人狼審問

- The Neighbour Wolves -

インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 第8日目 エピローグ 
(870)十六夜に集いし十五の影 : 1日目 (2)
修道女 ステラは、目の前の複数の影を見渡し、軽く会釈をした。
2005/09/23 00:25:14
冒険家 ナサニエル
はっはっは…
忠朗殿はなかなか話の通じる御仁と見た。
検非違使…であられたか。

俺も武人のはしくれ。
鬼など杞憂なら良い、万一現れればこの矢で射れば良い。
それに同意だな。
(198)2005/09/23 00:26:05
学生 ラッセルは、傍から会話を聞き、芭詠、忠朗、仁影の名と顔を覚えた。
2005/09/23 00:26:43
冒険家 ナサニエル
か、神楽殿…
見くびられては困る。
こう見えても、上野の那須家の名に恥じぬ程度の腕は持っているつもりだ。
(199)2005/09/23 00:28:21
学生 ラッセルは、どこか悟り、落ち着いている風の尼僧をいぶかしんで見た。
2005/09/23 00:28:33
修道女 ステラ
みなさまは………
……縁(えにし)と、宿世(すくせ)によりてこの地に招かれし方々でございますな。

…申し遅れました…わたくしは、白比丘尼と呼ばれております……

[比丘尼は堂の階(きざはし)を降り、
改めて会釈をすると、その場の皆に簡単に己のことを告げた]
(200)2005/09/23 00:29:19
逃亡者 カミーラ
それは失敬したのぅ、仁影殿。
しかし星斗にすら睨み負けしたおんしが鬼退治できるなどとは思えぬのぅ。

[神楽はくすくすと笑っている]
(201)2005/09/23 00:31:32
逃亡者 カミーラは、後ろから歩みきた尼僧を振り返った。
2005/09/23 00:31:53
修道女 ステラは、学生 ラッセルの訝しげな視線に、僅かに微笑んだ。
2005/09/23 00:32:39
異国人 マンジロー
白比丘尼…おぬし何か知っておるな?

まぁいい。
今宵は冷える。俺は堂にて暖を取るぞ。
(202)2005/09/23 00:35:19
修道女 ステラ
かような刻限に、立ち話とは。
どうやらこの堂よりほかに、雨風を凌げるところはみあたらぬ様子…

お身体に触ります故、堂内に入られてはよろしいかと…
(203)2005/09/23 00:35:44
逃亡者 カミーラ
おんしは今朝堂にいた……
わらわは神楽と申す。この犬は星斗じゃ。

『……妙な匂いのする女だな』

[神楽は頭を低くして尼僧を警戒する星斗を不思議そうに見ている]
(204)2005/09/23 00:36:34
農夫 グレン
[堂の中に入り、少年を横たわらせる]

まぁ、この中なら安全だろう…。
人もたくさんいるみたいだしな…。
(205)2005/09/23 00:37:04
修道女 ステラは、深々と頭を下げ、階(きざはし)を昇りはじめた。
2005/09/23 00:37:42
冒険家 ナサニエル
[仁影はしずしずと近づいてきた尼僧に気付き会釈をした]

これは尼君…お気遣いかたじけない。
では俺も、暖を借りるとしよう。
(206)2005/09/23 00:37:53
学生 ラッセル
[羅刹は白比丘尼という女の笑みに警戒を増す。]

。o O(白比丘尼だと……?
この者、芦屋…いや、秦 道満の……?まさか、な。)
(207)2005/09/23 00:38:40
冒険家 ナサニエルは、修道女 ステラの後に続いて堂へ足を踏み入れた。
2005/09/23 00:39:23
流れ者 ギルバート
[堂の中でうつらうつらとしていた威日呼は、表から聞こえる幾人かの声で目を覚ました。]
(208)2005/09/23 00:39:52
異国人 マンジローは、低く構えた身のこなしで堂へと入っていった。
2005/09/23 00:40:03
農夫 グレンは、流れ者 ギルバートの姿を見つけた。
2005/09/23 00:40:45
逃亡者 カミーラ
我らも堂の中に入るとするかのぅ。

[神楽は星斗を宥めると皆の後について堂の中に入った]
(209)2005/09/23 00:41:08
農夫 グレン
威日呼だったか?

あんたのお陰でこの堂に弐たどり着けたよ、お陰で寝るには困らなさそうだ…。

礼を言わせてくれ、ありがとう。
(210)2005/09/23 00:42:15
異国人 マンジロー
先客がいたか。
すまぬ。ここを借りるぞ。
(211)2005/09/23 00:42:37
修道女 ステラは、ゆっくりと振り返り、口を開いた。
2005/09/23 00:43:41
修道女 ステラ
神楽さま、そして、星斗さま…忠朗さま…
そちらの武人のかたは、仁影さま…
髪の紅き若君は、羅刹さまと申されましたか。

訝られるのも尤もでございましょう…
わたくしも、皆様方と同じ…あのかたの封じしものに導かれ…
この場に足を踏み入れたものでございます。
(212)2005/09/23 00:44:21
学生 ラッセルは、人に背を取られぬ様最後に入ろうとしたが、諦めて堂に入った。
2005/09/23 00:44:44
冒険家 ナサニエル
む…思ったより多いな…
しばし庇を借りる。

[仁影は堂内の者に手短に自己紹介をした]
(213)2005/09/23 00:46:12
流れ者 ギルバート
【堂内】

[威日呼は、少年を担ぎ堂に歩み行って来た名無に向き直る。]

名無殿と申されたな。何、礼を云われる程の事ではござらん。気になされるな。
処で、其処な少年は如何致した?

[威日呼は名無が横たえた少年をちらりと見遣ると、名無に尋ねた。]
(214)2005/09/23 00:47:04
異国人 マンジロー
違う。俺は自分の意思でここにやってきた。
誰かに導かれた訳ではないぞ。
(215)2005/09/23 00:47:10
学生 ラッセル
[羅刹は堂の入り口にて白比丘尼の言葉を聞く。]

。o O(ふん、やはりこの者…事情を知る者か。)
(216)2005/09/23 00:47:16
冒険家 ナサニエル
導かれし……?
尼君、そなた何かご存知なのか?

俺は諸国を巡る途中、鬼の噂を耳にして立ち寄ったまで。
すべて巡り合わせであるなどと、にわかには信じられぬよ。
(217)2005/09/23 00:50:56
流れ者 ギルバート
[名無に続くように堂に歩み行って来た幾人かの者達に威日呼は自らの名を名乗った。]

俺は威日呼(たけひこ)と申す。
おや、そなたが神楽殿か。紅姫よりそなたの事は幾らか聞かせてもらっておる。
(218)2005/09/23 00:51:03
異国人 マンジロー
(大太刀?なんとも物騒だな…)

そこの者、拙者は忠朗と申す。
突然邪魔して申し訳ない。
(219)2005/09/23 00:52:58
逃亡者 カミーラ
巡り合わせ……か……
確かにあの妖怪ば……もとい、祖母君なら斯様なこともあるかもしれぬな……

[神楽は白比丘尼の言葉に複雑な顔をした]
(220)2005/09/23 00:54:06
異国人 マンジロー
む…紅姫殿を知っておるのか。
昨日、橋のところで知り合ったのだが、この村に来ておるのか?
(221)2005/09/23 00:54:26
逃亡者 カミーラは、流れ者 ギルバートの方をちらりと見た。
2005/09/23 00:54:29
逃亡者 カミーラ
威日呼殿か。
おんしは紅姫の縁者かや?
……そういえば紅姫の姿を見かけぬのぅ。
漣も昼間出ていったまま戻らぬようじゃし……
(222)2005/09/23 00:55:57
農夫 グレン
[威日呼の問いに答える]

この堂の前の門で眠っていたから、そのまま外で寝かして体調を崩しでもしたら可哀想と思って中まで連れて来たんだ…。
(223)2005/09/23 00:56:26
学生 ラッセル
[羅刹は漏れ聞こえる声に、顔をゆがめてくつくつと笑う。]

信じられぬ、か。……愚かな。
逃れられぬ、決められた宿命をさだめというのだ。
(224)2005/09/23 00:57:05
お尋ね者 クインジー
[九浄は忠朗を見ると慌てて隠れた。]
あの格好は・・・検非違使?
・・・やばいな。俺が京に舞い戻ってるのが本家に知られると斬られるかも知れん。
この髪は目立つし・・・どうしたものか。
(225)2005/09/23 00:57:39
冒険家 ナサニエル
……村に紛れた者はこれで全てではないのか。

亞磨韻と申す式神に話は聞いたが、鬼が現れ、人に姿を変えて混じっておるのなら捨て置けぬな。
どやつが鬼の化身か見極め、封じねばならん。
(226)2005/09/23 00:58:33
異国人 マンジローは、背後に人の気配を感じた。
2005/09/23 00:59:48
修道女 ステラは、冒険家 ナサニエルの言>>217に、僅かに頷いた。
2005/09/23 01:00:38
修道女 ステラ
…わたくしが存じあげておりますのは、
清明さまの呪(しゅ)によって封じられし界が、
何者かによりて解かれようとしていること…
そして、封じられし者は…鬼、であるということ…

[比丘尼は亞磨韻の知っていることを、もう一度静かに語った]
(227)2005/09/23 01:01:05
流れ者 ギルバート
[威日呼は、忠朗、神楽に目を遣り口を開いた。]

紅姫の縁者と申す訳ではない。偶々行き会うて暫し共に居るだけだ。
日中は池の畔におったのだが……姿が見えぬか?
(228)2005/09/23 01:02:01
異国人 マンジロー
まだ誰かいる…? まぁいい。

俺はこの村に入ってからは見ておらんぞ。
おとなしく屋敷に帰ったものだと思っておった。
(229)2005/09/23 01:03:58
流れ者 ギルバート
[威日呼は名無に向き直る。]

成る程。左様は事であったか。
しかし……年端の行かぬ者達がこの様な事に巻き込まれる事となるとはな……

[そう云って、威日呼は僅かに顔を曇らせた。]
(230)2005/09/23 01:04:24
学生 ラッセル
。o O(謂れは…ふむ、確かに聞いた通りであるな。
天眼能、宿命能、守護者、他心能…あの式はそんな事を言い回っておったのか……。)

[口の中でつぶやくと羅刹は復唱した。]
(231)2005/09/23 01:07:24
農夫 グレン
ああ、そうだな、こんな年派の行かない子供まで巻き込まれるなんて悲しいことだな…。
(232)2005/09/23 01:07:46
異国人 マンジロー
那須殿…鬼が人に化けるとは。
小さい頃に、婆からそんな話を聞いたことがあるが、どうせ作り話だと思っておった。
やはり信じられん…。
(233)2005/09/23 01:07:51
修道女 ステラ
清明さまが…ご健在の際に封じた鬼が…蘇りて都を……
…かようなことがあっては…けっしてなりませぬ。

3つあるという…鬼の魄を見極め、封じねばなりますまい…
(234)2005/09/23 01:08:23
学生 ラッセルは、威日呼なる男の、年端のいかぬ者『達』の言葉に眉をしかめた。
2005/09/23 01:09:15
修道女 ステラは、そう言い終わると、静かに瞳を閉じた。
2005/09/23 01:09:37
学生 ラッセル
そうだ、私はそれが知りたい。
鬼はどうやって封ずる。ここにいる者共は武芸に長けた者が多い様だが、……それで鬼は倒せまい。
知っておるのであろ?白比丘尼とやら。
(235)2005/09/23 01:12:29
冒険家 ナサニエル
[仁影は堂に横たえられて寝息をたてる少年に目をやった]

童…何故このようなところに童が紛れている。
…尼君の仰せになられた宿世や縁とは…まさに呪だな…

忠朗殿、斯様な童が鬼であるかもしれんなど、俺にも信じられぬよ。
しかし、俺がここへ来たのは、鬼の童子の噂を聞いたが故でもある…なんとも…複雑だ。
(236)2005/09/23 01:13:32
修道女 ステラは、学生 ラッセルの言葉に頷いて瞳を開いた。
2005/09/23 01:14:07
逃亡者 カミーラ
鬼か……
呪術の道に入って長いが鬼を退治する方法は聞いたことはあらぬな……
鬼を退治する方法、存じておる者がおるならばわらわも聞いておきたいのぅ。
(237)2005/09/23 01:14:17
異国人 マンジロー
倒す…?
そもそも、人に化けておるというのなら、倒す以前にどうやって見極めるのだ。
(238)2005/09/23 01:14:48
農夫 グレン
[忠朗と名乗った男に向けて口を開く]

さすが貴族殿ですなぁ、この現状を見てまだ信じられんなどと言った言葉が出てくるんですから。
まぁ、信じないでいて食われてしまえばいいのではありませんかね?

[自分の職を奪った貴族に対する恨みが篭っていたのか、軽蔑の篭った声だった]
(239)2005/09/23 01:17:05
修道女 ステラ
この場は、幽冥界の一部にてございます…
現界(うつしよ)ではありますが、同じくして幽界(かくりょ)でもある、ということでございます。

鬼を封ずるも、現界(うつしよ)と同じ法…とはまいりませぬ。

……式の亞磨韻さまも申しておりましたが…
…鬼の嫌う桃の若枝にて、これと思いし者の名を…
己が血を混ぜし朱墨にて…人型に記すのでございます。

同じ夜に、一番多く名を記されたものの魂魄が、封される……と……
(240)2005/09/23 01:21:04
流れ者 ギルバート
『鬼はどうやって封ずる。ここにいる者共は武芸に長けた者が多い様だが、……それで鬼は倒せまい。』

[ 羅刹の言葉に、威日呼は己の左の腕を見遣る。
 鬼は威日呼に傷を負わせたが、しかし、威日呼の太刀は鬼を捉える所か、かする事さえ出来なかった。
 ――鬼を倒す術。
 亞磨韻は、桃の若木と人型の紙と云っていたか。

 羅刹の見遣った方……白比丘尼を見遣る。]
(241)2005/09/23 01:23:09
修道女 ステラは、の言>>238にも頷いて言葉を続けた。
2005/09/23 01:24:54
学生 ラッセル
忠朗とやら、そなたは亞磨韻なる式の言うたという言葉を聞かなんだか。
鬼と同時に鬼に対抗する力を持つ者も目覚めたという……。

で、鬼を封ずる方法は名を記す封呪とな。
…力を合わせるとは、そういう事か……。
(242)2005/09/23 01:25:45
修道女 ステラ
人の護りとなる『力』も同じくして封から解かれ、蘇る…と…

鬼を人とを見極める…天眼能(てんがんのう)の
力を持つもの…
この力からは、鬼は逃れる術をもたぬと…伝え聞いております。

…魂魄を封じられし者の正体を見極める…
宿命能(しゅくめいのう)…の力を持つものも…同じく…
(243)2005/09/23 01:28:47
修道女 ステラは、亞磨韻の伝えしこと>>4をもう一度ゆっくりと繰り返した。
2005/09/23 01:33:27
流れ者 ギルバート
鬼を倒す術……それは間違いなく有るのだな。
そして、鬼に抗しうる力を持つ者もまた此処に在り、其の力に目覚めたと。
だが、それでも何者が鬼かと確かには分からぬのだな……分からぬままに名を記さねばならぬやも知れぬと云う事か。

――俺は紅姫と漣を探しに行く。放っては置けまい。

[ そう云って威日呼は立ち上がると、堂を出て行った。]
(244)2005/09/23 01:38:57
冒険家 ナサニエルは、壁を背にして座り、白比丘尼の言葉に考え込んでいる。
2005/09/23 01:41:37
流れ者 ギルバート
[――威日呼は夜道を歩く。
 ……やがて橋の袂にて、少し離れた所で眠る紅姫と連の姿を見つける。

(全く……今がどれ程に危機か実感出来ておらぬ野であろうな。
 しかし……この者達が鬼である事さえ有り得ると云うのか。)

 威日呼は背の眉間に苦悩の皺を刻む。
 ――二人を抱え堂に連れ帰ると、威日呼は【堂の外】にて壁に背を預け座り、夜の闇を睨み付ける様に*見詰めていた。*]
(245)2005/09/23 01:42:29
学生 ラッセルは、威日呼に、親身な事だなと心の中でつぶやいた。
2005/09/23 01:42:58
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートの後姿を、訝しげな表情で見送った。
2005/09/23 01:46:15
お尋ね者 クインジー
鬼・・・。楽に退治できると思ったんだがなあ。
人を閉じ込め、あまつさえ人に化けやがるのか。
それが3匹も・・・。
逃げられやしねえし・・・。参ったなこりゃ。
(246)2005/09/23 01:47:51
学生 ラッセルは、九浄の声に気付いた。
2005/09/23 01:52:48
逃亡者 カミーラ
[神楽は白比丘尼の言葉に瞑目した]

成る程……桃の枝木か。
そして人か鬼を見極める能力を持つ者もいる、と。

……威日呼殿は縁者でもないのに随分と姫にご執心のようじゃの……

[神楽は出ていく威日呼を見送りながら小さく肩を竦めた]
(247)2005/09/23 01:54:41
学生 ラッセル
。o O(堂の外におるのか?それにしても何故…。
変わった男だな……。あの、赤い髪………。)

[羅刹は自分の前髪をちょいといじった。]
(248)2005/09/23 01:55:10
逃亡者 カミーラ
[神楽は羅刹が前髪をいじるのを不思議そうに見ている]

どうした羅刹殿。
前髪が目に入るのかや?
(249)2005/09/23 02:00:27
修道女 ステラは、皆の様子を眺めると料紙と筆を取り出し、今までのことを記した。
2005/09/23 02:04:08
冒険家 ナサニエルは、立ち上がって手燭に火をつけ、堂内を見回り始めた。
2005/09/23 02:06:09
学生 ラッセル
[羅刹は神楽に見られてた事にぎょっとし、目の下をかっと赤くした。]

な、何でもない……!

[しかし、見られていた事に対しては平然とふるまっても、神楽がこの髪を異質な物とは見ない事に、どうしたらいいのかとまどった。]
(250)2005/09/23 02:07:39
修道女 ステラ
[記しながら、比丘尼は、ふ…と顔を上げて、静かに呟いた]

…もう一つ、伝え聞いたことがございます。
鬼を蘇らせようと…鬼に通ずる者たちも目覚めたとのこと…

[筆を動かすのを止め、更に言葉を紡ぐ]
(251)2005/09/23 02:10:08
修道女 ステラ
…そは、古来より鬼に通じし、土蜘蛛の者たち…
土蜘蛛は、鬼との深き繋がりにて、
その魂魄のありかを定めることができると…

……そう耳にしてございます。

[そこまでを告げると、比丘尼は再び筆を動かし始めた]
(252)2005/09/23 02:13:38
修道女 ステラはメモを貼った。
2005/09/23 02:14:00
逃亡者 カミーラ
……そうかや?
なんぞ気にしておるようだから目に入って痛むのかと思うたわ。
勘違いしてすまぬ。

ひょっとしておんしは自分の髪の色を好いていないのかぇ?
(253)2005/09/23 02:14:36
学生 ラッセル
[羅刹は顔にも朱をそそがせたまま、白比丘尼の言葉に耳を寄せた。]

鬼に通ずる者達?土蜘蛛……。
それは初めて聞くが…者達、というからには…幾人かいる、という事なのか?
(254)2005/09/23 02:17:35
学生 ラッセル
[羅刹は入れ違いになった神楽の言葉に少し遠い目をした。]

私が好く、好かぬの話ではない……。
(255)2005/09/23 02:20:49
修道女 ステラは、学生 ラッセルの言>>254に再び顔を上げた。
2005/09/23 02:20:50
逃亡者 カミーラ
[神楽は白比丘尼の言葉に眉を上げた]

土蜘蛛……
鬼に与する者かや……?
ひょっとして、封ぜられておった筈の魂を開放したのもその者達の仕業かや?
しかも魂魄の在り処がわかるとは……
ちと厄介な存在だのぅ……
(256)2005/09/23 02:22:42
修道女 ステラ
土蜘蛛は、都に仇なすとして、朝廷より妨げられし者たち…
しかし、この界は清明さまの施されし呪によって封されし場…
…破る力を持つものは…そうそうおりませぬ…

…恐らく、数は一つでございましょうな…
(257)2005/09/23 02:27:51
修道女 ステラは、逃亡者 カミーラ神楽の言>>256に、頷いた。
2005/09/23 02:28:09
冒険家 ナサニエル
……土蜘蛛…
鬼の居場所を知っているだと?

…それでいて鬼の肩を持つというのか…
(258)2005/09/23 02:29:49
逃亡者 カミーラ
[神楽は羅刹の方をちらりと見た]

ふむ……
まぁ深いことは詮索せぬ。
わらわは……おんしの髪の色は茜の色で綺麗じゃと思ったがのぅ。

[神楽は己の闇色の髪をいじりながら小さくつぶやいた]
(259)2005/09/23 02:31:15
冒険家 ナサニエル
[仁影は手燭を手にしたまま、床ですやすやと眠る少女や少年の顔を覗き込んだ]

……年端も行かぬ童たちか…

尼君…そなたはここへ来た者を全て見知っているのか?
(260)2005/09/23 02:36:53
修道女 ステラは、冒険家 ナサニエルの言>>260に、僅かに頭(かぶり)を左右に振った。
2005/09/23 02:39:37
学生 ラッセル
[羅刹は神楽の言葉にただただ絶句した。]

。o O(……この、髪が……。)

[視線を泳がせると、ふと隣に連れた大犬と合い、かすかに笑われた気がして羅刹はきまりが悪くなった。]
(261)2005/09/23 02:40:31
冒険家 ナサニエル
そうか…では仕方ない。
数が把握できねば、詮議もできん。

…俺は少し、休ませてもらうよ。
(262)2005/09/23 02:44:17
冒険家 ナサニエルは、手燭を置いてから、壁に背を預けて座り、*寝息をたて始めた。*
2005/09/23 02:46:45
学生 ラッセル
わ、私ももう休むぞ。

………神楽とやら………き、…らいでなければ、食うといい。
(263)2005/09/23 02:48:00
修道女 ステラ
[比丘尼は瞳を閉じ、手で小さく印を結んだ…]

…わたくしも…尼のはしくれ…
…気を探ることくらいは…できまする…

[僅かに念を込め始める]

…この地には…十と五つの気が…ございます。
…まずは…清明さまに縁(ゆかり)のもの…
…これは式の亞磨韻さま…で、ございましょうな…
そして、そのほかに…人の気…十と四つがございます…

わたくしが、この場に足を踏み入れ…日の昇りしが2度…
この堂でお逢いした方々…
全てと直(じか)にまみえたわけではございませぬが…
(264)2005/09/23 02:48:34
学生 ラッセルは、神楽に向かって蔔子(あけひ。)を放った。
2005/09/23 02:49:06
学生 ラッセルは、逃亡者 カミーラに話の続きを促した。
2005/09/23 02:49:28
逃亡者 カミーラは、学生 ラッセルが投げてよこした蔔子をあわてて受け取った。
2005/09/23 02:51:07
学生 ラッセル
[羅刹は、ではな、と一つ言葉も放ると堂を出て、闇に消える。
見知らぬ者達と就寝場を共にする事は、どうしても抵抗…いや、というよりも*しこりがあった。*]

。o O(それにしても…白比丘尼。真実を知っている?
…やはりあの者は……。)
(265)2005/09/23 02:55:07
修道女 ステラは、学生 ラッセルの背に向かって、念をこめた。
2005/09/23 02:56:36
修道女 ステラは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2005/09/23 02:56:46
逃亡者 カミーラ
蔔子か……懐かしいのぅ。
子供の頃家出してはよう食らったわ。
感謝する、羅刹殿。

[神楽は小さく微笑むと蔔子を口に運んだ]
(266)2005/09/23 02:57:51
修道女 ステラ
[比丘尼は、仁影が眠りに落ち、羅刹が堂を離れたことに気づき、
神楽を見遣った]

この場は…現界(うつしよ)とは異なる理のあるところ…
いつ、如何様なことが起こるかは解りませぬ…

神楽さまも、お身体に障ることなきよう、
休めるときにお休みくださいませ…

わたくしも、今宵はこの辺りにて、失礼させて戴きとうございます…
(267)2005/09/23 02:57:55
修道女 ステラは、逃亡者 カミーラの様子を微笑ましげに眺めた。
2005/09/23 02:58:44
お尋ね者 クインジー
・・・ちっ。
土蜘蛛に鬼・・・か。
しかし何故この人数を閉じ込めたんだろうな?
・・・考えてもわからねえ。
・・・今日はもう寝るとしよう。
[九浄はお堂の裏手で*寝転がった*]
(268)2005/09/23 03:00:00
修道女 ステラは、お尋ね者 クインジーに、僅かに頭を下げた。
2005/09/23 03:00:49
逃亡者 カミーラ
[神楽は白比丘尼の言葉に小さく頷いた]

わらわもそろそろ眠るとしよう。
夜も更けた。これから何があるかわからぬからな……

[神楽は立ち上がると堂の隅へ行き、星斗と共に*横になった*]
(269)2005/09/23 03:03:03
修道女 ステラ
わたくしのもつ料紙(紙)と筆をこちらに…
皆様方で詮議をなさる際に…こちらに記されるとよろしいでしょうな…

それでは、わたくしも先に休ませて戴くことといたします…

[比丘尼は、神楽と星斗に向かって丁寧に会釈し、ゆるりと立ち上がった。

そして、柱を背にして座り込み、*瞳を閉じた*]
(270)2005/09/23 03:03:33
お嬢様 ヘンリエッタ
[チュンチュン、と堂の外から雀の鳴き声が優しく耳に入ってくる。]

…朝、ですか。

[紅姫は堂の中を見回す。其処には昨日に引き続き、初めて見る顔も幾つか在った。]

【回想/昼】

[紅姫が鳩を追いかけていると、威日呼が声をかけてきた。一時、自分を慕ってくれてるように感じた紅姫は、威日呼に対し信頼の情が芽生えていたが、一昨日「迎えに来る」と言いながら夜まで姿を現さなかった威日呼に対して、心にある変化が現れ始めていた。]

おはようございます。

[挨拶と幾つかの遣り取りの後、威日呼は堂の中に戻っていった。再び一人になった紅姫は、水を求めて村の中を歩き始めた。]
(271)2005/09/23 06:34:40
お嬢様 ヘンリエッタ
【村の外れ】

[堂から西の方角に歩き続けた紅姫は、水の流れる音に気づく。其の音の方へと歩み寄ると、其処には透き通った川が流れていた。]

綺麗ですの。
此の水は口にして大丈夫なのでしょうか。

[川の淵にしゃがみ込むと、着物の袂を袖の中に入れ込み、小さな手で水を掬った。そしてゆっくりと其れを口にする。]

美味しい…
これだけの強い陽の光を受けているというのに、とても冷たい。

[紅姫は汚れた顔を水で洗うと、着物の裾をたくし上げ、草履を脱いで裸足で川の中へと入っていった。]

川の水ってこんなに冷たいのですね。
それに透き通っていてとても綺麗です。

この世の中に、私の知らない事が沢山あるのですね。

[紅姫の足に触れる川の水は、小さな水飛沫をあげ紅姫の着物を濡らす。其れに気にもせず、紅姫は暫しの間川の中で水と触れ合っていた。]
(272)2005/09/23 06:44:34
お嬢様 ヘンリエッタ
【回想/夕】

[慣れない事をしたせいか、陽が沈み始めた頃には疲れを感じ始め、紅姫は川から出て一条橋までやってきた。]

…御堂は何処でしょうか。
此処は確か、此の村に入ってくる時に渡った橋。

あそこに居られるのは漣様…?
このような処で何をしてるのでしょうか。

[紅姫は橋の上で佇んでいる漣に気がつき堂への戻り方を教えて貰おうとしたが、声をかけてまた苛められる事を恐れ、仕方なく袂に座り込むと体を休める事にした。そして、そのまま眠りに落ちていった。
その後、威日呼が自分を堂まで連れ帰った事など知らぬままに。]

【回想終了】
(273)2005/09/23 06:59:16
お嬢様 ヘンリエッタ
【堂内】

私、橋からどのように戻ってきたのでしょう。
漣様も戻られてるようですね。

もしかして、漣様が連れてきて下さったの…?

[そんな事あるわけない、と思いながらも紅姫は漣の寝顔を穏やかな心で*見つめていた。*]
(274)2005/09/23 07:05:30
のんだくれ ケネス
【堂内】

んー・・・

眠いな。
(275)2005/09/23 07:16:22
のんだくれ ケネスは、大欠伸をした。
2005/09/23 07:16:23
のんだくれ ケネスは、周りを見渡した。
2005/09/23 07:19:12
牧童 トビー
……うーん。
……よく寝た……。


……。
あれ……?ここは……。
(276)2005/09/23 07:31:05
牧童 トビー
確か、門のところで寝たのは覚えてるんだけど…。
ここは……?

(外へと出てみると、景色からして自分が堂の内部に居る事に気が付いた)
……何時の間に、堂の中に入ったんだろう。
……うーん、記憶がないなあ……。
(277)2005/09/23 07:33:43
のんだくれ ケネス
酔いすぎた・・・な。

飲みなおすか。
(278)2005/09/23 07:35:50
牧童 トビー
……それに僕、たしか…お昼寝してたんだよね……。
……今はどう見ても朝だよなあ……。

なんでこんなに長時間寝てたんだろう。
そんなに僕、疲れてた……?そんな気はしないんだけどなあ……。
体の調子も何時もの通りだし……。

うーん。よくわかんないけど……まあいいか。
(279)2005/09/23 07:36:12
牧童 トビー
あ、そうだ。
昨日あの橋を渡った時、地面に人の足跡がいくつかあったよね。
…ということは、誰かこの建物の中に居てもおかしくないはず。

誰か居るのかなあ…。

そうか、よく考えたら…。
誰かが僕をここまで運んでくれたのかもしれないね。
となると、誰かやっぱり居る…のかなあ。
(280)2005/09/23 07:39:50
牧童 トビー
ちょっと出歩いてみると、何人かの姿が目に入る。
しかし刻が刻だけに、まだ眠っているようだ……。


うーん。確かにまだお日様の感じからして、朝早そうだしなあ。
どうしよう。起こしちゃ悪いよね。
他にも人いないのかなあ……。
(281)2005/09/23 07:43:58
お嬢様 ヘンリエッタ
…誰ですの…?

[紅姫は男人の声が聞こえる方に振り返った。其処には、自分より少し歳が上と思われる男人が困った様子で佇んでいた。]
(282)2005/09/23 07:48:30
のんだくれ ケネスは、ちらりと童に目をやると、静かに堂の外に出て行った。
2005/09/23 07:50:37
牧童 トビー
しばらくまた出歩くと、独りの男の姿が目に入った。


あ、起きてる人がいる。
……でも、なんか……。
多分あれは……お酒飲んでるのかな。

……僕はお酒は飲めないから、邪魔しちゃ……悪いよね。
声かけるのは、また後のほうがいいのかなあ……。


一応、お薬くらいなら持ってるけど……。
……宵越の酔いに効く薬を、お酒を今飲んでいる人に渡すのって、いくらなんでも……だよね……。

また外で、お酒にあいそうなものとかあったら、薬草探しの序でに取ってこようかな。
(283)2005/09/23 07:51:03
牧童 トビー
(外に出て行った男を見て)
あ。返って悪い事しちゃったかなあ……。
……やっぱり、お酒にあいそうなものを今日は探しておこう……。
(284)2005/09/23 07:53:44
牧童 トビー
(そして、自分とさほど年齢差がなさそうな女の子の声に気が付く)

あれ。まだ起きてる人がいる。
おはよー。朝早いんだね。

と、彼は屈託のない笑顔を浮かべてその女の子に挨拶をした。
(285)2005/09/23 07:54:59
お嬢様 ヘンリエッタ
おはようございます。

[紅姫もまた微笑みながら挨拶をすると、深々とお辞儀した。]

此の村に、漣様以外で私と似たようなお歳の方が居たとは。
よろしければ、名を教えてくださいませんか…?

私は紅姫と申します。
(286)2005/09/23 07:58:05
牧童 トビー
紅姫さん、って言うんだ。
よろしくー。


僕?僕は「飛光(とびかり)」って言うんだ。
変わった名前でしょ?
一応、本当は「風音飛光(かざねのとびかり)」っていうんだけど…。

ただでさえ変わった名前な上にちょっと長いから、いつも「飛光」って勝手に短くしちゃってるんだ。

よろしくね、紅姫さん。
(と、飛光は笑いながら話している)
(287)2005/09/23 08:02:04
異国人 マンジローは、堂の片隅でいつの間にか寝ている自分に気がついた。
2005/09/23 08:06:22
お嬢様 ヘンリエッタ
飛光様ですか。素敵な名ですね。

風の音や光、心に響くものがありますわ。
私は大好きです。

処で飛光様。
貴方様は此の村の方ですの…?
(288)2005/09/23 08:07:03
牧童 トビー
僕?違うよ。
僕はずっと一人旅をしてるから、村、に定住した事はないからなあ。

今も、薬草を探しながら旅を続けてるんだ。
(289)2005/09/23 08:09:01
異国人 マンジロー
…いかん、いつの間にか寝てしまった。
童が2人…1人は昨日の…。
(290)2005/09/23 08:09:08
異国人 マンジローは、名無と呼ばれた男の言葉を思い出していた。
2005/09/23 08:12:00
牧童 トビー
さて、ちょっとまた薬草を探しに行ってくるよ。

あと序で、というわけじゃないけど、何かお酒にあうものを探してこよう…。

それじゃね。また後でー。
(そういうと、飛光は採取籠を持って出かけていった…)
(291)2005/09/23 08:14:04
流れ者 ギルバート
[ ――朝の光。
 威日呼は白み、青く染まる空を見上げていた。
 脇に立てかけた大太刀を見遣る。
 鬼を切り伏さんとしてのこの刀。これを使いこなす為に修練に励み腕を磨いた。だが……それでも鬼を倒す事はおろか、触れる事さえ出来なかった。
( ――桃の若木と人型の紙……そして朱墨、か。
 此処に集まりし、縁に導かれし者達で手を携えこそ鬼を葬る事が出来ると云う事か……)

 物思いに耽る内、陽は高さを増していた。
 威日呼は立ち上がり、声の聞こえ始めた堂の中へと歩み入る。
 其の途中、酒精の匂いを漂わす男と擦れ違った。]
(292)2005/09/23 08:15:11
お嬢様 ヘンリエッタ
そうなのですか。
薬草…昨日の川の近くに草木が生えていましたが、私には薬草なのかどうかわかりませんわ。
よろしければ場所をお教えしますので行ってみては如何でしょう。川は、此処から西の方角にございます。

[飛光と話していると、自分たちに歩み寄る忠朗の姿が目に入った。]

忠朗様、でしたわね。
貴方様も此の村にいらっしゃったのですか。
おはようございます。

どうやら、此の村は外の世界から封じ込められたようですね。
忠朗様は確か、鬼の噂の事を口にしていましたが、何か鬼の事をご存知なのですか…?
(293)2005/09/23 08:15:23
異国人 マンジロー
貴族…か。
令外の官とはいえ、あいつから見たら俺も貴族と一緒か。
ふっ。和歌ばかり詠んでいる連中と一緒にされるとはな。
(294)2005/09/23 08:16:47
お嬢様 ヘンリエッタは、牧童 トビーに「お気をつけて。」とお辞儀し、其の背を見送った。
2005/09/23 08:17:23
流れ者 ギルバート
[ 威日呼が堂に入ると同時に、年若き少年と擦れ違う。確か、名無が吊れて来た少年だった。
 堂の中では紅姫と忠朗が話をしているようだった。]

 紅姫、そして忠朗殿、目覚められた様だな。
(295)2005/09/23 08:19:12
異国人 マンジロー
…ん?
紅姫殿…だったな。やはりお主もここへ来ていたのか。

鬼のことは俺が聞きたいくらいだ。
洛中に鬼の噂が流れ人々が不安がっているから、こうして調べにきたと言うわけだ。
(296)2005/09/23 08:20:12
異国人 マンジローは、威日呼のほうを見、にっこりと微笑んだ。
2005/09/23 08:21:15
異国人 マンジロー
確かにこの村は奇妙なことが多いが、それが鬼の仕業という証拠はまだ無い。
亞磨韻殿とやらの言葉も、どこまで信じていいものか。
まぁ、用心するに越したことは無いがな。

鬼に対抗する力とやらも、必要になるかもしれん。
(297)2005/09/23 08:24:26
お嬢様 ヘンリエッタ
忠朗様は鬼の事を知らないのですね。
鬼の噂、私は此の村に来て初めて聞きましたわ。

私が探していた子、はっきりとは分かりませんが鬼子なのかもしれないようです。

[紅姫は忠朗に自分が見た夢と、出会った幾人の者が「鬼」という言葉を口にしていたの事、橋を渡ろうにも何かに引き戻された事を伝えた。]

もしも鬼子であるのなら、私は友になる事ができない。早く此の村から出て、違う処に友を探しに行きたいのです。
(298)2005/09/23 08:25:20
流れ者 ギルバート
[威日呼は飾りの無い忠朗の笑みに、思わず笑みを浮かべると頭を下げる。]

忠朗殿が此処に来られた訳はそのようなものであったか。
(299)2005/09/23 08:25:22
流れ者 ギルバート
成る程、忠朗殿は慎重に考えておられるのだな。
鬼は……居ると思う。
姿形こそはっきりと見る事は叶わなかったが、しかしあれは人に成せる動きではなかった。

[威日呼は布の巻かれた己の左の腕をちらりと見遣るとそう云った。]
(300)2005/09/23 08:28:41
お嬢様 ヘンリエッタ
威日呼…おはようございます。

少しお伺いしてもよろしいですか。
貴方様は何故此処に参ったのです…?

貴方様は私の事を色々知ろうとしているように感じました。
それなのに、貴方様は殆ど己の事を語ろうとはしない。

もし鬼について何か知っているのであれば、教えて下さいませんか?
(301)2005/09/23 08:28:42
異国人 マンジロー
ふむ…。それは捨て置けんな。
とにかく、村から出られないのでは話にならん。

村から出るためにも、鬼の正体を突き止めるしかないということだな。
まぁ、一石二鳥でもあるな。面白い。
(302)2005/09/23 08:28:44
異国人 マンジロー
威日呼殿。俺からも聞きたい。
おぬしは何故ここに来て、ここで何をしようとしておるのだ。
(303)2005/09/23 08:31:44
流れ者 ギルバート
[ 威日呼は紅姫の言葉に目を瞑る。其の眉間には苦悩の皺が刻まれ、深くひとつ息を吐く。そして目を開くと、威日呼はゆっくりと口を開いた。]

 俺は……仇である鬼を探して此処まで来た。
 俺の父は、母は、妹は……鬼に殺されたのだ。血の海で横たわる家族の姿を……そして、其処に佇む鬼の姿を……俺は忘れる事が出来ん。
 俺は……其の鬼を討つためだけに生きて来たのだ。
(304)2005/09/23 08:34:56
異国人 マンジロー
!!
そちは鬼を見たことがあるのか?
(305)2005/09/23 08:37:14
流れ者 ギルバート
 ……鬼を討つ。
 それが俺の成さんとする事だ。

[一言一言を絞る出すように……威日呼は言葉を放った。]
(306)2005/09/23 08:37:37
お嬢様 ヘンリエッタは、威日呼の言葉に、暫し言葉を失った。
2005/09/23 08:37:42
流れ者 ギルバート
[威日呼は忠朗に目を向ける。]

……ある。
薄暗い部屋の中……煌々と目だけが赤く灯っていた……
(307)2005/09/23 08:39:57
お嬢様 ヘンリエッタ
鬼を討つ…

どのようにするのです…?
もし、私が友になろうとしてた子が鬼子であるのなら、威日呼様は其の子を如何しようと思ってるのですか…?
(308)2005/09/23 08:40:09
異国人 マンジロー
…なんとも辛い話だな。
(309)2005/09/23 08:41:21
流れ者 ギルバート
[武彦は紅姫を見遣る]

俺が討たんとするのは……仇たる鬼だ。
その鬼の童子が仇であれば討つ。
(310)2005/09/23 08:49:22
異国人 マンジロー
だが、威日呼殿……怨念に囚われすぎると、そち自身が鬼になってしまう。
仇を討つのは大切だが、己の幸せを見つめることも家族への弔いになろう。
(311)2005/09/23 08:49:23
異国人 マンジロー
鬼を探すのは俺も手伝う。
自分の幸せは、自分で探すんだな。

…偉そうなことを言って、すまなかった。
(312)2005/09/23 08:52:44
流れ者 ギルバート
そうでなければ……害意を持つのでなくば、どうしたいとも思わぬ。
俺は仇を討てれば其れで良い。
(313)2005/09/23 08:53:59
お嬢様 ヘンリエッタ
瞳が赤く灯る。
あの夢に出てきた子と同じです…。

本当に鬼など居るのでしょうか。
少々信じ難い気もしますが。

[紅姫は威日呼の言葉に表情を曇らせた。]

鬼子をも討つのですか…?
鬼が居るとして、其の鬼が式が申された通り人に害を与える存在として、鬼子までもが同じとは限りませんわ。
貴方様は、幼き者に手をかける事も躊躇されないのですか。
(314)2005/09/23 08:55:18
流れ者 ギルバート
……幸せ、か。
鬼を求めてさまよう中……そのような事は思った事すら無かったな。
鬼を討ち、尚生き長らえたなら……考えてみても良いねやも知れぬ。
――忠郎殿、御気遣いいたみいる。

[そう云って、威日呼は忠郎に頭を下げた。]
(315)2005/09/23 09:00:28
異国人 マンジロー
ともあれ、鬼を見つけるためには、それなりの準備も必要であろう。
この村に集まった者たちが団結していかねばならぬな。
(316)2005/09/23 09:05:34
お嬢様 ヘンリエッタ
しかし鬼が本当に存在するとして、どのように其れを探せばいいのでしょうか。式の方の言では人に成りすましているわけですよね。

式の方が申された鬼に抗う力。
其の力を有する者も居られるのなら、其の力を借りる必要があるかもしれません。

少し疲れましたわ。休む事に致します。

[紅姫は忠朗と威日呼にお辞儀をすると、堂の隅で*横になった。*]
(317)2005/09/23 09:09:40
異国人 マンジロー
ところで…
(318)2005/09/23 09:10:32
異国人 マンジローは、暫し間を置いた後、疑問に感じていたことを言葉にした。
2005/09/23 09:11:13
異国人 マンジロー
鬼を見ておきながら、なぜ威日呼殿だけが生き延びることができたのだ?
(319)2005/09/23 09:13:04
異国人 マンジローは、威日呼を一瞬厳しい目で見つめ、すぐに元の顔に戻った。
2005/09/23 09:14:39
異国人 マンジロー
まぁいい…。
疑心暗鬼は破滅への道だ。

俺も少し休むぞ。失礼つかまつった。
(320)2005/09/23 09:16:11
異国人 マンジローは、堂の入り口から最も遠い場所に腰掛け、考え事を * 始めた * 。
2005/09/23 09:18:35
流れ者 ギルバート
紅姫。云った通りだ。害意無き者であるなら、俺は討たずとも良い。
その俺の童がお前の友となるような者ならそれも悪くなかろう。
亞磨韻殿の話による三つの鬼の内に入って居らぬなら、皆も手を下す必要もなかろうしな。

其の童子が如何なる鬼であるか。
先ずはそれが分かってからの事になるであろうな。
……ああ、休むと良い。
[威日呼は身を横たえた紅姫にそう云った。]
(321)2005/09/23 09:20:33
流れ者 ギルバート
……何故、生き残った、か。
鬼は……父の、母の、妹の胸を裂き、心の臓を喰らっておった。
切りつけた俺を片腕で吹き飛ばし……嘲笑を浴びせ姿を消した。
戯れに生かされたか、俺など眼中には無かったのであろうな。

[威日呼は自嘲の笑みを浮かべると、扉の脇の畳に身を*横たえた。*]
(322)2005/09/23 09:33:19
双子 リック
【回想/昼】
神楽にからかわれた漣は、そのまま堂を出てなぜ自分がここにいるのかを考えていた。確かに自分は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)のような冒険がしたかった。だからこの地に足を踏み入れたことに後悔は無い。が、この場所の禍々しい雰囲気―妖気というのだろうか―を全身で感じ、少なくともここがただならぬ地である事は分かった。恐れからだろうか、漣は無意識の内に懐の白蛇の短刀をぎゅっと握り締めていた。

そして…気付くと一条戻り橋の上で川の流れを眺めていた。
(323)2005/09/23 16:37:20
双子 リック
【回想/夕】
漣は時を忘れ、ただぼーっと流れを眺めていた。
ふと気付くと橋の袂で寄りかかる紅姫がいる事に気付いた。

―――…何でこんなところに?

とりあえず歩み寄り様子を確認するとどうやら眠っているようだ。
その寝顔は、先日漣に憎まれ口を叩いた時とは違い穏やかなものだった。

―――ふーん…。こんな表情もするんだ…。ちょっと…かわいい…かな…。

漣は紅姫の頬に手を伸ばしたが、触れるか触れないかと言うところで自分のしている事に気付き慌てて手を引っ込めた。そして漣は一つ溜息をつくと紅姫の眠っている同じ柱の反対側にもたれかかった。
しばらく漣は柱を挟んで反対側にいる女の子の事を考えていた。二人の間柄、二人の家、二人がこの地にいる事、そして…紅姫自身の事。


…しかしいつしか漣は眠ってしまったようだ。

夕陽が二人を照らし、影法師を作っていた。
(324)2005/09/23 16:38:07
双子 リック
【堂内】
ふぁーぁ…ぁ?
漣は目を醒まし、欠伸をしたが慌てて手で押さえた。
堂内を見るとまた人が増えているようだった。

紅姫もいる。威日呼もいる。他にも何人かいる。
その中で漣には見覚えがある人がいた。

―――!…那須仁影殿?

漣はこの武人を何度か屋敷で見た事があった。もちろん漣に用があるのではなく漣の父に用事があった訳だが。父の家来ではなかったが、何度か遊んでもらった事があった。

―――これも…また巡り合わせとかいうものなのかな?
(325)2005/09/23 16:59:10
双子 リック
少し話しかけてみたたかったが、起こすのも悪いと思いそっと堂内を出た。

池の畔の石に腰掛けて、白比丘尼が記したものを読む事にした。

そこには鬼と鬼に関する事が書いてあった。漣はそこに書いてある事について半信半疑ではあったが、とりあえず憶える事にした。

―――鬼かぁ。僕は…何をすればいいんだろう…。僕は何をするためにこの地に呼ばれたんだろう…。

漣はじっと紙を見つめていた。
(326)2005/09/23 17:07:19
お嬢様 ヘンリエッタ
[堂の中で目を覚ました紅姫は、陽の光がない事に気がつき堂の外へと向かった。]

もう、夜ですのね…。
一体、何時になったら此処から出られるのでしょう。

[紅姫はやや悲しい表情で、昨晩と然程変わらない月を仰いだ。]

…あそこに居られるのは漣様…?
昨晩の御礼を言わなければ。

[紅姫は池の畔で座り込んでいる漣の許へと向かった。]

【堂/池の畔】

今晩は、漣様。
昨晩、私を一条橋から此処へ連れ帰ってくださったのは貴方様ですか…?

有難うございました。

[紅姫は漣に深々とお辞儀した。]
(327)2005/09/23 18:50:38
お嬢様 ヘンリエッタは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2005/09/23 18:51:51
逃亡者 カミーラ
【堂/前庭/昼】

[前庭に降りた神楽は懐から一枚の紙片を取り出し、空中に放った。
それは白い小さな鳥の姿になり、空に吸い込まれていく。
……が、一定の高さまで飛んだところで突然四散した。
それと同時に神楽の手に切り傷ができる]

あだっ……
……この程度の式では通り抜けることもならぬか……

『見事に返されたな』

……どういう原理で封鎖されておるんじゃろうなぁ。式まで通らぬとは。
身囲い屋堅めとはちと違う感じがするが……
星斗、おんしなら通り抜けられるかもしれんが……

[神楽はちらりと星斗を見た]
(328)2005/09/23 18:59:37
双子 リック
[池を眺めながらぼうっとしていた漣は、静々と歩み寄る紅姫に気付いた。そして何故か分からぬが紅姫に御礼を言われたようだ。何のことやら分からなかったのでしばし考えて合点がいった。]

あ、いや。それは私ではないよ。
紅姫に気付き、私もそなたの傍へ行ったのだ。しばし考え事をしていたらいつしか私も眠っていたよ。気付いたら堂の中で寝ていた。多分、紅姫と同じく運ばれたんだろうね。

[漣はちょっと残念そうに紅姫に告げると、白比丘尼の紙を差し出した。]

これはもう読んだかい?
(329)2005/09/23 19:00:02
逃亡者 カミーラ
『保証はせぬ。よしんば通り抜けられても戻れるとは限らぬしな』

そうだのぅ。流石に今おんしがいなくなるのはちと心細い。
それ以前に通り抜けられなかった時が怖いわ。
おんしが返されたらわらわの命がない。

『もっともなことだな』

[神楽はため息を一つつくと、堂の外の大樹の下で*静かに目を閉じた*]
(330)2005/09/23 19:00:19
お嬢様 ヘンリエッタ
漣様ではないのですか。
それでは一体何方が……

[紅姫は漣から一枚の紙を受け取ると、漣から少し離れた処に座り紙を読み始めた。]

これは…一体何ですの…?
以前、漣様からお聞きした話の内容と同じ事が書かれています。

それにしても、お美しい字。
何方が書かれたのでしょう。
(331)2005/09/23 19:03:36
酒場の看板娘 ローズマリー
【回想/宵】
[堂に辿りつと、思ったより中は広く薄暗い灯りの元、数人が思い思いに時を過ごしているようだった]

なんだか、纏まりの感じられない面子だね?
…なんでこんなところに堂があって、子供や尼さんまで…
o○(まさか、全員で鬼退治ってわけでもなさそうだしね)

[肩を竦め、堂の中を更に見回すと身なりのよい女童の姿に気がついた]

あの姫は… 紅姫………?
なんで、摂関家の流れをくむ家の姫がこんなところにいるんだい。

[唖然としながらも眠る姫の傍らに跪き、顔を覗き込んだ]
(332)2005/09/23 19:20:01
酒場の看板娘 ローズマリー
うーん、間違えないようだ。
引き受けた依頼、鬼の噂の真偽を確かめるというもので、姫の保護までは含まれてなかったように思うけどねえ…
まあ、無碍にもできない、か。

[一条戻り橋を訪れるきっかけとなった依頼を思い出しながら、姫の寝顔を見詰めた]
[他の者の話が遠くから引き潮のように聞こえてきてはいたが、腕の痛みと睡魔に負け、瞳を閉じた]
(333)2005/09/23 19:20:13
双子 リック
白比丘尼が書いたんだよ。紅姫はこれをどう思う?
不思議な話だと思うけどこの話を信じるかい?
(334)2005/09/23 19:27:54
酒場の看板娘 ローズマリー
[再び、目を覚ますと堂の中には数人の人影しかなく、姫の姿はなかった]

はて… ずいぶん眠っていたようだね。
ううっ…… この腕、なんとかならないものか…
昨晩より腫れてる気がするよ。

なんだか空気が篭って息苦しいね。外にでてみるか。
誰やいるかもしれないし、何か鬼についてわかるかもしれないね。
(335)2005/09/23 19:29:49
流れ者 ギルバート
【堂内】

[ ――威日呼は眠りから覚めた。既に陽は落ち、夜の帳が落ちていた。]

やれやれ……すっかりと、この調子になったな。朝眠り、夜目覚める。それこそ、鬼か物の怪のようではないか。

[ 思わず面に苦笑を浮かべる。
 表から話し声が耳に届き、ゆっくりと身を起こしながらそちらに目を遣る。
 紅姫と漣。
 二人の姿を見つけ、威日呼は安堵を覚えていた。]

(せめて……この者達が鬼ではないのなら……年端も行かぬ者くらいは生きさせてやりたいものだな……)
(336)2005/09/23 19:32:12
お嬢様 ヘンリエッタ
[紅姫は漣の問いに暫し無言で考え込んだ。そしてゆっくりと口を開く。]

白比丘尼様ですか。
お会いした事はありませんが、恐らくあの堂の中で眠られてる一人なのですね。

鬼の話。すぐに信じる事はできません。
ただ、此の村に来て最初に鬼の事を聞いた時よりかは信じてるのかもしれません。あの唄の上手な子が、鬼の子かもしれませんので。

[紅姫は以前みた夢を思い出しながら、漣にそう伝えた。]

そういえば威日呼様はこんな事を申しておりましたわ。
鬼を討つ、と。

私は此処から出たい。
でも、鬼を討つなんてできるかどうか…
それに、あの子を討つのは例え鬼の子であっても…

だって、あの子の唄は本当に上手でしたもの。
(337)2005/09/23 19:34:22
酒場の看板娘 ローズマリー
[外に出ると陽は傾きはじめ、空が茜に染まりはじめていた]

鳥の声が全くしないね…
この時分には鳥が巣に帰る刻限だろうに…
一体ここはどこなんだろう。
あたしは橋…一条戻り橋を渡っただけのはずなのに…

何かがおかしい、そんな気がするねえ。
(338)2005/09/23 19:36:43
酒場の看板娘 ローズマリー
人の声があちらから…?
行ってみるか。

[人の声を頼りに池の畔へと歩を進めた]
(339)2005/09/23 19:37:59
お嬢様 ヘンリエッタは、歩み寄る一人の女人を見て驚いた。
2005/09/23 19:38:24
お嬢様 ヘンリエッタ
(あの方は…確か屋敷に幾度が訪れた方では…。一体、如何して此処に…?あの方も何か鬼と縁があるのでしょうか。)

[そんな事を思いながら、紅姫は翡翠のような色の髪を持つ女人を見つめていた。]
(340)2005/09/23 19:41:21
酒場の看板娘 ローズマリー
【堂/池の畔】
[池の傍らで昨夜みた姫がいるのに気がつくと、そのまま近づき声をかけた]

話中、失礼する。
紅姫とお見受けするが…

私は翡翠と申す者、何度か姫の屋敷に訪れたことがある。
父君への用向き故、姫と言葉を交わした機会は少ないが、覚えているだろうか?
(341)2005/09/23 19:43:42
酒場の看板娘 ローズマリーは、お嬢様 ヘンリエッタに話の続きを促した。
2005/09/23 19:44:08
お嬢様 ヘンリエッタ
仰るとおり、私の名は紅姫でございます。

貴女様のお姿は、幾度か屋敷で見た事がありますわ。
翡翠様と申されるのですか…。

処で、翡翠様。
貴女様はもしや…屋敷の者に頼まれて私を連れ戻しに来たのでしょうか。
それとも、皆が騒いでいる鬼を封印する為に…?
(342)2005/09/23 19:48:54
酒場の看板娘 ローズマリー
[姫の傍らにいるまだ男童の面影を残す少年にも軽く会釈をした]

o○(はて…見覚えのない顔ではあるが身なりといい、
姫と同じような素性の者だろうか)
(343)2005/09/23 19:49:24
酒場の看板娘 ローズマリー
やはり紅姫であられたか。
なぜこのような場所に…?

連れ戻し、というのは如何なことでしょうか?
まさか、供も連れずにこのような危険なところへ…?

[咎めるというよりも少し驚いた声色で、姫に問いかけた]
(344)2005/09/23 19:51:27
双子 リック
[漣は無言で紅姫の言う事を聞いていた。]

…。
どうやら鬼を討たねばここからは出られないみたいだね。
ここから出てどうするんだい?そんなに家に帰りたいかい?
あの屋敷の奥に引っ込んで、何も知らずに生きていくのがそんなにいいのかい!?

[漣は堰を切ったように激情的に紅姫に言葉をぶつけていた。]

私は家の呪縛から逃れたい。自分の殻を破りたい。貴族でいたいと思わない。
私はこんな考えをしている。
私に紅姫は似合わないだろうし、紅姫に私も似合わないよ。
…どうしようも無い事だけどね。
(345)2005/09/23 19:52:08
酒場の看板娘 ローズマリー
皆が、鬼と騒いでいる……………?
皆、とは? 姫は何かご存知なのか?

[鬼、という言葉に反応して語気を強くした]

………私は、父君の命をうけて一条戻り橋に来たのです。
あいつを… 見つけ出すことができれば尚もよいこと…

姫の知っていることを教えてくだされ。
(346)2005/09/23 19:54:29
お嬢様 ヘンリエッタ
私は…婆やが母上と話しているのを聞いたのです。
唄の上手な子が一条橋に居ると。

其れを聞いて、私は其の子と友になりたく橋に参りました。しかし、其の子の姿は橋にはなく、ただ唄声だけが聞こえてきました。私は其の声を追うように、此の村に参ったのです。

あら…?翡翠様は私を連れ戻しに参ったのではないのですね。私、其の子の話を聞いて、無断で屋敷を飛び出してしまったのです。ですから、てっきり連れ戻されるのかと。

[紅姫は翡翠が何故此の村にやってきたのかを不思議に思いながらそう伝えた。]
(347)2005/09/23 19:57:08
双子 リック
そこへ、歩み寄る女性が一人。漣に軽く会釈をすると紅姫と会話を始めた。話を聞くに翡翠と言うらしい。翡翠色の髪ということかな?…と思いつつ

―――初めまして。

とお辞儀した。
(348)2005/09/23 20:01:51
お嬢様 ヘンリエッタ
翡翠様、まだ何方ともお会いしてないのですの…?
あちらの堂の中に、鬼と縁があるらしき方がいらっしゃいますわ。私もまだ、全員とは言葉を交わしてはいませんが。

[紅姫は漣から受け取った紙を翡翠に手渡した。]

これは白比丘尼様と申される方がお書きになったようです。
翡翠様、今の貴女様のお顔を見る限り、貴女様も何か鬼と縁があるのですの…?

それに、父上の命って…其れは一体何ですの…?
よろしければお教え頂けませんか…?
(349)2005/09/23 20:01:56
お嬢様 ヘンリエッタは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2005/09/23 20:02:44
酒場の看板娘 ローズマリー
唄の上手な……………… なんと…
母君も乳母殿も迂闊な話を…

姫、よく聞きなされ。

『近頃都を賑わせている一条戻り橋に現われし鬼の童。
 化の物は都と帝を呪い、鬼と百鬼夜行を蘇らせるため夜毎、鬼の童歌を謳っているらしい。
 その正体を見極め、鬼の仕業となれば一太刀報いてみよ、翡翠。』

私が父君から請けた命は、こうじゃ。

鬼について、私が恨みを持っていることは父君はよくご存知なのだ。
姫よ、頬に傷のある鬼の話は、皆はしていなかっただろうか。

[尼が書いたという紙を受け取りながらそう聞いた]
(350)2005/09/23 20:10:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[紅姫は翡翠への答を済ませると、漣に向き直り再び口を開いた。]

私は…屋敷に戻りたいとは思っていません。
あの屋敷の中に、私の自由はありません。

私は友を作って一緒に遊びたい。

どうやら、漣様も同じように感じていていたのですね。

其れでも、私は貴方様と結ばれたいとは思っていません。
貴方様は父上たちが勝手に決めた許婚。

貴方様と結ばれる限り、私はあの屋敷に縛られてしまうような気がするのです。
私は…あの屋敷から解放されたいのです。

[紅姫は悲しみともとれる表情で漣をまっすぐ見つめていた。]
(351)2005/09/23 20:12:47
酒場の看板娘 ローズマリー
[少年が珍しそうに時分の髪をみているのに気がつき小さく苦笑した]

『―――初めまして。』

初めまして、お話中、無礼をして申し訳ない。
私は翡翠と申すもの。訳あって、ここな姫の家の命を受けている。
名を伺ってもよいであろうか。
(352)2005/09/23 20:13:25
酒場の看板娘 ローズマリー
ふむ…美しい文字じゃ。
尼と申されたが… 
名の或るお方が書かれたのだろうか。

[ふたりのやりとりに耳を傾けながら、紙に目を落とした]
(353)2005/09/23 20:17:54
お嬢様 ヘンリエッタ
父上が其のような命を翡翠様に…。
私、屋敷の中で鬼の話など聞いた事はありませんでした。

頬に傷のある鬼、ですか。
そのような鬼の話は、誰もしていなかったように思いますが。
先程も申した通り、私は此の村に居る方全員と話したわけではありませんわ。式の方が申すには、此の村には十五人方が居られるもよう。
私も翡翠様も、とりあえずは、皆様と言葉を交わす必要がありそうですね。
(354)2005/09/23 20:19:15
双子 リック
漣は翡翠の問いに対して、紅姫の前だったせいか多少語勢を強めて一言

―――漣。

とだけ告げた。
(355)2005/09/23 20:27:50
酒場の看板娘 ローズマリー
なんと、土御門が絡んでいるのではないかと薄々当たりはつけていたが。
安倍家の式神がそのようなことを申したとは…

鬼とともに封じられるとは…
ははは… これはいい。

倒してやろうじゃないか。……鬼を。

[一通り紙を読むと不敵に笑い、強気に言い放った]
(356)2005/09/23 20:27:59
双子 リック
[漣は、紅姫の予想だにしなかった強い光を湛えた瞳に吃驚した。そして負けずに]

私とて勝手に決めた許婚をそのまま受け入れようとは思わない。私とてそなたと結ばれたいとは思っていない!

[漣は紅姫が同じ思いであると言う事に奇妙な連帯感と親しみを憶えると同時に、紅姫から「結ばれたいと思わない」と告げられた事に自尊心を傷付けられた思いだった。]

翡翠殿、失礼する。

[漣は足早に*立ち去った。*]
(357)2005/09/23 20:29:19
流れ者 ギルバート
[ 暫しの間外から聞こえる声に耳を傾けていた威日呼は、やがてゆっくりと立ち上がると堂の外へと歩み出て、池の辺へと歩を進めた。]
(358)2005/09/23 20:39:45
お嬢様 ヘンリエッタ
[紅姫は漣の背を唖然とした表情で見つめていた時、何処からか、唄声が聞こえてくる。]

そろそろにえるかな そろそろたべれるかな
うしみつどきまで しばしのがまん
われはおんご ひとくいのおんごなり
はよくいたい はよくいたい

[紅姫が辺りを見回すと、庭の中にある大樹の枝に座りながら唄っている鬼子の姿が在った。]

翡翠様…っ。
あの樹の上に、角を持った子が…

[紅姫は翡翠に視線を移し、珍しく大きな声でそう叫んだ。そして視線を樹の方へ戻すと、視線の先に居た筈の鬼子の姿は消え、唄声もまた闇の中に消えていった。]

翡翠様、今の唄お聞きになりました…?
丑三つ時に人を喰うって…

恐ろしいです…。

[紅姫は震えた声で翡翠にそう伝えると、翡翠の腕を*ぎゅっと掴んだ。*]
(359)2005/09/23 20:41:21
流れ者 ギルバート
[威日呼が表へ出ると、早足で歩み行く漣の背が目に入った。その背に「余り離れるでないぞ」、そう声を掛け、威日呼は池の畔に立つ二人に目を向けた。
 紅姫と、もう一人、初めて見る顔の女性の姿が在った。聞こえていた所では、翡翠なる名を名乗っていたようであった。
 二人に声を掛けようとしたその時――
 何処からか――樹上から聞こ来る歌声に威日呼はそちらを見上げる。]

『翡翠様…っ。
 あの樹の上に、角を持った子が…』

[ ――紅姫の声が夜の闇に響く。
 威日呼がちらりと紅姫の方をを見遣ったその間に、唄は止み、鬼子はその姿を消していた。
 暫し辺りの気配に心を配っていた威日呼は、鬼が去った事を悟ると背の大太刀に掛けた手を話息を吐いた。]

 人を喰らう鬼……あやつも此処に居るのか? 亞磨韻殿、そして白比丘尼殿の云う処に拠るなら……此処に集ったものは縁にて集ったのだという……
 ならば……あやつも居る、か……

[そう云った威日呼の眉間には、深く深く皺が刻まれていた。]

 
(360)2005/09/23 20:55:01
酒場の看板娘 ローズマリー
『私とてそなたと結ばれたいとは思っていない!』
『翡翠殿、失礼する。』

[鬼について考えをめぐらせているうちに漣が声を荒げ立ち去った]

漣殿…???
何が起きたのじゃ?

[唖然と漣の立ち去った方向を見送った]
(361)2005/09/23 20:59:39
流れ者 ギルバート
[ 漣が紅姫に叩き付けるように云い、早足で立ち去る。そして……唄い、姿を現した鬼の童子。
 突然の出来事に唖然とする翡翠に、威日呼は声を掛けた。]

 翡翠と申したな。堂の中より聞かせてもらった。
 ……俺は威日呼と申す。
 
 
(362)2005/09/23 21:34:19
逃亡者 カミーラ
[神楽は紅姫の叫び声で目を覚ました。
頭上を見ると鬼子が消え行くところであった]

星斗、行けッ!

[神楽の声と同時にその巨躯からは想像できない程の速さで星斗が鬼子がいた木の枝に駆け上がるが……]

『……逃がした。すまぬ』

……ちっ。すばしっこいことよ。

[神楽は小さく舌打ちして立ち上がった]
(363)2005/09/23 21:58:22
流れ者 ギルバート
[ 威日呼は、状況の飲み込み切れぬ風に無言で俯いた翡翠から、神楽とその許に戻った星斗へと目を向けた。]

 神楽殿、目覚められていたか。
 その犬……何たる身のこなし。もしや、尋常のものではないのか?

[ 神楽に寄り添う星斗に目を遣りながら、威日呼は神楽にそう尋ねた。]
 
(364)2005/09/23 22:11:00
逃亡者 カミーラ
[神楽は威日呼の方をちらりと見ると、口元に意味ありげな微笑を刻んだ]

確かに尋常ではないのぅ。
このような馬鹿でかい図体した犬、わらわは他に知らぬ。
星斗は……そうじゃのぅ。亞磨韻と言ったかや?ここを封じた式と同様の存在じゃ。

[神楽はそういうとその場にいた翡翠に軽く自己紹介をし、堂内に入っていった]
(365)2005/09/23 22:22:24
流れ者 ギルバート
成る程……では、神楽殿。そなた陰陽の業に通ずる者であったか。

[威日呼の言葉に、神楽はまたひとつ口元に笑みを浮かべる。そして、翡翠と短い遣り取りをした後、堂内へと歩いて行った。]

紅姫。夜も深まれば鬼共も動き出すやも知れん。お前も中に入れ。俺は漣の様子を見てこよう。

[紅姫の背を軽く叩き、そう促すと、威日呼は漣の去った方へと*歩いて行った。*]
(366)2005/09/23 22:41:30
酒場の看板娘 ローズマリー
【回想/堂/池】
[笑い声とともに奇妙な拍子の童歌が聞こえてくる]

『翡翠様…っ。
 あの樹の上に、角を持った子が…』

[姫の指すほうを見遣ると木の枝の上で鬼の童がじっとこちらを見返した]

あれはっ…!!

[腰の下げた細い剣を取ろうとし、苦痛に顔を歪める。一瞬の動きを見透かしたように、鬼は笑みを残し掻き消えた]
(367)2005/09/23 22:59:48
酒場の看板娘 ローズマリー
丑三つ時に、人を襲う…?
姫、鬼が本当に襲ってくるやもしれぬ。
決して一人にならぬようお願い申し上げる。

[自分の衣を掴む姫を無意識に抱きしめ、そう呟いた] 
(368)2005/09/23 23:04:50
学生 ラッセル
【堂へと続く道】

。o O(駄目だな、一人で探っていても何も身にならぬ。
やはり生きている者…、か。力を持つ人間も、鬼も。
天眼能、宿命能、守護者、他心能。鬼が三と、土蜘蛛が一……。
あの尼僧、信用はいまいち出来ぬが嘘は申すまい……あの者は。)
(369)2005/09/23 23:12:02
酒場の看板娘 ローズマリー
[鬼の童に気をとられているうちに脇からひとりの男と、続いて女が出てきた。面くらいながらも自分の名を告げた。]

私は翡翠という。
縁あってそこな姫の父君の命をうけ一条戻り橋…というかここに…閉じ込められたようだ。

威日呼に神楽か。じきに夜がやってくる。
堂に戻るのがよかろう。

[紅姫を気遣いながら、堂の中へと戻っていった]
(370)2005/09/23 23:14:32
学生 ラッセル
[羅刹は通る途中、水辺…池の方から何やら濁って沈殿した様な不穏な気配を察して口をくっとつぐむ。]

。o O(何だ……?
やはり水ももう『あちら』に……?)

[決して走る事はなかったが、それでも急いで堂に足を進めた。]
(371)2005/09/23 23:19:47
学生 ラッセルは、自分の直ぐ前に堂に入っていった者を見た。
2005/09/23 23:22:26
学生 ラッセル
。o O(……初めて見る顔だな……。
若木の様な鮮やかな青の髪をしている。)
(372)2005/09/23 23:24:41
酒場の看板娘 ローズマリー
[背後に気配を感じ、振り返ると紅い髪をした青年がこちらをみていた]

初めてみる顔だね。
この髪がそんなに珍しいかい?
(373)2005/09/23 23:33:10
学生 ラッセル
……いや、別に。

[羅刹は髪の色については自分も言えない、という一言が言えなかった。]
(374)2005/09/23 23:39:13
酒場の看板娘 ローズマリー
………?
いや、珍しがられるのはよくあるから気にしてないよ。

私は翡翠。あんたは?
(375)2005/09/23 23:43:01
学生 ラッセル
[いくら鬼の子とはやされ、蔑まれた自分の髪色であるとは言えど…目の前の女の気にしておらぬの言葉に気にする自らが子供に思え、羅刹は心で少しすねた。]

…羅刹(らせつ。)だ。

……翡翠とやら……先ほど外から来た様に見えたが、それまで何処におった?
池の空気が、何やら気になるものだったが……そなたは何か知らぬか。
(376)2005/09/23 23:50:51
学生 ラッセルは、心の内を隠す様に、ほんのりまくし立てるみたいにしゃべった。
2005/09/23 23:51:59
酒場の看板娘 ローズマリー
羅刹というのか。

あんた今来てあれをみていないというのかい?
(池の空気の変化を感じただって…?)

[羅刹に先ほど起きた鬼の童子にまつわる話をした]
(377)2005/09/24 00:01:35
学生 ラッセル
[羅刹は翡翠から事情を聞くと眉間にしわを寄せ、悩ましい様に口元を押さえた。]

そうか…鬼子が……。
私は池の方には行っておらんで何も見ておらぬ。
今しがたの事だったか……。
(378)2005/09/24 00:11:05
酒場の看板娘 ローズマリー
[羅刹の反応をみて興味をそそられたように質問をした]

そうか、あんたは今別のほうからきたものね。
鬼の話を聞いても驚いた様子がないね。
あんたも尼さんの書付を読んだのかい?
(379)2005/09/24 00:13:43
学生 ラッセル
いや、私は直接に話を聞いた。
驚く驚かぬも…私はここに鬼の話を知らぬ者が来る事の方が驚きだ。
そなたは、…そなたも何も知らずにこの場所に来たのか?
(380)2005/09/24 00:18:23
酒場の看板娘 ローズマリー
いや、私は鬼を探してここにきたが、そうでない者もいるのではないかな。
あんたは鬼がいると知りながらここへ? 
あたしと同じ稼業をしているとも思えないし…
なぜ危険を承知できたんだい?

[紅姫のことを思い出しながら、男に告げた]
(381)2005/09/24 00:21:53
冒険家 ナサニエルは、人の話し声に、顔を上げた。
2005/09/24 00:26:03
異国人 マンジローは、眠い目をこすりながら池へと歩いてきた。
2005/09/24 00:26:28
異国人 マンジロー
…昨日の男と、見知らぬ女か。
(382)2005/09/24 00:28:40
逃亡者 カミーラは、星斗の背を撫でながら翡翠と羅刹のやりとりを見ている
2005/09/24 00:29:14
酒場の看板娘 ローズマリー
(ん? この男は昨夜すれ違った男…?)

[近づいてくる人影に気づくと軽く首を傾けた]
(383)2005/09/24 00:30:37
学生 ラッセル
。o O(稼業…?この者、退魔の者か?
……にしては魔だ、邪だの類と対ずる者には見えぬが……。)

……私の事を聞いてどうする。そなたには関わりない事だ。
(384)2005/09/24 00:32:06
異国人 マンジロー
お話中のところすまない。拙者は忠朗と申す。
気分転換に堂の外を散歩してみようかと思っていたところだ。
(385)2005/09/24 00:33:43
冒険家 ナサニエル
ん…人が増えたのか。
…女の方は初めて見る顔だな。
(386)2005/09/24 00:35:13
異国人 マンジロー
鬼の噂の正体−−そう、誰かがありもしない噂を広めていると思っておった−−その正体を確かめようと、ここまでやって来た。
だが、この村にはただの噂だけではない何かがある気がしている。
(387)2005/09/24 00:36:32
酒場の看板娘 ローズマリー
まあ、確かにかかわりのない話かもしれないね。
綺麗な顔に似合わず、はっきり者をいう御仁だね。
そういうの嫌いじゃないよ。

ただ、どうやらあたしたちはここに閉じ込められたらしい。
あんた鬼を封じてここを出たいとは思わないのかい?
多少の情報の共有は必要だと思うんだけどね。

[首をすくめるとむしろ面白そうに羅刹に話つづけた]
(388)2005/09/24 00:38:11
異国人 マンジローは、女の話を興味深そうに聞いている。
2005/09/24 00:39:47
酒場の看板娘 ローズマリー
あたしの名は翡翠。訳あって鬼を追っている。
忠朗殿は身なりからするに、検非違使殿か?

そっちのお兄さんも初めてみる顔だね。
(389)2005/09/24 00:41:07
学生 ラッセル
[羅刹は周り目の多さに一つため息をついた。]

……まず、忠朗とやら、だったか。
遠慮しているかららしいが、その様な遠くから話しかけずとも堂の中に入って来ればよかろう。
(390)2005/09/24 00:41:20
異国人 マンジロー
あぁ。すまない。俺も混ぜてもらうよ。
翡翠殿、その通りだ。鬼の噂の正体をつきとめるために、この村にやってきたんだ。
(391)2005/09/24 00:46:15
冒険家 ナサニエル
翡翠と申すか。
その名のとおり、珍しくも美しい髪をしているな。

俺は東国より参った那須仁影という。侍だ。

[仁影は翡翠へ簡単に自己紹介をした]
(392)2005/09/24 00:46:40
修道女 ステラは、結跏趺坐(けっかふざ)を組み、胸の前で手を合わせ瞳を閉じている
2005/09/24 00:49:43
学生 ラッセル
[羅刹は仁影の名乗りに耳を傾けている翡翠に横槍を入れる風に言葉を投げた。]

…翡翠とやら、そなたはきれいな顔に似合わず不躾な女だな。

まあ、当面の目的は生きてここを出る事。すなわち鬼を封ずる事だがな。
(393)2005/09/24 00:50:46
酒場の看板娘 ローズマリー
忠朗殿も鬼の噂に引き寄せられたか。
あたしも同じようなもんだ。

さる貴族の命という形になってはいるが、鬼には私怨があってね。
あたし個人としても探しているのさ。
検非違使が直接動くほど無視できない大きな噂となっていたのか。
(394)2005/09/24 00:51:05
お嬢様 ヘンリエッタ
【回想/池の畔】

『一人にならぬようお願い申し上げる。』

分かりました。
この瞳で鬼子を見た以上、鬼の存在は本当なのかもしれません。

(あの子が、人を喰らうという鬼の子…かわいそうなお方…)

[紅姫は翡翠の腕の中に包み込まれ、一時の安堵を感じていた。しかし、友になろうと此の村に来、其れが完全に叶わぬ事だと分かった紅姫の心は、悲しみの色で染められていた。]
(395)2005/09/24 00:53:44
異国人 マンジロー
いや、上のほうがどう思っているかは俺もよく分からん。
ただ、京の人々を不安に陥れるような噂は、早いうちに手を打っておかないといかんと思ってな。

貴族の命……ふむ。そういう話もあるのか。
(396)2005/09/24 00:54:57
冒険家 ナサニエルは、修道女 ステラの書き付けた料紙の見つけ、手にとって読み始めた。
2005/09/24 00:55:39
修道女 ステラ
【回想/堂内】
[格子戸の外から洩れ来る明るさに、比丘尼は目を覚ました。
そして堂を見渡し、まだ幾人かが眠っていることに気がつくと、
皆を起こさぬように、僅かに身を起こした。
静かな空気の中、比丘尼は己の幼き頃に思いを馳せていた…]
(397)2005/09/24 00:55:43
お嬢様 ヘンリエッタ
[紅姫は暫し池を眺めた後、手毬を強く抱きしめながら堂の中へと入っていった。]

【堂内】

[堂内には眠りから覚めた者たちが鬼の話をしていた。紅姫は初めて見受ける者に自己紹介と挨拶をすると、翡翠の隣に腰を下ろした。]
(398)2005/09/24 00:56:12
酒場の看板娘 ローズマリー
あたしの髪を美しいと褒めたやつは2人目だよ。
仁影殿は面白いね。

仁影殿は東国から鬼の噂を聞きつけて…?
思ったよりもこの噂、広がりをみせているのか…?

[仁影に向き直ると質問の答えを待った]
[羅刹の不躾な女、という言葉に嫣然と微笑みかける]

見てのとおり、雅なものとは相容れない稼業でね。
気を悪くしないでいただけるか。
(399)2005/09/24 00:57:05
修道女 ステラ
『……よ…これは…人魚の肉よ。啖(くら)えばお前は歳を取らぬ…
そして、滅多なことでは死なぬ身体になるのだ…』

…父の言うがままに…わたくしはその肉を……

今から思えば…父は…わたくしを使って、
道鏡どののような権力を手に入れたかったのでございましょう…
しかし、わたくしにはそんな才などありませぬ…

己が、歳を取らぬ身体になったと気づき…
…最初のうちは…狂ったように父から逃れておりました…

その頃です…逃れいた先で、旅の御坊にお逢いしたのは。
…御坊は、何も訊かず…
ただわたくしの話すことを聞いてくださるだけでした…

そして、わたくしは…尼に…
(400)2005/09/24 00:58:38
修道女 ステラは、懐から一枚の鏡を取り出した。
2005/09/24 00:58:41
学生 ラッセル
。o O(この童女、紅姫というのか……。
全く、まっこと子供が多い……。特にこの娘、貴族なら貴族らしく安逸と暮らせばいいものを……。)

[羅刹はどんなに望んでも何も手に入らぬ自分と、紅姫とを、知らず比較していた。]
(401)2005/09/24 01:01:17
冒険家 ナサニエル
[仁影は翡翠に微笑んだ]

そうか…奇遇だな。
俺を面白いと言った女も二人目だ。

鬼の噂を聞いたのは国許ではなく、都へ立ち寄った折のことだ。
鬼をこの手で倒すことも、俺が諸国を巡っていた理由のひとつだからな。
(402)2005/09/24 01:04:50
インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 第8日目 エピローグ 
Tool
Statistical Summary
発言数
17
6
32
42
31
14
46
57
20
40
46
8
27
17
39