牧師 ルーサー そして多分ですが、アンリ・マユの目的は発現ではないかと予想しています。 つまり、現実社会への受肉。 元々アンリ・マユの自身は悪神とされ、この現代を構成する倫理とは全く逆の倫理を司っています。 もし発現すれば、間違いなくこの世界は混沌へと沈むでしょう。 但し、それはもしかしたらこの世界のもう一つの可能性、パラレルワールドなのかもしれません。 歴史の成否が逆転し、正しいとされてきた物が過ちとなる。 ですがそれはこの世界の人々の多数意見の上に成り立っているだけなのかもしれませんから。 あなた方が今正しいと思っていることが、本当に正しいのかどうか。 そういう事なのでしょう。 | |
(34)2006/04/02 19:10:19 |
牧師 ルーサー ・・・・・・ 成る程。 [席を立ち、出窓に飾って有る花に水を差しながら外の風景を見る] 私にそれが間違いなくアンリ・マユであると判断は出来ません。 私が望むのはただ、この戦争が終わったときに残っているサーヴァントがアンリ・マユの意志の介入を受けていない。ただその一点のみです。 私に言えることはそれだけです。 既にサーヴァント同士でしかこの戦争は終わらない。 あともう一つ。 もし貴方がサーヴァントと契約を解除し、そしてそのサーヴァントにアンリ・マユの意志が介入していた場合。 新たな犠牲者、つまり貴方以外のマスターが彼と契約する事になります。そして彼はきっと、その者に意志介入を行うことになるかと。 ・・・・・・ この話の結末がいかなものか、あとは貴方にお任せします。 | |
(38)2006/04/02 19:29:44 |
冒険家 ナサニエル −−樹那森林公園−− [単独で行動していたアーチャーは自ら探すより相手に来させるほうがいい、と考え直しこの地へ来ていた。 新たなるマスターには行く場所だけをメモとして残してある。 森の中央に位置すると…自らの宝具を展開した。 アーチャーの宝具は「固有結界:シャーウッドの森」。 迎撃専門の宝具であり、敵の攻撃に対する反撃にしか用いることが出来ないがゆえに… 今、彼の中にはソフィーから託された魔力と、新たなるマスターの魔力が存在する。 最大規模で展開する事も不可能ではない…。] さて、はじめようか…私の戦いを。 闘うためだけに存在する戦いを。 [そういうと手にした弓を天に掲げ、夜の空に向かって撃ちはなった。空中で大きくはじけ、光の粒子が舞う] | |
(57)2006/04/02 22:45:04 |
冒険家 ナサニエル −−森林公園中央部−− [自らの作り出した固有結界の中で、サーヴァントが来るのを待ち受けている。 改変された概念の法則は伝説のごとく、攻め寄せる敵を撃退する為の迎撃。 その為の相手の認識しない所からの自動的な攻撃、効果範囲内での認識欺瞞の二つが力。 その一部を具現化して「アーチャー」として弓の攻撃を行っていた。 本来守り手だったはずなのにマスターを守れなかったのはこの男にとって皮肉な結果と言えるだろう。 顕在するために新たに契約を交わしたマスターはバーサーカーを失った落胆から戻れなかった。 そして別の理由からこの地には来ない。それがわかっていても戦う道を選んだのはサーヴァントとしての自らの決着をつけるため。] 相手はマスター同伴、こちらは一人。 勝てる道理は無いんだがな…出来うる限りの歓迎はさせてもらうが… | |
(87)2006/04/03 01:13:52 |
墓守 ユージーン [アサシンの表情からは、嘘を言っているようには感じられない。] そうか……じゃあ、キャスターの最終奥義も、麗香が何故ああなったのかも……覚えていないんだな。 [悲しげに目を伏せた後、再びアサシンに向き直る。] なら、質問を変えよう。 アンリ・マユが受肉した後の世界がどうなるかは説明したよな。 ……お前の望む事――歴史観の逆転は、まさしくそれだとは思わないか? 俺は、過去に起きた事実、妹の死という現実を否定していた。 俺とお前の願いは、似通っていると思わないか? お前が沖田総司として生きた生涯を否定するつもりはない。 その願いも、過去の俺なら何の疑問も無く受け入れただろう。 ……が、それがアンリ・マユの介入を許す心の隙になるとは思わないか? | |
(143)2006/04/04 00:23:48 |
双子 リック [自分で驚くくらいのまともな手応え。] 【あら、当たったな。 バーサーカーの時もそうだったけど、どうも俺、運だけで生きてるような気がするぞ。でもまぁ、この隙を逃す手はないわな。】 [体勢を立て直し、距離を詰める。が、目の前には、すでに体勢を立て直したアーチャーが弓を構えていた。…は、はえー。 右半身から、どんどん血が抜けているのが分かる。] …別に、出し惜しみしてるわけじゃないんだけどね。 そこはなんつーの、駆け引きってやつ?だから。 大体死ぬぞって言われても、俺もあんたも死んでるじゃーん。 【とか言ってる場合じゃねぇな。】 [再び槍を縦に構え、走る。] 【どうしたって、接近して戦うしかない。…っち。 めんどくせーなぁ全くぅ。】 | |
(145)2006/04/04 00:31:21 |
墓守 ユージーン 俺は、そう考えている。 そう考えなければ理解できないほど、あの時のお前はおかしかった。 [純粋な剣士の問いに、真っ直ぐ答える。] 全てを否定するつもりは無い。 加奈を取り戻す事は、何物にも替え難い俺の願いだった。 お前の無念も、理解できると言えるほど理解してないが、気持ちは解る。 善か悪か……そんな簡単に割り切れる問題じゃないんだ。 加奈を取り戻すために他の人間を犠牲にする行為……俺はそれを許容できない。 俺は弱い人間だが……そこまで自分本位には生きられない。 お前はどうだ? お前の望みが、お前が救おうとする存在を救う行為が、それ以上の数多の存在を犠牲にするとして。 お前はそれを許容できるのか? | |
(148)2006/04/04 00:42:32 |
墓守 ユージーン 世界意思なんて大それたもの、魔術師でもない俺に理解できるものじゃない。 ……だが。 これだけは解る。 既に起きてしまった現実を否定する行為は、“現在”を否定する行為に他ならない。 それは、“今”を否定する“絶対悪”たるアンリ・マユの望む形じゃないのか? 俺はそれを麗香に教えられた。 気付いた時は手遅れだった。 俺は加奈を失って道を見失い、麗香を失って道を取り戻した。 お前が道を失えば、世界そのものを失う。 奴――アンリ・マユは、それほどの存在だ。 それでも、お前は……お前達以外の全てを否定してでも、自分の願望を貫き通すのか? [共に戦ってきた、自分を守ってきてくれた相棒に、懇願するような目で訴える。] | |
(159)2006/04/04 01:19:03 |
書生 ハーヴェイ 望みを、叶えない・・・・・・ [僕はどうすればいい?] ・・・・・・ [地面に菊一文字をほうり投げる] もし、僕がアンリ・マユに犯されているのならば、きっと君に契約解除を願っても邪魔されるだろう。 それだけではない、もし君が言っていることが本当なら、きっと僕はまたいつか全てを忘れて新たなマスターを探す。 [いつの間にか、アーチャーの結界が消えているのを感じる] 既に、僕を殺せる可能性を持ったサーヴァントはランサーだけだ。だが今は戦闘が終わった後。もしここで戦い、僕の中のアンリ・マユが目覚めた場合、きっと取り返しがつかなくなる。 その剣を、君に。 その剣の正体、結局僕は分からなかった。 だが少なくとも君に渡すことで、僕はきっと不利になるだろう。 | |
(176)2006/04/04 02:20:19 |