自分も一緒にベッドの上へと倒れこんで…シャロの下敷きになる形になった。]

ばか…何するんだ。
……て、お前…

[シャツのボタンに手をかけられれば、少し焦った様子で、既に半分くらいまで空いた胸元を手で抑える。
それでも、隙間から傷が見えるのを隠せはしないけど]
(164)2006/08/07 14:59:44
村長の娘 シャーロット
兄さん、これ―――

[それ以上言葉が紡げず。
頭の中でスピネルが黒くなっていった光景が――]

…その傷……如何したの…?
(165)2006/08/07 15:05:35
書生 ハーヴェイ
これは………

[胸元のシャツを抑えたまま、眉を寄せて視線を逸らす。
空いているほうの手でシャロの体を押して、上半身を起こすとボタンを留める]

………なんでもない。昔の傷だから。
(166)2006/08/07 15:09:47
村長の娘 シャーロット


……人狼、なんでしょ?


[それだけ]
(167)2006/08/07 15:13:34
書生 ハーヴェイ



[何故、と言おうとして、止める。
占いが失敗ではなかったと…そういうことだと、すぐに気付く]
(168)2006/08/07 15:15:45
書生 ハーヴェイ
……それが分かっていて、なぜ、ここに来た?

[きつく、睨む。]
(169)2006/08/07 15:17:13
村長の娘 シャーロット
…分かってたら、来ちゃいけない?
私は、兄さんに会いに来ただけ。

それだけよ?

[睨むような視線から眸を逸らすことなく]
(170)2006/08/07 15:21:09
書生 ハーヴェイ
……ばかじゃないのか。
お前は…俺が…

俺が、お前を襲うとは思わないのか!?

[叱るような口調で言って…少し間を置く]

……アーヴァインを…お前の父を殺したのが、俺だとしても?
俺がアーヴァインを食い殺したのだと知ってても、会いに来たのか?
(171)2006/08/07 15:25:17
村長の娘 シャーロット
[沈黙の後、ハーヴェイから発せられる質問には答えず]

その…その傷、なんでしょ?

[なぜだか心は恐ろしいほどに静かで]
(172)2006/08/07 15:29:03
書生 ハーヴェイ
……、何が。

[掴んでいたシャツを、きつく握る]
(173)2006/08/07 15:31:31
村長の娘 シャーロット
[握られた手を見遣り、ハーヴェイの肩に頭を寄せ]

……なんでもない…
(174)2006/08/07 15:39:57
書生 ハーヴェイ
…この傷、出来た時のこと、覚えてるのか?

[長い沈黙の後、ぽつりと]
(175)2006/08/07 15:42:41
書生 ハーヴェイは、村長の娘 シャーロットに話の続きを促した。
2006/08/07 15:43:36
書生 ハーヴェイは、村長の娘 シャーロットに話の続きを促した。
2006/08/07 15:43:50
村長の娘 シャーロット
…覚えて…?

[覚えているような気はするけれど、何故だかはっきりしなくて。
暫く考え込んだ後、いつか見た夢を]

赤毛の男の人、金色の眸…
血の匂い…悲鳴…

[其の光景を思い出そうとするも見る見る顔が青くなり]
(176)2006/08/07 15:49:00
村長の娘 シャーロットは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/07 15:49:36
村長の娘 シャーロットは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/07 15:49:43
書生 ハーヴェイ
……守ろうと、思ったんだ。

お前のこと。

守らなくちゃと…思ったんだ。

[シャツを掴んでいた手を離して、その手で、もう何も見たくないというように目を覆う。]
(177)2006/08/07 15:53:41
書生 ハーヴェイ
………


狼が、お前を襲うとして。

俺が、その前に立ちはだかった。

俺は狼の手で傷つけられ。

死なずに、狼になった。

……それだけだ。
(178)2006/08/07 15:55:48
書生 ハーヴェイ
分かったら、すぐに帰れ。

もう2度と……俺に近づくな。

俺のことは、忘れろ。

[ぐいっと、無理やり体を引き離してベッドから降りる。
机に手をついて、シャーロットを見ようとはしない]
(179)2006/08/07 15:58:48
村長の娘 シャーロット
[記憶の水溜りに投げられた其の言葉に。
あの夢の続きが――]

……

…ごめんなさい……ごめんなさい…

[10年後の謝罪はあまりにちっぽけで。
もう何の意味も持たないそれを繰り返すことしかできず。
その後ろ姿が涙で歪んだのも気にせずに]

…一緒に、一緒には生きれないの?
近づかないことも、忘れることもできない!
どうして…?
一緒には……いられないの?
(180)2006/08/07 16:02:24
書生 ハーヴェイ
いられない!いられるはずが無い!

[机の上で握られた拳が、ギリっと音を立てる]

……俺は、狼だから…
今だって、こうしている間だって、お前のことを食べたいと思う欲求と戦ってるんだ!

狼と人間は、共に生きることなんて出来ないんだ…!
(181)2006/08/07 16:07:28
書生 ハーヴェイ
わかったら…早く、行け!

俺が、我慢しているうちに…
(182)2006/08/07 16:09:10
村長の娘 シャーロット
……兄さんは…どうしたいの?
兄さんが、望んでることって……

[ベッドから飛び降りて向けられたままの背中に飛び込む]

…食べたいの?
それが兄さんの望みなの?
……それで兄さんが幸せになる?

兄さんが幸せになる方法がそれしか方法がないんだったら…
それなら…いいよ…?

それ以外に…道はない?

[その背中を抱きしめたまま、静かに]
(183)2006/08/07 16:16:38
書生 ハーヴェイ
[背中に触れた、その熱にびくっと肩を揺らす]

…いやだ…

いやなんだ、食べたくないんだ…

シャロ……

俺は……
(184)2006/08/07 16:22:14
書生 ハーヴェイ
…お前を、ただ守りたかっただけなんだ。

なんで……

なんで、こんなことに…
(185)2006/08/07 16:25:18
書生 ハーヴェイ
俺は…お前に幸せになってほしいと、それだけだったんだ…
(186)2006/08/07 16:27:04
書生 ハーヴェイ
食べたくないんだ…
(187)2006/08/07 16:28:27
書生 ハーヴェイ
いやだ…

いやだ、食べたくない…!
食べたくないんだ…!
(188)2006/08/07 16:30:33
村長の娘 シャーロット
じゃあ…じゃあ一緒に幸せになろう?

一緒に…
(189)2006/08/07 16:32:49
書生 ハーヴェイ
幸せ……に…?
(190)2006/08/07 16:34:13
書生 ハーヴェイ
[傷がうずく。

そこから、ドクドクと熱い血が体を回る。

俺は……]

シャロ…
(191)2006/08/07 16:39:58
書生 ハーヴェイ
[振り返る。

その肩を掴み…

抱き締める]
(192)2006/08/07 16:41:43
書生 ハーヴェイ
[頬に触れる。
首筋をなぞり…胸元へと指を這わす。

手が、音を立てて異形のものへと変わり、
爪が、白い肌にうっすらと傷をつけた]

[滲む紅。
香る血の匂い。]
(193)2006/08/07 16:47:49
村長の娘 シャーロット
[傷つけられた肌から見えた赤――

一度視線を遣るも、無言で。

静かに抱きしめられたまま]
(194)2006/08/07 16:55:43
書生 ハーヴェイ
[出来た傷に、そっと口付ける。
滲んだ血を、舌で舐めとる。

―広がる味は、何よりも甘い]
(195)2006/08/07 16:58:09
書生 ハーヴェイ
怖く…ないのか…

[顔を覗きこんで、静かに問う]
(196)2006/08/07 16:59:52
村長の娘 シャーロット
…怖い……?
どうして…?

[覗き込まれた顔を、涙で濡れた柔らかい笑みで見返し]
(197)2006/08/07 17:02:17
書生 ハーヴェイ
ん…そうか…

[笑み返そうと思ったけれど、上手く表情が作れなくて。
頬に伝う涙に口付けて、舐める。]
(198)2006/08/07 17:06:49
書生 ハーヴェイ
[胸元に置いた手に、指に、力を込める。

ぐ…っと、その肉に爪を埋める。

ゆっくり…ゆっくりと…]
(199)2006/08/07 17:10:16
書生 ハーヴェイ
シャロ…シャロ…

愛してた。ずっと…ずっと…

[血に触れた手が、ただ暖かかった。
…頬が濡れた気がしたけど、もうそれが何かなんて分からなかった]
(200)2006/08/07 17:14:01
村長の娘 シャーロット
[兄さんの身体から送り込まれてくる痛みは。
痺れるような――それでいてとても悲しい痛みで]

ハヴェ…兄さん……

[その痺れに立ち続けることができず、身体を預けたまま]

ん…私も…

[言葉を紡ごうにも、それももううまくできず]
(201)2006/08/07 17:23:17
書生 ハーヴェイ
[シャーロットの白いワンピースが赤く染まる]

[崩れそうな体を抱き締めながら、首元に唇を寄せて、トドメとばかりに牙を立てた。]
(202)2006/08/07 17:30:59
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