見習いメイド ネリー [目の前で折られ、魔法のように形を変えていく紙をじっと見詰め。 言葉を聞きながら、真似をして、一つ一つ手順を踏んでいく。 けれどどうにもハーヴェイよりも不恰好になってしまうのは、矢張り初めてだからだろうか。 それでも懇切丁寧な指導の甲斐あって、何とか次の段階へと繋げ] …出来たっ! [少女にしては珍しく、感嘆の声を上げ、満足げな笑みを浮かべ。 掲げた手のひらの上には、一羽の鶴。 人一倍時間を掛けはしたものの、只の紙は、きちんと変化を遂げていた。 余計な折り跡があったりするのは、御愛嬌といったところか。 よかったですね、と微笑むハーヴェイに、うん、と大きく頷いて。礼の言葉を述べ、頭を下げた] | |
(411)2006/08/29 04:30:54 |
雑貨屋 レベッカ 大学→アパート [何事もなかったかのように家路へと。 歩む道には取り繕うべき人間とてもいはしなかったのだけれど。 かつて異形が滅びたがただの偶然に過ぎなかろうとも、いま彼女のすがるべきはこの愛弓しかなく。 昨夜のCafeでの会話を思い起こせば、自らのふがいなさにおしつぶされそうで・・・けれど彼女は笑みを浮かべる、それは精一杯の虚勢でしかなかったけれど・・・・・・・] 現在/アパート・・・→外へ [そのままうとうととまどろんで、目を覚ませばもう昼にも近く。 食欲はさしてなかったけれど、食べなければならないことはわかっていたので少量の食事を流し込むように口へと運ぶ。] さぁ、街へと出かけましょう。 今日が昨日とまったく同じとは限らないのだから。 [それが悪い方へも当てはまるのだということは、考えるまでもなく確かなことだったけれど。] | |
(418)2006/08/29 11:42:24 |
見習いメイド ネリー [軽く握った両の拳をカウンターの上に乗せ、小動物の如くに鼻をひくつかせれば、目の前にはベーコンエッグの皿。 寝惚け眼がぱちりと開かれ、皿とマスターとを見比べて。食べていいのかと尋ねるように男を見上げれば、構わないがその前に顔を洗って来いと言われ、"ありがとう"と唇を動かし頷きを返して、カウンターの奥に入り、朝の支度をしてから席へと戻る。 フォークを手に取り小さく切り分けて口に運ぶも、出来立ての熱さに目を白黒させていると、ミルクの入ったコップが傍に置かれた。 小さく頭を下げたところで漸く肩に掛けられたブランケットに気付き、膝の上へと乗せ直した後、コップを両手で抱えて舌を冷やすように、ちろちろと舐め] …この空間って鬼が作った、んだよね。 [ふと思い付いたように口を開く] なんで、作ったのかな。 本当に、人を食べたいだけなのかな。 何か、変な気がするな。 [続けて漠然とした疑問を口にするも、それに返事はなく。 元々、答えが返ってくるとは期待してなかったのだろう。黙々と、食事を再開した] | |
(419)2006/08/29 12:19:44 |
村長の娘 シャーロット [少しして幹部を洗い、消毒を終えて残りの片付けをする。 片付け終わってから ふぅ とため息をつけば、出かける準備。] どーしてこの状況で楽しめるのかしら、あの人。 [昨日のギルバートを思い出して、一人で皮肉を言ってみるものの、すぐに首を振り、別のことを考えようと外に出る。] 私たちが消えた世界は、今どうなってるんだろう。 行方不明者のニュースにでも出てるのかな。 ……私がニュースになるのは遅そうね。生活が生活だったもの。 数日間丸々消えでもしない限りは。 [心のモヤモヤは晴れないまま、歩を進める。子供たちのいなくなった公園にたどり着けば何となくブランコに乗り、ゆるやかに*こぎ始め*] | |
(423)2006/08/29 13:17:53 |
村長の娘 シャーロット [ブランコを漕ぎながら、誰もいない公園を眺める。] こんな時間にブランコなんて、普通じゃ無理ね。 ベンチがいいとこだわ。 [目を閉じて考えるは昨日の出来事。鬼だとか殺すだとか現実味を帯びない言葉の数々。愉しそうな緋色の目を思い出す。] ―――本当に愉しいのかな、ギルバートさん。 楽しげに見えるだけで案外動揺してたりして。 本人に言ったら即座に否定されちゃいそうだけど。 [あの緋色の目を見て狂う人は多そうだけど、自分はそうでもないことはわかってる。モテそうだし綺麗は綺麗だけど、それはそれだけのこと。けれど、どうにも気になる。嘘はついていないけど、本当のことは言ってない、そんな感じ。] これも主観だよねー……ネリーの方が大人かも。 | |
(426)2006/08/29 16:57:06 |
村長の娘 シャーロット [ブランコをゆっくり漕ぎながら、一人歌う。ネリーのような綺麗な歌声も、ローズマリーのような人をひきつける声も持ってなんていないけど。歌とも聞き取りがたい、囁くような独り言のような小さな声でゆっくりと。] ポケットに隠した 切り抜きのJe t'aime あなたの気付かない 孤独の扉の鍵 星座の屋根の下に 潜む夜の精 あなたを連れてゆくの ――私が眠くなるの待っている そっと 三日月の寝台 双子のように夢見る けれどこの世で一番 あなたは遠い [同じことばかりまわる頭の中。虚ろな目でブランコをゆっくり漕ぎながら*歌のリピートを*] | |
(428)2006/08/29 17:05:36 |
見習い看護婦 ニーナ >>444 鬼に食べられちゃったかな? [最近何度も聞くその言葉、 ギルバートに何度も言われた言葉。 思わず口をついて出たが、特に詫びる気も起きなかった。 アーヴァインに貰ったミルクはすでに飲み終わっていて] おなかすいちゃったな…。 これ、勝手に作ったりしたらやっぱり怒られるよね…? | |
(445)2006/08/29 20:40:31 |