新米記者 ソフィー 回想 ー樹那川・川原ー [すっかりと暖かくなり、この位の陽気であれば夜でもコートは不要に感じられた。 宵闇の中ぼうと浮かぶ夜桜は怪しいまでに美しく・・・・] 花見酒っと♪ 綺麗な花を見て飲む乗って美味しいのよねぇ。 [持っていた携帯用の酒瓶から一口二口と飲むたびに頬が桜色に染まる] 【アーチャーの怪訝な目線が痛いけどしょうがないじゃない?祖父江家は代々お酒を魔力に変換する家系。子供の頃からアルコールなんてジュース代わりだったわよぅ】 [...は、ほろ酔いと隣に控える美丈夫とで幸せな気分でいたかったのだが・・・・ 令呪にピリピリとマスターの存在を知らせる痛みが走った。] | |
(3)2006/03/28 17:15:20 |
新米記者 ソフィー ・・・っつ!! アーチャー感じる? [早くに的の存在を感じ取ったアーチャーは...の前に立ちふさがり身構える。 二人目のマスター・・・・・どう見ても昼間オフィス街ですれ違っていそうなOL風の女性。 ただ普通のOLよりは目鼻立ちが整い目を引きそうなタイプではあったが・・・・そして隣に構える長身の男性・・・・] 私達を知っている!? って、事は先日の戦闘で見られていたか・・・・・ひょっとしたら、先日の式神使い? [不安になるも、アーチャーを伺うと全てを安心して任せても足りるに値する自信に満ちた横顔] アーチャー、私も全力で後方支援できるように勤めるわ。キャスターだったら魔術は効かないけれど・・・・・ライダーだったら何とかなるかも? | |
(4)2006/03/28 17:16:03 |
文学少女 セシリア −−− 教会前 −−− ここって… [まことは監視者を探す為、外に出ていた。 はじめ、近所の霊光院に訪ねてみたが何かと慌しい様子で取り付く暇も無かった。 そしてたどり着いたのがこの教会だった。] 【確か、牧師様がいらっしゃるんだよね…時間が時間だけど…】 [建物の前に立つと、バーサーカーはまるで近づきたくないと言うような仕草をする] どうしたの? [バーサーカーは何も言わず、ただただ、首を横に振った。] 牧師様がいらっしゃるか確認するだけだから。ね? [そう言ってもその場から動こうとしない。] 【んー…弱ったなぁ……そうだ。】 それじゃ、バーサーカーはここで待っていて。それならいい? [バーサーカーは頷き、まことはそれを確認して教会の扉を叩いた。] 夜分遅くにすみません。牧師様、いらっしゃいますか? | |
(32)2006/03/28 23:37:56 |
見習い看護婦 ニーナ [キッチンに立ったところで何か違和感が束紗を襲う。おそらくは魔力のぶつかり合う波動。 そして今までであれば感知することのできない場所。遠く離れてはいたが、既に数回サーヴァント同士の戦いを感じた束紗にとって、間違うはずもなかった。] いまも、どこかで戦ってる…。 明日は、私やランサーがそこにいるかもしれない。 ううん、今日だって立ってるのかもしれない。 いつ、そうなるかわからない。なら…今日は眠ってられないわね。 魔力は減ってる感じでもないし、それより自分にできることがないか、探すのが先よね。 いざ戦いになったとき、ランサーの足を引っ張らないようにしないと。 【でも、一体どうすればいいんだろう。】 | |
(66)2006/03/29 01:12:02 |
雑貨屋 レベッカ 【キャスターの傷を何とかしないと!】 [川原に這いつくばったまま、泥だらけの手でポケットを探る。] 【どうせ成功しっこない。】 [絶望感に打ちひしがれる。キャスターと対峙するサーヴァント、アーチャーもまた、光輝き出し何がしかの詠唱を始めている。] 【ぐだぐだするな自分!】 [自らに渇を入れる。虚脱感はもはや全身から力を奪い取り、腕を少し動かすのにもガクガクと震えが小刻みに走る。痺れるような指先が、ポケットから人型の呪符を探る。水に濡れ泥だらけの手で掴むとそれに息を吹きかけ声を絞り出す。] 人を模る撫物よ肩代わり万物の息吹に流転を与えん急急如律令生気流転! [キャスターに向かって撫物の符呪を投げつける。それは状態異常を人型に身代わりとして移し変え、対象の状態異常を回復させる陰陽術…… 人型の符呪はキャスターの身体を鈍い光で包み込み傷を癒す。] | |
(87)2006/03/29 02:12:21 |
新米記者 ソフィー [・・・・・二日近く昏睡していたのであろうか? 目が覚めると傍らにアーチャーの心配げな顔が・・・] ・・・ああ・・・・アーチャー。ご免ね。せっかくのチャンスだったのに。 私っていっつも詰めが甘いって・・・ふふっ でもね。私、アーチャーに抱きかかえられて逃げるの好きなのよ? 変な言い方!・・・・アーチャーに抱きかかえられるのが好きなんだわ。私、きっと貴方に恋している。 でも、叶えられない恋・・・・・ご免ね。 今だけ・・・・ほんの少しだけ弱音を吐かせて。きっと直ぐに立ち直るから今だけね・・・・ [泣き顔を悟られぬように毛布を頭まで被り*嗚咽を漏らす* ] | |
(112)2006/03/29 19:50:04 |
雑貨屋 レベッカ [書面は昨夜川の中に麗香と一緒に沈んだだけあって、記述が所々滲んで読み取れなくなっている。 否。あの状態で書物を無くさなかっただけで儲けものなのだろう。 キャスターの……高長恭の戦闘を目の当たりにした事を反芻していた。 刃のついた長柄の…槍のような武器を手にしていた。あとは仮面……。私に出来る事は何だろう。 彼を勝利に導く為にやれる事……。 そんな事をぼんやり考えながら、新しい符呪を作るべく筆ペンを取ろうと鞄に手を伸ばした。 コロン…… 鞄から転がりだしたのは、筆ペンでは無かった。 この街に就職が決まった麗香に、祖父がくれた大切な家宝のお守り。綺麗な紗の巾着に包んだ麗しい玉。] 【お爺ちゃん……。】 [そうっと巾着を拾い上げ、左手の上に中に入っていた家宝の玉を乗せた。鈍く青銀に輝く玉…… 刹那、令呪がじわりと熱を帯びる。] | |
(133)2006/03/29 23:57:40 |