酒場の看板娘 ローズマリー [袋にいっぱいの食材を抱えて、よたよたと酒場までの道を歩く] ……お、重い〜…… [紙袋が破れないのが不思議なくらいの量の食材を抱え、困ったように呟く] たくさん買いすぎちゃったかなぁ……だけど、本当に安かったし……大根5本であの値段はありえないと思うんだけど… [自身が買ったもののお得さに思わず口元が幸せそうに緩むが、やはり重いのですぐさま顔が歪む] はぁ……ここでぐだぐだしてても仕方ないし、よしっ!あと少し、頑張らなきゃ… [1人気合を入れると、酒場までの道を幾分早歩きし、ふらふらしつつも何とか辿りつく。しかし、額に玉のような汗が浮かび、酒場の扉の前に荷物を置くと、扉も開けられずしばらくぜいぜい肩で息をする] | |
(235)2006/07/19 21:08:52 |
酒場の看板娘 ローズマリー [何とか扉を開けると、まだ掃除もされていない閑散とした店内の椅子にそっと腰掛ける] はぁ……早く下ごしらえしなきゃ……ん〜大根5本もどうしましょう〜?? [そう呟きつつも包丁を取り出し、器用にかつらむきを始める。夜に集まる面々を思い出しながら、何を作ろうか思案しつつも器用に下ごしらえをどんどん済ませていく] ……さてと、次は店内掃除しなきゃ。 [小さくそう呟くとホウキを片手にぱたぱたと店内を掃除し始める。 いつもの時間 いつもの下ごしらえ いつもの掃除 何も変わらない平和な時間がそこにあった。ローズマリーは変わらない日常に小さな幸せをかみ締めつつ、やがて開店する酒場の準備に*没頭した*] | |
(243)2006/07/19 21:21:10 |
医師 ヴィンセント [カードの練習を続けていると、診察室にニーナが入ってきた] もう!先生ってば!ま た そ れ ですか? 練習相手の私の身にもなって下さい。 私、先生のせいマジックが全然面白くなくなっちゃいましたよ! [頬を膨らませながら、ニーナは一息で言い切った] ん?なんでさ? [ヴィンセントが心底不思議そうに問うと] 当たり前でしょう!? 私は先生が新しいマジックをマスタしようとする度に、その練習に付き合ってるんです。最初に見るのは失敗ばかり。うまくいくようになったときには、私はそのマジックのタネを知り、それからさらに何十回と見た後です。 私がこの病院で学んだ一番大事なことは『マジックはタネを最後まで知らないほうが良い』です。 まったく・・・ なんでこんな病院の看護婦を私はやっているのでしょう? [神に祈るジェスチャをしながら、ニーナはヴィンセントをギロリと睨んだ] | |
(255)2006/07/19 21:42:24 |
吟遊詩人 コーネリアス [先程までの子供っぽい表情は今は潜められ、やがて指先がワルツを奏でだす。 憂いと華やかさの伴う曲は最初は原語で、少年のような柔らかいアルトで響いた] Madame, ich lieb' Sie seit vielen Wochen, Wir haben manchmal auch davon gesprochen. Was nützt das alles, mein Pech dabei ist. daß ach, ihr Herzchen leider nicht mehr frei ist. Ihr Blick gebietet mir: "Sei still" Doch träumen kann ich, was ich will: Ich küsse ihre Hand, Madame, und träum', es war ihr Mund. Ich bin ja so galant Madame, doch das hat seinen Grund. Hab' ich erst ihr Vertrau'n, Madame, und ihre Sympathie; wenn sie erst auf mich bau'n Madame, ja, dann, sie werden schau'n, Madame, küß ich statt ihrer Hand, Madame nur ihren roten Mund ! | |
(277)2006/07/19 22:49:48 |
医師 ヴィンセント あ、う、うーん…… [少しの仮眠をとった後、ヴィンセントは再び診察室に戻る。 すると…やはりニーナはご立腹のようだ…] もう、先生!何処へ行ってたんですか!患者さん待ってますよ患者さんが! まったく、先生はいつもいつもドクタとしての自覚が…うんぬんかんぬん…… そもそも人間としてだって…なんちゃらかんちゃら…… 根本的に哺乳類として……くどくどくどくど…… てか生物として…がみがみがみがみ…… …(以下しばらくエンドレス)… さあさあ、患者さんが首を長ーくして待ってますし、ちゃっちゃと診察を始めましょう! [ニーナの囀りを右から左へ聞き流し、時計を見る…… まだ午後が始まったばかりだ。 なんだか今日は長いなぁと思いながら、ヴィンセントは言うべき一言を発した] お待ちの方、どうぞ? | |
(389)2006/07/20 09:09:06 |
学生 ラッセル [――周囲に背を向けていた唇は、別の言葉を発していた。 何らかの心得があれば、すぐにわかるそれ――読唇術。 かける声の腹話術と複合して、クインだけに警告の言葉を【見せて】いた。] (――出来るだけ、独りにならないで。 人狼は、知恵が回る。貴方が何者かは今の所触れないが、裏事情を知っている奴が居れば、その身柄は格好の「羊」になるんだから。 逆にそういう裏が目立つからこそ、悪い意味で人狼には見えない。 だから、捕まらずに生き延びたければ、上手く立ち回って。 俺は今の所、貴方に敵意はない。信じるかは任せるよ。) それでは、またの機会にですよ。 [と、にこやかにウェンに振り返った。 結社に繋がりがあるからこそ、持ち得たお尋ね者の情報を胸に秘め直して。] | |
(394)2006/07/20 12:56:40 |
新米記者 ソフィー [既に予想はついていたとは言え絶望に染まり行く表情 黙って見守り肝心の事を問うアーヴァインに静かに頷く] そうどす、今しがた確認も終えましたわ。 手配の方は其方はんで宜しくお願いしますえ。 [続く言葉にころころと場違いな笑い声を響かせ] 厭やわ、アーヴァインはん。 明日までにお渡しした資料にもきちんと目を通してや。 [きょとんとして書類に視線を戻す様子に目を細め ゆるりと立ち上がり姿勢を正し薄紅色の唇を引き結ぶ 胸の彼岸花を覆うよう黒革の手袋をはめた右手を当てる 表情と共に一瞬にして空気が引き締まるのに アーヴァインが慌てて礼を返す] ほな、ウチ等はコレで失礼します。 | |
(400)2006/07/20 21:17:00 |