書生 ハーヴェイ [ネリーの言葉が聞えると、ええ、と頷く。] 込めてますよ。…持ち主が無事でありますように、って。 だけど、置いて行かれたので効果はないかもしれませんね。 [折鶴の頭を指で撫でれば苦笑。友人の安否を思い小さく息を吐いた。 ギルバートの言葉にそうですか?と笑う。] 確かにギルバートさんは嫌いそうですねー…。 [そしてメイの方へ薄く笑むのにやっぱり何ともいえない視線。 言われた言葉にはまさに何とも言えなかった。 つられてメイに視線を移すと怒った顔で、 軽く驚きながらもでこぴんをされると額を押えつつ。] え、えーと…。…はい…。…そうですね、解りました。 [気にしないから気にするなと言われると小さく笑んだ。] | |
(90)2006/08/31 01:26:17 |
村長の娘 シャーロット そう……そうなんだ…… [小さく繰り返すと、すぐにメイに向き直り、微笑む。] 何か、疲れてたのかもね。寝すぎてるのに寝不足だったし。 心配してくれて、ありがとう。私は大丈夫……大丈夫……っ [おそらく彼のことで一人悩んだせいだろうけど。それを周りからみてとれるような苛々を募らせたことにため息も出るけど。 初めて"自分"を心配してもらえたような、そんな感覚にとらわれて、涙が流れ―――大丈夫、大丈夫、と連呼しても、肝心の涙は止まらなくて。] おかしいね、何で泣いてるんだろ、私……あはは…… でもちょっとだけ、胸貸してくれたら、助かるな。 [今日皿を割ったのが2回なら、涙を流したのも、2回目。 メイの胸で止まらぬ涙を止めようとしても、*止まらない*] | |
(142)2006/08/31 02:56:52 |
村長の娘 シャーロット [うっすらと目を開ければ、傍らで眠るネリーの姿。 ソファの上に運びたかったけど、起こしても悪いしそもそも一人じゃ無理だなぁと苦笑する。 そっと頭を撫でてから自分がかぶっていた毛布をネリーへ。 暫くはそのあどけない寝顔を見つめ、顔を洗おうと席を立つ。シャワーも借りちゃおうか、などと考えながらBarを出ていないとわかるように、リボンをネリーの近くに置いた。] 昨日は私……みっともないところ、見せちゃったな。 [洗面所で鏡を見ながら少し腫れた目を押さえる。] 自分に正直に―――か。 今まで嘘を吐き続けてたから、ちょっと難しそう。 [ふがいない自分に苦笑しつつもその言葉を胸に刻んでバスルームに行くと、暫くの間シャワーを頭から浴びて。] | |
(156)2006/08/31 13:25:19 |
村長の娘 シャーロット [カウンターの中でサンドイッチでも作りながら、昨日の自分に反省する。] メイちゃんにも、迷惑かけちゃった。 [「何か用でもあったの?」と珍しく相手から問われた言葉にも、目も見ずに奥に引っ込んで。嫌われたかな、と一瞬思い、やはり自分に苦笑して。] 嫌われたっていいじゃない。 いつもいつでも他人からは嫌われてきたのだから。 愛してくれたのはパパだけ。 それとも何? 居心地が良くなったら、嫌われたくなくなったの? わがままだね。 [独り言を言いながら、何種類かのサンドイッチを作り終えると、誰でもつまめるよう、適当にカウンターに置いて。ネリーが起きてるのに気付いて「おはよう」と言って紅茶を飲む。] | |
(170)2006/08/31 17:29:08 |
村長の娘 シャーロット そうだね……変だね。不思議だね。 でも、それが人間なんだろうって思うようになったわ。 [ネリーの最後の呟きには軽く目を細めて] 知らなければよかったって、ずっと思ってた。 Barに来るようになってから、知ってしまったことを。 でも今は、知って良かったとも、私は思う。 [知らなければよかった、ってのと半々だけどね、と付け足して。 次いでニーナの言葉に向き直り、] うん、いいよ。オムライスでも。 ……わからないことばかり……私も、同じ気持ち。 [しかし何故か、その"わからないこと"をわかってしまってはいけないような、何とも言えない感情にもなり――。] | |
(186)2006/08/31 18:29:15 |
見習い看護婦 ニーナ 人間? う〜ん…、いいも悪いも人によってちがうし色々いるし、 人間ってひとくくりで話をまとめるのも難しいんじゃないかな? 皆同じ人間、けれども大きく違う。 だから言葉を交わしてこうやってコミュニケーションとるんじゃないかなぁ。 な〜んちゃって、えらそうなこと言ってみたり。 [冗談めかすように笑いかけてから、シャーロットの様子に苦笑して] そんな、たいしたことしてないんだからそんな改まってお礼言われると照れちゃうよ。 日々生きるのに精一杯だと余裕がないだけだから、 それがいいとは私は思えないけどね。 シャーロットさんは空っぽじゃないよ、こうしてきちんとお話できてるもん。 [気付けばタメ口な自分に人なつっこすぎるかな?とふと思った] | |
(193)2006/08/31 19:05:56 |
見習い看護婦 ニーナ 忘れるかぁ…。 段々と時間と日常に埋もれて忘れていっちゃうってこともあるかもね。 でも、大切なものはやっぱり心に一番残るから、 忘れようとして忘れられるものでもないし。 そうやって全部忘れようと捨てようとしちゃうとしまいにはなんにも残らなくなっちゃわないかな? それってなんだか、悲しいと思うよ…。 [するとネリーが声をかける間も無く出て行くのを見送りながら] 声…?猫? 私は何も聞こえなかったけど…、 シャーロットさんは聞こえた? [話し掛けるとシャーロットが複雑な面持ちでオムライスを食べているのを見かけて少し不安そうに] 大丈夫…?シャーロットさん。 ごめんね、おいしくなかったかな…? | |
(194)2006/08/31 19:11:39 |
村長の娘 シャーロット ん。 いいも悪いも、全部ひっくるめて人間だって最近思ったから。 私は空っぽだよ。空っぽだったから、今になって色々考える。 でも、そうだね。人括りに出来るほど、単純じゃないね。 だって、人間だし。 [と言って言葉遊びをするようにクスクス笑いながら返す。 タメ口なのは全く気にしていない様子で。] 猫の声、私は聞こえなかったよ。 っていうか、多分ココには私達だけしか―――あ。 [先日地面に座り込んだ時、虫一匹いなかったのを思い出して。 私達と同じように、こちらの世界に来てしまった猫もいるのかと一瞬首を傾げる。オムライスの問いには微笑みながら] あ、違うの。美味しいよ、すごく。 思い出の、料理だから……懐かしくって。 | |
(195)2006/08/31 19:21:08 |
見習いメイド ネリー [表に出て辺りを窺うも、矢張り猫は居らず。 暫く辺りを捜してCafeBarの裏手にまで回れば、視界に入ったのは微風に揺れる白いシャツ。 奇妙に思い近寄って拾い上げれば、その下には――] …靴? [シャツだけならば兎も角 靴まで在るのは、如何考えてもおかしい。 そして黒くヒールの高いその靴は、見覚えのあるもので。 蘇るのは、カツ、カツ、という軽やかな靴音。 それから、滑らかなピアノの旋律。柔らかな歌声。掛けてくれた言葉。 ぺたとその場に座り込めば、彼女とはまた違う、常磐色の髪がふわりと広がって] ――……ローズマリー……? [思い浮かんだその名を、小さく呟いた] | |
(196)2006/08/31 19:23:13 |