自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
美術商 ヒューバート [隣の執事風の小男が、小声で何やら囁くと、はっと我に返った様子で] ・・・ともかく。 積年の恨みを晴らすべく、私はやって来たのだ。 貴様が忘れても私は決して忘れんぞ! 貴様のせいで私が何度煮え湯を飲まされたか。 思い起こせば、今から465年前のあの夏の日。ドリンゲン伯爵夫人の別荘に招待された時のことだ。 少年の私は、伯爵令嬢のアンジェラに一目惚れし、淡い初恋のときめきに胸を焦がしていた。アンジェラも私のことを憎からず思っている様子で、月夜に二人で遠乗りをしたりしていた、と言ってもお邪魔虫のお前も一緒だから三人でだが。 ところがだ。お前が「まどろっこしい」などと言い出して勝手に私の名前で誤字脱字だらけの恋文を出したお蔭で、私は「教養の無い男は嫌い」と言われてあっさり振られたんだ!! | |
(31)2006/06/25 01:28:55 |
美術商 ヒューバート それから、お前の家で遊んでいる時に、伯父上のコレクションのアレクサンドリアの壷を割ったしまった事があったな。私が止めるのも聞かず、お前がふざけて伯父上の展示室に入ったせいだ。その後伯父上にばれて、誰がやったと詰問された時だ。 お前がやったと告げ口するのも気が引けて黙っていたら、お前がべらべらと自分がやりましたと白状し始めた。ホッとしたのも束の間、お前がまるで俺を庇ったみたいな話し振りじゃないか。 伯父上もすっかり誤解なされて、二人でやったんだな、と思っておられる様子だった。結局大したお咎めもなかったが、私は子供心に大変傷ついたんだ。「僕は何もして無いのに」とその日の食事が喉を通らない有様だった。なのにお前はラッキー♪みたいな顔つきでいけしゃあしゃあと私の分まで・・・。 [話している内に加速度的にヒートアップしてきた。ひょっとしたら500年分全部語り切るつもりなのかも知れない。] | |
(34)2006/06/25 01:29:38 |
逃亡者 カミーラ >>25 ……アーちゃん? …というと、彼の人が卿?……だな。 [見やり、想像通りのその姿に一発で納得。 ついでにマストの上の人を見] …嗚呼。御知り合いか。 [更に納得。類は友を呼ぶと言うではないか。 ちなみに長いお話はあまり聞いていない] | |
(38)2006/06/25 01:33:29 |
双子 ウェンディ >>35 [ 見事に放物線を描いて飛んでいくブロックを見送り、 投げ遣った張本人へと視線を向け歩み寄れば、 軽く諌める様に ] あら。 劇の途中で横槍を入れる等、宜しくありませんわ。 [ 頬に手を当てながら言うも、変わらず愉しげな様子 ] | |
(44)2006/06/25 01:37:46 |
学生 ラッセル >>45 [言葉とは明らかに正反対の様子に、どうしたものかと思いつつ。 しかし、これ以上何か言っても辛いんじゃないかと思ったので、更に問いを重ねる事はせず] …大変、だよね、色々…。 [敢えて何が、とは言わずにぽつりと呟いた] | |
(51)2006/06/25 01:44:01 |
お尋ね者 クインジー >>56 なるほどな。 ああいう手合いには関わらないのが一番だというか だが、何だかこう、おれの奥から沸き上がる、えも言われぬ破壊衝動に似た殺意と同系統の感情が世界の意志にも似て、な。 [何が何だか] …取り敢えず、放っておくか。 | |
(59)2006/06/25 01:50:36 |
双子 ウェンディ >>53 其れでは仕方ありませんね。 [ 意味不明な言葉も大して気にした風も無く、 小さく笑い声を洩らせば、再び上空へ視線を ] あら、あら。 大変。大変ね。大変ですわ。 [ 男の宣言を聞き、もう片方の手も頬に当て。 軽い口調で、言葉を繰り返す ] | |
(60)2006/06/25 01:51:05 |
吟遊詩人 コーネリアス >>52 あぁ、その方でしたら私も聞いた記憶が。 複翼機のおもちゃを気前よく貸してくれた事だとか…。 (無論、無理やり取り上げて、窓から飛ばして壊したらしいが…そんなことはおそらくヒュー氏の日記にしか残っていないのかもしれない) | |
(62)2006/06/25 01:53:24 |
酒場の看板娘 ローズマリー [...は、とりあえず ヒ ュ ー バ ー ト と ア ー ヴ ァ イ ン を 無 視 して、] >>59 ええ、触らぬ神にたたりなし。触らぬ変人に意味はなし。 だから、関わらなければいいのよ。 なんとなくその衝動がよくわかるけれど [真顔で頷いて] ほうっておきましょう。 | |
(68)2006/06/25 01:59:04 |
書生 ハーヴェイ >>71 アーちゃんの話以上に、面白いやっちゃなあ...あ、落ちた(・・) | |
(73)2006/06/25 02:04:51 |
学生 ラッセル >>100 [二人のやり取りに、頭痛がするのを感じつつ] アーヴ小父…。 なんでそういう、危ない物を…しかも、一体、何に使ってんだよーーーーーーーーっ!! [...は、光付与した特製ハリセンでアーヴァインを殴り倒した] | |
(107)2006/06/25 02:23:53 |
逃亡者 カミーラ >>100 [大体把握] ……。 [軽くどころではない眩暈を覚え、右手の指先で額の辺りに触れた。 危険とか何とかよりも、凄い魔道具を育毛剤に使ってしまうその心意気というか考えなしというかな行動力に。 多分このアーヴァイン卿は 父 上 以 上 だ 。] | |
(115)2006/06/25 02:31:06 |
双子 ウェンディ …しかも、雨ときやがりましたか… [ぽつぽつと自分の頬に当たる雫を、鬱陶しげに見やり] ああ、礼が遅れましたが。 鬼の旦那、支えて頂いてどうもありがとうございました。 [クインジーに礼を言い頭を下げ] >>113 私もよくは知りませんが。 [下りたままの前髪をぐしゃりと掻きあげ、大きく息を吐く] アーヴァイン卿の屋敷にある物は、一癖も二癖もあるモンばっかです。 多少の危険性を持つものなんて、当たり前と言ってもいいほど。 そんな中、本人自ら「危ない」と仰るくらいです。 そのヤバさは、想像出来ましょうや。 意志があるってくらいだ、他者の乗っ取りくらいやらかすんじゃねえですか? | |
(120)2006/06/25 02:36:16 |
酒場の看板娘 ローズマリー >>123 ごめんなさい。 [幼い頃は吸血鬼が高貴なる生き物だと信じていた...にとって、そこまでアーヴァインとヒューバートが強烈だったという…… 他の吸血鬼にとっては迷惑極まりないことだが、いまや...にとっては吸血鬼=変人となってしまっていた。多分誰に何を言われても、今はかえられそうにない。] | |
(129)2006/06/25 02:41:23 |
見習いメイド ネリー [クインジーが頬を撫でるに任せ、一緒に広間へと向かう。おそらく、吸血鬼であり、ヒューバートやアーヴァインの親類にあたるであろうユージーンの存在を気に掛けながら。] >>128 あら、人の顔色までよくおぼえているのねえ。 ちょっと感心しちゃう。 でも、それってどうして? | |
(131)2006/06/25 02:45:36 |
逃亡者 カミーラ [>>120を小耳に挟んで、少し嫌な予感はしたが] …まあ、本人から聞いたほうが早いだろ…うか? [言いかけて彼の人の性格に思い至り、ちょっと疑問符はついたが。 兔にも角にも広間へと向かった] ―甲板→広間― | |
(132)2006/06/25 02:47:07 |
墓守 ユージーン ですが対処法も何かあるのではありませんか? 例えば、持ち主から切り離して再度封印する方法。 ・・・・。 魔道具は、持ち手以外には精神へ影響は及ぼさないのですか?無理矢理影響下に置かれるなど。 もしそうなら、 我々や幽霊船にいる幽霊達も危険ではないでしょうか? >>138 [漸く気づき] ウェンディ=ヴィリディス。 ありがとう。 [自分では手にとらないものの、礼を言う。] | |
(140)2006/06/25 02:59:21 |
逃亡者 カミーラ >>134 [ヴィリに礼をいい、カップに口をつけつつ話を聞いている。 とても深刻な話。いつもなら真剣に話を聞き、取り戻すのに協力しようという気も起きただろう。 だが生憎、今の...の精神は疲弊しきっていた。育毛剤のせいで] …まあ、危険なのは承知したが。 あの方も、大事な物だと分かっているならそのくらいのことは心得ておられるだろう。どうせ戯れに持ち去られたのであろうし、そのうちきちんと返しに来られるのではないだろうか。 [溜息を吐くと立ち上がり] …申し訳ないが、今日はもう寝ても構わないだろうか? | |
(142)2006/06/25 03:01:33 |
書生 ハーヴェイ >>140 とりあえずさ、明日にでもヒューちゃん探して、おもちゃ取り上げるっきゃないんじゃねえの? 今日はもう、めっかんないだろうし。 [あんなのでも、夜の眷属だ。探すなら昼間にした方がいいだろうという、意外に真面目な意見] | |
(146)2006/06/25 03:07:37 |
見習いメイド ネリー >>133 そうそう、クインジーさん。 私、アーヴおじさまを知ったのはここ二三年の事だけど、あのヒューおじさまとは、それなりの親戚付き合いがあったりして。 そんな親戚を持った得体の知れない私に、いきなり「惚れた女」なんて適当な事は、言っちゃいけないと思うわ。 [くすくす笑い。] | |
(148)2006/06/25 03:10:11 |
逃亡者 カミーラ >>145 嗚呼、申し訳ない。 [ぺこりと一礼。内心、思った以上な叔父たちに毎度振り回されているであろう彼の境遇に、もう一度だけ心の底から同情し] ……それでは失礼。 [残る者たちにも会釈をすると、自室へと*向かった*] | |
(150)2006/06/25 03:13:26 |
お尋ね者 クインジー [ウェンディのお茶を断り、メイドに、先程ゆっくり飲めなかったラム酒をもう一度頼む。] >>148 親戚?! さっきの奇人のか! [大層驚いたようだ] ………まあ、得体が知れんのはお互い様、というところだ。親戚がどうあれお前さんは綺麗だしな。 おれは常に本気だが、社交辞令だと思ってくれて構わない。その方が気楽だろう? | |
(151)2006/06/25 03:13:42 |
見習いメイド ネリー >>145 [ユージーンに目を向けて、] またいらっしゃったら、ヒューおじさまにも、ちゃんとお話しして見なくてはいけないわねえ。根は悪い方じゃないと思うのだけど……。 と、そうだ。 輸血パックをお持ちの辺り、きっと間違いではないと思うのだけど、アーヴおじさまのお話されていたユージーンさんでよろしいのかしら? | |
(154)2006/06/25 03:14:58 |
見習いメイド ネリー >>151 行方不明の私の父親が吸血鬼なの。 多分ね……。多分おそらく、パパであってるんじゃないかなあ。 [吸血鬼一族である自分の父親の話に、ユージーンが反応するだろうか?と内心で首をひねりつつ。] 「常に本気」って面白いわね。 じゃあ、さっき甲板でローズといい雰囲気だったのも本気だったりして? [クインジーに無邪気な笑顔を見せる。] | |
(159)2006/06/25 03:25:05 |
双子 ウェンディ [髪を束ねる銀の髪飾りを弄びながら、緩やかに首を傾げ] おや、鬼の旦那。 否定要素がおありになるんで? >>165 ああ、いえ。 アイツが久しぶりに出てきたモンで、私が勝手にいらついているだけですや。 こちらこそ、申し訳ない。 [よたよたと歩んでいくハーヴェイを、大丈夫ですかね?と見送る] | |
(168)2006/06/25 03:41:00 |
見習いメイド ネリー [クインジーに、] 私は恋愛って実のところよく分からないの。 子どもなのかしら? >>165 勿論、私は私だけど。 でも、サキュバスの評判が厳格な吸血鬼の一族の中で良いわけがないと思うのよねえ。 『まっすぐだけど、心を見せなさそうな人』 [ユージーンに困ったように頬笑んだ後、引き上げていくハーヴェイとラッセルのほほえましい様子を見送った。] | |
(173)2006/06/25 03:48:54 |
お尋ね者 クインジー >>173 恋愛が分からない、ね。 そりゃ別にお前さんが子供だという訳じゃあ無くて、お前さんが今まで出会った中にそれだけの男が居なかった、というだけの話だ。 [そう言って煙草に火をつけ] そういえば………此処は禁煙か? | |
(176)2006/06/25 03:53:28 |
見習いメイド ネリー >>176 ……どうかしら? 大抵の男性は、私と関わると死んでしまうから、判断が難しいのよね。 ああ、喫煙についてはヴィリちゃんの判断次第じゃないかしら? [誰にも見えない位置で左手に嵌ったままの指輪に、こっそりと触れ。ネリーは何かをふと試したくなったらしく、] そう言えば、私。 この船の中がどうなっているのか、全然知らないのよね。 なんだか、魔道具に関して不穏な話も有るし、皆が休んでいる間に一度見て来ようかしら。 | |
(178)2006/06/25 04:04:11 |
見習いメイド ネリー >>177 あら、アーヴおじさまもヒューおじさまも楽しい方達じゃない。 特にアーヴおじさまなんて、一種の天才だと思うけど。 [「それにだって、私は退屈すると死んでしまうわ」と冗談のように軽く言って、船内を見て回る為に*ネリーは立ち上がった*。] | |
(180)2006/06/25 04:08:38 |
双子 ウェンディ 天才と馬鹿は紙一重、とアイツも言ってはいましたがねえ… [ネリーの言葉に、カップを持つのとは逆の手を額に当て、目を閉じ数秒] >>181 て、そっちですかい。 [意外そうにぱちりと目を開け。 甲板での出来事を思い出し、苦笑を返す] そちらの方が、吐いた方がいいように思えますがね? | |
(183)2006/06/25 04:13:49 |
双子 ウェンディ >>185 私はいいんです、私は。 ユージーン…さまの方が、立場上、言い辛い事も多いでしょう。 [他の者に対する呼称と異なるのは、恩人の甥であるが故だろう。 …そう。あれでも一応、少女にとっては恩人だ] 私は客人であって客人じゃない。 ま、貴方様の話を聞くには分不相応かもしんねえですけどね。 [冗談めかして、軽く言った] | |
(188)2006/06/25 04:25:03 |
墓守 ユージーン >>185 心配してくれるな。 [ヴィリディスの頭を撫でようと手を伸ばし] 私はユージーンで構わん。 眷族とはいえ、貴方がた屋敷守護の血が半分は混ざっているのだから。 それに、恩人は叔父上だけだろう。 [笑む] そろそろ夜が白む頃か。 [つと、柱時計を見ながら] | |
(189)2006/06/25 04:32:44 |
双子 ウェンディ >>189 互いに無理はし過ぎんように、という事にしておきましょうか。 [手を伸ばされれば、僅かに困ったような表情になるも、特に抵抗もせず] こう見えても、義理堅いもんでしてね。 ですがそう言われるのなら、遠慮なく。ユージーン。 敬語だとか、堅苦しいもんはどうにも苦手でして。助かります。 [翠の瞳を細めて、花の香るような笑み] ああ。この場にいると、時間を忘れそうです。 やることもあります、そろそろ休みますかね。 ってもあのタイプは、餌を置いと簡単にかかりそうな気もしますが。 [ヒューバート捜索に関しては、割と楽観視。問題は、それ以降だろう] | |
(191)2006/06/25 04:40:59 |