人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1289)Fate/Real Myth 聖杯戦争村 : 2日目 (1)
次の日の朝、自警団長 アーヴァインが無惨な姿で発見された。
 ……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
 見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
 無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……

 そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、雑貨屋 レベッカ、見習い看護婦 ニーナ、牧師 ルーサー、双子 リック、新米記者 ソフィー、学生 ラッセル、学生 メイ、文学少女 セシリア、お嬢様 ヘンリエッタ、冒険家 ナサニエル、吟遊詩人 コーネリアス、墓守 ユージーン、の13名。
見習い看護婦 ニーナ
[目覚ましの音が鳴り響く。
余程疲れていたのか起きる気配はない。

音が鳴りやみ、束紗が目を覚ましたのは、更に数時間後のことだった。]

あちゃー、やばい。
寝過ごしちゃった。病院行かないと行けないのに。

[慌てて飛び起き、準備をする。
完全看護ではあったが、下着や夜着などの替えは持って行かねばならない。
ランサーに声をかけようと部屋を見たが、まだ寝ているようだったのでそのまま外へと出た。

自転車のカゴに荷物いれると、玄関の鍵を閉めてから病院へと*向かった*]
(0)2006/03/24 12:50:50
墓守 ユージーン
−住宅街 自室−

……っ。

[陽射しに照らされて目覚めた。
昨夜の事は、公園で出逢った女性の事以外はぼんやりとしか覚えていない。

が、一度空っぽになった“何か”は充填されている。
これまで意識していなかったものが、確かに感じられた。]

これが……魔力ってやつか……。

[ゆっくりと起き上がり、洗面台に向かう。]

それにしても。
あいつ、容赦無く吸い取りやがって……。

[冷たい水で顔を洗い、意識をはっきりさせる。
パートナーの顔を思い浮かべ、悪態をついた。]
(1)2006/03/24 13:03:29
新米記者 ソフィー
ー住宅街・祖父江邸ー
[すっかりと遅くなってしまった朝食兼昼食を取りながら]

学校が休みだと気が抜けちゃって駄目ね。
お昼前まで寝てしまうなんて・・・・ま、アーチャーもちゃんと休息は取った方がいいと思うし、昨日の傷だって心配だからたまには良いでしょう。

【そう言えば、アーチャーが聖杯を求める訳を聞いていなかったわ。アーチャーの望みって何なのかしら?】

[食後の紅茶を飲みながらぼんやりと*考える*]
(2)2006/03/24 13:10:26
墓守 ユージーン
[リビングに移動してコーヒーを淹れた。
ソファーに腰掛け、それを一口飲む。]

ま、半人前な俺の責任……。

……くくっ。
半人前どころじゃないか。

あいつが本気を出すたびにぶっ倒れてるようじゃ、話にならないな。

[コーヒーを飲みながら昨夜の記憶を辿る。
アサシンが『バーサーカー』と呼んだ少女の事。
そして、妹と背格好の似た女性の事……。]

あの子は……無事だったんだろうか……。

[コーヒーを飲み干し、アサシンがいるであろう隠し部屋に*向かった*。]
(3)2006/03/24 13:16:36
学生 メイ
−西ブロック 霊光院−

[意識を失った後、芽生はひたすら眠り続けていた。]

【…セイバー…】

[夢の中で、彼女はごめんなさいとただひたすらに謝罪の言葉ばかりを口にし続けていた。]

【私じゃ、宝具を使えないの?私がもっと力のある魔術師なら、アーチャーを倒せていたの?ごめんね、セイバー…ごめんなさい…】

[気を失ってから、もう十数時間。
 やがて彼女は何かに導かれるように、ゆっくりとその瞼を持ち上げた。
 視界に映るのは、ここ数日の間に大分見慣れた天井。
 何があったんだっけ、と、夢と現実の区別もついていないような様子で、彼女はただぼんやりとその天井を見詰めていた。]
(4)2006/03/24 13:26:36
雑貨屋 レベッカ
……よし。

何も判らず闇雲に、秘伝の呪文を唱えた所で陰陽術が発動する方が不思議だったような気がしてきた。

っていうかさ。

[陰陽道の本を閉じると、すっくと立ち上がった。]

本当に大丈夫なのかな私。
ちょっとこの陰陽道って奴、一筋縄では理解出来ないって。
……買うか。根こそぎ。

[鞄を掴むと、本屋へと*駆け出した*]
(5)2006/03/24 13:35:30
学生 ラッセル
[メイが倒れてから十数時間。
とうに夜は明け、時刻は昼過ぎを示していた。

その間、セイバーはただ只管無言で椅子に座り、マスターを見つめていた。]

……目が覚めたか?

[ゆっくりと、マスターの目が開かれる。
それに気付いたセイバーは、静かに声をかけた。]

すまねぇな。
俺がもうちょっとでもお前を気遣っていればこんな事にはならなかったんだが……
(6)2006/03/24 13:37:26
学生 メイ
[掛けられた声に気付くと、芽生は漸く天井を見詰めていた視線を動かした。
 そこにセイバーの姿を認めると、まだ状況を把握しきれていないのか、どこか夢現の様子で彼に向かって細い腕を伸ばした。]

…セイバー?
なんで…
私…?
(7)2006/03/24 13:43:38
学生 ラッセル
覚えてねぇのか?昨日の事を。

[まだ、意識が混乱しているのだろうか?
状況が把握できていない様子のマスターから、己へと伸ばされた手を両手で握り、力無く微笑む。]

まぁいい、今日はゆっくり休んでくれ。
なぁに、1日ぐれぇメイが居なくても大丈夫だから心配すんなって。
(8)2006/03/24 13:48:57
学生 メイ
[昨日のこと。
 そう言われて、重い頭の中を探る。
 ああ、そういえば夢の中でずっとセイバーに何かを謝り続けていた。
 なんだったろう。
 アーチャーと対峙して、そして…]

…そっか。
アンタが宝具を使おうとして…そして倒れちゃったのね、私…。

[握られた手を半分まどろみの中にいるような目で見詰めながら、芽生は呟くように言った。]
(9)2006/03/24 13:53:04
学生 ラッセル
……気にすんな。
ありゃあ俺の失態だ、メイのせいじゃねぇよ。
ソレより、魔力ほとんど空っぽだろ?

どっか体に変な所とかねぇか?

[両手で握っていた手を右手のみ離し、メイの額へと当てる。]

なんかあったらすぐに言ってくれよ?
(10)2006/03/24 14:00:15
学生 メイ
[俺の失態。
 その言葉に、芽生の瞳から涙が零れ落ちる。]

違う…私が、私がちゃんとした魔術師だったら。
そしてもっと力があれば…アンタはちゃんと宝具を使えていた。
そうでしょ?
私に力が無いから、アーチャーを倒せなかった…。

ごめんなさい、セイバー…私のせいだわ…。

[自分を気遣ってくれるセイバーの優しさが、むしろ今の芽生には辛かった。
 涙を見られないように空いた腕で顔を覆うと、芽生は声も無く涙を流した。]
(11)2006/03/24 14:04:56
学生 ラッセル
[涙を流しながら謝るマスター。
それを見た時、セイバーは宝具の使用を決断した事を心底後悔した。]

【コイツは……優しすぎるんだよ。】

[サーヴァントなど使い魔。
そう割り切るマスターが多い中、コイツは異例だ。
考えが純粋で、甘すぎる。

そう思いつつも、セイバーは涙を隠し流すマスターを抱き寄せ、自分からは涙が見えないよう己の胸にメイの顔を押し付けた。]

馬鹿、いったろ?
並の魔術師でも俺の魔力消費量はキツいんだ。
しかもあの時、メイは全快じゃなかったんだ。
倒れるのもしょうがねぇよ。

【ホント、メンドくせぇが……
           イイ女だ。】
(12)2006/03/24 14:19:10
学生 メイ
[驚愕はあった。
 けれどそれよりも、伝わる体温に安堵にも似た何かを覚えた。
 このサーヴァントが、もう生きていないものだなんて到底思えなかった。
 こんなに、温かいのに。]

…ありがと、セイバー。
私、ほんと駄目なマスターだね…。
アンタに励まされてばっかり。
これじゃどっちがマスターだか解らないんだわ…。

[無意識にセイバーの胸に頬を摺り寄せれば、次第に自身を満たしていたどうしようもない絶望のようなものが解けていくのを感じた。
 みっともなくてもいいから今はただこうしていたいと、芽生は長い息を吐いた。]
(13)2006/03/24 14:34:02
学生 ラッセル
ったく、前もいったがな、もっと胸張りな!
お前は、セイバーのマスターだ。

それも、サーヴァント自身が認める最高のマスターだ。
だからな、泣いてなんかいねぇで、明るく笑ってりゃいいんだよ。

それに、お前が弱気な発言してると、こっちの調子も狂っちまうだろ?

[そう言うと、セイバーはメイの髪をクシャッと不器用に撫でた。]
(14)2006/03/24 14:44:24
文学少女 セシリア
− 西ブロック 住宅街 自宅 −

トントントントン・・・
[台所から小刻みに包丁の音が鳴る。]

ん、こんなところかな。
【今日は講義がなくてよかった・・・
 とてもじゃないけど受けられなかったもん。】
[つい1時間前に目が覚め、今は昼ご飯と晩ご飯の下ごしらえをしている。
まことは昨夜の事を思い出す・・・]

あの人、大丈夫だったのかなぁ。
[突然現れ、そしていきなり倒れた彼。
当事者以外にこの戦争を見られてはいけないとバーサーカーを呼び出したときの書物に書いてあった。]
【多分昨日バーサーカーと戦っていた相手のマスター・・・だよね。
 そしてランサー(だと思う・・・)がその相手に「アサシン」って言ってた・・・
 で、あの人・・・どこかで・・・】
[開放してくれた女性。そう遠くない昔に会ったことがある。
しかしその先が思い出せないでいた。]
(15)2006/03/24 14:47:01
牧師 ルーサー
−教会−


「聖杯戦争参加者諸君へ。

 今回、本来の聖杯の意志と反し、悪神アンリ・マユの介入の恐れあり。

 彼の者、全ての因果を覆すを目指し受肉を欲する。

 注意すべし。


                     聖杯戦争監視官」


[そう書かれた手紙を便箋に入れ、魔術の刻印を用いて封をする。合計6通]
(16)2006/03/24 14:49:06
牧師 ルーサー
[既に彼の傍には鳩が6羽。全て彼の支配を受けしファミリア]



飛べ、我が監視下であるマスターの元に。


[鳩は1通ずつ咥え、それぞれマスターの元へと飛び立った]
(17)2006/03/24 14:49:12
文学少女 セシリア
いたっ・・・

[まことは人差し指をくわえた。
口の中に血特有の鉄臭さが広がる。]

うー・・・考え事しながら刃物は駄目だよね・・・

[戸棚にある救急箱からバンドエイドを取り出し、傷口を水で流す。
そして止血した。]
【一通りきり終わったから、あとは・・・あれ?あると思ったのに・・・】
[調味料をしまってある棚をみると、使おうと思ったものが切れていた]

ん、ちょっと買い物に行ってくるかなぁ。
[まことはエプロンを脱いで買い物に出る*準備をした*]
(18)2006/03/24 14:54:17
学生 メイ
[耳に届くその声に、芽生は小さく頷く。]

…うん。解った。

[ごし、と、目を擦って涙を拭うと、芽生は顔を上げセイバーに向かって首を傾げ、僅かに眉尻を下げて笑んだ。
 それはまるで、見せてしまった醜態をどう取り繕おうかと考えているようにも見えた。]

こんな風に泣いてるのは、私らしくないもんね。

アンタがこのままじゃ満足に宝具を使えないんなら、使える方法を探すだけだわ。
魔力の補充の手段よね。
おばあちゃんの本を探せば何かあるんだろうけど、ほとんどは家に置いてきちゃったの。
持ってきた何冊かの本の中に、何かヒントがあればいいんだけど。

[そしてふと自分の今の状況に気付くと、慌てたように真っ赤になって、芽生はセイバーの身体を軽く押し返した。]

ご、ごめんね、その、私ちょっとどうかしてたんだわ…!
(19)2006/03/24 14:58:26
学生 ラッセル
[顔を上げたマスターに微笑み返す。
その後、何やら解決策を探し始めたマスターだが……

突如、自分が今どういう状況か理解し、離れようとし始めた。
その微弱な力に逆らわず、抱き締めていた手と体をマスターから離す。]

やっと調子が戻ったみたいだな?
ま、これも役得って奴だ。

[セイバーは満足げに笑うと、部屋の外へと足を向けた。]

それじゃ、俺は台所か自分の部屋にでも居るからよ、何かあったら呼んでくれ。
いつまでも自分の部屋に居られ茶名も困るだろうからな。

……それと、今日は少なくとも夜までは外出は禁止だ。
夜のメイの様子次第じゃ、夜のサーヴァント探しも休むからそのつもりでいろよ?
(20)2006/03/24 15:11:21
学生 メイ
[馬鹿、と、部屋を出て行こうとするセイバーに向かって、芽生は枕をぼすんと投げた。]

何が役得よー!

[けれど迷惑だろうという言葉には、ぷい、と顔を背ける。]

…べ、別に迷惑じゃないけど。
とりあえずちょっと調べ物でもするわ…

[芽生はまだ重い体を無理矢理に立ち上がらせた。
 けれどそこへ一通の鳩が現れる。
 芽生は弾かれたようにそれを見やり、咄嗟に印を構えた。]

…使い魔!?
どうして…結界が張ってあるのに!
(21)2006/03/24 15:19:50
学生 ラッセル
[セイバーはメイから投げられた枕を片手で受けると、楽しそうに笑った。
そのまま部屋を出て行こうとする時、立ち上がろうとするメイの姿が視界の端に映り、そちらに向き直る]

おいおい、無理はするなって言っただろ?
せめてもう少しだけ寝と……

[その時、窓から部屋に手紙を咥えた鳩が入ってきた。
僅かながら魔力の反応、他のサーヴァントの使い魔か何かかと剣を構えた瞬間、鳩は手紙を部屋に落とし飛び去っていった。

落とされた手紙を拾い、宛先と差出人を見ると……]

メイ、アンタにだってよ。
聖杯戦争の監視官様からだ。

[そう言って、手紙をメイへと渡した]
(22)2006/03/24 15:32:04
書生 ハーヴェイ
−大祐邸・隠し部屋−

[まだ魔力も体力も回復しきっていない。体がだるい。

”天武”

それは生まれながらに天才剣士と呼ばれた沖田の最大の武器である。
しかし、それこそが沖田最大の弱点でもあった。

幼少の頃より亡き父より与えられた”菊一文字”
沖田は疑う事無くこの刀を肌身放さず持ち歩き続け、そして握った。
だがそれは日本刀などではなかった。

”名無の魔剣”

それは沖田の魔術回路に常に干渉し、剣を握り誰かと死合う度、常にそれをアクティブにし続けた。
その代わり、沖田は人が到達し得ない境地へとたどり着く。

その代償は、沖田自身の”命”であった]
(23)2006/03/24 15:36:38
書生 ハーヴェイ
【ならば、大祐の魔術回路もこの剣を使えば・・・・・・ 】

[その素質が開花するかもしれない。もっとも、長い年月を経て培われた魔術師には及ばないだろうが。
少なくとも今のような枯渇は減るだろう。

だが、成人した上でこの剣により全ての魔術回路がアクティブになった場合。

幼少期より常に刺激されて到達した沖田とは別の話だ。



最悪の場合、全身から血を噴出し、死に至るかもしれない]
(24)2006/03/24 15:36:57
書生 ハーヴェイ
【自分よりも、妹のほうが大切か】

[無様に行きつづける事を幸せと言うつもりは無い。
自分の命よりも重いものがある。それは沖田も同じ。

・・・・・・ ならば]


[次の瞬間、大祐が部屋に入って来た。

沖田は、剣を大祐に掲げ、こう一言言い放つ]



己の命か、それとも加奈の命か。

この剣を握るかどうか。それこそが大祐、君の最後の選択肢だ。


[沖田は大祐に、その全てを語り*最後の判断を託した*]
(25)2006/03/24 15:37:36
学生 メイ
[セイバーから渡された手紙を、首を捻りながら受け取った。
 監視官。そういえばそんな存在がいることは知識として知っていたが、正規の魔術師でもない自分はそれが誰なのかも良く解っていなかった。]

…私は監視官とやらが誰なのかもしらないのに、こっちのことは向こうに知れているっていうの?
その人がマスターならば全員に奇襲をかけられるってことね、ある意味で一番最強だわ…。

[そんなことを呟きながら、芽生は渡された手紙を開く。
 そしてその文面に、もう一度首を捻った。]

…アンリ・マユ?
アンリ・マユって…確かゾロアスター教だったかの”絶対悪”…。

…受肉を欲する?注意すべし?

何これ。よく意味わかんない。
アンタは解る?セイバー。

[手紙をセイバーに渡すと、芽生はまだ思うように動かない体を休ませるべく、とすんと床に座り込んだ。]
(26)2006/03/24 15:41:06
新米記者 ソフィー
ー駅前・噴水広場ー
[春休みの間、昼間の内に他のマスターを見つけるために街を散策している。
何時間もアチコチを巡り歩き流石に疲れたようにベンチに腰掛ける。]

はふ・・・・ちょっと疲れたから休憩ね。

[霊体となって側に付き添っているアーチャーにひとりごちるようにそう告げると、先ほど買ったスポーツドリンクの封を切り美味しそうに喉を潤す。]
(27)2006/03/24 15:47:39
学生 ラッセル
ま、もしソイツがサーヴァントを持ってりゃ最強だな。

[霊体である聖杯に触れられるのは同じ霊体であるサーヴァントだけ。
故に、もしその監視官が全てのマスターを殺し聖杯を手にしようとしても、サーヴァントが居なければ無意味なのである。]

アンリ・マユ……ねぇ。
たしか"この世の悪全て"を司るってご大層な神様の名前だったな。

受肉ってのはあれだ、サーヴァントが正式に肉体を手に入れることだ。
聖杯の力を使えばそれが可能なんだよ。
例えば、俺が勝ち残ってそれを望んだ場合、この世界で人間として第二の人生を歩めるって事だ。

ま、この文面の通りに受け取るとすりゃぁ……
その"アンリマユ"に毒されてる英雄、もしくはその英雄に化けている"アンリマユ自身"が、人間をぶっ殺すのを目的で受肉をしようと聖杯戦争に紛れ込んでる……って事かねぇ?
(28)2006/03/24 15:51:35
学生 メイ
[神妙な面持ちでセイバーの話を聞いていた芽生は、やがて大きな溜息を共にどさりと床に身を投げ出した。]

…魔力補充の方法を探さなきゃいけないってときに、そんなもののことまで考えなきゃいけないの?
人間をぶっ殺すって…世界を滅ぼそうとしているってことなのよね?
なんなのよ、それ。
大体、紛れ込んでるんだとして…そんなもんどうやって見つけろっていうの?
戦ってみたら解る、なんていうものでもなさそうよね?
(29)2006/03/24 16:03:38
学生 ラッセル
別に何も考える必要ないんじゃねぇか?

[手紙を見て悩み始めたマスターに対して、軽い口調で答える。]

だってよ、そいつの目的は受肉なんだろ?
つまり、ソイツが聖杯戦争に勝たなきゃ何もおこらねぇワケだ。

ってこたぁ、俺らが勝てば何も起こらねぇ……そうだろ?
目的は何にも変わってねぇんだよ。

この手紙はつまり、"アンリマユじゃねぇ奴が絶対に勝て"って意味なんだからな。
(30)2006/03/24 16:13:00
雑貨屋 レベッカ
[オフィス街の中にある書店への道のりを歩く。ふと……こちらへとまっしぐらに飛んでくる鳩に気付いた。微弱だが魔力を宿したそれは普通の鳥ではない。]

へっ?!?!奇襲?ちょっ、ちょまっ!

【どっ、どーしよ、何っ?!?!?私以外にも式神呼べちゃう陰陽師とか居ちゃう訳?
それとも、魔術師って奴も使い魔とか普通に呼べるわけ?うっそーんそんなの聞いてないしぃ。
私ここで、あっさり死んじゃうのーーーっ?!】

[大慌てで鞄から書物を引っ張り出し頁を捲る。]

【たっ、確か"呪詛返し"の術があったような……。
ないっ、どこ?

ちょ……!】

[冷や汗をかきながら背中を丸め、慌てて書物の頁を捲っている隙だらけの麗香の頭の上に、その鳩はちょこんと止まり書物の上に手紙を転がすと飛び去っていった。]

キャーーーーーーっ!
頭に止まった何か止まった。いやーっ
(31)2006/03/24 16:16:41
学生 メイ
[そうか、と、目を丸くして、芽生はセイバーを見やった。]

なるほどね。
アンタ頭いいのね。
そっか、私たちが勝てばそれで丸く収まるし。

[そして寝転がったまま、まじまじとセイバーを見詰めると、彼女はくすりと笑う。]

アンタがそのアンリ・マユっていうのに汚染されてるとも思えないし。
”絶対悪”なんていうものにはとても見えないもん。
じゃ、やっぱり今の問題は魔力補充よね。

[芽生はむくりと起き上がると、ねぇ、とセイバーを見上げた。]

そういえばアンタ、言ってたわよね。
魔力を補充するためには人間を殺すとかなんだとか。
もちろんそんなのは却下だけど。
他にも何か思い当たったら教えてね?
(32)2006/03/24 16:23:26
雑貨屋 レベッカ
[傍目に見れば、飛んで来た伝書鳩が頭の上に止まったOLが大騒ぎをしているようにしか見えない。

通り過ぎるサラリーマンやOL達にくすくす笑われ、ようやくただ、手紙が運ばれただけで危害を加えられなかった事を理解した麗香は真っ赤になって、道端に立ち止まり、見開きにしていた書物の上に転がった手紙を見つめた。]

……持って帰って、部屋で開けよう。

[内容によってはまた、人込みの中で大騒ぎしかねないなと肩を竦め、手紙を拾い上げると書物とともに*鞄にしまい本屋へと向かった*]
(33)2006/03/24 16:31:34
学生 ラッセル
当たり前だ、俺は俺でしかねぇよ。

[マスターが発した言葉を、当然だとばかりに笑って返す。]

そうだな、俺の魔力を回復させる方法なら大体4つだな。
一つ目は今メイが言った人を殺してその生命力とかを吸い取る方法だ。
無論、俺もこんな方法はする気はねぇがな。
二つ目が、生命力とかを吸い取っちまう結界とか魔術を使う……キャスター辺りの得意技だな。
ま、俺にはそんな小難しい事はできねぇし、出来たとしてもやるつもりはねぇ。
三つ目は食事だ。
ただ、これは1回で補充できる量にも限りはあるし、その量自体も微々たるもんで効率はよくねぇ。
さて、四つ目だが……

[セイバーは、そこまで言うと困ったように頬を掻いた]

まぁ、なんつーかあれだ。
異性同士でしかできねぇことがあるだろ?アレだアレ。

さて、それじゃ俺はさっき言った通り台所か自室にでもいるからよ、なんかあったら遠慮なく呼んでくれ。じゃあな。
[そう言うと、セイバーは部屋から出て行った。]
(34)2006/03/24 16:36:36
新米記者 ソフィー
[噴水前のベンチに数羽の鳩が餌をねだりに寄ってくる。
その中に白く輝くばかりの鳩が舞い降りてきた。]

!・・・・この鳩、魔力を宿して!!

[一瞬身構えたが、アーチャーに支援を願う間もなく一枚の手紙を目の前に落とすと再び飛び去っていった。]

・・・・なに?

[手紙を拾い上げるも開封するのが戸惑われアーチャーと家でゆっくりと目を*通すことにした。*]
(35)2006/03/24 16:38:32
学生 メイ
[ふんふん、と頷きながらセイバーの話を聞く。]

人を殺すのは、絶対だめ。
生命力を吸い取る結界とか魔術…それも殺すのと大差ないわね。却下。ってゆーか、私そんな結界だのなんだのそもそも作れないし。
食事は…うん、毎日摂ってるわけだし、大した補充にならないのは解ってるわ。
で、四つ目?
異性同士でしかできないこと?…結婚?

[首を捻りつつ、部屋を出て行くセイバーを見送り。
 結婚じゃ補充はできないわよねー、そもそもサーヴァントと結婚するなんて出来るわけもないしー、と呟きつつ、祖母の魔術書を手に取り捲りだしたところで、はた、と、何か思い当たったのか、芽生は唐突に顔を真っ赤にした。]

ま、まさか…!

無理よーーーーーーーーーーっ!!!!!!

[芽生の絶叫が、別棟全体に*響き渡った。*]
(36)2006/03/24 16:50:11
学生 ラッセル
[メイの部屋を出て数秒後、部屋からメイの叫び声が聞こえる。]

……予想通りの反応だな。

[苦笑しながらそう呟くと、自室へと*戻っていった*]
(37)2006/03/24 16:59:48
雑貨屋 レベッカは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/03/24 17:03:57
新米記者 ソフィーは、学生 メイに話の続きを促した。
2006/03/24 17:26:43
新米記者 ソフィー
ー住宅街・祖父江邸ー
[出かけたついでに買い物も済ませ夕食の支度をしながら]

【そう言えば・・・私の魔力じゃ宝具を使えるのは2回が限度だとか?
と、言うことは、確実にサーヴァントを仕留めるチャンスがあるのも2回って事よね?
先日みたいに立て続けに襲って来られる様なことがあると困るわねぇ】

[考え事をしながら唐揚げを揚げていていつもよりほんの少しだけ色つきが良くなった。]
(38)2006/03/24 18:27:13
お嬢様 ヘンリエッタ
――五十嵐さつきの部屋――

[ バーサーカーは部屋の隅にうずくまっていた。
【肉体再生】のスキルを保持しているため治りは他のサーヴァントと比べればかなり早い。だが、それでも昨夜に受けた傷が癒えるにはかなりの時を必要としそうだった。]

………がぅぅ。

[ 悔しさに唸りを挙げても、治りが早くなるわけではない。脇の矢傷を右手で押さえ、左腕の傷を舐めながら、バーサーカーはじっと回復に*努めるのだった。*]
(39)2006/03/24 18:48:06
冒険家 ナサニエル
[ソフィーが料理の準備をしている間、ずっと考え事をしていた]
【今まで確認できたサーヴァントがアサシン、セイバー、ランサー、バーサーカー。
残るはキャスターとライダーか…一対一であれば誰とやっても負けないだろうが…
最後まで残るとなると消耗は避けたい。
どうしたものか…。】
(40)2006/03/24 20:57:43
新米記者 ソフィー
[おまちどおさまとアーチャーに声を掛けて]

夕食が出来たわよ?
今夜は「鶏の唐揚げ中華ソース掛け」「ベトナム風春巻き」「肉団子の中華スープ」「中華パン」

頂きましょうか?(手を合わせ
(41)2006/03/24 21:09:23
新米記者 ソフィーは、「あ、紹興酒忘れていたw」くぴくぴ・・・・
2006/03/24 21:09:57
冒険家 ナサニエル
ん、いただこう…
しかしその時代の常識が自動的に認識できる、というのはある意味楽だな。
私はこのハシ、というものは使ったことが無いのだが、なぜか使えるからな…。
(42)2006/03/24 21:14:48
新米記者 ソフィー
[今更ながらに箸を普通に使っていたアーチャーに驚く]

え?・・・・あら?
ご免ね。全然考えていなかったわぁ。
でも、私よりもよっぽど上手に使えていると思うけど・・・ちょっと口惜しいかも。(笑)

聞きたいんだけどいいかしら。アーチャーが聖杯を欲しがる訳ってなに?

[職住の箸を止め、ずいっとアーチャーの方に身を乗り出して目をじっと見つめ]
(43)2006/03/24 21:21:48
冒険家 ナサニエル
聖杯を求める理由、か…。
そうだな、話しておいたほうがいいんだろうな…。
すまないが紅茶か何か用意できないか…?
少し長くなるかもしれない。
(44)2006/03/24 21:30:56
新米記者 ソフィー
ん、そうね。
紅茶だったらとっておきのニルギリがあるわよ。

[立ちあがると湧かしておいたお湯でティーポットとカップを暖め茶葉を人数分+一杯多めにお湯を注いでポットカバーをかけてアーチャーの前に]

ミルクと砂糖はコレ使ってね。
(45)2006/03/24 21:37:35
双子 リック
【…温かい。】

[目を覚ます。
ランサーは、きっちりと布団に収まっていた。
うっすらと汗を掻き、少しだけ気だるさを感じる。]

【…何が、どうしたんだっけ?】


[半身を起こす。
周囲を見回す。
敷き詰められた畳、薄暗い明かりと、人の住んでいる空気。
…あぁ、ここは。]

…つかさの、家。
(46)2006/03/24 22:13:25
学生 メイ
[どこかやつれた様子で芽生は本を片手に居間に現れると、はー、と盛大な溜息を吐きながらどさりとソファに座った。]

…ないわ。
なんにもない。
(47)2006/03/24 22:14:48
双子 リック
[ほのかに、額に温かさを感じた。
…なんだろな。]

よっ、こら、しょっと。

[膝に手を置き、立ち上がる。]

んー。

[こきこきと、首を鳴らす。
腕を振って腰を回転させ、体の調子を確かめる。
…脇腹が鈍く痛む。]

あいだだだ。
んんー。

あー。そうかそうか。
昨日公園でアサシンに逃げてもらった後、力尽きたんだっけか。

…じゃあなして俺はここで寝てるんだ?
(48)2006/03/24 22:18:23
学生 ラッセル
[夜も更け、マスターの様子を見に行こうと自室から出てきたセイバーは、居間でソファーに座っているマスターを見つけた。]

よっ、その様子じゃ大した収穫は無し……ってところか?
(49)2006/03/24 22:19:55
冒険家 ナサニエル
[ソフィーが用意してくれた紅茶を受け取ると一口飲み、元に戻した]

聖杯を求める理由か…もし聖杯が真にどのような願いでもかなえることができるなら…
私は選べなかった選択をやり直したいのだよ。

[そういうと虚空から長剣を取り出した。その長剣は実用本位のもので、華美な装飾などは見当たらない。
そして柄頭がなぜか失われていた]
昔、私には親友と呼べる男が一人いた。その男とはずっと肩を並べて闘い続けるつもりだった。
だが、その男は聖都奪回、と称する軍隊に配属され、遠く異郷の地へと行くことになり…
私はそれに着いていくことができなかった。

[そこまで話すと紅茶を一口飲み、一息を入れた]
(50)2006/03/24 22:23:24
新米記者 ソフィーは、冒険家 ナサニエルの話を紅茶を飲みながら聞いている。
2006/03/24 22:26:33
双子 リック
[額をさすりさすり、ぺったんぺったんと廊下を歩く。]

むー。

[瞼をこする。
 まだ眠気が完全に取れない。]

くぁ、ぁああああ。

[体を伸ばしながら、あくびをする。
  …外は、もうとっぷりと暮れている。]

むぅ。やはり健康に悪いぜ。
やっぱり人間さぁ、早寝早起きが一番なわけ。
ぶつぶつ。
(51)2006/03/24 22:27:33
学生 メイ
[いきなり現れたセイバーに、まず顔を真っ赤に染める。
 そしてあたふたとソファに投げ出したような状態の身体を元に戻して座りなおすと、あー、と妙な声を上げながらも頷いた。]

…ないわ。
家に戻ればもしかしたらおばあちゃんかお母さんが残した何かでもあるかもしれないけど、ここじゃどうにもならないわね。
とりあえずさっきお父さんに電話しておいたわ、なんでもいいから役に立ちそうなもの片っ端から速攻で送れって。
その中に何かあることを祈るしかないわね…。

[セイバーに向かって手をひらひらと横に振ると、芽生はまた大きな溜息を吐いた。]

【だって、何かないととんでもないことになりかねないじゃないのー!】
(52)2006/03/24 22:28:49
冒険家 ナサニエル
その後、月日が過ぎて…。

そして戻ってきたのはこの剣だけだったよ。
話によるとその男は行方知れずとなったらしい。
あいつがどこで何を見て、最後はどこで果てたのか、それを知る術は私には無い。
親友と誓い合ったあの男の最後を見取ってやりたい、ただそれだけだよ…。

[最後まで言い切ると、手元の紅茶の残りを飲み干した]
(53)2006/03/24 22:29:22
双子 リック
つかさー、ごはーん。

…あれ。

[キッチンの入り口から顔を出し、覗き込む。
 …が、そこにつかさの姿はない。]

お、おろろ?

[うろたえる。]

ど、どこ行った?あわあわ。
(54)2006/03/24 22:35:47
学生 ラッセル
ん?
どうした、突然慌てて……ああ。

[挙動がおかしいマスターに疑問を口にした後、恐らくその答えであろう事が思い当たる。]

あ〜、4つ目の手段の事なら気にすんなよ?
そんだけ必死になるほど嫌がるのもわかるけどよ。
一応、こうしてる間もちゃんと回復してるんだ。
2.3日ぐらい戦闘せずにゆっくりしてりゃぁ俺もメイも完全に回復すんだ。

だからそんなに心配すんなって、な?

[恐らく、間違ってもそんな事にならないよう別の手段を必死で探していると思ったセイバーは、苦笑して答えた。]
(55)2006/03/24 22:39:07
新米記者 ソフィー
[剣をマジマジと眺めながら・・・]

では、これは元々はその友人の剣だったのね。
・・・嫌な言い方するけど、その友人の死がアーチャーの望んでいるような亡くなり方でなくてもいいの?
ひょっとしたら知らなかった方が良いと思えるような・・・
意外と現実ってそう言った事が多いのよ?

【ご免ね。アーチャー嫌な言い方しかできなくて。でも、望みが叶ったときに万が一の違った意味で落胆するアーチャーを見たくない。】

[紅茶を飲みながら睫を落とす]
(56)2006/03/24 22:44:08
見習い看護婦 ニーナ
[病院を出たのは昼も過ぎたころ。喫茶店で軽い昼食を取り、その後夕方まで居座ったのは昨日の公園だった。
痕跡がわずかだけ残っている。昨日、少女の姿をとしたサーヴァントが倒れていた場所。
少しだけ焦げた芝生。

昼間は子供を連れた主婦が多く公園に集っていた。何気ない世間話、子供を叱る声、それに応じて挙げられる子供の泣き声。
「生活」がそこにあり、「普通」があふれた場所。

夜も深けたころ、束紗はようやく立ち上がった。]

みんな何かの目的があって、戦ってるのよね。
私だけじゃない。それぞれに願いたい何かがあって命を懸けている。

…ランサーは何を願いたいんだろ。

[脳裏にやんちゃさの残る笑顔が浮かぶ。]
(57)2006/03/24 22:44:58
学生 メイ
い、嫌っていうか、その…
てゆーか、その2〜3日の間に襲撃されたらどうすんのよ!
宝具使わなきゃ勝てないような状況なら…私たち、負けちゃうんじゃない。

[芽生は俯いてきゅっと掌を強く握り締めた。
 暫くの間無言のままそうしていたが、やがて意を決したように顔をあげると、あはは、と笑いながらセイバーの背中をばしんと強く叩く。]

まあその時になったらその時か!
うん、その時は覚悟くらい決めてやるわ!
まあアンタは私じゃご不満かもしれないけど!
(58)2006/03/24 22:47:29
冒険家 ナサニエル
そうだな…知らないほうがいい事、と言うのはあると思う。
だが、それでも私は知りたいと願い、世界と取引をして英霊となった。
これで納得できないか…?

選び取った未来は変えられない、だからこそそれを行えるのは5大魔法の一つであるんだ。
それを曲げるのであればその代償も大きい、ということだな。
(59)2006/03/24 22:50:20
冒険家 ナサニエルは、新米記者 ソフィーに「満足したか?」といわんばかりの視線を送っている
2006/03/24 22:53:53
双子 リック
うーん。うーん。

[うろうろと、キッチンや廊下、色々な場所をうろつく。
   一周、二周。
どれだけ歩いても、つかさの姿はない。]

う、うーん。うぅーん。

はぁはぁ?

[きゅるるる、とお腹が鳴る。]

むぅ。は、腹減った。

[つかさが、当たり前にこの家にいる事が、本当にありがたいことだったなと思い知る。
  …帰る場所なんて、久しぶりに得たから。]
(60)2006/03/24 22:55:22
見習い看護婦 ニーナ
帰らないと心配するわね。
お腹もすかせてるだろうし。
でもわたしも今日はちょっと疲れてるからなぁ。簡単に作れそうなものにしようっと。

[商店街へと向かい、家にあるものを思い出しながらスーパーへとはいる。]
(61)2006/03/24 22:59:39
学生 ラッセル
……?

まぁ、何とかなるんじゃねーか?
そりゃ倒すまでは無理かもしれねぇが、時間稼ぎや逃げる位ならなんとでもなると思うぜ?

[どうもさっきから様子がおかしい己のマスターを見る。
なんていうか、突然言葉を詰まらせたり、よくわからない身振り手振りをしたり、どうも挙動不審だ。
今度は突然無言になり、こちらもよくわからないので黙ってしまう。
すると今度は、突然笑い出し背中を叩いてきた。]

って!一体さっきからどうし……は?

[抗議の声をあげようとした時、よくわからない言葉が耳に入ってくる。]

……その覚悟は立派だけどな、覚悟だけにしときな。
不満なんて全くねぇが、そういうのは好きでもねぇ奴とやるもんじゃねぇよ。
なぁに、何とかしてやるから心配すんなって。
(62)2006/03/24 23:01:37
新米記者 ソフィー
[ふーと、溜息をついてアーチャーの真っ直ぐな目を見つめると一点の曇りもない深淵の瞳]

ん、判った!
私もアーチャーも大事な人達の為に聖杯が欲しいのよね。
幸いなことに私の魔力だけは他のマスターより多いみたいだわ。
だから・・・・・頑張ろうね!

[立ち上がった拍子にポケットにしまい込んだ手紙がカサと自己主張するように音を立てた]
(63)2006/03/24 23:02:55
双子 リック
大体、おかしいじゃないか。

なして俺腹減るのよ。

むきー。
俺とか、霊?なのに。

[背中を廊下の壁に付け、そのままずりずりと腰を下ろす。]

…あー。
くそ。

何か、いきなり襲い掛かってくる変な連中に狙われたんじゃねーだろうな。さ、探しに行った方がいいかな。

でも、入れ違いになっちゃまずいよな。

う。うーん、うぅーん。

[頭を抱える。]
(64)2006/03/24 23:05:54
見習い看護婦 ニーナ
[自転車をこぎながら自宅へと向かう。人の姿も少なくなっており、注意が必要な時間帯だった。]

他のサーヴァントに会うとまずいわよね。
昨日戦ってた人達は疲れてるだろうから今日出てくるっていうのは考えにくいけど、昨日いないマスターもいたわけだし、疲労してない人もいるかもだし。

せめてもう少し早めに帰ればよかったかな。

[口に出して考えながら、ようやくうちへと着く。自転車を車庫へと戻し、家の中へと入った。]

ただいまー
ごめん、考え事してたら遅くなっちゃった。
(65)2006/03/24 23:07:21
学生 メイ
[なんとかなる。
 セイバーに言われると本当にそんな気がして、自分が無駄な不安に囚われていたのかと、芽生は思った。
 そう、逃げ切れさえすれば、後は魔力が回復するのを待てばいいのだ。
 そのことに安堵するも、その後に告げられた言葉に彼女は唐突にくしゃりとその顔を歪めた。
 まるで今にも泣き出しそうな顔に。]

…解ってるわよ。馬鹿。

【けど、私が好きなのはアンタだって言ったらどうすんのよ】

[すぐそこまで出掛けていた言葉を、無理矢理に飲み込む。
 こんなこと今言っても仕方が無いと解っているから。]
(66)2006/03/24 23:12:55
見習い看護婦 ニーナ
[入ってきたところで、頭を抱えるランサーを見つけた。]

……ランサー、何やってるの?
(67)2006/03/24 23:13:32
双子 リック
[弾かれるように顔を上げる。]

自転車の音。

[立ち上がる。]

…つかさ?

[ただいまー、とあっけらかんとしたつかさの声。]

つ、つかさー。
オカエリー。

いやぁ。俺腹減っちゃったんだよ…。
(68)2006/03/24 23:13:57
冒険家 ナサニエル
そうだな…君がマスターなら私は全力で闘える…
ところでそのポケットに入ってるものは何だ?
手紙のようだが…
(69)2006/03/24 23:15:53
見習い看護婦 ニーナ
はいはい。なんかもう顔に出てるわよ。

わたしもお腹減っちゃったし疲れてるから簡単に作っちゃうわね。

[買い物袋を持ってキッチンへと急ぐと、準備を始めた。]
(70)2006/03/24 23:17:05
学生 ラッセル
おいおい、どうしたんだ?

[突然、泣き出しそうな顔になったマスターに慌てて近寄る。
そして、目の前でしゃがみこみ、座っているメイと目線を合わせる。]

やっぱ、魔力を使いすぎた後遺症でなんかなってんのか?
(71)2006/03/24 23:19:50
新米記者 ソフィー
[自己主張する手紙をすっかり忘れていたことに気が付きポケットから皺を伸ばして開封する。]

「聖杯戦争参加者諸君へ。

 今回、本来の聖杯の意志と反し、悪神アンリ・マユの介入の恐れあり。

 彼の者、全ての因果を覆すを目指し受肉を欲する。

 注意すべし。


                     聖杯戦争監視官」

[読み上げるとアーチャーを見つめる]
(72)2006/03/24 23:20:57
学生 メイ
[視線が交われば、芽生は咄嗟に顔を背けた。
 解っている。彼が優しいのは、自分が彼のマスターだから。
 自分が特別なわけじゃない。
 それに、彼は聖杯戦争が終わればまた座へと戻されるのだ。
 …あと二週間も経たないうちに。]

…なんでもない。
ごめん…なんか今日の私、ちょっとおかしい。
疲れてるのかな…。

[セイバーが口にしたことなど欠片も関係なかったけれど、それを肯定するような言葉しか出てこなかった。]
(73)2006/03/24 23:25:32
見習い看護婦 ニーナ
[料理を作り始めたところで、キッチンの窓の外に止まる鳩を見つけた。]

…鳩? なんか魔力帯びてるし手紙持ってるし。

[きり終わった材料を容器に入れ、窓の外に手を伸ばす。そして手紙を受け取った。]

……なんか小難しいこと書いてある。
要は邪魔者がいるってことでいいのかな。
(74)2006/03/24 23:25:48
冒険家 ナサニエル
アンリ・マユ…か。
また大きく出たな。
ところでこの監視官、というのはなんだ…?
ソフィーは知っているのか?
(75)2006/03/24 23:28:39
双子 リック
[料理を、作る音。]

【あー。
 なんだろな。】


[「自分の家」というものに、実感を持った事がなかった。
 気付くと、仲間達といて。

…もう、その仲間達の顔を、思い出せないから。
     家族も家も、実感がない。]


[と、急に料理を作る音が止む。]



なした?
(76)2006/03/24 23:31:02
学生 ラッセル
そうか……それじゃやっぱ今日は外へ出るのは止めとくか。
今は、メイの回復に専念すべきだしな。

[セイバーはそう言って笑いかけると、メイの隣へと座った。]

そういや、アンリマユとか言う奴は受肉するのが目的って言ってたが……
この聖杯戦争で召喚されるサーヴァントの大半は受肉が目的って話なんだよなぁ。

しっかし、実際に受肉して二度目の人生を歩んだサーヴァントなんているのかねぇ……?
もし居るなら、いっぺん話してみてぇもんだな。
(77)2006/03/24 23:32:43
見習い看護婦 ニーナ
[手紙をテーブルに置くと、調理を再開する。数分後にはいい匂いが漂っていた。}

よし、出来上がり、と。ご飯は朝炊いててよかったな。
今日は時間なかったから炒め物にしちゃった。豚と緑黄色野菜炒めただけだけど。あと大根とあげとわかめのお味噌汁。

[テーブルの上に食事を並べる。椅子に座ったところで先ほどの手紙をもう一度手に取った。]
(78)2006/03/24 23:33:54
見習い看護婦 ニーナ
ええと

「聖杯戦争参加者諸君へ。

 今回、本来の聖杯の意志と反し、悪神アンリ・マユの介入の恐れあり。

 彼の者、全ての因果を覆すを目指し受肉を欲する。

 注意すべし。


                     聖杯戦争監視官」

らしいよ。
聖杯を別なことに利用するっとことなのか、悪いことを願うのかどっちなんだろ。
(79)2006/03/24 23:36:42
双子 リック
…?

[ぱはー、と口を開ける。]

…。

…?

[何も分からない風。]

と、とりあえず。

[親指と人差し指の間に箸を挟む。]

いただきまーす!

ずずっ。もぐもぐ。
(80)2006/03/24 23:40:03
見習い看護婦 ニーナ
[考えることを放棄したらしいランサーを見て微笑む。]

考えてもわかんないことはわかんないわよね。いただきまーす。

[手紙を脇において食事を始めた。]

で、今日は昨日行けなかったお寺に行くの?
(81)2006/03/24 23:42:48
双子 リック
…。

あ!

分かった!

思い出したぞ!



それは、フランスのサッカー選手だ!



[ビシィ、と箸を持った右手を握る。

  …アンリ違いである。]
(82)2006/03/24 23:43:09
学生 メイ
[力無い笑みを零すと、芽生は隣に座ったセイバーの横顔を見た。
 綺麗な顔。英霊って皆こんなものなのかなとか、そんなどうでもいいことを思う。
 けれど他所事を考えている間にふと振られた話に、芽生は思わず、へ?と間抜けな声を上げた。]

…他のサーヴァントは、この世界で第二の人生を歩もうとしてるの?

[その願いは、自分も考えた。
 セイバーをこの世界に残してほしい、と。
 聖杯ならば、その願いを適えることも可能だろう。
 だが…サーヴァント自身がそれを望むことなど、考えてもいなかった。]

…そうね。
私も…聞いてみたい。
そうやって現世に残って、そのサーヴァントは望む何かを手に入れられたのかしら…。
(83)2006/03/24 23:44:34
見習い看護婦 ニーナ
……サッカーの選手って。ランサーってこっちのことよく知ってるんだ。

ふーん。
(84)2006/03/24 23:46:57
双子 リック
この前、雑誌で読んだんだよー。
違うの?

はぐはぐ。

もにゅもにゅ。

寺かー。
連れてってくれるんなら嬉しいけど、また急に襲い掛かってきたり夜な夜な公園で死闘を繰り広げる変な連中に会ったら嫌だなぁ。

まぁでも、昨日あれだけ戦闘やってたわけだから大丈夫かもしれないけどにー。

あっそうだ、昨日俺の事ここまで連れて帰ってくれた?

ありがと。
(85)2006/03/24 23:53:23
見習い看護婦 ニーナ
連れて帰るしかないじゃない。公園においておくわけにも行かないし。重かったんだから。

そだ。
これも聞いておかないと、と思ったんだけど。

ランサーって聖杯が手に入ったら何か願い事があるの?
サーヴァントも叶えたい願いがあるから呼び出されるって話だけど。

でも…ランサーってそういう風に見えないのよね。

私は……母さんの病気を治したい。
私一人っ子だし、父さんも数年前になくなったし、他に家族らしい家族っていないのよね。
母さんだけは助けたい。
だけど、聖杯戦争で命を落としたら、母さんが目覚めたとき、反対に独りになっちゃう。

だから、生き残るのが最優先。
(86)2006/03/24 23:56:51
学生 ラッセル
ああ、なんか知らね―がそうみたいだな。

[セイバーは天井を見ながら言葉を返す。]

大抵は、不本意な死の間際に"生きたい"と願うからって話だが……
ま、中には聖杯戦争中に理由が出来て受肉を望む奴ってのも居るらしいけどな。

【俺も若干できそうなわけだけどなぁ……】

でも、もし受肉したとしても魔力の供給は要るんだよな。
ちなみに、今俺らがマスターからの魔力の供給だけで体の維持できてるのは、聖杯が俺らの手助けをしてくれてるからだ。
んで、受肉したとしてもその後は聖杯は消えちまう。

つまり、俺が言った4つの手段での体の維持が必要になるわけだ。
しかし、ソレって並大抵の事じゃねぇしなぁ……
(87)2006/03/24 23:58:24
見習い看護婦 ニーナ
そんなに毎日ドンパチできるほど魔力回復はしてないでしょ。

どうやら訓練受けた魔術師ってわけでもないみたいだし。
昨日いなかったサーヴァントとマスターがでてきたらやばそうだけど。

でも、閉じ篭ってたってしょうがない…気がするのよね。
(88)2006/03/24 23:59:41
双子 リック
ぎくっ。

お、俺の目的?

そ、そうだなぁ。


【ど、どうしよう。ぶっちゃけそんなんないぞ。】


えーと。んーっと。
むー?

せ、世界平和!とか!
(89)2006/03/25 00:02:26
見習い看護婦 ニーナ
ふーん。世界平和ねぇ。

ランサーからそんな言葉が出るとは思わなかったかな。

まあいいわ。
とりあえず今日の目標は…中途半端なのも嫌だし寺に行ってみましょう。
(90)2006/03/25 00:09:18
双子 リック
【なんか、嫌な予感もしないではないけど。
  確かに、昨日よりは敵さんと遭遇する危険はねぇだろ。

俺も寝てばっかより外へ出たいし、放っておいてつかさだけで出かけられる方がよっぽど怖い。】

うん。じゃあ、行ってみよーか。
閉じこもっててもストレスたまるしネ。
(91)2006/03/25 00:10:47
学生 メイ
[喉渇かない?とセイバーに向かって尋ねると、芽生はその返事も待たずに立ち上がり、珈琲を淹れに行った。
 そして台所のほうから、声だけを返す。]

…聖杯戦争中に理由ができる…
でもそれは聖杯戦争中に、自分が最初に適えたかった願いを覆してまで、それを望んだっていうことよね?
そんなこと、本当にあるのかしら。

[そこで言葉を止めると、暫くの間芽生は黙ってしゅんしゅんと音を立てるヤカンを見詰めていた。
 四つの方法。
 セイバーを残したいと自分が願っても、それは彼が人間になるわけではなくて、それなりの代償が必要なのか。
 それを改めて聞くと、芽生は失笑を漏らした。]

【…セイバーが私のことを甘い甘いって言うわけだわ。そうよね、そんなに甘くない。世界に捕えられた英霊を現世に固定しようっていうんだもの…
 …けど…】

…セイバー。
例えばアンタは…どうなの。
今この世界にこうして召喚されていて…適えたい願いを覆してまで、ここに残りたいって思うことは、ある?
(92)2006/03/25 00:11:16
吟遊詩人 コーネリアス
―西ブロック 樹那川沿いの歩道―

[川に沿って植えられた桜の並木は、もう所々満開に近く花開いていた。
一人その下を歩いていく。
ふと見上げると、街灯の光が梢を透かして柔らかく輝いていた。
ほんのわずか紅を含んだ白に。]

【奇妙な花だ。
強い芳香を持つわけでもないのに、この国、この時代の者は、ひどくこの花を好むらしい。
鮮烈な印象はどこにもない。
だからこそ、好まれるのだろうか。

夢のような眺めではある……。
今のこの奇妙な生活も、似たようなものか。
夢と解っていても、もう少し長く留まっていたいと願うような。】
(93)2006/03/25 00:14:36
双子 リック
[食べ終わった食器を、例のごとく重ねて流しへ置く。]

ごちそーさまー!
うぇぷ。

いやぁ、今日も美味かった。
(94)2006/03/25 00:15:10
学生 ラッセル
[珈琲を淹れに行ったメイにサンキューと声をかける。]

そうだなぁ。
でもよ、考えってのは変わるもんだ。
たった2週間程度とはいえ自分が生きてた時とは全く違う時代で、人と触れ合ったら、十分望みが変わる可能性はあるぜ?

[暫しの無言、そして再び台所の方から声が聞こえてくる。]

……どうだろうな。
そりゃ、少しはもう一度生きたいって望む事はあるぜ?
でもよ、さっきも言った通り、維持する手段が難しすぎる。
ソレがどうにかなりゃ、可能性もあるんだろうけどな。
(95)2006/03/25 00:20:10
見習い看護婦 ニーナ
[食べ終わってから食器を片付けると、上着とバックを持って外へと出た。]

やっぱりお寺に行くならお賽銭投げないとね。
苦しいときの神頼みって言うの?

【あんまりありがたがるわけじゃないけど。】
(96)2006/03/25 00:21:42
見習い看護婦 ニーナは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/03/25 00:22:21
双子 リック
[つかさについて外へ出る。]

寺って、仏ってのじゃないの…?

この国は、神仏ってのがあるんでしょ。

わくわく。
(97)2006/03/25 00:24:58
学生 ラッセルは、学生 メイに話の続きを促した。
2006/03/25 00:29:27
見習い看護婦 ニーナ
神様も仏様も大して変わらないわね。
関係者が聞いたら怒るかもだけど。

今日も自転車で行こうかな。
ランサーはどうせ今日も後ろに乗るんでしょ?

[言いながら、車庫から自転車を出してくる。]
(98)2006/03/25 00:29:32
双子 リック
もち。

[自転車の後ろに乗り、つかさに掴まる。]

さぁ、れっつらごー!

[自転車が走り出して。
ふと気付いたように、懐をまさぐる。]

はっ!…しまった、俺お賽銭とか持ってないぞ。
あわあわ。

…つかさー。

後で五円玉ちょうだい☆
(99)2006/03/25 00:33:15
学生 メイ
[珈琲を二杯淹れると台所から戻り、そのうちの一杯をセイバーへと差し出した。]

…そうね。
考えは、変わるわ…。
私も、そう。
あんなに…人狼の血を消したいと思っていたのに。

[そう口にしてから、慌てたように口を噤む。]

維持する手段…。

…ねえ。私が…それに協力するからって言ったら…アンタは…。
(100)2006/03/25 00:34:40
見習い看護婦 ニーナ
…いいけど、ランサーまでおまいりするんだ。

なんだかサーヴァントに対するイメージって言うのがどんどん崩れてくるんだけど、他のサーヴァントもそうなのかな…。

[昨日たどった道を通り、今度は公園傍の道路をかけぬけていく。今日の公園は静まり返っていた。]
(101)2006/03/25 00:40:03
双子 リック
〜西ブロック、霊光院前〜

そりゃー、郷に入りては郷に従えとか言うらしいじゃない。
そんなノリね。

うーん。
わくわく。
静かだねぇ。夜だしね。

文化遺産!
初めて!

いよっし、早く行こう早く行こう。

[先に立って、ぴょこぴょこと寺へと入る道を行く。]
(102)2006/03/25 00:45:00
見習い看護婦 ニーナ
[公園を過ぎた辺りで寺の形が見えてくる。]

あそこね。
根城にしてるサーヴァントたちがいるかもしれないから、注意は怠らないようにしないと。
(103)2006/03/25 00:45:35
見習い看護婦 ニーナ
ああ、ちょっと行くの早いってば!

浮かれるのはいいけど、ちゃんと気をつけてね。

[ランサーの後をついていく。]
(104)2006/03/25 00:47:52
学生 ラッセル
[メイから珈琲受け取り、一口飲む。
しかし、その後メイから出た言葉で視線をメイへと向ける。]

はぁ?……それ、本気でいってんのか?

[その時、サーヴァントの共鳴を感じた。]

ちっ……こんな時にサーヴァントが!

[舌打ちし、最悪のタイミングで現れた客人の気配に悪態をつく。]

【こんな状態で戦ったら、俺はともかくメイが……】
[暫し考え、再びメイの方へと視線を戻す]

メイ、絶対ココから出るんじゃねぇぞ?
あとな、俺が戦闘を開始しようとしたら……
――令呪を使って、俺との契約を切れ。
そうすりゃ、お前から魔力を吸い上げちまう事はねぇからな。

[そう言うと、メイの返事も聞かずに外へと飛び出した。]
(105)2006/03/25 00:50:23
学生 ラッセル
[走りながら剣を呼び出す。
そして、寺の境内で2人の人影を捉えた。]

【魔力放出すら使うとやばいな。
いや、むしろメイが契約を切ったのを感じるまで戦闘自体は避けるべきか。】

……サーヴァントだな?
何の用だ?
(106)2006/03/25 00:54:34
双子 リック
にょほ?

[スキップしていたら、目の前に剣を握った男。]


…。(汗


お、おろ?


何って、おまいりでございますが。

そ、そういうあなたはどなた様でしょう?

【お、落ち着け、俺。
 サーヴァントに決まってるだろう。
  か、考えろ。考えろ考えろ。】
(107)2006/03/25 00:56:54
見習い看護婦 ニーナ
[目の前に現れた男に驚いて足を止める。]

ちょっとちょっとランサー、いきなりきたけどどうするのよ
(108)2006/03/25 00:56:55
学生 メイ
[きゅっと、珈琲カップを持つ両の手に力が入る。]

…本気よ。私は…私は、アンタのことが…

[言いかけたところで、いきなりセイバーが立ち上がり、芽生は驚いたように彼を見詰める。
 けれどそれと同時に左腕に走る痛み。マスターが…居る。
 そして、結界からの警報。
 しまった。まさかここを嗅ぎ当てられるとは想定外だった。一気に彼女の心に緊張が走る。]

セイバー…!

[出なければ。
 自分も立ち上がろうとしたところで、芽生はその双眸に驚愕の色を宿した。]

ば…ばかっ!何言ってんのよアンタ…!
嫌よ、絶対嫌、アンタとの契約を強制的に切るだなんて…!
私は…私は…!

[待ってセイバー、と呼びかける声も、間に合わず。
 セイバーが飛び出していった扉を、芽生はただ呆然と凝視するだけだった。]
(109)2006/03/25 00:59:43
双子 リック
ど、どうしようね。

ご、ごめんね?つかさ。

油断しちゃった☆


[とりあえず、とばかりに虚空から槍を取り出す。
 つかさと剣を握った男との間に入るように、位置をずらす。]

【うーん。油断したなぁ。
 こっちはマスター連れてるし、体も万全じゃない。
  さて、どうするか。】
(110)2006/03/25 01:00:26
見習い看護婦 ニーナ
そうよ、お参りに来たのよ、悪い?

でも、ここにサーヴァントがいるってことはマスターもいるってことよね。

別に手を出すとかしないけど。

うちのがお寺が見てみたいって言うから連れてきただけだもの。
(111)2006/03/25 01:00:57
学生 ラッセル
[予想のどれとも違う反応。
しかし、確かな共鳴が目の前の男をサーヴァントだと告げている。]

言わなくてもわかるだろ?

それより、言い訳ならもっと上手い言い訳を考えたらどうだ?

【……一体どういうつもりだ?
 しかし、言い訳にしちゃ余りに下手すぎる……。】
(112)2006/03/25 01:02:54
見習い看護婦 ニーナ
って何槍出してるのよ。
それじゃ戦いに来たって言ってるようなものじゃない。

あのね、何のサーヴァントだかわかんないけど、別に私たちは戦うためにここにきたわけじゃないの。
(113)2006/03/25 01:03:57
見習い看護婦 ニーナ
言い訳とか。

そんなのあるはずないじゃない。

「お参りにきた」

そりゃ偵察とか様子見にだとか二次的な目的はあるけど、メインはお参りなのよ。

ここはあなたたちの根城って言う前にお寺なんだもの。
(114)2006/03/25 01:06:37
双子 リック
【…ふむ。そうか。つかさの方が落ち着いてるな。

こいつは、寺の奥から出てきた。
ここを拠点にしている、ないしはこの奥にマスターがいる。
そのくらいは考えられる。
とりあえず、カマかけてみるか。

…でも、つかさ。何でも喋っちゃわないでよぉ。】

まぁまぁつかさ、落ち着いて。

[セイバーの目を見る。]

…そう、別に言い訳なんかじゃないよ。
本当さ。うちのマスターも言ってるじゃん。

あんたは、剣持ってるって事は…セイバー?
ここを根城にしてるんだ?

じゃあ、この奥にマスターがいる?
(115)2006/03/25 01:08:22
学生 メイは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/03/25 01:09:25
学生 メイ
[暫く呆然としていたが、慌てたように自分もセイバーの後を追って部屋を飛び出した。
 契約を切るだなんて、冗談じゃない。]

【私のサーヴァントはアンタだけなんだから、セイバー…!】

[許さない。
 自分を置いていくだなんて。
 勝手にあんな言葉だけ残して。
 戦闘が終わったら、数発殴らないと気が済まない。
 そんなことを思いながら、芽生は別棟を飛び出した。
 そこには、一組のマスターとサーヴァント。
 槍を構えている少年。あちらがサーヴァントか。
 ならばマスターは、あの少女。]

セイバー…!

[敵を確認すれば、芽生はセイバーの隣へと駆け寄った。]
(116)2006/03/25 01:09:27
新米記者 ソフィー
[・・・・・・連日の深夜の行動に思ったよりも疲れていたらしいうたた寝してしまったようだ]

・・・・・・・・・Σ !あ、ご免
何だか、疲れちゃって・・・・今夜はこのまま寝かせて貰うね。

[テーブルから離れるとフラフラと*自分の寝室へ向かう*]
(117)2006/03/25 01:13:30
学生 ラッセル
……いいだろう、お前らを信じてやるよ。

余りにも言い訳としちゃお粗末過ぎるからな。

[セイバーは、足元の地面に切っ先で線を引くと数歩後退し、剣を虚空へと収めた。]

立ち去れとはいわねぇよ。
お参りでもなんでも好きにしてくれ。

……ただな、その線を越えたら話は別だ。
俺の後ろには、傷つけちゃならねぇやつが居るんでな。

[その時、自分へと駆け寄ってくる己のマスターに気付いた]

メイ!?
来るなっていっただろ!
(118)2006/03/25 01:14:17
見習い看護婦 ニーナ
[セイバーのそばに寄ってきた少女を見る。
わずかに感じる魔力。腕の令呪がうずき、マスターであることを告げている。]

ああ、ランサーごめん。

で、今来たあなたはそのサーヴァントのマスターなの?
(119)2006/03/25 01:14:39
双子 リック
…。

[目の前の男の後ろから、少女が走り寄ってくる。]

【はい、確定。こいつセイバー。
 …戦いたくねぇー。】

[ぱっと、右手を槍から離し、両手を広げる。
 戦う意思のない事を示す。]

【このくらいはしないと、相手もマスターが間近にいたら必死にならざるを得ない。…戦いたくない。】
(120)2006/03/25 01:16:35
双子 リック
[左手に緩く握った槍を、つかさの前にかざすようにする。]

あんたはサーヴァント、しかもセイバー。
もう分かってるだろうけど、俺はランサー。

あんたは、今ここで戦いたくないでしょ?

それは、こっちも同じ。

ただ俺さぁ、今起こってる事、聖杯戦争の経過、それに…監視者の存在、アンリ・マユの事…分からない事が多すぎるわけ。

だからさ、そういうの、教えてくれないかなぁ。
あんたなら、そういう事、色々知ってそうじゃない?

そういうのと交換ってなら、楽に退けるじゃない。
おまいりだけ、してさ。

[じりじりと、左手に握る槍から力を抜く。]
(121)2006/03/25 01:22:58
学生 メイ
[気付いたらセイバーの首にしがみつくように抱きついていた。
 そして彼の顔を見上げれば、芽生は黙ったまま首に回した腕を解き、その顎にアッパーを喰らわせる。
 戦闘が終わったら殴ってやろうと思っていたのに、セイバーの顔を見た瞬間、そんなことはすっかり忘れ去っていた。]

…アンタ…っ!
よりによってなんてこと言っていきなり出てくのよ…っ!
ばかっ!ふざけんじゃないわよ、私のサーヴァントはアンタだけだし、負けたって決まるまでアンタを手放すつもりなんて欠片もないんだから!

[早口に一気に捲くし立てると、芽生はそこで漸く自分に向かって掛けられた声に気付いた。]

うっさいわね、見りゃわかるでしょ!
私がマスターよ、今取り込み中なんだから後にして!

[振り返ると、芽生はマスターらしき女性をきっと睨み付けた。]
(122)2006/03/25 01:23:40
双子 リック
…。

[…顔には、出さないが。]

【…用語、合ってんのか?】

[内心は、ヒヤヒヤである。]
(123)2006/03/25 01:24:23
双子 リック
…。

えっと。

痴話喧嘩か?

…まぁ、女ってのは難しいよな。
うんうん。

でもほら、色々と、後にはしてもらえまいか?

[汗を流す。]
(124)2006/03/25 01:26:24
学生 ラッセル
[突然抱きつかれ、状況がわからないまま顎への衝撃を受ける、]

ってぇ!
おい、一体ど……

[怒鳴ろうとしたが、マスターの声がそれを許さなかった。
どう見ても頭に血が上っている。
溜息をつくと、ランサーの方へと視線を向ける]

……質問には答えるからちっとだけ待ってくんねーか?
マスターがこの調子じゃこっちも答えにくいんでな。
交換条件は、今日から2日間俺達と戦闘をしない事と、俺達がココに居る事を他人に言わない事だ。
それでいいか?

[そう言うと、再びメイへと視線を向け、宥めようとする。]

わかったよ、俺が悪かったから少し落ち着いてくれ。
(125)2006/03/25 01:31:30
見習い看護婦 ニーナ
[ランサーの言葉を聴きながら、監視者のことを思い出した。教会にいるらしい、ということ以外は調べていない。そもそも聖杯戦争に関することは父親の手帳にかいてあった事だけで十分足りていた。

監視者に聞けば、今回の手紙のことも教えてもらえるのではないだろうか。]

んーと、交渉はランサーに任せたほうがよさそうね。
私は黙って聞いてるわ。

【なんだか、若さっていいわねって言いたくなるわよ、あの子みてると。】

[束紗はランサーの後ろに立つと肩越しにセイバーとそのマスターである芽生を*見つめた*]
(126)2006/03/25 01:31:45
書生 ハーヴェイは、双子 リックに話の続きを促した。
2006/03/25 01:35:06
吟遊詩人 コーネリアスは、学生 メイに話の続きを促した。
2006/03/25 01:36:42
双子 リック
[息をつく。]

【よかった、また話の通じるヤツで。
 しかし…。】

[ぼりぼりと頭を掻いて、頭に血が上っているらしいセイバーのマスターと、それを必死で宥めるセイバーを見る。]

【…俺らは、旅人と同じ。
 大抵はこの場所を、すり抜けていってしまう。

あまり思い入れを強くすると…辛いぜ。】
(127)2006/03/25 01:37:06
学生 メイ
落ち着けですって!?
落ち着いてるわよ!
ええこの上なく落ち着いてて私はアンタに腹が立ってんのよ!
…私のサーヴァントは、アンタしかいないのに…っ!
アンタは私じゃなくてもいいって言うの…っ!

[ぼろぼろと泣きながら、再度セイバーの首にしがみつくように腕を回し]
(128)2006/03/25 01:39:11
双子 リック
[少しだけ、胸が痛む。
 …ちらと、つかさの方を見る。
   少し不満げに、こちらの方を見ている。]

【…人の事、言えた義理じゃないか。
 なんだろうなぁ。出会いとか別れとかそういうの、十分すぎるほどやってきたと思ってたんだけどな。
    あー。めんどくさい。】
(129)2006/03/25 01:40:45
学生 ラッセル
[泣きながら、自分に抱きつくメイを抱き締める。]

……すまねぇ。
大丈夫だよ、二度と俺と契約を切れなんていわねぇから。
俺のマスターはメイだけだ、だから……な?

[ようやく、少し落ち着いたセイバーは深い溜息を吐いた。]

ふぅ……。
それで、質問ってのはなんだ?
さっきの条件を飲んでくれるなら、答えられるのには答えてやるよ。
(130)2006/03/25 01:44:39
学生 メイ
[抱き締められれば、またそれが芽生の涙を誘い。
 それでも告げられた台詞に安堵を覚えれば、ぼんやりとセイバーがランサーに向かって投げ掛けた言葉を聞いた。
 そしてはた、と、現状に気付けば、芽生は弾かれたように後ろを振り返る。]

そ、そうだわ、サーヴァント…!

[けれど、戦闘が始まる様子もないことに、さっきまで泣いていたことすら忘れて、芽生はきょとんとセイバーと、そしてランサーを交互に見た。]
(131)2006/03/25 01:50:48
双子 リック
あー。

[苦笑する。]

飲むよ。飲む飲む。
さっきも言ったが、別にあんたらを狙ってここへ来たわけじゃないし、他の連中をわざわざ有利にしてやるつもりもない。


まずは、今起こってる事や聖杯戦争の経過。
これについてあんたの知ってる事。

次に、監視者とアンリ・マユの事。
どうせ、あんたらのところにも連絡が来てるんだろう?

他にも、色々教えてくれればありがたいけど。
あんたがセイバーなら、そこまで情報収集に力を入れるとも思えねーからなぁ。ぶっちゃけ。
(132)2006/03/25 01:50:56
学生 ラッセル
[腕の中で、やっと現状に気付いたマスターに苦笑しながら口を開いた。]

オーケー、取引成立だ。
ま、そんなに知ってるワケじゃねぇが、教えてやるよ。

アンリマユってのは、ゾロアスター教の"この世全ての悪"を司る神様のことでな――。
[セイバーは、アンリマユの事と、手紙が指し示す内容を教えた。]
監視者に関しては、俺は会いに行ってないからしらねぇな。

そんで、今回の聖杯戦争の事だが――
[己が戦ったアサシンとアーチャーと思われるサーヴァントの情報を教える。]
んでだ、もう一人……槍を使うサーヴァントがいてな。
俺はてっきりランサーだと思ってたんだが……お前がランサーだよな?
(133)2006/03/25 01:58:55
双子 リック
…にゃにぃ。

何でそのアンリマユってのが出張ってきたのよ。
監視者ってのが、どこにいるのかは分かってるのか?

それとそう、もう言っちまったから隠すつもりもない。
俺がランサーだ。

他に、槍を使うやつ…?
って事は、ライダーかね?
(134)2006/03/25 02:04:08
学生 メイ
[現状に気付けば慌てたように芽生はセイバーの身体を緩く押した。
 セイバーの言葉がショックだったとは言え、敵の目の前で何をやっていたのかと思うと自己嫌悪すら通り越して今すぐ死にたいような気持ちになってくる。
 だがそれでも耳に届く会話に、彼女はそういえば、と、以前出会ったサーヴァントを思い出した。]

【今目の前にいるこの子は、マスターがランサーと呼んでたわ…だからランサーで違いない。ならあの時出会ったサーヴァントは、一体何のクラスなの…】
(135)2006/03/25 02:07:01
学生 ラッセル
さぁな、何でそんな大層な神様が出張ってきたのかは俺にもさっぱりわからねーな。
わかるのは、ソイツが勝ち残って受肉しちまうと、人間を殺しまくるって事だけだ。

監視者の場所についても、少なくとも俺は一切知らねぇな。

[そして、目の前のサーヴァントがランサーだと確認すると、考える仕草を始めた]

ふむ、多少なりとも俺の剣を受けたんだ。
ランサーじゃないなら、ライダーが妥当ってぇのは同意だな。

さて、俺が知ってるのはこんな所だ。
満足したか?
(136)2006/03/25 02:09:56
学生 ラッセルは、学生 メイを抱き締めていた腕を離した。
2006/03/25 02:10:55
双子 リック
【アンリ・マユ。
 …そうか、アンラ・マイニュ。もしくは、アーリマン。
拝火教の神か。なんでそんなんが出てくるんだ?
ここの聖杯は、どういうものなんだ…?
あーもう、めんどい。】

あー。で、そのライダーはどうしたんだ。
槍を使うってことしか分かってねーのか?
乗り物には乗ってなかった…?

そのお嬢さんも、アンリ・マユや監視者については知らないの?
(137)2006/03/25 02:14:11
学生 ラッセル
ああ、何かに騎乗する素振りはなかったな。
だから俺も、ランサーと思ったんだが……

ま、ソイツには逃げられちまったよ。
だから詳しい事はほとんどわからねぇ。
(138)2006/03/25 02:17:01
学生 メイ
[解放されると、どこか寂しさにも似たものを覚えつつ。
 芽生は目の前で語られる話に聞き入っていたが、不意にランサーから話を振られると驚いたように目をぱちくりさせた。]

…わ、私は知らないわ。
アンリ・マユのことも、絶対悪っていうことくらいしか知らないし…監視者のことだって、今日の手紙で本当に居たことを知ったくらいよ。
何にも話せない。悪いわね。
(139)2006/03/25 02:19:13
双子 リック
ふー…ん。

[じっと、セイバーとそのマスター…メイだったか。
 その二人の、目を見つめる。
あからさまな、嘘をついている目ではない。]

OK。分かった。俺らは引く。
…おい、最後に、セイバー。

お疲れちゃーん。まぁ、頑張れ。

[にぱ、と笑う。]
(140)2006/03/25 02:23:26
学生 ラッセル
……本当にお疲れだよ。
ま、ボチボチ頑張るとするかね。

[そう言って、メイに微笑む。]

じゃあな、契約の内容忘れるんじゃねぇぞ?
……んじゃ戻るとするか、メイ。

[そう言うと、セイバーは別館の方へと足を向けた。]
(141)2006/03/25 02:29:19
学生 メイ
[サーヴァントと戦わずに、こんな風にあっさり別れてしまっていいものかと思いつつ、今の自分の状態を思えば漏れるのは安堵の息。
 そして戻っていくセイバーの後を追うように、芽生は後ろを気にしながらも別棟に戻ると、前を行くセイバーの服の裾を引っ張った。]

…ねえ、セイバー。
本当に…もう二度とあんなこと、言わないでね…?
お願いだから…。
アンタにあんな風に言われたら、私…。

[何かを言い掛けて、そこで口を噤む。
 だが暫し床に落としていた視線を上げると、にこりと笑み、セイバーの肩を軽く叩いた。]

…寝るね、私。
寝ないと魔力の回復だってままならないもんね?

じゃあおやすみ、セイバー。
セイバーもしっかり休んでね。

[セイバーに向かって手をひらりと振ると、芽生は*自室へと戻った*]
(142)2006/03/25 02:35:39
双子 リック
[適当にセイバー達に手を振っておいて、ちゃっかりお参りをして。

話題から置いていかれて少し不満げな顔をしながら自転車を押すつかさとともに、だらだらと帰り道を歩く。]

うーん、今日は身のあるお出かけだったぜぃ。

おまいりもしたし、情報も得た。
いやぁ。これが俺の実力ってヤツですよ。

はっはっは。

[つかさの家は、もう、*すぐそこだった。*]
(143)2006/03/25 02:39:18
学生 ラッセル
ああ、もう言わねぇよ。
またあんな風に泣かれたりしたら困っちまうからな。

[そう言って、部屋へと戻るマスターを見送った。]

【本当に……どうしたもんかねぇ。】

[そう心の中で呟くと、セイバーは*自室へと戻っていった*]
(144)2006/03/25 02:40:41
雑貨屋 レベッカ
[結局昨夜は、鞄にしまったまま手紙の存在そのものを忘れていた。
気だるい週末の朝、大量に購入してきた陰陽道の本を片っ端から読んでいた麗香は、早速ひとつ理論を得た上で術を試してみようと鞄から祖父の書物を引っ張り出した時、一緒に出てきた封筒を見て声を上げた。]

ああーっ、忘れてたわ……。

[部屋の窓から外を眺めているキャスターの背中に、そっと声をかけた。]

ねえ、ちょっとこれを見てくれないかしら。

[どうしたのだと振り向いたキャスターに、昨日の出来事を説明した。]
(145)2006/03/25 10:32:12
お嬢様 ヘンリエッタは、双子 リックに話の続きを促した。
2006/03/25 11:24:40
学生 メイ
[夢を見ていた。昔の夢。あれはいくつの頃だったろう。
 一面の赤。綺麗な。自分の手も、赤くて───]

……っ……!

[鋭い吐き気のようなものに襲われて、芽生は目が覚めた。
 何度か咽せ返りながら、それでも必死に耐える。]

…どう、して…

[それは、一番思い出したくない出来事。
 彼女が、初めて自らの意思で生き物を殺した日。
 落ちた羽根。広がる赤。
 気付いたら祖母と母が自分を抱き締めていた。
 そうだ、あの日まで自分は知らなかったのだ。
 人狼の血が流れているだなんて。]

…忘れるな、って…言いたいの…?
解ってる…解ってるわよ…
この血を消さなければ…ずっと戦い続けなきゃならないことくらい…。
(146)2006/03/25 13:31:08
学生 メイ
[震える体を無理矢理に叱咤し、のろのろと着替えると台所へと向かい、芽生は水を飲んだ。]

…私の望みは…この血を消すこと…。
それ以外なんて有り得ない…

…けど…

[水をもう一杯グラスに注ぐと、芽生はそれを片手にソファにどさりと座った。]
(147)2006/03/25 13:34:39
学生 ラッセル
[再び見る間際の夢。
背中への痛みと泣いている女の顔。
その女の顔が、突然マスターの顔へと変わる。
2つが交互にフラッシュバックし、目が覚めた。]

……あ〜。

[頭を掻き、息を吐いた。
先ほどまでの映像が夢だと確認し、昨日の出来事を思い出す。]

【…ったく、どうしたもんかねぇ。】

[心の中で、自分自身の感情に問い掛ける。
しかし、まだ答えは出ない。
もう一度溜息を履くと、部屋から出て台所へと向かった。]
(148)2006/03/25 13:39:43
学生 メイ
[台所に来たセイバーに気付くと、おはよ、と声を掛ける。
 だがまだ声がどこか震えているような気がした。
 それを隠すかのように、芽生は強引に明るい声を出す。]

どう?
大分回復した?
(149)2006/03/25 13:48:51
学生 ラッセル
[台所に居たメイに挨拶を返す。]

そうだな、せいぜい5割ってとこかねぇ?
本気で戦うには8割……いや9割は欲しいところだな。

特に俺の決め技の方の宝具は、俺の中の魔力を6割以上は持って行っちまうからな。
メイが全快して、俺に魔力供給したとしても……2発は撃てねぇな。

【……ま、撃てない事もねぇが……。】

んで、そっちは大分落ち着いたか?
昨日は随分取り乱してたからな。
(150)2006/03/25 13:58:39
学生 メイ
五割…まだまだね…。
今日はまだ戦闘に出るのは厳しいってことね。
なら今日も出来るだけここでしっかり身体を休めておこ。
向こうからここを襲撃されない限りは戦わないってことでいいわね?

[取り乱していた。
 そう言われても思い当たることが多すぎて、どれのことを言われているのかもよく解らず、芽生は曖昧にあははーと笑った。]

私は全然平気よ?
もー、すごく元気!
(151)2006/03/25 14:10:03
学生 ラッセル
そうだな、今日休めばとりあえず普通の戦闘位ならできそうだ。
今日まではのんびり休むとするか。

[マスターの意見に同意した後、曖昧に笑うマスターに苦笑する。]

ま、昨日のは確かに俺が悪かったな。
"ずっと傍にいる”って誓ったのに、契約を切れだなんて言っちゃぁ、自分から約束を破るようなもんだ。
すまねぇ。

んで、昨日いったい何を言いかけたんだ?
最後まで聞けなかったからな。
(152)2006/03/25 14:25:19
学生 メイ
こんな時にまた襲撃されないことを祈るだけね…。
もしくは昨日のランサーみたいに情報交換だけを求めるようなサーヴァントならいいんだけど…。

[こればっかりは向こう次第だしね、と芽生は困ったように肩を竦めた。
 そしてご飯の支度でもするわ、と、立ち上がったところで謝罪の言葉が耳に届けば、うん、と小さく頷いて台所へと向かう。]

…いいわよ、もう。
けど次に言ったら私がアンタを殺すわよ。

[冗談なのか本気なのかも解らない口調で、声だけをセイバーに返し。
 そしてその後に続いた問いを聞くと、食事の支度をする手を止めた。]

…なんでもないわ。大したことじゃないから。

[答えれば、芽生は食事の支度を再び進める。]
(153)2006/03/25 14:41:34
学生 ラッセル
そうだな……だが、あんなサーヴァントは異常だ。
期待しねぇほうがいいな。

[台所へと行ったメイを見送りながら椅子に座った。]

あ〜、こえぇこえぇ。
殺されたくねぇから、二度といわねぇよ。

[台所から聞こえた声に、笑いながらこちらも言葉だけを返す。]

そうか、そんならいいんだけどな。

[その後、暫く無言だったが、セイバーが再び口を開く。]

……協力するって言ってたけどよ。
俺はメイに人殺しとか、そっち系の魔術を使ってもらってまで現世に留まろうとは思ってねぇからな……?
(154)2006/03/25 14:52:28
学生 メイ
異常…確かにね…。
なんだか本当にお参りに来ただけだったみたいだもんね…。

[手を動かしながら昨日のランサーとそのマスターの様子を思い出すと、芽生はくすくすと笑った。
 なんだか憎めない少年のサーヴァント。
 けれど聖杯を手にするためにはあの彼も倒さなければならない。
 それを思うと、気分はどこか沈鬱なものとなる。
 そんな思いを払拭するように芽生は明るい声で笑った。]

そうよ?
私が本気で怒ったら本当にアンタの息の根止めてやるんだから。

[だがそのあとに続いたセイバーの言葉に、芽生の手はぴたりと止まる。]

…人を殺すなんて…するわけないでしょ。
例え聖杯を手に入れられなくて、私からこの血が消せなくたって…そんなことしないわよ。
人を殺さなくても、アンタを留める方法は…あるんだから。
(155)2006/03/25 15:03:31
学生 ラッセル
[マスターの言葉を聞き、再び黙る。
その2つの方法ではないのなら、自然と残る答えは一つしかない。]

……あのな。
それ以外の方法なんて、一つしかねぇだろうが。

前にも言ったが、そういうのは好きでもねぇやつとやるもんじゃねぇよ。
もうちょっと冷静に考え直しな。
(156)2006/03/25 15:14:35
学生 メイ
[出来上がった食事を並べながら、思う。
 ───冷静。
 今の自分は冷静じゃないんだろうか。
 ならば胸に滾々と湧くように溢れてくるこの想いは嘘だというのか。
 今の自分が、冷静じゃないから。だからこれはまやかしなのだとでもいうのか。]

…違うわ。
絶対に、違う…。

[そんな風に、簡単に片付けられるものじゃない。
 食卓から、ソファに座るセイバーに芽生は視線をやる。]

…セイバー。
私…。
(157)2006/03/25 15:28:11
学生 ラッセル
……それにな、もし俺が受肉したとしてだ。

言っちまえば、その方法をとるのは"契約"と一緒だ。
俺が受肉し続ける限り、メイは常に魔力を吸い取られることになる。

更に、定期的にその方法で魔力の供給もしなくちゃならねぇ。

ずっと俺って存在に縛られることになるんだぞ?
その意味がわかってんのか?

[セイバーは料理を並べているメイに向けて言葉を言い終わるとため息をついた。
そして、メイが何かを言おうとしてる事に気づいた。]

……。
(158)2006/03/25 15:39:31
学生 メイ
…解ってるわよ。

じゃあこう言えばいいの?
私はアンタのことが好きなんだって!
だからアンタに帰ってほしくない、ここにいてほしい、そのためなら…こんな身体くらいくれてやる、って、そう言えばアンタは解ってくれるの…!

[怒っているわけでもないのに、語尾が自然と荒くなるのは感情の昂ぶり故か。
 芽生は一速に捲くし立てれば、はぁ、と、息を吐き、そして何かが切れたようにその場にぺたんと座り込んだ。]
(159)2006/03/25 16:22:47
学生 ラッセル
お、おい……。

【あ〜あ、言っちまいやがったよ。】

[マスターの発言に一瞬呆気に取られる。
そして、心の中でため息をついた後……
自然と顔が笑ってしまった。]

ったく、そんな風に言われたらこっちも引っ込みがつかねぇだろうが。
でもな、そういうのも悪くねぇ。

いいぜ、もしこの聖杯戦争で勝ち残れたら……もう一度聞かせてくれ。
その時……まだメイの気持ちが変わってなかったら……
俺の願いも変わるかもな?

[そう言うと、床に座り込んでいるメイの傍へと歩み寄った。
そして、その場でしゃがむと、片手でメイの頭を抱き寄せた。]
(160)2006/03/25 16:40:54
学生 メイ
[抱き寄せられれば僅かに驚くも、それでも黙ってされるがままになる。
 だが告げられた言葉には、苦笑めいたものを漏らした。]

…何よ、それ。
アンタの願いも変わるかもって…そんなんじゃ全然わかんない。
人が一大決心して言ったってのに。

…そんなんじゃ全然わかんないのよ、馬鹿。
(161)2006/03/25 16:47:12
学生 ラッセル
そうだな、例えば……
重いモン抱えてる癖に甘ちゃんで、めんどくせぇがイイ女と、聖杯戦争が終わっても一緒に居たい……とかな?

[そう言いながら笑うと、セイバーはメイから腕を離し]

さて、それじゃちっとばかし冷めちまったメシでも食うとするか。

[そう言って、椅子へと座った。]
(162)2006/03/25 17:01:12
学生 メイ
…アンタ、それ褒めてるんだか貶してるんだか、さっぱりわかんない。
てゆーかどう考えても貶されてる気がする。
少なくとも自分のこと好きだとか言った女に対して言う言葉じゃないのよ、それ。

[芽生の表情はどこか不満気で、ぷぅと頬を膨らませながら食卓に着いた。
 そして珈琲を淹れるとそれをセイバーに渡し、剥れたような顔のまま食事を取り始める。
 だがやがてその不機嫌そうな顔から、ぽつりと言葉が漏れた。]

…絶対に勝ち残ってみせるわ。
そしてアンタのほうから私と一緒にいさせてくださいって土下座するくらいにまでしてみせるんだから。
(163)2006/03/25 17:18:32
学生 ラッセル
そうか?十分褒めてると思うんだがな?
だから、そんな顔すんなって。

[苦笑しながら珈琲を受け取ると、食事を始める。]

おーおー、楽しみにさせてもらっとくよ。
その未来が見れるように、なんとしても勝ちたくなってきたな。

[そう言って、セイバーは*笑った*]
(164)2006/03/25 17:28:10
学生 メイ
誰のせいでこんな顔してると思ってんのよっ!

[間違いなくアンタのせいなのよと言わんばかりに、セイバーを睨み付け。
 そして笑みすら零す余裕のある相手を珈琲を啜りながらじと目で見やれば、芽生は小さく舌打ちをした。]

【どう見てもセイバーのほうが上手なんだわ…
 そりゃそうよね、遠い昔のこととは言えど奥さんがいたんだもの。
 ってー。もしかしてこれって不倫とかいうのになっちゃうのー!?
 私この年でそーゆーのに走っちゃうわけ!?】

[食事を摂りながら、芽生は何やら凄く複雑な気分に*陥った*]
(165)2006/03/25 17:37:32
学生 ラッセル
[夜も更け、何時もなら外にサーヴァントを探しに行くところだが・……
魔力回復に専念する事にしたセイバーは、特にする事もなく部屋に居た。]

……ホント、する事ねぇなー。

[退屈そうに呟くと、布団から起き上がる。
もとより戦いの為に呼ばれた身だ、戦いが出来なければ自然とする事もなくなるのは当然だった。]

【ま、からかいがいのある奴が一人居るっちゃいるが……
あんまやりすぎると何されっかわかったもんじゃねぇしな。】

[己のマスターを思い浮かべて笑うと、台所へと向かった。]
(166)2006/03/25 22:50:19
学生 メイ
[居間でごろごろと転がりながら魔術書を読み漁っていればセイバーが台所に向かう姿が見えて、芽生はよいしょ、と身体を起こした。]

調子はどう?セイバー。
あんまり変わんない?

[そして、自身は魔術書を投げ出せば、またごろりと床に転がる。]

あーもー疲れたー。
なんか調合で魔力回復の薬がどうとか書いてあるけどさっぱり理解できないわ…。
私絶対魔術師になんてなれない、刻印受け継がなくて良かったって心底思ってるわよ今…。
(167)2006/03/25 23:09:53
学生 ラッセル
[台所に行く途中の居間でマスターに声をかけられ返事を返す。
そして、マスターの傍へと歩いて行く。]

そうだな、今のとこはあんまりかわんねーなぁ。
魔力の回復だけに集中するんなら消費を抑えるために四六時中眠るのが一番良いんだが……ちっと俺には無理だな。

[退屈そうにそう言うと、マスターが投げ出した魔術書を拾い上げてパラパラと中を見る。]

あ〜こりゃ、俺にもぜってぇ無理だ。
ちっと見ただけで頭が痛くなってきやがる。
ま、覚悟が出来てるんだったらいいんじゃねぇか?

[そう言ってマスターが寝転がっている横に座り、本を床に置いた]

そんな所でゴロゴロしてねぇで、気分転換でもしたらどうだ?
ちょっと庭で風に当たるとかよ。
ずっと閉じこもってるのとは結構違うもんだぞ?
(168)2006/03/25 23:23:38
学生 メイ
睡眠薬でも盛ってあげようか?

[真顔で芽生はそんなことを言ったが、考えてみればサーヴァントに薬なんて効くんだろうか、と首を捻る。]

…そりゃ覚悟はできてるけど。
一応マスターとしてやれることは頑張るつもりなのっ。

[まあ無理だったけどね、と起き上がって肩を竦める。]

…気分転換かぁ。うん、それもいいかも。
そういえばこないだ桜眺めてたところでアーチャーに会っちゃったのよね。
私まだ全然今年の桜を堪能できてなかったんだわ。
セイバーもただここにいても暇でしょ?
境内にも桜が何本かあるの。見に行かない?
(169)2006/03/25 23:33:41
学生 ラッセル
勘弁してくれ。
ソレより添い寝の方が効果的だと思うけどな?

[本気なのか冗談なのかわからない発言に溜息をついて言った後、冗談っぽく返す。]

桜……ああ、川の近くで見たあの樹の事か。
境内なら大丈夫だろうし、いくとするか。

[そう言ってセイバーは立ち上がった。]
(170)2006/03/25 23:42:48
学生 メイ
サーヴァントに薬が効くなら悪くないと思うんだけどな。
って何言ってんのよアンター!

[勢いに任せてセイバーの背をばしーん!と平手打ちした後、芽生は自身の右手が痺れていることに気付き、あはは、と笑った。]

…えへ。ごめん。なんていうか、癖で。

[セイバーが怒り出す前にさっさと退散とばかりに、芽生は境内へと飛び出して行った。]
(171)2006/03/25 23:50:04
学生 ラッセル
ってぇ!

[背中にいつもの倍程の衝撃が走る。
文句を言おうと振り向いた時には……]

笑って誤魔化そうとしてるだ……って、おい!
ったく。

[マスターは既に外へと逃げた後だった。
セイバーは悪態をつくと、マスターを追って外へと出た。]
(172)2006/03/25 23:59:52
学生 メイ
[セイバーの怒ったような声を背中に聞きながら、芽生は境内へと走り出た。
 桜の木はどこだったろう、と、辺りをきょろきょろ見回すと、本堂のほうにあるそれを見つけて、わーいとまた走り出す。
 まだ満開には早いけれどそれでも大分咲いている桜を見上げて、芽生は落ちてくる花びらに手を伸ばした。]

やっぱり桜は夜が綺麗よね。
昼間の桜も綺麗だけど、月明かりのほうが映えるんだわ。
(173)2006/03/26 00:06:23
学生 ラッセル
[境内を走るメイを若干早歩きで追う。
そして、やっと桜の木の下で桜を見上げているメイに追いつくと、横へと並んだ。]

へぇ、こりゃ綺麗だな。
あの時はじっくり見れなかったが、確かに見事なもんだ。
(174)2006/03/26 00:13:46
学生 メイ
でしょ?
ここの桜は樹齢も結構なもののはずだし大きいから尚更見事よね。
ほんとならここでお酒でも一杯いくのが最高なんだけど。

[自分が未成年であることなどすっかりどこへやらといった様子で、芽生は心底残念そうに肩を竦めた。]
(175)2006/03/26 00:20:34
学生 ラッセル
ったく、もうちょっと女らしい発言でもできないもんかね?
大体お前、見たとこまだ飲める年じゃねぇだろ?

[どこか男じみたマスターの発言を聞き溜息をつく]

まぁ、そんなかてぇ事言うつもりもねぇけどな。
(176)2006/03/26 00:28:09
学生 メイ
悪かったわね、どうせ女らしくありませんよーだ。

[でもさっきいい女だって言ってたわよね?と、芽生はじっと彼を見上げた。]

大体、飲める歳かどうかなんて気にしたら負けよ、負け。
お寺なんてお葬式のたびに宴会なんだから。
(177)2006/03/26 00:34:13
学生 ラッセル
ま、そう膨れるなって。
ソコらへんが俺は好きなんだからな。

[そう言って、自分を見上げるマスターに笑い、頭を撫でる。]

へぇ、そんなもんか。
さてと、それじゃそろそろ戻るとするか?

[セイバーは別棟へと足を向けた。]
(178)2006/03/26 00:43:29
学生 メイ
[自分の頭を撫でつつさらりと紡がれる好きという言葉に、僅かに紅く染まる頬を隠すように芽生はセイバーから視線を逸らして桜を見上げた。]

【もー、何をどう受け取ればいいのかさっぱりわかんないのよ…私ばっかりがじたばたしてるんじゃない…】

[馬鹿みたい、と思いつつも、悪い気分ではなかった。
 受け取り方に困る言葉ではあるが、少なくとも情は感じる。
 今はそれでいいか、と納得すると、芽生はセイバーの後を追うように桜に別れを告げた。]
(179)2006/03/26 00:48:58
学生 ラッセル
[別棟へと戻ると、一緒に戻ってきたメイの方へと体を向けた。]

さてと、それじゃ俺は部屋の方に戻るとするか。
メイも、もう寝るのかもうひと頑張りするのか知らねぇが程々にしておけよ?

明日は多分それなりに回復してるだろうから、夜は外に出る事になるだろうし、
それに夜更かしは女にはあんまり良くねぇからな?

[そう言うとセイバーは*部屋へと戻っていった*]
(180)2006/03/26 00:59:11
学生 メイ
私はもう少しだけ色々見てみるわ。
流し読みだと見落としているところも多いし。
今出来ることは今やっておく。
一応身体だけは丈夫だし、大丈夫よ。

[セイバーに向かって笑みを浮かべるが、その後に続いた彼の言葉に、アンタは余計な一言が多いのよっ!と芽生は頬を膨らませた。]

まあ一応覚えておくのよ。
まだ若いのにお肌ぼろぼろとかは嫌だし。

[剥れつつも、自分の部屋へと戻っていくセイバーにおやすみと手を振り、*自分も部屋へと戻った*]
(181)2006/03/26 01:07:28
学生 メイ
[随分と前から起きてはいたが、部屋からほとんど出ないまま気付けば太陽は既に傾き始めるくらいの時間になってしまっていた。]

…しまった。ごはん。なんも食べてないじゃない。

[恐らくセイバーは自分が寝ているのだと思って訪れなかったのだろう。いっそのこと寝てたということにしておいたほうが五月蝿くなくていいかもしれない、なんて思いつつ、芽生は部屋を出ると台所へと向かった。]

それにしても父さんが送ってくれた荷物の中を一通り確認するだけでも軽く二日はかかりそうなんだわ…。

[朝早くに届いた大きな段ボール箱数箱分の荷物。中身は祖母と母が残した数々のものたちだった。
 何かの道具やら本やらがぎっしり詰め込まれたそれの中身を今まで引っ繰り返していたのだが、そのあまりの量に芽生は既に泣きそうなのを通り越して絶望に近いものすら感じていた。]

…なんかこうアーティファクトのようなものとかなかったりしないかしらねぇ。
おばあちゃんも別に由緒ある魔術師とかだったわけじゃないみたいだから、そんなものはあるわけないか…。
(182)2006/03/26 14:28:41
学生 ラッセル
[時刻は既に昼過ぎ、居間でマスターが起きてくるのを待っていたセイバーだったが、一向に起きてくる気配がない。
疲れてるだろうと思って今まで何も言わなかったが、ここまで来ると逆に心配になってくる。]

……中で倒れてるとかそんなんじゃねぇだろうな?

[セイバーはそう呟くと、ソファーから立ち上がり姪の部屋の前へと向かった。
そして、部屋のドアの前まで行くとノックをした。]

おーい、まだ寝てんのか?
(183)2006/03/26 14:40:41
学生 メイ
[ドアのノックの音に顔を上げれば、芽生は起きてるわよとドアに向かって返事を返す。]

ちょっと今足の踏み場がないのよー。

ちょうど良かった、セイバー、ドア開けておいて。
そうしたら一気に廊下まで飛ぶから。
(184)2006/03/26 14:49:01
学生 ラッセル
なんだ、まだ寝てるのかと思ったぜ。

[そういうと、セイバーはドアを開けた。]

うわ、こりゃすげぇな。
よくもまぁ見事にこれだけ散らかしたもんだ。

[セイバーは溜息をついた。]
(185)2006/03/26 14:53:58
学生 メイ
[セイバーの溜息に、私が悪いんじゃないもん、と芽生は唇を尖らせた。]

だって。
確かにお父さんには「手当たり次第になんでも送れ」とは言ったけど、本当に手当たり次第に送ってきてんのよ…。
まあ黒鍵とかはいいわ。
送られても私には使えないけど、とりあえず解る。
けど箒とかどうしろっつーの!
魔術師が箒に乗って空飛ぶとか本気で思ってんじゃないのと思ったわよ、あの馬鹿オヤジー!
そんな中から使えそうなものがないか探さなきゃいけないんだもの、足の踏み場もなくなるってもんよ。

[本やら何やらに埋もれた中から立ち上がると、芽生はドアまでの2mもないくらいの距離をひょいと容易く飛び越えて廊下に着地した。]
(186)2006/03/26 15:00:39
学生 ラッセル
ふぅん……ま、概念武装でもでてくりゃ面白い事になるんだけどな。

[自分の横に着地したマスターを横目で見つつ、再び部屋の惨状に目をやる。]

しっかしこれ……片付けれんのか?
メイはそういうの不得意そうだけどよ。

[そう言って笑いながらメイの頭を撫でる様にポンと軽く叩く。]

さて、それじゃそろそろメシにしねぇか?
(187)2006/03/26 15:10:32
学生 メイ
おばあちゃんも由緒正しい魔術師ってわけじゃないから、そんなもんはあまり期待してないけどね…。
でも教会から渡されてそのまま持ってきたものとかはあるかもしれないし。
とにかく色々探すしかないんだわ。
何分、道具だけみてもそれが何なのか解らないものが多くて。
どういう用途で使われるものなのか調べるだけで一苦労よ。

[肩を竦めて盛大な溜息を吐く。
 そして片付けという言葉には、最早嘆きのような声しか出てこない。]

全くもってアンタの言う通り、片付けなんて大っ嫌い。
とりあえずは寝れる場所さえあればいいのよ…

[言い掛けてから芽生はまじまじと室内を見詰め。]

…ないわね。寝る場所。
…隅にでも積み上げておくしかないか。

[現実から目を逸らすようにごはんにしましょと残すと、芽生はすたすたと台所へと向かった。]
(188)2006/03/26 15:25:25
学生 ラッセル
寝る場所さえ……って。
ホント、メイらしいっつうかなんというか。

[悲鳴のようなマスターの発言にセイバーは苦笑する。]

ま、最悪、俺の部屋で寝るとかな。

[台所へ行くマスターの背に笑いながら言葉を放った。]
(189)2006/03/26 15:32:45
学生 メイ
だって片付けたらかえってどこに何があるか解らなくなるのよ。
どこに仕舞ったっけ?って結局全部引っ繰り返すの。
それって片付けても無駄ってことじゃない。

[間違ってないでしょと肩を竦めるが、その後に投げ掛けられた言葉に、芽生は一瞬言葉を詰まらせた。]

【こ、この男は本当に…っ!】

[またからかわれていると思うと、ふるふると肩を震わせる。
 馬鹿言ってんじゃないわよ、と、何時もと変わらぬ反応をするのがどうにも癪で、芽生は、すーはーと一度深呼吸をした後、セイバーを振り返った。]

あら、それでもいいわよ?
じゃ、今晩からそうしようか。

[無理矢理に余裕の笑顔を作ってみせれば、心にもないことを口にし。]
(190)2006/03/26 15:48:49
学生 ラッセル
それ、メイの片付け方が下手なだけじゃねぇのか?
普通、片付けたらどこに何があるか逆にわかるはずだろうが。

[マスターのよくわからない理論に溜息をつきながら反論する。]

【コレ、本気で言ってるとしたらマジで不器用なんだな……。】

[そう心の中で呟いていると、思いもよらない反応がマスターから返ってくる。
へぇ、と楽しそうに笑うと、セイバーはメイの肩に手を回した。]

そりゃ楽しみだ。
別に、今晩からじゃなくて今からでもいいけどな?
(191)2006/03/26 15:57:02
学生 メイ
そんなことないわよ、放り出してあるものを入るところに押し込めておくのが片付けでしょ?
でもそうするとどこに何があるのか解らなくならない?

[絶対他の人もそうだと信じ込んでいるのか、芽生はさも当然とばかりに言った。
 だがそこで唐突に肩を抱かれれば、先程までの余裕はどこへ行ったのやら、あたふたと挙動不審になる。]

…や。ほら。今は。
色々整理しないと。ごはんもまだだし。
(192)2006/03/26 16:13:43
学生 ラッセル
[明らかに挙動不審になったメイの肩を暫く抱いた後、突然笑い出し腕を離した。]

クックックッ。
慣れない冗談はやめときな。
そうやってすぐにボロが出るぜ?

さぁて、メシだメシ。

[そう言ってセイバーは台所へと歩いていった。]
(193)2006/03/26 16:20:05
学生 メイ
【こ、この性悪男ー!】

[心の中で最低とか馬鹿とか散々セイバーを罵ってみるものの、その男が好きなのだという自分に芽生は結局失笑を漏らすしかなかった。]

【・・・ま、いいか】

[少なくともこうしているときは色々考えないで済む。
他のマスターのこととか、自分に流れる血のこととか。
本当は考えなければいけないことなのだが。
解っていても目を背けたくなること。それを忘れていられる。]

・・・そんなに急かさなくてもすぐに作るわよ。

[待ってて、と台所に入れば、芽生は食事の支度に取り掛かった。]
(194)2006/03/26 16:30:45
学生 ラッセル
[椅子に座り、食事が出来るのを待つ。
退屈そうに肘をついてぼーっとしていると、何かを思いついたように口を開いた。]

そういやよ、魔力の方はどうなんだ?
あれから2日、それなりに回復したと思うんだがよ。
(195)2006/03/26 16:40:10
学生 メイ
[食事を作る手を止めないまま、声だけをセイバーに返す。]

大丈夫だと思うわよ。
私はそもそも魔術師じゃないから、そういう体内の魔力の流れ云々はあまりよく解らないけど。
でも穴が空いたような感覚はないから、ほぼ完全に戻ってるんだと思うわ。
アンタはどうなの?セイバー。
(196)2006/03/26 16:45:22
学生 ラッセル
そうだなぁ……

[目を天井へと向け、体の中に意識を集中させる。]

ふむ、7.8割ってとこじゃねぇかな。
全力でやるにはちとたりねぇが、十分戦えるぐれぇにはなってる。

無理すりゃ宝具もつかえねぇこともねぇが……

[そこまで言うと、視線を台所で食事を作っているメイの方へと向ける]

よっぽどの事がねぇと使う気はねぇな。
(197)2006/03/26 16:51:17
学生 メイ
…。

[セイバーの言葉に含まれた意味は理解していた。
 だからこそ芽生は返事を躊躇った。

 猶予は残されているのだろうか。いないのだろうか。
 今日襲撃される可能性は。そしてまた宝具を使うような可能性は。]

…私のことなら気にしなくていいよ、セイバー。
私が倒れようがなんだろうが、宝具を使わなきゃだめだって思ったら使って。
私のことを考えてたら…勝てるチャンスを逃すわ。

[出来上がった食事を並べると、芽生は静かにいただきますと*手を合わせた*]
(198)2006/03/26 17:02:51
学生 ラッセル
[食事を並べられる様子をじっと見る。
そして、メイの言葉を聞き終わると口を開いた。]

馬鹿、お前が倒れちゃ勝っても意味ねぇだろうが。
まぁ、どうしても使わなきゃいけねぇ時になったら使う事になるだろうけどな?

[そう言い終わると、*食事を食べ始めた*]
(199)2006/03/26 17:09:36
見習い看護婦 ニーナ
−自宅・書斎−

[束紗は書斎の棚の中身を床に並べていた。]

えーと、これは使い魔召還の触媒に使用、と。でこっちがその魔法陣。
でこれは魔弾の説明書。見てもわかんないけど。
使い魔って割と初歩だった気がするのよね。
練習すれば使い魔も使役できるようになるかな。
サーヴァントだって似たようなものだけど、さすがに同列に扱うのは気が引けるし。
でも使われてるのは私の方な気がするんだけど。

棚の中身大体見てみたけど、薬の材料とかばっかりでたいしたもの入ってないのね。用途不明のもあるけど。

[一通り分けると、また棚に戻していく。そしてそれぞれの場所にラベルを貼り付ける。
それまで終わったところで時計に目をやった。]

あちゃー、もうこんな時間か。材料一つに対して説明見つけるのに時間食っちゃうんだもの。
そろそろ食事の準備しなくちゃ。
(200)2006/03/26 22:18:59
学生 ラッセル
[食事の後、自室で横になっていたセイバーだったが、うーんと唸ると突然起き上がった。]

……じっとしてるのも飽きてきたな。

[既に魔力は8割程は回復している。
マスターの方もほぼ全快はしたようだ。
ならば、必要以上に守りに入る必要はもうない。]

そろそろ、再開するかぁ。

[そう言うと、セイバーは居間の方へと向かった]
(201)2006/03/26 23:13:50
学生 メイ
[自室で荷物の山に埋もれていたが、何処かで扉が開く音がすると芽生はそれに気付いて自分の体が軽く収まるくらい大きなダンボールから顔を出した。]

…もうこんな時間なのね。
セイバー起きたのかな。

はぁ、もう疲れた。
…聖水なんてサーヴァントとの戦いには全然役に立たなさそうだし。

[ダンボールの中から這い出ると、手にした瓶をぽいと放り投げ。
 ごろりと横になりたくてもそのスペースすらない現状に、あーもー!と苛立った様な声を上げる。]

…珈琲でも淹れに行こうかな。

[また荷物が散乱した床をひょいと飛び越えると、芽生は部屋を出て台所へと向かった。]
(202)2006/03/26 23:21:57
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発言数
20
18
41
3
60
15
91
87
2
2
13
5
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