人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1784)完全RP村・ギルナサ争奪戦 : 7日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

村長の娘 シャーロット に、2人が投票した。
冒険家 ナサニエル に、4人が投票した。

冒険家 ナサニエル は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、村長の娘 シャーロットが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、農夫 グレン、雑貨屋 レベッカ、見習いメイド ネリー、流れ者 ギルバート、の4名。
見習いメイド ネリーは、――ゆっくりと、扉を開いた。
2006/09/05 01:32:02
流れ者 ギルバート
[薄い唇に指を添え紡ぐ言霊
 CafeBarにあった姿は掻き消え
 屋敷のエントランスにふわりと降り立つ

 カツカツと足音を響かせ歩み寄り灰皿の砂を掴み呟く
 砂を蒔けば屋敷にはふわふわと幻想的な明かりが灯り
 主の帰還に呼応するように甘い闇の空気を孕みだす]
(0)2006/09/05 01:33:43
農夫 グレン
――……っ

[刺青は熱をもって肉を焦がし、その茨の腕を伸ばす。
もう誰もいないベッドに倒れこめば歪む表情は苦痛のせいか。
それともシーツに残る残り香のせいか。

掴んだ上掛けに紛れて、指先にあたる感触に引き寄せれば、それはオーバーフレームの眼鏡。
深く深く息を吐いて、扉が開く気配に身体を起こす]

………ネリー。
(1)2006/09/05 01:35:35
見習いメイド ネリー
[埃を被った他の場所とは異なり、其処はとても綺麗で。
椅子も、机も、天蓋付きの寝台も。まるで物語の舞台のように設えられて。
けれど其処には望んだ姿は無くて、居たのは――]

…グレン。

[その名を小さく呼ぶ少女の表情は、彼には見えなかったろうか。
微笑んでいたのか、泣いていたのか。
ゆると首を振れば、一歩、踏み出す。月の光に浮かぶのは、只、無表情]
(2)2006/09/05 01:37:19
見習いメイド ネリーは、目を細めて室内に視線を巡らせ。それから、もう一度グレンを。
2006/09/05 01:39:39
農夫 グレン
[眼鏡を手にふらりと立ち上がれば、その瞳にはまだうっすらと蒼が残ったままで。
なんとなく、彼女が探しに来ていた人物に察しがつく]

………。
ナサニエルは、今さっき、俺が殺した。

[窓枠に持たれ、そう呟けば
色濃くなった甘い闇に茨の熱が攫われる。
それは主の帰還を予感させて――]
(3)2006/09/05 01:42:37
見習いメイド ネリー
うん。
…だと、思った。

[躊躇いもなく。こくり、小さく頷いた]

…でも、それはきっと。
ナサニエルが望んだ事なんでしょう?

[辺りに漂う空気も気に留める様子もなく、そう問うて]
(4)2006/09/05 01:45:31
農夫 グレン
……ああ。

[扉の向こうを警戒したまま、ゆっくりとネリーに頷く]

………本当に、手が掛かる。ばかだ。
(5)2006/09/05 01:50:53
流れ者 ギルバートは、足音を響かせてゆっくりと其の部屋へ向かい。
2006/09/05 01:50:56
見習いメイド ネリー
そっ、か。
[言葉を返すと同時に、無表情はくしゃりと崩れて。
手にしたプレートとナイフはそのままだったから、それは傍目には、異様かもしれなかったけれど]

うん。
グレン。ごめんね。
私が御礼を言うのも、変だと思うけど。

…ありがとう。

ナサニエルが願うならって、そう思ってた。
でも、きっと、やっぱり。私には、出来なかった。

[あぁ、と小さく呟きを洩らし、問う]

…ねえ。ナサニエル、笑ってたかな?

[響く足音を耳にしながらも、問う事は止めずに]
(6)2006/09/05 01:55:21
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 01:57:45
農夫 グレン
[ネリーの問いにへにょりと口元を下げて、
自分はどんな顔をしてるだろうか]

ああ。笑っていたよ。
ぼろぼろ泣きながら、笑ってた。

――綺麗な、笑顔だったよ。

[響く靴音は冷ややかに、扉の向こうからもうすぐ彼がやってくる]

ネリー、こっちにおいで。
もうすぐ鬼が来るよ。
(7)2006/09/05 02:04:54
見習いメイド ネリー
[そっか、と。もう一度、声を返し、微かに笑顔を浮かべ。
グレンの方へと招かれるも、その言葉を聞けば]

…ああ。
鬼。鬼が、来るんだ。
シャーロットを、食べちゃったんだね。
…いなくなっちゃったんだね。
シャーロットも、ナサニエルも、それから、それから…

[眉を寄せて、言葉を紡ぐ。哀しそうに]

グレンは、ギルバートをころす?
ギルバートは、グレンをころす?
(8)2006/09/05 02:12:06
農夫 グレン
……そうか。シャーロットもか。

[招いても動かないネリーと扉の向こうから響く靴音に眉根を寄せて。
ベルトのナイフを確かめるように手を掛ける。
目の前の少女は哀しそうな目をしていたけれども――]

ああ、俺はギルバートを殺す。
(9)2006/09/05 02:26:56
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/05 02:29:12
見習いメイド ネリー
…どうしよう。

[ふらりと歩み寄って、力を失ったかのように、床に座り込む。
手に握った儘だったプレートとナイフとは、かしゃんと落ちて]

私には、どっちもころせない。
シャーロットの大切な人だから。
ナサニエルの大切な人だから。

[――"殺せない"と口唇を動かし、声無き声で、呟いた]
(10)2006/09/05 02:33:11
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 02:34:12
流れ者 ギルバート
[獲物の気配を感じてか扉の見える辺りに立ち止まり
 浮かぶ笑みは三日月
 深い金色の瞳を僅かに眇め
 くつくつと肩を揺らす

 薄い唇に指を寄せ紡ぐ言霊にひとりでに開く扉
 続く言の葉はグレンとネリーの身体を浮かび上がらせ
 部屋より外へと運びふわりと廊下に下ろせば
 其の部屋に鍵のかかる小さな音が響く]

……先に言っておくね。

[ありがとう、と囁く声は甘く、甘く、絡みつき
 主の声に応え灯った明かりは揺らめく]
(11)2006/09/05 02:40:26
見習いメイド ネリー
[突然開かれた扉に、一度は取り落としたそれを握ったのは、幸か不幸か。
咄嗟だったが故に、その刃が手を傷付けはしたが。
滲む血と、微かな痛み。けれど眉を顰めたのは、その為ではなく]
(12)2006/09/05 02:51:31
農夫 グレン
[ふわりと持ち上げられた体は軽く。
意思に反して廊下まで運び出されれば、そっと下ろされた]

だいぶ分が悪いようで。

[閉ざされた扉、かかる鍵の音にカメラを手放していた事に短く舌打つも、甘く囁く声にはにんまりと口元を上げて笑みを返す]

…こちらこそ。

[低く構えナイフに手を掛けたまま、対峙するは金の瞳]
(13)2006/09/05 02:53:15
流れ者 ギルバート
[ネリーの手から流れる朱に金色の瞳を眇め
 薄い唇に指を寄せ囁く言霊は癒しの其れか
 廊下を照らす明かりの一つが指先に寄れば
 ふわりと傷口に溶けて傷を癒す]

ごめんね…乱暴に扱ったつもりはなかったんだけど…

[グレンの言葉にくつくつと肩を揺らし]

此処は完全に俺のテリトリーだからね……
尤も…他でもさして変わらないけど…

[グレンを見つめ首を傾げて]

……大人しく狩られる気はなさそうかな?

[問う声は底無しの甘さで闇へと誘い]
(14)2006/09/05 02:58:54
見習いメイド ネリー
[癒しを受ければ、半ば無意識に口唇は"ありがとう"と動いて。
けれど座り込んだ儘にじっと男を見上げる瞳に宿るものは、何も無く。
喜びも怒りも哀しみも憎しみも無く、只、空虚]

…あぁ。
ギルバートの顔、見たくないって、言ったのに。

[零れた言葉は、そんな事]
(15)2006/09/05 03:04:55
農夫 グレン
[ギルバートの指先が操る明かり。
一連の動作を見届ければ口笛を鳴らして]

やるのは俺と、お前か。そりゃ助かるね。

[巻き添えは不本意だと付け足して。
ギルバートから視線は外さず、ネリーに彼の眼鏡を託して。
すぐに離れれば首を傾げる彼へと肩を竦めた]

当然っ

[廊下を蹴ると同時に引き抜かれたナイフはまっすぐ彼へと飛んで]
(16)2006/09/05 03:13:01
流れ者 ギルバート
……次ぎ会う時はネリーを食べに行く時だって言ったじゃない。
其れに…シャーロットから伝言を預かって来たの…

[浮かぶ笑みは妖婦の其れか]

――ギルバートさんを殺さないでくれてありがとうって。

[グレンの様子を見守り其の言葉に薄く笑み
 煙草に火をつけゆっくりと紫煙を吐き]

……何を言ってるの?
残る全員を狩るに決まってるじゃない……

[紡ぐ言霊に弾いた煙草は煉獄より呼び寄せた蝶に成り
 向かうナイフを溶かして落ちた煙草と共に床を焦がす]
(17)2006/09/05 03:19:28
見習いメイド ネリー
[小さな金属のプレートはポケットに、ナイフは握った儘。
ゆっくりと瞬き、託された眼鏡を見詰めて]

――うん、そうだったね。

[ギルバートに言われ、ふわりと返す笑みは、何処までもあどけなく]

伝言、ありがとう。
でも、…私、シャーロットに叱られるかもしれないよ。
(18)2006/09/05 03:25:28
農夫 グレン
はっ、そうかい。
そりゃぁ俺を殺してから言うんだな。

[廊下を蹴った勢いのままに駆け出せば、
溶かされたナイフを横目にギルバートの脇を転がり抜ける。
残るナイフは2本。
後ろ手にベルトから引き抜けば、低い姿勢のまま下から切り上げようと踏み込んで――]
(19)2006/09/05 03:33:01
流れ者 ギルバート
[ゆらりゆらり灯る明かりは揺れ
 屋敷を満たしていく甘い闇の気配]

……良いんじゃない?
其れがネリーの選ぶ道なら……

[ネリーを見つめ浮かぶ笑みは三日月に
 新たに煙草を咥え火をつければグレンの動向に静かに紫煙を吐き
 薄い唇に指を寄せ言葉では無い言霊を紡ぐ

――ひと睨み

 振り上げられたナイフが服を掠めるより早く
 グレンの肉体は不可視の速度で廊下を抜けて
 吹き抜けのエントランスは正面扉の上に磔に]

じゃあ…そうしようかな…

[紡ぐ言霊に正面扉近くの明かりがグレンに群がり
 ふわり、ふわり、と衣服を溶かして]
(20)2006/09/05 03:40:15
見習いメイド ネリー
[揺れる灯りも、闇の気配も、何処か遠くに。
それはまるで、夢の中のような光景なのだけれど。
今 起こっている事は、紛れも無く現実で]

やだっ、止めて!

[立ち上がり、叫び。
自分も力を有するとは言えど、それは真っ向からの戦いに向いたものではなく]
(21)2006/09/05 03:49:39
農夫 グレン
っ…――――ぁ。

[ほんの一瞬視界が揺れる。
遅れて来た衝撃に体がミシリと軋んだ。
気付ばさして痛みも無いままエントランスを見下ろしていて。
手の中のナイフもすでに無く、どれだけ腕に力をこめても見えない力で押さえ込まれ吊るされた身体はぴくりともしない。

ゆらゆらと群がる明かりは衣服を溶かし、
ふわりと落ちる赤い切れ端。
禍禍しくも半身を覆いつくさんとする茨が露になる]

悪趣味め。

[口を端を上げて*笑った*]
(22)2006/09/05 03:54:34
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/05 03:56:53
流れ者 ギルバート
[叫び声にゆらりと振り返る]

……やめないよ。
グレンがやめても…ネリーが其の刃を向けなくても…
俺は二人とも食べるから……

……大人しく喰われてくれると助かるんだけどね?

[首を傾げて囁く声は甘く、甘く
 グレンの呟きに向き直り
 赤いシャツが溶け落ちていく中で
 其の半身を覆う茨に金色の瞳を眇め]

グレンは中々に趣味が良いみたいだね?
(23)2006/09/05 03:59:59
見習いメイド ネリー
…解ってる。解ってるよ。
そんな事、解ってる。
でも、感情は止められない。だから、仕方ないの。

[頑是無く首を振りつつも、その声音は確りと]

刃は、向けないよ。
私の力は、そういうものじゃないもの。

[否定すれば金色の瞳の先を追ってグレンを見遣り。
けれども、問いかけるのは別の事で]

…ねえ。
全部食べて、誰もいなくなったら、どうするの。
元の世界に戻るの。
(24)2006/09/05 04:08:13
流れ者 ギルバート
そう?
じゃあ仕方ないね……

[グレンを眺めのんびりと紫煙を吐き]

……ふぅん?
…じゃあ…どんな力なんだろね?

[背後よりの問いかけに向き直る事も無く]

そうだね…帰るよ…

[狩る為に、と答える声は静かで]
(25)2006/09/05 04:14:10
見習いメイド ネリー
さあ。教えない。
[問い掛けに答える声は、それだけで]

そうやって、全てを狩り終わったら、どうするの。
終わりはないの?

[その背に向けて、再び問いを]

なんで私、こんな暢気なんだろう。
食べられちゃうかもしれないのに。
ああ。そっか。鬼と、話してみたかったからだ。

[今までも話していたのにねと、*自嘲気味に笑んだ*]
(26)2006/09/05 04:23:29
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 04:24:08
流れ者 ギルバート
そう…つまらないの…

[背を向けたまま紫煙を纏いそっけなく答え]

……終わりはないよ。
狩り取った分は生きないとね……

[ゆるりと肩越しに振り返り]

……そうだね。
…じゃあ…先ずは暢気なネリーを食べようかな?

[三日月の笑みを浮かべ唇に指を寄せ*言霊を紡いだ*]
(27)2006/09/05 04:29:58
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 04:31:19
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 11:31:22
見習いメイド ネリー
ギルバートだって、大切な事は、はぐらかすじゃない。
はぐらかさなかったら、教えてあげてもいいよ。
[若干拗ねた風に言う様子は酷く子供っぽく]

…そう、生きるのね。
責任を持って、生きないとだものね。

[三日月の微笑を見上げる黒い瞳は、ゆらいで]

食べる…

[ぽつと呟き、ナイフを向けた先は自らの手の甲で。一筋、赤い筋を作り。
続く言葉は、自問のような、それでいて相手に問うてるような響き]

ああ。そうか。
自分からは望めないから、…待ってたのかな。待ってるのかな。
どうしたいのか、わからないのかな。

[言霊が紡がれるか否かの時に、血の雫が*伝い落ちた*]
(28)2006/09/05 12:01:11
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 12:52:21
流れ者 ギルバート
[伝い落ちる朱に金色の瞳を眇め
 零れる溜息は其れでも甘く]

……そうかもね。

[どの言葉に対してなのか
 ただ一言そう囁くように答え
 ゆっくりとネリーに向き直り首を傾げ]

…其れ…治して良い?

[小さく紡ぐ言霊に廊下の明かりいくらかが
 主の周囲を漂いネリーの言葉を待ち]
(29)2006/09/05 13:07:25
雑貨屋 レベッカ
[浅い眠りから目覚める・・・。]

・・・会いに行きましょう。

[シャワーを浴びて身支度を整える。
動きやすいパンツスタイル、髪は高くひとまとめに。
ベルトには細身の短刀を。
少し考えると小さな小袋をポケットに忍ばせて。

愛弓を手に屋敷への道をたどる。]
(30)2006/09/05 13:14:22
雑貨屋 レベッカは、直接裏手へとまわれば裏門へ手をかけて
2006/09/05 13:18:25
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 13:22:56
見習いメイド ネリー
…やっぱり、変なの。
食べるのに、治すのね。

[ナイフを手放し雫を指先で掬い取れば、ポケットから取り出したプレートに移し。
同じように首を傾げて尋ね返して]

血の味が嫌いだから?
それとも、別の理由?
(31)2006/09/05 13:24:07
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 13:24:10
流れ者 ギルバート
……痛いのが好きじゃないから。
ネリーは質問ばかりだね……

[ネリーの行動をぼんやりと見守り
 うんざりした様子で呟いて
 回答の無い治癒を施すでも無く

 紫煙を吐き小さく言霊を紡ぐ
 来訪者を迎え入れるように裏手の扉は静かに開き]

また獲物が来た……

[愉しそうに囁いて]
(32)2006/09/05 13:30:54
雑貨屋 レベッカ
[招かれるように開く扉のうちへと歩む。
エントランスの前に来れば複数の人の気配。
扉を開け放つ―――]

あがきに、きたわ。

[グレンとネリーの姿を認めるも、その視線はただ狩ろうと決めた鬼の姿を移す]
(33)2006/09/05 13:34:16
見習いメイド ネリー
痛いのは私だよ、貴方じゃない。
その質問に付き合うギルバートは律儀だね。

[そう言葉を返せば、入って来た人影へと視線を送り。
それ以上は何を言うでもなく]
(34)2006/09/05 13:44:21
流れ者 ギルバート
……ふぅん?

[そう、と気の無い様子で応え
 暫し思案してレベッカへと向き直り]

邪魔しないならレベッカは日常に連れて帰っても良いよ?

[真意の見えぬ甘い闇が誘い
 愉しそうに三日月の笑みが深まる]

……他人が痛いのも好きじゃないの。

[其れ以上はネリーに答える訳でもなく
 また一つ言霊を紡いで]
(35)2006/09/05 13:48:55
雑貨屋 レベッカ
[ギルバートの言葉に息を呑む。
ぐらりとどこかが揺れた気がした。]

・・・・へんなの。
再三ほしいものは掴み取れっていっといて、簡単にそれを差し出すの?
(36)2006/09/05 13:53:23
流れ者 ギルバート
此処に来る為に行動は起こしたし決意もしたんでしょう?
其れに……

[煙草を持ち直しゆっくりと紫煙を吐く]

……何処まで「自分だけ」を大事にできるのかも興味があるし?

[琥珀の双眸を覗き金色の瞳を眇め]
(37)2006/09/05 13:58:27
雑貨屋 レベッカ
[自分だけと継げる言葉に自嘲気味な笑みがこぼれる。]

うん、そうね。
私は私が大事だわ。

その誘い、もう少し前に聞いてたら従って、それできっと後で泣き喚いてた。
(38)2006/09/05 14:08:35
流れ者 ギルバート
そう……
……面倒臭いな。

[長く紡ぐ言霊に呼応して屋敷の甘い闇は深まり
 何処かで微かに扉の閉まる音がしただろうか]

じゃあ…やっぱり全員狩るよ…
一人も逃がさない。

[ゆらりと一歩を踏み出せば
 まるで水面のように甘い闇が波紋を広げた]
(39)2006/09/05 14:17:41
雑貨屋 レベッカ
義務感だけが貴方を生かす?

[その表情は泣き笑いのように。
闇を払うように弦をひいて。
番える矢はなく、狙いは踏み出すその足に。]
(40)2006/09/05 14:23:25
流れ者 ギルバート
……欲しいモノなんてもうずっと前から無いからね。

[答える声は甘くも静かで
 レベッカの表情に金色の瞳を眇め
 引き絞られる弓を気にも留めずレベッカへと歩を進め
 響く足音に混じり吐き出す紫煙と共に小さく紡ぐ言霊に
 主の周囲をふわふわと漂っていた柔らかな明かりは
 レベッカへと向かい其の影へと降り立とうと――]
(41)2006/09/05 14:33:11
雑貨屋 レベッカ
・・・貴方が生きようとしてたなら、もしくは私の知らない誰かを狩るのなら・・・生きてほしいと思うのはなぜかしらね?

[この期に及んでそんなことを思うなんてと囁きは宙にとけて。
離される弦は目的を変えて、漂う明かりを蹴散らす意思をもって鳴らされる。]
(42)2006/09/05 14:42:18
流れ者 ギルバート
……さぁ?
俺はレベッカじゃないし判らないよ……

[レベッカの周辺でふわりと溶ける明かりを眺め
 変わらぬゆったりとした歩調でレベッカに向かい]

誰も彼も随分と我が侭で厭になる。

望むと望まざると関係無く俺は生きるよ。
そして俺は、鬼…だから人を狩る…

[短くなった煙草を脇の灰皿の砂に押し込み
 変わりに掴んだ砂を口元に寄せ紡ぐ
 放たれた砂はさざ波のように地を滑りレベッカへと走り]
(43)2006/09/05 14:51:08
雑貨屋 レベッカ
うん、みんなわがままだわ。

[こたえる声はただ静かに笑んで。]

辛気臭いのも、めんどくさいのももうたくさんだわ。
ここから生きてでるために、貴方の命私にちょうだい?

[砂を避けるように横に走る。
それでもすべてはよけ切れなかったけれど、整わない体勢から弦を放つ。
手元を狙ったそれは狙いがぶれて頬をかすめようと]
(44)2006/09/05 15:03:28
流れ者 ギルバート
……此処から出る為の選択肢はあげたでしょう?

[頬を掠める一陣の風に一瞬だけ足を止め
 少し癖のある髪が揺れ頬に朱が引かれれば
 柔らかな光がふわりと傷口に溶けて其れを癒す]

拒否したのはレベッカだもの。
悪いけど俺は死ぬ気はないよ……

[再び主が動き出せば
 レベッカに纏わり着いた砂は肌を傷つける事も無く
 ただ其の肢体を這い上がり弓を持つ腕へと向かい]
(45)2006/09/05 15:10:48
見習いメイド ネリーは、微かに朱を落としながらも、ゆると二人を迂回するように歩みを。
2006/09/05 15:16:56
流れ者 ギルバート
[紡がれる言霊にレベッカに避けられた砂は矛先を変え
 ネリーの零す朱を歪ませ紅く染まり
 周囲をきらきらと紅く染めてふわりと溶ける]

……言ったでしょう?
痛いのは好きじゃないの……

血で穢さないで貰える?
(46)2006/09/05 15:23:03
雑貨屋 レベッカ
うん、私だけが、ね。
一度くらいいいかと思ったんだもの。
誰かのための選択っていうのも。

[らしくないなんてわかってるけど決めたのだと、どこかその選択をおそれるように、けれど迷いなく。

癒える傷には目を細め、這い上がる砂にはただ振り落とそうと手を振るう。
その爪にはかすかにほの白い月光を宿して。

ギルバートに近寄ろうと駆ける。]
(47)2006/09/05 15:27:47
見習いメイド ネリー
生憎、私も我儘だから。

[浮かべる笑みは幼げに]

…穢したのは謝ろうかな、でも。

[朱に染まり消え行くそれを見送って。
黒の瞳を細めれば、音の無い旋律を紡ぐように小さく口唇を動かし始め]
(48)2006/09/05 15:30:31
雑貨屋 レベッカ
[手に持った弓でギルバートに殴りかかろうと]

ねぇ、寂しくないの?

[いつか飲み込んだ問いを*口に乗せる*]
(49)2006/09/05 15:39:05
流れ者 ギルバート
[払われれば砂はあっさりと空気に溶けて]

……其れこそが自分の為なだけじゃない?

[煙草を咥え薄く笑んで言霊を紡ぎ
 駆けて来るレベッカを見据え
 深い深い金色の瞳は其の心を闇へと誘う

 煙草に火をつけ紫煙を吐きながら
 ふわり
 軽やかに跳び中空からネリーに煙草を弾く
 煉獄の蝶はひらりひらりと舞い遊ぶ様にネリーへと向かい]
(50)2006/09/05 15:40:56
流れ者 ギルバートは、跳躍の瞬間にレベッカに薄く笑み「……さぁ?どうだろうね?」
2006/09/05 15:41:57
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 15:42:00
雑貨屋 レベッカ
うん、知ってるわ。
それでいいとおもったの。

[微笑みは屈託なく、けれど金色の瞳に心を闇へと誘われれば何かに耐えるように*うずくまって*]
(51)2006/09/05 15:46:11
見習いメイド ネリー
[三つ編みの一つを結ぶリボンをしゅると解きそれを放れば、
宙を舞う花弁の如く誘う様に蝶へと向かいて]

 籠目 籠目
 籠の中の虜(とり)は

[薄紅色の口唇から流れるは、場にそぐわぬ幼子の童謡か。
否、それは力の籠められた呪歌で。
握ったプレートに画かれた六芒星の中央には緋色の点が加えられ]
(52)2006/09/05 15:59:22
流れ者 ギルバート
――何時、何時、出遣る

[ネリーの紡ぐ呪歌に甘い声を紡ぎ返す
 籠の中の蝶は煙草に戻る瞬間にリボンを焼き尽し
 さらさらと灰になって床に降る

 降り立った先は開かずの間の扉前
 首を傾げてネリーの様子を見守り]
(53)2006/09/05 16:10:33
見習いメイド ネリー
違うよ。
[否定の呟きと共に小首を傾げ]

 何時、何時、出会う
 夜明けの番人

[片方だけ解かれた髪は、ゆるりと広がって]

逃れられない運命の虜の、鬼は出会うの。
それを狩る運命を持った番人、鬼狩りと。
(54)2006/09/05 16:26:08
見習いメイド ネリー
 鶴と亀が滑った

[その歌声は奇妙に辺りに響き渡って]

変化が起きる。
それは吉兆か、凶兆か。
二つの異なる運命が交わる出逢い。
片方の運命を終わらせる為の出逢い。

[六芒星から七星陣へと変わったプレートを、其方へと放り。
とん、と地を蹴れば、武器も持たぬ儘にそれを追う様にして跳び]
(55)2006/09/05 16:28:09
見習いメイド ネリーは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/09/05 16:28:26
雑貨屋 レベッカは、見習いメイド ネリーに話の続きを促した。
2006/09/05 16:30:30
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 16:34:47
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 16:36:30
流れ者 ギルバート
[駆けて来るネリーを迎え浮かぶ笑みは三日月]

……そう?
でも生憎…面倒臭いのは好きじゃないの…

[プレートに浮かぶ七芒星にやれやれと肩を竦め]

ほんとに人間なの?

[食べれるのかな、と呟き
 薄い唇に指を添え紡ぐ言霊
 応えてプレートと主の間に現れたのは
 開かずの間はハーヴェイの鞄の中で眠っていた白い折鶴

 一羽だけ消える事の無かった其れは凛として羽ばたく]
(56)2006/09/05 16:45:28
見習いメイド ネリー
[紙で作られた白鶴が羽ばたく様に目を瞬かせ。
後ろに一歩、距離を取って]

 ――後ろの正面だあれ

[最後の一節を紡げば、陣から放たれるのは鬼を封ずる為の力。
けれどそれは余りにも微弱で、鶴の羽根を絡め取り動きを止めるだけに終わり。
小さな音を立て、金属板が落ちた]

…ああ。
やっぱり、ちゃんとした陣がないと駄目ね。
[少しばかり残念そうに、眉を寄せ]

さあ。人間じゃ、ないかも。
さっきの答え。私の力。
私は鬼の力を封じて、鬼を喰らうの。
後ろと正面、陰と陽―― 鬼と人とが、交代するの。
(57)2006/09/05 16:59:18
流れ者 ギルバート
[ネリーが下がった分を床に甘い闇の波紋を広げながら踏み出して
 しゃがみ込み落ちたプレートに手を伸ばす]

……ふぅん?
狩る者と狩られる者の立場逆転?
其れとも……

[触れたプレートに何を感じたのか手を引き
 金色の瞳を眇めて煙草を咥え火をつけ、紡ぐ
 煉獄の蝶はひらりと舞ってプレートを溶かし気体に変え
 傍に落ちた折鶴を拾い上げ立ち上がる]

……今度は鬼になって人でも狩るの?

[冗談とも本気ともつかぬ甘い声]
(58)2006/09/05 17:10:19
見習いメイド ネリー
…さぁ?
どうだろうね?
[広がる闇に引く事もなく、黒の瞳を眇めて]

私にも、解らないよ。

[消え行くプレートを見送り、
相手に返す声は、矢張り*あどけなさを含み*]
(59)2006/09/05 17:16:01
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 17:16:19
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 17:20:53
流れ者 ギルバートは、見習いメイド ネリーの視線を金色の瞳が受け止め「……そう」短く*呟く様に答えた*
2006/09/05 17:22:25
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 19:40:18
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/05 20:03:06
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 20:21:05
雑貨屋 レベッカ
[ふらつく足取りで立ち上がる。
うずくまる前、かすかにきいたあいまいな答えに寂しい笑みが浮かぶ。]

・・・鬼かとたずねたときと、同じ答えを返すのね。
貴方を抱きしめる腕はなかったの?
(60)2006/09/05 20:27:46
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 20:29:21
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 20:32:10
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 20:36:14
流れ者 ギルバート
あったよ…もう無いけど…

[食べちゃったから、と囁く声は甘く
 浮かぶ笑みは底無しの妖しさと同時に微かな憂いを帯びて]
(61)2006/09/05 20:36:48
農夫 グレンは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/09/05 20:42:21
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 20:43:56
雑貨屋 レベッカ
・・・・一緒に生きられなかったの?
(62)2006/09/05 20:48:48
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 20:55:27
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 20:55:35
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 20:56:57
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/05 20:58:19
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 20:59:11
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 21:00:28
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 21:01:42
流れ者 ギルバート
…さぁ…どうだろうね?

[金色の瞳を眇めいつもと同じように返す言葉は
 けれど本当に答えを知らない者の響きで]
(63)2006/09/05 21:04:18
見習いメイド ネリー
…私の一番の望みは叶ったから、それ以上願うのは我儘か。
私自身の願う事は、何にもないのね。
もう、何もない。
ネリーという名前すらない。

[託された眼鏡を、どうしようかと迷うも、
しゃがみ込んでそっと開かずの間の扉の前に置いて]

鬼と鬼狩りとに、どの程度の差があるんだろうね。
どちらも、生きる為に狩るのに。

[しゅるりともう一本のリボンを解けば、ウェーブのかかった常磐色が広がり。
靴のリボンも解いて、それを脱いで。裸足になって。
金色の瞳を見上げるのは、全てを包み込む黒]

…試してみようか、どうなるか。
ちゃんとした陣もないから、力を封じていない鬼相手じゃ、
多分、その前に私が食べられちゃうんだろうけれど。

[そう言うのは、微かに甘さを孕んだ声]
(64)2006/09/05 21:17:42
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 21:18:39
農夫 グレン
[見えない力は相変わらずびくともしない。
食いしばった奥歯がキシリと鳴って]

く……っそぉ

[眼下で繰り広げられるものに、伸ばそうとした手は届かない]
(65)2006/09/05 21:26:02
流れ者 ギルバート
……そうだね。

[首を傾げ金色の瞳は闇より濃い黒を見つめる]

鬼も鬼狩りも大差無いのかも知れないけど…鬼は、人には成れないの…
…此処の主は俺だから…きっと食べちゃうよ?

[あどけなさと甘さの混じる声に
 応える声は底なしに甘い闇を孕み]
(66)2006/09/05 21:27:45
見習いメイド ネリー
…ギルバートは、人に成りたいの?

[問い返すのは、たった一言。
それは、狩って欲しいのかと聞いた時と同じく]
(67)2006/09/05 21:33:06
流れ者 ギルバート
……成りたかったの。

[甘い囁きは言外にもう其れを求めては居ないと語り
 波打つ柔らかな常磐色をそっと梳いて
 深い金色の瞳はネリーの顔を覗き首を傾げる]
(68)2006/09/05 21:37:50
見習いメイド ネリー
そっか。成りたかったんだね。
ちゃんとした答え、聞けると思ってなかったから。びっくり。

貴方と立場は違うけど、私も人に成ろうと思ったよ。
鬼狩りから、只の人間へ。
結局、思い出しちゃって、駄目だったけど。

[こんな時でも、笑う様子は幼げで。
髪を梳かれれば、少しばかりくすぐったそうにして]

食べられちゃう、か。
うん。いいよ。それでもいい。

私が食べられたら、貴方が生きる。
貴方が食べられたら、私が生きる。

シンプルイズベスト。とっても、簡単ね。
(69)2006/09/05 21:42:30
見習いメイド ネリー
[それから、一言だけ]

ねえ、鬼さん。
名前、教えてくれない?

[首を傾げ、目の前の相手の顔をじっと見詰め]

ああ。駄目なら、いいや。
(70)2006/09/05 21:43:05
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 21:51:50
農夫 グレン
[ここからは会話は聞こえない。
ギルバートとネリーの様子に眉を顰め、
叫びたかったけれども、止めたかったけれども、
喉の奥がカラカラに乾いてうまく声が出ない。

名前。名前さえわかれば。
二人の様子に目を凝らしたまま、
不確かな記憶を探り巡らせるのは出会った日から今日までの彼の姿。
早く、早く探さないと――]
(71)2006/09/05 21:53:31
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 21:53:49
流れ者 ギルバート
……そう?

[ネリーの言葉に薄く笑み
 残念だったね、と呟く声は微かに優しく]

うん…簡単だね…

[続く問いに金色の瞳を眇め]

……どうしようかな?

[ふいにグレンの気配に小さく言霊を紡ぐ
 屋敷の柔らかな明かりはエントランスに集まり
 さながら小さな太陽の様に煌煌と眩い光を放ち
 甘く絡みつく気配と共に至近に居る者の視力を奪う]

……もう少し待ってね?
(72)2006/09/05 21:56:34
見習いメイド ネリー
[教えてくれないなら、“次”に出逢った時でいいよと笑って言って]

うん、残念だった。
でも、みんなと逢えたから。いいかな。
それでも、“ネリー”として生きられたから。いいかな。

[すいと腕を伸ばすも、その眩しさに少女の瞳は機能せず。
手探りに相手の身体を辿り、首に手を掛けて]

…シャーロットに怒られるかな?

[小さく呟く様子は悪戯っぽく]

貴方の事、嫌いじゃなかったよ。
好きだなんて、嘘は言えないけど。
多分、楽しかったんだと思う。

さようなら。

[口唇を寄せて、囁いた]
(73)2006/09/05 22:05:20
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 22:06:12
農夫 グレンは、視界を奪う光に、苦く唇を噛んで。
2006/09/05 22:07:14
流れ者 ギルバート
…そう…なら悪くないんじゃない?

[ネリーの腕に引き寄せられ身を屈めながら
 どうだろうね?と呟き愉しげに首を傾げ]

どーも……

[俺の名前ね、と囁く声は薄い唇に乗せて
 合わさる柔らかな唇との隙間から
 ネリーにだけは微かに聴こえただろうか
――真紅、と
 甘い囁きは温かく濡れた舌に絡まり――]
(74)2006/09/05 22:09:01
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 22:09:48
見習いメイド ネリー
[甘い闇に意識が包まれていく感覚と、記憶の彼方からの遠い歌声。
一瞬、薄く開いた瞳は髪と同じく常磐色に輝いて。
自分の本当の名は、結局、最期まで思い出せなくて。

囁かれた彼の名前が耳に届いて――、それだけ。

それで、少女の意識はさらさらと溶けるように*消え失せて*]
(75)2006/09/05 22:15:14
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/05 22:15:22
雑貨屋 レベッカ
[何度か耳にした言葉は今度こそそのままの答えで胸に落ちて。]

・・・貴方なんだか子供みたいね。

[毒気を抜かれたように静かに笑む。
ネリーの気配が消えていくのに、瞬きひとつ]

いなくなっちゃったのね・・・。
貴方の誘いのっとけば良かったかしら?

[生きてほしかったのにと逃げることを選ばなかった女は近づいてくる緋色を見つめて首をかしげる。

弓は手放し、その爪にただ月光を宿して。]
(76)2006/09/05 22:19:11
流れ者 ギルバートは、見習いメイド ネリーの溶けた空気を抱き締めて俯いたまま――
2006/09/05 22:19:21
流れ者 ギルバート
……そうだよ。

[俯いたまま少し癖のある髪に其の表情は隠れて
 ただ口元に浮かぶ三日月の笑みは妖しく]

ガキ大将の座は誰にも譲らないの。

[一歩、レベッカに歩み寄り顔をあげ首を傾げ]

…さぁ…どうだろうね?
自分で選んだ道でしょう?

[煙草に火をつければゆっくりとレベッカに歩み寄り]
(77)2006/09/05 22:22:11
農夫 グレン
[奥歯を噛み締め辛うじて開けた片目で見る世界はうすらぼやけて。
思いつくだけの彼の名前を掠れる声で繰り返し呼んでも虚しく光に溶けて。
瞬けば白い光だけが視界を覆う]

………畜生。

[呟き、睨んでも光の向こうは霞むばかり]
(78)2006/09/05 22:31:20
雑貨屋 レベッカ
貴方が背中を押しさえしなければ、今も逃げ続けてたんだけどね?
でも、悪くないわ。
ただ悔しいけれど。

[人になりたかったというその言葉にいつかの会話を思い出す。]

ないものねだりをしてたのは貴方?
貴方が鬼なのは貴方のせいじゃないのにね。

子供には誰か甘えられる人が必要なのよ?

[琥珀は柔らかな笑みをたたえ、けれど腕は細身の短刀に手を伸ばす。
その緋色にひかれていたのだろうと気がついたけれど、あがくと決めたからには最後まであがくつもりだった。]
(79)2006/09/05 22:36:22
流れ者 ギルバート
…悪くないなら…良かったかな?

[ゆっくりと吐き出す紫煙すら今はもう
 煙草の香りに混じり甘い気配が漂い]

……言ってたでしょう?
甘えられる人はもう……食べちゃったの。

[伸ばされた短刀に向かい煙草を弾き
 煉獄より来る蝶は其の刃に映り緋色に煌き
 どろり、と溶かして燃え尽きる

 歩みは止めずレベッカの腰を抱いて
 そっと其の頬をなぞり琥珀の双眸を覗く]
(80)2006/09/05 22:41:40
雑貨屋 レベッカ
あら、良いわけないじゃないの。
だってネリーがいないわ。

[少女が生きているうちは口にするつもりのなかった理由だったけど、ただ生きてほしいとそうおもったから]

ならば、探しなさいな。
生きたいと願うあたしを喰らってその命つなげようというんですもの。

[とかされる短刀をほうり捨てて、頬をなぞるその手をとどめるように手を重ねる]

貴方、死なないことが義務なのではなく、生きることが義務なのだといったわ。

[どこまでも澄んだ琥珀が緋色をじっと見つめる。
惹かれていたなどと告げるつもりもなかった。]

屍を生かすために喰われるなんてごめんなの。
(81)2006/09/05 22:54:19
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 22:56:09
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 22:58:33
流れ者 ギルバート
[留められた手の指先を動かし其の頬を撫ぜ
 愉しそうにくつくつと肩を揺らして]

随分と手厳しいね……
でも…もう何も要らないの…

……屍にならないよう精々努力はしてみるよ。

[澄んだ琥珀を覗き込む深い金色は何処か寂しげで
 けれどそんなものは一瞬で直ぐに薄い唇を寄せて]
(82)2006/09/05 23:01:43
雑貨屋 レベッカ
ねぇ、貴方ずいぶんめんどくさいわ。

[その言葉はどこかおどけたように、にっこりと微笑んで。]

せっかく横っ面張ってあげようって気になったのに。

[その瞳に寂しげな色が浮かぶから、とんと肩を押して距離を置く]

あのね?その瞳がみたくないからいってるのよ。

[わかってる?と苦笑を浮かべて、約束ねと続ける声音は穏やかに。]

貴方の幸せを祈ってるわ。

[今度は自ら唇を寄せて、その背中を抱きしめる。]
(83)2006/09/05 23:13:01
流れ者 ギルバート
…言ったじゃない…気紛れなの、俺。

[薄く笑んで
 迎える様にレベッカをそっと抱き止め
 寄せられる唇に薄い唇を寄せ
 ありがとう、と囁く筈の唇は既に舌を絡めて]
(84)2006/09/05 23:16:34
雑貨屋 レベッカ
[結局戻ることのなかった日常が脳裏をよぎる。
ごめんねと誰にともなく告げる言葉はもはや声にはならず。
意識は闇へと*落ちて*]
(85)2006/09/05 23:24:45
雑貨屋 レベッカはメモを貼った。
2006/09/05 23:25:44
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/05 23:25:48
流れ者 ギルバート
あと一人……

[ゆらりと向き直り浮かぶは三日月の笑み
 薄い唇に指を添え紡ぐ言霊に
 集約した光はグレンの肢体を包んでふわりと床におろし]

……お待たせ。
さぁ…始めようか…

[ゆっくりとエントランスへ向かい歩き始め]
(86)2006/09/05 23:27:14
農夫 グレン
[ふわりと足が床につく。
まるでそれが合図のように。
視界を覆っていた光は薄くなる。

光の中で聞こえていたあの子たちの声は
内容までははっきりせずまま。
それでも、ああとため息ともつかない息を吐く]

待ちくたびれた。

[もう急く理由もない]

こんなに人を待たせたんだ。
一服する時間くらいは待てるよなぁ?

[にやりとギルバートへと口元を上げて尋ねた]
(87)2006/09/05 23:42:31
流れ者 ギルバートは、農夫 グレンに薄く笑み自身も煙草に火をつけ「どーぞ……」
2006/09/05 23:43:24
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/05 23:48:55
農夫 グレン
[すりきれ溶かされ、ボロボロになったジーンズのポケットに手を突っ込んで。
つぶれた煙草の箱からよれた煙草を取り出し咥えて。
ライターを探せば一緒に出てきたミルキーの包み紙に肩を竦める]

ったくなぁ、どいつもこいつも死にたがりでしょうがない。

[ゆるりと紫煙はくゆり]

命短し 恋せよ乙女
黒髪のいろ 褪せぬ間に
心の炎 消えぬ間に

[そう口ずさんで、
微かに浮かぶ苦笑と共に最後のナイフは引き抜かれ手の中に収まる]
(88)2006/09/05 23:52:24
流れ者 ギルバート
――今日は再び 来ぬものを……だっけ?

[エントランスに降り立てば薄らいだ光は主の周りを漂い
 首を傾げ煙たげに金色の瞳を眇め
 吐いた紫煙の向こうのグレンを見つめ]
(89)2006/09/05 23:58:31
農夫 グレン
はは、先に言われたか。

[薄く揺れる煙の向こう、
彼が降り立てば短くなった煙草の灰を落とし]

さて、そろそろ一服も終わっちまうねぇ。
名残惜しいついでに……名前、聞かせる気はないかい?
(90)2006/09/06 00:03:55
流れ者 ギルバート
[纏う紫煙は最早闇の気配を醸し甘く色付き
 グレンを見据える深い金色の瞳を眇め]

……また名前?

[うんざりした様子で呟く]
(91)2006/09/06 00:07:23
農夫 グレン
YESかNOかはっきりしない返答だこって。
そう、名前。

[うんざりする彼を気にする様子も無く。
もう一度だけさっきと同じ言葉を重ねる]
(92)2006/09/06 00:11:42
流れ者 ギルバートは、農夫 グレンに首を傾げ「……何でそんなに名前に拘るの?」
2006/09/06 00:12:39
農夫 グレン
標だからだよ。

[ただそう答えた]
(93)2006/09/06 00:16:32
流れ者 ギルバート
……ふぅん?

[つまらなそうに生返事をして]

教えない。

[薄く笑む]
(94)2006/09/06 00:18:49
農夫 グレン
そりゃ残念。

[にんまりと口元をあげて]

――じゃあ、殺ろうかい。

[投げた煙草の吸殻は落ちて。

それが合図。

手にしたナイフは煌いて。
床を蹴り低く駆け出すその軌道はただまっすぐに]
(95)2006/09/06 00:22:08
流れ者 ギルバート
はいはい……

[生返事の後に浮かぶ三日月の笑み
 紡ぐ言霊に放たれる煉獄の蝶
 グレンの手にあるナイフを溶かし燃え尽きる]
(96)2006/09/06 00:25:16
農夫 グレン
[放たれる煉獄の蝶を煌くナイフは横に払い薙いで。
火の粉を切り裂くその銀は溶けて消え。
彼の顔はもう間近。
視界に捉えるは金色の鬼。

よぎるのは緋色の瞳と蒼穹の名前。

[そして、一呼吸。
空気を震わす彼の名前は]

緋(あか)――。


[あてずっぽうに名前を呼んで
収められた世界。
瞬く青。
切り取る世界。
そして開かれた目に映るは――]
(97)2006/09/06 00:29:00
流れ者 ギルバート
[迫るグレンに艶やかな笑みを浮かべ]

悪趣味な名前を勝手に付けないで貰いたいね……
狩る前に告げようか…人を狩る鬼の名を…

……名は真紅。

[甘い囁きと共に唇を奪い――]
(98)2006/09/06 00:30:55
農夫 グレン
ああ――、悔しいなぁ。

[その言葉に反して、
青い瞳はファインダーを覗くいつもの笑みを称え。
楽しいと上がる口元のままに、名前を紡ごうとすれば口を塞がれて。

最後のあがきに彼の唇を噛んだ。
それも一瞬。
僅かに解ける茨の隙間から、さらりと空気に溶けて*消える*]
(99)2006/09/06 00:36:41
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/06 00:38:12
流れ者 ギルバート
[噛まれた薄い唇をちろりと紅い舌が舐め
 静まり返った屋敷に甘い溜息が零れる
 俯き加減の其の表情は少し癖のある髪に隠れ
 煙草を咥えればジッポライターの音が響く
 ゆっくりと紫煙を吐く息遣い

 カツン、カツン、と廊下を進み
 ネックレスを外せばチャラリと鍵の束が揺れる
 鍵を開ける音は誰も居ない廊下に妙に大きく木霊した]
(100)2006/09/06 00:41:31
流れ者 ギルバートは、開かずの間を開き革張りの椅子へと歩を進め身を沈めて。
2006/09/06 00:41:48
流れ者 ギルバートは、金色の瞳を見開いて手に持ったひと房の髪を見つめ――
2006/09/06 00:42:29
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