お尋ね者 クインジー [そこから、5分と経たないうちに、自警団員が次々と現れる。 入ってくる自警団員が来るたびに、クインジーが矢継ぎ早に指令を飛ばしていく] お前は、まず、グレンを病院に連れて行け!あの親父が寝ていてもたたき起こして、即座に処置させろよ! お前は、アーヴァインの親父を自警団の遺体安置質へと持っていけ!肉片一つ落とすんじゃねえぞ! 全て大事なものなんだからな! お前は、村の奴ら全員に、アーヴァインが殺されたことを知らせてまわれ! 寝ているなら、メモでもなんでもいい!とにかく早いうちに知らせろ! 他の奴らは、村の封鎖だ!セコイ警備網じゃなくて、蟻の子一匹まで逃がさないのをな! それでも余った奴らは村内の探索、並びに、警護だ! グズグズしてんじゃねえぞ、てめえら!! | |
(7)2006/09/16 02:51:10 |
お尋ね者 クインジー ……ったく、平和ボケしてやがるな、連中。 ま。確かにこの村じゃ仕方がねえのかも知れないけどな。 [と、慣れた動作でタバコに一本火をつける] (しかし、何故、アーヴァインを狙った? 確かに、自警団長と言う肩書きだし、殺せばそれなりの成果が得られるだろう。 だが、厄介な奴から先に殺すのだとしたら、狙うのは俺か、占い師のどちらかだろう。 つまり、人狼は、俺達の力をよく分かっていないやつ……この村の住人って可能性が高くなる、か。 特に、旅人連中は、ハーヴェイの奴が宿を守っている限り、そう簡単に外に出られるわけがないし、な。 今日は、重点的に、この村の連中を眺めてみるか) [考え事に夢中になり、気づけば、タバコは根元まで*灰になっていた*] あつっ!? | |
(8)2006/09/16 03:09:07 |
お尋ね者 クインジー [宿屋に戻ったとたん、ハーヴェイの言葉が耳を襲った。 ソレを聞いたとたん、クインジーは昨日よりも3割り増しでハーヴェイをブン殴った] ……ちょっと来い。 [そして、ハーヴェイをあまり人の目につかないところを引っ張り込むと、周囲に人がいないことを確認してから怒鳴った] バカか、てめえは! 一体何年結社員をやっているつもりだ!? 宿を守れと言うのと同時に、宿の住人を見張っていろっていうのが分からなかったのかよ! 一から十まで全部教えなくちゃいけねえ、新米の小僧かよ!ボケ! それに、人目のあるようなところで、気軽にそんな話題を出しているんじゃねえ!! [憤懣やるかたない気持ちで、クインジーが怒鳴り散らす] | |
(38)2006/09/16 14:34:09 |
冒険家 ナサニエル […は乱暴なノックの音に眉をしかめながら] ええい、喧しい。 先ほどといい、此度といい。 よくも人が訪ねてくる朝であることよ。 それほど喧しくするならば最早部屋に入る必要もあるまい?そのままそこで用件を言え。 [幾分、ムっとした感のある口調で自警団を名乗る男から今朝方の悲劇が告げられる。そして、村から出るな、という通達も] …ほう、やはり人狼が…この村に居るのだな。 ──幾分か震えた声。自警団の男は、ドアの向こうの人物が横柄な態度を取りながらもその実怯えているのか?と侮蔑するかのような笑みを浮かべた。 ──しかし、ドアの中の人物は。それよりも尚、歪んだ笑みを浮かべている。 声が震えていたのは、こみ上げてくる笑いをこらえきれずにいただけなのだから。 | |
(59)2006/09/16 21:32:13 |
牧師 ルーサー …全ての争いは、相互の不信から生じます。 主はわれわれに理性を下さいました。私は、それはこのようなときに相手を信じるために与えられたと信じます。 昨日、あるいは一昨日かそれ以前、何かが違ったならアーヴァインさんは犠牲にならなかったはずなのです。 そして、それは今日からのことにも言えるはず。 [きっぱりと。] 退き帰せぬ点などは、ありえません。 今一度…どうか、話し合いの機会を。そう、名乗り出てもらう事は出来ないでしょうが、何かしら方法があるはずです。 お互いに…何か一つでも信じられる点が見出せるなら、そこから何か、もっとよい方法が見つかるのではないでしょうか。 | |
(116)2006/09/17 00:59:57 |
逃亡者 カミーラ お兄様は…あんなに苛まされながらも、生きるために最低限の人間を襲っていた… 優しかった、お兄様…ねえ、この村にいる人狼はいったい、どんな思いで人間を襲っているのかしら… [金属同士の触れ合うかすれた音。二つのうち、ほんの少しだけ大きいほうのブレスレットを裏返せば見える兄の名。] この村の人たちって…いい人が多いのよ? 牧師様もそうだし、医者の彼もそう…ふとっちょの彼も、ちょっとうるさいおばさんも…みんな、みんな… それに、なにより…ねえ、お兄様、お兄様にそっくりな人に会えたのよ。彼、ラッセルっていうの。 優しいところもお兄様にそっくりで…でも、あのときと違うのは私のほうが年をとっていて、彼のほうが若くて…私のほうが強くて、きっと彼のほうが弱くて… だから、今度は私がお兄様を守る番なのよね、きっと。 私、今とっても幸せだわ。 だから、この村を…守りたいな… [ふいにブレスレットを離して両手をテーブルの上に置き、その上に額をつける。まるで、祈るように…] ねえ、今まで何回も守りそびれてきたけれど… 今回ばかりは…私、上手くやれるわよね、お兄様… | |
(178)2006/09/17 17:53:01 |
逃亡者 カミーラ [ふと、奥の部屋から短い呻き声が聞こえた気がして顔をあげる。] ……? (襲われた彼の…進行が早まった?) [周り見るが仮眠しているもの、疲労しきっているもの。他に声を聞いたものはいなさそうで。] (勘違いかしら?) [そう思いながらもグレンの眠る部屋へと入る。 うなされているのか、ときおり口元がぴくぴくと動く。そしてその度に見えてしまう牙。] ……もう、無理…ね… [今までも見てきた光景。感染者。経験上では牙まではえてしまっては手遅れだ。切断して助かる、という道がないのだから。彼の額から汗まみれの手ぬぐいをとると、脇においてある桶でゆすいで固く絞る。] …人狼となっても生きたい? それとも、人のまま…逝きたい? | |
(179)2006/09/17 18:05:18 |