人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1473)村3 : 5日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

見習い看護婦 ニーナ に、1人が投票した。
修道女 ステラ に、8人が投票した。
文学少女 セシリア に、1人が投票した。
流れ者 ギルバート に、1人が投票した。

修道女 ステラ は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、のんだくれ ケネスが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、医師 ヴィンセント、見習い看護婦 ニーナ、酒場の看板娘 ローズマリー、文学少女 セシリア、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、異国人 マンジロー、の9名。
冒険家 ナサニエル
[自警団に取り押さえられたままに目の前で刑は執り行われて。
瞳を見開いたままただ呆然と其の光景を見つめる。

唇を噛み締めて
俯いてしまわないように拳を握って
最後の一瞬まで目を逸らさずに

ステラを見送るのに笑おうと…
最後までいつものように笑おうと…
もう其れも叶わなくて

乱暴に自警団の腕を払い俯いた]
(0)2006/05/26 02:13:37
酒場の看板娘 ローズマリー
[暫しの時間が流れのだろうか。
ステラが連れて行かれるのを呆然と、只見ているだけで―――

ゆるりと辺りを見回す。
ニーナが目に止まると掛ける言葉も無く、ただ視線だけを向けて。

何か言葉を掛けようと咄嗟に手を差し伸べようとするも、
こちらの視線にニーナが気がつくと身体を震わせ後ずさりする。

その様子を見ると手を降ろす。
視線を集会場の扉に向けると誰に言うとでもなく、言葉を紡いだ]

…どうして、人は人を殺すのかしらね―――
(1)2006/05/26 02:18:25
見習い看護婦 ニーナ
…あ。ごめん、なさ………。

[人狼だと言われたローズマリー。
 思わず後ずさりをしてしまう。

 こんな事がある前は、もっと、もっと。
 でも。

 ローズマリーの言葉に、じっと彼女を見詰める。
 小さく首を振る。]

ねーちゃんは人狼だったんだよね?
ステラさんだって、人狼だよね?

ミッキーさんだって人狼だったんだよ。

…殺してないよ。"人"は、殺してないよ。
(2)2006/05/26 02:25:05
文学少女 セシリア
[処刑場に駆けつけた時には、ステラは既に処刑台の上だった。
見上げると、目が合って――彼女は微笑んだ]

お姉……ちゃん……

お姉ちゃんー!!

[そして、わたしはひとりぼっち]
(3)2006/05/26 02:29:28
医師 ヴィンセント
[セシリアの声が耳にも心にも響く――]

……すみません、ステラさん。

[思わず項垂れる――
 行き場のない感情だけが残る。]
(4)2006/05/26 02:41:54
酒場の看板娘 ローズマリー
…いいわ、気にしないで。
今一番…怪しいのは私だもの…。

[この子は…と思った。
…人が殺されたり、死んでしまうことに対して、目を背けたい…。
そう…この子は、変わらぬ平穏が欲しかったのだと。

誰しも望む事を、この子はそれを一番欲している―――]

…そうね。そうよね…。

[ゆっくりと立ち上がり、ニーナへと歩む。
ふら付きながらも、一歩一歩]
(5)2006/05/26 02:54:58
冒険家 ナサニエル
[セシィの叫びもヴィンスの声も聴こえていた。
ゆっくりと顔をあげれば静かな声で]

ヴィンス、セシィを診てあげて。
二人とも病院へ行こう。
(6)2006/05/26 02:57:54
見習い看護婦 ニーナ
[ローズマリーが近付いてくる。
 びくり、と身体を震わせた。]

…な、にが…?

[戸惑いながら、聞き返す。
 だけど、其の答えは聞きたくないと思った。

 だって。]

……ねえ、ロゼさん。
ロゼさんは―――――。

[―――人狼じゃ、ないよね?

 近くまでローズマリーが来る。
 じっと彼女を見詰めたままそんな事を聞こうとして、
 其の言葉を飲み込んだ。

 なぜ聞かなかったのかは、解らない。]
(7)2006/05/26 03:01:42
医師 ヴィンセント
[ナサニエルの言葉に静かに頷き、優しくセシリアに声を掛ける]

セシリアさん…、気持ちはお察ししますが、ご自分の身体を大切にするべきだと思います。

どうか、病院まで一緒に来てくれませんか?お願いします……。

[真剣な表情に変わりそ、彼女の瞳を見つめ、最後に頭を*垂れた*]
(8)2006/05/26 03:01:44
酒場の看板娘 ローズマリー
…。

[その先の言葉は判っていた。
だから聞かない。
そっとニーナを抱きしめると、額にキスをした。

身体を離す。
既に身体の震えは消えており、
カツカツと音を立てれば集会場の外へと歩き出す。

まだ、やらなくてはいけない。そう思いながら―――]
(9)2006/05/26 03:16:56
酒場の看板娘 ローズマリーは、処刑場へと、*歩みを進めた*―――
2006/05/26 03:18:56
冒険家 ナサニエル
[放心状態のセシィの手を取りヴィンスと3人で病院へ帰り着けば、治療を始めるヴィンスを残してニーナを迎えに集会所へと向かった]
(10)2006/05/26 03:21:01
見習い看護婦 ニーナ
[抱締められると、少し慌てる。
 ふわりと、花の香りがする。香水だろうか。]

わ、えっと、ロゼさ…?

[ローズマリーの意図が解らないままに、
 額に口付けられると少し赤くなる。

 離れればそのまま去っていくローズマリーを見送ると、
 扉を見詰め。小さく。小さく呟いた。]

………違う、よね…?

[暫くそのまま扉を見詰めていると、それが開いた。
 小さく身体を震わせたが、そこにいる人物に
 気付くと小さく安堵の息を吐いた。]
(11)2006/05/26 03:30:41
冒険家 ナサニエル
[集会所の扉を開ければ自分の顔を見て安堵するニーナに、いつものようにあどけない笑みを向けて、手を差し出す]

迎えに来たよ。
帰ろう、ニーナ。

[駆け寄ってくるニーナの手を取って来た道を引き返して]
(12)2006/05/26 03:35:07
見習い看護婦 ニーナ
…うん。

[いつもどおりの笑顔。安心できる。
 ナサニエルの手をぎゅっと握りながら、
 一緒に家までの道を、歩く。

 この時間は幸せだと思う。
 全部忘れられるから。]

ねえ、ナっちゃん。…ありがとうね。
(13)2006/05/26 03:39:03
冒険家 ナサニエル
[握られた手に少しだけ力を篭めて握り返す。
礼を言われれば首を捻って不思議そうに顔を覗く]

なんで?俺何もしてないよ?
(14)2006/05/26 03:42:13
見習い看護婦 ニーナ
んーん。
ナっちゃんが、ナっちゃんだから嬉しいの。

[不思議そうな顔を見ると、小さく微笑みを返した。]
(15)2006/05/26 03:45:21
冒険家 ナサニエル
[益々不思議そうにきょとんとニーナを見つめる。

其処でニーナが微笑んでいた。
ただ其れだけで嬉しかった。]

俺もニーナがニーナだと嬉しいよ。
サンキュ、ニーナ。

[本当に嬉しそうにくしゃりと笑った]
(16)2006/05/26 03:50:35
見習い看護婦 ニーナ
うん。
私は私で、ナっちゃんはナっちゃんだよね。

うん。
いつもどおりだよね。

[そう言って、笑う。
 ナサニエルの笑顔が本当に嬉しそうだったので、
 つられるように、嬉しそうに笑った。]

私ね。ナっちゃんの事、大好きだよ。

[笑うついでのように、自然に言葉にする。]
(17)2006/05/26 03:55:57
冒険家 ナサニエル
[ニーナの言葉にいつものあどけない笑みを向け、繋いでいない方の手でぽむりと頭を撫でる]

俺もニーナ大好きだよ。

[自然と紡がれる優しい声]
(18)2006/05/26 04:07:01
見習い看護婦 ニーナ
……うん。

[撫でられると嬉しそうに。そっと頷き返す。
 その声色に胸が高鳴るのが、解る。
 嬉しそうに、笑った。少しだけ寂しそうなのは、隠して。]

ナっちゃんは、皆の事大好きだもんね。
(19)2006/05/26 04:12:17
冒険家 ナサニエル
[ニーナが笑っているのがただただ嬉しかった。
だからいつも通りの屈託ない笑みが自然と零れた。
繋いだ手を握り直して素直に頷く]

そうだね、みんな大好き。

[そう言って視線を通りに戻した]
(20)2006/05/26 04:22:01
見習い看護婦 ニーナ
やっぱり。それでこそナっちゃんだよ。

[小さく笑うと、同じように視線を通りに戻す。
 もうすぐ、家に着く。

 少しだけもったいないなと思ったけど、
 明日も回診があるんだ。そろそろ休まないと。

 家の前にまで着くと、ナサニエルの手を一度きゅっと握って。
 そして、離した。]

ありがと。ナっちゃん。
(21)2006/05/26 04:26:25
冒険家 ナサニエル
確かに、俺はずっとこんなだしね。

[素直に頷く。

手が放れれば一瞬だけ繋いでいた手に視線を落とす。
少しだけ心配になる。
今は笑っていても帰ったら?
名残惜しむように放された手でぽむぽむとニーナの頭を撫でる。]

……、……。
ちゃんと休めよ?
…おやすみ。

[最後にあどけない笑みを浮かべそっと手を離せば踵を返し病院へと向かった]
(22)2006/05/26 04:36:15
見習い看護婦 ニーナ
うん、おやすみ。ナっちゃん。
大丈夫だよ。…ナっちゃんもね?

[手を振りながら、、見送る。
 見えなくなるまで見送る。
 楽しかった。嬉しかった。

 そしていつものように郵便受けを、覗く。]

…―――嘘。
(23)2006/05/26 04:41:52
見習い看護婦 ニーナ
[手紙は、ない。
 胸が騒ぐ。
 何度も中を確かめる。

 どうして。
 昨日はあったのに。
 昨日はあったのに。

 でも。

 あったのに、ケネスさんは―――。

 その場に座り込みそうになるが、堪え。家に入る。
 ドアノブを見ると、急に不安になり、すぐに鍵をかけた。

 嫌だ。嫌だ。嫌だ。

 足元がふらつく。

 ―――なんで。]
(24)2006/05/26 04:43:07
見習い看護婦 ニーナ
[ガンガンと、頭の中で何かがなっている気がする。
 嫌だよ。もう嫌だよ。
 聞きたくなんてない。お願いだからそっとしておいて。

 今日は幸せな気分で眠れると思ったのに。
 ナっちゃんのおかげで、いつもどおり。
 全部全部全部、忘れられると思ったのに。

 いつもどおりが欲しいだけなの。
 全部忘れていたいだけなの。

 嫌だよ。もう、嫌だよ。

 全然いつも通りなんかじゃない。
 毎日人が死んじゃって。
 毎日誰かを殺しちゃって。

 見たくない。見たくないよ。]

―――――っ。
(25)2006/05/26 04:46:10
見習い看護婦 ニーナ
[玄関口に座り込んで、頭を抱える。
 思い出してしまったのは、友達の処刑の光景で。]

…ねーちゃん…っ。

[違う。違う。違う。
 ただそれだけを繰り返して。]

…違う。 違うよね、そうだよね。…ロゼさん…。

[ ――帰りたい。

 そう強く強く願いながら、どんどんと意識が薄れる。
 駄目。 明日も回診がある。

 今、倒れたら。いつもどおりじゃないよ。

 でも。

 ――――しかし、ふらりと。そのまま横に*倒れこんだ*]
(26)2006/05/26 04:55:18
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/05/26 04:57:16
見習い看護婦 ニーナは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/05/26 05:06:58
冒険家 ナサニエル
[病院に戻れば案の定ヴィンスはカルテを枕に机に突っ伏していて、小さく息を吐いてそっと抱かかえ適当なベットに運べば、先日よりも若干軽くなっているのに気付いた。
毛布をかけてかけたままの眼鏡を外し寝顔を覗けば、僅かに目を細め優しい愁いを帯びた歳相応の笑みを浮かべて、口元を緩めたままに小さく呟く]

痕ついてるし…

[すぃと其れをなぞりついでに優しくぽむりと頭を撫でて]

お疲れ…
おやすみ、ヴィンス。

[静かに囁けば適当なベットに*潜り込んだ*]
(27)2006/05/26 05:07:17
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/05/26 05:12:12
流れ者 ギルバート
[いつ帰ってきたのかも、今まで自分が何をしていたのかも覚えていない。
ただ、自分がステラを見殺しにしてしまったような気がして、ただただ呆然としたまま、そのままの足で、教会にいるのは確かだった。
特別な意味も持たずに古い教会の、少しだけ褪せたような色合いのステンドグラスを眺めやる微かな沈黙。
今すぐにでも、扉が開くような気がした。

『ギルバートさん、お茶飲んでいきませんか?』
そう扉を開けて、子供みたいな笑みを浮かべたステラが、こっちに声をかけてくれそうな、そんな錯覚。

零れたのは、涙だけだった]
(28)2006/05/26 09:28:24
流れ者 ギルバート
[どうすればいい。何をすればいい?
どうやったら、この悲しみを終わらせることができる?

自問自答したところで、結局答えは浮かばなかった。
人狼なんてものが存在しなければいいのに、とそんなことさえ自然に思う。
けれどそれは村の人々が願っているだろうし、その願いに反して毎晩のように人が死んでいる今がある。
その結果、気付いていしまう。

───自分はなんて無力なのか、と]

…ごめんね。

[ただ、ぽつりと小さく言葉が零れた。
ゆるりと、席を立ち上がる。顔を上げて歩く気分にすらなれなかった]
(29)2006/05/26 09:51:28
医師 ヴィンセント
[薬品の臭いが漂う部屋でゆっくり瞼を上げる]

――――…??

[そこは病院のベッドの上だった
 昨日は…机の上でいつの間にか…――]

――ナサか……。

[また布団まで運ばれたのか…と思い、苦笑い。
 横になったまま、髪をくしゃりとかき上がる。

 時計を見ると、ニーナを迎えに行く時間が迫っていた]
(30)2006/05/26 09:57:01
医師 ヴィンセントは、身体を起こし、ニーナの家へと向かう為、病院を後にした――
2006/05/26 09:57:36
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/05/26 09:58:00
医師 ヴィンセント
[コンコン、と家の扉をノックする]

………?

[普段ならば、元気の良い返事と共に扉が開くはずなのに全くの無反応だ。]

――――――――ゾワ。

[嫌な予感しかしなかった。まさかまさかまさかまさか!!
 急いでポケットから合鍵を取り出して、カチャリと開けるや否や飛び込んで]

ニーナ君!!いますか??

[叫ぶ。しかし、その玄関に…――]

―――!!……ニーナ君っっ!!!
(31)2006/05/26 09:58:35
医師 ヴィンセント
[駆け寄る。
 優しく抱き起こし何度も名前を叫ぶ。
 あぁ、生きていて良かった、という感情と心配でならない、という感情が渦を巻く。
 脈や体温を手際よく確認し]

とりあえず、ここではなんですので病院に運びますね…。

[背中の辺りと足の膝に手をかけて抱き上げる
 そのまま、彼女の家を出て病院へと向かう――]
(32)2006/05/26 10:02:58
流れ者 ギルバート
[教会を出た頃には既に日も高く、眠らなかった瞳に日の光は眩しく、痛みすら覚えた。
零れ出たのは溜息。自然と、足が病院へと向かう。
勝手知ったる場所に足を運び、ヴィンスに会うつもりで診察室の扉を軽くノックし、それから返事がないのに気がついて、そろりと扉を開ける。
時計を覗き見て、回診中だと言うことに気がつけばここで待っているのもどうかと苦笑して少し院内をゆっくり回ってみることにした。
こんなゆっくりしているのはいつぶりだろうと、微かに苦笑が零れた]
(33)2006/05/26 10:05:43
医師 ヴィンセント
[病院に到着すると、すぐにベッドへ横たえる。
 近くにあった椅子をベッドの横につけて座り
 心配そうな表情で彼女を見つめる]

私が、仕事をさせすぎてしまったのでしょうか?
あぁ……すみません……。

[悲しそうな顔で頭を下げながらも、そっとニーナの手を握り締めて]

……早く目を覚まして下さいね……。

[その手を両手で包み込む。そして、祈るようなポーズで彼女を見守続けていた]
(34)2006/05/26 10:06:03
医師 ヴィンセントはメモを貼った。
2006/05/26 10:07:51
流れ者 ギルバート
[ぼんやりとしながら院内を回っていれば、少し慌しいような雰囲気が感じられて、無意識に足がそちらへと向かう。
何かあったのだろうかと診察室の扉を微かに叩き、珍しく中の返事を待たずに扉を開けた]

…兄さん、いるの?
(35)2006/05/26 10:12:21
医師 ヴィンセント
[ハッと顔を上げる。ニーナの手を握ったまま]

……ギル…か…?
(36)2006/05/26 10:14:48
流れ者 ギルバート
[こちらに振り向く様子はなかったけれど、声で判別したらしい相手に、うん、と小さく呟いて扉の中へと。
死んだように瞳を閉じるニーナの姿に軽く息を飲んで]

……大丈夫なの、彼女…?

[ヴィンスもそうだったけれど、やつれた感のある眠る少女の容態を尋ね]
(37)2006/05/26 10:18:47
医師 ヴィンセント
[心配そうな瞳でニーナを見つめ]

……疲れが溜まっていたのでしょう……。
それ以外にも、精神的なものも…ありそうですが。

[瞳の奥が僅かに潤むも眼鏡でそれは誰にもわからない]

―――それに…今まで…倒れるまで気付いてあげられなかった私は……大馬鹿者ですね…。
(38)2006/05/26 10:22:04
流れ者 ギルバート
…兄さん…。

[ヴィンスの隣でニーナを見守るも、微かに表情をゆがめておもわず小さく見えるヴィンスの背をゆるりと撫でた]

……馬鹿なんかじゃないよ。
兄さんもニーナも、頑張ってくれてるのに、馬鹿だなんて、そんなことあるわけないよ。

[大丈夫、と小さく呟いて、それから微かに表情を悲しくさせて]

…ニーナが倒れるほど辛いのも、兄さんがこんなにしんどい想いしなきゃいけないのも…。

…全部、人狼のせいなんだから。

[だから、兄さんは気にしなくていいんだよ。と、苦笑にも見える微かな笑みを浮かべて呟いた]
(39)2006/05/26 10:29:32
医師 ヴィンセント
[背中を撫でられても、ふるふると首を振り]

彼女の辛さに気付いてあげきれなかった……
私は……自分を許せません……――

[項垂れる。

    ――"人狼"――

 その言葉に、表情を暗くなる。
 見てきた遺体をフラッシュバックのように思い出す…
 笑みを浮かべる顔を見つめて、ぽつりと]

―――私は、人狼を…許しません。
(40)2006/05/26 10:37:49
流れ者 ギルバート
[表情には苦痛を載せ、首を横に降るヴィンスを辛そうに見やり]

……兄さん…自分を、責めないで。
それが無理なら、全てを自分のせいだと思わないで。
…お願いだから。

[背を撫でる手を少し止めて、寂しそうな声音で微かに紡ぐと、そっと手を離し]

…お粥か何か、作ってくるね。兄さん、何も食べてないでしょ?
ニーナが起きた時にも、何か食べれるものがあるほうが───

[いいと思う、と続けようとして、ヴィンスの紡いだ言葉に小さく息を飲む。
極細く息を吐き出して、本当に極かすかに揺れる声音で小さく頷きながら]

───うん。俺も、許せないよ。
…きっと、みんなも、そう思ってる。
(41)2006/05/26 10:45:16
医師 ヴィンセント
……こんな…辛い日々…早く終わって欲しいと毎日願っているよ。
そう、きっと、皆も願っているのだろうな…。

[息を飲む様子に、嫌な事でも思い出させてしまったのかと思い、すまなそうな表情で見つめ
 僅かに笑みを表情に戻し]

そうだな。…何か、作ってきてもらえるか?
あちらには、セシリア君とナサも寝ていているんだ。
起きた時に何か食べさせなくては、と思っていたので、2人にも何か作ってあげて欲しいな。

[それから、と]

今日は、回診には行けないな。彼女がこんな様子では……ね。
後でナサニエルに、薬を届けに何軒か廻ってもらおうとは思っているけれどもな。

[どこか、物悲しい表情で再びニーナの手を*握った*]
(42)2006/05/26 10:56:28
医師 ヴィンセントはメモを貼った。
2006/05/26 10:59:31
流れ者 ギルバート
────そう、だね。

[謝罪する相手に、ゆるりと首を横に振って小さく笑った]

…セシィと…ナサ兄、が?
……うん、了解。じゃあ、とりあえず兄さんの分だけ先に用意するね。

[そう伝えて、自分は買ってしったる医院のキッチンへと向かう。
少し足早だったのは、ヴィンスの辛そうな背中を見ていたくなかったから]
(43)2006/05/26 11:02:59
流れ者 ギルバート
[馴れた様子で、粥をたく。
それぞれの好みに合わせて粥に乗せるものを用意する。
ナサニエルには、粥だけでは物足りないだろうからクラゲの冷菜や牛すじと胡瓜や豆苗をオイスターと一味で炒めたものを粥を炊く合間に用意する。
その手つきは馴れたもので、たぶん甘いものもほしがるだろうニーナのために杏仁豆腐の支度まですませる。
全てが揃えば自分は味身という名の少しだけの相伴に預かった後、診察室にヴィンスの食事を乗せたトレイを運んでいく]
(44)2006/05/26 11:14:53
流れ者 ギルバート
[ニーナを心配し続けたままのヴィンスの様子に少し目を細めながら、トレイはベッドサイドのテーブルに静かに降ろし、冷めないうちにと邪魔にならない程度に伝えて診察室を出る。
返事すら余り返して来ないヴィンスの様子が痛々しくて、見ていられなかった。
診察室を出たあとはナサニエルが起きているかどうか以前にどの部屋で寝ているかもわからなかったから、まずは探すことにした]
(45)2006/05/26 11:21:11
流れ者 ギルバート
[扉の開いた形跡のあるドアが二つ。
片方の扉は少し開いていたからそうっと覗きこむ。
割合あっさりと、目的の相手の寝顔が見つかった]

…。

[起こすべきだろうか。どうしようか。
そんなことをふと考えるも、彼だって疲れているのだろうから、起こすのはやめようと思った。
だって、その寝顔もどこか疲労の色を漂わせていたから]

………。

[少し無言の後、ベッドサイドのメモに男の割には少し可愛らしい丸めの文字で伝言を]

『キッチンにお粥とおかずと一応甘いものも用意してあります。
起きたら温めて食べてね。多めに作ってあるので、セシィにも
起きたら食べさせてあげてください。
ちゃんと栄養とらなきゃ駄目だよ? ギル』
(46)2006/05/26 11:31:54
流れ者 ギルバート
[メモを置いたその手が、微かに震える。
本当はこの場からすぐに立ち去りたかった。
でも、足が動きそうになかった。

ほんの少しだけ、指先でナサニエルの頬を撫でる。
起きる気配は、なかった。
指先はそのまま、彼の唇に少しだけ触れた]
(47)2006/05/26 11:34:18
流れ者 ギルバート
[それですら、起き上がる気配はない。
そして、自分はその誘惑に勝てるだけの心を持ち合わせていなかった。

指を引き戻す。その指先をじっと、見つめる。
自分の指先なのに、憎いと思った。

だから、ほんのちょっとだけ。
掠めるように、眠る唇に口付けた]
(48)2006/05/26 11:36:33
流れ者 ギルバート
[時間というのもおこがましいほどの短い刹那。
罪悪感を色濃く残す面持ちで、ナサニエルからゆるりと離れる。
そして、逃げるように扉から廊下へと身を滑らせ、思わずその場にゆるりとへたりこんだ]

…ごめんなさい………ごめんな、さ…っ…。

[上手く言葉にならなかった。涙がこぼれる。
床には、少しだけ色濃いあとが残る]
(49)2006/05/26 11:40:11
流れ者 ギルバート
[そのまま、何かに怯えるように病院を後にする。
いつの間にか涙は乾いていたけれど、全てを吹っ切れるほど強くもなかった。

どうすればいい。自分は、何をすればいい。

た い せ つ な も の を ま も る た め に。

──ふと、そんな言葉が頭を掠めていく。
次に足が動いたときには、自分は一箇所へと向かっていた。

若くして商才と美的感覚を持ち合わせた男の──ヒューバートの邸へと]
(50)2006/05/26 11:43:37
流れ者 ギルバート
[扉を少し強めに叩く。ややして、取り次がれる。
泣いていた痕など微塵も感じさせないその表情で、青年は片眼鏡の男に挨拶をしたあと、はっきりとした声音で告げる]

…いきなり不躾に伺ってすみません。
その…どうしても、相談に乗っていただきたくて。

[意外そうな様子の後、今は忙しいと告げる男に、時間が空き次第、という約束を取り付けようか]

…では、教会の裏の森で。

[復唱に頷く様子に安心したような表情を浮かべた後、丁寧に深いお辞儀をして青年は*邸を後にする*]
(51)2006/05/26 11:55:10
文学少女 セシリア
[ぼんやりと目を覚ますと、昨日の夜の事がはっきりと脳裏によみがえった。
不思議と、記憶がはっきり繋がっていた。でも、何が不思議なんだろう?]

ん……。

[ぼんやりと、辺りを見回す。昨日の記憶から、そこが病院だというのは判っていた。
孤独感に苛まれて、涙が頬を伝った。]

みんな、どこに居るのかなぁ。
(52)2006/05/26 14:41:55
文学少女 セシリア
[ベッドから起き上がろうとして、顔をしかめる。
全身に鈍い痛みが走った。そこまで無理をしていたのだろうかと、少し心配になる]

…………。

[護布の巻かれた左手を不安そうに眺めると、左手の甲に銀色の痣を見つける。
銀の三日月――それは、妖魔の証でもある、人外の刻印――――
瞳孔が開いた。不安に叫びそうになって、手で口を押さえた]

――っ。
(53)2006/05/26 14:48:47
冒険家 ナサニエル
…泣かないで…

[覚め切らぬままに優しい声が紡がれる。
ここ数日ばたばたしてあまり確りと睡眠を取って居なかったからなのか、自分の寝言で目覚めれば随分と日も高くなっていた。
回診へ行った筈のヴィンスが心配になり飛び起き、ベット脇に腰掛けて目元を手で覆い唸っていれば、ベットサイドのメモに気付く。
文字には見覚えがあった。]

…ギル?

[メモを手に取り小さくサンキュと呟く。
キッチンへ向かい食事を温めなおせばトレイに乗せて、セシィの眠る病室の扉を開ける。
顔を覗かせれば目覚めていたセシィにいつものあどけない笑みを向けるも、直ぐに其の瞳が涙に濡れているのに気付き、サイドテーブルにトレイを置けばベット脇の椅子に腰をおろし、そっと手を伸ばし頬を伝う涙を拭いぽむりとセシィの頭を撫で]

セシィ、おはよう。
(54)2006/05/26 14:50:48
文学少女 セシリア
[ベッドから起き上がれず、孤独と不安に涙を流し――
目を瞑った。こんなの、夢だったらいいのにと]

どうして……。

[どうして、大切な人を守れないんだろう]
(55)2006/05/26 14:51:21
文学少女 セシリアは、直後、その気配に全身をびくっと震わせて、目を開いた。
2006/05/26 14:52:35
文学少女 セシリア
あ…………。

[頭を撫でられ、不安そうに瞳が揺れる]

……ぁぅ……。

[上手く言葉が紡げなかった]

[泣きそうになりながら、精一杯に挨拶に応じる]

おは……よう……っ。
(56)2006/05/26 14:56:14
冒険家 ナサニエル
[大丈夫?とは聞けなかったからただ頭を撫で続けて、泣きそうな顔で挨拶を返してくるセシィにいつものあどけない笑みを向け、穏やかな優しいいつもの声で]

ギルが飯作ってくれたからさ、食べよう?
(57)2006/05/26 15:02:09
文学少女 セシリア
[その笑みに、更に泣きそうになりながら、小さく頷く。
笑みを返したかったが、うまくいかなかった]

うん……一緒に、たべよっ。
(58)2006/05/26 15:04:28
冒険家 ナサニエル
[頷けば横になったままのセシィに手を貸してベットに座らせ、ベットについた簡易テーブル食事を並べながら顔を覗いて]

自分で食べれる?
(59)2006/05/26 15:08:27
文学少女 セシリア
[小さく、こくこくと頷いた]

うん。大丈夫だと思うよ〜……。

[そう言って、並べられた食事にふと気付く]

これって、ひょっとして……?
(60)2006/05/26 15:13:56
冒険家 ナサニエル
[セシィの手に蓮華を握らせてぽむりと頭を撫でて]

そ、セシィの好きなギルの中華だよ。

[いただきますと手を合わせて中華粥を口に運び]

美味いね。

[くしゃりと笑った]
(61)2006/05/26 15:24:11
文学少女 セシリア
うん……いただきます。

[頷いて、中華粥を口にする]

おいしい……。

[ほっとした顔で、ナサの笑みを見た。
だけど、笑顔はまだ上手く作れなかった。
でもよかった。作るような笑顔は見せたくないから]
(62)2006/05/26 15:26:57
冒険家 ナサニエル
[炒め物を租借しながらセシィの様子を見守る]

……、……。

[痛々しいのは撒かれた包帯の傷だけではない]

具合はどう?
(63)2006/05/26 15:39:13
医師 ヴィンセント
[どれくらいの時間が経ったのかわからない
瞳は彼女の姿だけを捕らえ続けていた

ギルが作ってくれた食事を三口ほど食べたが、食欲がわかず、そのままにしてあった

そう言えば、セシリアは目覚めただろうか?

ゆっくりと、彼女の手を解放すると、ゆらりと立ち上がり病室へ向かった]
(64)2006/05/26 15:52:04
文学少女 セシリア
[冷菜を一口、ゆっくりと食べていると、ナサから声をかけられ。
それを小さく飲み下すと、頷いた]

ん……大丈夫。
少し身体が痛いだけ、かな。

[そう言って、左手でお腹の辺りを擦る。
その手には銀の痣だけが元に戻らないまま残っていた]
(65)2006/05/26 15:55:07
医師 ヴィンセント
……セシリアさん、目が覚めましたか…?
あ、ナサも起きてましたか。

[ふらりと歩きながら、2人へ挨拶をする]
(66)2006/05/26 15:58:48
文学少女 セシリア
[ヴィンの姿を見て、ぺこりとお辞儀をする]

ぁ……おはようございますっ。
(67)2006/05/26 16:02:03
冒険家 ナサニエル
[身体を擦る手の痣を見て先日のセシィの呟きを思い出す。
――人狼を見つけたら…
気遣うような視線がセシィを真っ直ぐに見つめ]

…占いって身体に悪いの?
(68)2006/05/26 16:02:13
文学少女 セシリアは、冒険家 ナサニエルの問いに、蓮華を取り落とした。
2006/05/26 16:03:55
冒険家 ナサニエル
この間…

[セシィに更に言いかけてヴィンスの声に向き直りきょとんと瞬く]

あれ、ヴィンス回診は?
(69)2006/05/26 16:04:01
文学少女 セシリア
[不安そうにナサの顔を見る]

え……。
そ、そんなこと――

[――ないよ? そう言いたかったが、言葉が続かない]
(70)2006/05/26 16:05:51
冒険家 ナサニエル
[食事をサイドテーブルに置いて立ち上がり、足元の覚束無い様子のヴィンスを其の席に座らせれば、食器の合わさる音にセシィに振り返れば、不安そうな色を浮かべた顔を覗く]

…セシィ…

[ぽむりと頭を撫で優しく]

俺にまで嘘吐かないでよ。
(71)2006/05/26 16:09:18
医師 ヴィンセント
[セシリアの食事を食べている姿に少し安心をして]

無理はなさらないで下さいね。
その、あなたの占いは身体への負担がひどいように思います。
その若さで血を吐くなんて、普通ならないですよ。昨日は、輸血をして一命を取り留めましたが……

[神妙な表情で]

人狼騒ぎで占いが必要なのはわかりますが、お願いですので、本日は安静に……つまり、占いを控えるべきだと、医者の立場からお願いします。
(72)2006/05/26 16:10:36
医師 ヴィンセント
[ナサに回診と問われれば]

…今日は…あぁ…行かなければ……そうですよね……

[濁すように返答をする]
(73)2006/05/26 16:13:01
文学少女 セシリア
ぅ……。

[顔を覗かれ、瞳が揺れる]

っく……。

[頭を撫でられ、涙が滲む]

そんな……こと……。
(74)2006/05/26 16:15:02
文学少女 セシリア
[ヴィンの言葉に、俯くと小さく頭を横に振るばかりだった]

だめ、なんですよ……時間の問題だから……。

また誰かが犠牲者になったら……そんなの、そんなのっ。
(75)2006/05/26 16:18:33
冒険家 ナサニエル
[ヴィンスの歯切れの悪い様子に首を傾げ]

調子悪いなら休んだ方が良いけど、顔見せないとニーナが心配するよ。
俺後で顔出して来ようか?

[瞳に涙の滲ませるセシィの頭をぽむぽむと撫でながら]

ヴィンスもああ言ってるし、今日はゆっくりして?
ダメだよセシィ、無理したら。

[顔を覗いたままに、ね?と言い聞かせるように優しく]
(76)2006/05/26 16:19:26
文学少女 セシリア
[ナサの言葉に小さく頷く]

…………うん。

でも、でも……もう遅いんだよ……。
(77)2006/05/26 16:22:26
医師 ヴィンセント
セシリアさんの気持ちもわかりますが、その為に自らの命を省みない……
立派な行動なのかもしれませんが、私は感心しません。貴方が……命を落としたら……――

[暫し言葉を飲むが、静かな口調で]

――…ステラさんが悲しみます。
(78)2006/05/26 16:23:27
医師 ヴィンセント
……ナサ

[ニーナの名前に表情を曇らせる]

後で頼みがある。
(79)2006/05/26 16:26:38
文学少女 セシリア
[ヴィンの言葉に、涙がぽろぽろと零れ落ちた]

うん。もう……遅いんだよ……。

だって、お姉ちゃんは、もう…………。
(80)2006/05/26 16:26:48
医師 ヴィンセント
[セシリアを真っ直ぐ見据えて]

だから、あなたが彼女の分も生きなくてはいけないのではないですか?


自分の身体を大切にして下さい。お願いします。
(81)2006/05/26 16:29:17
文学少女 セシリア
[ヴィンの言葉に、俯き首を横に振る]

ごめん、なさい……。

もう、そんなに長くないんです……この身体は……。

【そして心も】

大切にしても、殆ど変わらない――から……っ。

[そう言うと両手で顔を覆って、小さく嗚咽を上げはじめた]
(82)2006/05/26 16:34:25
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/05/26 16:35:36
冒険家 ナサニエル
[零れる涙を拭えどもまたセシィの頬を新しい涙が伝って、かける言葉も見つからないままにただぽむぽむと頭を撫で]

セシィ…

[声に顔をあげればヴィンスの表情を静かに見つめ]

…うん、判った。
俺に出来る事ならなんでも言って?

[あどけない笑みを向けた]
(83)2006/05/26 16:36:21
医師 ヴィンセントはメモを貼った。
2006/05/26 16:37:15
文学少女 セシリア
[ナサの呼びかけに、小さく身を震わせば、さらに深く俯いて]

ごめん……なさい……。

[消え入りそうな声で、そう呟いた]
(84)2006/05/26 16:53:32
冒険家 ナサニエル
[俯くセシィの頭を撫でながら]

何で謝るの?
セシィは皆の為に一生懸命なだけで悪い事なんてしてないよ。

[沈黙の後にゆっくりと口を開き]

…長くないって…どう言う意味?
(85)2006/05/26 16:58:43
医師 ヴィンセント
[セシリアの言葉に不思議そうな表情で]

…ながく…ない??何か、重い病気…とか…ですか?
(86)2006/05/26 17:06:49
医師 ヴィンセントはメモを貼った。
2006/05/26 17:07:10
文学少女 セシリアは、左腕を、ぎゅっと握った。
2006/05/26 17:08:17
冒険家 ナサニエルは、文学少女 セシリアの頭を撫でながら優しく名前を呼んだ「…セシィ…」
2006/05/26 17:16:21
文学少女 セシリア
わたしは……本当は、左手も、右目も、あの日になくなっていたんです。
人狼にお母さん達を殺されちゃった……あの夜に……。

[震えながら、そう呟いた]
(87)2006/05/26 17:37:30
医師 ヴィンセント
[思わず息を飲む]

それならば、今の…その…腕と……目は一体?
(88)2006/05/26 17:40:46
文学少女 セシリア
今のこの身体は偽りのもの……です。
人に無い力を持っている、人外の身体……それを、ちょこっと借りてただけなんです。

[誤魔化すように微笑もうとしたが、上手く行かなかった]
(89)2006/05/26 17:45:16
医師 ヴィンセント
[顔を顰める。その様な事が現代の医学で、可能なのだろうかと、疑問を抱き、ぽつりと呟く]

……人外……ですか?
(90)2006/05/26 17:48:51
冒険家 ナサニエル
…人外の…身体?

[困惑する。]
(91)2006/05/26 17:51:49
文学少女 セシリア
御伽噺みたいな話ですよね、人狼を喰らう月の妖魔――その身体が私に宿っているなんて。
でも、おかげで、人狼か人間かを見分け事が出来る力が貰えたんですよ。
みんなを、守る為の力が……。

[漸く、微笑みを作れてそれを二人に向ける]
(92)2006/05/26 17:56:04
文学少女 セシリア
[ナサの困惑に、悲しそうに微笑んで]

あはは、わかりやすく言えば……人狼と一緒だよ。
化け物の……身体。
(93)2006/05/26 18:00:02
文学少女 セシリア
それを……これで、押さえ込んで、誤魔化してたんです。
人として生きていけるように。

[目を瞑り、左腕に巻かれた護布をそっと撫でて]
(94)2006/05/26 18:01:07
医師 ヴィンセントは、少し表情を曇らせながら、セシリアの話を*聞いていた*…――
2006/05/26 18:06:27
医師 ヴィンセントはメモを貼った。
2006/05/26 18:07:02
冒険家 ナサニエル
[セシィの言ってる意味が良く判らないままにベットに腰掛けてセシィの顔を覗く]

妖魔は人狼の天敵なんだって話は聞いた事があるよ。
セシィは人狼から皆を護る力を持ってるんじゃない。
自分の事を化け物だなんてそんな風に言わないで?

[銀色の痣の浮かぶ手をそっと握って]
(95)2006/05/26 18:08:56
文学少女 セシリア
[しかし、涙は止まらなかった。
涙を流しながら、ナサに微笑んで、首を振る]

でも、だめなんだよ……。
力は持ってても、使ったらそれだけ妖魔の方に近付いちゃうから……。

人の身体のまま、あっち側には行けないから……だから、いずれ……。
そう遠くないうちに、私は……。
(96)2006/05/26 18:17:24
文学少女 セシリア
化け物になってしまうか……生きられずに終わるか……。
どちらにしても、人としての私は、もう――長くないんだよ。
(97)2006/05/26 18:19:54
冒険家 ナサニエル
[零れる涙をそっと拭い]

…もう占わなくて良いから…
セシィ…お願いだからこれ以上無理しないで。

[頼むよと懇願するように顔を覗いて]
(98)2006/05/26 18:26:02
文学少女 セシリア
ごめんなさい、突拍子も無いこと言っちゃって。
お医者さんには、にわかに信じられないよね。

だから……ちょこっとだけ、その証拠を。見せてあげるね。

[涙を拭って微笑むと、護布を解く]

大丈夫、力は使わないし、すぐに終わるから……。

[左手と右目が妖魔のものとなると、手元にあったフォークで、黒化した掌に刺し傷を作った。
空の取り皿に、血が滴り落ちる――]
(99)2006/05/26 18:26:08
文学少女 セシリアは、滴る血の雫を見て、悲しそうに微笑んだ。それは――綺麗な青色。
2006/05/26 18:26:47
文学少女 セシリア
[しかし、刺し傷はすぐに塞がってしまう。
ヴィンの驚愕の表情を見て、護布を巻きなおすと]

――ね?

[そう、首を傾げ、微笑んだ]
(100)2006/05/26 18:28:51
文学少女 セシリアは、冒険家 ナサニエルに首を振った。
2006/05/26 18:29:43
文学少女 セシリア
お兄ちゃん、だめだよ……。
必要なときが来たら、その時には……せめて、みんなには生きていて欲しいから。

だから……「ごめんね?」

[そう、ナサの口調を真似して、微笑んだ]
(101)2006/05/26 18:31:35
文学少女 セシリア
[ただ、微笑みながらも涙は止まらなかった。
微笑を崩さないのが精一杯だった。微笑むことが出来なかったら、きっと――]
(102)2006/05/26 18:33:43
冒険家 ナサニエル
[驚愕。

微笑むセシィの手から…
青い…青い血が…

慌ててヴィンスが手当てを始めるのを呆然と見守る。
我に返れば寝かしつけられたセシィの頭をぽむりと撫で]

無理すんなっていつも言ってるでしょ?
あんまり悪い子にしてると怒るよ?

[さっぱり怒る気なんてなさそうな優しい声で]
(103)2006/05/26 18:40:04
文学少女 セシリア
[ヴィンが手当てしようとした手を見ると、傷口は既に治りかけていて、それが人間らしさを一層否定するものだと、無言で語っていた。
ナサの優しい口調に窘められて、しゅんとした様子で俯く]

はい。ごめんなさい……。
(104)2006/05/26 18:46:37
文学少女 セシリア
ごめん、なさい……。

ごめんね。ナサお兄ちゃん、ごめんね……本当は、ずっと黙っておくつもりだったのに……。

[俯くと、こらえ切れなかったのか、小さく泣き声を上げ始めてしまう]
(105)2006/05/26 18:48:44
冒険家 ナサニエル
[また溢れる涙を拭いながらいつもの笑みを向け]

謝らなくて良いよ。
でも黙ってたら叱ったかもね?

[セシィの精神的疲労がどれほどのものか想像もつかない。
一瞬の沈黙の後にぽつりと]

…俺の方こそごめんね、セシィが辛いのに気付けなくて。

今は少し休みな?

[おやすみと優しく囁いてぽむぽむと頭を撫で続け]
(106)2006/05/26 18:59:15
文学少女 セシリア
ぅ……わぁぁぁ……!

ごめんなさい……ごめん、なさい……。

うん……。

うん……。

[心配そうなナサに宥められ、寝かしつけられると、暫く涙を流していた。
――どれぐらい経ったのだろうか。やがて泣き疲れたのか、
穏やかな *寝息を立て始めた* ]

うん……あり……がとう……。
(107)2006/05/26 19:04:18
医師 ヴィンセント
ナサ…ちょっといいか?

[診察室へとナサニエルを呼び出すとそのにはベッドに横たわるニーナの姿]

ニーナ君が…倒れてしまって…回診に行くにも、気が気じゃなくなってしまって…。

[たははと、苦笑い。]

だめ、ですね。彼女がいないと私は……―――
――ぁ…えーと、その、道がわからなくってしまいますので。

[何かを誤魔化すように、後から慌てて言葉を付け足す]

きっと…肉体的な疲れと、精神的な疲れがきたのでしょう。
まだ17歳の少女に…この現実は、あまりにも辛すぎますよね。
(108)2006/05/26 19:07:32
冒険家 ナサニエル
ニーナ!

[横たわるニーナが視界に飛び込んでくる。
昨夜の様子を思い出す何故もっと気を使わなかったんだろうヴィンスに背を向けたまま俯いて唇を噛み締める。
やつれた寝顔をそっと撫でてニーナの顔を見つめ]

ごめんね…

[小さく呟いてヴィンスに向き直り]

…そうだね…

今日は病院で休んでた方が良いよ。
集会所には俺が行ってくるから、ヴィンスもニーナに着いててあげて?
(109)2006/05/26 19:09:53
医師 ヴィンセント
[ふと思い出したように]

あぁ、そう、そこでお願いがですね。

[部屋の奥から紙袋とメモを取り出して差し出す]

本日、回診予定の方のリストと、配る予定だった薬です。
そのリストに載っている方へ薬の配布をお願いしたいのです。
まぁ、何かありましたら一応病院にいますし…。ともお伝え下さい。

ナサの言う通り、ニーナ君が動けないので…回診も1人ではなかなかに大変で…
せめて彼女が起きるまでは…お休みしようかと思います。
ええ。集会場の方にも……彼女を残して行くなんてできませんし…
彼女だけ残されて疑惑の種となっても心外すぎますしね。
(110)2006/05/26 19:16:33
冒険家 ナサニエル
[差し出された袋とメモを受け取り頷く。
いつものあどけない笑みを浮かべぽんと自分の胸を叩き]

判った、任せておいて。
患者さんたちに伝えておくよ。

[ニーナに視線を戻し]

ニーナの事、宜しくね?
ヴィンスもあんまり無理すんなよ?

[向き直ればぽむりとヴィンスの肩を叩いて顔を覗き]
(111)2006/05/26 19:18:14
医師 ヴィンセント
[ふっと微笑み]

ありがとうございます。
…私の、我侭を聞いてくれて。
(112)2006/05/26 19:20:35
冒険家 ナサニエル
[ヴィンスの肩に手を置いたままにきょとんと見つめ、次の瞬間にはくしゃりと笑って]

何遠慮してるの?言ったでしょ?
ヴィンスと俺の仲じゃない。

[肩から手を離せばぽむりと頭を撫でて]

…俺が居なくてもちゃんと飯食えよ?
(113)2006/05/26 19:23:14
医師 ヴィンセント
[少しばつが悪そうな顔をして]

ぅ…わかりました。

[食事なんてすっぽり抜けていた。
 それも見透かされているのか?と思うと僅かに口元が緩んだ]

それでは、お願い致します。すみませんね。

[にこりと笑みを*向けた*]
(114)2006/05/26 19:26:21
冒険家 ナサニエル
[口篭る様子に念を押して]

約束したからね?ちゃんと食えよ?

[ヴィンスの笑みに無言のままにいつものあどけない笑みを返せし、再度ぽむぽむと其の肩を叩いて、メモと紙袋を片手に空いた片手を軽く挙げ回診代わりの薬の配給に*向かった*]
(115)2006/05/26 19:30:23
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/05/26 19:56:11
酒場の看板娘 ローズマリーは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/05/26 21:04:16
酒場の看板娘 ローズマリーは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/05/26 21:04:33
酒場の看板娘 ローズマリーは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/05/26 21:04:40
酒場の看板娘 ローズマリーは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/05/26 21:10:16
酒場の看板娘 ローズマリーは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/05/26 21:12:29
冒険家 ナサニエル
[各家を回り挨拶がてら人懐こいいつもの笑みを向ければ、人々は戸惑いながらも笑顔を返して世間話に応じる。
薬を配り終わり日が暮れる頃にはもう殆ど人影もまばらな通りを足早に、ニーナの家に寄りポストを確認すれば手紙を見つけて、ポケットに仕舞って一旦自宅へと戻った。
身支度を整え家を出れば病院へ寄ろうかともちらと考えたが、今日は3人とも休んでいた方が良いだろうとそのまま集会所へ向かって歩き始める。]
(116)2006/05/26 21:13:39
文学少女 セシリアは、ローズに果物を盛り付ける夢をみていた。
2006/05/26 21:26:15
酒場の看板娘 ローズマリー
[歩く。
靴音を鳴らしながら、一歩一歩。
何所となく青ざめた顔。常葉色の髪が力無く揺れる。

暫く歩くと壁新聞が貼られている場所へ通りかかれば足を止め、
日付を見れば未だに二日前のネリーの処刑についての内容が書かれている事に気がつく。
新しく情報を書く者が居ないのか、それ所ではないのか…。
それより数日前に書き上げたであろう、ケネスの書いた壁新聞が寂しく思えた。

暫く呆けたようにその場に立ち尽くす。
冷たい風が身を過ぎれば身を竦め、我に返れば再び歩き出した。

集会場へと向かえば、見知った人影が街灯を照らす。
そう、もう夜なのね…等と思いながら声を掛けた。]

―――――ナサ?

[今、この時間に一人で居る事が珍しく思えたのか。
驚いた様に睫毛をぱちぱちと瞬かせた]
(117)2006/05/26 21:43:42
文学少女 セシリアは、謎の夢に、悩ましげにうなされていた。
2006/05/26 21:46:06
冒険家 ナサニエル
[声に気付いて視線を投げれば夜風に靡く常葉色の長い髪。
街頭に照らされて血の気の失せたローズに、いつも通りの笑みを向け歩み寄る]

ローズ、何処か出かけてたの?
(118)2006/05/26 21:57:49
酒場の看板娘 ローズマリー
…え?

[何所へと聞かれ思わず聞き返す。
…そうだ、自分の家からの方向とは違う。

暫し逡巡するが、隠す事も無いだろうと思いナサニエルに告げる]

―――ケネスの家に言ってたの。
でも、鍵が掛かってて入れなかったし、鍵も…きっと自警団が預かってるから…。

[くす、と困ったように笑うと歩き出す。集会場への道を]
(119)2006/05/26 22:04:09
冒険家 ナサニエル
[もう居ない人の名前を聞いてゆっくりと一度だけ瞬く。
BARで見かけたローズとケネスは仲が良さそうで…
静かにそうと相槌を打ちローズが歩き始めたのに合わせて歩を進め]

自警団の連中は相変わらずやり方が乱暴だね。
(120)2006/05/26 22:13:15
酒場の看板娘 ローズマリー
…恐いわね………恐いわ。

[そう、ぽつりと呟けば俯く。
自警団がどう、という訳でもなく、色んな事柄も含めてなのだろうか。

顔をふと上げると、ナサニエルへと問う]

…ナサは、私の事が恐ろしくなくて?
仮にも私は…容疑が掛かっていて…それで。

[はっきりとは言わない。
ちらりと目が合えば、すぐ視線を逸らし]
(121)2006/05/26 22:25:04
冒険家 ナサニエル
[其れは本当に意外な問いだった。
ひと時、足を止めてきょとんとローズを見つめる]

なんでローズを怖がるの?

[相変わらず優しく穏やかな声で]

ローズはローズでしょう?
人でも人狼でも関係ないよ。
俺はただ誰も死ななくて誰も悲しまなければ良いなって思ってるだけだし。

[莫迦だよねと呟いてくしゃりと笑って歩き出せば集会所の明かりが見えてきて、歩調は変わることなくそのままに辿り着けばゆっくりと扉を開いた]
(122)2006/05/26 22:44:21
酒場の看板娘 ローズマリー
…有り難う。

[それだけを呟くと
ナサニエルに続いて集会場の扉を開ける。
誰も居ないのか、灯りを灯すと近くの席に着く。

余り休めてなかったのか額を手で抑えれば、長い睫毛を震わせた]

…まだ、誰も居ないのね…。
他の人は…後から来るの?
(123)2006/05/26 22:56:49
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/05/26 23:03:22
お嬢様 ヘンリエッタ
[――自室。

少女は震えていた。
布団に包まりながら、もうずっと、何時間もただそうしている。
時折様子を見に来られた時も食事を出された時も、気分が悪いから、と言い訳をしてベッドを降りようとはしなかった。
心配されているのは分かっていたけれど、いつまでこんな状態が続くのか、彼女自身分かりはしなかった]
(124)2006/05/26 23:10:48
冒険家 ナサニエル
[ゆるりと首を振る]

…ニーナが倒れたんだ。
セシィもずっと調子が悪かったし、ヴィンスは二人について病院に居るから今日は来ないよ。
どうしてもってなったら自警団はどうせ無理矢理にでも呼び出すだろうしね。

[意外と手際良く珈琲を煎れてローズの前にも湯気の漂うマグカップを置いて]

どうせ待つならもっと楽しみに出来る事が良いよね。

[呟けば机に寄りかかり珈琲を啜った]
(125)2006/05/26 23:10:51
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/05/26 23:14:07
美術商 ヒューバート
[ヒューバートは、静かに集会場の扉を開いた]


……やぁ。
何人か、見えない顔触れも居るようだが……。

[この場に居る面々を軽く見回す。
ヒューバートの表情は、微かに生気を失っていた]
(126)2006/05/26 23:20:05
医師 ヴィンセントは、文学少女 セシリアに話の続きを促した。
2006/05/26 23:33:09
美術商 ヒューバートは、再度辺りを見回した後に、ゆっくりと口を開く。
2006/05/26 23:33:22
酒場の看板娘 ローズマリー
…ヒュー。

[あえてそちらには振り向かない。

ナサニエルから珈琲を受け取ると一口だけ口に含む。
良い香りと、程よい苦味で幾らか疲れが取れると、顔を上げた。

カップをテーブルに置き首を少し傾げ、
溜息を付いた]
(127)2006/05/26 23:37:03
冒険家 ナサニエル
[開いた扉に視線を移せば微かに疲れを感じさせるヒューの顔。
軽く片手を挙げていつも通りのあどけない笑みを向ける]

ヴィンスとニーナとセシィは今日は欠席、悪いね。

…ヒューもあんまり無理するなよ?
(128)2006/05/26 23:37:43
美術商 ヒューバート


 ス テ ラ は 人 間 だ 。
(129)2006/05/26 23:37:48
美術商 ヒューバートは、重々しく呟いた。眼の辺りに手を翳す。
2006/05/26 23:38:20
冒険家 ナサニエルは、美術商 ヒューバートの言葉に瞳を見開いたまま固まった
2006/05/26 23:42:06
美術商 ヒューバートは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/05/26 23:56:25
酒場の看板娘 ローズマリー
[ヒューバートの言葉に身を硬くすれば、ゆっくりと立ち上がる。
彼を見据え瞼を伏せれば重々しく、口を開く―――]

…ステラ は―――――

[言いかけたその刹那、荒々しく扉を開け複数の自警団員が姿を現わす。
ローズマリーへと取り囲むと両手を掴まれ拘束される。

抵抗が出来ないように固定され後ろに引かれれば、
バランスが崩れ、脚が縺れた。


"今夜、この者の処刑を執り行う―――"


それだけが、集会場に響いた]
(130)2006/05/27 00:04:58
美術商 ヒューバート

……人狼は未だ、健在という事だよ。

[自嘲めいて笑えば、ゆるりと首を振る。
そして、間も無く自警団員が踏み込んできた]


……。

[真っ直ぐと、青い右眼でローズマリーを見遣る]
(131)2006/05/27 00:07:52
冒険家 ナサニエル
[ヒューの言葉に一言すら出てこなかった。
それでもローズが結果を言おうとすれば視線は動いて。

やって来た自警団の言葉に表情が強張る]

な…っ?!
(132)2006/05/27 00:09:50
酒場の看板娘 ローズマリー
[後ろを見る。
複数の自警団員が拘束具を両手に装着すれば、
ぐい、と引っ張られるように無理やり立たされる。
痛いと呻くも変わらぬ態度を取る団員を睨み返すも、動じない]

…そうよ…。
今一番、怪しいのは…私、だものね…。
…そうでしょう?ヒュー…。

[ヒューバートと目が合うと、自嘲気味に笑う。
―――ああ、その眼差しは判っている。

狼だと。そんな目線]
(133)2006/05/27 00:13:46
美術商 ヒューバート

ああ――ローズマリー。お前と、そして、ヘンリエッタ。

疑っているよ、私は。……お前達を。
(134)2006/05/27 00:20:11
酒場の看板娘 ローズマリー
…お生憎様。
だけどその言葉はそっくりそのまま返してあげてよ。

私もそうよ…そうなのよ?

[何がとは言わない。
此処で認める訳にもいかなかった。

だから、ヒューバートへと視線を返す。
屈するわけにはいかないと。

例え、此方が振りだとしても]
(135)2006/05/27 00:27:50
冒険家 ナサニエル
[自警団のローズの扱いに声を荒げる]

乱暴にするな!

[ヒューの言葉に気付き息を吐けば自警団を見つめたままに穏やかな声で]

人とか人狼とか俺には判らないけど、大事な人たちが減っていく。
でも其れは人狼だけのせいじゃなくて…こうして疑って殺すからだよ…

[俯いて唇を噛み締める]
(136)2006/05/27 00:31:40
美術商 ヒューバートは、冒険家 ナサニエルの言葉を聞くも、僅かな間目を閉じるだけで。
2006/05/27 00:37:22
酒場の看板娘 ローズマリー
…ナサ。
甘いわ。甘い人…。

狼も人も、皆一緒だわ…。
力ある者は弱者を屠り、あざ笑う…。
異能な者は恐れられ容疑を掛けて、殺す…。

[常葉色の髪を乱暴に引かれれば]

あぐっ…!!
…っ偽善者。偽善者。偽善者め!!!
近寄らないで、触らないで、離してっっ!!!

[誰にでもなく、そう当り散らす]
(137)2006/05/27 00:41:19
冒険家 ナサニエルは、酒場の看板娘 ローズマリーに「ごめんね…」と呟いて項垂れた
2006/05/27 00:47:08
美術商 ヒューバート

……何時しか言っていたな。お前も。

異能者は、悟られれば去り往くのみよ。
(138)2006/05/27 00:50:24
酒場の看板娘 ローズマリー
[―――――連れて行け!
自警団の呼び声。
ナサニエルの静止も聞かず、
バタバタと床を靴音で鳴らす音と共に、ローズマリーを連行する。

バタン、と扉を閉める音だけを最後に]
(139)2006/05/27 00:50:30
冒険家 ナサニエルは、扉の閉まる音にはっとして顔をあげ後を追った。
2006/05/27 00:52:15
美術商 ヒューバート

ナサニエル。

……少し、良いか?
(140)2006/05/27 00:55:20
美術商 ヒューバートは、追おうとするナサニエルを呼び止めた。
2006/05/27 00:55:41
冒険家 ナサニエル
[扉に手をかけたところで声をかけられ振り返る]

どうしたの?
早く行かないとローズが…せめて…最後くらい…

[扉にかけた手を戻し寄りかかって天上を見上げ]
(141)2006/05/27 00:57:34
冒険家 ナサニエルは、美術商 ヒューバートに視線を戻しいつものあどけない笑みを向けた「何?」
2006/05/27 01:02:23
美術商 ヒューバート

これを預かっていて欲しい。
……極東の御仁に会った時にでも渡してくれると、助かる。

渡しそびれてしまって、な。

[薄布に包まれた、一枚のタロットカードを手渡した]
(142)2006/05/27 01:02:51
美術商 ヒューバート

それは、彼女の――キャロルの、彼宛のメッセージだ。

……頼んだよ、ナサニエル。

[やはり幾分生気は失われていたものの。
ヒューバートは、穏やかに、何時ものように微笑んだ]
(143)2006/05/27 01:10:00
冒険家 ナサニエル
[布を受け取り見つめ首を傾げる]

マンジに?良いけど…直接渡すんじゃダメなの?
(144)2006/05/27 01:10:51
美術商 ヒューバートは、静かに、穏やかに微笑んだ。
2006/05/27 01:15:47
美術商 ヒューバート

占いで、青い髪の青年に託すと、事が進む――そう、出てね。

[どこまで本気か解らない言葉を言った後]


……さ。引き止めてすまなかった。

私は少し約束が会ってね。……後から、必ず行こう。
(145)2006/05/27 01:18:21
冒険家 ナサニエル
[ヒューの笑顔にいつものあどけない笑みを返し再度頷く]

判ったよ。
ヒューには世話になってるしね。
じゃ、俺は行って来る。
あんまり無理すんなよ?

[布の包みを大切そうに仕舞えば、ぽむりとヒューの肩を叩き、最近皆に同じ事言ってるな俺、と呟きくしゃりと笑って、軽く片手を挙げれば扉を開けて後を追うべく駆け出した]
(146)2006/05/27 01:20:57
酒場の看板娘 ローズマリー
[処刑の準備が始まる。

後ろ手に組まれた拘束具が手に食い込めば、
赤く擦れていたが、そんな痛みなど、どうでもよかった
ふと、辺りを見回す]
(147)2006/05/27 01:28:40
美術商 ヒューバート
[小さく頷き、軽く手を上げ返して青年を見送る。

そして自身も、静かに集会場を後にした。
昼間に交わした、彼の人との約束を*果たすべく*]
(148)2006/05/27 01:29:27
冒険家 ナサニエル
[足音と自分の呼吸音が耳に響く。
静かな夜をひた走って其処に着けば自警団に囲まれた長い常葉色の髪の…]

ローズッ!

[自警団の制止を振り切って駆け寄る]
(149)2006/05/27 01:36:03
美術商 ヒューバートは、教会の裏の森にたどり着いた。辺りを見回す。
2006/05/27 01:40:10
酒場の看板娘 ローズマリー
…ナサ。

…もう直ぐ終わるわ。
"それ"が何時かは判らないけれど。
明日、明後日、一週間か…それとも―――

全てを知った後も…きっと貴方は笑って許すと思う。
何時もの、変わらない笑顔で。

[くすくすと笑う。
そう、ナサへと告げる。]
人が全て、貴方のような人であればとさえ、思った]
(150)2006/05/27 01:44:53
酒場の看板娘 ローズマリー
…ステラは、人間よ。

[その言葉を最後に、処刑場へと足を進めた]
(151)2006/05/27 01:53:36
酒場の看板娘 ローズマリー
[処刑台へと登る。
バチ…とたいまつが爆ぜる音だけが響いていた。

不思議と恐くは無かった。
それは諦めか、ケネスを殺した時からどうでも良くなってしまったのか。


―――――――わからない。


執行人の題詞も目の前に移る処刑道具も、
何もかも写ってなかった。聞こえていなかった。
処刑用具を首に掛けられる。身体が強張る]
(152)2006/05/27 01:54:25
酒場の看板娘 ローズマリー
[…幸せに、なりたかったな。

何か言いかけるが、そして―――――


処刑は、滞る事無く*執行された*]
(153)2006/05/27 02:03:27
冒険家 ナサニエル
ローズッ!

[再度駆け寄ろうとするのを自警団に無理矢理引き摺り戻される。
瞳を見開いたまま視線を逸らすことも出来ずにただ見つめ続け――

どれくらいそうして居たのか、自警団が事後処理を始める中で項垂れて、糸目の紳士が来るのを立ち尽くしたまま*待って*]
(154)2006/05/27 02:06:51
美術商 ヒューバート

……。

[森の中、大きな樹木に背を預けている。
未だ、待ち人が現れる気配は一向に無い]
(155)2006/05/27 02:17:50
お嬢様 ヘンリエッタ
――…見つけた。
[唐突に振って沸いたその言葉には、喜びが満ち溢れていた]
(156)2006/05/27 02:23:57
美術商 ヒューバート


君が来たのか。
(157)2006/05/27 02:26:43
美術商 ヒューバートは、静かに呟く。
2006/05/27 02:26:57
お嬢様 ヘンリエッタ
[森の中から、音も立てずに薄桃色の薄いワンピースを着た少女が姿を現す。
しかし、少女は普段彼の良く知る少女ではない。
こんな格好で出歩きはしないし、よく見れば服も汚れている。
髪の毛も少し乱れていた。
何より決定的なのは――その瞳だった]

ふ…ふふ、分かってたの?
ねぇ、分かってたんでしょう?
[くすくすと、嘲笑の混じった声で語りかける。
その声にはねっとりとした甘さすら混じっていた]
(158)2006/05/27 02:29:15
お嬢様 ヘンリエッタ
…に、って…が。
[呟きは、聞き取れない。
表情も見えはしない。
ただ、暗く]
(159)2006/05/27 02:32:01
美術商 ヒューバート

ああ。気付いていたともさ。

刳られた右眼が疼くのでな。
(160)2006/05/27 02:32:48
美術商 ヒューバートは、抑揚無く言葉を返す。
2006/05/27 02:33:08
お嬢様 ヘンリエッタ
――…
[顔を上げる。
その表情に浮かんでいるのは――怒り。
すべてを焼き尽くそうとするような、純粋な怒りだった]

あなたなんかに…
生きる価値などないって事が…ッ!!
(161)2006/05/27 02:34:58
美術商 ヒューバート

[少女のものとは思えぬ、憤怒の表情。其れに一瞬、怯んでしまう。

ヒューバートに、ほんの僅か――隙を作った]
(162)2006/05/27 02:38:06
お嬢様 ヘンリエッタ
[吼えると同時に、身体が動いていた。
策もなく、感情に任せながらヒューバートに飛び掛かる。
その両者の姿は、余りに対極的だった]
(163)2006/05/27 02:38:13
美術商 ヒューバートは、見据え、眼を見開く。「――!」
2006/05/27 02:39:46
お嬢様 ヘンリエッタ
[鋭い爪が、ヒューバートの左肩から袈裟切りにする。
感情に任せた為か、傷は内臓にまでは達せず。
舌打ちをしながら一旦ステップを踏んで、後ろに飛ぶ。
間合いを取りながらギラギラとした瞳でにらみ続ける]
(164)2006/05/27 02:47:04
美術商 ヒューバート

っぐ、ふう……ッ

[咄嗟に飛び退いたお陰で、致命傷には至らず済んだ。
だが、左腕は上がらず、熱く赤い血が、どくどくと白いシャツを染める]


……く、はは。……これが人狼の力か?

高が知れているな。所詮獣か?
(165)2006/05/27 02:52:18
お嬢様 ヘンリエッタ
[眼光は損なう事なく、ただ口元だけを笑みを形作った]
強がったって無意味だわ
それに…あなたには、地獄の責苦を味わって貰わなければいけないの


あなたが…
あなたさえ、居なければ…そうすれば…!
[涙が滲みかけた事をごまかすように声を張り上げる。
再びヒューバートに向けられたその爪は、彼の右胸――肺を一直線に目指す]
(166)2006/05/27 02:59:03
美術商 ヒューバート
[今度は一歩も退く事無く。ただ、仁王の如く立ち。
ヒューバートの身体に、ヘンリエッタの爪が飲み込まれていった]


ごほ……ッ

[血の塊が、口から吐き出される。
だが其の口元は、僅かに笑みが象られて]


……さあ。共に逝こうではないか。

[純銀のナイフを袖口から滑らせると、ヘンリエッタの心臓目掛け――]
(167)2006/05/27 03:08:30
美術商 ヒューバートは、お嬢様 ヘンリエッタにナイフを突き立てた。――心臓ではなく、右肩に。
2006/05/27 03:08:55
美術商 ヒューバート


[最早抜く力も、刺し直す力も無かった]
(168)2006/05/27 03:09:27
お嬢様 ヘンリエッタ
く、ぁ…っ
[鋭い痛みが身体を駆けた。
しかしそれを気遣うより早く、反射的に左の手でナイフを持つヒューバートの腕を爪で骨に当たる程深く引っかく]

…家畜の分際で、生意気な。
(169)2006/05/27 03:18:58
美術商 ヒューバートは、血を吐き、流しながら、崩れ落ちた。
2006/05/27 03:22:31
お嬢様 ヘンリエッタ
[左手で肩口を押さえながら、ヒューバートを足蹴にする。
わざと右胸を踏みつけて痛みが継続するように時々力を入れてやる。
危険ではあったがドレスの裾を引き裂き、それを口と手を使いながら肩にきつく巻きつけてからゆっくりとナイフを抜き始める]
(170)2006/05/27 03:23:00
美術商 ヒューバート

ぐ……う……

[満身創痍で息も絶え絶えに、僅かに息が零れる]
(171)2006/05/27 03:26:19
お嬢様 ヘンリエッタ
[そのナイフを左手に持ちながら、ヒューバートを見下ろす。
まだ、油断はしない。
殺すまで、殺しきるまで、少しでも許してなどやるものか]

…ふふ、いい身分ね?
ご気分はどぉ?
[話しかけながらしゃがんで、ヒューバートの右の手のひらにナイフを突き刺してやる。
その口には、笑み]
(172)2006/05/27 03:28:10
お嬢様 ヘンリエッタ
ねぇ、どうなの…?
[にやにやと笑いながら]

…答えなさいッ!!
[唐突に叫ぶと同時に、ナイフを捻らせた]
(173)2006/05/27 03:29:11
お嬢様 ヘンリエッタ
[くすくすと笑いながら、ナイフを抜く。
苦痛に悶えるその顔を眺めて、少しは満足をしたらしかった]
そんないい顔も出来るのね…
でも、まだよ
まだ…まだ、だめ

[ぶつぶつと呟きながら一度腰を上げて、狙いを定めなおし
足の甲を目掛けて、ナイフを振り下ろした。
それは靴を貫き、骨と骨の間の肉を刺す]
何度殺したって飽き足らないんだ!
(174)2006/05/27 03:55:37
お嬢様 ヘンリエッタ
お前が、お前が居るから…
お前のせいだ、お前が居たから死んでしまった…殺された!
[叫びながら反対の足にも同じようにナイフを差し込む。
それを交互に、両方の足に何度も何度も繰り返す]
(175)2006/05/27 03:57:56
お嬢様 ヘンリエッタ
償え!
その血をもって、命をもって、痛みと苦痛でもって、代償としろ…!
[途中、血で滑ってしまいぬるりと手からナイフが落ちる。
それをきっかけにして、ふと興奮状態から我に返る。
肩で息をしながらナイフを握りなおすと、ヒューバートの顔の方に向き直った]
(176)2006/05/27 04:03:04
お嬢様 ヘンリエッタ
…死んだふりはよしなさい!
[ぐったりとしているヒューバートを乱暴に蹴る。
それに反応したかどうかなど気にせず、ナイフで腹の皮を裂いてやる。
こじ開けるとそこは、恐ろしい程に美しい色をたたえた内臓たちが並んでいた]

人間なんて、中身は同じね…
キャロルもあなたも…変わらない…
[呟きながら中身を引き出す。
すでにそれに対する反応など無い事に途中から気づいてはいたが、やめる気などなかった。
そんな事で逃げるなど許さない、死すらも冒涜してやる…と]
(177)2006/05/27 04:13:10
お嬢様 ヘンリエッタ
[その後も肌を裂き、肉をそぎ落とす事を延々と繰り返した。
いつしか、ヘンリエッタはけたけたと笑い始める。

けたけた、けたけた…笑いながら死体と戯れる。
その姿を見るものが居れば、確実に気が触れたと思われるだろう。
――…実際、既に壊れているのかもしれない。
けたけた笑いながら頭の端で、ぼんやりそう思った]
(178)2006/05/27 04:17:05
お嬢様 ヘンリエッタ
[もうもてあそぶ余地も無くなって来た所で、最後に綺麗なままにしていた喉へナイフを深く突き刺した。
それが終わると、ふっと身体から力が抜ける。

そういえば止血したままだったと気がつき、一度巻きつけた布を緩める。
じんわりとした痺れを伴いながら、指の先まで熱が行き届いてゆく]
(179)2006/05/27 04:20:13
お嬢様 ヘンリエッタ
[手が握れる事を確認してから、もう一度布をきつく巻きなおした。

少しぼんやりと宙を見ていたが、ふらりと立ち上がって。
何も映さない瞳を持つ少女は、遺体を振り返る事もなく血に染まったその身体のまま*森の奥へと歩んでいった*]
(180)2006/05/27 04:25:47
冒険家 ナサニエル
[自警団は事後処理を終わらせて引き上げていくのをぼんやりと眺め息を吐く。

――後から、必ず行こう

ヒューは?

辺りを見回して胸騒ぎを覚えて地を蹴り駆け出す。
散々に村の中を探したけれど見つからなかった。
重い足を引き摺って墓地へと向かった]
(181)2006/05/27 04:29:49
冒険家 ナサニエルは、墓地を後にすれば家に立ち寄り病院へ向かった
2006/05/27 04:31:43
冒険家 ナサニエル
[紙袋を片手に病院へと帰り着けば診察室の扉をあけいつものあどけない笑みを覗かせる。
眠るニーナを見守るヴィンスに]

ヴィンス飯食った?

[力なく笑う様子に悪戯な子供のような笑みを浮かべる。
言葉に詰まるヴィンスを眺めさっぱり怒ってない優しい声で]

約束したよね?いい加減に俺でも怒るよ?

[紙袋からごそごそと苺のパックを取り出せばテーブルに置き、紅く瑞々しい一粒を摘んで見せる]

先生にって患者さんがくれたよ。

[後でいただきますと言うヴィンスに苦笑しながら苺のヘタをぷちりと千切り、一口で頬張ればヴィンスの腕を掴み引き寄せて、驚いて開いた口の中に頬張った苺を舌で押し込んだ。
口の端から零れた果汁をすぃと指で拭ってぺろりと舐め取り、呆然とするヴィンスの頭をぽむりと叩く]

次からはちゃんと自分で食えよ?

[くしゃりと笑った]
(182)2006/05/27 04:33:02
冒険家 ナサニエルは、苺味の残った薄い自分の唇を楽しそうにぺろりと*舐めた*
2006/05/27 04:40:39
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/05/27 04:41:47
文学少女 セシリア
[夢。うなされていた]

[妖魔。月夜に輝く紅い瞳]

[人狼。大切な者を奪った]

[妖魔。それを喰らった]

[夢。それはかつての現実]

[人狼。気付けばその姿は消えていた]

[妖魔。気付けばその姿は私によく似ていて]

[夢。水面に映る影は、小さく笑った――]

嫌ぁぁぁぁぁ!
(183)2006/05/27 06:33:12
文学少女 セシリア
[跳ね起きて、左手を凝視する。
手は変わった様子はなく、ただ銀の痣だけがうっすら輝いていた。
凝視する目から、涙がこぼれた。
夢に見た光景が暗示するのは――近い将来?]

このままじゃ……いけない……。
(184)2006/05/27 06:35:25
文学少女 セシリアは、辺りの様子を伺うと、そっと病院を*抜け出した*。
2006/05/27 06:36:10
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/05/27 06:40:24
医師 ヴィンセントはメモを貼った。
2006/05/27 08:10:12
文学少女 セシリア
[刻限が近付いて来ているのが、何となく理解できた。
耳を澄ませば、背後には、ノイズがかった足音が聞こえてきそうで、小走りに道を走って行く。
道中、自警団員を見かけると、駆け寄って声をかけてみる]

あ……夜分ご苦労様です。
私ですか? ちょっと体調がすぐれなかったもので、集合に間に合わなくて……。
あの――

[今夜はどうなったのか、勇気を振り絞って訊いてみた]
(185)2006/05/27 12:31:33
文学少女 セシリア
[大体の経緯を教えられて、呆然とそれに聞き入った]

そう――でしたか……。
はい、ありがとうございました。
そちらも、お気をつけて。

[自警団員の後ろ姿をぼんやり見送って、呟いた]

……ローズ姉さん……。

[何故だか涙が出てきた。
暫くして、ある人物の顔が浮かび、真実を確かめるべく、その人に会おうと思った]

どこに居るかな……ヒューさん。
(186)2006/05/27 12:41:09
文学少女 セシリア
[墓地や霊安室を探したが、彼の姿は見つけられず、途方に暮れながら、酒場の近くを通りがかった。
ひょっとしてと思い、思い切って中に入った。
居たのはマスター一人だけ。
挨拶して、要件を訊いてみたが、手掛かりは得られなかった]

そう……ですか。
うん、ありがとうございました。

あの……。

[気まずい空気に、耐えきれず俯いて]

ごめんなさい……ローズ姉さんの事……。
私が……わたしが……っ!
(187)2006/05/27 12:48:39
文学少女 セシリア
[涙が零れそうになるのを、堪えながら謝った。
こんな事になるなら、こんな力は無ければ良かった。そう思った。]

ごめん、なさい。

[俯いている顔の前に、何か置かれる音がした。

「弔ってやんな」

と、一言だけマスターが言った。
顔を上げると、目の前には、カクテルグラス]
(188)2006/05/27 12:56:19
文学少女 セシリア
……はい。

[涙を堪えながら、グラスを手にとって、*ピアノの前に座った*]
(189)2006/05/27 12:57:52
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/05/27 13:25:50
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/05/27 17:19:29
異国人 マンジロー
[今日は集会場にも顔を出さずに、マンジローは川原に立っていた・・・・・

いつもキャロルが踊りの練習をしていた場所に一人佇んで・・・・・

あの日も舞っていた蛍の群れを眺めながら、一人闇に佇んで・・・・・

しかし、もう見ることの無い、見る事の出来ない舞いを眺めているかの様に・・・・・]

・・・・・・・・

本当に、終わったのだろうか・・・・・・

あの狂乱は・・・・・
(190)2006/05/27 19:13:36
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/05/27 19:14:06
異国人 マンジローは、思考の渦を断ち切るように村に戻って行った。
2006/05/27 19:14:28
文学少女 セシリア
[グラスのルシアンを飲み干すと、穏やかなピアノの調べが酒場の中にゆるやかに流れ始める。
 -悲壮 ソナタ 第二楽章-]

[今はただ、ピアノに心を傾ける――不安も、悲しみも捨てて。
大丈夫だと思った。捨てても、必ず帰ってくるから。
だから、今だけはそれらを忘れて、大好きだった姉さんに、曲を捧げる――]
(191)2006/05/27 19:22:51
文学少女 セシリアは、熱心にピアノの演奏に心を傾けて行く――。
2006/05/27 19:23:25
文学少女 セシリア
[やがて弾き終わると、マスターがグラスを持って、こちらにやってきた。
顔が赤いのは、きっと酔ってるからだと、そう思いたい。

「一曲、リクエストしていいか?」

そう言って、置かれたグラスの中身は――]

―― Rusty Nail ...

[先日、ヒューが持ってきたスコアの中に紛れ込んでいた曲だった。
幸い、曲も歌詞も覚えていた。頷くと一口、それに口につけて鍵盤に目を伏せると、そっと弾き始める……心の中で歌いながら……]
(192)2006/05/27 19:30:15
文学少女 セシリア
(――記憶のかけらに 描いた薔薇を見つめて)

[ローズ姉さんの笑顔を思い出す。カウンターを見れば、すぐそこに居そうな気がして]

(――跡切れた想い出重ねる 変わらない夢に oh Rusty Nail)

[だけど、薔薇のように華やかな姉の姿は……ここには居ない。
そして軽口を叩き合って笑ってた、酒飲み相手の、あの人も……]

(――どれだけ涙を流せば 貴方を忘れられるだろう)

[どうして、こんな事になってしまったんだろう……。
どうして、大切な人を救う事が出来ないんだろう。
どうして? 私は涙を止める事ができないの――]

(――美しく色褪せて眠る薔薇を 貴方の心に咲かせて)

[どうして、私は人狼だった人に涙を流せるんだろう……]
(193)2006/05/27 19:50:03
文学少女 セシリア

(――苦しくて心を飾った……今も あなたを忘れられなくて)

[忘れられなくて……。
そう、大好きだったんじゃなくて――大好きなんだ、今も。
だから、こんなに苦しくて悲しいのかな……。
そう想いながら、演奏を終える]
(194)2006/05/27 19:58:38
異国人 マンジロー
[マンジローは未だ知らない、悲劇がまだ続いている事を、また命が失われ、そして、人狼と思しき人間が処断された事を・・・・・

夜風に誘われるように夜道を歩く]
(195)2006/05/27 20:04:09
文学少女 セシリア
……。ありがとう、マスター。

[そう、微笑んでグラスの中身をまた一口飲む。
少し吹っ切れたような気がした。どこかで、人狼だからと憎もうとしてた自分――
でも、それ以上にローズが好きだった自分を、想い出す事が出来た。
今度は、もっとしっかり演奏してあげたいなと思いながら、ピアノの前から、カウンターへと移る。
流石にこれ以上はアルコールで、演奏がままならない気がしたから]

えへへ、ちょっと酔っちゃったから、今夜はここまででいいですか?

[顔を掌で覆いながら、ぶっきらぼうにマスタは「ああ」と答えてくれた]

あの――未成年なのに、二杯も頂いておいてあれなんですけど……。
もう一杯、作って欲しいものが――
(196)2006/05/27 20:05:53
文学少女 セシリアは、全てを言い終える前に、目前に置かれたグラスに目を丸くして――
2006/05/27 20:06:37
文学少女 セシリアは、涙をぬぐって、ローズに乾杯した。――カンパリオレンジを。
2006/05/27 20:07:36
文学少女 セシリア
……これは、ひとり言ですからね。

[出されたチェイサーを飲みながら、ぽつりと]

……ある人は昔、人狼の手によって、家族と右目と左手を失ったんです。

……その人は、身体の一部を失いながら、必死に逃げました。

……そして、逃げた先で、一人の女性と出遭ったんです。

……その人は女性を逃がそうとしたんです。自分が手遅れと悟って。
(197)2006/05/27 20:23:47
文学少女 セシリア
[チェイサーをまた一口。そして一息つく]

……だけど、その女性は人狼の方に行きました。

……そして、人狼は食べられたんです。その女性に。

……女性は、人狼の天敵――妖魔でした。
(198)2006/05/27 20:27:01
文学少女 セシリア
……女性は、人狼の血に飢えて死にそうだったのです。

……その人は、女性を助けた事になってしまいました。

……女性はお礼にと、その人の命を永らえさせる術を授けたのです。

……その人は、生き延びました。ただし――半妖の身体で。

……やがて、その人もまた妖魔になってしまうんでしょう。

……怯えながら、その人はその後を生きていくのでした。

……妖魔になってしまわないように、その血を抑えて――。

……他の人に知られないように、その身体を隠して――。
(199)2006/05/27 20:32:43
文学少女 セシリア

――まぁ、おとぎ話ですね。

[チェイサーを飲み干して、小さく笑った]
(200)2006/05/27 20:35:17
医師 ヴィンセント
[ナサニエルの行動に頭が真っ白になる。自分がしっかりと食事を取らなかったのが原因だ、と気付くのにはかなり時間がかかった]

……すみません。

[漸く言葉を搾り出す
 そっとニーナの手を握り]

ニーナ君が…いつ目覚めるかわからなくて……心配で……そんな事を考えていたら…いつの間にか時が経っていたようですね。

[たははと苦笑いを浮かべる]
(201)2006/05/27 21:47:13
医師 ヴィンセントはメモを貼った。
2006/05/27 21:52:46
冒険家 ナサニエル
[ポケットに仕舞ってあったニーナ宛の手紙をサイドテーブルに置く。
ニーナに歩み寄り優しく頭を撫でて穏やかな声で呟くように]

ニーナが起きた時ヴィンスが倒れてたら、今度はニーナが心配するよ?

[眠っているのを確認してヴィンスに向き直ればゆっくりと口を開き]

…今日は…ローズが処刑されたよ。

[静かに其れだけを伝えた]
(202)2006/05/27 22:04:19
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