人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1710)Morning Glory : 5日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

村長の娘 シャーロット に、1人が投票した。
のんだくれ ケネス に、11人が投票した。

のんだくれ ケネス は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、墓守 ユージーンが無惨な姿で発見された。
次の日の朝、学生 メイが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、書生 ハーヴェイ、見習い看護婦 ニーナ、修道女 ステラ、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、吟遊詩人 コーネリアス、の9名。
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/03 12:45:36
村長の娘 シャーロット
[耳元でにぃ、にぃと鳴く声。
頬を掠めるくすぐったさに目を開ける。

チコが身体を寄せてにぃ、ともう一度鳴く。
見ればモカはまだ寝ていて、
ぐりとあきは窓辺の方でじゃれ合って。
それを見て、思わずくすくすと笑みを零して]

おはよう、チコ、ぐり、あき、モカ。

[ご飯にしよっか。
そういって一緒にキッチンへと向かう]
(0)2006/08/03 15:45:34
村長の娘 シャーロット
[仲良く食べてね、と4匹の猫の前にことりと皿を置く。
そして応接間の椅子に腰掛け]

そういえば、父さんがいなくなってから
一人になるの…初めてなんだ……

[一人だけの空間。一人だけの時間。
それは今までだって同じだったけれど。

――破られることのない孤独は初めてだったから。
もうただいまを言ってくれる人は居ないから]
(1)2006/08/03 15:49:04
書生 ハーヴェイ
[トン・・トン・・と音を立てて、ゆっくりと階段を下りてくる。
ガランとしたバーの中を見回して、溜息を一つ。]

[…数日前までは、皆で酒を飲み交わして賑わっていた場所。

レベッカが周りを巻き込んで酒を注ぐ。
ソフィーはその犠牲者。
アーヴァインは仕事仕事であまり顔を出してはくれなかったけれど、セシリアは時々気晴らしにと顔を出していた。
メイはお酒があまり得意ではなかったっけ…。
ユージーンは、一人黙々と飲む姿をよく見かけたなぁ。
ケネスは…そういえば、ツケがまだたくさん残っていたような]

[―どうして、何で…こんなことになってしまったのだろう。

再び、深く…深く溜息をついた]
(2)2006/08/03 15:51:13
村長の娘 シャーロット
[脳裏に最後の父さんの姿が蘇り。
それは赤い、赤い記憶。
最後に見た父さんは何も言わず、抱き返してもくれなかったけど。

思わずぎゅっと眸を閉じる。

其処にケネスの声がして。

『てめぇの親父を―――』

今でも胸が苦しくなる。
其れから何が如何なったか、誰が何を言ったか覚えていない。

ただ覚えているのは。
ケネスへの殺意]
(3)2006/08/03 15:52:04
書生 ハーヴェイ
[窓の外に目をやれば、気分とは裏腹な晴れた空が目に入る]

[なんとなく、この場所には居たくなくて。
そっと扉を押し開いて外に出た。

当ては無いけど、習慣になっているように、自然と足は丘のほうへ向かう]
(4)2006/08/03 15:54:01
村長の娘 シャーロット
[ケネスは人狼。
父さんを殺した人狼。

人狼なら殺してもいいと?
父さんを殺したから殺してもいいと?

レベッカを撃ったギルバート。
ソフィーを撃ったヒューバート。

…ケネスを撃ったコーネリアス。

殺したいと、そう願って撃った人はきっといないだろうな、
何となく、そう思った。
自分だってずっと人が死んでいくのが嫌で仕方がなかったのに。

殺したいと、死んでしまえばいいと。
確かに、そう思った。

―――この感情は、一体なんだろう?]
(5)2006/08/03 15:55:19
書生 ハーヴェイ
[いつものように教会の扉に手をかけようとして、一瞬躊躇する。

……出しかけた手を、ゆっくりと下ろす。拳を握る]

[しばしその扉を睨むように見つめた後、踵を返した]
(6)2006/08/03 15:57:07
村長の娘 シャーロット
[足元で、みゃあと鳴く声がする。
見ればモカがてしてしと肉球を押し付け何かを訴えるように]

ん…?まだ足りないの?

[そう言って皿に餌をもう一度入れて頭を撫で。
モカが満足そうに皿の方へと戻っていく。

その姿に、昨日のユージーンを想う。

あの人は。あの穏やかな人は。
人間ではなかった。
昨日コーネリアスが言っていた、妖魔や消滅の言葉達は
おそらくそれを示したものだったんだろう。

それでも。
私が。私が殺した。

消えて欲しくなどなかった。
あの青紫の眸の優しさを、守りたいと思っただけだったのに]
(7)2006/08/03 15:59:24
村長の娘 シャーロット
[無事で居て欲しいと願って失った人。
守れなかった人。
殺したいと思った人。
守りたいと思ったのに――殺してしまった人。

人間、人狼、妖魔。

どれが正しいなんて、きっとない。

一番恐ろしいのは。
――あの時ケネスを殺したいと思った自分で。

餌を食べ終わったらしいぐりとあきが
またじゃれ始めるのが見えた。
彼らは私がユージーンを殺したことを知っても、
懐いてくれるだろうか]
(8)2006/08/03 16:03:28
書生 ハーヴェイ
[丘を下ろうとして、ふと足が止まる]

墓…

[数日前にも来たばかりだけど。ふと、父と母に会いたくなった。
…会うと言っても、墓の中の二人にしか会えないけれど]

[そういえば、ユージーンさんが飼っていた猫たちはどうしたのだろう…?
お腹をすかせていないだろうか。

そんな事を考えながら、墓場の方へと*]
(9)2006/08/03 16:05:08
村長の娘 シャーロット
[村の誰とも顔を合わすのが怖い。
私が抱いた殺意は確かにあの場に居た皆に知られてしまっているのだから。

―――ノックの音が聞こえ、身を縮め。
暫く後に扉を開ける。
自警団員が、淡々と伝言を告げるのを視線も合わさずに聞く。

「お前、占い師なんだそうだな」

其の声にはっとして顔を見る。
その顔は不気味なものでもみるかのように歪み。
ふん、と笑いながら帰っていく。

まだ名前のない感情が、またぽつりと]
(10)2006/08/03 16:05:33
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/03 16:10:14
村長の娘 シャーロット
[昨日会ったばかりだけど。父さんと母さんに会いたくなって。
食事を終えた猫達を大きめのバスケットにそっと入れ。
ちょっといい子にしててね、と声をかけ部屋を出る。

いつもの道を歩く。
丘を上がって墓地に足を踏み入れると。
墓石の前に佇む姿が――]

[踵を返し、もと来た道を早足で戻ろうとする。
其の時、チコがバスケットの中でにぃにぃと鳴きだした]
(11)2006/08/03 16:35:45
吟遊詩人 コーネリアス
あ、がぁぁぁぁっっ!!

[今でも脳裏に残る。人を殺した感触。
何百年生きたとして、何百年殺されたとして、それでも、誰かを殺したことがなかったのが唯一の誇り。
それが、昨日、自分の手で―――断ち切られた]
(12)2006/08/03 16:41:46
吟遊詩人 コーネリアス
[―――気づけば、まだ鼻の奥で血の匂いがしているような気がして]

[胃が痙攣する。朝から何も食べていないと言うのに、吐き気だけが止まらない]

[―――気づけば、まだケネスの断末魔の声が聞こえてくる気がして]

[胃液を吐き出すと同時に涙が次から次へと涌いてくる]

[―――気づけば、まだ口の中に血の味が広がっている気がして]

[ノドを掻き毟る。狂ったように暴れまわる]

[―――気づけば、まだ体中に血がまとわり付いている気がして]

[ただ、叫び続ける]
(13)2006/08/03 16:42:21
吟遊詩人 コーネリアス
[目が見えないということが幸いして、ケネスの遺体を見ることがなかった。
―――狂え―――
目が見えないということが災いして、感触がいつまでも残っているような感じがした。
    ―――狂え―――
何度も掻き毟るように体を洗っても、まだどこかに血がこびりついている気がする。
        ―――狂え―――
顔も、手も、足も、体も、ノドも、髪も、全てを切り刻んでしまいたい衝動に駆られる
            ―――狂え―――
ケネスが人狼だったとかは、どうでもよかった。ただ、「殺した」という感覚だけがどこまでもつきまとう。
                ―――狂え―――
それでも、この苦しさを何も知らない、無垢な少女に与えなかったことだけが、唯一の*救いだった*]
(14)2006/08/03 16:43:46
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/08/03 16:44:38
書生 ハーヴェイ
父さん…母さん…

[墓の前に供えられた花を見て、自分が手ぶらで来てしまった事に気付く。
―気が利かない息子でごめんよ、と苦笑して。
供えられた花の真新しさに、妹の存在を感じさせる。]

シャロが来たのか…?

[ずっと避け続けてきた妹と、今回の事件で2、3度言葉を交わす機会があって。
そのキラキラと光る純粋な瞳が、幼い頃と何一つ変わっていなかったことに、安心した。

変わってしまったのは自分。

目を閉じて、戻れない日々に想いを馳せる]
(15)2006/08/03 16:44:53
書生 ハーヴェイ
[しばらくそうして、墓の前に佇んでいると、後ろのほうから「にぃ」と子猫の鳴く声。
ユージーンのところの子猫だろうと振り向くと…

――そこには、今さっきまで心の中で想っていた人物が]

……シャロ。

[その人物の名前を呟いて、どこか居心地の悪さに視線を逸らす。
…いつものように、何事も無かったかのようにその横を通り過ぎることも出来たけれど]

…墓参りか?

[何の気紛れか。
しっかりとシャロを見据えて、声をかけた。]
(16)2006/08/03 16:49:18
村長の娘 シャーロット
[名前を呼ばれれば振り返り。
話しかけられたことに、ハーヴェイと視線が合ったままなことに、驚きと動揺を隠せずに。]

…うん。
……ハヴェ兄さんも…?
(17)2006/08/03 16:56:54
書生 ハーヴェイ
ああ…

[声をかけたは良いけれど、頷きを返したは良いけれど…

次が続かない。
少しの間、気まずい空気が流れる。]

[その空気に耐え切れなくなって、「それじゃあ、これで」と言おうとした時、バスケットの中の子猫が、フタを押し開けて地面に降り立った。

可愛らしく「にぃ」と鳴きながら、ハーヴェイの足元にとてとてと近づいてきて、頭を摺り寄せる]

…猫…どうしたんだ?

[可愛いなぁ、と呟いて頭をそっと撫でてやる。
目を細めてゴロゴロと喉を鳴らすその仕草に、自然と顔が綻んだ]
(18)2006/08/03 17:04:50
村長の娘 シャーロット
[バスケットから白い身体が飛び出して。
あっ、と思った時にはチコはハーヴェイに擦り寄って]

ん…ユージーンさんのところの…
約束したの、面倒見るって。

[チコの頭を撫でて微笑むハヴェ兄さんは。
いつか夢に出てきたハヴェ兄さんの顔で。

なんだか嬉しくなって、笑みが零れた]

其の子、チコっていうの。
ハヴェ兄さん、猫好きなの?

[ちょっと意外そうに、首を傾げつつ]
(19)2006/08/03 17:16:19
書生 ハーヴェイ
チコ…か。へぇ、お前、チコって言うのかー

[抱き上げて、目の高さまで猫の顔を持ってくる。
「にぃ」と鳴いた白猫は、舌を伸ばしてハーヴェイの鼻の頭を舐めた。

そのくすぐったさに声を出して笑い。
そのまま、自然な笑顔でシャロに向き直る]

ああ、猫は好きだよ。……知らなかったか?

[実の兄妹だというのに、そんなことも知らない。…知らないこと、言ってないことが多すぎると気付く。]

シャロ、これから何か用事が?

[猫を抱えなおして、胸に抱く。
その温かさに気を取られるフリをしながら、自然に聞こえるように問いかけた。]
(20)2006/08/03 17:25:31
村長の娘 シャーロット
[知らなかったか?と、やや苦笑気味な顔を見れば、まずかったかな、と思うも]

ううん、特にはないかな。
んー…あるとすれば、この子たちのお散歩くらい。

[バスケットの中の猫達を見せ、自分でも不思議なくらい自然に
笑顔でそう返す。
久しぶりに見るハヴェ兄さんの笑顔がそうさせてくれてるのかな、
何て思いながら]
(21)2006/08/03 17:37:35
書生 ハーヴェイ
[バスケットの中を覗くと、3匹の子猫の姿。それぞれにゃぁにゃぁと鳴くのを見て笑顔が零れる。]

なんだ…いつのまに子沢山な母猫になったんだ?シャロ。

[くすくす笑いながらそう言って。軽い口調で話ができていることに感動すら感じる]

散歩…か。
俺も、猫たちの散歩に同席してもいいかな?

[なんとなく…もう少しシャロと一緒に居たくなって。
猫を口実に、そう切り出してみる]
(22)2006/08/03 17:46:15
村長の娘 シャーロット
もう、ハヴェ兄さんたら。

[ハーヴェイの冗談にくすくすと笑いながら]

あ、うん。
チコもハヴェ兄さんに懐いてるみたいだし。

[バスケットの中でにゃあにゃあと鳴く残りの猫達も出してやり]

じゃあ、いこっか。

[教会裏の方へと歩いていく。
緊張していないと言えば嘘になるけれど。
それよりも嬉しさの方が大きくて。肩を並べて]
(23)2006/08/03 17:57:50
吟遊詩人 コーネリアス
[コーネリアスの自宅から歌声が洩れ出る]

(―――リピート)

[どこかで聞いたような、どこでも聞いた事がないような]

(―――リピート)

[かすれるような声で、ずっとずっと同じフレーズを*歌い続ける*]

(―――リピート)
(―――リピート)
(―――リピート)
(―――リピート)
(―――リピート)
(―――リピート)
(24)2006/08/03 18:32:19
書生 ハーヴェイ
[抱いていた猫を地面に下ろしてやると、他の3匹と並んでてこてこと歩く。
その後ろをシャロと並んで歩く。
―10年ぶりに、妹と並んで歩く。]

[教会の裏の森に差し掛かり、手前の木にトン、と手をつく]

なぁ、覚えてるか?
シャロ、昔…ここの木に登って降りられなくなって…
『お兄ちゃん助けてー』ってびーびー泣いて。

[ふと思い出すのは、過去の記憶。
まだ幸せだった頃の、幼い自分と妹を思い出す。]
(25)2006/08/03 18:37:31
村長の娘 シャーロット
[あの時のことを思い出し、またくすくすと笑うハーヴェイに少し頬を膨らませながら]

んー…そんなこと覚えてるのー?
もうっ…でも、そんなこともあったよね。

[あの時必死に助けてくれたハヴェ兄さんかっこよかった、と笑って返し。
懐かしい大切な記憶を蘇らせる]

でも今なら大丈夫だもん。
…むぅ、その顔は信じてない?じゃあ見てて。

[するすると同じ木の同じ場所まで登っていって、
呆気に取られているハーヴェイに手をひらひらと振る]
(26)2006/08/03 18:58:15
書生 ハーヴェイ
[木を登っていくシャーロットを唖然として眺めて]

おい…また降りられなくなっても知らないぞ?
もう助けてやらないからな?

[それは、幼い頃に戻ったようで。
足元の子猫と共に、シャーロットを見上げていた。]
(27)2006/08/03 19:03:16
村長の娘 シャーロット
[大丈夫ー、と手のひらを振って見せたものの。
飛び降りるのには予想以上に高すぎて]

えーっと…

[どうしようと辺りをきょろきょろと見渡す]

ハヴェ兄さん…降りられないかも…

[それは今にも消え入りそうな声で]
(28)2006/08/03 19:16:53
書生 ハーヴェイ
な……お前なぁ…

[呆れたように呟いて、苦笑する]

ほら、受け止めるから。

[両手を広げる。

幼かったあの頃と同じように、妹を抱きとめようと。]
(29)2006/08/03 19:24:02
村長の娘 シャーロット
ん……

[あの時と同じように。
木から手を離して手を広げるハヴェ兄さんの腕の中に飛び込む。
ふわっとその腕に抱きかかえられれば。
少しの沈黙の後]

あ…ありがとう。

[恥ずかしさに頬を赤らめて]
(30)2006/08/03 19:34:40
書生 ハーヴェイ
[ふわりと木から手を離した妹を、その腕でしっかりと抱きとめる。
軽く感じられる、華奢な体。
それすらも昔と変わらず…]

まったく…変わらないな、シャロは。
無茶するなよ。

[覗かせる、兄の顔。叱って見せたけど、あまり効果はないだろうなと思いつつ。]

[近づいた肌に、ドキリとする。

……
見ないように、考えないように。
その体を離すと、目を逸らせる。]

もう…戻るか。
(31)2006/08/03 19:40:50
村長の娘 シャーロットは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/08/03 19:57:07
村長の娘 シャーロット
あ、うん、私もそろそろ家に戻らなくちゃ。

[なんだかうまく顔を見ることが出来なくなって。
慌しくバスケットに猫達を戻す。
教会の前まで一緒に歩いて戻ると]

それじゃ、またね。

[そう行って早足で*家へと帰っていった*]
(32)2006/08/03 19:57:10
書生 ハーヴェイは、村長の娘 シャーロットに話の続きを促した。
2006/08/03 20:06:09
書生 ハーヴェイ
ああ、また…。

集会所で。

[丘を降りていく妹を見送ってから、ハーヴェイは一人、森のほうへと姿を*消した*]
(33)2006/08/03 20:08:51
美術商 ヒューバート
[目が覚める。久しぶりに良く眠れた夜だった。
 夢を見ない程熟睡できたのも、この騒ぎが始まって以来初めてのことだったかもしれない。
 エッタはまだ眠っているようだ。

 一人、下の階に降り、台所から何か食べられるものを探す。
 コーヒーメーカーを見つけた。湯を薬缶で沸かす。
 フライパンを熱している間に卵と食パンを見つけた。さて、エッタはフレンチトーストは好きだろうか。
 手際良く金属製のボールに卵を溶き、砂糖を加える。牛乳を入れ、四つに切った食パンを浸す。
 バターをフライパンの上でフライ返しを器用に操りながら溶かし、卵液に浸したトーストをフライパンの上で焼き始める。
 湯が沸く。コーヒーメーカーに薬缶から湯を流し込む。
 爽やかな夏の匂いと共に、コーヒーの良い香りが漂ってくる。

 素敵な朝だ。そう、心から思いながら、一人台所で料理を続けている。]
(34)2006/08/03 20:26:47
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/08/03 20:40:55
修道女 ステラ
Pater noster, qui es in caelis, sanctificetur nomen tuum, adveniat regnum tuum, fiat voluntas tua sicut in caelo et in terra. Panem nostrum quotidianum da nobis hodie; et dimitte nobis debita nostra, sicut et nos dimittimus debitoribus nostris, et ne nos inducas in tentationem, sed libera nos a malo. Amen.

祈る。祈る。神に、祈る。
でも、現実は残酷で。

祈っても、現実は変わらない。

[こんこんとノックの音がしたと思うと、ドアが開いて自警団員が入ってくる。
そして、今日の集会の予定と…ケネスさんの霊視のことを伝えられた。

ロザリオを片手に、教会を出る。
向かうは、ケネスの遺体が安置されているという詰め所。

行くのはとても気が重いけど、
それが私の役目だから…

くじけそうな心に叱咤をいれ、重い足を動かした]
(35)2006/08/03 20:43:03
冒険家 ナサニエル
[シャーロットが震える手で拳銃を構える。
シャーロットの目が深く濁り、その引き金が引かれる。

「パンッ」、乾いた音がした。

そこから飛び出した銃弾は、簡単にケネスの頭蓋を貫いていた。

飛び散る――血、血、血。

ケネスの頭から血液が噴き出し、シャーロットの顔と衣服を染め上げる。
その朱に染まった横顔は、ぞっとするほど怜たく、そして美しいものだった。

ナサニエルは、その様子を呆然と見ていた。
延ばしたその手は、届かずに…]
(36)2006/08/03 20:51:36
冒険家 ナサニエル
[その時、シャーロットが唇の端を釣り上げる。
彼女の顔はワラっていた。

ワラって、ワラって、ワラっていた。
その瞳は、強い狂気で彩られ――。

いつの間にか、死んだはずのケネスもワラっていた。
他のみんなもワラっていた]

っ!?

[ワラう声がナサニエルを包み込む。
周りの全てがワラっている。

徐々に視界が真っ暗になっていった。
そして――]
(37)2006/08/03 20:52:04
修道女 ステラ
[詰め所では、昨日と同じくさっと奥まで通された。

横たわる、ケネスさんの死体…
苦悶の表情を浮かべ、血にまみれ。
昨日は、ハーヴさんに抱きしめられていて、詳しくはわからなかったけど。


悲鳴、怒号、銃声…
ケネスさんの声、血の匂い…


断片的にでさえ、思い出したくない記憶をまざまざと思い出させる]
(38)2006/08/03 20:52:18
冒険家 ナサニエル
[「ドンドンドンッ!」玄関を叩くノックの音が聞こえる]


[霞がかった頭を振り、ナサニエルは起き上がった。
寝る前に飲んだ安酒が、あんな夢を見せたのだろうか?]

重症かもな…。

[やはり、ナサニエル自身も相当参っているということだろう。
あの夢は自らの不安の表れかもしれない。

「ドンドンッ!」玄関叩く音は続いている。
ナサニエルはけだるい身体を動かし、扉を開いた]
(39)2006/08/03 20:52:23
冒険家 ナサニエル
[自警団員から話を聞いた後、自室に戻り、椅子に腰掛ける。
ニーナはまだ発見されていない…、自警団が総出で探しても見つからないなんて、一体どこに行ってしまったのだろうか?]

んっ。

[水差しから直接水を飲むと、身体のだるさは急速に引いていった]

[ナサニエルは顔に手を当て、俯く。
昨日のシャーロットの様子が頭から離れない、ケネスを撃とうとしたこと、そしてその後の泣いている姿――。
思えば、ここ最近、シャーロットは泣いてばかりだ]

ふう。

[陰鬱な表情でため息をつく。ナサニエルは無性に酒を飲みたくなった。

また今日も集会がある。
酒に逃避するわけにはいかないが、誰かと飲み交わすだけで、幾分気分も楽になるだろう。

バーに行けば、ヒューバートかハーヴェイが居るだろう。
ナサニエルは、外に出るために自室を後にした]
(40)2006/08/03 20:53:43
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/03 20:57:36
修道女 ステラ
[目を閉じる。
意識を集中し、ケネスの遺体と向かい合う]

そ、そんな?!

ケネスさんが…人間…

[信じられないことに]

嘘、ですよね…

[でも、耳にはケネスさんが人間だとの声が]

どういうこと…なんですか…

[問いかけても、何もわからず。
しばらく呆然としていたが、ふと何かを思いつくと、駆け出すように*詰め所を出て行った*]
(41)2006/08/03 21:04:50
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/03 21:12:49
お嬢様 ヘンリエッタ
[ふ、と目を開ける。
先ほどまで見ていた夢を確かめるように、唇に手を触れた。
――まだ、感触が残ってる。
思ったと同時に、うわぁ、と恥ずかしさにシーツを頭まで引っ被った。

シーツを通して朝の光を感じて。階下からは香ばしいコーヒーの香りと、かちゃかちゃと食器が鳴る音]

あ、

[体を起こそうとして、一瞬、痛みに眉をしかめ。
しかしそのまま急いでベッドから降り着替えを済ませ、一階台所に向かった]
(42)2006/08/03 21:35:34
お嬢様 ヘンリエッタ
[台所にはやはり思った通り、ヒューバートがいて。
幸せな甘いにおいがいっぱいにその場を満たしていた]

あー…私、朝ごはんつくるって言ったのにー。

[少し膨れっ面をしてみせると、おはよう、よく眠れたかい? と笑う。その笑顔に昨夜のことをまたも思い出しかけ、内心で首をぶんぶんと振って]

おはよう!

[笑って返した]
(43)2006/08/03 21:35:49
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/08/03 21:52:25
修道女 ステラ
[目指すは村はずれのコーネリアスの家。
コーネリアスは以前、能力者について詳しく話してくれた。
彼なら、何か心当たりはあるのではないか。
そんな藁にもすがる思いで、向かっていく。

程なく歩くと、コーネリアスの家が見えてきた。
近づくと、家の中から歌声が聞こえる]

よかった、いらっしゃったのですね…

[美しい歌声に、つい聞きほれてしまう。
歌の繰り返しには気づかずに…

しばらくして、ドアをノックした]

すみません、ステラです。
・・・今、お時間ありますか?
(44)2006/08/03 22:22:14
吟遊詩人 コーネリアス
[―――誰かの声が聞こえた。その途端、コーネリアスの意識が現実へと引き戻された。
誰だ?素早く照準して、声の主に気づいた。ステラだ。
何をしに?
色々な思いが交錯するが、とにかく、返事を返す]

え、と。ステラさん?

[よし。
いつも通りの声が出た。
この感情は、誰にも心配されたくない感情なのか、それとも、惨めな姿を見られたくないためなのか]

あ、と。
申し訳ない。家の中が散らかっていますので、扉越しの話でも大丈夫でしょうか?
(45)2006/08/03 22:28:14
修道女 ステラ
あ、はい。それでも問題ありませんわ。

[コーネリアスさんにしては珍しいこともあるのですね、と心のなかでくすりと笑って]

申し訳ありません、コーネリアスさん。
色々と詳しいコーネリアスさんなら、何かご存知と思って…

[深呼吸し、話を続ける]

先ほど、ケネスさんの所に行って来ました。
ケネスさん、狼だと思っていたのですが…人間、でした…

ケネスさんが本当に人間なら…なぜ、あんなことをしたのか…
人が狼に協力するなんて、そんなことあるのでしょうか…
(46)2006/08/03 22:32:27
吟遊詩人 コーネリアス
[ゾクリと背筋が凍える。
―――ケネスが……人間?
自分の手で殺したものは、人狼ですらなかったのだ。
思わず、脳裏にまた、ケネスが死んだときのことが思い出されて、嘔吐しそうになるが、無理矢理制して、言葉を返す]

なるほど……。

確か、ステラさんのところでは、人間は全て愛するべきものだと教えてらっしゃいますね。
―――それは、とても正しいことです。

しかし、それでも、人間とは様々な色の心を持っています。
当然、綺麗な色もあれば、あまり好ましくない色もあるでしょう。
そして、その色は―――容易く、変わってしまいます。
何故だか、分かりますか?
(47)2006/08/03 22:40:19
修道女 ステラ
[扉の向こうのコーネリアスの様子には気づかずに]

心の色、ですか?

[思いもよらないことをいわれ、返答に戸惑う]

人の心の色が変わるとき…
怒り、悲しみ、憎しみの感情に支配されたとき、でしょうか…

[何か深い意味があるような気がするのだけど、
こんな普通の事しかいえなくて。

…まだ、修行の足りない身ですわね…]
(48)2006/08/03 22:49:18
美術商 ヒューバート
[朝食をとり終え、エッタと談笑を交わす。
 平和な時間は退屈だ、等と云ったのは誰だろう? 如何考えてもそれは嘘だ。今こうしている時間が、唯、幸せで、楽しくて。
 まるで自分まで子供のように、彼女の屋敷で時間を過ごして行く。

 広い屋敷を二人でぐるぐるぐると探検してみたり。
 父の部屋に置いてあった骨董品を一つずつ眺めてみたり。
 彼女の部屋に置いてあったドールセットで一緒に遊んでみたり。

 昼食後にはエッタがカップケーキを焼いていたり。
 少しだけ焦げ付いていたことに二人で笑ったり。
 美味しいね、と云いながら紅茶と一緒に食べてみたり。

 ―――愛しい時間だ。過ぎ去るのが惜しい。

 太陽など、沈んでしまわなければ良い。
 そうしてくれたら、あの狂気に満ちた集会のことも、人狼の荒々しい騒ぎのことも、全て忘れることが出来そうだったから。

 時間は過ぎた。空には夕焼けが煌いている。憂鬱な空。溜息が出る。
 煙草を吸ってくる、と云って一人ベランダに出た。好きだったはずの夕暮れの時間が、今は、とても忌まわしい。]
(49)2006/08/03 22:52:46
吟遊詩人 コーネリアス
半分、当たりですね。

人の心の色とは、当然、自分自身でも変えてしまいますけど、もう半分は、人と触れ合うからですね。

赤と青を混ぜ合わせたら、また違う色となるでしょう?

人の心とは、自分でも知らないうちにも変わってしまうのです。

今回のケネスさんの場合は、どこかで何かの色が混じってしまった。
それにより、進むべき道が普通の人間としても道がなくなってしまったのです。
人間とは、難しいもので、自分でも愚かと知っている道にも差し掛かってしまうのです。
そう―――決して、ケネスさんは悪い人ではなかった。それでも、何かが変わってしまうと、こうなってしまうこともあるのですよ……。
一般的に人間はソレを「狂人」などと呼びこともあります。

これが、多分、貴方の質問の答えでしょう。
(50)2006/08/03 23:03:06
美術商 ヒューバート
[ベランダから家の中へと戻ると、エッタが何やら寂しそうな表情で一人、ティーカップをかちゃかちゃと弄っている。
 時間帯を考えれば憂鬱そうな顔にもなるだろう。今日もやはり、あの悪夢が続くというのだから。

 ―――お前が、今、護るべき人は誰か?

 もうその問いに迷うことは、恐らくないだろう。]

待たせたね、エッタ。
さて……まだ時間もあるし、バーに寄って行かないか? この時間なら誰か居るだろうし。

[……集会までまだ時間もあるし。
 そうは云えなかった。彼女の小さな身体には、そのことは重すぎる。
 複雑な表情を隠しきれない微妙な微笑みと共に、エッタにそう云った。]
(51)2006/08/03 23:09:10
修道女 ステラ
愚かと知っていても、ですか…

[もし、それに気づいていたら、と一瞬考えて、
すぐにそれが傲慢ということに気がつく]

その…
ありがとうございました…ご迷惑をおかけしました。

[何かわかったような、わからないような気持ちで。

ただ。
思い出すのも嫌だったケネスの笑い声が、
怖くなくなっていた]
(52)2006/08/03 23:19:05
見習い看護婦 ニーナ
[病院周辺に人の気配はない。気配がないとはいえ、ニーナは特に警戒する様子もなく病院へ入っていった。

手馴れた手つきで自らの手当てをすると、ニーナは栄養剤をのみこんだ。そして傷口の回復を待つために寝ることにする。さすがに普段のところではなく、地下室のようなところ(もちろん入り口とは別の脱出口はある)に丸くなって眠った]
(53)2006/08/03 23:21:37
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはすでに夕日の沈んだ道を、どこか遠くを見ながら、真っ直ぐに進んでいた。]


[やがて、目的地であるバーにたどり着く。
ゆっくりと扉を開き、薄暗い店内に入り込んだ]

静か…だな。

[今の状況からすれば当然だが、店の中は、ついこの間の喧騒が嘘だったかのように、静まり返っていた。
この前来たときには、みんな陽気に騒いでいた。
名も知らぬ旅人が襲われたという話は聞いていたものの、誰もが、少なからず対岸の火事のように考えていたのではないだろうか?]

誰もいない…、ようだな。
少し、勝手に飲ませてもらうか。

[ナサニエルはそう言うと、カウンターの中に入った]
(54)2006/08/03 23:21:42
吟遊詩人 コーネリアス
[ステラの返答に、コーネリアスが相手には見えないのにニコリと笑って返した]

いえ……。
私のつたない知識が貴方の役に立ったのならば、光栄ですよ。

[そういえば―――。
苦しみが軽くなってきた気がしている。
ケネスを殺したことを忘れたわけではないが、自分で受け止められる気がする。
自分で言った、人との触れ合いを、自分で感じることになるとは思わなかった]

(―――結局、私も孤独を望んだフリをしていただけだったようですね)

ステラさん?
先程から、他の人の声が聞こえませんが、貴方、お一人でしょうか?
(55)2006/08/03 23:24:45
お嬢様 ヘンリエッタ
[バーに寄る、という言葉に。
ぱっとハーヴェイの顔が思い浮かんだ]

うん……わかった。
そだね、ギルバートさんとかいるかもしれないね。

[ヒューバートの深い微笑みに、微笑み返す。
不安だとか、張りつめられた緊張だなんて、悟られたくなかった。
悟らせてはいけなかった]

[見事な夕陽を左手、丘の向こうに眺めながら。
どこかゆっくりと、時間が経つのを惜しむように、長い一本道を歩く。落ちる陽は闇を連れてくる。
今日もまた、闇から逃げ切れますように。
左手の拳を、気づかれない様に、ぎゅ、と握った]
(56)2006/08/03 23:29:12
修道女 ステラ
[コーネリアスの声が、ふんわりと頭をなでるような優しさで。
心の重たいものが流されて行くような心地よさに、こわばっていた顔も笑みを取り戻す。

お礼を言って立ち去ろうと思ったところに、コーネの問いが聞こえた]

はい、私一人ですけど…
(57)2006/08/03 23:43:02
冒険家 ナサニエル
[「カランカラン」グラスに浮かべられた氷が、澄んだ音を立てる。
琥珀色の液体が、照明を反射して光る。

ナサニエルはバーのカウンター席で、一人グラスを傾けていた]
(58)2006/08/03 23:44:59
美術商 ヒューバート
[エッタの手を取り、夕暮れの道を歩く。
 直接集会所へは行きたくなかった、と云うだけでの提案だったが、この時間ならハーヴェイやナサニエル、ギルバートらも居るかもしれない。

 ……少し、思い出す。数日前の酒場の様子を。
 あのときは、レベッカも居た。セシリアも居た。ソフィーも居た。ユージーンも居た。ケネスも、メイも居たのだ。
 皆、もう既に居ない。
 気付かれないように、ほんの小さな溜息を吐く。
 それと共に夕焼けを見つめ、口を開く。]

……昨日エッタの云った通り、今日も綺麗な夕焼けだね。本当に。

[そんな夕方。そんな日常。
 だが何故だろう、こんなにも心が苦しいのは。
 そうしているうちに、バーの入り口が見えてくる。]
(59)2006/08/03 23:45:45
吟遊詩人 コーネリアス
[ステラの言葉にやれやれ、と頭をかいて、コーネリアスが言った]

忘れたのですか?
この村には今、人狼がどこかに潜んでいるのですよ?
それを一人で歩くには……危険な行動です。
私が、安全な場所まで送りましょう。

[間接に油のさしてないロボットのようなぎこちなさで、扉に手をかけ、開ける]

[出てきたコーネリアスの姿は、昨日までと変わっていた。
ほほが少しだけこけたような気もするが、それよりも一目で変わった、と思うところは、銀色だった髪が真っ白に変わり果てていたこと]

さ。
どちらまで送りましょうか、シスター?

[それでも、いつもよりもその笑顔はさらに自然で、その声はいつも通りで。
まるで、何かの呪縛から*離れたようだった*]
(60)2006/08/03 23:47:54
お嬢様 ヘンリエッタ
[今日も、綺麗な夕焼け]

ん。たぶん明日も、いい天気だよ、きっと!

[あ、でもそろそろ雨が降らないと、花や動物さんが困るかな、
とつづけて]

[今日も明日もずっとずっとずっと。
何も悪いことなんて起こらずに、誰もいなくならずに、いい日がずっと続けばいいのに]

[その願いは口に出さなかった。
それはたぶん、もう叶えられない願いだから]

[バーの扉を押す。
少し薄暗い店内、カウンターに、青い髪の青年が見えた]
(61)2006/08/03 23:59:26
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/08/03 23:59:27
修道女 ステラ
[コーネリアスに言われ、はっとする。
自分のことにいっぱいいっぱいで、ニーナさんのことをすっかり忘れていたことを]

あ…そうでしたわね…
その…ご一緒に、集会所まで行きませんか?

[自分のうっかり加減に思わず落ち込んで。
送ってもらえるとの言葉に、甘えることにした。

ゆっくりと、家から出てきたコーネリアスの姿に、はっと息を呑む。

『どうしました?』

いつもと変わらない笑顔、いつもと変わらない声。
何も変わらないコーネリアスの様子に、それ以上何もいえなくて。

答えをはぐらかし、一緒に*集会所へ向かった*]
(62)2006/08/03 23:59:32
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/04 00:02:47
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/08/04 00:09:55
冒険家 ナサニエル
[扉が開く音に気がつき、ナサニエルは片手でグラスを持ち上げ、挨拶する]

よう、ヒューバート。それにヘンリエッタ。
お前達も何か飲みにきたのか?
しかし、そろそろ集会場に向かった方がいい時間かもしれないな。

[ナサニエルはヘンリエッタの頭を「ぽんっ」となで、続けた]

まあ、何か一杯ぐらい飲んでからでも平気だろう。
何がいい? 俺が作ってやるよ。
(63)2006/08/04 00:14:07
修道女 ステラ
[集会所にたどり着く。
昨日の惨劇の跡は、自警団員がしてくれたのだろうか、片付いていて。
ニーナが壊した窓も直っていた。

ただ、中に残った仄かな血の匂いが、昨日のことを思い出させる。

そして、椅子のひとつには。
昨日、ユージーンが置いていったマフィンが、ぽつりと残っていた。

あの人懐っこい笑顔を思い出すのが、少しつらくて。
昨日とは別の席に座った]
(64)2006/08/04 00:20:08
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/04 00:21:06
村長の娘 シャーロット
[兄さんと話せたことで随分と気は紛れたけれど。
集会場に足を向けることを考えればその表情は沈んで]

…そろそろ行かなきゃ。

[言い聞かせるようにしてポケットの中のカードを確認する。
行ってくるね、と猫達に声をかけて集会場へと]
(65)2006/08/04 00:21:43
美術商 ヒューバート
ここのところ良く晴れているからね。
そろそろ雨でも降ってくれなければ、花も枯れてしまいそうだな……

[そう云いながら、バーの扉を開く。
 ナサニエルの後ろ姿をカウンター席のところに見つける。何処か哀しそうに一人、グラスを弄っている。

 ―――昨日の集会場の様子を思い出す。シャーロットを茫然自失とした様子のナサニエルが頭に浮かぶ。 ……思考を止めた。努めて、普段通りの振る舞いをするように。
  軽く手を振り、声をかける。]

……一人酒かい、ナサニエル?
私も少し飲むよ。

[そう云って、何時も通りの不敵な微笑みをナサニエルに向けた。]

それじゃ、適当な軽いカクテルを一つ頼むよ。
……ああ、勿論、エッタ用のはノンアルコールでな。
(66)2006/08/04 00:28:48
村長の娘 シャーロット
[すぐに扉を開けるのは少し躊躇われ、
一つ深呼吸をしつつその扉を開く]

こんばん…

[集会場に入り、先に着いていたステラ達に挨拶しようと。
ふとコーネリアスを見て。呆然と。

昨日のことが頭を掠め、振り返らない背中を思い出して。
考えるより先にコーネリアスの方へパタパタと走り寄る]

あの…ごめんなさい…っ
…ごめんなさい。
(67)2006/08/04 00:37:23
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/04 00:39:40
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/08/04 00:42:39
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/04 00:44:00
お嬢様 ヘンリエッタ
あれ、ハヴェ兄いないの?

[カウンター内に見慣れた姿がないのに気づき、なでられたまま見上げ尋ねる。
ナサニエルは肩をすくめた]

そっか。

[少しだけ、ほっとして。ナサニエルが作ってくれたカクテル
(シンデレラ、というらしい)を飲んだ。
爽やかな甘さ。
3人で他愛ない話をして。静かなバーに3人ぶんの声が響いた。
ついこの間まで誰が何を言ってるかもわからない状態だった、人が沢山いたこの場所に、それは酷く似つかわしくなかったが。
誰も、それには触れなかった]

[さて、そろそろか、とヒューバートがグラスを置いて立ち上がる。
ナサニエルも、じゃあ俺も、と立ち上がり、自分は急いでまだ残っていたシンデレラを飲み干した。
そんなに急がなくてもいい、とヒューバートは優しく笑いかけてくれて]

[3人でバーを出て、集会場に辿り着いた]
(68)2006/08/04 00:46:00
吟遊詩人 コーネリアス
―――?

[シャーロットの様子に、小首をかしげるが、それでも、優しげな口調でコーネリアスが言った]

何も、気になんてしていませんよ。
私はただ、能力者となってからの、貴方の背負っている重荷を少しだけ肩代わりしただけですから。

[ここで、ステラの方角を向きながら]

ステラさんもそう。能力者だからと言って、一人で耐えることなんてないんです。
苦しいことはみんなで分散して、楽しいことはみんなで分かち合えっていけばいい。
それだけのことですよ。

[と。最後にまた、シャーロットの頭を撫でた]
(69)2006/08/04 00:47:55
流れ者 ギルバート
[昼に自警団員から指示を受けた。
ニーナがまだ発見されていない。
今日も集会所に集まって欲しい、と。
外を見ると日が落ち暗くなっていた。そろそろ時間だろう。]

それにしても、まだ見つからないなんてな・・・。

[夜空を見ながら、しばらく考える。]

・・・・・・・!もしかしたら・・・!

[ふいに閃くと、準備もそこそこに家を飛び出し、
集会場とは違う方向に走っていった。]
(70)2006/08/04 00:48:16
書生 ハーヴェイ
[ふらふらと…少しおぼつかない足取りで集会所へと辿り着く。
扉を開けると、すでに集まっていた人の顔を見回して。
ハーヴェイはいつものように部屋の隅の壁に寄りかかった。]
(71)2006/08/04 00:49:37
修道女 ステラ
[人が集まったと見計らうと、ステラはすっくと立ち上がる]

まず、私からケネスさんについての報告をさせていただきます。

[一息ついて、そっとコーネリアスを見る]

ケネスさんは人間でした。

…あの方が何をどう考えていたのか、今の私たちには知る余地もありませんが…
狼は、まだ3人…いや、ニーナさんとあと2人というべきでしょうか、居るということですね…
(72)2006/08/04 00:51:17
村長の娘 シャーロット
[コーネリアスの言葉と優しい手の感覚にもまだ心配そうに。
その優しい口調に。

気は収まらなかったけれど。
後は何も言えず。

大人しく近くの椅子に座る。
ぐるりと部屋を見渡し、後は顔を伏せ]
(73)2006/08/04 00:54:27
村長の娘 シャーロット
[ステラの言葉に頭が真っ白になる。
あの人は父さんを。父さんを。殺したと。

それなのに人間?
なんの為に――――

ケネスの顔が、最後に見た顔が浮かんだけど]

……ケネスさんが…?

[それでもステラが嘘をついて居るとは思えず。
黙し、何かを思案するように]
(74)2006/08/04 00:57:59
吟遊詩人 コーネリアスは、すでに答えを知っていた身なので、何も話さない。
2006/08/04 00:58:21
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルが集会場の中に入ると、すでに何人かの人々が集まっていた。
一日、一日と過ぎるたび、集まる人の数は減っていく。
最後には、誰も居なくなってしまうような…、そんな感覚に一瞬とらわれた]

[そして、シャーロットの姿を確認する。
昨日よりは幾分元気になったようだが、それが違うベクトルでないことを祈った。
もう、昨日のケネスに向けた姿は見たくない…]
(75)2006/08/04 01:04:05
冒険家 ナサニエル
ケネスが…、人間だっただと!?

[ステラの話が呑み込めない。にわかには信じられないものだ。
人間が、人狼に利する行動を取った…、そういうことになる。

いや、無理にでも理解しろ、ケネスは人間だった。
人狼はまだ3匹存在している。冷静にならなければいけない。
ナサニエルは強く唇をかみ締めた]
(76)2006/08/04 01:04:25
書生 ハーヴェイは、「ケネスが…」と短く呟いてから黙り込んだ。
2006/08/04 01:07:42
美術商 ヒューバート
[集会場に入る。
 未だに血の匂いが集会場の床から漂ってくる。血の跡は綺麗に拭き取られていたが、その痕跡は確かに残っている。

 ふと、コーネリアスの様子が何時もと違うことに気付いた。
 ―――髪の色だ。美しい銀髪は、輝きを失った白髪となっていた。]

……コーネリアス。その髪は一体……どうしたんだ?

[そう問い掛けると、返答を聞く前にステラから話が切り出された。
 とりあえずその疑問は心に仕舞い、静かに彼女の話を聞く。

 ……驚くべき霊視結果がその口から語られた。

 ―――なんだって……?]

―――ケネスが人間だった、と?
(77)2006/08/04 01:10:18
お嬢様 ヘンリエッタは、ケネスが人間だったという事実に、伏せた顔を上げステラを見た。
2006/08/04 01:10:39
修道女 ステラ
それでは、シャロちゃんに占いをしてもらいます。
今日は、どうしましょう。

[それから場をぐるりと見渡して]

シャロちゃん、誰か占いたい人がいるとか、そういうのはありませんか?
(78)2006/08/04 01:13:30
修道女 ステラは、硬い口調でしかいえない自分に、ちょっと自己嫌悪。
2006/08/04 01:15:19
村長の娘 シャーロット
[何やら思案していたが問いかけられ、顔を上げる]

占いたい、人――ですか。

[其処までいうと、ヒューバートの方へと顔を向け]

今夜は、ヒューバートさん。
貴方を占わせてください。

そして、もし、異論がないのなら…
今貴方が持っている拳銃を、
ナサニエルさんに渡していただけませんか。

[ケネスさんが人狼ではなかった。
まだこの中に人間ではない人が2人も居るのだとするのなら。
この人は、きっと。

其の眸には口にはせずとも、
その先の言葉が読んで取れるほどに敵意が交じり]
(79)2006/08/04 01:17:40
吟遊詩人 コーネリアス
[ヒューバートの言葉に、思わず、自分の髪を触って確かめてみた]

……ああ。
そういえば、乱れているのかもしれませんね。
いや、お恥ずかしい。
人前に出る前に、ある程度整えるのを忘れていましたよ。

[と、苦笑]
(80)2006/08/04 01:17:50
修道女 ステラ
ヒューバートさんですね。

[人選的には異論はないですわね、と心の中でつぶやいて。

シャーロットの表情に気づき、目を見張る]
(81)2006/08/04 01:24:25
吟遊詩人 コーネリアス
[シャーロットの厳しい視線の先には、ヒューバート。
確かに―――と思う心と、違う―――と思う心がどちらも存在している]

ふむ……。
ヒューバートさんですか……。
なるほど、この中では一番腕の立つ人。
シャーロットさんという真の占い師しか占う人がいない以上、確実な答えを先に知りたい人ですね。

私は、賛成ですよ。

ヒューバートさん?
貴方も、このシャーロットさんが真の占い師と知っているなら、村人としては断りませんよね?
(82)2006/08/04 01:29:50
美術商 ヒューバート
[シャーロットに自身の名前を呼ばれ、そちらを向く。
 非常に鋭い視線がこちらに向けられている。……成る程ね、そういうことか。
 軽く苦笑しながらも、銃をポケットから取り出し、応える。]

……何やら妙にシャーロットに疑われているようだね、私は。
構わない、占って貰うよ。

[そこまで話すと口元から微笑が幾分か消えた。
 ナサニエルに近付き、グリップの部分を彼のほうへと向け、手渡す。
 更にポケットを探り、ナイフを取り出した。やはりそれも同じく、彼に手渡す。]

……さ、これで良いかな?
私はこれで丸腰だ。……私が人狼でなければ、君を傷付けることは出来ないよ。

[そう云って、シャーロットが連日占いに用いていたテーブルの向かい側の椅子に深々と腰掛けた。
 自身の微笑みは崩れてこそいないものの、その目は一切笑っていなかった。]
(83)2006/08/04 01:34:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[シャーロットが自分の隣に立つヒューバートを睨んでいるのを
見て]

ヒューバートさんは、人間だよ…。

[ただ、それだけ言った]
(84)2006/08/04 01:40:54
冒険家 ナサニエル
[シャロの表情に一抹の不安を感じる。

だが、俺はシャーロットの占いを信じている。ヒューバートが人狼でないのなら、人間だという結果になるはずだ。
そんなことを思い、ヒューバートに近づいていく]

一応、預かっておくな。

[ナサニエルは、ヒューバートから拳銃とナイフを受け取り、一歩下がった。

手の中の無骨な感触、これをその持ち主に使うことにならなければいい、心の底からそう思う。
だが、もしヒューバートが人狼だった場合、ここに居る誰よりも恐ろしいかもしれない。

ナサニエルは何があっても反応できるように、その心に覚悟を築いた]
(85)2006/08/04 01:41:47
村長の娘 シャーロット
[ヒューバートの顔から微笑みが消え。
それは、それまで彼に感じていた恐怖をさらに肥大させた。

向かい合わせに座ったヒューバートの言葉に一つ頷き。
カードやクロスの準備をする。
これまでしてきた時よりも、真剣な面持ちで。
では始めます、と。

無言のままクロスの上でカードを掻き雑ぜる。
ヒューバートの視線を感じて、変に力が入ってしまっているのが分かる。
一度カードから手を離し、もう一度意識を集中させる。
終わればなんとか笑顔を作り]

それでは、お好きなカードを一枚。

[スピネルを外しながら、ヒューバートに告げる]
(86)2006/08/04 01:46:43
美術商 ヒューバート
[軽い手つきで最もシャーロットに近いカードを取り、裏向きのまま彼女の前に差し出す。]

それじゃ、このカードで。

[そう云うと、にこりと微笑んだ。
 目だけはしっかりとシャーロットの目を見、笑わないでいるままだったが。]
(87)2006/08/04 01:54:49
村長の娘 シャーロット
[差し出されたカードを受け取り、深呼吸をして其れを開く]

―――皇帝、ですか。

責任、実行力を暗示するカードですね。
お見受けした限りでは貴方らしいカードだな、と。

…良い意味で、だといいんですが。

[思わずついて出た最後の一言は聞こえたか聞こえまいか。
はっとしてヒュ−バートを見るも、その表情は崩れてはいない。
気圧されないように、少し口調を強めるように]

それでは質問です。ヒューバートさん。
貴方は、人狼ですか?

[それは見つめる、というよりはほぼ睨むような目で。問う。]
(88)2006/08/04 01:58:55
美術商 ヒューバート
[シャーロットの睨むような目線をものともしないように静かに彼女の目を見つめながら、はっきりと云った。]

いや。私は人狼ではないよ。

[その顔は未だ、軽く微笑まれたまま。]
(89)2006/08/04 02:03:47
村長の娘 シャーロット
[その答えに無言で頷き。恐る恐る手を開く。
スピネルの色は―――

白。

一瞬眸を見開いてそれをよくよくと確かめ。
緩んだ視線をヒューバートに戻す]

…疑ってすみませんでした。
ヒューバートさんは人狼ではありません。

[張り詰めていた空気の中、一つ大きな息を吐いて。
目の前の人に、すみません、と頭を下げる]
(90)2006/08/04 02:07:06
吟遊詩人 コーネリアス
―――ふう。

[洩れ出るのは、小さなため息。
これが、人間だと知って嬉しい意味のため息なのか、また人狼を見つけることが出来なかった落胆のため息なのかは、コーネリアスにはよく分からなかった。
ただ―――殺さなくてもすむ人間が一人でも増えたと言うことは、単純に嬉しかった]
(91)2006/08/04 02:10:55
冒険家 ナサニエル
ふー。

[しらずしらずのうちに、激しく緊張していたようだ。
ナサニエルは思わず安堵の息をもらす]

これで、「人間」っということだな。
ほら、返すぜ。

[ナサニエルは、そう笑って銃とナイフを差し出した]
(92)2006/08/04 02:13:12
修道女 ステラは、ほっと安堵のため息をつく
2006/08/04 02:13:42
お嬢様 ヘンリエッタ
[シャーロットの柔らかくなった雰囲気に、ふっと肩の力を抜き]

やっぱり。

[言って、少し微笑んだ。
大好きな人がこれ以上疑われずにすむのは、素直に嬉しかった]
(93)2006/08/04 02:18:33
美術商 ヒューバート
[占い結果を聞き、ほっと目線を和らげる。
 シャーロットのほうへ微笑むと、同時に口を開く。]

いや……そもそも、疑われた私も悪いのでね。
気にしなくて構わないよ、シャーロット。

―――しかし、私が皇帝のカードか。まあ、素直に嬉しく受け取っておこうかな。

[そう云うと、軽く苦笑いをした。
 その笑みが彼自身の安堵から来たものであることは、誰の目から見ても明らかだった。

 ナサニエルが近付いて来、銃とナイフを差し出す。]

……ん。有難う、ナサニエル。
だがしかし……銃口をこちらに向けて渡しては危ないだろう?

[軽く苦笑しながら銃とナイフを受け取り、ポケットに仕舞い込んだ。]
(94)2006/08/04 02:19:51
修道女 ステラ
よかったですわ…

[ヒューバートとシャーロットを向いて微笑み]

それでは…

[ステラが話を続けようと思ったそのとき]
(95)2006/08/04 02:22:53
流れ者 ギルバート
[辿りついたのは病院。
傷ついたニーナは自警団を撒いた後、
ここに帰ってくるのではないか?そう思った。

薄暗い病院内を、1人で歩く。
病室を一つ一つ調べていくが、ニーナの姿は無い。]

違ったか・・・。・・・・・・ん?

[そう呟きながら出口に向かおうとすると、
分かりにくいが、地下への入り口の様なものが視界に入った。]
(96)2006/08/04 02:28:01
流れ者 ギルバート
[階段を静かに降りていく。
それが終わると、小さな部屋に出た。]

こんなとこがあったのか・・・。

[呟きながら辺りを見渡すと―――いた。
部屋の隅で丸まっているニーナが目に入る。
気付かれないように慎重に近づいてみると、
どうやら眠っているようだった。]
(97)2006/08/04 02:29:34
流れ者 ギルバート
・・・・・・・・・。

[その寝顔は、人狼だと信じられないくらいに可愛らしい、
同年代の少女となんら変わらないものだった。
正直、心が揺れる。連れて行くべきか、悩む。
だが、彼女は確かに人狼なのだ。庇う訳にはいかない。
昨日も、その爪と牙でメイを殺した。]

やっぱ、しょうがねぇよな・・・。

[そう決心すると、慎重にニーナの両腕を縛り、
そっと抱き上げると集会場に向けて歩きだした――]
(98)2006/08/04 02:33:17
流れ者 ギルバート
[ニーナを抱き抱えたまま、集会所の扉を開ける。]

みんな、ニーナちゃんを見つけた。
今は寝てるみたいで、一応縛っといてんだけど・・・。

[扉を開けると同時に、そう言った。
その時、ニーナが薄らと目を開け、
その目が輝き始めている事に気付く事は出来なかった・・・。]
(99)2006/08/04 02:41:56
修道女 ステラ
[話をさえぎるように、ドアの開く音がした]

ギルバートさん…

……ニーナちゃん?!

[ギルバートの腕の中で眠っている少女の姿に、びっくりして*声を上げた*]
(100)2006/08/04 02:47:01
修道女 ステラは、美術商 ヒューバートに話の続きを促した。
2006/08/04 02:48:51
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/04 02:52:53
村長の娘 シャーロット
[ステラの声に重なるように入り口の扉が開かれ。
ギルバートと――

息をのむ。

抱きかかえられて眠っている様子のニーナから
視線を外せなくなって。

昨日のニーナの姿がぼんやりと脳裏を掠める]
(101)2006/08/04 02:54:24
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/04 03:00:09
お嬢様 ヘンリエッタ
[扉を開いて入ってきたギルバート。
その彼が抱えていたのは――]

ニーナさん!?

[驚いたのか、恐れからくるものなのか。
意外なほど大きな声で叫んだ]
(102)2006/08/04 03:02:41
冒険家 ナサニエル
ギル…、それは!?

[その時ナサニエルは、声に反応したのか、ニーナの腕がピクリと動いたことに、どこか不吉なものを感じた]
(103)2006/08/04 03:07:32
書生 ハーヴェイ
ニーナ!!

[叫びながら、数歩近づく。

そこで、少女の目が開かれたことに気付いた。…身構える]
(104)2006/08/04 03:08:14
美術商 ヒューバート
[ギルバートが縛られたニーナを抱き抱え、集会場の扉を開いた。
 ニーナは昨日の面影はなく、爪も牙もないごく普通の少女の姿だった。
 左腕の深い銃傷を除けば、だが。

 ……じっと彼女の様子を見る。
 目は伏せられていて様子は見えない。

 ―――突如、彼女がむくり、と首をあげた。
 その目は爛々と光っている。]

―――……!
離れろ、ギルバートっ!

[殆ど叫び声になったその声がヒューバートの口から放たれたとほぼ同時に、彼女が縄を引きちぎった。
 ギルバートを突き飛ばすと、したっと床に両手両足を着く。
 すると次の瞬間、一番近い位置に居たヒューバートへ真っ直ぐに、爪と牙を剥き飛び掛かる!]
(105)2006/08/04 03:16:15
お嬢様 ヘンリエッタは、がたんっと音を立てて立ち上がった。「ヒューバートさん!!」
2006/08/04 03:21:21
吟遊詩人 コーネリアス
ニーナ……さん!?

[騒音がコーネリアスの耳を突き刺す。
昨日の話でニーナが人狼だと言うことは知っていたはずなのに、それでも、どこかで一縷の望みをかけていたのは自分が、甘すぎるからだろうか。
とあれ、何かがもみ合う音。
その場所は―――]

ヒューバートさん!
(106)2006/08/04 03:24:27
美術商 ヒューバート
[咄嗟に椅子を盾にし、左に転がろうとする。
 ニーナの右爪は椅子の背を壊し、ヒューバートの左上腕を突き刺した。]

―――ッ!

[床に転がりながら右手で銃を取り出し、ニーナに向け構える。
 体勢が悪い。狙いを定める。左手は動かない当てることさえ出来れば―――!

 引き金を引く。銃声。彼女は襲い掛かって来ない。

 ……何処に当たった!?

 左足から血がだらだらと流れているのが見えた。動きは止まった。反動で腕が痺れそうになっている。
 確実に動きを止めなければ。

 右手だけでもう一度、引き金を引いた。響く銃声。
 頭に向けた狙いはブレてしまい外したが、彼女の右足が崩れる。]

……ふぅ。ここまで、だな……ニーナ。
(107)2006/08/04 03:29:43
美術商 ヒューバート
[『う……が、ぁッ!』と、呻きか叫びかを吠える。
 両足を失っていたが、それでもまだ、ニーナは腕一本ではいずり、こちらへ向かって来る。
 その口の中に見えているのは、人間では有り得ない程に発達した―――牙。

 ……殺さなければ。そう思い、立ち上がる。]

さようなら、ニーナ。
……安らかに。

[―――三度目の銃声が、集会場に響き渡った。]
(108)2006/08/04 03:38:41
お嬢様 ヘンリエッタ
[立ち上がり、ぱっとヒューバートのほうに走り出した。
同時に目の前でニーナがヒューバートに襲いかかり、銃が発射され、足が竦んだ次の瞬間にもう一発。
そして、最後にもう一発]

[あっという間の出来事。
ニーナが完全に動かなくなったのを暫し呆然と見て。
はっとしてヒューバートに駆け寄った]

ヒューバートさん、腕がっ…
(109)2006/08/04 03:47:31
流れ者 ギルバート
[突然、凄まじい力で突き飛ばされる。
立ち上がるよりも早く、銃声が鳴り響いた。
顔を上げた視界の先には、左腕から血を流すヒューバートの姿。]

ヒューバート!?

[そう叫ぶと同時に、3度目の銃声が鳴り響く。]

・・・・・・・・・ニーナ。

[銃弾を受け、ついに動かなくなったニーナを見ると、
――小さくそう呟いた]
(110)2006/08/04 03:49:14
村長の娘 シャーロット
[ヒューバートの叫びに続いた銃声と呻き声。

悲鳴をあげる余裕もなく、ただ呆然と見つめるだけで。

最後の銃声の後、動かなくなったニーナ。
――駆け寄ることも出来ずに]

ニーナちゃん…

[それだけ言うと、顔を伏せ、ただ静かに*]
(111)2006/08/04 03:52:16
書生 ハーヴェイは、目をそらした。
2006/08/04 03:52:28
吟遊詩人 コーネリアス
[目の見えないコーネリアスには全てが終わるのをただ待つしか他なかった。
特に昨日とは違う人狼との戦いでは、自分は何の役にも立たないのだと、思い知らされた。
自分に出来るのは―――ただピエロになることだけ]

……終わったのですね、ヒューバートさん……ご苦労様です。

―――ニーナさん。やはり、本当に人狼だったんですね……。
(112)2006/08/04 03:54:46
美術商 ヒューバート
[……あれが、人狼、か。
 異常なまでに素早く飛び掛かり。獣のように最後まであがき続け。頭を撃つまで止まらなかった。

 本当に、腕一本で済んだのなら安いものだったかも知れないな。そう思った。

 エッタが駆け寄ってくる。左腕を心配そうに見つめている。]

……何。このくらいで助かっただけ、幸運だよ、私は。

[そう云うと、ヒューバートは床に座り込んだ。
 痛覚が左腕を襲う。酷く深くやられたようだ。]

―――すまないが誰か、自警団の人達を……呼んできてくれ。
ニーナをこのままにしておくのは……忍びない。

[頭に風穴が開いているにも関わらず、ニーナの目は未だ光っているままだ。
 そっと彼女の顔に手を伸ばし、血塗れになったその瞼を、閉じてやった。]
(113)2006/08/04 04:04:33
冒険家 ナサニエル
[三度目の銃声が響き、ニーナが血を噴出しながら、ぐったりと倒れる。
急激な展開に驚き、硬直していたが、ヘンリエッタがヒューバートに駆け寄るのを見て、その強張りがとける。

ヒューバートは腕から血を流していたが…、命は無事のようだった]

ニーナが、人狼か…。

[メイが殺された時からわかっていたことだが、やはり、ニーナは人狼だったのだ。
やっと、一人退治できた…、そんな風に素直に喜べない自分が居る。
それはやはり、ついこの間までの、屈託なく笑うニーナの姿を知っているからなのだろうか?]
(114)2006/08/04 04:06:50
吟遊詩人 コーネリアス
[暗くなりそうな雰囲気を無理にでも打ち壊そうと、コーネリアスがヒューバートに話しかけた]

ヒューバートさん。
村の仲間を撃ち殺したことを、苦しく思うのかも知れませんが、全てを飲み込むため、明日はバーで飲みませんか?
歌のおもてなし付きで、一杯おごりますよ?

[ぎこちなく、笑う]
(115)2006/08/04 04:10:11
村長の娘 シャーロット
自警団には私の方から――

[其処まで行った時、外が騒がしくなる]

連絡の必要もなかったみたい、ですね。

[苦笑する少女を尻目に続々と自警団員が集会場の中へと。
ニーナの遺体を確認すると、慣れた手つきで回収作業に入る]

…それでは、今夜の集会はこれで。
皆さんも夜道はお気をつけてお帰りになってくださいね。

[この場にはあまりに不似合いな、
明らかに無理に浮かべた笑顔で。そう皆に告げた]
(116)2006/08/04 04:13:44
吟遊詩人 コーネリアスは、美術商 ヒューバートに話の続きを促した。
2006/08/04 04:14:24
冒険家 ナサニエルは、美術商 ヒューバートに話の続きを促した。
2006/08/04 04:33:54
冒険家 ナサニエル
ヒューバート、ちょっと腕を見せろ。

[ナサニエルは集会場の備品から包帯を取り出した。
服を破り、消毒し、ガーゼを張り、ヒューバートの腕に包帯を巻きつけていく]

とりあえず、応急手当だけだ。
しばらくは無理かもしれないが、このゴタゴタが終わったら、後で必ず医者に見てもらえよ。
いいな?
(117)2006/08/04 04:33:58
美術商 ヒューバート
[コーネリアスが複雑な、ややぎこちない笑みで話し掛けてくる。]

ああ、それは嬉しいね。
お言葉に甘えて、明日を楽しみに待っていることにするよ。

[そう云ったヒューバートもまた、何処となくぎこちない微笑みだ。
 よく、激しい運動の直後にはなかなか表情が戻らないものだ、と云われているが、それとはまた別の理由から生まれたぎこちなさであろう。

 自警団が来、ニーナの遺体を運び出す。
 シャーロットから解散の指示が出された。

 ……だがしかし、私は今日、生きて宿へ辿り着けるのだろうか?
 柄にもなく、ふと、そう思った。]
(118)2006/08/04 04:36:04
吟遊詩人 コーネリアス
[コーネリアスは自分のぎこちない笑みも、相手のぎこちない笑みも知らない。
ただ、久しぶりに安心できる人間を得た安堵のみに囚われる]

約束です。ヒューバートさん。
それでは、また、明日。

[と言って、杖と竪琴を持って、戸口へとたった]

では、みなさん。
私はこれで失礼いたしますよ。
また、明日お会いしましょう。

[扉をゆっくりと開いて、自宅への*帰り道を歩く*]
(119)2006/08/04 04:42:27
美術商 ヒューバート
[ナサニエルが器用に包帯を腕に巻き付けて行く。
 消毒液が傷に染み込む感覚を覚える。
 実に深い傷だな、と、再度実感した。]

……ん。有難う、ナサニエル。
この騒ぎが終わったら、街の医者に診てもらうことにするさ。このまま傷を放置して、腕を腐らせてしまいたくないからね。

[少し普段見せる微笑みとは違ったものの、そう云うとナサニエルに微笑みを投げ掛けた。]
(120)2006/08/04 04:42:47
村長の娘 シャーロット
[解散の指示を出し終えると、それじゃあ私もこれで、と
テーブルに片手をついて席を立つ。
いつもなら一緒に帰ってくれるナサニエルも、昨日のことが
あってから上手く顔を見ることすら出来ないままで。
なんとなく話しかけることが躊躇われて、今日も全く会話らしい会話をしていない。

気をつけてと言った傍から、
自分こそ一人で帰ることに気がついて。
あまりの説得力のなさに、つい苦笑とため息を落とす。
けれどそのまま集会場の扉を一人で開ければ。
外の闇へと溶けた。
暗い夜道を4匹の小さな家族の待つ家へと急ぐ。
帰ったらそれぞれ抱きしめた後、皆で一緒に眠りにつこうと*]
(121)2006/08/04 04:46:48
冒険家 ナサニエル
[ヒューバートの手当てが終わり、ナサニエルは立ち上がる。
そして、シャーロットの顔を見やる。
彼女は無理やり作った笑顔で、解散を促している。

ナサニエルの胸中は複雑だったが、シャーロットの様子に、わずかな拒絶の意思を感じ、何も言わずに集会場を*後にした*]
(122)2006/08/04 04:48:40
美術商 ヒューバート
オーケイ。約束するよ。
余り高い酒ばかり飲まれてしまって財布が軽くなっても、文句はなしだからな?

[集会場の扉を出て行こうとするコーネリアスの後ろ姿にそう声をかけると、右手を軽く振った。]

……おやすみ。また、明日。
(123)2006/08/04 04:49:48
流れ者 ギルバート
あぁ、また明日。
シャロちゃんも気をつけて帰れよ〜。

[無理して笑うシャーロットに、出来るだけ明るい声で返す。]

ヒューバートも、気をつけてな。
俺の不注意のせいで、すまなかった・・・。

[ヒューバートの腕を見てそう言うと、
「じゃぁ、また明日」と*一人家路へとついていった*]
(124)2006/08/04 04:50:34
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/04 05:00:01
お嬢様 ヘンリエッタ
[怪我の手当てをされるヒューバートを暫く心配そうに黙って見守っていたが、不意に瞼を強く閉じた。
再度目を開く。そこには何の変化もない。

                           ように見えた]
(125)2006/08/04 05:15:39
お嬢様 ヘンリエッタ
[次々挨拶をし帰っていく面々を見送り、]

えっとそれじゃあ。
私も帰るね。

[何か言いかけたヒューバートに向かって笑いかけ]

ヒューバートさん、体大事にして。
私なら大丈夫だから!
今日はゆっくり宿で休むのがいいと思うよ。
また明日、会いましょ。

[明日もきっといい天気だから、と微笑んで。
足早に集会場を後にした]
(126)2006/08/04 05:17:40
書生 ハーヴェイは、無言で集会場から出て行った。
2006/08/04 05:22:45
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/04 07:38:33
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/08/04 08:02:33
美術商 ヒューバート
[エッタを送ろうかと思ったが、彼女は先にさっと帰って行った。何か、慌てているようにも見えたけれど、そのことを深く考えはしなかった。傷を負っている私への彼女なりの気遣いかな、と考えた程度だ。

 皆が帰り、また静かになった集会場。
 左腕は未だ酷く痛むが、歩くのには支障はないだろう。

 集会場の扉を開き、煙草をくわえながら一人、夜道を歩く。

 ……右手には未だ銃の反動が残っている。 ニーナを殺したのか。人狼を殺したのか。自分の中の境界線が曖昧だ。
 煙を吐き出しながら、そんなことを考えていた。

 見上げれば空には、幾千の星が輝いている。月は美しく、その存在をアピールしている。

 ―――悪くない夜だ。……ニーナを殺したことさえ、除くことが出来たら。
 強く、そう思った。]
(127)2006/08/04 08:18:18
書生 ハーヴェイ
[集会場を出ると、近くの木の後ろに姿を隠す。気配を消して…闇に紛れる。

しばらくすると、ヒューバートが中から出てきた。
後をついて歩き、少し集会場から離れたところでふいに声を出す]

ヒューバートさん、お疲れ様です。
……ニーナを撃ち抜いた銃捌き、さすがですね。

[笑顔をうかべてはいるものの、声は全く笑っていない。
その笑顔さえもどこか希薄で、温かみは感じられないだろう。]

腕…大丈夫ですか?
人狼に傷つけられたなんて、大変だ。早く手当てしないと?
(128)2006/08/04 08:20:13
書生 ハーヴェイ
[じゃり…と砂を踏む音を響かせながら、ゆっくりと近づいていく]

ねぇ、知ってますか?
…人狼って、感染でも覚醒しちゃうんですよ?

どうやって感染するか…それは、人狼に傷をつけてもらえばいいんです。
運がよければ、人狼になれる。

俺にも…あるんです、そういう傷。ほら。

[徐に胸元の紐を解いてみせる。
…とそこには、胸元から腹筋の辺りまで大きく切り裂かれた痕が、痛々しく残っている。]
(129)2006/08/04 08:20:59
美術商 ヒューバート
[後ろから気配を感じた。と同時に、振り向きざまに声を掛けられた。ハーヴェイだ。
 ……いや、こいつは本当に……ハーヴェイ、か?

 ぴりぴりとした張り詰められた、狂気と殺意に満ちた空気が相手から伝わってくる。
 ふん……人狼だろうと何だろうと、素人はやはりそう云った空気を隠せないものだな。

 じゃり、と音を立てて彼が動いた。後ろへ一歩下がる。次の瞬間には内ポケットから先程使ったばかりの銃を取り出し、ハーヴェイに素早く向ける。
 ……こちらは片腕が使えない。両手で銃を握れないと云うことはつまり、狙いが定まらずブレが生じてしまう、と云うことだ。
 ―――何処か一箇所にだけ当てられれば、勝機はある。]

……そこで止まれ。
ハーヴェイ……いや、人狼よ。
(130)2006/08/04 08:22:32
美術商 ヒューバート
[その傷痕を見。
 ハーヴェイの冷たい微笑を見。
 けれど、何も見ずに、彼の気配を探ることに集中しながら。]

……運が良い、と云うよりも、悪いと云うべきだと人間の私には思えるがな。
痛々しい傷痕なものだ……

―――そこで止まれ。傷痕を増やしたくなければな。

[銃をしっかりと右手に構え、ハーヴェイの心臓の位置に銃口を向けた。]
(131)2006/08/04 08:28:26
書生 ハーヴェイ
おっと。そんな…警戒しないでくださいよ。
人狼?俺が?

[両手を頭上にあげて、一見降参のポ−ズ。
しかし「止まれ」という声に反応することなく、一歩…また一歩と距離を詰める。]

……なんて、この期に及んでまで言うつもりはありません。

俺が狼です。

…貴方は、俺が憎いですか?

[両手を下ろし、立ち止まってヒューバートを睨みつける。
その目には、憤怒と共に明らかな殺意が光り…瞳の色が深い茶から金へと変化していく。]

俺も、貴方が憎いですよ。
愛する同胞を殺した、貴方が!
(132)2006/08/04 08:28:57
お嬢様 ヘンリエッタ
[と。2人の後方で、ちゃり、と軽い砂の音]

[月明かりに照らされて、赤いドレスを身に纏った少女が立っている。白い肌とのコントラストが、淡い光のもとで浮かび上がり]

あれ? 2人とも…何やってるの? こんなところで。

[きょとん、と問いかけた]
(133)2006/08/04 08:32:58
書生 ハーヴェイ
[人の気配に、振り返る。そこに赤いドレスの少女を確認して。

口の端をあげて笑みを作ると、視線だけヒューバートに戻した]

……貴方は、愛する人を守れるのかな?

[ざっと音を立てて地面を蹴ると、鋭い爪を振りかざして少女に向かっていく]
(134)2006/08/04 08:38:10
美術商 ヒューバート
[ハーヴェイの目が、ニーナのそれと同じように爛々とまがまがしく輝き始めた。
 既に彼は気配を隠そうとしていない。ただ、強烈な殺気が……こちらに向け、放たれている。

―――バーサーカー。そう呼ぶに相応しい。]

ああ、その通りさ。
私も君がとても憎いよ……この村を目茶苦茶にした、君ら人狼が!

[がさっ、と音がした。
 カンテラの明かり。映し出された赤いドレス。見慣れた少女の姿。]

―――エッタ!?

[その言葉を発した瞬間、ハーヴェイがヘンリエッタのほうへと素早く走り出す!]
(135)2006/08/04 08:45:37
美術商 ヒューバート
―――……止まれッ!

[その声と共に、ハーヴェイのほうへ銃を横向きに構え直し、引き金を引く。

 銃声。

 当たったか……駄目だ、外した!

 ―――エッタは?

 未だ動いていない。逃がさなければ。
 銃声と共に一瞬動きを止めた隙は見逃さなかった。
 銃を仕舞うと同時に彼女のほうへと走る。私のほうが近い位置取りだ。

 ……行ける!]
(136)2006/08/04 09:55:16
美術商 ヒューバート
[瞬時にヘンリエッタのもとへと着く。
 素早く空いた右腕で彼女を抱え込み、叫ぶ。]

……捕まっていろ、エッタ!

[そう云うと、ハーヴェイの居た方向に向けて威嚇用にナイフを手首のスナップのみで投げた。
 そちらの方向へは一瞥もくれず、逆方向へ一気に走り出す。

 ……何故、ヘンリエッタがこんな時間に非常に都合良く現れたのか?

 ……何故、ハーヴェイの動きは、威嚇の為に放った一度切りの発砲で止まったのか?

 そのことにヒューバートが気付くのは、もっと先になってからのことだった。

 夜の闇の中を彼女を抱えたまま、ただひたすら疾走する。
 誰がそんな余計なことを考えていられるだろうか?
 今は一メートルでも、ハーヴェイと距離を置くこと―――ただそれだけを考え、走った。]
(137)2006/08/04 09:57:09
書生 ハーヴェイ
[銃声が聞こえた。…予想していたことだ。半歩、横に飛んで弾を避ける。
一瞬、体勢を立て直すのに隙ができる。足が止まる。]

[……これで良い。あとは……]
(138)2006/08/04 09:59:39
お嬢様 ヘンリエッタ
[ヒューバートに抱えられ、振り落とされないようにきちんと掴まって、目を閉じる]

[吹き抜けていく涼しい夜風。
ヒューバートの熱く荒い息。
森の奥から聞こえる梟の鳴き声。
確かに聞こえるヒューバートの心臓の鼓動]

[スピードを落とすことなく、どれだけ走ったろう。
やがてヒューバートはゆっくりと足を止め、辺りの様子を伺った]

[村を横切る川が、傍らをさらさらと流れている。
月と星の光をきらりきらりと映しながら。
草むらでは虫が微かに鳴いている。
静かな、夏の夜。ただそれだけ]

[そう、それだけ]

[二人のほかには]
(139)2006/08/04 10:27:51
美術商 ヒューバート
[随分と走った。辺りを見れば、抱えているエッタと、川が流れる音しかしない。

 ―――巻いたか。

 ヘンリエッタを離すと、どさっと芝生の上に倒れ込む。

 未だ息が荒い。これだけの距離を本気で走ったのも久しぶりだ。全く、身体が鈍り切っている。

 数秒のちに上半身だけ起こし、エッタに尋ねた。]

……怪我はしていないか、エッタ?
ハーヴェイに引っ掛かれたりはしていないな?
流れ弾は当たっていないか?
途中の木の枝などにも引っ掛かっていないね?

[そこまで一気に聞くと、ふぅ、と溜息を吐いた。]
(140)2006/08/04 10:41:05
お嬢様 ヘンリエッタ
[少女は目の前で倒れこんだヒューバートを黙って見ていた。
突如とした質問の嵐に、ひとつ頷いて]

うん。何も、どうもならなかったよ。大丈夫。

[顔を俯かせ、ぽつっと]

ただ、怖かったの。

[それだけ言った]
(141)2006/08/04 11:13:13
美術商 ヒューバート
[―――ヘンリエッタの返事に、思わず二度目の溜息が出た。今度のそれはとても優しい溜息だったが。

 彼女が無事で、良かった。今度はしっかりと護ってやることが出来て良かった。
 心から、そう思った。
 何度も。何度も。何度も。]

……何処も怪我はしてないな。
良かった。
怖がらせてしまって、すまなかったね……

[そう云って星を見上げる。満天の星空。
 涼やかな夜風。
 叢に寝転がれる幸せ。

 全て、悪くない方向へと動いている。きっと、そうだろう。]
(142)2006/08/04 11:38:10
お嬢様 ヘンリエッタ
[川の流れる静かな音をバックにして、もう一度口を開く]

ヒューバートさん。

[呼びかけ。瞳を伏せ、決してその顔は見ずに近づき。
上半身を起こしたヒューバートに、前から抱きついた。
強く、ぎゅっと抱きしめて]

護ってくれて、ありがとう。
ほんとに、ありがとう。

[耳元で囁いた]


ごめんなさい…。
(143)2006/08/04 11:55:37
美術商 ヒューバート
[抱きついてきたヘンリエッタに、不覚ながらも一瞬どきりとして。
 動くのは右手だけだったけれど、出来る限り抱き締め返した。

 ―――もう、人を力強く抱き締めることすら、私には叶わないことなのだろうか?

 そう思いながらも、彼女の後ろ頭をぽんぽんと叩く。
 まるで子供をあやしているように。いや、事実子供にも近いのかもしれない。
 彼女の身体がほんの僅かに、震えているのに気付く。……怖かったのだろう。無理も無い。
 恐怖を忘れさせるように、震えなど気付かせぬように、もう一度抱き締める。

 顔を近づけて来、耳元で彼女が囁く。]

―――ごめんなさい……?
(144)2006/08/04 12:21:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[抱きしめ返してくれる手が優しくて暖かくて、どうすればいいかわからなくなる]

私も、あなたを護りたかったのに。
もう、護れないから。

[囁き続ける。最期におくる言葉を。
呆気にとられているのか、ヒューバートは動かない。]

ヒューバートさん。大好き。
たとえあなたが私のこと憎くても、殺したいと思ってても、それでも私はヒューバートさんのことが好き。

[ヒューバートは、肩が微かに濡れたのを感じた。
それが少女の流す涙だと気づくより早く]

[ざくり]

(145)2006/08/04 12:38:17
お嬢様 ヘンリエッタは、美術商 ヒューバートの背中に、己が異形の腕を突き立てた。
2006/08/04 12:39:02
美術商 ヒューバート
……か、は……ッ……!

[背中が熱い。熱い。熱い。アツイ。アツイ。アツイ。アツイ。アツイ。

 ―――ヘンリエッタは、人狼だ。

 思考からでの結論ではない。本能的なものだ。
 だがしかし、そう考えると……

 ……そうか。そうか、なるほど。

 屋敷で何故か左腕をときどき痛そうに掴んでいたのは、
 ニーナを見たときに彼女が目を見開いていたのは、
 今日、彼女がこんな時間に非常に都合良く現れたのは、
 ハーヴェイの動きが、威嚇の為に放った一度切りの発砲で止まったのは、

 彼女が人狼だったから。

 ただ、それだけのこと。]
(146)2006/08/04 12:45:54
美術商 ヒューバート
[……すると。あのとき私が撃った、一回り小さい人狼は―――目の前のヘンリエッタだったのか。

 そこまで思考が回ると、頭がぼんやりとしてきた。
 血が足りなくなってきたな。このまま、私は、死ぬだろう。

 それも、悪くない。何故、なら、]

……エッ、タ。
わた、し、も……君、が……好きだよ。
……だから、エッ、タ、君は―――生きて、くれ。

[言葉が、切れ切れに、なって行く。
 舌が、全く、回らない。

 ―――けれども、きっと、悪くは、ない。
 そう、思った。薄れ行く意識の、なかで。]
(147)2006/08/04 12:51:28
お嬢様 ヘンリエッタ
[深く腕を、鋭い爪を突き立て、押し込む。
甘い匂いが、あの恍惚とさせる匂いがひろがって。
尚も力をこめて]

[ヒューバートが切れ切れに、何か呟く]

[少女はその言葉を、確かに聞いた。
忘れられない言葉として]
(148)2006/08/04 13:05:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[ずびゅ、と腕がヒューバートの胸を貫通した。鋭い爪がそこにある目当てのものを掴み、一気に後ろから引き抜く]

[暖かな暖かな心の臓]

[ココロの象徴]

[ぽろぽろと涙をこぼし、返り血を浴びた赤い少女は泣いていた。
その手に、愛しい人のココロを掴んで]
(149)2006/08/04 13:06:23
美術商 ヒューバート
[―――一瞬で、目の前が真っ赤に染まった。

 ヒューバートの口は開いたまま。
 ゆっくりと、支えを失った身体が倒れて行く。
 黒服が真っ赤に染まって行く。
 血の色。
 見えるのは唯、赤。

 さっきまで見上げていた夜空も、もう見えなくて。
 虫の声も、聞こえなくて。
 さっきまで抱き締めていたはずのヘンリエッタの感触すら、残っていなくて。
 全力で回転させていた思考も、既に止まっていて。
 心臓は音が鳴らなくなって。

 気付けば、痛みも残っていなくて。
 ゆっくりと。
 しかし、徐々に確実に。

 ヒューバートは地面へと*倒れ込んでいった。*]
(150)2006/08/04 13:32:39
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/08/04 13:34:08
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/08/04 13:44:25
お嬢様 ヘンリエッタ

――少女が食事を終えてみれば
――ほしいほしいと喚いていたあの飢餓感はもはや遠くなり
――代わりに襲ってくるのは、圧倒的な孤独
――満ちていく自分と、消えていくその人
――ひとつになるかわり、ふたりには戻れない

――涙は、止まらないまま
(151)2006/08/04 14:33:47
お嬢様 ヘンリエッタ

[他を全て食べ終わっても、ヒューバートの首から上だけは、なんとなく手をつけづらくて。
目を閉じさせたヒューバートの首をじっくり眺める。
本当に、それだけ見ればただ眠っているかのように見える]

――少女は愛しい人と唇を重ねた

――赤い味のキス

[ゆっくりと目を閉じる。ヒューバートの首をかかえて、せめて少しでも寂しさを紛らせようと]

[さらさらと流れる川の畔、少女は独りぼっちで*眠りについた*]
(152)2006/08/04 14:34:06
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