人狼審問

ちっ…邪魔されたか…。

―リックを見止めると、安堵の色を瞳に拡げて―

お兄ちゃん…!!良かった……。

…早業だな。
さすがだよ、ハーヴェイ。

――暗闇の中、ヴィンセントと対峙する――

3Mさんですね？
悪いですが…秘密がばれた以上、死んでもらいます。

――壁から背を離してヴィンセントのほうを見たが、ニーナと対峙しているのを見てまた元の位置に戻った。

ふん、まずは様子を見るとするかねぇ。

―冷たい目でニーナを眺めながらメスを構える―

ほう、殺る気…ですか？

よろしい。
手術（オペ）を、開始します。

―ゆっくりとニーナに歩み寄る…―

―人の渦を避けたが、
五月蝿いホールにはハイヒールの音も響かなかった。
窓際のソファーに座り、７つの香水のビンをポケットに入れる―

…ちょっと遅れたわ

ほむ･･･旦那･･･どうするね？
先に言いたいかね？
それとも『情報屋』に先を任せるかね？

―ルーサーは鑑定結果を見て一瞬驚いたが、そのままプリントアウトして掲示板へ貼り付けた。―

（あまりにも人の裏事情まで知りすぎているあの小娘、施設に戻して記憶を操作しないと危険すぎる、ましてや、あの小娘がもし敵の手に落ちていれば、スパイという可能性すら捨てられないぐらいに知りすぎているわ）

――ナイフでデボラの喉を切り裂き、腕、足、肩、全身に無数の切り傷を作っていく――
クックッ、昔を思い出すぜ。
悪いが婆さん、アンタが生きてちゃ夢見が悪いんだ。
復讐者が言い逃れのための逃げ道にあんな事を言ってたんだろ？　あぁ？

チッ、もう死んでやがる。つまらねえな。

―ルーサーはウェンディの目を見て、身体を見回した。
肉体の動きを細かく読み『分析する』。そこまでが昨日の作業だ―
―その得た結果の脳波と被験者のＤＮＡを併せ、仕上げを行いレポートを完成させた―

復讐者の手は身近に迫っていると言う噂を聞いていたが本当だったな。
もう逃がさん…お前にはここで死んでもらう。ウェンディ…いや『水曜日』は復讐者だ。

目の前に復讐者がいるぞ。
さあ皆も剣を取り、復讐者を討て！

――足を引きずっていた姿が嘘のように軽やかに距離を詰めた――

…ち、先を越されたか。流石だな。

誰か復讐者にやられると思ってたが…
『護り屋』は本当に居るらしいな。

まあ、いい仕事をしたと褒めてやるよ。
このクソゲームが終わったら『ご褒美』でもくれてやるさ。

はぁん。ババァがくたばったかよ。ざまぁねえな。

ールーサーの言葉に顔を歪ませてー

･･･馬鹿モンが･･･あの子を殺す判定を出したいのは･･･
他でもない･･･私じゃないか･･･。
それなのに･･･それなのに･･･おまえはぁ！！
ちなみにな、『鬼蜘蛛』の旦那･･･
適当に結果言ったんだろうけどな、マスターは復讐者じゃなかったぜ。
あんなビール腹じゃ復讐なんて到底･･･。

―ニーナに向けていたライフルをしまい―

先を越されるとは…僕も腕が鈍ったようだな…。

>>11
おい…今なんて言いやがった？
クソ野郎。

（…今の生存者は１４人？
護り屋が生存しているのか？）

それ以上無駄口を叩くな。

―掲示板を見て―

ほぅ…面白いことになりそうだなぁ、これは…。

―トビーの瞳に艶やかな輝きが宿った―

――ハーヴェイが惨殺したを見てニヤリと哂い、デボラの遺体に近寄っていった。

･･･。

――デボラの衣服から何かを取り出し、ポケットから取り出した何かと見比べている。

チッ、外したか･･･バーさんはホンモノの人狼だったね。

――デボラの遺体を踏みながら歩いていき、掲示板のほうへ何かを貼り付けた。

護り屋の仕事とは限らないぜ。
奴らが襲おうとしていたのが、バーちゃんだった可能性もある。

ーハーヴェイの方を向いてー

なぁアンタ･･･もうこの婆さん･･･いるか？
いらないんなら･･･私にくれないか？

―ルーサーは微笑み閃光に語りかけた―

君は利用されていたんだよ。閃光。
肉親と言うものは怖いものだ、妄信的に信じてしまう。
私が知らせなければ君は死んでいるよ。

へぇ、あの小娘が復讐者って言うのね
面白いわね…フフフ

マスターは人狼確定ってわけね
アンタは数合わせに置いといてあげるわ…フフ

――掲示板のメモを見てニヤリと哂い、ほう・・・と頷いた。

あの影の嬢ちゃんが、ねぇ･･･。ま、様子を見るとしようかね。

――ニーナとヴィンセントが対峙しているほうへ向かった。

―燃えるような眼差しで―
…口を開くな、と言った。

その膨大な知識、人狼以外の組織から吸収している部分も数多い。
ウェンディは何らかの理由で復讐の意思を抱いている。

―クインジーの方を一瞥し―
『今の』お前では私には到底敵わん。
現実を見ろ、真実は唯一つだ。

ー閃光に向かってー

なぁアンタ･･･私の言うことが信じられないのかね？
まぁ･･･信じられるわけないだろうが･･･。
考えてみろ、あのお嬢ちゃんに喉から手が出るほど･･･
「復讐者」の判定をくれてやりたかったヤツぁ誰だ？
間違いねぇ･･･私じゃないか。
でも･･･私は正確に判定したじゃないか。

あのジジイがなぜウェンディを復讐者に仕立て上げなかったと言う理由は、仕立て上げるわけには行かなかったんだろう？
恐らく同僚だろうな。殺したくても殺せない因果な関係といったところか、ククク。

ふざけるな！！！
ウェンディがそうなわけねえだろ！
ウェンディはな、いつも泣いてたんだ。

知りたくないって！
解りたくないって！

いつも泣いてたんだよ！
どうやってウェンディが人一人を殺れる力があるってんだ！
『寺院』でもウェンディだけ一切戦闘訓練は施されてなかった。
あの施設でウェンディだけが、人を殺す覚悟を教わらなかった。

バランサー！バランサー！
いつものアンタの茶番なんだろ？
あんたこういう悪戯が大好きじゃないか！

それを…頼むよ…牧師のオッサン…
今ならウソでしたって言っても笑って許してやるからよぉ…

頼むよ…なあ…

―モーガンに向かい―

「鬼蜘蛛」視点だと、ジーさんは復讐者…或いは裏切り者ってわけだね。
昨晩のジーさんを思い出すと「鬼蜘蛛」を信じたくなっちゃうよ。

…今夜の獲物は「水曜日」…かも知れないな。
まぁ、僕が審判を下すまでもなさそうだし「閃光」の復讐の方が怖いから、僕は「水曜日」には手を出さないよ。

――口元に手を当てながら、対峙する二人を見て考えに没頭をしている。

･･･クックック、殺せば、あのお嬢ちゃんが何者なのか分かるさね。
だが、閃光やクインジーは一体どう動くのか･･･。

――この状況を楽しんでいるとしか思えない哂いを浮かべている。

>>32
ウェンディをそれ以外の名で呼ぶな。
死ぬぞ…クソガキ！！

―リックの方を見て聖職者の表情をして言う―

人一人を殺すのに力は必要としない。
言葉でも殺せるんだ。戦闘訓練なんか殺人者には不要なんだよ…
殺人者には自分の意思でなるものだ。

残酷な結果を通告することとなったが許せ。
これで私はウェンディを殺害しなければならなくなった。
閃光、お前はどうする。

…、そう、ですか……。
私視点、から見て……『鬼蜘蛛』さん…貴方は……反逆者か…復讐者…少なくとも、人狼ではない、という事を…知り得ました………。
お兄ちゃん、心配…しないで…？
私は…私は…ウェンディ。それだけ。お兄ちゃんの、影……。

ー『閃光』に向かって厳しい口調でー

（むにゃむにゃ）
私の鑑定を信じずにお嬢ちゃんを殺すのは構わぬ･･･。
そのときは･･･君が止めを刺してやるんだ。
私は敵からチャンスをもらった遺体なぞ食う気にもならん。
私にはウェンディへの殺意なんて微塵もないわ。
まぁ･･･復讐者から襲撃された遺体は･･･その限りではないが。

―リックに向かって―
お前はどうするんだ？妹を信じるのか、それともコイツの言うことを信じるのか。
護るのか、見捨てるのか。
ここが正念場だ！性根をすえてハッキリしろ！！

ほむ･･･まぁ、先生の判定もあるし･･･
年寄りの肉は･･･まずいなぁ･･･。
これくらい食べればいいかのぅ･･･。

ーデボラの遺体から離れたー

私は戦闘準備をするよ。
連戦は身体にきついけどな。

もし、阻止すると言うならば赤の執行者とはいえ、
殺さないように戦闘能力を喪失させてでも、ウェンディを殺す。

―ルーサーを今までにない意志の宿った瞳で見―

私を、殺しますか？
………それも又、一興、でしょうね…？
でも…私には、解っています。貴方は、人狼の人間では、ない。
お兄ちゃんに、苦しい思いをさせた貴方を…私が、赦すと、思いますか？
私は非力ですが……貴方を、赦しは、しませんよ？

―閃光の肩を軽く叩いた後、
３つ目の香水「pleasures」を自分の周りに一周ふった―

この香水の名前は「大切なもの」という意味よ
相手の心を安らげて相手をスキだらけにさせるもの
ちょっと落ち着きなさい、閃光

――ウェンディのほうを向き、ウェンディの後姿へ少し大きめの声で言った。

アンタが敵なら、あたいは迷わず殺すよ。･･･閃光やクインジーがあんたを護ろうが、それでもあたいは迷わずあんたを殺す。
･･･安心しな、この腐ったゲームに勝つ為の糧にするさね。アハハハハハハハハハ、アーッハッハッハッハッハ。

ウェンディを調べるのも又一つの手だてではあるわね
それによって、相手の構成が解る可能性もある…

ま、ウェンを解剖しようとしていたあたしが言っても
説得力が無いかもしれないのだけどね

―飛び掛ってきたリックを華麗に避けて―

おっと…まぁ、その…なんだ。
僕も「水曜日」…じゃない、ウェンディの幼い頃は知っている。
僕は彼女が復讐者だとは思ってないさ。
間違っても彼女に殺しは出来ない…それは僕も知っている。

（…まぁ、殺すことは出来なくても彼女なら「仲間」を見つけることは簡単だろうけど…口に出さないでおいとこう、リックが怖いからな…）

―キャロルに、微笑みを向け―

有難う御座います、『野良猫』さん…お兄ちゃんを落ち着かせるのは、大変ですから…。

―その瞳は…真紅に染まっている―

執行者が妹に肩入れして戦局を見失うようでは執行者の地位を追われても仕方ないだろうな。

今が選択の時だ、ウェンディを手にかけるか。
それとも私に剣を向けるか…
人狼の執行者であるサトゥルヌスか、それともウェンディの兄かどちらを選択する？

ーウェンディに向かってー

どうだい･･･こんな耄碌した爺でも･･･
正確な『鑑定』はできるってわかったろ？
君の命はどう動くかわからぬ。
でもなぁ、私は君の潔白を君の次に知っている。
だって･･･見たからねぇ･･･。
今の君の味方はお兄さんだけじゃない･･･私もだよ。

やめてくれ！
ウェンディに殺意を向けるのはやめてくれ…

ウェンディは悲哀に満ちた子供なんかじゃない…
約束したんだ…

いつか思いっきり笑わせるって。
それだけなんだ。俺が欲しいのはそれだけなんだよ…。

この娘は殺させない。どうしてもと言うのなら、俺を敵に回すことになる。

―キャロルに向かい不思議な目をしている―

「Pleasures」…？

―モーガンにも微笑み―

ええ、有難う御座います、『満月の狂人』さん…。
私は…多くを持たない者。
だからこそ……信頼が如何に必要か、を…解っています。
…私も、貴方を、全身全霊で信じます、ね？

>>46
やめろウェンディ！
『共振』は出すな！

こいつらを刺激するな！
−リックはウェンディの肩を揺さぶった−

―ウェンディに少し微笑んで―
あなたが泣いたら、私の香水も意味が無くなるわ
泣かないで
あなたが復讐者じゃないなら、主張するのよ
皆に分かってもらう為にね

だけど私は、己の目で確かな情報を得る為なら
誰だろうと構わず殺るわよ

ールーサーを見据えてー

裏切り者陣営から食事を奢ってもらうとはな･･･。
やれやれ･･･アルバート・フィッシュも舐められたもんだぜ。
私は確かに柔らかい子どもが大好きだ･･･。
でもなぁ･･･それ以上に自分の鑑定に自信を持っている。
自分が鑑定した子じゃなければありがたくかぶりついてただろうが･･･。
私はこの子の潔白を知っている。
奢ってくれようという君たちの好意だけ受け取っておく･･･。

―部屋を出る前にクインジーを見て一言残す―

信じられないのか…それとも信じたくないのか？
だが、復讐者を殺す邪魔をするならば無傷では済まないということは覚えておくんだ。

―トビーの方に目を向けて―

「pleasures」がどうかしたのかしら…？良い香りでしょう
あまり、吸わない方がいいわ

ー『閃光』に向かってー

さっきまで気丈に振舞ってたアンタはどこへいったんだ･･･。
女々しい･･･女々しいぞ･･･小僧･･･。
仕方ないねぇ･･･餞別だ、よく聴けや。

お母さんが私を殺した
お父さんが私を食べている
兄弟や姉妹はテーブルの下に坐って
私の骨を拾っている
みんなで私の骨を
冷たい大理石の下に埋めるんだ

ま、影の嬢ちゃんが何者かはまだ分からないよ。でも、少なくとも情報を得る為には影の嬢ちゃんを殺すのが最善さね。

――そして、わざと閃光に聞こえるように、ゆっくりと言った。

兄が妹を殺すのを見るのも、中々に楽しいゲームのようだし、ねぇ。

―静かに瞳を閉じ―

…大丈夫、だよ……お兄ちゃん…。

―開いた瞳は既に漆黒だった―

―夜闇よりも暗い漆黒…それだけが拡がっていた―

―キャロルを見つめ直して―

あ、いや、何でもないんだ…ちょっと…ね。
良い香りだよ、本当に。

―キャロルから目を離し、空想に耽る―

それとだなぁ･･･今の私は『半人前』のお嬢ちゃんに興味がある。
前回は赤い方の執行者さんに話を伺ったがね･･･。
せっかくだ･･･今回も執行者さんの話を聞いてみるか･･･青い方のな。
モニターで見れるんだろ？
じゃあ、青い方よ･･･君はどっちに興味がある？
『半人前』のお嬢ちゃんと･･･
多重人格のお兄ちゃん･･･のね。

>>58
… … …
冷たい…大理石…の下…で埋めるんだ…

土曜日は…一生懸命…働く…子供…

−リックの目は深紅に染まった−
　

それから……『野良猫』さん？
私は…泣いていません……よ…？
瞳が赤く染まるのは…血流量増加に拠る、血管の膨張…。
勘違いさせて、御免なさい…。

―ルーサーは『巣』に戻り瞑想している―

（敵が出来るのは運命か…
ここからが本番だ、なんとしても殺さなければ）

―ウェンディの目をしっかりと見つめ―

…私は人の涙が嫌いなのよ…何だかこう、ムシャクシャするの
でも貴方、泣いてなかったのね。良かったわ

−リックはウェンディの首をかき切ろうとしてそれを外し、髪を一閃した。金色の髪がフロアに舞い散った−

ぐああはぁぁぁっ

−ウェンディを突き飛ばし、リックは自分の手を自分で抑え蹲ってビクビクと痙攣している−

ー『閃光』の深紅の眼を見てー

やれやれ･･･やっと『閃光』の小僧もケツに火がついたか･･･。
ふぅ･･･腹が膨れれば眠くなる･････････。

――悪魔の囁きをしながらリックのほうを見ていたが、リックの凶行にニヤリと哂った。

･･･赤の執行者、サトゥルヌス、か。

―リックに駆け寄り―

お兄ちゃん！お兄ちゃん!!
そんな…私なんか、殺せばよかったのに!!
なんで、お兄ちゃん！
大丈夫、大丈夫…。大丈夫、だよ、お兄ちゃん…。

―ウェンディは帽子の中に忍ばせていた注射器とアンプルを取り出し、リックへと静かに注射した―

（ナチュラル・ボーン・キラー、奴は私に剣を向けるようだな。

オリジナルと呼ばれるほどの存在が研究されていないと思うなよ。お前の動きは知り尽くしている。
タイマンなら負けない…だが今度の戦いは多人数を相手にする事となるだろう）

――リックのほうへは興味がなくなったらしく、決闘をして対峙している二人のほうへ顔を向けた。

･･･さて、コッチはどうなったかねぇ。

―動きを止め、ニーナをしげしげと眺めながら―

…一時休戦といきましょうか。
なにやら他の皆さん盛り上がっているようですし、ね。
いや、本当にいい動きだ。流石は…おっと、休戦ですから余計なことは言わないでおきましょうか。

―獰猛な笑みを向け―

機会があれば、また遊びましょう。

｡oO（ふう、なんとかやり過ごせたかな。事前に対策ができていなかったら危うかったな…）

…寝るとするか。
明日は早い、襲撃には常に備えておこう。

―ルーサーはハンモックの上に乗り、そのまま眠りへとついた―

――舌打ちをして、先ほど調理場で仕込んだ包丁をヴィンセントの顔の隣に投げた。

･･･チッ、見逃しちまったかい。あんたの手の内を見ておきたかったんだがねぇ。ま、あんた程度に『とっておき』を使うまでも無いさね･･･覚悟しておきな。

―ウェンディの側に跪き、リックを支えながらー
殺してもいい、などと簡単に言うな。兄はお前に死んで欲しくないと思っているのだから。

どれ、それではお仕事お仕事。
…失礼。

―デボラの遺体を弄くり回す―

おやおや、彼女は正式なメンバーだったようで。残念残念。
では私も皆さんにならって結果を貼り付けておくとしましょう。

―クインジーを見て―

…御免なさい…御免なさい…御免なさい……。
あの時だって、私が居なければ、お兄ちゃんは…。
……有難う御座います………。

―ウェンディを一瞥し、リックを見据えながら―

『水曜日』が復讐者だとは私も考えにくい。
それに処分するのは、せっかくの「作品」が勿体ない。

しかし復讐者の可能性がないわけでもないし、殺って調べて鑑定人を見極めるのも一つの手。どちらにしても、現状では数少ない大きな指針。

さて、どうしましょうかね？『土曜日』

―それでもウェンディの方は見ずに―
…生きろ。
生きたいと…そう、言ってくれ。

―クインジーの声を聞いて―

………ぁ…。
貴方は…そうですか……私達の…。
……生きる………コト……。

――反応のないヴィンセントに対し、気に食わなそうに舌打ちした。

ハッ、中々に肝が据わっているようじゃないか。

――クインジーとウェンディのほうを一瞬だけ振り向いて見たが、そのまま自室へと続く階段を登っていった。

今日はもう休んだほうがいいだろう。
君もお兄さんも、な。
―リックを抱き上げる―

―クインジーと抱き上げられたリックを見て―

御免なさい…有難う御座います………。

―クインジーはリックを抱きかかえると、彼らの居室まで連れて行った。―

…とりあえず休め。明日になればいい考えも浮かんでくる。兄さんも少しは落ち着くだろう。
では、な。

――自室へ戻り、小刀を抜いてクローゼットを一閃した。

･･･結局、アンタの出番は無かったようだねぇ。だが、面白いものが見れた･･･閃光と影は、これからどうするのか・・・そして、そこからどういう『結果』が出るのか。

――斬り口からは泡が吹き出し、腐っていった。

･･･チッ、毒も塗りなおしだねぇ。

―カミーラに投げられた包丁をちらりと見てどうでもよさそうに鼻を鳴らす―

｡oO（視神経始め、感覚が大分やられたようだな。まあ、反応できなかったことを余裕と取ってくれたようで良かった。）

さて…。
それでは私もそろそろ失礼しますか。

―ゆっくりと広間から出ていく―

−いつの間にかベッドに寝かされていた事に気づくリック−

ん？ここは…俺の部屋か。

… … …
どうすりゃいい…。
昨日のヤツらの行動を見てくるか…。

ウェンディを、殺らせない理由を…俺が見つけなきゃ。

―今日までのデータの再生を見終わり、セキュリティルームを後にする―

ハン、閃光のリックもずいぶんと可愛いところがあるじゃねえか。
疑わしいヤツは殺るしかねえだろうが。

――物思いから覚めた。人の姿の無いホールを見渡して――
状況が動き出したな。

今日死んだのはバーちゃん一人。つまり、俺たちが殺した一人だけ。
復讐者たちに殺された人間は居なかったわけだ。
これをどう考える？護り屋が働いたか、

それとも奴らもバーちゃんを殺しに動いたか。
…これは、おそらく無いと俺は考える。
バーちゃんは皆の注目を集めてた。メンバーでありながら俺たちに殺されるくらいね。
復讐者にとっちゃ、絶好の隠れ蓑だ。
それをわざわざ消すような事やらないと思う。

だから、今日は護り屋が仕事した、って事だと思ってる。

―ギルバートを見て軽く手を振り―
デボラのババアは復讐者じゃなかったみてえだな。
オレは、ババアが、実は鑑定屋だとか言う逃げ道を用意してるもんだと思っていたが、だから復讐者がそれをホントだと思い込んでババアが狙われた、って可能性は、ちっとはあると思うぜ。

ま、おそらくは護り屋が上手くやった、ってこったろうな。

護り屋の仕事は何だ？
誰かを護る事。大事だと思う人間を殺させない事。

この状況で狙われたのは誰だ？
俺と「赤」。執行者の二人ももちろんあるだろう。
だが、俺はそれ以外だと思ってる。

夜明け前、皆がお互い殺りあおうとしてたあたり。
誰が殺されると思っていた？そして、誰を鑑定していた？

さて、どうなるかね。

――ゆっくりとミルを回してコーヒー豆を挽いている――

ん？何でメンバーのバーちゃんがわざわざ「鑑定屋」だなんて
逃げを打つ必要があるんだ？
裏切り者なら、名乗り出ない筈が無いと俺は思う。
本物の鑑定屋だってなら勘弁して欲しいね。
俺たちは手前で階段を上っちまった事になるから。
――オーバーに肩をすくめて見せた――

昨日の時点ではオレにはそう見えた、ってだけの話だ。

本物だって可能性は考えないでおくぜ。今も、これからも。
となりゃ、ババアが人狼のメンバーだってんなら、理由は「囮」だろうな。復讐者がババアを襲えば、本物の鑑定屋は一日長生きできる。
あるいは…ババアが復讐者と内通してやがったのかも知れねえがな。

−セキュリティルーム、リックはＶＴＲと音声を編集し
そこに自分の声を加えていた−

>>1:307
ウェンディが復讐者ならば
ハーヴェイとか言うイカれたサイコ野郎は
復讐者じゃない。
もし、ハーヴェイ？が復讐者なら、ウェンディはヤツを庇うはず。

ハーヴェイの方もそうだ。
>>1：88
これだ。ハーヴェイ？が復讐者ならば
ウェンディにこんなカマをかけたりはしねぇ。
ウェンディの正体が人狼じゃないとしたら動きづらくさせちまうだろうからな。

ウェンディとハーヴェイ？の両方が復讐者だ
というのは…ない。
どちらか一方というなら考えられるけどな。

ここ…
あのクソジジィが復讐者ならば>>1：323だ。
あの妙なテロ女とウェンディを選ばせるのか？
片方にわざわざ「当たり」を混ぜるのか？
それにヤツはウェンディにこだわっていた。

ウェンディが人狼でなければ
あのクソジジィは少なくとも「人狼」のメンバーだ。
つまり…本当の鑑定屋か、反逆者ってコトだな…

ああ、俺もそう思ってる。バーちゃんは囮になろうとしたんじゃないかってね。
実際まだ二人とも生き残ってる。そして…彼女が復讐者だと。

「鬼蜘蛛」と「赤」の対立を、今のところは抑えたい。
鑑定屋としてみると、「鬼蜘蛛」は後一人復讐者を見つければ終り、用無しになる。
それまで「赤」を抑えられればいいが…。

ウェンディが人狼でなければ焦るはずだよ。
正体がバレちまうかも知れないからな。

だが、一昨日ウェンディに焦りは見えなかった。
様子も変わってねぇ。

さらに>>2：115>>2:154だ
ウェンディがそうなら…こんな風にはいわねえ。
重ねて同じ事を２度はいわねぇだろ。
自分の正体がバレちまうってのにな。

――ギルバートが、ややぎこちなくコーヒーをいれるのを見ながら――

昨日の段階で、か。
記録を見直してみたが、ババアでなけりゃ、「ジプシー」とか言うガキあたりだったんじゃねえか？

そうじゃなく、復讐者が誰を狙ってたと思うか？って話か？

−頭を左右に振りながら辺りを見回し−

チッ…なんてざまだ…。
この俺としたことが、気絶していたみてえだな…。
（くそ、こんな時に例の古傷かよ…）

状況を把握しよう…まずはそれからだ。

安心しろ、青。
俺はここで折れない。

鬼蜘蛛は殺らない。
赤とは言え俺はただの殺し好きのアサシンじゃねぇさ。

そうだ、復讐者が誰を狙ったか。
それによって、彼女…ウェンディが何者か判断できるかも
と考えている。
ま、それもあちらさんの引っ掛けかもしれないがね。

（ほう…結局婆さんがバラされたのか…しかし人狼メンバーだったようだな。チッ…しくったか。
しかし、復讐者は誰も殺ることができなかったのか。これはどうみるか…『護り屋』ってやつか…、或いは…そして…ほう…俺が晴れて人狼メンバーだってことが証明されたか。クックック）

そして…動きが見えねぇのは

あのシャーロットとか言う

ワケのわかんねー姉ちゃんだ。
なぜ、ウェンディを殺そうとした？
鑑定結果が揃ってねぇ。
なのになぜだ。
おかしい。
ウェンディが復讐者だとしても
お互いが疑われねえように、やったフェイクなんじゃねえのか？

ウェンディの正体がなんであれ

シャーロットとかいうあの姉ちゃんは…
「サトゥルヌス」ではなく「閃光」ならば
あの女は殺すに値するけどな。

まあ…冷静に考えりゃ、今日２人の鑑定屋に
シャーロットを鑑定さすのが一番だろうぜ。

――コーヒーを一口含み、渋い顔をする――
…昨夜とおとといのは美味かったな。俺じゃあ香りが飛んじまう。

今日の鑑定先を、爺さんに言われてたな。
「半人前」か、お前か。どっちを選ぶって。
――ハーヴェイを静かに見つめる――

俺としちゃ、お前さんを見るより他に見たい人間がいるんだがね。

復讐者が誰を狙ったか、だって？
そんなもん…俺らはアサシンだろうが。
俺らが同じ状況なら誰を殺ろうとするよ。
見えない『護り屋』が居るなら誰を殺るんだ？

当然ガードの薄いヤツだろ。
じゃあ、誰のガードが薄くなる？
そして復讐者の隠れ蓑を減らさずに済む？

鑑定屋を狙ったとしようか。
鑑定屋の中に復讐者が居るなら得策じゃねぇな。
俺が「欠けた鑑定屋は始末する」と「執行者として」
宣言したからな。

じゃあ、俺か青か？
確かにそのギャンブルはすべきだろう。
だが、青、アンタがアサスメントするなら
フィフティの賭けをするか？

俺ならしない。確実に殺れるヤツを殺る。

−セキュリティルームの中−
ここで何言っても聞こえるわけじゃねえか。

まあ、とりあえず
この記録をコピーして…マスターは俺が持っておくか。

俺の名前書いてここに置いときゃ誰か見るだろ。

復讐者が、か。狙いそうなのは、鑑定屋か執行者、でなけりゃ、見分けられてた二人だろうな。
一番狙いやすそうなのは、見分けられてた二人にゃ違いねえが…
だからと言って、護り屋が「コイツを護ってました」なんて言う訳じゃねえからな。

セキュリティルームで聞いてたぜ。
誰を狙うか、だって？

この状況に俺が置かれたら
一番ガードの薄いヤツを狙う。

まあ、マスターとか言う髭のオッサンだな。
俺なら。

−珍しくリックに向かい−

ほう…俺も丁度同じことを考えていたぜ。
確実に殺れるヤツ…か。誰だと思うかね。

『鑑定屋』はどっちが本物か分からねえ。
少なくとも人狼メンバーはな。
そして、『赤』『青』どちらかを狙うのも、
フィフティフィフティだ。
他のメンバーを殺ろうとして、そして護り屋も、
その他のメンバーが殺られると思って護りに入った、
という考えもあるがな…正直可能性は低いな…。

じゃあ一体誰が殺られかけたのか？

そうだな、狙いやすそうなのはその６人だと思う。
ま、鑑定屋と情報屋の４人は「赤」が言ってたからなぁ。
「欠けたら即始末する」ってさ。

だとすると、鑑定されかけの二人。
しかし、よ。ウェンディは復讐者と出た。
…復讐者がわざわざ身内を殺すような真似、しないだろ。
出来ない、と言ってもいいだろうな。

ほう…俺が？！俺を殺ろうとしたってのか…。
そうか…これは灯台下暗しだぜ…。
それも可能性の一つではあるな…。

しかし、それは同時にウェンディにも言えることだぜ…。はっっはぁ…アンタはつまり…ククク
辛いなあ、おい？

『護り屋』あんたこの記録を見るんだろ？
ウカツな動きはするな。トボけとけ。

復讐者はおそらく俺らと同じかそれ以上のアサシンだ。

下手に動くと嗅ぎ付けられるぞ。

>>112
青…それ以上は言わないほうがいい。
護り屋の動きを制限しちまう。

――リックの方をちらりと見て――

閃光ともあろう者がずいぶんなザマじゃねえか。
悪いが、オレは影をターゲットに考えてるぜ。
「鬼蜘蛛」を信じてる訳じゃねえ。が、
「閃光」がかばってくれると確信してりゃ、たとえ影が復讐者であれ、平気な顔してるんじゃねえか？
なにしろ、アンタは執行者サマだからな。

…そうだな、この辺で止めといた方が良い。
妙な流れにしちまったな、すまない。

だから俺は、青なんざ向いてねぇって言ってんのに。
考えが足りねぇんだよ、こういうのは。
――がしがしと両手で頭をひっかく――

あと、昨日の俺らの交戦記録。
バッチリ撮られてる。
誰が誰を殺ろうと動いたか。

シャーロットって女。

くせえ。

あとあの逃亡者な。
あいつの立場なら、当たり前だが「殺せない」と踏んで
３Ｍを殺りに行ったフリをしたとしたら、どうだ？
迂闊に動いて、本当に復讐者を殺っちまう事を恐れたとしたら…

−リックに向かって−

ほう、シャーロットか。
『赤』も仕事面ではきっちりやる方なんだな、ぇぇ？
（にやりと笑い）
つまりウェンディは復讐者ってことか。
そしてシャーロットは偽装工作に走った…か。

――リックの話を聞いて笑い出す――

クックックッ、ロッテ、いや、メアリーか。ありゃ、とんだ雌狐だからな。復讐なんてタマじゃねえが、実験とか言うヤツでオレ達を殺そうとするくらいやりそうな気がするぜ。

逃亡者についちゃオレも同感だな。３Ｍを殺しにくるヤツが他にいるとは思えねえしな。

ジジィはウェンディを人狼だと言った。
なのにシャーロットとか言う女はウェンディを殺ろうとした。

つまりこれはジジィを信用してないって客観的証明になるだろ。

だったら、それが何故なのか。
興味ねぇか？昨日の時点でジジィを信用出来ない何かをヤツは見つけたのか？

だったら、ジジィに対して
何か動きを見せたはず。
もっと疑ったはず。

それが…見当たらねえんだよ。
どの記録を見てもな。

…そういや、あの女。
夜明け前には確か、バーちゃんか「NBK」を狙うとか何とか言ってたな。>>2:159
だが、実際に狙ったのは「３Ｍ」
ちょっと気になるね。

>>119
その可能性もある。
だが「鬼蜘蛛」が「復讐者」だとして
ウェンディを「復讐者だと言う」事を決めていたら
シャーロットのあの動きはどう見える？

「鬼蜘蛛」が「本物」だと信じられたら
復讐者から遠い位置に行くのはシャーロットだ。

そういうシナリオだったら？

まあ、これは俺の贔屓付きの推論だ。

バーちゃんを狙ったのは６人。
俺とハーヴェイ。「ＮＢＫ」と「鬼蜘蛛」「マスター」
そしてウェンディ。

「半人前」…「ハウリング・ボム」とも言うな。
彼女を狙ったのは３人。
「３Ｍ」「野良猫」「ジプシー」

「ジプシー｣を狙ったのは２人。
リック、お前さんと「満月の狂人」

「３Ｍ」を狙ったのも２人。
「半人前」と「逃亡者」

>>124
アン？　何言ってんだ。エスパーじゃねえんだから、影を殺そうとしたからって復讐者から遠い位置にはいかねえんじゃねえか？　だから疑わねえ、って話じゃねえぜ。
さっきの３Ｍの話じゃねえが、他に影を狙おうと思うヤツなんざいねえだろ。鑑定が済みゃ人狼のメンバーだとはっきり解るかも知れねえんだぜ。

カミーラとか言ったか。
あの女が反逆者なら、３Ｍは本当の情報屋。

そして…鬼蜘蛛かジジィは復讐者。

こんな絵を描いてみたがどうよ？
そして、ジジィとウェンディが復讐者なら

１日目にウェンディにジジィがあんだけ拘った事について矛盾が生じるんだ。

俺に「当たり入りの２択」をさせたんだからな！

そうだな…あの状況でわざわざ選ばせた事には引っ掛かる。
しかし、逆を突いてそう思わせるため、とも取れなくない。
ロッテが疑惑から離れようとしている、ってあたりと同じになっちまうがね。

――こきり、と首を鳴らして――
今日のところはそろそろ部屋に引き上げさせてもらう。
一眠りすりゃ、また違う方向からも見えてくるだろ。
んじゃな。

>>127
オレが復讐者なら、仲間を人狼に売り飛ばしてでも自分が生き残ろうとするだろうが…
だが、それにしたってあの拘りは、あの拘りはやりすぎだな。

今日は２人の鑑定屋に
シャーロットを鑑定させる事を望むぜ。
本当なら殺っちまいたいところだがこれは俺の最大の譲歩だ。

ああ、言い忘れた。
ジジィが反逆者なら

「ウェンディが復讐者じゃない」って確信はどこから生まれたんだ？

あんだけ拘ってドンピシャリ復讐者なら
立つ瀬ないだろ。

――崩壊した第四通路を経由してホールへ入ってきた――

（爆風に紛れた形で虫を仕掛けたのに、殺せなかった。
　仕事と、戦闘。ここまで違うとはね…）

――モニターを見てくすりと笑う――

（…『鬼蜘蛛』は『影』に対して『復讐者』と判定…

　『閃光さん』どうするの？

　このままだと…あなたの目を気にしないで殺しにいきますよ？）

――監視カメラに記録されるぎりぎりの音量で呟く――

『閃光』の自制心はたいしたものね。
もし今日護られていたのが『影』だとしたら、彼女が殺されるような事態はなくなるのに。

『ウェンディを護った者は名乗り出ろ』

こういった言葉が出ない辺り、さすが『赤の執行者」といったところね。

――右手を押さえて――

ぅ、まだ痛む…かな…

…3M相手に生き延びれただけでも行幸としましょう…

―画像をみながら―
そろそろ、ロッテの脳が限界ね、完全に憑依してしまった方が、保つかしら…

え？あらあら、わたしが小さなお嬢さんに殺意？
それは違うわね、殺意と言うよりは頭の中身を見たかったのよね…

　何故彼女はあそこまで裏について詳しいか

ロッテはわたしの隠し球だったわ
だから、今まで表舞台に出したことも無かったし
その能力すら隠して居たはずなのに、彼女は知っていた…
どこでそんな情報を手に入れたのか、いつそれが可能だったのか…

ロッテに限らずね、比較的みんなの裏事情を彼女は手中に収めてる
閃光の影　と言う立場だけで手に入れられる情報では無いはずだわ

どこかで洗脳された、或いはなんだかの処置を受けた…

敵の手中に落ちて…と考えるのが一番妥当なのよね

組織の裏での顔を知られてる者はみんなそう考えたんじゃ無いかしら？

鬼蜘蛛を全面的に信用してる訳では無いけど
現状、利害関係の一致を見たと思って良いのかも知れないわ

わたしは、彼女を解剖してみたい
彼は、彼女を告発した

―リックの最後の発言を見て―

あらまぁ、組織も何故ここまで「個人」にこだわりの有る者を執行者にしたのか…

バランサー…何を考えてるのか…

わたしを、殺したい
そこまでの感情の高ぶりを利用する為の実験体だったかしら？
次の世代でのこれは課題ね…

今日、わたしを見てくださっても一向に構わないのだけど…
それで、二人の判定が割れる事をあたしは望むわね
今後の研究課題になるし

閃光の影とわたし、二人の判定が割れれば
組織としての情報は増えるはずですもの

>>138
俺は昨日の事を聞いている。

昨日アンタはジジィが「人狼」だと言ったウェンディを殺ろうとした。
それを利害関係だってんなら、まあいい。

俺もそうさせてもらう。

ところで逃亡者はナニモンだと思う？

あら？居たの

昨日も何も、彼女はずっと裏を知っていることを仄めかしてるじゃない？
それは『おかしい』と思ったまでよ。
判定が割れた今になってみれば、情報源で有ることも、今日の意見という意味では加わるわね。

逃亡者…解らないわね、まだ
彼女についての資料も、又手元に少ないわ

−リックはそう言いながら広間に現れた−

セキュリティルームで見てたぜ。
>>134
あの半人前もおもしれー事言ってんな。

守られて？
ウェンディが復讐者じゃないかも知れない可能性を考えてんのか？あのお嬢ちゃんは。

わたしも閃光に聞きたいわ

>>15>>29>>37

この辺りのモーガンの動きに対して
わたしは、違和感を感じたのだけどどう思う？
特に感じないので有れば、わたしの考えすぎだと思うわ

後>>29は、誰かへのメッセージと撮れないことも無いと、わたしは感じたのだけど…

>>142
ありがとよ。
俺の絵は案外早く出来上がるかも知れねぇ。
じゃあな。

−リックはそう言うと広間を去っていった−

>>144
あん？
あのクソジジィの本音と鑑定屋としての言葉だろうよ。

>>29は、俺に取り入るつもりか、「ウェンディと自分は繋がってない」と主張したいかのどちらかか両方だろうな。

まあ、俺は俺の絵を描けるだけ描くだけさ。
またな。

−ずっと薄目を開けて動かない。他人には寝ていると思われているようなー

（あのジジイ…やはりくせえな…ウェンディへの『鑑定』を『正確に判定した』>>29　？正確にとはどういう意味だ…復讐者ではない、と言う言い方なら解るが、正確に、か…。…くせえな…）

このままじゃ…
俺が何もしなくても…
それなら…
ウェンディ！

>>143

あら、カメラに録音されたの…
思ったより高性能な集音機ですね。


ぇぇ、この段階でウェンディちゃんを『100%復讐者』って見れるはずはない。
復讐者かも知れない。なだけ。

妹想いのリックさんなら…
今回ウェンディちゃんが守護の恩恵を受けた可能性を…そんな可能性にかけて、ウェンディちゃんが生き残る道を探そうとするんじゃないかな？　と思ってね。


”もしも”ウェンディちゃんが復讐者じゃなくて。
”もしも”護り屋がウェンディちゃんを護ってた状態で。
”もしも”護り屋が複数人でなければ…

少なくとも人狼側の人たちはウェンディちゃんに『殺意』を持たなくなるからね。

――レモンティを飲みながら――

でも、この可能性にかけて、本当に実行したら…

”兄”としては正しい行動でも、”赤の執行者”としては、全滅の危機を招くだけ。


リックさん…ぃぇ、『閃光』は”兄”よりも”赤の執行者”を優先させて動いているのが、すごいと思いました。


――飲み終わったカップをテーブルに置き、優雅に一礼――

あなたが『執行者』の理由がわかった気がします。
これからもよろしくお願いします。

ところで、私に『殺意』を抱いた…

ジプシーさんと、野良猫さん？


今までほとんど会話をしていなかったと思いますが…
急に狙ったのはなぜなんでしょう…？


――小型の爆弾を取り出しながら――

報酬のないお仕事は嫌いですが、狙われている以上できる限り抵抗はさせていただきます。

ハウリングボム…
ぃぇ、あなた達のような一流の人から見たら『半人前』の方がしっくりくるでしょう。


…半人前だからって、甘く見ないで下さいね？

――ニーナは冷蔵庫にあった栄養ドリンクを取り、部屋へと戻った――

（『閃光』は今のところ”執行者”としての考え方で動いているように思えるけど…
　いつ”兄の立場”になるかわからない…
　まぁ、今回ばかりは…閃光が兄の立場となっても、かまわず『影』は狙える。
　そうしたら、後二人…
　『満月の狂人』と『3M』を殺せれば…

　とりあえず、私の正体を知ってる人はいなくなる…）

――栄養ドリンクを空けた瞬間、毒が入ってる事に気付いたが、構わず飲みほす――

（あの訓練に感謝できるのはこの時くらいね。
　人狼に入った当初…全体的に低い身体能力だった私に特別に課せられた『毒耐性訓練』
　あれを耐えられたから虫も飼えた。
　ふふ、何が人生を左右するか本当にわからない…）

――セキュリティルームの資料を興味深げに見ながら、黙々とファイルに書き込んでいる。

影のお嬢ちゃんはバラしてから『何者か』について調べておこうかと思ったが･･･ま、事前に他の事についても調査しておくのも悪かないさね。

ついでに、面倒くさいが･･･現時点のあたいの考えでもまとめておくとするかねぇ。

――そういいながら、携帯食料を食べている。

ま、普通に考えれば残る敵はクインジー、緑の坊や、野良猫、影、半人前、ハーヴェイ、青の髪をした女･･･この中に2人居るだろう。
昨日はあたいはバーさんとクインジーだと思っていたが、どうやら片方のアテはハズれたようだねぇ。

･･･獲物のほうも、半人前の嬢ちゃんに邪魔をされちまったようだし。ま、メガネを狙ったのは目の付け所が良いと褒めてやるさね。

この半人前のお嬢ちゃん。
あたいが今日誰かを調べるなら半人前のお嬢ちゃんを調べたいところだねぇ。今のところ、敵か味方か一番怪しまれているようだからね。そう、特にメガネに。
あたいとしては、青髪のお嬢ちゃんよりもコッチのほうが興味があるさね。

――リックの残した考察を見、少し苦笑した。

赤の執行者の見方は大分影のお嬢ちゃん寄りに見ているようだねぇ。
それを参考に見るならばジーさんは悪くても反逆者か、本物。鬼蜘蛛のほうはドレもありえる。

ま、ココらへんについては、あたいは昨日と変わらず影の嬢ちゃんを血祭りに上げて調べるのが手っ取り早いと思っているよ。それの結果次第で考えた方が整理しやすそうだ。クックック･･･。


そして、影の嬢ちゃんについてだが･･･コレは、赤の執行者に対しての質問さね。

あたいはね、人狼のメンバーの者が調べられる事を無駄だと思っているさね。何故なら、他の者を調べた方が復讐者と出る可能性が大きいからね。
それでも尚、クロスを推す事の理由はなんだい？

ま、コレはあたいなりの考えだからね。肝心の影のお嬢ちゃんに対する評価は明日にしようとするかねぇ。･･･死んでから、ね。フフフ。

――いつも身に下げている小刀を持ちながら席を立ち、小さく呟いた。

兄妹、ねぇ…。

――セキュリティルームを後にし、自室へ戻っていった。

――ふと気づき、セキュリティルームに映っているカメラのほうを振り返って呟いた。

あぁ、青髪のお嬢ちゃんって言うのはロッテとか言う変な女の事さね。そういえば、半人前のお嬢ちゃんも青髪だったねぇ。ま、どうでもいいか。

アンタが今夜、どう動くのか･･･興味があるよ。

−リックは闇から分離したように現れた−
>>155
何故クロスさせたか？俺らの仕事は「確実」じゃなきゃならねぇ。「殺ったかも」じゃダメなんだ。

言い換えれば「マスター」が復讐者だって可能性を殺る為に提案したんだ。
ウェンディにもそうなって欲しかったが。

そういやウェンディはどこいっちまったんだ！
自分から何か言わない限り…俺はこいつら全員は止めらんねぇ。

−（目は閉じているが思考は閉じてはいない）−

（…落ち着け…仮にも人狼をして『マスター』と呼ばしめた情報提供のプロだ…。仮説として満月のジジイが裏切り者、または復讐者だとしよう…。それは即ち『鬼蜘蛛』は執行側から遣わされた正規の鑑定屋だという事を意味する…そしてウェンディ…ふん、あの『水曜日』がか…施設の生き残り…復讐するには十分な動機だ…しかしそれを逆利用しようとした鬼蜘蛛の仕業かもしれん…俺も彼に踊らされている駒だという所か…あの妹を操作するロッテ、いやメアリー…ウェンディを殺りたかったってのはどういう訳だ…？）

−記録に目を通しつつ−

（しかしそればかりに拘泥しても一方で思考停止だ…対立構造を上手く考えている…記録シーケンスNo>>125か…『青』。流石だぜ…さすが『青』って所か…『青』が殺られちまうと不味いな…）

（あの『ハウリング・ボム』…なぜ『３Ｍ』を狙ったのか…そして『３Ｍ』もな…ククク…奇妙な符号だ…）

―記録の閲覧を終えると、広間へと入っていく―

いやー、早速殺されそうになるとは思いませんでした。

特に「逃亡者」さんに。

情報の重みがわかっているのなら、わざわざ私を狙ったり、ひいては殺り合おうなどとするとは到底思えませんね。

「半人前」のお嬢さんも、現段階ではメリットがないことをしようとするとはね。一度鑑定にでもかけてもらったらどうでしょうか？

―ヴィンセントを見て軽く会釈する―
ヴィンセント先生、後でお伺いしたい事があります。
お部屋にお邪魔させて頂いてよろしいですかね。

…ええ、「セブンデイズ計画」について。
サイモン、という名前ではご記憶にないでしょうね。
当時は直接お会いした事はないはずですから。
トレイリア研究所のアーティ、と言えばおわかりでしょうか。

『閃光』は兄ではなく執行者の立場を取るのでしょうかね。
それならこの『3M』は、本日はあなたの意のままに従いましょう。

―と言いながらリックに邪悪な笑みを向ける―

閑話休題、水よ…『影』との関係から、私も『満月の狂人』は復讐者ではないと考えます。

また、『影』もそうでないと思いますね。目立ち具合からしてこそこそと活動しているであろう復讐者らしくない。

兎角、情報屋としては結果から判断すればよい話ではありますがね。

―ヴィンセントから視線を外し―

「半人前のニーナ」…懐かしいですね。
君が『ハーヴェイ』と共に携わった任務のほぼ全ては、私が計画を立てていたものですよ。

ふむ…君はこの任務を理解した上で、３Ｍに復讐者の疑いがあると思って殺そうとしたのですね。
君にはその理由を説明する必要がある。
そうでなければ、君はその行動故に疑われますよ。

>>163
えぇ、情報の重みはよくわかっています。

――すっとヴィンセントに近づき、囁くに――
”だからこそ”あなたを生かしておくことは出来ませんでした。
理由は…言わなくてもわかるでしょう？
あの情報の重み…を…

>>166
いくら先輩でも、今は私の口からは言えません…

そうですね、今回は任務とはかけ離れた行動でした。
次からは”自分のため”じゃなく、
この”ゲームのため”に行動していきたいと思います。

――近づいた時よりも静かにヴィンセントから離れると、リックとウェンディの部屋を一瞥して――

えぇ、ゲームで勝利を掴む為にも…


――にっこりとハーヴェイに笑いかける――

今回は、先輩も納得できる人を『殺し』に行きますよ？

―ハーヴェイを見て眉をひそめながら―

アーティ…あの…まさかあなたが？
そして「セブンデイズ」について、ね。なろほど。

｡oO（ちっ、また厄介な伏兵が。余計なことを知られれば…即処分しかない、か）

無論来て頂いて構いません。

私の部屋であれば。

――服のホコリを払い、ハーヴェイとヴィンセントに一礼――

さて、本当はもう少しお話をしたかったのですが…
『3M』さんとの戦闘の影響か、うまく体が動かないんです…

今夜の『殺し』にも差し支えるので…申し訳ありませんが、”夜明けまで”このホールには顔を出しません。

――ドアを開け、一度ホールの方に振り向き――

素晴らしい夜を左手に。
甘美な悪夢を右手に。


それでは、失礼します。


――音もなく、部屋の中へ入っていった――

――ニーナに軽く手を振りながら――

私情を挟むなら、気取られない様にするべきですね。
その辺りが、「半人前」と呼ばれる所以ですかね。

――ヴィンセントに向き直り――
私はずっと別のプロジェクト…「ギドラプロジェクト」…にかかりきりでしたから、セブンデイズ」について詳しい事は知らないのですよ。

それが、今回の復讐者の件と何らかの関わりがあるのか、それとも、複数の意図が絡んでいるのか…

―苦笑しつつ―

執行者まで輩出するほどの大規模なプロジェクトではありましたが、「セブンデイズ」は見ての通り不安定な仕上がりですからね。

関わりがあるのかどうかは判断し難いものがあります。

ただ、『水曜日』が復讐者でリミッターを外されている場合…一枚噛んでいると考えていいでしょう。

閃光にも聞いておきたい事があります。
君の演説は見事でしたが、「ウェンディはシロだ」という事象は、君の前提ですか、それとも、結論ですか。

例えば、モーガン老と影が共に復讐者だと仮定して。
本物の鑑定屋である「鬼蜘蛛」が影を鑑定するよりも先に「鬼蜘蛛」を殺害しようと計画していたとしたら？

君の演説には賛同できる部分も多いのだが…

ふむ…いずれにせよ、鑑定屋には同じ人を鑑定してもらいたい。これは共通見解ですね。
「半人前」「メアリー」どちらも、復讐者を殺そうという任務とは違う意図で動いている。
「半人前のニーナ」はただ単に私怨で動いた様には思えますがね。

―そっとセキュリティルームに踏み入り―

oＯ(…このゲーム……失敗…したら、お兄ちゃんが……死ぬ。それだけは………駄目。絶対に…。その為には……一つでも多くの情報を…)

…まず、気にかかる事……それは、鑑定屋、の二人が……名乗り出した、時………。
『満月の狂人』さんが…>>1:102このとき……。
その間には……『逃亡者』さん>>1:132と『３Ｍ』さん>>1:137の情報屋、という名乗り出……そして…『鬼蜘蛛』さん>>1:188……。
信用を得る為に大事なのは……なるべく早い、名乗り出……。現に、状況把握が終了した後、皆速やかに自分の役目を…明かしている…。
………私は……反逆者は最初から情報屋と名乗り出る事を決めていた、様に…思える………。
だから…おそらく、鑑定屋に名乗り出た人物が…復讐者。そして……それは…最も遅い、名乗り出を行った、『鬼蜘蛛』さん。
様子を見ていた…様に……見える…。
情報屋に…２人が名乗り出た事に拠って…自らが、鑑定屋を、名乗る事にしたように…。

もし…『満月の狂人』さんが……反逆者か…復讐者だとすると……信用を得る為、そして…攪乱する為の、最初の名乗り出…。
でも、彼は…この場を攪乱出来ていない…それどころか……彼から見て「人狼」である私を…必要以上に初日から、鑑定したがっていた……。反逆者には、情報が何も与えられていないけれど……それなら、私を此処まで、弁護しない……。私が何者なのか、は、私が一番知っている…から。
彼は…真実を語って……る。マリエの、事も…。
…そして…『鬼蜘蛛』さんは……復讐者を探す事に、命を賭けては、いない…。そう、見えます…。
人狼メンバーにとって…命を賭けたこのゲーム……。
彼は、命を、賭けては、いない。

兄の方は落ち着いたようだな。
（俺が先に「鬼蜘蛛」に仕掛けたのはあの坊主に殺らせないためだったが…杞憂だったようだ。）

―クインジーに近寄り―

あの……昨日は……有難う御座いました…。

―深く頭をさげた―

頼む。
俺一人では止められない。

誰かの手にかかるくらいなら…俺の手で…。そんな気さえ浮かんでくる。

みんなを説得してくれ。出来なきゃ俺を殺してくれ。俺もお前を苦しませないから…

−リックはウェンディに自分のダガーを渡した−

―リックがウェンディに渡したダガーは「音もなく」折れ―

…お兄ちゃん……？
何を、言って、いるの………？

―ウェンディは震える声でそう言う…その双眸は血より濃い真紅に染まっている―

……それから。
復讐者は…己の殺意を……むき出しにしているよりは……多くと混じろうとするんじゃないか、と考えられます……。
…昨夜、『夢使い』さんに殺意を向けたのは…６人。
私、『流れ者』さん、『マスター』さん、『鬼蜘蛛』さん、『ナチュラルボーンキラー』さん、ハーヴェイさん。
この中に……既に人狼メンバーだと証明されているのは…２人。執行者である『流れ者』さん、そして２人の鑑定屋から人狼メンバーである事を宣言された『マスター』さん……。
そして、まだ解らないのは…私、『鬼蜘蛛』さん、『ＮＢＫ』さん、ハーヴェイさん。
おそらく…この中には…１人以上の、復讐者が、含まれているんじゃないかと思います……。
現状で、最も当てはまるのは…私か…『鬼蜘蛛』さん……。

坊主。お前の選ぶ道は二つだ。
ウェンディの兄としての道か、赤の執行者としての道か。
ウェンディの兄として生きるのは困難な道だ。
ここにいるほぼ全員が彼女が本当に復讐者かどうか知りたがっている。
1人2人ならともかく全員を相手にしてはお前でも勝てない。少なくとも妹を守りつつたたかうことなどできはしない。

そして……殺意を向けた先…最も大きな謎は…『３Ｍ』さん。
彼は、自称情報屋…です。
そして私を含める人狼メンバーから彼は…真偽が確定していません。他の自称鑑定屋／情報屋の『満月の狂人』さん、『鬼蜘蛛』さん、『逃亡者』さんには一切票が入っていない……それは、彼らがこれから、大きな情報を齎す可能性が大きいから…。
それなのに、『３Ｍ』さんには２人の人が、殺意を向けた…。『逃亡者』さん、そして『半人前』さん……。
『逃亡者』さんから見れば……彼は、ニセモノです…不思議は、ありません…。けれど、『半人前』さんには…明確な殺意の理由が……見当たらない。
確かに……裏の情報を知りえているという事は、彼女にとっては一大事…でも…私ではなく彼を狙った理由は……？私の方が、より殺し易かった筈なのに…。

赤の執行者としての道を選ぶなら、お前はどうすれば1人でも多くのメンバーをここから生かして帰せるかを考えなくてはならない。最も効果的に復讐者をいぶりだすにはどうしたらいいのか…もう分かっているな？

…もし、『半人前』さんが……復讐者だとして…私を、襲ったのだとしたら…そして、その私が……護り屋によって護られていたとしたら。
彼女は、もしかすると最初から、私が死ぬ事を知っていた……その可能性も存分に在り得ます、ね…。
私が生き残り……鑑定結果を意図的に割れさせ……最終的には私が、死ぬ。
……お兄ちゃんには…辛い思いを…させます、ね…。

――セキュリティルームからホールへと続く廊下を歩いている。

あの様子だと、赤の執行者が殺るか、それとも･･･。

それにしてもあのメガネ、おかしな事を言っているねぇ。あたいはね、あんたを殺せば、その情報を得られるさね。そう、現在唯一の敵と分かっている男。
･･･むしろ、あたいのほうはあのメガネに肩透しを食らった気分さね。ま、まさか半人前のお嬢ちゃんに邪魔をされるとは思わなかったけどねぇ。

まぁ、今日殺すのは･･･。

――ホールに入り、いつも寄りかかっている壁に向かっていった。

――いつも持っている小刀以外の投げナイフを手にクルクルと投げてはキャッチ、を繰り返している。そうしながら考え事をし、小さく呟いた。

・・・そういえば、あたいはメガネ以外なら昨日はバーさんを狙っていたよ。･･･今となっちゃあ人狼のメンバーだったと分かったが、昨日はずっと疑っていたからね。

･･･ま、あのバーさんが本当に夢とやらを見せれるホンモノだったのか、インチキだったのかは知らないがねぇ。

――機械のようにその動きを繰り返しながら、考えに没頭した。

『逃亡者』さんの『３Ｍ』さんへの殺意……矛盾が……ありますね……。
確かに…自らがホンモノなのだから彼を殺したくは…なるでしょう。
しかし……お兄ちゃんは…赤の執行者として…言った筈ですね…？

「欠けた能力者は始末する」　　　

と。
それなのに…『逃亡者』さんは殺意を隠す事もなく……『３Ｍ』さんを殺しに掛かった…。
私には…その点も引っかかりますね…自殺願望でも……あるんですか…？

―セキュリティールームで映像を見ながら―

ふぅん…なるほどねぇ…。
「閃光」も複雑な立場だな。

昨夜死亡したのは「夢使い」1人。つまり、復讐者たちの襲撃を失敗したと考えるのが妥当だろう。故意に襲撃を見合わせたというのは考え難い。護り屋が襲撃を阻止したのか、何らかの理由で「夢使い」を狙ったつもりが先に死んでしまったのか。
だが、「夢使い」を特に襲う理由はないと思われる。彼女が生前に復讐者の正体が肉薄するような何らかの発言をしていて、それが復讐者の目に留まった、というなら別だが。

――ウェンディのほうを見、一笑した。

あたいはね、赤の執行者が『片方が欠けたら始末する』なんて言っていても対して気にも留めていなかったよ。自殺願望なんてトンでもないさね、アハハハハハ。

ま、あたいはメガネを殺すのを手伝う気があるなら見ていろ、と言っておいたんだがねぇ。

では誰を襲ったのか。護衛屋は誰を守ったのか。

率直に言おう。俺は鑑定屋のどちらかが襲われたのだ、と見ている。
最も復讐者が排除したい存在で、
最も護衛屋がつく可能性のある存在。
それが鑑定屋だからだ。
そして、そう考えると復讐者、少なくとも昨夜襲撃を試みた復讐者はかなりのギャンブラーだと分かる。
鑑定屋の片割れが復讐者であれば、復讐者にとって片方が本物なのは一目瞭然だ。
偽の鑑定屋が反逆者なら、復讐者は本物が誰なのか全く分からないまま襲撃した可能性がある。その場合でも、鑑定結果が割れた今となってはもう彼らは本物がどちらか知っている。我々よりも一足早く、な。

…『逃亡者』さん…？
貴方のそれは…ホンモノの情報屋の余裕ではなく……反逆者の余裕に見えますね………？

―誰かに聞こえるか、聞こえないかの声で―

もし僕が復讐者だったらどうするか…護り屋だったらどうするか…。

先ずは鑑定屋を消して、確実な情報を消す。
仲間や、反逆者を見殺しにしても…ね。

つまり復讐者は鑑定屋を狙い、また護り屋もそれを見越して鑑定屋を護った。
結果、任務に成功した…と。

まぁ、一番のセオリーはこんなところかな。

世の中、こんな風に単純だったらの話だけどね☆

―トビーの表情は決して明るくはなかった―

…何で被るかなぁー…（苦笑。

――クインジーの言葉を聞きながら、興味深そうな顔をしてナイフをキャッチした。

偽がどっちか知っている、か…。そういえば影のお嬢ちゃん、あんたは誰をどう思っているんだい？

それにしても、反逆者の余裕？フフ･･･あたいはね、逃げる時だろうがどんな時でも余裕を見せているさね。･･･ま、どこをどうみて『余裕』と取っているのか気になるけどねぇ。

勿論そうでない可能性もある。次にありそうなのが、赤か青かの執行者を狙った場合だ。
こちらは逆に重要人物たちの内ではもっとも護衛の可能性が低い。何故なら、執行者は現時点では確実に人狼メンバーであると証明されたという以外に、その存在価値は低いからだ。保持している権力は別として。
執行者を襲撃すれば、確実に人狼メンバーであると分かる者がいなくなる為、残された者を疑心暗鬼の混乱状態へと導ける。

おそらく確実に葬り去れると見て復讐者たちは選らんだのだろうが、裏の裏を読まれた…そういうことだろう。

―ルーサーはセキュリティルームのモニターを見ている―

もし、ジジイが復讐者なら…こうも簡単に話が巧く行くとは思えない。
ジジイはカードを絞れた、その中にジョーカーを潜ませていた事となる。
この場合ジジイは反逆者と見るの妥当なのか…