人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1289)Fate/Real Myth 聖杯戦争村 : 1日目 (4)
見習い看護婦 ニーナ
多分心理学関係だった気がするけど。

[記憶を掘り起こしてみるが、うまく思い出せない。]

んー。
私に記憶力を期待しちゃダメね。

ああ、もうねよっと。

[無理やり目を閉じ、意識を寝ることに集中する。考えることは山ほどあったはずだが、不思議とすんなり眠りに*落ちていけた*]
(598)2006/03/24 07:26:08
雑貨屋 レベッカ
−北ブロック オフィス街−

[今日は朝から職場のビル内にある書庫に仕事で篭る用事があった。業務上の一通りの調べ物を終えると、無意識に今一番麗香が知りたい情報を探す。]

ああ……。
まさかここにあるとは思って居なかったわ。

[それは聖杯戦争について記された書物だった。
静かにページを捲ってゆく。

大方は監視者に教会で聞いた話に近い事が書かれていた。
しかし……。

過去の戦争については余り聞かされていなかったのが、本を読むごとに明らかになった。

虚栄心―エゴイズム―欲望―虚飾―偽りの正義―

聖杯が生み出したのは、どう考えても世界を掴む栄光ではなく……殺戮と廃頽への前奏曲。そう見えて仕方がなかった。]
(599)2006/03/24 09:30:55
雑貨屋 レベッカ
[聖杯を手に入れる事が出来るのはたった一人。
その他のマスターは殺害されるかギブアップを余儀なくされるという。
ギブアップした魔術師の末裔には不名誉な烙印が付されるというケースもあったようだ。]

【それほどまでに消耗し、全てを……命も、家系も犠牲にしてまで人々を狂わすほど叶えたい望みってなんだろう……。】

過去の勝者が聖杯に望んだの事は、ある時はまさに栄光そのもの……。
またある時はひっそりと歴史の闇に飲み込まれるような類のもの……。]
(600)2006/03/24 09:37:09
雑貨屋 レベッカ
他のマスターは何を望んで参加しているのかな。

[思い出したのは、式神を破った剣のサーヴァントのマスターである痩躯の男。あの虚無の目をした男は何を望んでいるのだろう。

思い出したのは、正面から名乗ってきたサーヴァントのマスターである歳若い女の子。あの若さで一体何を手に入れたいのだろう。]
(601)2006/03/24 09:42:35
雑貨屋 レベッカ
[書物にはサーヴァントにも聖杯戦争に参加する目的を持った英雄が召還されると書かれていた。
昨日キャスターが言っていた事を反芻する。]

――どうせ死ぬのなら、戦の中でありたかった。

【……もう一度死をやりなおす。
果たしてそんな事が、聖杯戦争に身を投じる目的足りうるのか。本当は……。

本当は、もっと何かの理由を私に隠しているんじゃないのかしら。】

[そこまで考え、麗香はゆっくりと頭を振った。]

【今はまだ、彼の言葉を疑うには早過ぎるわ。】
(602)2006/03/24 09:48:14
雑貨屋 レベッカ
[聖杯戦争に関する書物を閉じ、そのまま遥か古の大陸の歴史書を探し始める。
もともと、子どもの頃に祖父にねだって粗筋は知っていた高長恭の物語。

脳裏に今でも焼きついている。
壮美なる舞台に勇ましく舞う仮面の王。翻る朱の布、美しい音色、悲劇の王の演舞。

一冊の書物が目に留まり捲る。
巡り合わせで軍の指揮を取り、神に守られているかのように堅実な勝利を収め名声を高めた皇子の話がそこに描かれていた。
勇猛果敢な武勇伝。彼が指揮を取れば軍は奮い立ち引く事を知らぬ。

物語の結末は……避けようともがき避けられなかった死の終焉。

そこは戦場ではなかった。]
(603)2006/03/24 09:57:54
雑貨屋 レベッカ
[キャスターの端整で優美な面差しを、改めて思い出した。優しげな眼差しも、耳に心地よく響く声音も……

どこか遠くに感じ、どこか遠くに聞こえる。

すぐ、傍に居ると言うのに。]
(604)2006/03/24 09:59:48
雑貨屋 レベッカ
[高長恭の戦記を記した本を閉じる。

突然目の前に現れた彼は、史上の英雄……。
判ってはいたがどうしても俄かには信じがた過ぎる。
現実のものと考えるには彼は余りにも歴史の彼方におり、異国の英雄であり、余りにも麗しい。

仕事に戻ろうと立ち上がりかけた時に、ふと一冊の本が目に留まった。


『陰陽道』]
(605)2006/03/24 10:19:07
雑貨屋 レベッカ
そう言えば私は、お爺ちゃんから貰った術本が全てだった。
陰陽道のなんたるかすら知らずに居たんだわ。

[飛びつくようにその本を手に取り、緊張気味に開いた。]
(606)2006/03/24 10:20:56
雑貨屋 レベッカ
[夢中になって本を捲った。
流石にご先祖は有名なようで、その本にも逸話が多く記されていた。

しかしご先祖のそれよりも、麗香はもっと基本的な陰陽道のなんたるかに目を奪われた。

書物にあったから意味も判らず自分が描いていた桔梗印や五芒星形……それの持つ意味、五行の理……。]

ああ、お爺ちゃんがそう言えばたまに言ってたっけ。
今日は方角が悪いとか、森羅万象の気についてだとか……。
(607)2006/03/24 11:38:05
雑貨屋 レベッカ
む、難しい……。
こんなの私にちゃんと、理解出来るのかしらね。

[陰陽道は地理や生活や日本の風習に根付いているようで居て奥が深い。
麗香は頁を捲るたびに唸り、必死で意味を理解しようと試みた。5つの気で五行。土地と結びつき、森羅万象の力の流れを生成する。

夢中で*頁を捲り続けた*]
(608)2006/03/24 11:43:08
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