村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った…… | 新米記者 ソフィー [扉を開けた先には昨日のラッセルと同じく血に塗れた―― 額にはいつもしているバンダナはなく傷口から血を流し 良く良く見れば自身で刺したのか足を引き摺っていて 言葉を聞くまでもなく事態を知りギルの言葉に頷く きつく握り締め新たな血を流すギルの拳に気付き 手袋をしていないほっそりとした両手が包み] センセに後程来て貰いますき、部屋で休んどってくりゃんせ。 [早々に身支度を整えギルを部屋へ送り路地裏に向かい 静かに血の海を睨む 程無く現れたヴィンスに挨拶して検案を見守っていれば 現場を覗く猫耳をつけたラッセルに気付き声をかける] ラッセルはん…… [悲しみに彩られ絶望の淵を彷徨う瞳にゆるく首を振り] ……ネリーどす。 |
(12)2006/07/25 11:54:17 |
| 新米記者 ソフィー [歩み寄りラッセルの頭を撫でながら検案を終えたヴィンすに向き直り] お疲れ様どす、宿屋に治療の準備をして来てくりゃんせ。 [終わるまで何も報されて居なかったヴィンスの表情は まだコレ以上に何か不幸があるのかと問いたげで] ギルバートはんが怪我しはりました。 [顔をしかめ直ぐに向かうと告げ一旦病院へ戻るヴィンスを見送り 事後処理を自警団に指示して虚ろな瞳のラッセルを連れて雨の中を宿へ戻り 食堂で紅茶を煎れれば其れはギルとネリーと深夜に飲んだもので 一瞬だけ唇を噛み締めラッセルに紅茶を出し食堂に残し ギルの部屋をノックしてどうにか着替えていたギルに] お辛いでしょうけれど事情を聞かせてくりゃんせ。 [訥々と語られる言葉を聞き終える頃にはヴィンスが到着 挨拶を交わしハーヴの検死結果の書類を受け取り 治療が開始されればギルをヴィンスに任せ部屋を後に] |
(13)2006/07/25 12:18:13 |
 | 学生 ラッセル [まるで、後悔しているかのような想いが綴られていた。 他の日の日記もぱらぱらと目を通す。それは、本当に何でもない日常の日記。 普段ならば気付かないような、ちいさな幸せを綴った冊子だった。] どうして……。どうして……。 [気付けば涙が溢れていた。机に雫がこぼれ落ちる。 人間を喰ったと思われる日の、日付に記号を付けられた日記には、常にどこか悔やむような思いが書かれていた。 どうして――こんなにも、人を喰い殺すことを悔やんでいたのか。 どうして――こんなにも、人を愛していたのか。 日常を綴った普段の日記からは、みんなが好きだったという思いが、ひしひしと伝わってきていた。] どうして……人を喰わないと生きていけないんだよ。人狼は……。 |
(49)2006/07/25 15:41:27 |
| 学生 ラッセル [トビーが集会所に入っていくのが見えた。声をかけるか悩んだが、とりあえずは用事を済まそうと、村の入り口へ。 早くしないと、また集まる時間に間に合わなくなってしまう。そう思って、歩を早めた。] ついた……っと。 自警団さん、おつかれさまです。 図書館の使いで来ました。これがリストです。 [そういって、リストを見せると、中に通される。 以前来た時よりは、混乱は解消されたものの、中は雑然としていた。 パティと名乗る、受付を担当していたおでこな女の子にリストを渡せば、指定されていた図書を持ってきて貰った。 確認して、ありがとうと微笑むと、事務所を出て、村に戻ろうとして。 ……緑の帽子の行商人に呼び止められた。] あ、アルヴィンさん。お久しぶり。 ……大丈夫かって？ あはは、こう見えてもだいじょうぶですよ。 [心配げな様子に、苦笑気味に微笑んで、こんな所にまた何の用かと聞いてみた。] |
(63)2006/07/25 17:51:16 |
 | 酒場の看板娘 ローズマリー [僅かに顔を上げ、ソフィーを直視する。 昨日同様、目を瞑って、耳を塞ごうとするローズマリーに突きつけられた残酷な現実…] ネリー……が……殺された……？？ [呆けたように問い返すことしかできず、ふらっと椅子に倒れこむ。 ただ、青ざめた表情で、自身の震える手を見つめ、困ったようにいつもの癖で微笑んだ。 微笑んでみて……あまりにも場にそぐわない自身の表情に、戸惑いを覚える] い……いやぁあああああ…… [表情は笑んでいるというのに、口から漏れるのは小さな悲鳴。 涙一つ流れ落ちることがないが、焦点は明らかに合っていない瞳。 何も見つめていない瞳にぼんやりと映るは、想像し難くも想像できる範囲のネリーが殺された姿。 表情と感情と頭の理解が追いつかず、ローズマリーは震える体を*抱きしめるしかなかった*] |
(119)2006/07/25 22:45:19 |
 | 吟遊詩人 コーネリアス …ふふ、ごめんね？僕、馬鹿だから…。 ［感覚は、既に両の腕から消えてしまい。 死ぬって、こういうことなのかな、と少しだけ頭の片隅で思う。 ギルが振れているはずの手も、もう握り返すこともできない。 ただ、それでも何だか温かい気がしてそう、と目を閉じた。 微かに、唇が音を紡ぐ］ 夢見たものは ひとつの幸福 願ったものは ひとつの愛 夢見たものは ひとつの愛 願ったものは ひとつの幸福 それらはすべてここに ある と ─── ［唇に、ほのかな笑みを乗せて紡ぐ。 ろくに働きもしない頭でも、幸せだと思った。 『君は本当にしょうがない人ですね』 そう、聞こえた気がして、小さく笑って*それっきり*──］ |
(166)2006/07/26 00:42:27 |
