文学少女 セシリア [開けた所に出ると奇声をあげ、バーサーカーが敵に対して飛び掛る瞬間だった。 そしてまことの目に二人の間に入る人影が見え、次の瞬間。バーサーカーの右手がその影を貫いた。 良く見るとそれは本当に人間で…バーサーカーに振り飛ばされた身体はまるでスローモーションのようにゆっくりと地に倒れた。] 【え……】 [まことはその光景に呆然とした] 【そ…そんな…】 [声に出して叫ぼうとした時、バーサーカーの周りが光り輝き、その光に飲まれたかと思うと、まことの目の前に吹き飛ばされてきた。 その姿はボロボロで、見るも無残な姿になっていた。 まことは膝をつき抱きしめて叫んだ。] バーサーカー!!! 死なないで!! [その言葉に反応したかのように、まことの令呪がひときわ輝いた。] | |
(203)2006/03/30 03:19:50 |