人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1710)Morning Glory : 4日目 (2)
のんだくれ ケネス
よう、ようようようようようようよう!

ほら!
どうしたよ!
後は引き金を引くだけだ!
おい!

撃てよ!
撃て!!
fire---!!!!!!!
(198)2006/08/03 03:49:43
村長の娘 シャーロット
[ケネスの言葉が掠め。
拳銃を持つ手に力が篭る。

歩みを止め、拳銃を構えようと。
其の手は微かに震えていたようだけれど。
少女は気がつかず。

するとコーネリアスが目の前に。
皆の声が聞こえたけれど。

ケネスに拳銃ごとぐっと身体を持っていかれ]

……
(199)2006/08/03 03:50:41
吟遊詩人 コーネリアス
貴方が人殺しの業を背負う必要はありません!!

貴方がそのような業を背負うと言うのなら―――

[火薬の匂い、金属のこすれる音。
シャーロットの手に握られている銃の場所をなんとなく予想して―――]

私が―――

[シャーロットの銃を奪い取り、そのまま銃はケネスの体へと]

―――撃ちます。
(200)2006/08/03 03:52:49
吟遊詩人 コーネリアス





―――パン。

乾いた音一発
(201)2006/08/03 03:53:47
村長の娘 シャーロット
[頭の中はそれはそれは白くて。

なのになぜか涙が止まらなくて]

[静かにその銃口をケネスに当てたまま―――]


[パァン―ーと乾いた音が遠くに聞こえ

後にはただ沈黙だけが

最後に拳銃を手にしていたのは少女ではなかったけれど]

コーネリアスさん……どうして…?
どうして止めたんですか?
私…私……
(202)2006/08/03 03:57:58
吟遊詩人 コーネリアス
[血まみれの姿のまま振り返らずにコーネリアスが答える]

……言ったはずです。
人殺しの業を背負う必要はないと。

誰もそんなことは望んではいませんよ。
死んだアーヴァインさんだって……貴方が人殺しをしたとしたら、とても悲しみますから。

親が子の苦しむ姿なんて、見たいはずなんて、ありませんよ……。
(203)2006/08/03 04:03:01
のんだくれ ケネス
  ひゅー…
ごぼごぼ
ひゅー…  
[首に大穴が開き、大の字に倒れ伏している。]

ひゅー…  ………

[最期の言葉も発せぬまま、やがて瞳孔が開き、静寂が訪れた。]
(204)2006/08/03 04:03:50
冒険家 ナサニエル
[コーネリアスの放った弾丸は、ケネスの眉間に穴を開け、血液を噴出させる。
ナサニエルは死人が出たというのに、ただ、ただ、コーネリアスに感謝していた。

自らの大好きな少女の手を汚さずにすんで…。
そして、一体自分はなにをやっていたのだろうと…悔やんだ]
(205)2006/08/03 04:04:57
のんだくれ ケネスは、↑ナサニエルの見間違い。
2006/08/03 04:08:29
吟遊詩人 コーネリアス
ナサニエルさん。
後はまかせましたよ。
私は少々疲れましたから……。

[結局、それ以降は、一度もシャーロットのほうを振り返ることなく、コーネリアスが集会所から出て行った。
ニーナが逃げて、村の中を徘徊しているだろうが、そんなことはどうでもよかった。
ただ、家に帰って*眠りたい……*]
(206)2006/08/03 04:11:03
流れ者 ギルバート
[油断した隙に撥ね飛ばされ、
シャロに言い寄るケネスを止めるために
体勢を立て直そうとした直後、乾いた銃声が鳴り響いた。
目の前には、首から血を噴き出して倒れるケネスの姿。]

コーネリアス・・・。

[銃を放った人物を確認すると、安堵に近い声でそう呟いた。]
(207)2006/08/03 04:13:15
村長の娘 シャーロット
[確かに。
確かに自分がしようとしたことが良かったかなんて分からない。

けれど間違いなく。
あの時少女は、ケネスを殺そうと]

……

[コーネリアスの後姿に濁った眸を向け。
その場にへたりと座り込み。
そのまま出て行くコーネリアスが見えなくなると視線を遠くへと]
(208)2006/08/03 04:13:38
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは、座り込んだシャーロットの身体を覆いかぶさるように抱きしめる。
もう一度、彼女の顔に笑顔が戻ることを願いながら]
(209)2006/08/03 04:15:38
書生 ハーヴェイ
[銃声が響いた。腕の中の体がビクっと震える。
強く抱き締めていたから、その惨状を見ることは無かったと思うけど……それでも、この殺伐とした空気は痛いほど感じているだろう]

[横目でケネスを見たけれど……すぐに視線を逸らした。
……吐き気がする。]
(210)2006/08/03 04:17:35
墓守 ユージーンは、集会所の入口から、にぃ、という鳴き声。
2006/08/03 04:17:37
村長の娘 シャーロット
[ふいに抱きしめられたことで視線がナサニエルに戻るも]

ナサニエルさん……

ごめんなさい、こんな私のこと…
…ごめんなさい……

[そう言ってそっと身体を離す。
視線を逸らしたその先に]

……チコ?
(211)2006/08/03 04:21:21
墓守 ユージーンは、チコは呼ばれると、一声鳴いて、とことこと其方へ。
2006/08/03 04:24:26
村長の娘 シャーロット
[蒼い眸をこちらに向けて、にぃと鳴きながら身体をすり寄せ]

チコ…だめじゃない……
ちゃんとお留守番してなくちゃ…

[抱きかかえ尚もにぃにぃと鳴く仔猫を見遣り]

…ごめんね……
チコ…一人で寂しかったよね……

[沈黙の中に少女と仔猫のなき声が響き。
ごめんね、ごめんねと泣きじゃくりながら]
(212)2006/08/03 04:31:39
書生 ハーヴェイ
[外から、複数の足音が聞こえる。
騒ぎを聞きつけた自警団が、ようやく集会所に駆けつけたらしい。

バタバタと突入してきた自警団員が、手早くケネスの遺体を回収する。
そこにメイの存在が無い事に気付き、近くに居たハーヴェイに事のあらましを尋ねた。]

[狼だったニーナが、メイを殺して逃げ出したことを伝えると、話を聞いた自警団員が素早く他の団員にニーナ捜索の支持を出す。]

[そして集会所に残っている面々にも、今日は危険なので、十分に注意して帰路につけとの指示が出される]
(213)2006/08/03 04:33:30
お嬢様 ヘンリエッタ
[かたん、と右手を机について立ち上がって]

[ゆっくりと、泣き続けているシャーロットに近づいた]

[言うべき言葉が見つからない。
どうすればいいのかわからない。でも]

[目の前に立って、久しぶりにその名を呼んだ]

――シャロ姉。
(214)2006/08/03 04:42:46
冒険家 ナサニエル
[自警団員から、解散の支持があったが、ナサニエルは瞳を曇らせたまま、泣いているシャーロットのことをずっと見ていた。

ナサニエルにも、シャーロットが一人になりたいという気持ちは理解できる。
だから、少しはなれたところから見守っていた。ただ、時が過ぎるのだけを感じながら]
(215)2006/08/03 04:45:11
村長の娘 シャーロット
[シャロ姉。
そう呼んでくれるのは一人だけ。

その声を聞くのも随分久しぶりな気もする。
こんな日々が訪れる前はいつもその声を聞いていたのに。

顔を上げる]

…エッタちゃん…?

[笑顔は作れなかったけど。
泣き濡れた眸で、しっかりとエッタを見遣る]
(216)2006/08/03 04:47:32
書生 ハーヴェイ
ステラさん…送っていきます。

[腕の中でコクンと頷くステラの手を取って、集会所を*後にした*]
(217)2006/08/03 04:48:50
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/03 04:54:01
流れ者 ギルバート
[目の前でケネスの遺体が回収されていく。
それを見送ると、自警団から支持があった。
周りを見ると、ぽつぽつと帰り始めている。]

んじゃ、俺も帰るか・・・。
お前らも、気をつけて帰れよ。

[そう言うと、*一人家路へとついた*]
(218)2006/08/03 04:56:12
お嬢様 ヘンリエッタ
シャロ姉……

あのね、あのね、、、

[かけたい言葉は沢山ある。
でもそのどれもが、自分には言う資格のないもので。
それでもずっと、ずっと悲しい思いをしてきたシャーロットに、
どうしても、これだけは伝えておきたかった。
今、目の前の大好きな人が再び泣いているのを見て、
もう一度。決意した]

シャロ姉、ごめんね……。

[座り込んで、ぎゅっとシャーロットを抱きしめた]
(219)2006/08/03 05:00:06
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/08/03 05:03:25
冒険家 ナサニエルは、壁に寄りかかり、シャーロットのことを*ずっと見守り続けた*
2006/08/03 05:04:02
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/08/03 05:05:00
村長の娘 シャーロット
[ごめんね、と抱きしめてくれたエッタに一瞬きょとんと。
その時エッタと少女の間からにぃ、と仔猫が顔を出し。
顔を見合わせて、久しぶりに笑う。

それはいつも一緒に笑っていた時と同じで。
抱き合い、見つめあったまま2人でころころと笑った]
(220)2006/08/03 05:08:15
墓守 ユージーンは、村長の娘 シャーロットに話の続きを促した。
2006/08/03 05:10:40
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/03 05:11:21
お嬢様 ヘンリエッタ
[2人で笑うなんてずいぶんと久しぶりで。
泣きたくなるぐらい、笑った]

[暫くして、ふっと気づいて]

シャロ姉、そのねここ、どうしたの?

[可愛いね、と、頭を撫ぜる]
(221)2006/08/03 05:16:24
村長の娘 シャーロット
[仔猫を撫でるエッタの頭をそっと撫で]

あ、うん。
…ユージーンさんのところで仲良くなって。
今日から私と一緒にあの家で暮らすのよ。

[ユージーンの名を口にすれば、心は痛んだけれど]

それに…この子の他にも面倒見させてもらう子がいて。
これから迎えにいこうと思って。

[心に残る彼の最後の言葉に、声にこくんと頷く]
(222)2006/08/03 05:22:39
お嬢様 ヘンリエッタ
そう……。
あっ、私も一緒にいこうか?

[1人じゃ危ないよ、と続けそうになって、視線を感じた。
壁際に立った、青い髪の男性。
――あぁ。と理解して]

っと、えーっと、わかった。
じゃあ、気をつけてね。

[立ち上がった]
(223)2006/08/03 05:31:18
村長の娘 シャーロット
[エッタが少し慌しく立ち上がったことに少し首を傾げつつ]

ん、一人で大丈夫。
ちょっとだけ立ち寄ったらすぐに家に帰るし。

[心配要らないわよ、と立ち上がりながら
もう一度エッタの頭を撫で]

それじゃあ、また、ね。

[仔猫を抱えて集会場を後にする。
向かうは丘の上のユージーンの小屋。

扉の向こうの暗闇は一人で歩くには少し怖かったけれど。
踏み出す]
(224)2006/08/03 05:37:04
美術商 ヒューバート
[ニーナが窓からメイをくわえたまま逃げようとしている。

 続けて撃とうとするが、片手で無理に撃ったせいか、腕に激痛が走る。引き金は引けない。
 ニーナは颯爽と逃げて行ってしまった。

 ……畜、生。また、また……護れなかった、のか……

 銃を下ろす。現実はなかなか戻って来ない。]
(225)2006/08/03 05:42:29
美術商 ヒューバート
[頭がぼんやりと思考を始める。
 ニーナが逃げ出したのはつまり、シャーロットの占いで彼女が本物であると証明されたからだろう。ナサニエルの話を思い出しながら、そう考えていた。偽物だとバレてしまったニーナとケネス……
 それはつまり、レベッカもソフィーも人間だと云うこと。私は二人、罪のない村の人間を殺してしまった、と云うこと。

 完全に身体中の力が抜け切ってしまった。本当に、私は何をしていたのだろう。

 あのときと同じように、仲間を全員失わなければ、私は気付かないところだった。

 ケネスの叫び声。ギルバートの怒声。コーネリアスの声。ヘンリエッタの声。シャーロットの声。声。声。声。

 そして、銃声。

 何もしないまま、ただ呆然として眺めていた。]
(226)2006/08/03 05:43:42
美術商 ヒューバート
[現実が戻って来る。

 目の前には、血塗れの床。ニーナのものだろうか。ケネスのものだろうか。

 気付けば集会場には殆ど人は残っていなかった。
 シャーロットとヘンリエッタの二人、それと墓場で見かけたことのある一匹の猫。

 彼女らを避け、一人集会場の扉の向こうへと出る。

 風が強い夜だ。すでに夏だと云うのに、その風は冷たい。

 何時もしているように、煙草をくわえて火を点ける。

 ―――大丈夫。もう、壊れてしまうことはないだろう。死んでいった村の人間の為に、私は生きなければいけない。
 そうでなければ、私は、何の為に、今、生きているんだ?]
(227)2006/08/03 05:44:34
村長の娘 シャーロット
[歩き出せば闇一面。生暖かい風が頬を掠め。
いつの間にか足取りは速いものへと。

丘の手前に差し掛かった時には駆け出していて。
一気にユージーンの小屋まで走り込む。

仔猫を抱きかかえたまま、片手に持ったカンテラで辺りを照らす]

んー…ここにいると思うんだけどなぁ…?
(228)2006/08/03 05:45:29
墓守 ユージーンは、奥の部屋から、ごとごとと物音がして、茶トラがひょこり。
2006/08/03 05:49:02
墓守 ユージーンは、次いで、黒斑と黒い猫も顔を覗かせ。丸い瞳でじぃっと。
2006/08/03 05:50:14
お嬢様 ヘンリエッタ
[集会場を出て行くシャーロットを、片手を振って見送る。
そのシャーロットの先、集会場の外の闇に、人影が見えた。
ぽぅ、と赤い灯が点る]

ヒューバートさん……?

[後ろから、恐る恐る、声をかけた]
(229)2006/08/03 05:54:57
村長の娘 シャーロット
[奥から現われた三匹の猫達を視界に捉え、
しゃがみこみながら床にカンテラを置き]

あぁ、いたいた。
おいで。一緒に行こう。

[手招きすると、にゃあと鳴きながら身体を寄せてきて]

いい子ね、ちょっと歩くけど…ちゃんとついてきてね。

[知ってか知らずか、三匹ともにゃあ、と返事を。
そっと扉を開ければ猫達も共に。1人と4匹で、家へと]
(230)2006/08/03 05:58:56
美術商 ヒューバート
[一人、思いに耽っていると、横からエッタの声が聞こえた。
 憂鬱な思考を断ち切り、普段通りの笑顔を彼女へ向ける。]

大丈夫。もう、私は何時もの私だから。
……きっとエッタのことも怖がらせてしまったね。

[『ごめんな……』
 その小声で呟かれた言葉と共に、小さなエッタの身体を優しく抱きしめた。]
(231)2006/08/03 06:07:14
お嬢様 ヘンリエッタ
[突然抱きしめられて、一瞬だけ眉をしかめ、
しかしきょとんとしてヒューバートを見上げた]

[煙草の匂いと硝煙の匂いが鼻先を掠める。
でも柔らかな笑顔はいつも通りのヒューバートで]

あの……。

[さっき。たくさんの出来事が起こった中で、唯一人止まっていたヒューバートを思い出す]

「ヒューバートさんも、誰も信じられないの…?」
「もう処刑なんてやめようよ」

[ちゃんと、そう言おうと思っていたのに。
あのヒューバートを見た後で、そんなこと、言えない。言ってはいけない、と、ぼんやりと感じて]

うん。あのね、家まで送って行ってくれる?

[抱きしめられたまま、ヒューバートの顔を覗き込むように見つめた]
(232)2006/08/03 06:29:34
村長の娘 シャーロット
[鍵を開け、猫達が家の中へ入ったのを確認すると鍵を閉め。
暗い中をカンテラを持ったまま寝室へ。

ベッドにぽてんを横になれば、4匹の猫達もそれに続き。
1人と4匹揃ってシーツを被る]

そうね、皆に名前つけてあげなくちゃ。
どうしようかな…

[うーんと暫く考えた後]

うん、決めた!
(233)2006/08/03 06:41:37
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/08/03 06:50:49
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/08/03 06:51:40
村長の娘 シャーロット
[黒斑の猫を見て]

貴方が「あき」。

[黒い猫を見て]

貴方は「ぐり」ね。

[茶トラの猫を見て]

貴方が「モカ」よ。

[満足そうに、チコ、ぐり、あき、モカを見遣ると。
小さく欠伸をして]

ん…寝よっか。
また明日ね、おやすみ。

[4匹の猫たちの身体をそっと撫でながら*眠りへと*]
(234)2006/08/03 06:51:52
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/08/03 06:56:00
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/08/03 06:56:59
美術商 ヒューバート
[複雑な表情をしながら、エッタが口を開いた。

 ……何をどのように、彼女が不安に思っているかは想像に難くない。
 処刑のときの彼女の顔や、襲われた人間の名前を聞かされたときの表情を思い出す。

 ―――すっかり、見失っていた。
 自分自身も、周りの皆も、そして目の前の少女さえも。

 ……大人たちがお互いに疑心暗鬼となり、殺し合って行く様子を、一人、涙を必死に堪えているのは、どれほど悲しいことだろう?
 ……日々、人狼に殺されるかもしれないと云う恐怖を抱いて過ごした日々は、どれほど切ないことだろう?
 ……たった一人で真夜中、広い家に帰り、ベッドで眠ることは、どれほど寂しいことだろう?]

……うん、送って行くよ。帰ろうか。

[そう云ってエッタを腕の中から離すと、一歩だけ先に出て手を差し延べた。
 それだけしか、今の私には、云えなかった。]
(235)2006/08/03 06:58:50
お嬢様 ヘンリエッタ
[繋いだ右手。
そう、この事件が始まった日も、手を繋いで一緒に帰った。
あの日も星空が綺麗で、星座なんか指したりしながら。
カンテラを持って、歩いた]

[あの時と今、見える夜空、歩く道、聞こえる虫の声は同じなのに。
何かが決定的に変わってしまった。
それは何だったんだろう]

あのね、

[思考を振り切るように、無理やり話を切り出す]

今日、夕焼けが凄く綺麗だったの。
明日もいいお天気なのかな。

[今日みたいに]
(236)2006/08/03 07:26:06
美術商 ヒューバート
[小さい、だが暖かな手の感触を左手の中に収め、夜道を歩く。
 こうして歩けば、本当にただ何の変哲も無い日常のこと。
 その、何の変哲も無い日常のことが、何故今こんなにも愛しい時間だと思えるのだろう。

 今日もまた、星が瞬く美しい夜空。
 小さな私たち二人。]

夕焼けが綺麗だった次の日は良い天気、と云うからね。
きっと明日も晴れるさ。そうしたらまた、夜空が綺麗だろうね。

[そんな、他愛も無い会話をしながら。
 既に人狼によって血塗られてしまっているのかもしれない道を、ただ歩く。]
(237)2006/08/03 08:10:36
お嬢様 ヘンリエッタ
[やがて闇の先に屋敷が見えてくる。
事件の始まりのあの日とは違い、小さな明かりが見えている。
玄関にランプの灯を入れたままにしておいたのだ。
お父様にバレたら、人もいないのに危ないと怒られるだろうか]

[お父様たちが帰ってくる日なんて、来るだろうか]

ヒューバートさん。

[もう門も間近。そこでぽつりと呟くように言った]

人狼って悪い生き物かな…。
(238)2006/08/03 08:28:34
美術商 ヒューバート
[エッタの屋敷が見えてきた。
 時の流れは一定ではないのだな、と実感させられる。
 幸せな時間は幸せであればあるほど短く、苦痛な時間は苦痛であればあるほど長い。
 通説であり、同時に実感を伴って理解出来るものだ。最近は後者が特に多く、だが。
 幸せな時間は何故短いのだろう? いや、短い時間だからこそ幸せなのだろうか?
 そういうことではないように思える。このようなことを考えるのも久しぶりだ。

 そこまでぼんやりと考え事をしていると、エッタの声が聞こえてくる。

 ―――人狼って、悪い生き物かな?]
(239)2006/08/03 08:35:48
美術商 ヒューバート
[一瞬、言葉に詰まる。頭でぱっと物事を考える癖が抜け切ってしまったようだ。
 情けないものだな、と思いながら口を開く。]

そうだね……
良い人狼も居れば、悪い人狼も居るだろう。

[いや、違う。私は『人狼』と云う種族そのものに、嫌悪感を抱いている。
 それは何故か。
 私は『人狼』に仲間を殺された、と認識しているからだ。ただ、それだけのこと。
 ただの個人の感傷である。そんなことは判っている。だが、憎い。]

けれども、人狼は私たちのような人間を食事としなければ、生きていけない生き物なのかもしれない。
もしそうなら……人狼は、私たちの敵、ということになる。
人狼が良い生き物なのか、悪い生き物なのか、そういう問題を放って憎むことが出来るもの。それが『敵』なんだと、私は思う。
(240)2006/08/03 08:46:52
美術商 ヒューバート
[そう。私は善悪の判断の前に、『敵』と認識してしまった。
 そうすれば、深く考えないで済む。そうすれば、憎むことが出来る。そうすれば、仲間を殺された怒りを、ぶつける対象が出来る。
 ……大人気ないな。そう思い、自嘲する。]

―――人狼は、私たちにとっては『敵』だ。
けれども、その人狼の中にも、良い人狼も居れば悪い人狼も居る。
人狼と云う生き物自体を『良い』、『悪い』とは一概には云えない。

……少し、エッタには難しい話だったかもしれないね。

[そう云って、軽く苦笑した。]
(241)2006/08/03 08:47:03
お嬢様 ヘンリエッタ
……そうだね。ちょっと難しかった、かも。

[少し俯いて考えていたが、ぱっと顔をあげた]

ねぇ、ヒューバートさん。
もう夜遅いし危ないから、今日はここに泊まっていって。

[言ってから少し間をおいて、急いで話す]

勿論、ちゃんと部屋はあるよ!
ベッドもあるし、着替えも……うん、お父様のだけど、まだ袖を通してないのが多分あるから、大丈夫。
朝ごはんぐらいなら私も作れるし、

――だから、泊まっていって。

[ねっ、と縋るように繰り返した]
(242)2006/08/03 09:14:40
美術商 ヒューバート
[エッタが焦るようにか照れるようにか、早口で話すことに少し笑う。]

ん、それじゃお言葉に甘えて今日は泊まって行く。
有難う、エッタ。

[危なかった。また昔のように、周りを一切見ることもなく、ただがむしゃらにしてしか物事を見れなくなってしまうところだった。
 肝心なことを忘れかけていた。気付かないようになってしまいそうだった。身近な他人の気持ちに。人の暖かみに。信じることに。
 そしてなによりも、愛に。

 ―――本当に有難う、エッタ。
 その台詞は誰にも聞こえないような小さな声だったが、確かにその口から呟かれた。]
(243)2006/08/03 09:41:12
お嬢様 ヘンリエッタ
[玄関の鍵を開ける。
たくさんの人がいた屋敷に、今は2人きり。
扉を閉めると、安堵の溜息が出た。
これで、闇は追い払った]

[行く手の明かりを次々点して必要な物がある場所を説明し、巡る]

……で、ここがヒューバートさんの部屋。

[少しドアを開けてみせ]

えっと、好きなように使ってね。
他にたりないものがあったら、…えーとヒューバートさんは知ってると思うけど、この上が私の部屋だから。
来て言ってくれれば大丈夫。

[にこっと笑って]

おやすみなさい。

[ぺこっとお辞儀をして挨拶した]
(244)2006/08/03 10:19:42
美術商 ヒューバート
[順序よくエッタがそれぞれの部屋、一晩泊まるのに必要なものを説明して行く。
 程なくして大体の場所の説明が終わり、階段を昇る。

 さて、ここが私の部屋となるらしい場所―――彼女の父の部屋だ。
 彼女の言葉を聞き……これはまた妙なところでませてるな、と失笑を漏らしそうになる。]

エッタも何か私に用があったり、そうだね……一人では眠れない気分だったりしたら、何時でも私の部屋へどうぞ?
それじゃ……

[今度はエッタの唇のほうへ、軽く口付けをする。
 ―――目に見えて彼女の頬が赤く染められて行くのが判った。
 これ以上虐めてしまっては可哀相かな、と少し思い、次の動作は思い留めた。
 至近距離のままで囁く。]

……おやすみなさい。良い夢を。

[そう云うと屈めていた身体を起こし、エッタに背を向けると、扉の向こう側へと*ゆっくり歩いていった。*]
(245)2006/08/03 10:43:28
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