人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1873)Weeping Willow : 5日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

見習いメイド ネリー に、10人が投票した。
冒険家 ナサニエル に、1人が投票した。

見習いメイド ネリー は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、異国人 マンジローが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、雑貨屋 レベッカ、見習い看護婦 ニーナ、牧師 ルーサー、酒場の看板娘 ローズマリー、逃亡者 カミーラ、学生 ラッセル、冒険家 ナサニエル、ごくつぶし ミッキー、の9名。
見習い看護婦 ニーナ
[枕はぬれていて、頬には涙のあとがある…幸せそうに寝ている]

やだなあ先生ー…
私だってそんなにたべませんよー

[どうやら幸せな夢を見ているようだ]
(0)2006/09/21 09:43:18
牧師 ルーサー
[聖堂で祈りを捧げている。]

…。

[顔を上げる。]

では、出ますか。
(1)2006/09/21 09:54:57
牧師 ルーサーは、帽子をかぶり、出かけていった。
2006/09/21 09:55:56
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/21 10:32:04
書生 ハーヴェイ
「マンジローさんが!」

[その報告がもたらされ、慌てて現場へと急ぐ。
色々な物が乱雑ともいえるほどに置かれた家。
そして入った部屋の中は、どこか荒れた跡と]

――マンジローさん。

[針金によって人形のように壁に固定された身体。
その針金の位置は、上下左右が完全に同じ長さになっていて]

……奴か、これは。
何て、悪趣味なっ!

[白くなるほどに拳を握る。震えを止める事が出来なかった]
(2)2006/09/21 12:22:01
書生 ハーヴェイ
[慎重に遺体を壁から降ろした。
胸元は間違いようもなく食い荒らされていて、その状態はこれまでの誰よりも酷い]

昨日ここを見回った人は?この状態なら立ち回りもあったはずですが。
2度目の時には既に明かりも消えていた、ですか。ならばかなり早い時間になりますね。
…分かりました。そちらもいつものようにお願いします。

[一通りの指示を出した後、丁寧にマンジローの身体を抱えて外に出た。
無念と謝罪。今更なそれを心の中で繰り返しながら安置所へ]
(3)2006/09/21 12:26:18
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/21 12:29:17
書生 ハーヴェイ
[思考を纏めようと村の中を見回る。
これまで気がつかなかった、何かのサインがないかと探して]

(――どうにも後手に回っている。
こちらの考えなどお見通しという事か。
宿の方からも報告はなかった、ならば残りは村の方に?

いや、一番怪しい人物は分かっている。
クインジーさんとの問答、一昨夜のあれ。
この状況でナサニエルを疑うなという方が難しい。
だが悔しい事に、決定的な証拠は何も掴めていない)
(4)2006/09/21 13:18:43
書生 ハーヴェイ
(残った人間、とりあえず占われた者達は除外して。
最低でもあと一人、最悪ならまだ複数。

宿にいる人間…カミーラとローズマリー。
ローズマリーは目立つ部分が何もない。だからこそこちらからは読めない不気味さがある。
カミーラは場慣れしている雰囲気がある。旅人だからかそれとも。

村人側…レベッカ、ルーサー、ニーナ。
レベッカはこちらに噛み付いてきていて、それ以外にもどこか言動がおかしい。……まさか彼女も狂人なのか?
ルーサーは一番冷静に動いているように見える。逆にその落ち着きの根拠となるものは一体?
ニーナは村人としてはごく一般的な反応だ。気になるとすればナサニエルにも物怖じしないあの態度。あれは性格なのか?

全てを疑え。だが疑うだけでは予測は立たない。
何かが足りない、何かが――)

[焦りだけが滓のように降り積もってゆく]
(5)2006/09/21 13:24:59
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/21 13:47:51
見習い看護婦 ニーナ
[気づいたら枕は涙ではなく…]

はっ?!
やだ、よだれたらしてた!!

[部屋を出て牧師を探すがその姿はない]

うーん…とりあえずお洗濯しとこう
(6)2006/09/21 15:04:10
見習い看護婦 ニーナは、シーツとピローケースを洗って干した。
2006/09/21 15:05:48
見習い看護婦 ニーナ
牧師さまはどこ行っちゃったのかな?
うーん、酒場かな?

[すれ違いになるかもしれないので酒場に行く旨のメモを残すと、教会を出て行った]
(7)2006/09/21 15:10:57
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/21 15:20:28
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/21 16:42:12
逃亡者 カミーラ
[気持ちがふっきれたせいかすっきりとした目覚めをむかえられた。近ごろ習慣になった櫛通しも忘れない。]

今日も…絶対に、ラッセルを守ってみせる…

[声に出して決意を新たにすると集会所へと下りていった。]
(8)2006/09/21 18:43:15
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/09/21 18:47:13
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/09/21 20:03:28
牧師 ルーサー
[教会に戻ってきた。]
…中々、難しいですな。

[書き置きを見つける。]
集会場へ、ですか。ふむ。
…まぁ、あの調子ならもう大丈夫でしょう。
(9)2006/09/21 20:06:16
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/21 20:06:29
牧師 ルーサー
[再び出かける、と、丁度教会前を通りかかる人影。]

…?
おや、ハーヴェイさん。
奇遇ですね。
…調査ですか?
(10)2006/09/21 20:10:38
書生 ハーヴェイ
[目を上げれば教会からは丁度ルーサーが出てきていた]

…どうも。
はい、改めて村の中も把握しておこうと思いまして。

[相変わらずどこか張り詰めた様子は変わらず]

…そうですね。
ルーサーさんはこの村のご出身ですか?
(11)2006/09/21 20:14:42
牧師 ルーサー
…(苦笑)。
いえ。此処よりは、少しだけ大きな街に生まれました。

…マンジさんの事は聞かせて頂きました。
主への冒涜である、以前の悪趣味・凶悪さです。

その人狼は、流れ者、なのですね。
(12)2006/09/21 20:24:11
書生 ハーヴェイ
そうでしたか。
いえ、この村の方々とも親交が深いようでしたから。

[その様子を思い出したのか、眉をしかめて]

全くですね。悪趣味極まりない。
奴の残忍性を改めて実感させられましたよ。
何としても狩り出さなければ。

[続く質問には視線の温度が少しだけ下がって]

…私もそうでないかと思ってはいますが。
ですがまだ複数残っている以上、村人の中にも人狼がいないとはいえません。
シャーローットさんのような人がいないとも。

[それは誰かを思い浮かべながらの台詞に聞こえ]
(13)2006/09/21 20:30:36
牧師 ルーサー
ああ、いやいや。
私がその流れ者の人狼かとお考えで、先ほどの質問をされたのかと。

いけませんね。牧師たる身にあるまじき邪推です。
(14)2006/09/21 20:35:49
牧師 ルーサーは、書生 ハーヴェイの様子に少し首を傾げ、続ける。
2006/09/21 20:36:31
牧師 ルーサー
つかぬ、ことをお聞きしますが。


…ネリーさんのときに…何か、あったのですか?
(15)2006/09/21 20:38:13
牧師 ルーサー
いえ、処刑自体の事ではありません。結社員の方が、人狼に手を下すのはよくある事でしょう。
しかし…あなたはあれ以来…何処か無理をなさっているように見えます。
単に結社員の義務が気に入らない以上の…何かが、あるのではありませんか?

差し出がましいようですが、私に話してみませんか。何かの力になれる、などと自惚れているわけではありませんが、吐き出せば楽になる事もありましょう。
(16)2006/09/21 20:39:49
書生 ハーヴェイ
[ネリーという言葉にピクリと肩を震わせ。
真っ直ぐに見つめていたその瞼は揺れ、溜息が漏れた]

……ルーサーさん、人狼は人肉を喰らう生き物です。
それが彼らの生命を支えている。だからこそ危険なんです。

けれど…けれど、ネリーさんは。
彼女はクインジーさんの遺体を口にはしなかった。
そして人狼であると認めても逃げようとはしなかった。
そんな、彼女は。
果たして、滅ぼすべき人狼であったのか。
望んでその生を送る人狼ばかりではないことを、私は……。

[そこまで言うとハッとしたように口をつぐんだ。
俯いた表情は窺うことが出来ず]

詮無い事を言いました。
私はネリー=ウォルトンを倒した。事実はそれだけです。
結社の一員である以上、人狼を放置するわけには行きません。
(17)2006/09/21 20:55:55
書生 ハーヴェイは、牧師 ルーサーに「少し村の事で質問をしてもいいですか?」
2006/09/21 20:56:57
牧師 ルーサー
.oO(「クインジーさんの遺体を口にしていなかった」、「人狼であると認めても逃げようとしなかった」…。)

.oO(興味深い、事実です。…しかし、)

[顔に表さず驚愕しながら、ハーヴェイの様子をちらと窺う。同じく内心溜め息をつきつつ、]

.oO(今は聞けませんね…。)

…私は、最初この人狼というものを…神の試練か、罰であると考えていました。
(18)2006/09/21 21:04:56
牧師 ルーサーは、一見関係無い話を始める。
2006/09/21 21:05:17
冒険家 ナサニエル
──目が覚める。
昨日より身体に活力が溢れているのが判る。
ベッドから跳ねるように起きると関節をコキコキと鳴らし、窓際に脱ぎ捨てられた服を着込むと、宿から出た。

…久しぶりにこの足で歩いてみるのも悪くはあるまい。

──とは言え宛てがあるわけでも無く。
宿の周辺の道をブラブラと歩く。
と、前方に牧師と結社員である若者の姿が見える。
(19)2006/09/21 21:05:57
見習い看護婦 ニーナ
[宿屋に近い道]

あれ?
牧師様とハーヴェイだ
(20)2006/09/21 21:11:20
見習い看護婦 ニーナは、大事な話の最中かなーと二人を見ている
2006/09/21 21:12:31
冒険家 ナサニエルは、見習い看護婦 ニーナが道の向かい側に居る事に気付いた。
2006/09/21 21:14:29
書生 ハーヴェイは、牧師 ルーサーの話を真剣に聞いている。周囲の気配だけはそれとなく掴みつつ
2006/09/21 21:14:30
牧師 ルーサー
しかし…、今は私は、これは主にとっては事件ですらないのかも知れない、と考えているのです。
人狼は、単に最初から人を喰らう生き物というふうに創られたのでは?と。

狼が羊を襲うように、人が魚を漁るように。
誰も、一つ命を奪わずに、自分や誰かの命を繋げは、しないのです。

…あなたは、そう悪い人ではありませんよ。
(21)2006/09/21 21:16:14
牧師 ルーサーは、見習い看護婦 ニーナに気付き、微笑んで軽く会釈。
2006/09/21 21:17:25
見習い看護婦 ニーナは、牧師 ルーサーに手を振った。
2006/09/21 21:19:47
書生 ハーヴェイは、見習い看護婦 ニーナに同じく小さく会釈を。
2006/09/21 21:22:09
雑貨屋 レベッカ
[レベッカはクリスマスローズの香りを撒き散らしながら、息せき切ってルーサーの前に現れた。]


ハァ、ハァ、
ハァ…

ああ、牧師様!ニーナちゃん!こんなところに!

御願い!息子達が、大変なんです!
病気だと思うんですけど…私よくわからなくって…!
今はヴィンセント先生がいないから…

助けて下さい!お願いします!!
(22)2006/09/21 21:23:48
見習い看護婦 ニーナは、とてとてと二人に近づいた
2006/09/21 21:23:56
書生 ハーヴェイ
[まだ俯いたまま、その表情は見えないが]

……人間も殺しておいて、ですか?
昨日も言ったはずです。それが必要ならば私は躊躇わないと。

[低く笑う。だがすぐに顔を上げた表情にはその名残はなく。
微妙に増えてきた周囲の気配に声を落として]

私の方で気になっているのは、レベッカさんの事なのですが……

[聞こえてきたレベッカの声に慌てて口を噤んだ。]
(23)2006/09/21 21:24:57
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの横を通りレベッカが走ってくるのをみて小さく眉を寄せ
2006/09/21 21:26:32
牧師 ルーサー
[顔色を曇らせる。]
…それは大変だ。

とりあえず、様子を見せて頂きましょうか。
(24)2006/09/21 21:27:51
書生 ハーヴェイは、雑貨屋 レベッカの言葉に「やはり、退避しているはずなのに…」と小さく呟いた。
2006/09/21 21:29:50
雑貨屋 レベッカ
ああ、ありがとうございます!

以前、ヴィンセント先生にいただいていたお薬も、全然効かなくて…

今から家に来てもらって、構わないでしょうか?
お願いします!
(25)2006/09/21 21:29:50
牧師 ルーサーは、書生 ハーヴェイの様子に、小さく溜め息を落とした。
2006/09/21 21:29:57
雑貨屋 レベッカは、牧師 ルーサーにお辞儀をした。
2006/09/21 21:30:22
雑貨屋 レベッカは、見習い看護婦 ニーナに手を振った。
2006/09/21 21:30:35
冒険家 ナサニエル
──軽い気持ちで出た散歩で数人と偶然であった事に何かの予感を感じていた。

そして、数秒後、その答えであろう出来事が自分の横を騒がしく走り過ぎていく。

──予感の答え。昨日から少し様子のおかしかったレベッカという女が何かをわめき散らしながら牧師の方へと走っていく。


ククク…退屈しない村だな。
(26)2006/09/21 21:33:06
見習い看護婦 ニーナ
あららー?

[今度は病気ごっこかなと思った]
(27)2006/09/21 21:35:49
牧師 ルーサーは、雑貨屋 レベッカに歩きながら尋ねた。「症状はどうなのですか?」
2006/09/21 21:36:47
雑貨屋 レベッカ
[レベッカはルーサーの手を引き、雑貨屋の裏にある、自分の家に向って走った。

ほどなく、彼らはレベッカの経営する雑貨屋を通り過ぎ、古ぼけたレベッカのあばら家の玄関に辿り着く。]

ジョン!アレン!
あたしだよ!入れておくれ!

牧師様を連れて来たの、もう大丈夫!!
(28)2006/09/21 21:38:05
雑貨屋 レベッカは、牧師 ルーサーに、悪魔憑きみたいになっているんです、と答えた。
2006/09/21 21:38:52
書生 ハーヴェイは、雑貨屋 レベッカの家の前まで移動して中の様子を窺っている。
2006/09/21 21:43:04
牧師 ルーサー
[彼女の心の病の事は知っていた。ヴィンセントと共に何度か訪ねた事もある。]
[しかし、その光景は、何度見ても慣れはしない。]

[今回もまた、僅かに表情が曇る。しかし、努めて平静に、]

ジョン君、アレン君。入るよ。
(29)2006/09/21 21:44:08
牧師 ルーサーは、周囲に告げる。「少し、待っていて下さい。」
2006/09/21 21:44:56
書生 ハーヴェイは、牧師 ルーサーに頷いた。
2006/09/21 21:45:42
冒険家 ナサニエル
──手を引かれて連れていかれる牧師。
それについていく結社員。

なかなか楽しい見世物が始まりそうじゃないか?

──そう呟くと、いつもの笑みを浮かべながら見失わない程度の速度で歩きながら後を追う。
たどりついたのは雑貨屋の裏にある古ぼけた家。

とりあえずは大人しく観客になっておくとするかな。ククク。

──少し離れた場所に立ち、好奇心とそれに近い歪んだ感情を混ぜ込んだ表情で、事の流れをじっと見つめる。
(30)2006/09/21 21:50:17
牧師 ルーサー
[薄汚れた案山子が2体、部屋の中央に転がり、]
[もう1体がとなりのリビングで、テーブルのそばの椅子に立掛けられている。]

[ルーサーは部屋の中央の2体の側に跪き、]
…大丈夫ですか?
(31)2006/09/21 21:52:18
牧師 ルーサー
.oO(こっちは確か…)
アレン君、聞こえますか?

[レベッカを振り返り、]
…えー…、…いつからこの様子ですか?
(32)2006/09/21 21:55:46
雑貨屋 レベッカ
[レベッカは、鍵を開けて、客人を家の中に招き入れた。

…家の中は、表からは想像もできないほど、顔をしかめるほどの酷い状態だった。

異臭を放つ台所。嵐が吹き荒れたかのようにぼろぼろのリビング。
床にはなにやら腐敗した肉片が散乱しており、壁には様々な絵の具で、得体の知れない不吉な気配のする何かが殴り書きされていた。

そんな家の様子を何ら悪びれるでもなく、レベッカは混乱しきったといった表情で、客人を家の奥に案内する。]
(33)2006/09/21 21:56:06
雑貨屋 レベッカ
ええ…今朝からなんです。

今朝から、この調子で、おかしくて…


ねえ坊や、返事してよ。
お母さん、悲しいよ…

私を、独りにしないで…


[レベッカは、子供のように表情を崩して、べそをかき始めた]
(34)2006/09/21 21:58:56
書生 ハーヴェイは、雑貨屋 レベッカの家の中を垣間見て眉を寄せたが、聞こえてくる泣き声に困惑
2006/09/21 22:00:50
牧師 ルーサー
.oO(…困りました。ヴィンセントさんはどうしたって言ってましたっけ?)

と、とりあえず、清めてみましょう。どうか、落ち着いて下さい。
大丈夫です。どうにか致します。
(35)2006/09/21 22:02:15
雑貨屋 レベッカ
早く!早くなんとかしてよ!
さっきから、何にも起こんないじゃないの?!

この、エセ牧師!
早く二人を、二人を助けてよ!!!


[レベッカは狂ったように喚きながら、家中の物をルーサーに向って投げつけ始めた]
(36)2006/09/21 22:03:51
牧師 ルーサーは、ロザリオを懐から取りだし、これ見よがしに祈り始める。
2006/09/21 22:04:38
雑貨屋 レベッカ
うぅ…

う…坊や…

私の、可愛い…


!?
!!!


…そうか!
アンタか?!
アンタが私の可愛い息子と主人に呪いをかけて、みんなを藁人形にしたんだな?!

この人狼め!殺してやる!!


[レベッカはルーサーに突如襲い掛かると、人間離れした力で、その首を+締め上げた+!]
(37)2006/09/21 22:06:16
牧師 ルーサー
落ち着いて下さい!
母親が取り乱してどうするのです。

[表情を柔らかくして、]
大丈夫、すぐに治りますよ。
(38)2006/09/21 22:06:58
牧師 ルーサーは、あわあわあわ…
2006/09/21 22:07:34
雑貨屋 レベッカ
!!!!


[母親、という言葉を聞いて、レベッカは反射的にルーサーから飛びのいた。

やがて彼女は、喚きながらものすごい勢いで寝室を飛び出すと、部屋に一つだけある扉を閉め、外から鍵を掛けた。]
(39)2006/09/21 22:09:07
雑貨屋 レベッカ
[…しばらくすると、どこからともなく焦げ臭い匂いが立ちこめ、扉の隙間から、黒い煙がモクモクと入り込んでくる!]
(40)2006/09/21 22:09:53
雑貨屋 レベッカ
[レベッカは、裏手の納屋の敷き藁に油を撒き散らし、そこに火をつけた。

古ぼけたあばら家をたちまち覆い尽くす火の手を見て、レベッカは腹を抱えて大笑いしながら、燃え盛る家から飛び出してきた。]
(41)2006/09/21 22:10:36
牧師 ルーサー
[驚愕。]
な、何をなさるのですか!

ゴホ…!

開けなさい!
(42)2006/09/21 22:11:37
牧師 ルーサーは、扉を叩く。
2006/09/21 22:11:57
書生 ハーヴェイ
[物音と怒声。慌てて中に飛び込む。
閉められた奥の扉と、それを叩く牧師の声]

ルーサーさん!?
少し離れていてください!

[勢いをつけて2度、3度。
その間にも黒い煙は吐き出され続けていて]

くそっ!

[何度目かの体当たりでようやくその扉を吹き飛ばす]
(43)2006/09/21 22:13:28
牧師 ルーサー
[熱に加え、煙をかなり吸ったらしい。意識が無い。]
(44)2006/09/21 22:16:13
雑貨屋 レベッカは、炎上する雑貨屋を指差し、腹を抱えて笑っている。
2006/09/21 22:16:30
書生 ハーヴェイ
大丈夫、です…グッ!

[煙は既にかなり充満してきている。
そしてパチパチと言う音はどんどん大きくなってきて]

ルーサーさん!

[慌ててその身体を抱え上げ、居間の方へと戻る。
だがそこも既に火の手がかなり上がっていて]
(45)2006/09/21 22:17:38
ごくつぶし ミッキー
[仮眠から目覚め、いつものように餌付けを終えると、少し、眩暈がした。一瞬、厩舎の柱に凭れかけ]

……しっかりしろ。

[自分を叱咤した。何かに頼ってる場合じゃない。
この数日のせいで体がすっかり参っているのはわかっていたが]

しっかりしろ……。じゃないと……

[護りたいものも護れない]


[目を閉じる。開ける。もう大丈夫、さぁ]
(46)2006/09/21 22:18:01
ごくつぶし ミッキーは、村の方向に向かって歩き出し、
2006/09/21 22:18:12
ごくつぶし ミッキー

――――煙?
(47)2006/09/21 22:18:52
冒険家 ナサニエル
やれやれ・・・面白い見世物ではあるが。
少々度を過ぎてきたか。

──家の前に置かれた桶の水の匂いに一瞬顔を顰めたが、それをザブリと頭から被るとハーヴェイが破ったドアから燃え盛る家の中へと入っていく。
(48)2006/09/21 22:21:12
ごくつぶし ミッキーは、煙の見えるほうへと急いだ。
2006/09/21 22:21:22
書生 ハーヴェイ
グッ、ゲホッ……

……ナサニ、エル?

ルーサーさんを、先にっ!

[ナサニエルにルーサーの身体を預けると、盛大に咳き込んだ]
(49)2006/09/21 22:24:26
冒険家 ナサニエル
──燃え盛る家の中。
居間であろう辺りでうずくまる2人。
ルーサーを先に助けてくれと懇願するハーヴェイ。

…何故、俺が貴様の命令なんぞを聞かねばならんのだ。面倒くさい。

──少し離れた場所に窓。けぶる煙の間から見える外の景色。
狂ったように。あるいは狂って笑い続けるレベッカの姿。

…ああ、丁度良いクッションがあるじゃないか。

──そう呟くとハーヴェイとルーサーをひょいと抱え上げ、窓の外へと乱暴に放り出す。
窓が砕け散り、煤にまみれ服の焦げた男が2人。笑い続けるレベッカにぶつかりながら地面へと転がった。
(50)2006/09/21 22:31:11
雑貨屋 レベッカは、地面をもんどりうちながら、頭を打ってしばし意識を失った。
2006/09/21 22:34:34
書生 ハーヴェイ
[聞こえてくる声に反論する間もなく。
襟首を掴まれ、一気に放り出された。
窓に叩きつけられ、そのまま外にいたレベッカを巻き込んで倒れる]

ッ痛ぅ……乱暴な。
…!ルーサーさん!レベッカさん!

[ルーサーは助け出した時のまま、レベッカは今の打ち所が悪かったのか。
二人とも気を失ってしまっている。
手当てをしようと腰のポーチに手を伸ばし、右腕に走った痛みに顔をしかめる。
どうやら自分もどこかぶつけてしまったらしい。
必死に駆け寄ってきたニーナに気がつき、彼女に二人の手当てを頼む]

あ、ナサニエル…さん、は?

[彼はまだ中にいるのではないだろうか?]
(51)2006/09/21 22:41:13
雑貨屋 レベッカは、書生 ハーヴェイに、突然後ろから+抱きついた+!!
2006/09/21 22:48:09
冒険家 ナサニエル
──入ってきた入り口も既に炎に包まれて。
2人を投げ出した窓は、既に炎で脆くなっていた家屋には充分過ぎた衝撃で崩れさってしまっていた。

…あー。俺とした事がしくじったかもしれんな。これは…。

──顔に浮かぶのはいつもの歪んだ笑み。
(52)2006/09/21 22:48:23
書生 ハーヴェイは、雑貨屋 レベッカの突然の行為に驚いた!
2006/09/21 22:49:47
雑貨屋 レベッカ
サミュエル!
サミュエル!!きてくれたのね?!


どうして、いままで黙っていたの?
あしたは私達の結婚式なんだよ?


うれしいなあ…ねえ、私、サミュエルのおよめさんになるんだよ!

そしたら、おじいさんから継いだ、アンウェルの雑貨屋を、サミュエルと一緒に大きくして、子供をたくさん産んで…
(53)2006/09/21 22:51:33
雑貨屋 レベッカは、子供の様にあどけない表情で、ハーヴェイの方を向いた。
2006/09/21 22:52:11
雑貨屋 レベッカ
ねえ、私も、エレノアさんみたいに、きれいな花よめ衣装、着れるかなあ?

私、一生懸命、台詞を練習したんだよ。

「私レベッカは、サミュエルを夫として、今よりあと、こうふくなときも、とめろろきも…」


[レベッカは煤だらけの顔で、一生懸命、子供の頃に暗唱した台詞を反復した]
(54)2006/09/21 22:54:21
書生 ハーヴェイ
ちょっ、レベッカさん…!?

[突然の行為に思考がついていかない。
とにかく落ち着かせなければと抱きとめてはいるものの、どうすればいいのか途方にくれて。
…状況を説明をしてくれそうな牧師はまだ気絶したまま。
誰か説明してくれないかと周囲を困惑の目で見回した]
(55)2006/09/21 22:54:39
冒険家 ナサニエル
…とはいえ、なんとかせねばならんな。

──燃え広がる火を避けつつ台所へと向かう。
鼻を突く悪臭が熱で更に酷くなっていたが構っている暇も無く。
流し場から突き出たポンプの取っ手をガチャガチャと激しく上下させ溢れてくる水を頭から被る。

──服に水が染み渡り、ともすればその重さに足を取られそうになりながら。

…さて行くか。

──覚悟を決めた表情になると、かつて入り口であった場所目掛けて身体を丸めた姿勢のまま突進する。
(56)2006/09/21 22:59:38
書生 ハーヴェイ
[レベッカの表情に、ほんの少しだけ状況が読めてくる。
目の前の女性は…退行現象を起こしているのだろう。
ならば、まずはこの状態を落ち着かせてから]

レベッカさ…レベッカ。
少し落ち着いて。大丈夫だから。
うん、大丈夫。君なら誰よりも素敵な花嫁になれるよ。

[彼女の台詞を必死に拾いつつ、つじつまを合わせてゆく。
とにかく落ち着いてから現状の把握をさせないと。

――彼女は完全に壊れてしまうだろう]
(57)2006/09/21 23:01:11
雑貨屋 レベッカ
えへへ、ありがとう、サミュエル。

ううん…

あなた…


[レベッカは、笑顔でハーヴェイの言葉に照れている]
(58)2006/09/21 23:03:50
書生 ハーヴェイは、雑貨屋 レベッカの頭を撫でつつ、この後どうすればいいかを悩んでいる。
2006/09/21 23:05:23
冒険家 ナサニエル
──木材が火に爆ぜる音と。砕け散る音が混ざりながら、「元」雑貨屋前の通りに鈍く響く。

かつて入り口であった辺りから、炎と崩れた壁を突き破りナサニエルが転がり出てくる。
トレードマークであった羽飾りはすっかりと燃え羽根の骨の部分だけを残すだけ。気に入っていた緑の服も煤にまみれて見る影もなく。

…カハッ!…カハッ!!

─煙にやられた喉で、それでも生きている証として咳き込むように呼吸する。
(59)2006/09/21 23:07:37
書生 ハーヴェイは、表から響く音に顔を向けるも、レベッカを放り出す事も出来ず。
2006/09/21 23:09:06
見習い看護婦 ニーナは、牧師 ルーサーの手当をしたもののおろおろしている
2006/09/21 23:10:00
雑貨屋 レベッカは、冒険家 ナサニエルを指差し、「キャンドルサービス!」と言って笑った。
2006/09/21 23:12:48
見習い看護婦 ニーナは、冒険家 ナサニエルに驚いた。大丈夫?
2006/09/21 23:13:11
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/21 23:17:02
冒険家 ナサニエル
──助けに寄ってきたニーナを手だけで乱暴に振り払うと、まだ力の戻りきってない手足を引きずるようにして笑い続けるレベッカへとにじり寄っていく。

…はた迷惑な「思い出」だな。
貴様にとってその狂詩曲がどれだけ心地良いのかは俺には関係無い事だが…。

──そう言うと平手打ちでレベッカの頬を張り、ハーヴェイから引き剥がすように吹き飛ばし。

…その曲で踊り続けたいのなら、ソロでやれ。

そう呟くと力を使い切ったように膝から崩れ落ちた。

(60)2006/09/21 23:22:43
雑貨屋 レベッカ
[レベッカは、きょとんとした顔で張られた頬をさすると、
一瞬の間をおいて、

赤子のように、顔を崩して大声で泣き出した。]
(61)2006/09/21 23:24:49
書生 ハーヴェイ
ナサニエル…さんっ!

[いきなりレベッカを張り飛ばしたことに驚いて抗議するも、彼が崩れ落ちてゆくのを見て慌てて支えるとニーナを呼び]

すみません、助けていただいたのに。
こんな酷い火傷まで…。

[小さく謝ると、レベッカのほうへと戻る]

レベッカ、落ち着いて……

[赤子のようになく彼女を再び抱いて宥めながら、頭の中では最悪の可能性と対処手段も考え始めていた]
(62)2006/09/21 23:29:36
雑貨屋 レベッカは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/09/21 23:34:49
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/22 00:13:17
見習い看護婦 ニーナ
[ハーヴェイにいいのと首をふり、ナサニエルの耳をつねる]

もーいじっぱり!
いじわるでこんじょーわるでいじっぱりだなんて、この人ばかじゃないの?!
しみる薬塗ってやるー!
(63)2006/09/22 00:14:07
雑貨屋 レベッカ
[レベッカはハーヴェイの言葉に頷き、涙を拭った。
彼女はハーヴェイに向って、にっこりと微笑むと彼を抱きしめ、思い出した台詞をゆっくりと復唱した]


私レベッカは、今より後、

幸福な時も、幸福でない時も、
富める時も、貧しい時も、
病める時も、健やかなる時も、

死が二人を分かつまで、

貴方を愛し続けることを、ここに誓います。



ごめんね、取りみだして。
…あなた。

ねえ…ちかって
(64)2006/09/22 00:17:32
学生 ラッセル
[突然の火事に驚き駆け付ける。
そして、その光景を見ると]

レベッカ…さん…。

[一瞬何が起きたのか分からず、
呆然と立ち尽くした。]
(65)2006/09/22 00:18:26
雑貨屋 レベッカ
サミュエル。
私と結婚するなら、一つ誓って。


もう、暴力は止めると誓って。
貴方のこと、快く思わない人もいるのよ?


あの、弓を折ってくれたら、私貴方のこと信じる。


誓って! 折って!
あの恐ろしい矢も捨てて!! 

御願いよ…


[レベッカは、ハーヴェイの身体を強く揺さぶった]
(66)2006/09/22 00:25:52
冒険家 ナサニエル
──ニーナに塗られた薬が染みたのか、小さく呻き声を上げ薄らと目を開く。

…怪我人には優しくと、あの医者から教わらなかったか…?

──その言葉に一瞬だけニーナの顔が曇る。
自分のいつもどおりの軽い皮肉が、現状の彼女には重い物であった事に気が付いて。

…すまなかったな。

──柄でも無い謝罪の言葉が思わず口からこぼれ。ニーナの頬を軽くなでると、そのまま、また目を閉じる。
(67)2006/09/22 00:26:54
書生 ハーヴェイ
[レベッカの言葉に息を呑んだ]

あれは…あの弓矢は……

今はまだ、手放すわけには……

[動揺で震える声のまま]
(68)2006/09/22 00:29:47
雑貨屋 レベッカ
!!!
どうして?!


結局、貴方は、最後は暴力に頼るの?!


やっぱり、貴方はサミュエルじゃないわ!!
サミュエルなんかじゃない!!

薄汚い、人でなしの、人殺しの、
兵器で人を殺して、嘘をついて、私をたぶらかそうとして…


嫌よ!!!
所詮貴方は、人狼以下の殺し屋よ!!


人狼の方がまだマシだわ!!
(69)2006/09/22 00:37:56
書生 ハーヴェイ
[ 「人狼の方がまだマシだわ!!」
その台詞が耳に届いた時、張り詰めていた何かが切れた。
このままでは被害が拡大する可能性が、そして彼女には狂人の可能性が。
……ならばここで消しておかなければ。

ゆっくりと、自分を詰る女性から身を離して。

庭の入り口に戻り、放り出されていた弓矢を拾う。
右腕の痛みも無視し、振り返りながら流れる動作で矢を番え。
泣き叫んでいる女性の左胸に放った]
(70)2006/09/22 00:41:05
雑貨屋 レベッカ
[矢はレベッカの肋骨に当たってわずかに心臓をそれ、レベッカの左肺を貫いた。
彼女は後ろ向きにゆっくり倒れ、傷口と口の両方から、血の泡を吹いて横たわる。

青ざめて表情の失せた彼女の顔からは玉のような汗がこぼれ、レベッカはうわ言のように呟く。]


おねがい、たすけて、たすけて。
こんなの、全部、嘘よ。
わたしを、独りにしないで…


ジョン、アレン、
あなた…

どこにいるの…
(71)2006/09/22 00:45:22
見習い看護婦 ニーナ
[いつもニーナをからかってばかりのナサニエルが気遣いを見せたことに驚いて、思考も行動もいったんとまる。
しかしふと視線を上げた先の惨劇に…]

!!!
(72)2006/09/22 00:48:52
書生 ハーヴェイ
[静かに歩み寄れば、彼女はまだ苦しんでいた。
彼女が常に纏っていた香り、クリスマスローズの花言葉は
『優しい嘘』
だから最期を送るのも、やはり優しい嘘の仮面を被ったまま]

おやすみ、レベッカ。
今日こそは、良い夢を……

[そう囁くと、袖口から出した銀の短剣を心臓部へと差し込んだ。
ゆっくりと力を失うその身を横たえて。
自分も力なくその横に膝をついた]
(73)2006/09/22 00:49:02
見習い看護婦 ニーナは、書生 ハーヴェイに怯えた。
2006/09/22 00:50:10
酒場の看板娘 ローズマリー
[パチパチパチパチ。何処からか、何かが焼ける音。
 その音が聞こえて来るのはかなり遠くから。この酒場から聞こえるものではない。
 まだ誰も居ないままの酒場の、表の扉を開く。

 ―――焦げ付いた匂い。
 ―――立ち上る黒い煙。

 何かが起こっている。そう認識するのに、そう時間は掛からなかった。

 火事。
 何処の家が?誰が?何故?

 煙を目印に、そちらの方向へ……速度を適当に保ちながら、走って行く。『ローズマリー』が走れる最速の速度で、焼ける家へと駆ける。]
(74)2006/09/22 00:50:15
雑貨屋 レベッカ
…めるときも

まずしいときも…

やめるときも、すこやかなるときも。

死が、二人を、分かった後も…



…かい、ま、す…



[一陣の風が吹き、辺りは血とクリスマスローズの香りに包まれた。

哀れな狂女はその若い結社員の顔を撫でると、幸せそうな顔で、ようやく家族の元へと*逝った*。]
(75)2006/09/22 00:51:56
ごくつぶし ミッキー
[燃える家屋。そこは、もとは確か…雑貨屋のレベッカの家、だったろうか。

駆け付けて、その惨状に息をのむ。

炎の激しさに? 倒れ壊れゆく家屋に? いいや。

レベッカの胸に短剣を突き立てたハーヴェイに]
(76)2006/09/22 00:55:11
見習い看護婦 ニーナ
[レベッカにかけより、ハーヴェイに尋ねる…といっても糾弾に近い声で]

うそ…どうして?! なんで?
なんでレベッカさんを…レベッカさんはじんろうだったの?
ひどい!!!

レベッカさん…レベッカさん…!!

[レベッカに呼びかけるが、当然返事はない…]
(77)2006/09/22 00:55:52
書生 ハーヴェイは、力なくうなだれたまま動かない。
2006/09/22 00:56:39
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/22 01:05:53
酒場の看板娘 ローズマリー
[惨劇の、跡。
 そう表現するのが相応しい現場だった。

 すぐ目の前には、倒れ伏しているルーサー。座り込み、目を閉じているナサニエル。二人とも、服が焼き焦げている。火傷も見られる。酷い状態なことは目で見るだけで理解出来た。

 その背景には、既に半分焼け落ちているレベッカの雑貨屋『だったもの』。火は未だに燻り、黒煙を立ち上らせている。焦げた木材の匂いが鼻につく。

 立ち尽くしているラッセルとミッキーの目線の先にあるのは。

 口元から血を流し、ハーヴェイの隣に横たわるレベッカと。ハーヴェイに激しい言葉をたたき付けているニーナ。

 ―――……これは。どういうこと?

 軽く息を吸い込み、吐き出す。
 気持ちを落ち着けてから、ハーヴェイのほうへと歩き出す。]

……ハーヴェイさん。
これは一体、何が……起こったの?
(78)2006/09/22 01:15:14
酒場の看板娘 ローズマリーは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/09/22 01:15:35
冒険家 ナサニエル
──ナサニエルはふらりと立ち上がり。ハーヴェイに詰め寄るニーナの背中に言葉を投げる。


…ならば、誰を殺せば正解だ?
…我々が真実を知る術は既に無い。
人は…生きていく為には間違いを恐れず、否、たとえそれが間違いと判っていても、自らの意思で道を選ばねばならんのだ…。
自らの手を汚さぬ者が…手を汚し道を貫いた者を責めるなど…。


…今日はもう集会の必要も無いだろう…。今のままでは冷静になれぬ者が居るようだし、手負いの者も多数居る…。一度解散した方が良いのでは無いか?
…この場に長居したいとも思わぬしな。
…遺体の処理や…火事場の後始末は、役立たずの自警団どもに任せれば良いだろう。奴らにも少しは働いてもらわぬとな。
(79)2006/09/22 01:15:43
書生 ハーヴェイ
[のろのろと顔を上げ、目の前の短剣を引き抜く。
返り血が飛び散ってきたが、既に気にならなくなっている。
深紅に染まったそれを、懐から出した布で綺麗に拭き上げて。
そしてまだ汚れていない布にゆっくりと包みこんだ。
そのまま生気のない目で周囲を見て、傍らのニーナに気がつく]

……狂人の可能性が高かったので。
それにあのままでは村中に火をつけかねないでしょう?
この後をお願いしますね。彼女は人狼ではなさそうだから。

……疲れたらこれでも食べて休んでください。

[そう言ってポケットから取り出したチョコをニーナの膝に乗せ]
(80)2006/09/22 01:15:50
見習い看護婦 ニーナ
[ナサニエルとハーヴェイの言葉に口をへの字にするニーナ]

………

うわあああああん

[一気に泣き出した]
(81)2006/09/22 01:18:31
書生 ハーヴェイ
[ローズマリーの台詞にゆっくりとそちらを見て]

レベッカさんが狂乱状態になってしまいましたので。
その際の会話から狂人である可能性が高くなり、またこのままでは村全体に被害を出しそうだったので手を出させてもらいました。
ただ、それだけですよ。

[薄く笑うかのようなその表情は、いつもの彼とは全く違う]
(82)2006/09/22 01:19:28
書生 ハーヴェイ
あぁ、そうですね。
今日はもう処刑するつもりはありませんし、ルーサーさんの手当てとかも必要でしょう。
ローズマリーさんは、ニーナさんについていてあげてください。
自警団の方には私から話しましょう。

解散してくださって、結構ですよ。

[誰に向けてでもなくそう告げて、レベッカの傍から離れた]
(83)2006/09/22 01:25:37
酒場の看板娘 ローズマリー
[ハーヴェイの何処か投げ槍な口調と、その内容に一瞬何かを云おうと口を開きかけるも。

 ―――突如響いたニーナの泣き声に、言葉が止まり。

 ハーヴェイに一瞥を投げると、振り返り、ニーナの元へ駆け寄る。]

ニーナ……ニーナ?
大丈夫だよ。大丈夫、だから……。

[泣きじゃくるニーナをそっと抱き寄せて、背中をぽんぽんと叩く。

 ……何が大丈夫なのか。大丈夫なのは何か。自分が半ば無意識の内に発した言葉を、自身の頭に反響させながら。]
(84)2006/09/22 01:31:04
見習い看護婦 ニーナ
[ローズマリーに宥められて、余計に止まらない…]

ううう、うう〜〜〜〜〜

[今のこの惨状によってヴィンセントのことを思い出し…]

〜〜〜〜〜〜〜!!

[しかしローズマリーに促されて、なんとか立ち上がる]
(85)2006/09/22 01:42:05
ごくつぶし ミッキー
[ニーナの泣き声にはっとして。
呆然と佇むラッセルの横を抜け、ハーヴェイの前に出た。
ニーナを慰めるローズマリーに一瞬目を遣ってから、ハーヴェイに向き直り]

ハーヴェイ……。
狂人っていうのは、「人間」なんだろう……
だったら……

[続けようとした言葉は、飲み込まれる]

ハーヴェイ? …お前、大丈夫か?

[ハーヴェイの表情が気になった。
――仮面のような不自然な笑みが]
(86)2006/09/22 01:42:40
書生 ハーヴェイ
[声を掛けてきたのは、震えながらこちらを見る青年。
彼ならば自分と同じ道は選ばないだろう]

そう、狂人は人間です。
人狼に組して混乱を招く人間。
私は人を殺しました。それが何か?

[その声は静かで、冷たくすら聞こえ]

あぁ、そうだ。
貴方に、これを預かっていて欲しいんです。
今の私が持っていては、それこそ皆を怯えさせるでしょう?
それにこれがあれば人狼から身を守るのにも役立つはずです。
残念ながら、今夜は2体目の処理ができませんでしたから。

[その顔は能面のように青白く。
ただその唇の端のみに笑みを浮かべて]

――私は、大丈夫ですよ。
(87)2006/09/22 01:48:11
酒場の看板娘 ローズマリー
[立ち上がったニーナと一緒になって、少しだけ怠慢な動きで立ち上がる。
 まだ涙目の彼女の目を見て、いたたまれない気持ちになり。先程のように『大丈夫?』と声を掛けることも出来なくて。

 一瞬動きが止まったその口から出た言葉は。]

……そうだ。

ニーナ、今晩、うちに泊まらない?
何か美味しいもの、出せると思うし。
宿の部屋も幾つか空いてるし、ね。

[そんな言葉がすらすらと口から出て。
 それに自分で少し驚きながら、ニーナに微笑んだ。]
(88)2006/09/22 01:54:31
見習い看護婦 ニーナ
[ローズマリーの言葉に目を瞬く…その拍子にぽたぽたと何適か涙が落ちた…]

…うん、うん!
ローズマリーのところに行く!!

[ニーナはポケットからハンカチを取り出して、とりあえず鼻をかんだ]

(うう…まけない……!!)
(89)2006/09/22 01:58:43
ごくつぶし ミッキー
[押し付けるように手渡された、「それ」
白い布に包まれていた「それ」を怪訝な顔をして開く。

銀色に光る、刃]

これ……どうして、僕に。
ラッセルには……?

[再びハーヴェイの目に視線を戻して尋ねる]

大丈夫、って。
……いったん宿に戻って、休んだほうが……。

[とても、「大丈夫」には見えなくて]
(90)2006/09/22 02:02:41
見習い看護婦 ニーナは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/09/22 02:02:59
ごくつぶし ミッキーは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/09/22 02:03:05
見習い看護婦 ニーナは、どうも飴を落としたらしい・・・
2006/09/22 02:03:20
書生 ハーヴェイは、ごくつぶし ミッキーに「ありがとう」と言うけれど動く様子はなく
2006/09/22 02:05:22
書生 ハーヴェイ
私はそれ1本しか持っていませんから。
それにラッセル君には、逆に怪我をさせてしまいそうで。

[それは現実の傷の事とは少し違うようで]

ミッキーさんならきっと。
使っても使わなくても、間違わないと思いますから。

さぁ、皆さん行ってしまいますよ。
一人で動くのは、やはり危険なんですから……

[もう行ってください、と小さく告げて]
(91)2006/09/22 02:09:42
書生 ハーヴェイは、皆が去っていくのを見届けた後、ゆっくりと歩き出し公園の方へ
2006/09/22 02:11:26
冒険家 ナサニエル
──元雑貨屋前。連絡を受けたのか騒ぎに気付いたのか、ぽつぽつと集まり始める自警団達。その人ごみをすり抜けるようにしてその場から離れる。

…奴は一人…か。

──その目にうつるのは公園の方へと歩いていく結社員ハーヴェイの姿。
(92)2006/09/22 02:16:40
書生 ハーヴェイ
 ― 公園にて ー

[足が自然に向いたのはこの場所だった。
ここに来た最初の日を思い出す。
まるで過去から抜け出してきたかのような少女に出会い。
彼女と同じ呼びかけをされて。
――その少女は人狼で。

任務でもないのに人狼騒動に巻き込まれ。
自分でも名前を知っていた名うての人物さえ倒され。
――その人を殺したのはあの少女で。

後を任された自分は残る能力者も守りきれず。
とうとうわずかな疑いだけで人間を殺し。
――少女の他にも人狼がいるのを知っていたのに。

予感がする。
ここにいれば、多分彼が……奴が来るだろう]
(93)2006/09/22 02:17:37
ごくつぶし ミッキー
[短剣に込められた意味が何なのか。
なんとなく、わかりそうでわからないまま。

追い払われるようにして、その場を後にした。

ハーヴェイは。あの奇妙に無表情な笑みは。
彼は、このままでは壊れてしまうのではないか]

明日……話をしたほうがいいか……。

[何を話すかなんて知らない。
ただ、今の彼は――壊れる寸前の人形のようで。
無理をさせている、させてしまった。
責めるべきではなかった。

後悔の念をそのままにはしないように。

そう考えながら、夜の道を*辿った*]
(94)2006/09/22 02:21:45
冒険家 ナサニエル
──公園。その中央にただずむ男が一人。
ナサニエルはその場所へと音も無く歩寄っていく。

…どうした、こんな場所で。たった一人で。

──その男、ハーヴェイに声をかける。
(95)2006/09/22 02:23:41
ごくつぶし ミッキーはメモを貼った。
2006/09/22 02:23:44
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに微笑んだ。
2006/09/22 02:24:22
書生 ハーヴェイ
さすがに少し疲れましたよ。
何故こんな事になってしまったんでしょうね。

[静かな笑みを浮かべたまま彼の方を真っ直ぐに見る]

ナサニエルさんこそどうしたんです。
一人歩きは危険ですと言っておいたはずですよ?

[だが自分の台詞にクスクスと笑っているのは何故か]
(96)2006/09/22 02:26:50
冒険家 ナサニエル
──微笑みながら語りかけるハーヴェイにやはり微笑みを返しながら。

…一人歩きは危険…か。
まあ、いいでは無いか。ここには俺と貴様の2人が居る…。2人「だけ」が居る…。


──ふと、空を見上げ。

…昔話をしてやろう。なぁに長くはならん。
とある人狼と結社員のくだらぬ話だ。
(97)2006/09/22 02:31:41
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに首を傾げた。
2006/09/22 02:32:32
冒険家 ナサニエル
昔、昔、ある村に襲撃した者に「十字傷」を残すという悪趣味な人狼が現れた。何故十字傷を残すのかは知られていない…。単なる悪戯のつもりなのか…。それとも深い意味があるのか…。

次々と村の者がやられ、十字傷を刻まれていく。止まらぬ被害を重く見た結社からその村に結社員が派遣された。

そいつには珍しい痣があってな。
…貴様と一緒さ。首に痣があった。形もまるで瓜二つ…。
(98)2006/09/22 02:38:10
書生 ハーヴェイ


……それで?

(99)2006/09/22 02:39:39
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/09/22 02:39:54
冒険家 ナサニエル
…そいつは中々大した奴でな。
後一歩というところまで十字傷を残す人狼を追い詰めた。だが…。

…最後の最後で詰めを誤った。
人狼の甘言に乗せられ、最後の選択を誤った。

…そしてそれが、その結社員の死因になった。
その村か?滅んでしまったよ。その結社員こそが最後の砦だったのだから…。

…不思議だろう?
滅んでしまった村の出来事なのに。


…何故、俺が知っていると思う?
(100)2006/09/22 02:42:33
書生 ハーヴェイ
それは、貴方が。

いや、貴様が。
(101)2006/09/22 02:45:59
書生 ハーヴェイ


貴様が、父の仇だからだろう!!!

「十字傷」の人狼!!!!!

(102)2006/09/22 02:47:31
冒険家 ナサニエル
…ククク。

ククッ・・クハハハハハハハハハハ!

…ならばどうする?!
…ならばどうする?!


さあ、貴様の生きる道を示して見せろ!
人間、ハーヴェイ=ダグラス!
(103)2006/09/22 02:52:10
書生 ハーヴェイ
人間の敵、滅亡させるべき存在。

父の思いを、そうやって踏みにじるか……!

戯れに触れて、人の道を踏み外させるか……っ!


[下げられていた手が上がる。
右手で掴み出されたのは3本の矢。
軽いステップで後ろへと動きながら、その矢が次々に放たれる。

狙いはその心臓。
そして避けようとする動線上へと真っ直ぐに]
(104)2006/09/22 02:57:34
冒険家 ナサニエル
ククククク…。

貴様の悩み後悔する様…。
存分に楽しませてもらったがな!

…安心するがいい。
此度だけは、なんの後悔も必要ない。
俺は貴様の敵だ。間違いなく敵だ。

そして同時に貴様は今…俺の敵となったのさ。


──矢が放たれた刹那、ナサニエルの姿が人狼の其れに変わる。人にはあり得ぬ反射速度で次々と放たれる矢をすり抜け、一直線にハーヴェイに殺到する。
(105)2006/09/22 03:04:05
書生 ハーヴェイ
[その目は獲物を狙う狩人の瞳。
素早い相手の動きをも鋭く見据える]

どうしてこの村に来た!

平和な暮らしを送っていたであろうこの村に!

貴様が来なければシャーロットさんも、

レベッカさんも死なずにすんだはずだっっ!!

[相手の動きを読むかのように大きく横へと跳び退る。
途中で次の5本が抜き出され、牽制のために放たれた。
その間に更に後ろへ跳躍する。
だがそれも、人狼の動きよりは若干鈍いものでしかなく]
(106)2006/09/22 03:08:03
冒険家 ナサニエル
…ッハ!
この後に及んでお為ごかしか!

シャーロットなる我が下僕となった少女も!
あの狂詩曲で踊り続けた『母親』も!
殺したのは貴様らであろう!?

…自らの中の憎しみを他者に代弁などさせるでない!
そんな事だから…つまらぬ動きしか出来ぬのだっ!

──牽制で放たれた矢を見透かす様に無視して、距離を取ろうと後ろに下がるハーヴェイに一気に肉薄する。
(107)2006/09/22 03:15:17
書生 ハーヴェイ
[その動きにこれ以上下がっても無駄だと悟る。
ならば取れる手段は一つだけ]


そうだ、殺したのは私達だ。

だがそうせざるを得ない状況を作るのは、いつも貴様達だ!


…それにそれだけじゃないだろう。
何故、今。ネリーさんがいるこの村に来た。

自ら積極的に人間を食べようとはしていなかった彼女が、
何故今になってこんな事件を引き起こしたっ!!


[一撃を負うかもしれないのは覚悟の上。
傷など後で焼き潰せばいい。
多段に牽制の矢を放ち、振られる爪の僅かに外側をすり抜ける。
向き直った時には既に次の矢も番えられていて]
(108)2006/09/22 03:23:29
冒険家 ナサニエル
クハハハハハハハ!
『理由』を見つけるのがお上手な事だ!
そんなに自分の闇を見つめるのが嫌か?
いや、それが闇ですら無い事を気付くのが怖いのか?

貴様らが他者を殺したのは「自分が、自分だけが生き残りたいから」であろう?
そうしなければ、自分が死ぬやもしれぬから。
そして、それが怖いから。ただただそれだけの事だろう!
喰わねば死ぬから喰う我らと何が一体違うというのだ!

──ハーヴェイの口からネリーの名が出るのが耳に届いて。

…積極的であろうが消極的であろうが所詮は人を喰わねば生きていけぬが運命!いつか対峙せねばならぬ岐路に此度当たったに過ぎぬ!
…奴の選択は、奴だけのモノ。
貴様が軽々しくそれを語るで無いわッ!

──多段に放たれた矢の放物線の下をくぐり抜け、間合いに捉えたハーヴェイの喉に一気に爪を伸ばす。その目に飛び込んできたのは撓る弓と一本の銀の矢。
(109)2006/09/22 03:34:34
書生 ハーヴェイ
[放たれた一撃は、しかし伸ばされた爪を掠めて狙いがずらされ。
それにより自分の喉を狙ってきた爪もまた、肩口を浅く切り裂いただけで終わり。
残り2本、と手を伸ばした矢は既に1本しか残っていなかった。
舌打ちをして即座に狙うが、その時既に敵は目の前で]

常に怯えているさ。当たり前だろう。
あぁそうだ、貴様らを狩るのも自分の命を守るためだ。
それが生きるものの本能なんだからな。

だが彼女はそれを望んでいなかったはずだ。
でなければ何故食べなかった。
何故私が弓を向けた時に逃げもせずにそれを受けた。

何故、最期に私に謝るんだっ!
(110)2006/09/22 03:48:02
書生 ハーヴェイ
あの時のリリーと同じだ。苦しんでいたんだ。
そうはありたくないと、必死に自制していたはずなんだ。
今は無理でも、いつかは解決方法が見つかったかもしれない。

それを!
その道を!!
潰したのは貴様なんじゃないのかっ!!!

[最後の矢を、心臓に狙い定めて放ち。
自ら弓を手放しながら、そう叫んだ]
(111)2006/09/22 03:49:12
冒険家 ナサニエル
──目の前で放たれた矢がナサニエルの頬を撫でる。瞬間とは言え目視できたからこそ避ける事のできた一撃。
続けて放たれた、力強い、しかし芸の無い一撃は身体を捻るだけでかわす。
矢が尽きた、弓を捨てた。その姿を目にし、最後の一撃に向けてハーヴェイに駆け寄って行く。

俺がどう生きるかは、俺の意志。
そして、その俺の意思ですら、他者の中では単なる運命の歯車に過ぎぬ。
…そして、その運命の中で…それが奴の、そしてその娘の選択だっただけの事。

俺の生きる道と奴らの生きる道が交差した時、二つの道が生まれたのだ。
「生き残る道」と「死に行く道」
譲り合うことは出来ぬ!
俺は生きる道を選び、奴らは人として死ぬ道を選んだのだ。

貴様はどの道を歩む?!
…さあ、問答の時間は終わりだ。

──弾丸の様に身体ごとハーヴェイに飛び掛る。大きく開かれた顎はハーヴェイの喉に標準を合わせる。
(112)2006/09/22 04:04:08
書生 ハーヴェイ
[動きを読む。避ける余裕はない。
その向かってくる瞳の何と強いことか。
だがもちろんそれに怯む訳にはいかなくて]


……ただで死ねるはずがない。
貴様だけは、残せるものかっっっ!!!!!


[右の袖口から小さなナイフを引き出す。
それはお守りのようにクインジーの遺品から借りてきたもの。
残された武器はこれだけ。これで最後。
それを相手の口へと真っ直ぐに突き出してゆく。
おそらくは自分も右腕を失うだろう。
それでもこの小さな銀が相手の脳を貫けば]
(113)2006/09/22 04:08:38
書生 ハーヴェイ


[その瞬間、右腕に走った痛みは

        ほんの一瞬、動きに遅れを生んで]

(114)2006/09/22 04:09:14
冒険家 ナサニエル
──突き出されたナイフ。
──本当ならば、それは腕と引換えに互いの勢いからハーヴェイが思い描いたようにナサニエルの脳を貫いていただろう。
──しかし、ほんの一瞬、その遅れが。人狼である彼には充分すぎる時間で。


──ガキリッ!と鈍い音がする。
そこにあるのは不揃いに並んだ牙とそれに押さえ込まれたナイフの刃。
それが、ナサニエルの口中に達する刹那、ほんの少しだけ首を捻り、横向に牙で受け止めたのだ。

そのまま牙に顎に力を込めて、ハーヴェイの手からナイフを奪う。

──そして。
(115)2006/09/22 04:16:05
冒険家 ナサニエル
──そして。

それはそのままナイフを振りかぶる動きとなって。首を捻り、ハーヴェイへと口に咥えられたナイフを振り落とす。

その切っ先は…偶然か、狙ったものか。
ハーヴェイの首の痣へ。彼の父と同じ痣へ。
一瞬、肉を裂く「ブツリ」という音を立てて吸い込まれた。
(116)2006/09/22 04:20:36
書生 ハーヴェイ
[銀の光がその痣を貫いた]

……ッ!

[瞬間的に血が天に向かって吹き上がる。
次いで襲ってくる痛みは衝撃となって全身を駆け]

……か…は……

[勢いに負けた身体は仰向けに倒れこみ、
地面で一度大きく跳ねた]
(117)2006/09/22 04:24:16
書生 ハーヴェイ
[痛み、苦しみ、悩み。
その瞳に浮かんだ色はそのどれをも含み、そのどれでもなく。
そしてほとんど声にもならない息が漏れてゆく]

人、と人狼、は、どうし、て……
共存、が、でき、な、い………

[最期に一筋だけ流れた涙

       その瞳は月明かりを映したまま

                   自らの光を永遠に*失った*]
(118)2006/09/22 04:33:18
冒険家 ナサニエル
──息絶えた男。
──生き残った男。
──勝者の権利。
──敗者の運命。

牙がハーヴェイの肉体を肉塊へと変えていく。
ガリガリという骨を砕く音。
ブチブチという肉がちぎれる音。
バシャバシャと血の溢れる音。

いつしかその音も止み。
月明かりに照らされるのは、わずかに残った肉片と、それに突き立てられた銀のナイフ。

──そして地面に描かれた血の十字。
(119)2006/09/22 04:38:49
冒険家 ナサニエル
──公園から酒場へと走る、一筋の影。

それを見たものは誰も居ない。
また、夜が明ける。
惨劇は*オワラナイ*
(120)2006/09/22 04:42:30
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/22 04:43:19
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/22 04:44:05
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