流れ者 ギルバート [別に、裳に服するわけでもないがたまたま仕事着として選んだ服はシャツもベストもスラックスも、全てが黒に満ち。 余り明るいとはいえない表情で静かにグラスを磨く。 やがて、少しづつではあるが恐怖よりも酒を愛する者たちが集まってくる中で風のように今日の出来事が囁かれる。 その囁きは、自分に遠慮してなのか静かなもので。 『───やっぱり処刑されたのは、……だったな』 その言葉が耳に届いた瞬間、思わずグラスを取り落としそうになり、カウンター越しの常連が若干心配そうな様子を浮かべる。 今日はやっぱり休んだほうが良いんじゃないか時を使ってくれる相手に対して、微笑とも苦笑ともつかない表情を浮かべて首を微かに横に振った。 けれど、内心は明るいものとはいえず] | |
(4)2006/05/22 02:22:54 |
見習い看護婦 ニーナ [誤魔化すように笑うナサニエルに、また、仕方ないなと笑って。 その笑顔で、また安心できた。] 苦手って。 あれ、でも、私の家でも先生の家でも良いじゃない? [いつも気兼ねなく来る様子を思い出しながら そんな事を言って小さく笑うと撫でられる。 それが何だかとても、心地よくて少しだけ目を閉じた。 そっと目を開きナサニエルを見詰める。 その表情を見ると、少しだけ切なくなった。 言葉を探すような彼を見て、微笑む。] おやすみ、ナっちゃん。大丈夫だよー、ちゃんと寝るから。 ナっちゃんこそ、ちゃーんと寝てね?ゆっくりしてね? また明日ね。 [玄関口で、ナサニエルに手を振ると、その背中を見送った。] | |
(15)2006/05/22 02:51:23 |
医師 ヴィンセント [固い表情のままケネスに礼を言うと、自警団の照らす灯りの元で検死をするように言われる まさか1日に2人の死体を見る事になるなど思ってもいなかった……唇を噛み締めて死体と向き合う。 せめてここから何か情報を得なくては…― 静かに彼女の前で手を合わせ…――] 喉の傷が…致命傷ですね…。 [いくつか食い千切られたような跡も見られる… そして、歯型らしきものを見つけるも…] ………この形では…判断が……し難い……。 [呟く つまり…これは、野生の動物では不可能な細工… ゆらりと立ち上がり、自警団の方を向き] 検死結果です。彼女は"人狼"によって……殺されました…。遺体安置所へ運んであげて下さい…。 | |
(19)2006/05/22 03:04:39 |
流れ者 ギルバート [扉が開かれれば必ず聞こえるベルの音。 いらっしゃいませ、と呟きかけて、そこにいた相手に軽く目を見張ったあと、余り上手くない笑みを浮かべて、いらっしゃい、と小さく呟いた] …うん、わかった。 [カウンターに腰掛けるナサからのオーダーに微かな微笑と頷きを添えて応えれば後ろに並ぶ酒の壜の中からブランデーとカカオ、それとは別にナツメグとフレッシュクリームを用意して。 まるで先程まで憂いを浮かべていた人物とは同一と思えないほどに滑らかな一連の動作のあと、それほど間を置かずにナサニエルの前にはナツメグの甘い香りがあとから添えられたアレキサンダーのグラスが静かに届けられるか] | |
(20)2006/05/22 03:06:38 |
流れ者 ギルバート [追いかけた背中を途中で見失い、どうしたら良いかわからず人通りもまばらな中を医院への近道でもある川原をただ走れば、そこに自警団員たちが集まっているのが見え、思わず足を止める。 ほんの少しの好奇心と、9割以上の恐怖を伴って、現場をほんの少しだけ覗きみる。 そこにはキャロルだったものの残骸があったと言わんばかりの一面の赤に、思わず息を飲んで眉を潜め、強く手を握り締めた。 自分に気付いたらしい、自警団員が形ばかりのお悔やみと共に、ここにいる理由を問われれば、少しばかり逃げ腰で] …あ、あの…ナサ兄を、探してて…。 [知らない、と簡素にいわれてしまえばどうして良いかわからず、そうですか、とただ小さく頭を下げて] | |
(53)2006/05/22 04:20:20 |
酒場の看板娘 ローズマリー [夜道を二人、並んで歩く。 幾度こうしてこの道を歩いたのだろうか。 何時もなら他愛ない話に花を咲かせていたと言うのに、騒動が原因なのだろうか。 一言も交わす事無く自分の家まで辿りつく。 何時もなら鍵を開け、扉を開ければそこで別れるのだが、 今は違った。何より1人で居たくない。 そっとケネスの腕を組むと引き込むように中へと招き入れる。 すぐさま内側から鍵を掛ければ組んでいた手を解くと、胸に飛び込むように抱きついた。 幾許かの時間が過ぎるとゆっくりと顔を上げケネスを見つめる] ねぇ…お願い。 このまま、私を…。 [それ以上は何も言わず、 唇に触れるか触れないかの位置まで顔を寄せると、*ゆっくりと腕を首に回した*] | |
(88)2006/05/22 06:06:31 |
医師 ヴィンセント [診察室のベッドで目が覚める。家に帰らずに結局昨日は… ふと視線を傾けると、そこには蒼い髪の青年が椅子に座ったまま寝ていて驚く] ……ナサ……昨日…あれから、ずっとここに……? [自分のせいかとも思い、困惑した表情になるも、その格好のままで寝るのも悪いと思い声をかけ起こす いつもの様なあどけない笑みが返ってくればどこか安心をし、自分はこれから回診をしに行くと言うと、絶対について来ると言い張る。これは断り切る事もできないな、とすぐに判断し承諾をする 新しい白衣を身に纏う。出かける前に万次郎の眠るベッドの横に簡単な食事を用意し、今日も夜までは出来る限り休むように、とメモを残す。] それでは、ニーナ君の家へ向かいましょう。 | |
(91)2006/05/22 09:05:07 |
見習いメイド ネリー [何をしてるの?わからねぇ、わからねぇ、わからねぇ、ネリーはすっくと立ち上がった。セシリアに向けられているのは、冷たい視線だった。疲れた顔で、そちらに一歩一歩近づいた。] 何してンだって…? [わからねぇわからねぇわからねぇ もういねぇのに] 誰もいねぇ家だもの、もう意味ァねぇ… そういいてぇのか?おめぇ…。 ミッキーさんは、もう戻ってこねぇ!!! ここにある全部全部全部、おいてけぼりになっちまった! 花ァ…枯れッちまう!! [ネリーは乱暴にセシリアの肩を掴み、自分でも意味がわからなくなりながら、叫んだ。喉がひっくりかえるほどに。喉が痛いことなど、気にはならないまま。一筋、痛々しいほど赤い目から、涙が流れた。] | |
(112)2006/05/22 21:23:14 |
医師 ヴィンセント [思い掛けず耳にする名に、一瞬息を飲む] …ぁ……そう、ですか……。 昨日、貴方が寝ている時に、セシリアさんとヘンリエッタさんが名乗り出たもので、その様な力の持ち主は1人だけではないだろうか…と思えまして…。 ………。 [暫し沈黙する。しかし…告げなくてはいけないのだろう…と決心し] 実は…集会場にて毎晩、人狼の容疑が掛かっている者を集め、毎日1人ずつ処刑する事になりました。 …その中に、貴方の名もありましたので…体調が回復したようなら、集会場へ共に参りましょう…。 [少しだけ俯きながら] 昨日は…ミッキーさんが処刑されました。 そして……―――― [告げた。人狼によって…殺された女性の名を…] | |
(121)2006/05/22 21:56:27 |
酒場の看板娘 ローズマリー [深いまどろみの中から起き上がると、既に夕暮れ時であり。 上体を起こし皺になったシーツの海を泳ぐ様に両足を滑らせ、 ようやくベッドから出たと思えば予想以上の身体の鈍痛に眉を寄せ溜息を付いた。 暫しシーツの一点を見つめ、思い切ってそこから引き剥がす。 それらを洗濯籠へ放り投げたあと重い足取りを引きずりシャワールームへと向かう。 細かい泡に包まれながら丁寧に身体を洗い、 バスローブを纏うと居間のソファーに身を沈めれば、濡れた常葉色の髪が揺れた] ……………………。 [どれほどこうしていたのだろうか。 気が付けば辺りは暗く、部屋の明かりすらつけることを忘れるほどだった。 寛ぎとも言えない暫しの時間を惜しむ間もなくソファーから身を引き、 化粧と身支度を整えると溜まらず外へと駆け出す。1人では居たくなかったから。 BARのマスターからは、この騒ぎの事もあるから来なくても良いとは言われているのだが…。 どうしても様子が気になりBARへ顔を出すと、 集会場へ行くように促され外へ出て、その道のりを1人、歩んだ] | |
(125)2006/05/22 22:09:43 |
のんだくれ ケネス [冷たい水で顔を洗い、シャツを着替える。 いくぶん酒の匂いは誤魔化せるだろうか。 ポケットには小銭と煙草とマッチ。 それから、書き終えた新たな記事を手に立ち上がり家を出る] 5/21深夜、 重要参考人の内、 聖痕者を名乗るミッキーが偽者として公開処刑された。 同日同深夜、重要参考人の一人であるキャロルが川原にて殺害。遺体が発見される。 医師の検死の元、人狼の仕業であると断定。 自警団はこれに対し、「人狼の被害はまだ続いているが、彼らの協力者である偽の聖痕者を処刑する事ができた。これは人狼の脅威から村を守る大きな一歩である」との見解を述べた。 引き続き、残る12名の重要参考人を自警団監察下に置き捜査を続行している。 また、事件当夜の川原付近で不審人物を見かけた方は自警団詰め所までご一報ください。 | |
(128)2006/05/22 22:17:39 |
のんだくれ ケネス >>164 良い、方向か……。 [ローズの言葉に苦い表情を投げた。 集会場に人が集まり出し、ヘンリエッタが着く。 それから暫く遅れてステラがふらりと現れた] 全員揃ったな。 [辺りを見回してから、ヴィンスの言葉に頷く] ああ、まだ、人狼はいる。 今日も誰かを占い…、誰かが……処刑、される。 | |
(168)2006/05/23 00:15:06 |
医師 ヴィンセント >>178 [少し物思いに耽っていてハッと気付き] 彼は、ただの異国の方のようです…。 ええ、昨日は私の投与した薬の影響もありよく眠っていたようです…それに昨日の様子からして昨晩は動ける身体ではなかったでしょう。 | |
(181)2006/05/23 00:45:38 |
のんだくれ ケネス [>>181 少し釈然としないながらもヴィンスに頷く] [扉の音に、振り返れば遅れてギルバートがやってきた。 失念していたと舌打ちをし、改めて集会場内に声を投げた] ネリーを占うという声があるが…みんなどうだ? ――って、おい、ネリー!! よせ! [ナサニエルに手をあげるネリーに思わず怒鳴った] | |
(184)2006/05/23 00:48:33 |
のんだくれ ケネス >>194 [セシリアの言葉にゆるりと首を振る] ミッキーが人ならナサニエルはなんだったって言うんだ? ただ、可能性はある。可能性だけはそのどれもある。 俺はミッキーが人狼だと考えている。 そして仲間が、いると…。 今ここでネリーを人狼でないと言い切れる奴はいるか? [集会場を見回す] いないのなら…占って欲しい。潔白ならば今、晴らすべきだ。 | |
(201)2006/05/23 01:17:12 |