人狼審問

[...は、撮影所の前で、花束を持って待っている]

あ、お疲れ様です〜！
最後、すっごく良かったです！

[...は、仲間役だったピーウィーに花束を手渡した。]

お疲れ様でした〜♪

[オレンジ色の花に小さなリンゴの混ざった花束を持ち、セットの中へ。
その足取りは軽く、左足を引きずっては居ない。]

…って、おやおや。

[セット裏のパイプ椅子に座って、うつらうつら居眠りをするニーナの姿に思わず微笑む。]

そりゃまぁ…連日遅くまで大変でしたからねぇ。
お疲れ様。

[花束を腕に抱かせると、タオルケットをかけてやる。]

［…は笑顔で花束を受け取って］

お…嬉しいねぇ…ありがとよ。
撮影中は悪かったな…ドアぶつけたり…。

服破いたりしちまったからな(苦笑

[…は受け取った花束でポフポフとネリーの頭を撫でた]

[...は大急ぎで撮影所にかけ込むと、息を切らしながら辺りを見回した]

……ハァッ……ハァッ…
………あ…あれ？
…終わっちゃいました………？


[両手には大量のクラッカーと差し入れの飲み物等を持っている]
[急に買出しに出された為か、
人狼化した際の特殊メイクは落とし切って無い様だ]


………あっ……えっと……

……お、御疲れ様でしたーッ！！


[パァァーーーンッ！！！！]

[グレンはクラッカーを一つ手に取り、豪勢に弾けさせた]

DAM!!DAM,DAM,DAM,fucki'n　DAMn'it!!!

何で二回もファイア・スタントやらされて！
他のヤツとギャラが一緒だよ！？

Σル、ルーサーさんｗｗｗ

えとえと…ギャラ、一緒だったんですか？（ぼそ

おい！？
[監督の胸に指を突きつけて睨みつける。]

この俺をこんな扱いにして、次の映画監督の機会が来ると思うなよ…？

クインさん…えと、最後までありがとうございました。

[少し照れながら、ぺこっと頭を下げる。]

恋人役なんて、慣れてないから上手くできるか不安だったんですけど、クインさんのおかげで何とかやり遂げることができました〜

[照れ笑いしつつ、微笑みかけて。
「お疲れ様でした」と付け加えた。]

まぁまぁ…。
そんなに怒らなくてもいいじゃないですか、ルーサー。

後で向かいのパスタ屋のペスカトーレ奢りますから、ね？

[苦笑いしつつも肩をぽんぽん。]

うー…あの大御所のルーサーさんと、ギャラが一緒だなんて〜…（びくびく）

──がなり立てながら立ち去っていく大御所の姿を見送りながら。

見たかよ？今の。
俺はまた、帽子がスパっと飛び上がるのかと思ったぜ？…クククク。

──誰に言うでもなく笑いながら呟いた。

あ…ナサニエルさん。
えと、まぁ…ドアは痛かったですけど〜

[ぶつけたオデコをさすり]

でも、かっこよかったですよ。ナサニエルさん。
服を破くの…は…

演出には無かったですよねー（じとー

えっと、皆さんお疲れ様でし……うわっ！？

[まだ緊張が残ったままに出演者達の方に向かおうとした所で。
ルーサーにぶつかりそうになって、慌てて横に飛びのく]

…あ〜…あそこもかなりNG出しちゃったしなぁ。
ごめんなさいっ！

[ルーサーにぺこっと頭を下げた]

──抗議の視線を寄せてくるネリーに片目をつむり、笑みを浮かべて。

そうだったっけか？
…まあ、そこはほら映画ってのはエンターテイメントだろ？サービスだって必要だぜ？
な？…それに。

[…はネリーの耳元に口を寄せて]
…いい眺めだったぜ？
…後、俺の全裸シーン、こっそり見てたろ？あれで「おあいこ」って奴だ。

そういえばスタイリストの方が…
ネリー用は念のためスペアとして同じの3着用意しろって指示が出てたとか出てないとか…。

[ぽつりと言いつつ、グレンの持ってきた差し入れの飲料に手を伸ばす。]

せっかく打ち上げなのにビールは無いんですか、気が利かないことで。

[それでも機嫌良くコークの缶を開ける。]

［楽屋の中に、オドオドとした様子のクインジーが姿を現した］

あ。あ〜、ど、どーもー。

今回は、本当にありがとうございました。
僕みたいな新人の人間が、こんなベテラン勢の中で一緒に出来るなんて、まるで夢のようでしたよ。

本当にＮＧばっかりして申し訳なかったです！

［気弱げな顔をして、大きくお辞儀をとった］

み、みてませんよっ！
もー、ひどーい！

ナサニエルさん、意地悪ピーウィー役、素でやってましたね？

[真っ赤になりながら睨んで抗議した]

［ネリーの言葉にかしこまったように、もう一度大きくお辞儀をするクインジー］

と、とんでもないです！
ぼ、僕こそ一緒にやらせていただけて本当に光栄でした！

本当に、劇中ではありがとうございました。
お疲れ様です。

［お辞儀をしながら、ネリーの手を両手で掴んでお礼をした］

いえいえ、なかなか良かったですよ？クインジー君。

君、ほんとカメラ回ると人が変わりますね。
いいセンスしてますよ。

[にっこり笑って肩を叩き、ついでに差し入れとして積んであった缶の中から『ミルクと野菜』とか書かれてた謎ドリンクを手渡してみたり。]

まーさーかー？
俺は役者だからなー。
カメラの前じゃ、全部「演じてる」ぜ？

…ククククク。

お！グレンありがとな！
…特殊メイクのこってるぜ？
とりあえず、ジンジャエールもらってくわな。
最後の教会のシーンで顔中煤だらけだしよ。
シャワー浴びてくるわ。

…覗くなよ？ネリー？

[…は高笑いを上げながらシャワー室へ*消えていった*]

う…そんな指示出てたんですか？
もー、知ってたならヴィンセント先生も教えてくださいよ〜！
心の準備とか、いろいろあるのにー。

[ぶつぶつ言いながらも、監督に「でも、良いシーンが出来たよ」と言われると嬉しそうに笑って]

それなら良いんです。
良いシーンが撮れるなら、あれくらい…

の、覗きませんっ！

…もー、やっぱり素だよ、あの人ぜったい。

[後姿を見送りながらぶつぶつ呟いている。]

［ヴィンセントの言葉に、嬉しそうに顔を歪める］

あ、ありがとうございます！
ヴィンセントさんのような方に言われると、僕もこれからもっともっとやる気が出てきますよ！

今回の競演した皆さんに恥じないように、これからも頑張ります！

［謎の飲料を受け取りながら］

あ。頂きます！

［飲んだ瞬間、顔が青く染まる。
しかし、先輩からいただいた飲み物。必死で美味しそうな顔をしながら、それをいただく］

す、すごく美味しいですね。このジュース！

脚本には「当て書き」って技法がありますからねぇ。
この役者に演じさせるにはこういう役…と想定して書く場合も多いかと。

ま、はまり役だって事でしょうねぇ。

[のほほんとみんなを眺めつつ、コークを一口。]

[謎飲料を必死で飲み干すクインジーの姿を笑いながら見つつ。]

あぁ、君。
CMの仕事とか来ればいいですねぇ。
うまいことやれるんじゃないですか？

［必死で飲み物を全部飲みきってから、ヴィンセントの言葉を聞いて驚いた］

い、いえ！
そんな僕みたいなペーペーにそんな仕事は回ってきませんよ。

でも、確かにみなさんみたいに映画でもＣＭでもって活躍はしてみたいですねぇ。

［と、照れ笑いしながら妄想］

［―――と。
おなかの調子が一気にギュリュリュリュ！！とすさまじい音を立てて調子が悪くなる］

お？おーーーーー！？

［原因はなんだろう？
さっき飲んだジュースなのだろうか？それとも、夜食に食べたものが腐っていた？
ともあれ、クインジーはお腹を押さえながら、ヘッピリ腰で、それでも笑みを浮かべたまま言った］

あ、あはは。
申し訳ないですが、さすがに連日連夜の撮影で眠くなってきたので、この辺りで失礼します。
先輩方をさしおいて、先に帰るのは申し訳ないのですが

［―――ピー！！ゴロゴロゴロゴロ！！］

し、失礼します！！

おや、まだ耳が。

[クスクス笑いながらグレンの耳をつんつん。]

いやぁ、似合いますねぇ…特殊メイク。
ほんっと、こういう生き物居そうですよ。

（あぁもぅ、誰から挨拶すればいいんだろう…）

[どう声をかけたらいいのか悩んだまま。
疲れがピークに達してセットに寄りかかったまま*うたた寝*]

ハハハッ有難う御座いますッ

[楽しそうにそう言いながら、
赤いカラーコンタクトを両目から外す]


本当に、これだけ時間かけてメイクしたのに…
何か勿体無いんですよね、元に戻しちゃうの。

[グレンは苦笑すると人狼化した際の殺陣を
名残惜しげに再演した]

ボクもねぇ、若い頃は多少はアクションとかもやったんですけどねぇ。

[グレンのシャープな動きに目を細めつつ。]

テレビドラマの仕事で眼鏡をかけたら、それが妙に当たり役だったみたいで。
伊達眼鏡なんですけどね、コレ。

たまには違う雰囲気の役もやりたいとこなんですけどねぇ。

ヴィンセントさんのアクション……

[先日再放送された、彼の出演していたドラマを思い出しながら]

………な、何だか…想像出来ないですね……
…ああ、でも1日目の注射器持った時の立ち回りとか
妙にスマートでしたし………

……あ…
…ちょっとやってみますか？

[グレンは右腕の人狼化ギミックを取り外すと、
ヴィンセントの方に差し出した]

おや。

［興味深々といったていで、その大きな腕を身につける。
中のレバーを指で引けば、爪が動き出すギミック］

ほほぅ♪

あの立ち回りはホントは手慣れた動きしちゃいけないんですよ。
医者は戦いに関しては素人ですしねぇ。

戦える者の動きなら…

［眼鏡の奥の瞳が鋭くなり。

突然、身を低くして床を蹴る。
素手の左手を四つ足で走るごとく床について飛び、右手の大きな爪を突き出す。］

ま、人狼ならこんなかんじ、ですかね。

[目を擦りながら]

お疲れ様〜。
本当に９９年クリアするまでやるんだもん。
疲れたよ･･･。

まぁ、そんな訳で寝てくるわ。お休み〜。

[冷たいスタッフの視線に腰を低くしつつ]
お、お疲れ様でした〜〜

違うんですよう、いつものサボリじゃなくってデスネ、田舎のおばあちゃんが危篤だったんですってばぁ！！
あ、もう持ち直して今はぴんぴんしてますよう、えぇ（視線泳ぎ）

[はいはい、というひどく冷たいスタッフの受け答えにほっぺを膨らませてると監督に頭をどつかれた。]

[跳ね起きる]

うわーんひどいよ！
初めてだったのに初めてだったのに！
しかもセカンドまで！

しかも相手は…なにかと噂のある…

[がっくりうなだれる]

もうお嫁に行けない………

うー桃鉄やりたかった…

あ、ヴィンセントさんお花ありがとう！

「おまえなあ、少しはクインジーを見習ったらどうだ？ん？先輩に挨拶もせんで重役出勤ってのはいったいどういうつもりだ？ん？」

[ヤクザ顔負けの監督にたじたじになりながら乾いた笑いを浮かべつつ後ろにじりじりとさがってゆく。]

や、もちろん、挨拶はしますよう、しますけどう〜

あー、ニーナー、おはよう〜

ほら、もらった花、しおれたら大変だもんね、私、花瓶か何か探してくるねっ

[カミーラは一目散に監督の前から逃げ出し、花をいけるためのサムシングを探しに楽屋を出た。
ひょっこりと顔だけ部屋に戻し。]

ニーナったら何いってるのよ、初めてだからロマンチックにー、なんて夢見てるほうが逆にお嫁にいけなくなっちゃうよ☆
[からかうようにウィンクをひとつすると今度こそ花瓶？を探しに行った。]

「先輩を呼び捨てとは何事だ、敬意を払え、敬意を！！」

[監督の声がむなしく響く。]

どーも、こんにちわー……ってアレ？
なんです？このカメラ？

なんか撮り直しのシーンでもあるんですか？

……ハッ？メイキングビデオのインタビュー？

だ、誰がソレに答えるのです？

―――僕！？
い、いや、ちょっと待ってくださいよ！先輩方を差し置いてインタビューとか……え？１６人全員やるつもりだった？すでに、アーヴァインさんのは撮ってある？

あ、ああ。ビックリしましたよ。何事かと思いましたし。
それなら、お付き合いさせてもらいますよ。

良かったですよ、ニーナさん。
ピュアな演技が、本当に自然で。

［もしや、素？とか思いつつ。］

―――「さて、先ほど映画を撮り終えたクインジーさんから感想を頂きます。まず、この映画の印象はどうでしたか？」
―――いや、すごい映画でしたよね。人と人が騙しあって、人狼を追い詰めて、それでいて、人の絆も確かめるわけなんですから。これが史実だというのですから、またビックリですよ。最初、この映画に出演が決まったときは、本当にビックリですよ。ホラ、僕はこんな顔じゃないですか。今まで、悪役とかそんなのしかやったことなかったのに、いきなり前半の重要な役目を担った役をもらえたのはラッキーだったとしかいいようが無いですね。

―――「この映画の中で一番楽しかったシーンはどこでしょう？」
―――基本は僕、アクション派の人間だったので、ネリーさんとのアクションシーンが一番楽しかったですね。ただ、狭い空間での戦いということで、あの長い拳を振り回すのは本当に難しくて、ＮＧ量産してしまいましたけど……（笑）
―――「では、この映画の中で一番辛かったシーンはどこでしょう？」
―――いやもう、ほとんど全部ですよ（笑）今まで、長台詞なんてあまりやったこと無かったので、自分のシーンが回るたびにドキドキものですよ。そうですね、それでも強いて言うのならば、飴をニーナのポケットの中に入れるシーンが本当に辛かった。５０回はＮＧしたんじゃないでしょうかねぇ（笑）

―――「主演が１６人という登場人物の多い映画ですが、一番記憶に残ったのは誰でしょう？」
―――あ。それはやはり、ネリーさんですよ。いやもう、いつもスクリーン越しでしか見れない人と、恋人役をやらせていただくなんて、思いもしませんでしたよ。実物で見たネリーさんって本当に綺麗で、なんかもう、抱きしめるシーンとかで手が震えていたりしましたね（笑）恋人以外で言うなら、ハーヴェイくんでしょうか。他の人達は、先輩ぞろいなのですが、あの子だけは同じ事務所の後輩なんで、伸び伸びと演技することが出来ましたね。やー、でも、あの子はこれが初出演なんて思えないほどいい動きをする子でした。これからすぐに抜かれるかと思うとうかうかしていられませんね、僕も。
―――「思い出に残るシーンはどこでしょう？」
―――どれもこれも思い出には残るのですが、やっぱり僕が結社員だと宣言するシーンが一番のお気に入りですね。色んな人の言葉を受け止めながら、自分の仕事を嫌々ながらもこなすシーンはカッコイイと自分で思いましたもん(笑）

―――「最後にこの映画の見所を教えてください」
―――誰も信用できずに、人を騙し、人を殺す映画ですが、その極限状態で見つけた愛や絆ってのは本当に素晴らしいと思います。この映画を見たみなさんも本当の愛や絆を見つけて欲しいですね……なんつったりして（笑）
―――「本日はどうもありがとうございました」

……ひゃー、緊張したー。

インタビュー受けるのって初めてですけど、こんなに緊張するものなんですね。
早く、他の人のインタビューも見てみたいですよ。
先輩方のインタビューを受けて、また勉強できると思えばこれほど楽しいものはないですからね。

あ。どーも、ヴィンセントさん。
お疲れ様でしたー。

貴方クールな二枚目で売り出すんでしょ？
インタビューでも演技続行ですよ。

［たのしげにクインジーのインタビューを見ながら。］

いやいやいや！

クールな二枚目なんて出来ませんよ！
僕のデビュー作品なんて、どっかの特撮の怪人役ですからね。
あの時点で、僕はこの路線で頑張るしかないのかな、なんて思いましたから。

下積みで苦労した子の方が、引き出しの沢山ある良い役者になるもんですねぇ。
そして、それを視聴者には絶対気取られてはならない。

ま、ボクは貴方に結構期待してますよ。

はぁ……なるほど。
やはり、先輩の言うことは含蓄があります。
勉強になりますよ！

ありがとうございます！
期待を裏切らないように、僕も頑張りますよ！

……あ。
ヴィンセントさん、次のインタビューにスタッフが狙いを定めていますよ。
僕、横でワクワクしながら聞かせていただきますね。

あー、次ボクですか？
そうですねぇ、診療所のセット内の方がそれっぽいかな？

［言いつつカメラマンとインタビュアーを引き連れて移動。］

あ、白衣持ってきて貰えます？シーン21で使ったやつがいいかな？よれてなくて、ちょっと血の付いた奴。

−−−「では、続いて…前半のキーパーソンとなる医者役を演じたヴィンセントさんにお話しを伺いたいと、思います。
先生、今回の撮影、如何でした？」

そうですねぇ、最近は教師役が続いてましたから、久しぶりの医師役ということで、なかなか楽しくやらせてもらいましたよ。
共演者の皆さんも、平均的に若くて新鮮な感性の持ち主で、なかなか刺激になりましたねぇ。
えぇ、これだけ楽しい現場は久しぶりです。

−−−「この映画で一番楽しかったシーンはどこでしょう。」
そうですねぇ…色々ありますが、やはりニーナさんと食事をするシーンですかね。
いやぁ、あーゆー日常の些細なシーンって好きなんですよ。
ロールキャベツも美味しかったですし。
−−−「では、辛かったシーンは？」
見ているのが辛かったのは幾つも。
いやぁ、この年になると涙腺がね？

辛いのとはちょっと違うんですけど、動かない足を意識するのは大変でしたね。慌てるシーンだと、ついそのまま走りそうに…。
そこでね、
［取り出したサポーターをテーブルにごとり。］
撮影中はずっとこれを付けて、膝固定してたんですよ。
じゃないとうっかり曲げちゃうもんで。

−−−「思い出に残っているシーンについてお聞かせ下さい。」
あぁ、やっぱり…ニーナさんとルーサーが二人で帰るシーンですかね？
なんというか、こう…うるうる来ましたよ。

−−−「では、ファンの皆さんへ一言。」
この映画を見て、何かを感じ、明日の糧にしていただけたら役者冥利き尽きますねぇ。
暗い題材ですが、その中にある希望…それを見いだせてもらえれば幸いですね。

あー、秋から新番組『三つ葉学園3』もはじまりますんで、そっちもよろしく。

−−−「ありがとうございました、ヴィン先生でしたー。」

お、みんなお疲れーっ！！

[どこからか姿を現した、ひょろっとした若い男。
ランニングシャツを着て、首からタオルを下げている。
後ろで一つに縛った茶髪は、男がうちわで起こした風に気持ちよさそうにそよいでいる]

[テーブルにあった飲み物を勝手に取り上げて飲む男に、インタビュアーが近づく。声をかけられる前にその気配に振り向いて]

ん、俺に何か用か？　
…はぁ？　インタビュー？
って、あんた仕事する相手間違えてるって。
見てみぃ、俺のカオ。撮影中に見たことなかろ？

[タオルに隠れて提げていたプレート[STAFF]をインタビュアーに突きつけ]

なー？　俺すたっふすたっふ。
やだねー仕事仲間の顔忘れるなんてー。
ほーら、さっさと俳優さん見つけて仕事終わらしちまいな。

[けたけたと笑いながら手を振って、インタビュアーを追い払う]

[「スタッフのくせに、んなとこに居るなっ紛らわしいっ」と悪態をつきながら去っていくインタビュアーの背中に、ぽつりと]

はあ……さーすが。
監督があれだけ｢人間ぽさ｣にこだわっただけある。
あのミッキーがカブリモノってことに、スタッフすら気がついてねぇ。
……俺がその中に入ってた、ってこともな。

[くすくすと楽しげに笑って]

謎の俳優、マイケル・ストルザイト。
果たして彼の正体はっ！？

…覆面作家、つーのがいるけどこの場合はなんて言うのかね？
ま、中身はちょい役齧り云年の俺でした、と。

[独りごちて、くすりと笑い。炭酸をあおった]

[隅でうとうとしているハーヴェイに気づき]

んぁ？　おいおいセットに凭れ掛かるなって。危ねーぞ？
…起こしてやらんと、えーと。

[きょろきょろと辺りを見回し、クーラーボックスの中のそれを見つけて]

ああ、これこれ。

うっひゃぁぁっっ！？

[素っ頓狂な悲鳴。
慌てて飛び起きようとしたところで、頭をセットに勢い良くぶつけて蹲った]

っ痛〜〜〜！
ちょっと、誰ですか！
…ってマイクさんですか。
もうちょっと普通に起こしてくださいよぉ。

[衣装のシャツを引っ張り、背中の氷を振り落としながら]

「そう言えば、クインジーくん？」

え？あ、はい。なんでしょう？

「実はこの映画に幽霊が映っていたのを知っているかい？」

―――！？
え！？嘘、ちょっとやめてくださいよ。
僕、そーゆーのに弱いの知っているでしょう？

「嘘じゃないよ。
移っているのは、プロローグのシーン。グレンくんが出るちょっと前だね」

［スタッフの言葉に恐る恐るそのシーンを見てみると……！
確かにいた！
出演予定だったのに、急死してしまって出演できなくなったアーノルドの姿が！］

ちょ！ちょっと、マジじゃないですか！
これ、一体どうするんです！？

「いやぁ。昨今は幽霊の一人ぐらい出た方が話題性も上がるだろ。
これで、君も一躍有名って訳だ。良かった良かった」

そ、そんなんで有名になりたくありませんよ！

［全く取り合わずにハッハッハと笑って去っていくスタッフ］

お、お払いぐらいみんなでしましょうよー！！

起きたんだからよしっ。
で、俺が面白かったから更によしっ。

[ぐっと親指を立ててみせ]

お、そーそー。
お前、インタビューってやったん？

…何気に地味〜に特殊メイクだのSFXだの連発してますよね、この映画。

画面に映るとほとんど判りませんけど。
そこらの自然さがまたすごいというか…。

あぁ、ミッキー君おつかれ様。
そのスーツもすごいけど、中に入ってる君も流石でしたよ。

インタビュー？もう来てるんですか、そういうのも。
いや、僕はここにいたから全然、なんにも。

…あっ、ヴィンセントさん、お疲れ様ですっ！

[かなり緊張した顔でペコリと頭を下げた]

[ヴィンセントの声に振り向き、小声で]

しーっ。
俺がミッキーだってことは撮影終わってもナイショだからっ。
これまで通りマイクって呼んでくれな、センセ。

[へらっと笑い、声のトーンを戻し]

いやー俺なんか何もしてなかったし。
暑いのひたすら我慢してただけ、つーかさ。
センセの演技のが凄いよ。アドリブ多くて、それが自然で。
やっぱ経験積んでる人は違うよなぁ。

あぁ、お疲れ様。
ハーヴ君もなかなか良かったですよ？
憂いを帯びた目が印象的だとプロデューサーも褒めてましたねぇ。

[にこにこ機嫌よさげに。]

うん、初々しくてよろしい。

あぁ、ついうっかり。すいませんねぇ、マイク君。

ボクはどっちかというと役に入り込む方ですからねぇ。
台詞覚えるよりは、その瞬間の役の感情で喋っちゃうもんで…。

監督によっては使いづらいとか言われるんですけどねぇ。
ほんと、今回はのびのびやらせてもらえてありがたかったですよ。

そ、そうですか？（照れ）
もう皆さんの演技についていくのに必死で……。

それだけなりきって演技されてるって事ですよね。
やっぱり凄いなぁ。

[尊敬の眼差しでヴィンセントを見ている]

[とたとたとた、と足音の後に、楽屋の扉がバン、と開いて]

お疲れっ！
よっしゃ、皆集まっとるなー。飲み行くで飲み。

[瑠璃色の髪の少女――否、本当はれっきとした成人なのですけれど――の第一声はこれでした]

ぉー、ロッテ君もお疲れっ♪

今日の打ち上げは何処でしたっけ？
和風居酒屋で芋焼酎ってのもいいですよねぇ。

芋焼酎！ええなぁ、和食美味いトコこの辺あったかなぁ。
もうね、本編中ずっと酒場なんに酒飲めんのが辛うて辛うて…

[よよ、と泣き崩れる振りをしたかと思えば]

何でうちこんな娘っ子役ばっかやのん。
ちまっこいからて舐めんなー！

[途中から監督への抗議に変わっていたり]

はぁー…ようやく終劇！ね！

ていうかこの役疲れたわ！
性格破綻者じゃないのッこのキャラ！報われないし！
脚本家出て来いーッ！まぁあたしなんだけど＿|￣|○

いやぁ、ずっと若いままってぇのも素晴らしいですよ、ロッテ君。
同年代の女優さんたちはそろそろセーラー服に無理が出てくる年頃でしょうに。

[ぽふぽふ宥めつつ]

あぁ、ベッキーも素晴らしかった。
鬼気迫ってましたよー、うんうん。

レベちゃんもお疲れー！
迫真の演技やったねぇ。

[ぶんぶんと手を振って]

むー。
けどなぁ、うちかてたまにはもうちょい年相応の役したいっちゅーかぁ…

[宥められつ唸る姿は子供にしか見えません]

シャーロットさんもレベッカさんも、お疲れ様です！

レベッカさんの演技は本当に迫真でしたよね！
雑貨屋の炎上シーンだって、自分がどんどん引きずり込まれていくような感覚でしたよ。
あっそうだ、あの時ぶつかっちゃったところ、大丈夫でした？
受け身取りそこなっちゃって…本当にすみませんでした。

あ。お疲れ様です、お二方。

いやぁ、二人とも見事な狂気演技でしたよ。
そこを見ると、直接的な僕の狂気はまだまだなんだなぁ、って思い知らされましたね。

もっと精進しなきゃなぁ……。

[カメラマンとインタビュアーが此方へ来るのを見つけて手招き。]

ほらほら、華がそろってきましたし、彼女たちの分も収録したらどうです？

……おや？
カメラがコッチに……。

あぁ。インタビューのようですね。
僕はもう答えたので、ここにいる三人の方々にお願いするそうです。

……どんな答えが飛び出すか。ちょっぴりドキドキですね。

[頭を掻きながら帰還]

おはよ〜。
皆さんお揃いで。
･･･っと、インタビューさんきてるし！

[一歩退いて静観]

『［ワインのビンを手に取ると、まるで手品のようにどこからか、銀のナイフを取り出し、ナイフでワインの口をあけると、そのまま、ボトルに口をつけて飲み始める］

……ブフォ！？

［そのまま吐いた］

ちょ、ちょっとなんで本気でお酒入っているんですか！？
僕がお酒飲めないの知っているでしょう！？

［スタッフの間から笑いが巻き起こる］』

［突然、スクリーンにこんなシーンが写った］

ちょ！何、コレ！？
ＮＧシーン以前にこれは、ただのイタズラじゃないですか！？
なんでこんなの後生大事に撮ってあるんですか？

っていきなりインタビュー？！
困っちゃうなぁ。
ちょっと待ってね〜。ん、ごほん。

……なんです、コレ？いじめですか？
ＮＧシーン僕だけじゃなくて、他の人のもあるじゃないですか……。

なんでいきなり僕のが、それもＮＧじゃないのが大写しで……

［背中を丸めて、フンフンといじける］

（それは先輩が色んな意味で映えるからじゃないかなぁ？）

[いじけているクインジーを見つつ、こっそりと心の中で呟いた]

[両手に飲み物を持ってぱたぱたと走ってくる]

あ、どうぞ〜。飲み物です。

[先輩方に飲み物を配りながら、キャスト達の間を走り回っていると、インタビュアーに突然話しかけられる。]

ふえ？あ、インタビューですか？
あ、はいはい。よろしくお願いしますー。

[ぺこりと頭を下げると、にっこりと営業用の笑顔]

｢あぁそういえばあの時、ワインどころかもっと酷いもの入れてみようって提案した奴もいたなぁ？｣

ちょ、監督それはっ…。

[少し慌てたように監督のほうへ振り返り]

[…はタオルで頭を拭きながらインタビューが始まっている広場にこっそり戻ってくる。]

…お？なんだよ？インタビュー始まってるのか？
……しくったなぁ。それなら着替えてこずにタオル姿でくりゃ良かったかな？

[そんな事をぼやきながらサイドテーブルに置かれたままのネリーの用意した飲物をに口をつける]

そこでござるっ！ボンビー……むにゃむにゃ。

[徹夜で桃鉄の疲労が抜けず眠りこけている。]

−−−「さて…村の狂気の象徴キャラ役を演じたレベッカさんに、お話しを伺いたいと思います。
今回の撮影、如何でした？」

何ていうか、難しい役回りでした！実はマネージャーに、今度は狂女の役だよって言われた時、途方に暮れて…
でも彼女の気持ち、私も母として、共感できる所もあったんですよね。今の主人や子供が、突然悲しい形で去ったら、それを自分は受け入れられるのか…って。
それを考えてから、少しは動けるようになったかなあ…って思います。


−−−「印象に残ったシーンは？」

オープニングの十文字傷のシーンですよね。何度見てもぞくぞくする展開じゃないですか！！

自分のシーンでは…息子のためにセーターを編むシーンがありましたよね。蛇の抜け殻みたいな異形の服を、延々と編むシーン。
一体息子何者だって、それが…


−−−「見せ場はやはり、雑貨屋炎上のところですよね？」

セットが燃えるから、基本的にリテイクなしなんですよ！もの凄く緊張しました。

−−−「死んだ後のレベッカは、怨霊になってしまったのですか？」

これからも自縛霊として、柳村を彷徨い歩くんでしょうね、やっぱり。
私見ですが、“人狼審問”の恐ろしいところは、人狼そのものよりも、それに怯えた人間達が駆り立てる狂気にこそあるんだって思います。
レベッカはそれを体現したキャラで、それを後世に伝えるのが彼女が世界に与えられた今後の役割なのでしょう。
でも、いつか彼女が成仏して、家族の元に会える日が来る事を、私も祈っています。


−−−「最後に、ファンの皆様に一言」

アイドルだった時期から応援してくれている皆さん、本当にありがとうございます。
今は円熟の年齢を向かえ、今後も色々な経験を重ねて、様々な役に積極的に挑戦していきたいと思います。
これからもよろしくおねがいします！！

――[突然ですが、ラッセルさんにお話を伺います。
この映画を撮り終えての感想などは如何ですか？]

そうですねー。凄い映画だと思いますよ。
人間関係とかアクションとか･･･。
まぁ今回は落ち着いた役だったんで
お色気には絡めなかったんですけどね。
うん、楽しかったですよ。

―――「さてさて、次は狼役のネリーさんにインタビューです。まず、この映画の感想を教えてください。」

はいー、えと。
台本もらったときは、すごい設定だなーって関心しました〜。
あと、セリフ覚えられるかなって（笑）

あ、史実に基づいたストーリーってことですけど、実はネリーちゃんは、実際とはちょっと違うんですよ〜。
結社員の人に恋をした人狼っていうのはそのままですが、実際のネリーちゃんは、結社の組織の中で飼われて、実験道具にされながらも愛を貫いた狼だったらしいです。

その設定のネリーちゃんも、演じてみたかったな〜。

――[では、どのシーンが一番楽しかったですか？]

やっぱりマンジローカー･･････冗談ですよ(笑)
まぁ元々自分自身が結構感情のままに動いてるタイプで
熱いノリとか大好きなんで、襲撃の時は楽しかったですね。
最後は思わず叫んじゃいましたよ、ＮＧ覚悟で。
後はやっぱりカミーラさんの時かなぁ。
最初は服脱がせたかったんですけどね。
監督が『お前の設定じゃキツいだろ、ってか野外だぞ！』
って怒られちゃいまして。そこが残念でした。
今度はナサニエルさんから悪っぽさを消して、
もうちょいスケベな感じにした役をやってみたいですね。

―――「では、この映画の中で一番思い入れのあるシーンはどこでしょう？」

あ、それは…（と、少し照れたように赤くなる）
えへへ。えと、私、初めてラブシーンがあったんですよ〜。それが、ドキドキしちゃって。何度も失敗しちゃいました。
大変だったぶん、印象に残ってますね〜。
でも、クインさんがリードしてくれて、とても助かりました。

―――「クインジーさんも、先ほどのインタビューで『抱きしめるシーンとかで手が震えた』って言ってましたよ〜」

えー！そうなんですか？
だって、あんなに素敵にリードしてくれたのに〜。信じられないなぁ（笑）


―――「主演が１６人という登場人物の多い映画ですが、一番記憶に残ったのは誰でしょう？」

それは、クインさんですよ。もちろん。
とても素敵な方で、恋人役やるのに、すっごく緊張してたんですから〜。

あとは、仲間役のナサニエルさんですね。とってもいじわるなキャラが、合っていました（楽しそうに笑う）
ぜったい素でやってましたよ〜、あれ！

――[最後に何か一言あればお願いします]

いや、本当にいい映画なんでよろしくお願いします。
登場人物も面白い人ばかりなんで。
特にナサニエルさんと男性陣の関係とか面白いですね。
ナサニエルさんとルーサーさんとか、ハーヴェイさんとか。
まぁその辺も見所だと思います。

――[ありがとうございました！
以上、ラッセルさんのコメントでした。]

──自分の名前が出されているのが耳に入るとインタビューを受けているラッセルとニーナの後ろにこっそりと忍び寄り。

…少しは褒めろってのｗおまえらｗ

［…は手にもった空のグラスでポコ、ポコと2人の頭を軽く小突く］

うひゃ。
何するんですかー、ナサニエルさん！

―――「お二人は、他の映画でもご一緒してるんですよねー」

はい、そうですねー。
その頃から、あの意地悪さは変わってません（くすくす）

―――「えーでは。次に、この映画の見所を教えてください」

そうですね〜。やっぱりラストシーンはすごく良いと思います〜。
まだ見ていない方にネタバレになっちゃうから詳しくは言えませんけど、「うわー！こうくるかー！」って。
ストーリー知ってても、撮影しててうるうるしちゃいましたもんー。
ティッシュ箱片手に見てくださいね！（笑）

―――「最後に一言お願いします」

はい。
この映画では、愛についてたくさん考えさせられました。愛するって難しいけど、良いな〜って思いましたね。

あと、今までになかった役をいただいて、色々と挑戦することができました。今までとはちょっと違う、大人なネリーを見てくださいね♪（笑）

ではでは、本当に良い映画なので、よろしくお願いします〜。
ちゃんと見てくださいね！

―――「ありがとうございました。狼役のネリーさんでした〜」

ありがとうございましたー！（ぺこっ

ふぅー。インタビューなんてあったんだ〜。知らなかったな。
急でびっくりしちゃった。

[テーブルに置いておいたジュースを一口飲んで。誰かお喋りできる相手が居ないかと辺りを見回した。]

──それでは、今回のラストウルフ役、ナサニエルさんにもインタビューさせて頂きます。

お♪いいねぇｗ待ってたよ。カメラ、こっちのでいいのかな？

──まずはこの映画の感想などを。

そうだなー。なんつーか、こういうシリアスな役は初めてだったからな…。てか、シリアスな役だったはずなんだけど、撮影中にスタッフやら他の役者の人に背中に「ドジっ子」だの「ツンデレ」だの「全裸」だの貼られたり苛められまくったよ(苦笑
現場が賑やかなのは好きだけど、役の雰囲気と舞台裏の扱いがな…ギャップがあるから結構その辺に苦労したかな？
ま、楽しかったよ。うん。現場が楽しい映画に悪いもんは無いよ。今回も例に洩れずって奴だなｗ

──なるほど(苦笑　では次に印象に残っているシーンなどを。

そうだなぁ。やっぱりハーヴェイとの決闘シーンと…二度あった炎上のシーンかな？あれねー、すっげえ熱いんだわｗ当たり前だけど。
おまけに俺だけ特殊メイクだろ？他の人より数倍暑いっての(苦笑
おまけに大先輩を投げ飛ばしたり…(汗

あ、後はやっぱアレだな。

──あ、例のアレですか？

そそ、例のアレな…(苦笑
ま、個人的には楽しかったからいいけどよ。
後からロズに散々文句言われて参ったよ。
ま、ネリーの奴は…キャーキャー言いながらしっかり見学してたけどな(邪笑

──では、最後に何か一言。

あー、そだなｗ
今度写真集出すんで、そっちの方も宜しく！って感じかな。今回の映画で使った特殊メイクの奴もばっちり入ってるからな！

ととｗ今回のでシリアスな役も結構楽しいってのが判ったから、今後はそういうのにも挑戦していきたいねｗ

──そこでも「例のシーン」みたいなのはやりたいですか？

…そりゃｗ聞くだけ野暮ってもんだよｗ

んじゃ、そろそろパーティー会場で飯つまんでくるからｗまったねー。

やれやれ。うっかりニーナのままでいたよ。
さーて、そろそろ帰るかー。
次の撮影があるんでね。

[インタビューを興味深そうに聞いていたが、一歩下がって役者たちを眺めている人物に目がいく。
すい、と彼の後ろに回り、耳元で]

ハーヴェイ、おめぇも役者だろ、っと。

[どんっとインタビュアーの前に押し出した]

うわぁ、だから心の準備がですね〜！

[突き出されて焦ったようにそう言うも。
　カメラを向けられればしっかりと笑顔を取り繕っていたり]

――「今回初出演でしたよね。まずはご感想は？」

とにかく緊張の連続でした。
初めての仕事がこんなに大きな役になるとは思ってなくて。
クランクイン前からガチガチになっちゃって、クイン先輩によくからかわれましたよ。
もう、共演者の皆さんに助けられて何とかやり遂げられたって感じです。

――「一番大変だったのはどんなところですか？」

今回のお話で一番の肝は、やっぱり人間関係というか心の問題じゃないですか。
そのなかでも特に揺れ続けるっていう役柄だったんで。
葛藤するというのを、ちゃんと見えるように、でも出しすぎないようにっていうのが難しかったです。
僕の素でやっちゃうと何か薄くなっちゃうし、かといって意識しすぎると監督にすぐ怒られるし。
その分やりがいはありましたけどね、もちろん。

あ、ニーナさん。
DVD収録用のインタビュー受けてってくださいね。

後から別撮りってのも面倒でしょ？

――「それじゃ特に印象に残っているシーンは？」

自分のシーンで、ですよね？そうだなぁ……
やっぱり一番はネリーさんを手に掛けるシーンかな。
最初は抑えなくちゃいけないのに、自分で本当に泣きそうになっちゃったんですよね。
矢を放つ前に泣いちゃダメだよなぁ、みたいに必死で。
僕、本来涙もろい方ですからね（苦笑）

あとは、やっぱりナサニエルさんとの対決シーン。
実は力入りすぎて、OKシーンの時には本当に頭に血が上っちゃってて。
ナサニエルさん、相手しながら困ってたかも（苦笑）
でもその分見応えはあるシーンになったかなと思います。

――「これから先、やってみたい役柄とかありますか？」

できるものには何にでもチャレンジするつもりですよ！
そのためにはもっと研鑽しなくちゃですけどね。
今の僕にはナサニエルさんのような…

[ここでチラリと本人の方を伺い見て]

カッコイイもダーティも可愛いも全部こなすなんて無理ですし（笑）

[可愛いという部分にインタビュアー達からも笑いが]

――「それでは最後に何か一言」

大切なものは何か。それを思い出させてくれる映画だと思います。
物語としても素晴らしいですが、見てくださる人が自分なりの「何か」を見つけてくださったら嬉しいです。
公開したら、是非見て下さいね！

――「ありがとうございました」

こちらこそありがとうございました！

[ぺこりと頭を下げた]

[突然インタビュアーにハリセンで殴られ飛び起きる。]

あ痛っ……何するでござるか……。
ん？インタビューとな？わかった、ちと待たれよ。

[ふぁ……と大きな欠伸をして、椅子に座る。]

―――[発明家と言う、不思議なポジションのマンジローさんにお伺いします。まずは柳村を終えての感想をどうぞ。]

大分自由な位置で動かせた事もあって気は楽でござった。
死んでからもかなり自由に動いていたと思うでござるよ。

―――[自由に、と言う事ですが。村の中で何か気をつけていた点とかはありますか？]

監督に不思議系っぽくなるように関西弁で喋ってくれないかと言われたのが……一番の強敵でござったな。

―――[では印象に残っている場面は？]
やっぱりラッセルとのマンジロカーｔ……いや何でも。
やはり一番、となると自分が襲われるシーンでござろうか。
若干のハプニングもありつつ、無事終えてよかったでござる。

―――[墓下の桃鉄は一体どういう結果になったのでしょうか？]

それは……ノーコメントでお願いするでござる。多分、ラッセルに聞いても答えて貰えないと思うでござるよ。だって二人とも……あ、いや何でもござらん。

―――[それでは最後に一言どうぞ。]

この舞台に立てた事を嬉しく思うでござる。
他の役者の皆に感謝でござるな。

―――[はい、ありがとうございました。以上です。]

こちらこそ、お疲れ様でござった。

[おとなしくハーヴェイのインタビューを聞いていたが、ふとポケットから携帯を取り出した。
着信を示すライトがちかちかと瞬いている。サブディスプレイに表示された文字を読み取ると、直ぐに通話ボタンを押した]

ん、何か用か？
…あぁそうだよ。っつぅか、おめぇなんで非通知なの？　いっつも。
まぁ…そうだけどさー……んー、うん。そ。
……あぁ。そうだな。さんきゅ。

[少しの間があって]

――あー。あのさ。
今の映画、完成したらさぁ…２人で観にいかね？
……んだよ。笑うな。
おめぇにも観てほしいんだよ。…これで解れ。

[また、間があって。軽く頷き]

おお、受けて立つ。ん、じゃぁな。また。

[プツッと携帯を切った。
どこか穏やかな表情――劇中で彼が見せたのと、同じ表情で]

[スクリーンではNG集に使うための映像が流れ、その中から面白いものを選び出す作業が行われている。]

あぁ、そういえばこのシーン。
ニーナさんマジ寝しちゃったんですよねぇ。

[コークの缶に口をつけつつ、クスクス笑う。]

[外見は子供だが中身は熟女。少し困ったようにインタビューアーがマイクを向ける]

―――[まずは柳村を終えての感想をどうぞ。]

ん、みんなおつかれさま。
新人くんもいたし、ベテランさんもいたしで楽しかったよ。

――「一番大変だったのはどんなところですか？」

ほかのと撮影がうっかり重なっちまったことがあってね。
そんときは遅刻したりして、本当みんなに迷惑かけたよ。

――「特に印象に残っているシーンは？」

クインジーの飴投げかねぇ…絵コンテ切ったバカが切り替えナシのシーン要求してさ。
震えているクインジーがかわいそうだったね。

――「これから先のご予定は？」

撮影ばっかだよ。ケンカうってんの？（笑顔

――「それでは最後に何か一言」

みんな、おつかれさまだ。私は楽しかったよ。

[*エレナは次の撮影現場へと去っていった*]

[インタビュアーと別れるとテーブルの方に近づいて]

あ、ネリーさん、僕にも貰えますか？
インタビューって、撮影中とはまた違う緊張をするもんですね。
まさかこんなすぐに来ると思ってなかったし。

あ、ハーヴェイさん。お疲れ様です。

[コップを手渡しながらにこりと微笑む]

そうですね〜。インタビューは私も毎回ドキドキしちゃいます。

ハーヴェイさん、初出演とは思えない落ち着きっぷりでしたけど、やっぱり緊張とかするんですか？

[コップを受け取って一口飲んでから]

え、落ち着いて見えてました？
僕は最初からずっと緊張のしっぱなしでしたよ。
NGすれば事務所で先輩達のからかいの的になるし……。

ネリーさんでもインタビューはドキドキするもんなんですか。
他の人たちはどうなんだろう？
ちょっと聞いてみたいな。

[まだ続いているインタビューの様子を*見ながら*]

まだまだ差し入れありますからねーッ！！
持って行って無い人はドンドン持ってっちゃって下さいーッ！！

[大げさな手ぶりで皆に差し入れをを勧めている]
[そこに、先程のインタビューアーがやって来る]

「あの、すみません〜
グレン役の方にもインタビューを頂きたいんですけど〜」

え……？…、ああッDVDの！！
ちょ、ちょっと待って下さい！！

[グレンは少し身なりを整え、カメラに向き直り]
あー…　あー…、ゴホン…

…えっと、ハイ！質問をどうｚ…
｢それで、グレン役の役者さんは、どちらに居らっしゃいまｓ…｣


[二人は全く同じタイミングで口を開いた]

[微妙な空気が二人の間に流れ]


………僕……です……

｢……みたい…です…ね…｣

………あの……僕、顔とか出てましたよね……？

｢……ゴメンナサイ…他の役者さんをずっと見てたから……｣

………そう…ですか……

｢…………ゴメンナサイ……｣

………

[そのまま、妙な沈黙が続いた]

──…それでは、 [コホン]
──気を取り直してインタビューを始めたいと思います！！
・……あ、ハ、ハイ……宜しくお願いします…！ [ペコリ]

──まず、この撮影を終えた感想をどうぞ！！
・えっと…こう言った本格的な撮影に関わるのって初めてで
色々と緊張しちゃったんですけど…
それでも、自分なりには上手く出来たかな？って思ってます！！

──疑問形なんですね [ニッコリ]
・…………

──では、次の質問です。
・……最後までこの調子ですか…？

──今回、演じていて一番楽しかったシーンは何処ですか？
・一番は……ドコだろうな………
ん〜、と………人狼化して村人達を襲撃したシーン……かな？
考えてみたら僕、あまり出番ありませんしね…
見せ場なんてあのシーンくらいしかなかったですね(笑)

──本当、そうですよね〜
・………

──さ、次行きましょう

──逆に、今回演じていて辛かったシーンは何処ですか？
・……さっきの今で、あんまりこういう質問
答えたく無いんですけど……
[グレンはインタビューアーを怪訝そうに見た]

自分の処刑希望を紙に綴るシーン…かな？
アクションシーンは割と慣れてるんですけど……
ああいう複雑な感情を表現するのがまだ苦手で………
……あの…上手く出来て…ました…？
[チラッとインタビューアーを見る]

──では、次の質問です
・………ッ！！

──この物語は史実に基づいた話と言う事なのですが、
──物語と史実の違い等があったら教えて頂けますか？
・……えっと、本当にこの事件があった村では…
グレンとアーヴァインは養子縁組を組んで居たんです。

──…養子、ですか？
・ええ、はい。
グレンは小さい頃村に捨てられた子供で、
当時独身だったアーヴァインが
引き取って育てる事を決めたとか…
…実は、映画の方でもその設定になるハズだったんですけどね。
時間の都合上、カットされちゃいました…(苦笑)

──(嘲笑)
・…………

──あ、次で最後の質問です。
・…早めにお願いします

──最後に、この映画の見所などを何かお願いします。
・見所はやっぱり、最後の教会炎上シーンですね…
主演の御三方がもう、すごく真に迫った演技をしてて…
ああ、勿論、僕のワイヤーアクションも見て下さいね？(笑)
ギミック付けたままであれだけ動くの、
結構大変だったんですよ…？

──ああ、丁度今スクリーンで流してるみたいですね…
・……あ、本当だ………

[しみじみと画面に見入るグレン
自分のアクションに照れたり、時々笑いがこぼれたり…]
[…そして、ほんの少し寂しそうな顔をして居た]



──……御疲れ様でした。

[インタビューアーは笑顔でお辞儀をして、
そのままグレンには声をかけずに去って行った]

[椅子に腰掛け寛いでいると、背後から掛けられる声]

ん？インタビュー？
あー、そいやそんな話あったねぇ。

[ぱん、と手を合わせ]

ちょいと待ってな。
えーと、ショール何処にやったっけ…。

[ぱたぱたと忙しく駆け巡り。
数分後には、其処には“少女”がおりました]

――それではまず、撮影を終えての感想などを。

まずは無事に済んでよかった、と。16人もおってどーなるかと思うたけど、皆生き生きしててえかったよ。
うち自身、なかなか演り甲斐のある役で楽しませてもろうたし。難しかったけどな(苦笑)

――今回の役は「狂信者」の少女だということですが。

そうそう、人間なのに人狼崇拝しちゃるん。
別に村の人が嫌いなわけでもないし、それ以外は本当にフツーの子なん。
それが人狼が来たて分かった途端、こー、なんちゅーか、メーターが一気に傾いてもうたんね。周りの迷惑より自分の願望優先。
レベちゃんのとはまた違った種類の“狂女”ってトコやねぇ。怖い怖い(笑)

――演じていて辛かったことは？

辛いちゅーか、やっぱり難しかったねぇ。フツーの明るい子から、じわじわ内面の黒さを醸し出していかなやったから。
あ、そうそう、酒飲めんのは辛かった(笑)後木登りも。
幽霊になってから木の上で村眺めるシーンあるんやけど、あれ結構高くてなぁ。足がガクガクしよった。


――お気に入りのシーンなどはありますか？

やっぱり建物が燃えるトコやね。2回あったけど、2回とも凄いドラマやったし。
…あ、皆其処が良かった言うてる？やっぱりねぇ(笑)
うちが出てるトコやと、グレちゃんが狼になるトコと先生が死んでから処刑までかな。あの辺りからどんどん狂気全開になってくし。楽しかったぁ(笑)

――では、最後に一言どうぞ。

ん、せやねぇ。ちょっと重い内容やし、デートの時見るんはお勧めせんけど(笑)
けど満足度は保障したるきに、是非是非見たってやー。


――ありがとうございました。

はいはいどーもなぁ。

よし。

うむ。

[頭をさすりながら]

っつー……
なんだったんだ？　今の。

[文句を言いつつ、楽しそうに笑い]

はぅ…
いきなり何すんのニーちゃん…

[頭押さえて蹲り]

痛っ！

[目を丸くして頭を抑えつつ]

に、ニーナさん？いきなりなんなんですか〜？

え……なんで小一時間も問い詰められ……え？

おい、こら、いきなり何しやがる！

これでよし。

［クインジーは、頭を殴られた痛みも感じずにボォッと、天井を見ている。
いや。見ているのは天井ではない。さらにその向こうだ］

……なんだろう？
誰かが僕達を見ている……？
ずっと、遠いところから僕達を見ているような気がする……。

僕達が動くのを、発言するのを、どこかで見ている。
いや。それすらも操作させられているような気さえしてくる……？

……誰なんだろう？

ちょ、ニーナ待つでござるよ。

[ふと何かを思い付いた様にニーナの後を追いかける。
その手にはMANJIRO-DSとメモリーカードがいくつか。]

Σ　マジか。お前何者だよ！！

[残像の後姿に向かって、無駄と知りつつツッコミをいれた]

あ？インタビュー？
パスだパスパスパス。[手首の先をブラブラさせながら、]

『ルーサー』については、舞台を見りゃ全部分かる。俺の口から言うよか正確だぜ？

や、どいてくれ。俺は今からヴィンスにメシを奢らせるんだ。

［フゥとため息を一つついて、頭を振る］

……きっと、気のせいですよね。
不意に見えた、遠いどこかの誰かなんて。

……なんか、頭が痛いのはなんでだろ？

［気づいたように、ハリセンで殴られた頭を抑える］

[急に立ち止まる。しつこく食い下がるインタビュアーに振り向き、無視してカメラにズイと近寄る。]

あー。ひとつだけ、だ。
この舞台の役者は粒揃いだ。若ぇだけでない勢いがある。追っかけといて損はねぇぜ？

俺のイチオシはニーナだな。あの貫禄は、俺の30代後半くらいの頃のにも近い。

[悪戯っぽく声をひそめて、挙句最後にウインクまでし見せて、カメラから離れる。]

[しかしやはりインタビュアーは無視して歩き出した。]

[新しいコップを片手に持ってクインジーの所に歩み寄り]

先輩、どうかしたんですか？

[そう言いながらコップを差し出した]

［コップを受け取りつつ］

ああ……ハーヴェイくん。
いや、なんでもないですよ。

初めての長台詞にちょっとだけ疲れただけだと思いますからね。

それよりも……どうかしたんですか？
愛しのネリー嬢はもう追いかけなくていいんですか？

［ウプと口に手を当てながら、小さく笑う］

[きょろきょろと辺りを見回して、何かを探している。
そして一人の影を見付けて手招きをする。]

あ、いたいた。ラッセルもやるでござるよー？
３度目の正直と言う事で……そうさね、何にするでござるか。

[メモリーカードの山をがさごそ。]

よし、これはどうでござるか。
いただきマンジローストリート。略して『いたスト』でござる。

えっと、ルールは――やりながら説明するでござる。

[ニーナとラッセルを近くに呼び寄せて説明し始める。

そしてそのまま『いたスト』に*没頭して行った*]

[思わず自分のコップを取り落とし]

ちょ、ちょっ！
こんなところで何言い出すんですかっ！！

[真っ赤になってネリーの方をちょっとだけ振り返る。
　彼は以前からネリーのファンだったわけで]

自分だけ他人事みたいに言うの、ずるいですよっ！

[必死に言い募った]

ガキども！
飯食いに行くぞ！

いや、もちろん。ファンなのは確かですけど、僕の彼女は怖い人なんですから、そんなこと公言できるわけないじゃないですか。

知ってます？
この前、家でネリーさんの歌を聴いていて、気づいたら後ろに立っていたんですよぅ？
それから、家ではネリーさんの話はタブーなんです。

君は、独り者なんだから、いくらでも突っ走ってみればいいじゃないですか？

［と、またニンマリ］

[木の上で、下に広がる景色を見ながら]

…ふふ。楽しいな。
楽しかったなぁ。

[シャーロットの口調を真似て、それからくすくすと笑いました]

…へ？
インタビュー？

［苦々しい顔をしてマイクを向けるスタッフにきょとんとした様子で聞き返す。］

まーいいんだけどー、なんでそんな顔してるのぉ？てゆーかぁ、なによ、私が最初じゃないってどーゆーことぉ？

［彼女のマネージャーが青くなって謝りはじめる。］

まあ、いいけどぉ？
印象に残ったシーンはやっぱりナサさんのヌードでしょ、やーいい身体してる、抱かれてみたいって感じ！

［マネージャーがどんどん青ざめていくなか本能の赴くまま回答してゆく。］
苦労したシーン？全部よ、全部！いじいじしてるのとか全然わっかんないし〜、監督のおじさんは「表情に哀しさがない！」とかすぐ怒るしぃ〜↓

［マネージャーは胃の辺りを押さえながら薬を飲みにいった］

見所？んーやっぱアクションかなぁ…ホントは私のアクションもあるはずだったのに、結局ＯＫシーンもらえなくてちょ〜むかついたんだけどね！！

でもでも、絶対面白いからばっちりよろしくね☆

彼女…あぁ、この間お迎えに来てた美人さん。
そんな、歌を聴いてただけでって……そこまで怖そうな人には見えなかったのになぁ。

やっ、だからっ！
突っ走るとか、なんでそういう話になるんですか！
その意味ありげな笑いは何ですかっ！？

[自然と声が大きくなっているのにも気が付かず]

[いつの間にか、アルベルトとサーレントの後ろに立っている。ルーサーのような直立姿勢で。しかし、]

よう、ガキども。
[口から出てくる言葉は似ても似つかない。]

俺の誘いをムシして何コソコソしてやがる？

ほむほむ、でネリーさんLOVEがなんだって？

［アリスはとってもイキイキとした表情で話を促しました。］

いや。
怖いといっても、暴力を振るうとかそーゆー意味じゃないですよ？
気づいたら、後ろでシクシク泣いているんです。
そして、死ぬほど落ち込むのです。

……すごいですよ、あの嗅覚は……。

まぁ、僕の彼女の話はいいとして、そりゃもう、可愛い後輩ですからね。
少しは頑張って、落としてもらえれば、僕としても嬉しいじゃないですか。
あ。ウチの事務所は、恋愛沙汰とか全然ＯＫですからね？
張り切って、誘って、頑張って、恋仲になっても大丈夫ですよ？

ああ、あー。
あの小娘にホの字ってか？

［ルーサーの言葉に背筋をピンと伸ばし］

あ！い、いえ！なんでもないんですよ！

まー……そのー……異性に頼りない後輩をちょっと叱咤激励してみたのですよ。

け、決して、あえて無視したわけじゃありませんから！

［冷や汗を流しながら、アハハと引きつった笑い］

何、飯？
行く行くー！ついでに飲もー？

[ルーサーの声が聞こえれば、途端に目を輝かせ。

けれどすぐには降りれません。
手伝えとスタッフを呼び付けます(傍迷惑]

それは…確かに別の意味で怖いかも。

あっ、それはその。
お近づきになれたらそりゃ嬉しいですけど、まだそんな……

[ふと気配に振り返って、ルーサーとカミーラに気が付いた]

って、何で皆さん集まってるんですか〜！？

[半ば悲鳴]

マーティンさん、どんなお店連れてってくれるのぉ？

［挨拶もしてないのにおごって貰う気だけは満々の様子だ］

[やはり引き攣った笑顔でルーサーを見て]

ぼ、僕も無視したわけじゃないですよ、ルーサーさん？
って、そんなハッキリ言わないで下さい〜！？

[無意味に手をブンブンと振っている]

[木の上で騒ぐアンバーに気づき]

あー？　降りれないのかお前？
面倒なやつー…

[苦笑しながら集まってきたスタッフを追い払い]

いーから、とっとと飛び降りろ！！

照れるんじゃあねーよ。そういう事なら、俺だってヤボッたい真似はしねーさ。
飯にゃ他のと行ってくるから、
[急に真面目な顔になり]
俺が帰るまでにオトしとけよ？この俺に配慮させたんだからな？


[くるりと表情を入れ換えて]
アリスにアンバー、ムサい野郎どもはほっといて、俺と飯でも食いに行こうぜ。

エラナの子供ばばあも行くか？

［去っていくルーサーに丁寧な礼をして］

はい！ご配慮どうもありがとうございます！
どうぞ、お気をつけていってらっしゃいませー。

最近、芸能レポーターとかがうるさいので、アリスの飲酒のほうにはくれぐれもお気をつけて下さいね。

［手を振り……ハーヴェイに向き直る。
そして、ハーヴェイの肩に手を置くと］

……頑張ってね。

［と、無責任な発言］

…って、払うのはボクなんですよ、ね？

[ルーサーを一瞬ジト目で見るも、それほど機嫌は悪くないらしく。]

ま、たまには良いですか。
皆さんがんばってくれましたしねぇ。ぱーっといきましょか♪

やっ、だからいきなりそんなこと言われてもですね〜！

[そこで相手が大先輩である事を思い出す。
　固まったまま、どうしていいのかわからない]

裏に旨いパスタを出す店があるんだ。

[声をひそめて]
だが、アリスちゃんは今夜もっと静かな良い店に連れてってあげよう。
二人っきりでな…。
[ニッと笑う]

ちぇ。
女の子には優しゅうせなモテんよー？

[マイクに口を尖らせて]

じゃあマットぐらい持って来てなぁ。

[足をぷらぷらさせながら]

もち、いく！いくに決まってるじゃなぁい！
わ、なんかすごい面子でご飯だ、うれしいなぁ♪♪

んじゃ、先輩として、ちょっと声かけてきますよ。
マーティンさんのご配慮も下さりましたしね。

［言って、早速ネリーの元へと向かうと、軽く声をかける］

や、ども。ネリーさん。
……っと、ああ、また役名で呼んじゃいましたね。いや、この映画って濃いから、ついつい役名のほうで覚えてしまっているんですよね。
ま、とりあえず、ノドが乾きましたよね？
そこにいる、役名「ハーヴェイ」くんが飲み物を持っているので、そこからもらってくるといいですよ。
……あぁ、それから、何かハーヴェイくんが何かお話したいことがあるらしいので、ついででいいですから、聞いてあげてくださいね。

［笑いながらスラスラと話し、そして、ネリーがソッチに向かって歩くところで、ハーヴェイに向けてウインク一つ］

だーれが。
ま、危なかったら抱きとめてやるよ。

[すい、と腕を伸ばし]

だからとっとと落ちれ。

ふふ、パスタもバーも「その後」も全部た〜の〜し〜み〜♪

［アリスはうきうきしている］

むぅ。
…まぁええか。落っことしたら許さんからな？

[ニヤリと笑えば、ていっとマイク目掛けて落下]

……重いな。
あんま食ってくるなよ？

[にやっと笑ってアンバーを放し]

ほい、行って来い。

（ちょっ、先輩何するんですか〜！？）

[ウィンクしているクインジーに抗議の視線を向けつつ。
　こちらに歩いてくるネリーの姿にまさか逃げる事も出来ず]

あっ、え〜っと、その。
ネリーさんって、アクションも上手だったんですね。
この映画ってそういうシーンも多いとは聞いてましたが、生で見るとやっぱり違うなぁとか……

[口を付いて出るのは、そんなどうしようもないこと]

なにノロケついでに逃れてやがる。お前も来るんだよキッズ！

きぃ、ムッカつくぅ。
一言多いっちゅーの。

[べぇ、と舌を出して]

ま、おーきに。

[ひらと手を振り礼を言い]

まー…あれですよ、後は若い二人に任せるってことで（何


んじゃ、皆さんいきましょか〜♪

あの店ワインもなかなか通好みのそろってるんですよねぇ。

[猫を掴む様にして襟首を掴まれ]

うっわ！
あにすんだってーの。

[ぺし、と物怖じせずにマーティンの手を払い]

ノロケってなぁ……（苦笑しつつ）ま、いーや。
誰かさんのおごりだって？
わぁった、いくよ。40秒で着替えてくるから待っとけ。

…何だよ、エラナ？

[「相手がお上手だからですよ」と返されれば、こちらも笑って]

えぇ、先輩も凄いですけれどね。
というか、僕もナサニエルさんに引っ張ってもらったからあそこまでできたんですし。
アクションシーンとかを全部スタント交替無しでやるのって、結構珍しいんですよね？
きっとファンの人も惚れ直しますよ。

……僕みたいに。

[最後はやっぱり真っ赤になりつつ、どうにかそれだけ口にして]

［ハーヴェイの様子にウンウンと頷くと、不意に彼女の姿が目に浮かんだ］

（……連日連夜帰れなかったし、今日は早めに帰って、彼女と一緒にすごしましょうかね）

［ＡＤからカンペを一枚借りると、大きく「その調子で頑張れ！」と書いて、ハーヴェイに見せて、ニコヤカに手を振ると、荷物を持って、家路への道を*辿った*］

[褒められれば照れたように笑って]

やだな〜、そんな。
アクションは初めてだったから緊張の連続だったけど、そう言ってもらえると嬉しいです。
ありがとう。

[撮影の時とは違い下ろしたままの長い髪を、指で耳にかけながら上目遣い]

[その仕草にどぎまぎしながら目を逸らせば。
　ボードをかざして笑う先輩の姿が目に入って。
　一瞬絶句するものの、どうやら逆に腹を決めたらしく]

その、僕は。
ネリーさんが、好きなんです！

[そう言うとネリーを抱きしめた。
　まだ役名で呼んでることにも気がつかずに]

（あら…ウィット君！
いやね、ホホ、別に私も盗み見しようなんて思っていた訳じゃ…
…どうしたの？）

[ウェンディはウィットの指差した方向を見ると、少なからぬ役者たちが、大道具の裏で二人の様子をピーピングしている様が見えた]

！！！(つ∀｀)

ふ…あ？

[急に抱きしめられて、一瞬の思考停止。
その状況に気づくと、他の人の目を気にして両手で体を押し返して]

んと…『ネリー』が好き…なんですか？
それとも……私のこと…？

[恐る恐る、問いかける。
複雑な気持ちで。『私』を見てくれていればいいのに…と思う自分に、少し戸惑いを覚えた。]

[その言葉にはハッとして。
真剣な表情で、まっすぐその目を見つめ直し]

ネリー、ではなくて。
貴女のことが好きです。

ヘレナさん。

[ハッキリと、そう告げた]

──チャックはちらちらと2人の様子を気にしていたが、ヘレナがインタビュアー達の方を気にしているのに気づき。

HEY!HEY!HEY!こっちに注目だぜ？
PARTY　PEOPLE!
この、チャック＝ウッディ様のセミヌードショウを今！この場で披露してやんよ！
今夜限りのサービスタイムだ。しっかり撮って宣伝してくれよ？

──そう叫ぶと料理がだいぶ少なくなったテーブルの上に飛び乗ると周りに拍手を促し、そのリズムに合わせて、服を脱ぎ始めた。

──そして、ヘレナにこっそりとウィンク。

［好きだ、という言葉か素直に嬉しくて。

今度は、自分から抱きつくと、赤くなった頬を見られないように胸に顔を埋めた。］

嬉しい、です。
あの…私も……すき、です。

［...は、チャックのウインクに気付いて、こっそりと感謝した。］

[返って来た言葉に、頭の中は白くなり。
　でも抱きついてきたヘレナの事はしっかりと抱き返して]

ありがとう、ございます。

[そうしてそっとその顔に手を当てて]

僕も、本当に貴女の事が好きです。

[ゆっくりと口付けたところで。
　後ろから何かが聞こえて固まった]

[2人の様子に良かったなぁ、と微笑んで。
そうしてふいに、人の輪からそっと離れ]

...Sah ein Knab ein Ros-lein stehn,
Ros-lein auf der Hei-den,
war so jung und mor-gen-schon,
lief er schnell,es nah zu sehn,
sah's mit vie-len Freu-den,
Ros-lein, Ros-lein, Ros-lein rot,
Ros-lein auf der Hei-den.

[そっと小声で口ずさみ、楽しそうに*笑いました*]

──チャックは服を脱ぐたびに、2人が居る方向とは反対側に投げ。拾う人物に投げキスをする。
アルベルトの胸に顔を埋めるヘレナを見届けると、最後の一枚に指をかけ。

…っと、さすがにこれ以上のサービスはできねぇな。続きが見たい奴は、俺の写真集「ナサ萌エル」を買ってくれｗ

──そう言い放つと、そのままのポーズで『もっと撮ってくれ』とアピール。

[ぱちぱちぱち、と拍手の音]

おめでとー、お２人さん。お幸せに？

[ウィットがにやっと笑うと同時に、隠れていた面々もぞろぞろと表に出てくる]

っつーか、チャックは何してんだっ！！

[出てくる皆の気配に滝のように汗を掻きながら。
　だがそのまま硬直しているわけにも行かず。
　頭の中は完全に真っ白な状態のまま]

……行きましょう！

[半ばパニック状態でヘレナを横抱きに抱えると
　脱兎のごとくパーティー会場から飛び出していった]

(苦笑)

若いって、いいわねえ！！

──ヘレナを抱きかかえてパーティ会場から姿を消したアルベルトの姿を横目でチラリと見て。
カメラが群がる方向に背を向けてポージング。
そちら側には誰も居ない事を確認した後で。

…ま、ピエロにはこんなのがお似合いか。
…お幸せにな。お2人さん。

──そう、こっそりと呟いた。
──その表情にはほんの少しだけ寂しさの色。

…どうすっかな？どうせだし最後の一枚もいっちまおうかな？

──そんなことをチャックが考えている時に、ふいに背後から悲鳴が聞こえる。

なんだ？どした？

──悲鳴の聞こえた先から、一人のスタッフが恐怖に引きつった顔でよろけながら走ってくる。よくよく見れば、その姿は、ところどころ血のりがついていて。

『…フレディさんが！フレディさんがっ！』