人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1289)Fate/Real Myth 聖杯戦争村 : プロローグ
 村は数十年来の大事件に騒然としていた。
 夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。

 そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァイン
 ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
書生 ハーヴェイが参加しました。
書生 ハーヴェイ



         「caseXX:assasin」


(0)2006/03/19 03:07:24
書生 ハーヴェイ
-深夜・樹那町・オフィス街-

「はあっ、はあっ・・・・・・ 」

刀を杖代わりにしながら無人のビルの間を隠れながら移動していく。
時々足元がおぼつかなくなり、そのコンクリートの塔の間に体をもぐり込ませ、眩暈が取れるのを待つ。

だが、そう簡単にはいかないようだ。
左脇腹は大きく裂け、そこからは先程から鮮血が滴っている。

現存の魔力の全てを傷口の回復に回せばこの傷もそれほどの致命傷ではない。それが英霊たるサーヴァントの力。


しかし、それは既にままならない。
(1)2006/03/19 03:18:18
書生 ハーヴェイ
目を瞑り、深呼吸をしながらこの半刻を振り返る。


「・・・・・・ まさか、こんなに早く状況が動くとはな」


「アサシン」それが僕に与えられたクラス。
本来「英霊」と呼ばれる存在である僕がこの現世に実体化したのには理由がある。
そう、全ての願いをかなえるという「聖杯」。それを手に入れるためにこの樹那町で行われる戦争への参加だ。
この戦争に参加し願いを叶えたいと思う魔術師が、それぞれその聖杯が与えたルールにのっとって僕のような英霊を召喚し、使役させ、そして戦う。
最後に生き残った者が聖杯を手にする事が出来る。

「セイバー」「ランサー」「アーチャー」「キャスター」「ライダー」「バーサーカー」・・・・・・

そして、「アサシン」。

この7つのクラスに沿って召喚された英霊はサーヴァントとしてマスターと契約を交わす。契約が有効である以上、英霊はこの世界に実体化したまま存在出来るのだ。


最も、僕と契約を交わした人間は既にこの世にいないが。
(2)2006/03/19 03:26:01
書生 ハーヴェイ
「・・・・・・ くっ」

その痛覚に声が漏れる。
閉じたまぶたの裏に、先程までの戦いの映像がしっかりと焼きついている。


「くそっ、あんなのが出てくるとはな」


先程まで戦っていたのは、「ライダー」だった。
その」風貌から大陸系の武将であると推測出来た。しかもそのライダーが所持する「宝具」と言える乗り物は、見てすぐに予想がついた。千里を走るかの伝説の名馬に違いない。

僕のような知名度が低い英霊などとは既にランクが違う、まさに「伝説の英雄」だったのだ。
(3)2006/03/19 03:32:35
書生 ハーヴェイ
戦闘は熾烈を極めた。

闇夜の無人の、無機質な建物が立ち並ぶこの場所で、剣や槍が激しくぶつかり合うのは恐ろしいまでに違和感がある光景だったに違いない。


結論だけ言えば、お互いにマスターを失うという結果になった。ライダーのサーヴァントも、そして僕も痛手は負っていたが、同時にお互いの目標が相手のマスターへと行き、その一瞬で相打ちとなった。


いや正確には相打ちではない。なぜなら既にライダーのサーヴァントはこの世界にいない。マスターを失い、この世界に留まるには彼は偉大すぎた。膨大な魔力をマスターから搾取することで保っていた現実の姿は既に消えうせた。


残ったのは、僕だけ。最悪な開戦と言える。
(4)2006/03/19 03:38:38
書生 ハーヴェイ
不幸中の幸いと言えばいいのだろうか、アサシンというクラスに召喚された僕は、たとえ魔力供給を立たれたとしても他のサーヴァントよりもこの現世に長い時間居座る事が可能だ。
この時間を使い、新たなるマスターと契約する事で僕はまだこの戦争に参加する事が出来る。

「・・・・・・ 」

息が漏れる。意識が消えると思えば痛覚で戻ってくる。その状況を繰り返している。

時間が経てばそれでも少しはましになる筈だ。だが時間が無い。魔力を回復に費やせば後が苦しい。どうすべきなのか。それを答えてくれる相棒というべきマスターは既にいない。

とは言っても共にいたのはほんの短い間であり、その刹那を大切に心にしまい感傷にふける、と残念ながら僕はそんな人間ではないようだ。
(5)2006/03/19 03:46:28
書生 ハーヴェイ
少し楽になったようで、またも剣を杖代わりに立ち上がる。どうやら何とか歩けるようだ。

「・・・・・・ 」

町を見回す。もはや戦争という単語とはかけ離れた世界。ここに暫く滞在するとなると、厄介な事が多そうだ。

心を落ち着かせ、丁寧に気配を消して行く。まるで闇に溶けていくように。


「アサシン」という汚名すら受け入れてまで参加した以上、負ける訳には行かないのだ。

その姿が消える瞬間、口があった箇所から白い息が吐き出され、それも闇に消えていく。


全てが、これから始まる。
(6)2006/03/19 03:51:53
書生 ハーヴェイ



          「Fate/Real Myth」


(7)2006/03/19 03:53:05
見習い看護婦 ニーナがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(見習い看護婦 ニーナは村を出ました)
(2006/03/19 12:20:00)
見習い看護婦 ニーナが参加しました。
見習い看護婦 ニーナ
[椎名束紗は樹那病院を出たところで、空を仰ぎ見た。

どんよりとした雲が空を覆っている。]

雨降ってきそう。
傘持ってこなかったんだよね。

買い物済ませたら早く帰ろうっと。
(9)2006/03/19 12:22:31
見習い看護婦 ニーナ
でも、ランサーって何食べるんだろう。
部屋の中散らかしてなきゃいいんだけど。

呼び出したはいいけど、ちょっと不安かなぁ。
私だって魔術得意ってわけでもないし、ランサーだってあんまり強そうに見えないって言うか……いくら英霊に歳は関係ないって言っても、見た目から来る先入観は大事だと思うのよ。うん。

[つぶやきながら歩く頭上に、小さな雨粒がぱらついてくる。]
(10)2006/03/19 12:26:33
見習い看護婦 ニーナ
あー、やっぱり雨降ってきた。

まあ、体は一緒のはずだし、普通のものでいいわよね。文句いったら食べさせなきゃいいわけだし。

よし、それでいこ。

[雨に濡れるのを避けるように走り出すと、商店街のほうへと*向かっていった*]
(11)2006/03/19 12:30:31
新米記者 ソフィーが参加しました。
新米記者 ソフィー
やっと帰ってきたわ。
(12)2006/03/19 16:06:38
新米記者 ソフィー
[祖父江 琉衣(そぶえ るい)愛称ソフィー は懐かしい我が家を見上げて安堵のため息を漏らす。
10年以上も留守にしていた為、庭は荒れ放題だが家のほうは使う部屋だけ掃除すれば住めない状況ではない]

当分は自室だけ使えるようにして、後は追々掃除をすればいいわね。

[...は、エプロンを身に着けると今夜の寝床確保のため*掃除にせいを出している*]
(13)2006/03/19 16:15:33
文学少女 セシリアが参加しました。
文学少女 セシリア
「むー・・・雨・・・」
午後の講義が急遽無くなって大喜びだったのに、突然の雨・・・
「傘はいつも持ってるからいいけど・・・」
そう言ってかばんからお気に入りの折りたたみ傘を広げ、くるくると回しながら大学の門を抜ける。
(14)2006/03/19 17:07:35
文学少女 セシリア
最愛の父が突然倒れたのは3ヶ月以上前のこと。原因は今だにわからない。
この町で一番大きい樹那病院に入院しているけど、今日は久しぶりの仮退院日。
「お父さんが久しぶりに帰ってくるのに・・・神様のばか・・・」
天を仰いで悪態をつく。私が偉大な魔法使いなら、この雨雲を吹き飛ばすのに・・・
そう呟きながら自宅近所に向かう*バスに乗り込んだ*
(15)2006/03/19 17:08:23
双子 リックが参加しました。
双子 リック
にゃふー。

うーん。天国だー。

って、俺が言うと洒落にならないじゃーん!
(16)2006/03/19 17:31:14
双子 リック
[彼は、畳の敷き詰められた和室に寝転がっていた。

その顔は至福に満ち・・・だらけきっていた。
小柄だが、中高生程度の年齢であろうと想像できた。

宿題をサボってだらける悪ガキ、そのものである。


のだが、彼こそは英霊たるサーヴァント。セイバーに次ぐ能力を持つともされる「ランサー」、その人であった。]



あぁ、もう、この、畳ってぇの?もう最高だぁ。
この香り、程よい固さ。癒し!
うんうん、ぶっちゃけ色んな事がどうでもよくなっちゃうね。

っつか、俺なんでここ出てきたんだっけ?


[ぱはー、と大口を開ける。・・・バカそうであった。]
(17)2006/03/19 17:48:43
双子 リック
えーと何だっけ。

…あーそうか、俺サーヴァントなんだっけ。

今日も愉快にランランランサー♪みたいな!




…。

…寂しい。
うーんマスター早く帰ってこぉい。切ないぞぉー。
(18)2006/03/19 17:52:11
双子 リック
よっこら、しょ…っと。

[のっそりと立ち上がる。窓の外を見る。]

…平和だなぁ。
こんなところで争わなくたっていいよ。うんうん。
ぶっちゃけめんどいし。


…腹減ったなぁ。
なして腹減るのよ。おかしいじゃん。霊なのに。

ま、こういう時は寝るに限るね。
まぁまぁ、今はとりあえずマスターは無事でござんしょ。
大体「ついてくるな」って言われてるし、しょうがないよね。体力を温存しておかないといけないよね、こういう時はね。

うんうん。

[ぶつぶつ一人で言い訳を呟きながら、いそいそと*畳の部屋へ向かった。*]
(19)2006/03/19 18:08:33
墓守 ユージーンが参加しました。
墓守 ユージーン
-樹那森林公園-

はぁ……。

[中村大祐は無気力な顔で木々を眺めている。]
(20)2006/03/19 18:20:42
お嬢様 ヘンリエッタが参加しました。
お嬢様 ヘンリエッタ
「ん…」

 静かな部屋の片隅で、それはシーツにくるまった姿のまま佇んでいた。
(21)2006/03/19 19:34:13
お嬢様 ヘンリエッタ
 一見するとまだ、あどけなさの残る少女。
 それが人の全てを凌駕した力と身体を持つ英霊だと、誰が思おうか。

「くい、もの………」

 そんな一言をぽつりと洩らし、それはただ、主の帰りを待ち続けた。

『ここで、大人しくしていねて』

 その指示のとおりに、立ち上がることさえなく。何故ここで待たねばならないのか、その意味さえ考えることもなく。

 ただただ、主が戻ってくるまでの時間を、漠然と*待ち続けていた。*
(22)2006/03/19 19:35:54
雑貨屋 レベッカが参加しました。
雑貨屋 レベッカ
[いつものように慌しく帰路を急いでいた。

安倍麗香……名前をもじってレベッカ、と友人たちに呼ばれている彼女は、ふとこの間帰省したときに祖父からもらった封筒がそのまま鞄に入っている事を思い出し、駅前の交差点を右折する。

――麗香や、我が家の遠いご先祖は高名な陰陽師だったのじゃよ。
麗香にも、その血が流れているのかのう。――

帰省の折、偶然見た夢で祖父の事故を予知し、未然に防いだ孫娘に目を細め、祖父はそう言って大切そうに封筒を彼女に手渡したのだった。]
(23)2006/03/19 20:16:21
雑貨屋 レベッカ
お爺ちゃんたら、あんなに大切そうに……。
そりゃあ、お爺ちゃんにとっては私は命の恩人なのかもしれないけど、何だか水臭いじゃない。

[祖父は封筒を手渡しながら麗香にこう言ったのだった。

――この中には、一族に代々伝わりご先祖が書き写してきた陰陽道の術が書かれておるのじゃよ。
これは、わしのひい爺さんが書き写しておった書物をわしが転記したものじゃ。
お前さんに、やろうかの。――

帰省の時に持っていた鞄をそのまま持っていた事を思い出した麗香は、封筒を受け取った時に興味本位で捲ったページに書いてあった文字を思い出していた。]

……まさか、ね。うふふ。
(24)2006/03/19 20:23:10
雑貨屋 レベッカ
[川原には、人っ子一人姿は見えなかった。それもその筈。
麗香は適当な空き地に車を停車し、ワイパーを止めるとエンジンを切る。
薄暗い中、ゆっくりと封筒から書物を抜き取る。]

……本当に、こんなこと出来るのかしら。

[麗香は、くすくすと笑いながら辺りを見渡した。雨に煙る川辺は、少々酔狂な事を行うには十分すぎる好条件だ。ひとつ頷き、再び書物に視線を落とす。]

ふむふむ。
……こうして、こうして、こう、ね。
っと、これを忘れてはいけなかったわね。

[ハンドバッグから、ピルケースを取り出した。中には粗塩が入っている。やはりハンドバッグから取り出した筆ペンの先に一撮みの粗塩を乗せ、取り出した短冊に書物にあった記述を書き写す。]

――十二神将ヶ木の気――
(25)2006/03/19 20:31:47
雑貨屋 レベッカ
[雨はシトシトと降りしきっている。今ほど書き記した短冊の墨が流れないように気を配りながら車を降りると川原の平らな場所まで歩く。冷たい雨が麗香の頭や顔を容赦無く洗う。]

……雨は生憎だったけれどまあ、いいか。
この辺でいいわね。

[砂利が少なく土肌が露になっている場所に立ち、そこらに転がる棒切れを拾い上げると、ゆっくりと大きな線を地面に描き始めた。

先ほど書物で読んだとおり……
ひとつ、
ふたつ、
みっつ、
よっつ、
いつつ。
……まっすぐな5つの線が交差して作り上げた五芒星形……晴明桔梗印。

5つの線を丁寧に結すぶと、丁度雨は小降りになった。麗香は、晴明桔梗印の正面に仁王立ちになると先ほどの短冊を取り出し胸高に掲げた。]
(26)2006/03/19 20:41:54
雑貨屋 レベッカ
【こんな準備だけで、本当に十二神将の聖獣、青龍を召喚出来るのかしらね……】

[到底信じている訳ではないが、生来の興味本位が先に立った。もし本当に召喚してしまったらどうしようと思う反面、何事も起きずに苦笑して地面の印を靴で消す自分の姿が容易に予測出来るのが可笑しかった。

軽く頭を左右に振ると、すぅっとお腹に息を吸い込んだ。

――精神統一

頭の中が、不意に何かが割れるような苦痛と痛みとに満たされる……。]
(27)2006/03/19 20:47:40
雑貨屋 レベッカ

★森羅万象の理に基づき陰陽師安倍麗香ここに契約を交わさん急急如律令青龍召喚ッ!★

 
(28)2006/03/19 20:49:30
吟遊詩人 コーネリアスが参加しました。
吟遊詩人 コーネリアス
 冷たい閃光が一瞬奔った。
 それは収束して、人の像を取った。
 眼を細め、『彼』はゆっくりとその空間を把握し、そして幾らか呆れたように呟いた。

「吾が、まさかキャスターとして召還されようとは。
 何とも壮大な無駄もあったものだ」
(29)2006/03/19 21:03:11
雑貨屋 レベッカ
っ!

え?えええ、えええーーーーっ???!

でっ、でた?
せっ、せいりゅ……



あれ?

[呪文とともに空を待った符呪は閃光の中に吸い込まれて消えた。
目の前に現れたのは、自分が想像していた"青龍"とは異なる……人の姿だ。
混乱と驚愕に目を丸く見開いたまま、麗香は腰を抜かすようにへたりとぬかるんだ地面に腰を落として、召喚された人物を見上げた。]
(30)2006/03/19 21:06:58
吟遊詩人 コーネリアス
[麗香を見すえ、薄い唇に軽い笑みを浮かべた。
しなやかに長身を屈して一礼した。
その動作はただただ典雅なようにも、どこか嘲りを含んでいるようにも見えた。]

其方が、この度の吾が主殿か。
しかし、キャスターを望むのであれば、吾を召還したのは誤りであったな。
往古の魔法使いを召還し、術策を以て勝とうと考えたのだろうが。
吾にはそれほどの魔術の才など無いぞ。
確かに魔力だけはクラス基準を満たしているかもしれぬが……。
まあよい。
吾は何をするべきなのだ?
陣を築き、千人から気を吸い、百人の傀儡を造って、愚かな挑戦者を迎え撃てばよいか?
それが其方の命令なら、従う外はないが。期待せぬがいい。
吾の能力ではそう成果は上がるまい。
(31)2006/03/19 21:09:49
雑貨屋 レベッカ
[目の前に現れたその美麗の君は、耳に快く響く声音でただただ、意味の判らない話をしだした。
彼の話は麗香の耳を通り抜ける。ただ、呆然と口を開けて見上げていたが、彼が話し終えた様子にようやく首を振って立ち上がった。]

ちょっ、ちょっと待ってよ。
私、一体何を召喚しちゃったわけ?

私が召喚しようと思ったのは青龍……青龍だった筈なんだけど。
貴方って、もしかして、青龍?なわけ無いわよね。
(32)2006/03/19 21:14:43
見習い看護婦 ニーナ
[自宅までは歩いて15分ほど。買い物袋を腕に提げ、一人雨を生む曇天を眺めていた。]

傘かって帰ったほうが早いかな。
でも無駄な買い物はしたくないし。
せっかく卵が三割引だったのに、意味なくなるもの。

でもこのままここで立ち尽くしてるのもね。

[意を決して雨の中に出ようとしたとき、何かに気づいて辺りを見渡した]

なんだろ。雨が降ってるからかな……ちょっと寒気。
まあいっか、早く帰って風邪引かないようにあったまろうっと。

[思い直して、雨の中へと駆け出していった。]
(33)2006/03/19 21:16:32
吟遊詩人 コーネリアス
[眉をひそめて、麗香を見つめた。]

龍……。
龍にまったく由縁がないとは言わぬが。
あいにく、吾は東海竜王ではないな。

其方、サーヴァントとして吾を召還したのではないのか?
(34)2006/03/19 21:19:38
雑貨屋 レベッカ
……サーヴァント?

[脳内に、ちくりと痛みが走るような錯覚を覚える。]

【そうだ……この街は古より聖杯争奪戦の行われた場所にある。
でも私は魔術師なんかじゃ……魔術師…。】

あっ!
貴方、もしかしてキャスターのサーヴァント……。

嘘っ、私がどうしてサーヴァントを召喚してるのっ。

[脳内をぐるぐると疑問符が巡る。一旦小降りになっていた雨が、また激しく降り出す。]

取り敢えず、ここで立ち話もあれよね。
ええと……家でゆっくり話を聞かせてくれないかしら。

[目の前に佇む彼にそう尋ねると踵を返し、川原の傍らに停車していた車に向かって小走りに走り出した。]
(35)2006/03/19 21:26:54
文学少女 セシリア
「・・・ただいま。」

そう力ない声で自室のドアを開け、そしてベッドに倒れる。
「ずっと、ずっと楽しみにしてたのに・・・」

[まことは枕に顔を埋めて泣いた]

それは楽しみにしていた父の仮退院が主治医の手違いで先延ばしされる事になったから。
しばらく泣いていると、

コトッ・・・

[まことは起き上がり、目尻に溜まっている涙を拭いた]
何か物音に気付き、その音のほうを見る。

「バーサーカー・・・もしかして。今朝のお願いどおりそこにじっとしていたの?」
(36)2006/03/19 21:29:36
吟遊詩人 コーネリアス
[呆気に取られていたが、やがて軽く声を立てて笑い始めた。
明るい声だった。]

何と。こんなマスターが居ようとは。
やれやれ。聖杯戦争は、もう始まっていように。

[ゆっくりと麗香の後を追って歩き出した。]
(37)2006/03/19 21:34:47
雑貨屋 レベッカは、吟遊詩人 コーネリアスを車に乗せると、自宅のマンションに*向かった*
2006/03/19 21:38:35
お嬢様 ヘンリエッタ
 トントントントントン…

 階段を登ってくる足音に振り返る。その匂いには覚えがある。主だ。扉を開け入ってきたその姿を見て「き…」と笑みを浮かべる。
 だがしかし、主たる女はこちらを見るでなく、ベッドへとその身を投げ込んだ。

「…?」
 首を傾げ、様子を伺う。
 どうすればいいのだろうか。大人しくしていろとの指示はまだ撤回されていない。

「………。」
 動くなといわれているわけではない。平常時、僅かばかりに許された知能で考え、それは主の傍へ寄ろうと立ち上がり…

 こて。

 倒れこむ。半日、身動ぎもせずいたのだ。身体が動かぬも至極道理。
 力の入らぬ腕を無理に動かし半身を起こした頃、主に「バーサーカー」と名を呼ばれ視線を向ける。

「・・・もしかして。今朝のお願いどおりそこにじっとしていたの?」

 その言葉に、こくりと頷いた。
(38)2006/03/19 21:52:22
学生 メイが参加しました。
学生 メイ
-樹那町・西の郊外・霊光院-

[聖杯戦争が始まる。

 少女はまるで祈るように床に膝を付き、両手を組んでいた。
 魔術師でなくとも、マスターにはなれる。サーヴァントさえ無事に召喚できれば。]

私は…絶対に聖杯を手に入れる。

…そうして…。

[何かを言い澱むと、少女は床に描かれた陣をじっと見詰めた。]

…召喚なんて初めてだけど。
見よう見まねでどうにかなるよね?

[不安を振り切るように、少女は緩く頭を振った。
 もうここまできたらなるようにしかならない。
 もしサーヴァントを上手く召喚できなければ…その時はそれも運命なのだと思おう。
 とにかく、最高の努力だけを。今自分に出来ることは、それしかない。]

お母さん。
おばあちゃん。
見ていて。
私は…この聖杯戦争で必ず聖杯を手にして…そして解き放たれるの。

[もう躊躇っている時間はない。
 こうしている間にも他の誰かにサーヴァントを召喚されてゆく。

 少女は、どこか沸き立つ心を落ち着かせるように、瞳を閉じた。]
(39)2006/03/19 22:06:24
文学少女 セシリア
今朝、この部屋を出て行くときにバーサーカーに言った言葉・・・
『ここで、大人しくしていてね』

そう、それを守りつづけていた事を思い出した。
「ご、ごめんなさい。動かないでって言ったつもりじゃなかったの。」

[そういってバーサーカーの元に駆け寄った]

「ずっとここにいたって事は、何も口にしていないよね。
 本当にごめんね。大丈夫?立ち上がれる?」
(40)2006/03/19 22:09:08
お嬢様 ヘンリエッタ
 ゆっくりと身体の調子を確認しつつ、身を起こす。二つの脚に力をいれ、床を踏みしめてみる。

 大丈夫、問題ないと言うようにゆっくり大きく頷くと、バーサーカーをくるんでいたシーツがはらりと落ちる。
 細く、しなやかな身体はなにもまとってはおらず、露わになった姿は少女ではなく、引き締まった少年のそれであった。

「くい もの…」
 そんな自分の姿を気にもとめず、彼は己の欲求を素直に口にしたのだった。
(41)2006/03/19 22:16:05
学生 メイ
[緊張のせいか、まだ寒い時期だというのに汗を掻いているようだった。
 しっとりと濡れたシャツの襟元が冷たい。
 
 …集中せねば。
 
 少女は、小さな声で詠唱を始めた。]


ナウマク・サマンダ・ボダナン・インダラヤ・ソワカ
ナウマク・サマンダ・ボダナン・インダラヤ・ソワカ

悠久の刻の流れを遮断し、主が命じる。
剣に光を見る者、穢れ無き力を我に与え給え。
我が剣は、愛。其が剣は、正義。

開け、冥宮の門。
忘れし現の姿を、ここに―――!
(42)2006/03/19 22:23:09
見習い看護婦 ニーナ
[ようやく家までたどり着き、濡れた髪の毛を気にしながら玄関の鍵を開けて中へと入る。]

ただいまー。
ごめんねランサー、雨が降ってて遅くなっちゃった。
夜は卵が安かったからオムライス作ろうと思うんだけど……。

[家の中は静まり返ったまま。]

…返事がないわね。
どこか行くってことはないだろうし。

[荷物をキッチンに置くと、濡れた上着を椅子へとかける。洗面所へと向かいながら、ランサーの姿を探した。]
(43)2006/03/19 22:52:07
学生 ラッセルが参加しました。
学生 ラッセル
[鋭い音と共に何も存在しなかった空間に人影が現れる。

最初は薄い影の様な物だったソレが、ゆっくりと実体を持ち始め、そこに一人の男が現れた。

その男はゆっくりと周りを見渡した後、眼前の女に視線を向け、口を開いた。]
(44)2006/03/19 22:55:49
学生 ラッセル
……見たところ、アンタが俺のマスターかい?
(45)2006/03/19 22:56:50
文学少女 セシリア
「わわっ、と、とりあえずシャツだけは着よ。」
まことは慌ててクローゼットにある収納ケースからTシャツを渡す。

「あ、あとは食事ね。本当に悪い事しちゃったから急いで頑張って作るね。
 今日は家に誰もこないから居間で一緒に食べよ。」

[まことは部屋のドアを開き、そうバーサーカーに*呼びかけた*]
(46)2006/03/19 23:04:12
学生 メイ
[何かが弾けたような音が室内に響き、少女は驚いたように顔を上げた。
 先程までなかった筈のものが、そこにはあった。]

…サーヴァント?
ほんとに?

…成功、したの…?

[どう見ても、少年にしか見えない彼の姿を少女はまじまじと見詰めてしまう。
 そして少年が喋ったことに尚一層目を丸くし。
 それでもこくこくと頷いた。]

…多分そうだと思うんだけど。
えっと…とりあえず貴方のクラス、聞いてもいいかな。

[少女は少し躊躇いながらも目の前の少年に向かって尋ねた。
 
 ―――最強のサーヴァントと聞かされていた、セイバー。
 それを、本当に召喚できたのかと確認するために。]
(47)2006/03/19 23:04:15
学生 ラッセル
[男は、眼前の自分の質問に不安気に答える少女から確かに感じる魔力の流れを確認すると、楽しげに笑った]

なるほど、結構俺はツイてるみてぇだな。
アンタみたいな見目麗しい奴がマスターだと、自然とこっちも気合が入るってもんだ。

[下卑た物でもなく、ただ単純に現在の状況を喜ぶ笑みを浮かべた後、男は少女の前に膝をついた]

サーヴァント・セイバー、確かに契約の元にココに召喚された。
これより我が剣は、主となった汝が我が信念に背くまで共にあることを誓おう。

……とまぁ、重苦しいのはココまでにしようか。
聞いたとおり、俺のクラスはセイバーだ。
俺の事はセイバーと呼んでくれりゃいい。

んで、俺はアンタの事をなんて呼べばいいんだ?マスター?
(48)2006/03/19 23:16:05
書生 ハーヴェイ
-樹那町森林公園-
[少し眠っていたようだ。昨晩の間に何とかこの公園にまでたどり着いた。
 前のマスターから与えられた黒皮のつなぎを気に入ってまだ着ているが、残念ながらライダーと戦闘で左わき腹の部分が裂けてしまっている。
 剣は現在長い筒に入れて持ち歩いている。現世では帯刀している姿は異様らしい。
 この筒に入れていると、大工か絵師に間違えてもらえるそうだ。
 とりあえず血を洗い流すため、噴水の水をすくう]

傷は・・・・・・ とりあえず塞がったか。
あとはマスターさえ見つかれば、といった所か。

[と口にすると同時に、腹の虫が鳴る。どうやら現世にいる以上、空腹と睡眠からは逃れられないようだ]

あと、飯か。
厄介な事ばかりだな。

[と、すぐ近くに人の気配を感じる。若干ながら、魔力も。どうやら森のほうから感じるようだ]

・・・・・・ 敵では無い事を、祈っておこう。

[その気配の方へと慎重に歩いていく]
(49)2006/03/19 23:25:41
墓守 ユージーン
……。

[大祐は雨に濡れる事にも関心がないといった様子で放心している。]

加奈……。

[そして一言だけ、既に存在しない人の名をぽつりと呟いた。]
(50)2006/03/19 23:27:14
学生 メイ
[同い年くらいにしか見えない少年に告げられた言葉に、少女は「そんなこと言っても何も出ないわよ」とからりと笑うと、漸く安堵したように胸に手を当てた。

 ―――セイバー。
 …まさか本当に引き当てることができるだなんて。

 少女は膝を付いた少年の前で自分もしゃがむと嬉しそうに笑った。]

そう。
セイバーなのね。
私は、成宮芽生。メイって呼んで。

[しゃがんだまま、芽生はセイバーに向かって右手を差し出した。
 これからよろしく、と言うかのように。]
(51)2006/03/19 23:28:06
お嬢様 ヘンリエッタ
[渡された長めのTシャツを暫く眺めていたが、やがてもぞもぞと身体を潜らせ着込んだ]

くいもの…

[主の言葉に嬉しげに頷き、幾分軽い足取りでいざなった主の元へと*駆け寄った*]
(52)2006/03/19 23:33:15
書生 ハーヴェイ
-樹那町森林公園・森-
[森の中に、雨の中で一人たたずむ人間の姿を発見する。
どうやら浮浪者のようだ]

ならば、斬って魔力の糧にするか・・・・・・ ?

[その選択肢は有りえた。だが何故だろう。
その男から感じる微かな魔力もだが、それ以上にその虚空を見つける瞳が気になった。

その男と、少し話がしたくなった。不思議な感情だ。
その男に声をかけるべく、ゆっくりと近づいていく]


・・・・・・ 君はこんな所で何をしているんだ。
それとも、今誰かの名前をつぶやいていてようだが誰かと待ち合わせをしていたのか?
(53)2006/03/19 23:33:23
学生 ラッセル
オーケー、これから宜しく頼むよ、メイ。

[セイバーはメイの手を取ると立ち上がった]

さて、サーヴァントは本来、マスターにのみ、己の真名と宝具を明かすんだが……

ちっとわるいが、聖杯から貰った情報によると、どうやら俺はこの国ではあんまり知られていねぇ英霊みてぇだな。

英霊の力は召喚された土地での知名度による所が大きいんだが……そういう意味ではちっと期待にこたえれるかわからねぇなぁ。

ちなみに、俺の真名は"シグルド"だ。
法具は……これは正体を知られるデメリットがあまりにも大きすぎるんでね、今の所は秘密にさせておいてくれ。
(54)2006/03/19 23:36:53
墓守 ユージーン
[大祐は話し掛けてきた人物の方を力なく振り返り、幽鬼のようにふらりと立ち上がった。]

……何を?……何も、俺には何も無い。
加奈は……もういないんだ。

[相手に対する関心など無いかのように、再び虚空を見つめた。]
(55)2006/03/19 23:38:21
書生 ハーヴェイ
いない・・・・・

それは、死んだという事か。

[生前の自分の姿が脳裏に浮かぶ。辛い死別も多かった。この男もまた同じなのだろう]

その加奈という女性の最後を看取ることは出来たのか?
(56)2006/03/19 23:42:10
墓守 ユージーン
死んだ……そう、加奈は死んだんだ。
そして俺も……。

[無気力に返答し、素朴な疑問を続けた。]

……あんた、俺に何か用があるのか?
言っておくが、俺には何も無いぞ。
(57)2006/03/19 23:47:20
書生 ハーヴェイ
[本来の回答ならば「無論、用がある」だろう。
だがその煮え切らない返答に反応して血液が頭に上っていく感覚に見舞われる。この癖は生前と変わらないらしい]

その加奈という女性は、自分が死ぬ事で君も死ぬことを願ったのか?
なんと情けない男だ。その女性の分まで生きるという発想はないのか?

僕ならば、その子の分まで戦うだろうな。それが生き残った者の義務だ。


・・・・・・ いや、もう一つ選択肢はあるか。
自分の命よりもその加奈という女性の命のほうが大切、だというならばな。
どちらにしても、今の君では話にならん。全くふがいない。
(58)2006/03/19 23:56:32
学生 メイ
[手を取られてセイバーと共に立ち上がると、芽生は不意に左の下腕部に痛みを覚え、慌てて服の袖を捲った。
 そこにあったのは、浮かび上がる令呪。
 改めて自分がマスターになったのだという喜びを噛み締めるように、彼女はセイバーを見てにこりと笑う。]

うん、よろしくねセイバー。

[余程嬉しかったのだろう。
 召喚した時に大量に自分の中に宿る何かをごっそりと持っていかれたような感じがして酷い倦怠感が全身を支配していたが、そんなことは気にもならないようだった。
 だが告げられた真名に、芽生は少しだけ困ったように柳眉を寄せる。]

…シグルド?
…ごめんね。聞いたことのない名前みたい。

…あ、あとね…期待に応えられないのはきっと私も同じなんだ。
私、魔術師じゃないの。
お母さんは魔術師だったんだけど、私はお母さんから刻印を受け継いでいないから。
だから、自分がどの程度聖杯戦争でマスターとしてやっていけるかなんて、解らないの。
ごめんね、セイバー…。

[申し訳なさそうに芽生はセイバーから視線を外すと、それを床に落とした。]
(59)2006/03/19 23:56:44
学生 ラッセル
[落ち込み始めたメイを暫く見詰めた、セイバーは何でもなさそうな口調で己のマスターに喋りかけた]

なぁに、そう落ち込むこともねぇさ。

メイは確かに俺のマスターで、俺に魔力を送ってくれている。
それだけで俺に取っちゃ十分だからな。

言い方は悪いかも知れねぇが、本来サーヴァントなんて人間にはどうしようもねぇ存在なんだ。

メイは安心して、俺が勝つのを見守ってくれていればいい……だろ?

[だから落ち込む事はない。そのように言い聞かせるようにセイバーは笑った。]
(60)2006/03/20 00:07:46
墓守 ユージーン
[男の言葉にぴくりと反応する。
初対面で自分の心にずかずかと入り込む姿に、何故か亡き妹の姿を重ね、不思議と目の前の男に興味を持った。]

なるほど、な……。
あんたの言い分はもっともだ。

【あいつも同じ事を言うだろう。】

それでも、俺にはあいつしか居なかった。
親父とお袋が居なくなってからは、あいつが俺の全てだった。
あんたの言う通りだ。
俺にとっては、加奈……妹だけが生き甲斐だったのさ。
それさえ奪われ、俺に何が残っているというのか。

あいつが死んだ時に、俺という人間も死んだんだよ。
(61)2006/03/20 00:16:21
学生 メイ
[元々立ち直りやすい性格なのか、少女はぱっと顔を上げるとセイバーの背をぱしんと軽く叩いて、からりと笑って見せた。]

確かにそうよね。
でも魔術師なら色々力になれるのかなって思ったの。
実際のところどっちだって変わらないのかな。
あ、そうそう、私これでも一応身のこなしは軽いほうなの。
一撃を交わすくらいならなんとか出来ると思うんだ。
魔術も使えないし…せめてできるだけ足手纏いにならないようにはするね。
だからその後はセイバー、アンタに任せたっ!

[だって絶対勝つんだから。
 笑みを消した表情で、芽生は小さく呟く。
 そしてその決意を確かめるように掌を強く握り締めた。]
(62)2006/03/20 00:20:12
書生 ハーヴェイ
・・・・・・

[ようやく気がついた。何故この男に興味を持ったのか。

そう、あの瞬間の僕はこの男と同じ眼をしていた。だからなのだ]


・・・・・・ 手を出してみろ。もしかしたら、僕は君が望むものを取り戻す機会を与えられるかもしれない。
(63)2006/03/20 00:25:06
墓守 ユージーン
[男の提案に首をかしげる。]

望むものを取り戻す……?

……。

今の話を聞いていたんだろう?
妹が居なくなった時点で、俺の望みは全て潰えた。
もう、望みなんて残っちゃいないさ。

……どんなに望んでも……あいつは帰ってこない。
(64)2006/03/20 00:30:33
学生 ラッセル
[突然、先ほどまで落ち込んでいたマスターに背中を叩かれ、呆気にとられた後、呆れたようにため息を吐いた]

ったく、えらい立ち直りがはええ奴なんだなぁ、俺のマスターは。
ま、いつまでもウジウジ悩んでるような奴より数倍ましだけどな?

さぁて、それじゃそろそろ行くんだろ?メイ。

[何をしに行くのかとは言わない。
己がこの場にいるという事は、する事など自ずと決まっている。
その為に、本来存在するはずもないこの時代に自分はいるのだから――]
(65)2006/03/20 00:32:53
書生 ハーヴェイ
資格が、あるなら。

妹が帰ってくるかもしれないと言えなくもない。

[右手を出し、その手を出すのを催促する]

その手を出すか出さないか。
君が自分の運命を変えようとする意思があるかという事だ。まあ信じられない話だろうが、ただ君はこのまま生きていても価値がないのだろう?
万に一つを信じて、その手を前に出してみたらどうだ?
(66)2006/03/20 00:36:16
学生 メイ
[まぁね、と少女は肩を竦めてみせた。
 本当は色んな事を深く考え始めるとどこまでも沈んでしまう。
 だから無理にでも笑う。
 それだけのことだったが、わざわざ彼に告げる必要もない。
 自分を侵すもののことなど。

 そして少女は、そんなことは微塵も表には出さないままに、今度は大袈裟なくらいに溜息を吐いた。
 まるでやれやれとでも言いたげに。]

行くって、何処に?

アンタね、私のサーヴァントなら解らないの?
今の私の中身、空っぽなの。
アンタを召喚しただけで今日はもういっぱいいっぱいよ。
そんな私を何処に連れてこうっての。
寝室以外は丁重にお断りするわよ。

[芽生は酷く憮然とした表情でそう言い放つと、まったくもー、と、手を額に当てた。]
(67)2006/03/20 00:43:47
墓守 ユージーン
[男の真意は依然として理解が出来ない。が、『妹が帰ってくる』という言葉は妙に引っかかる。
それは4年間どんなに望んでも得られなかったものだった。]

ふ……ん。
あんたの言う通り、俺はこのまま生きていても価値は無い。

……いいだろう。
どんなジョークか知らないが、付き合ってやろうじゃないか。

[大祐は名前も知らない男の荒唐無稽な提案に従って右手を差し出した。]
(68)2006/03/20 00:44:48
書生 ハーヴェイ
[右手でその男の右手に触れる。
少しだが、魔力をその右手に込める]

・・・・・・ そういう事か。

[また過去にその回路に干渉した形跡がある。
だがそれ以上に驚くべきは非凡な魔術回路の量だ。
親族にもし魔術師がいたとしたら、その家系を辿れば稀代の魔術師に当たるかもしれない。
だが、魔術刻印があるようには見えない。
となると自分の家系が魔術師であると知らないのではないかと推測出来る]
(69)2006/03/20 00:53:47
書生 ハーヴェイ
どうやら資格はあったようだ。
あとは君が命をかけるかどうかだ。

問う。

君は僕と一緒に戦う意思があるか?
賭けるのは君の命。

報酬は、その加奈という女性の蘇生だ。

これは2人1組でなければ参加できない、いわば「戦争」だ。死ぬ可能性は高い。勝利条件は僕と君の生存だ。

どうする?
(70)2006/03/20 00:53:55
学生 ラッセル
[セイバーは己のマスターの言葉に反射的に驚愕の言葉を吐いた]

はっ!?

ああそうか、メイはこの気配を感じねぇのか。

……近くに来てやがるぜ?サーヴァントがな。

まぁ、確かに召喚直後じゃ、動くのもちと辛いかも知れねぇな。
なんなら俺だけで行ってもいいが……どうする?
(71)2006/03/20 00:55:04
書生 ハーヴェイ
・・・・・・

[近くに巨大な魔力を察知する]

【どうやら、くつろいでいる暇はないみたいだ】
(72)2006/03/20 01:02:22
墓守 ユージーン
[右手に不可解な熱を感じる。]

……これは?……資格……?

[続く男の言葉に耳を疑う。]

加奈が生き返る……だと……?
そんな奇跡が起きるのか?
俺が命をかけるだけで……?

[理解を超える状況に混乱しながらも、ただ一つの願いは際限なく膨張する。]

……何を求められているのかは知らんが。
いいだろう。

戦って取り戻せるのなら、どんな戦いも受け入れよう。

[大祐は本来の意思力を取り戻し、目の前の男に答えた。]
(73)2006/03/20 01:05:29
学生 メイ
[近くに来ている、という言葉に、芽生は不安気に辺りをきょろきょろと見回した。
 魔術師でもない自分が目を付けられていたとは思えないが―――

 ―――まさかあそこが―――

 頭に浮かんだそれを打ち消すように、芽生はふるふると頭を振る。]

そういえば、魔術師は魔術師の気配って解るんだっけ。
お母さんやおばあちゃんが、時々そんなこと言ってた。
けど、ごめん。私には解らないよ。

…近くに来てるって言うのなら、私も行く。
ちょっとくらい動きが鈍くたって、一人でなんて行かせないわよセイバー。
(74)2006/03/20 01:06:37
書生 ハーヴェイ
・・・・・・ 分かった。これからは暫し運命共同体だ。よろしく頼む。

僕の言葉を復唱してくれ。


“告げる。
 汝の身は我の下、我が命運は汝の刀。 聖杯のよ
るべに従い、この意、この理に従うのなら。
我に従え。 この命運、汝が刀に預けよ”
(75)2006/03/20 01:09:08
学生 ラッセル
オーケー、それじゃ行くとするか。
……これが、俺達の聖杯戦争の幕開けだ。

[セイバーは、メイと共に外へと出た]
(76)2006/03/20 01:11:23
墓守 ユージーン
……?

告げる。
汝の身は我の下、我が命運は汝の刀。
聖杯のよるべに従い、この意、この理に従うのなら。
我に従え。
この命運、汝が刀に預けよ。

[男の言葉を、意味もわからずになぞった。]
(77)2006/03/20 01:12:04
書生 ハーヴェイ
”アサシンの名の下に誓いを受ける。
君を我が主として認めよう”

[大祐の右手が光り輝き、令呪が出現する]


契約完了だ。
(78)2006/03/20 01:15:13
学生 メイ
[幕開け。
 その言葉に自然と何かが引き締まるような思いがした。]

うん、セイバー。
行こう。
そして、絶対に勝つの。

私は魔術師の気配を辿れない。
だからセイバーがサーヴァントを追って。

[外に出れば、満たす寒気により一層気持ちが引き締まる。
 そして芽生は、セイバーの後を追うように走り出した。]
(79)2006/03/20 01:20:06
墓守 ユージーン
[瞬間、右手に先程とは次元の異なる熱が走った。
見たことも無いカタチのそれは、何故か懐かしささえ覚える。
何も判らない。何も理解していない。
それでも、大祐は不可思議な現象を受け入れていた。]

アサシン……それがあんたの名か?
随分と物騒な名前だな。

まあいい。
俺の望みを叶えられるなら、魂だって売るさ。

運命共同体と言われてもピンと来ないけどな。
(80)2006/03/20 01:24:14
書生 ハーヴェイ
・・・・・・ 細かい説明をしてあげたいが、どうやら悪い状況になったようだ。
残念だが敵に見つかった。今の君は確実に足出まといになる。

今日は一度解散しよう。全力でここから去ってくれ。敵は北から来るようだな、出来れば南のほうに行ってくれ。
本来この戦争に参加している者に出会ってしまうと悟られ危険になるからできるだけ離れないほうがいいが、今の君は魔術師ですらないからな。よほどの事がない限り大丈夫だろう。

さあ、早く。

[その瞳は北の方角を凝視している]
(81)2006/03/20 01:33:07
墓守 ユージーン
[男の言葉はさらに不可解さを増している。
が、同時に彼の声から深刻さを感じた。]

どうやら、俺の知らない世界みたいだな。
奇跡を起こすっていうんだ、それくらい当然だろう。

わかった、今夜はここで別れよう。
忠告にも従う。
明日、またここで会おう。

[大祐は、それだけ告げてアサシンと名乗る男に背を向け、4年間避け続けた自宅に向かって*歩き出した*。]
(82)2006/03/20 01:39:17
学生 ラッセル
[気配を頼りに森の中を駆け抜ける。
悪い足場も、行く手を遮る木々も足を遅める事すら適いはしない。

しかし……]

メイ、大丈夫か?

[彼の後方、マスターの役を担う彼女にとってはそうは行かなかった。
目指す気配がその場から動いていないのを確認して、若干進む足を緩める。]

なんなら、担いでいってもいいんだがな?
(83)2006/03/20 01:42:42
書生 ハーヴェイ
[去り行く彼の背中を眺め、はたと気づく]

名前を聞き忘れてしまったな。
まあ、いい。ともかく今はこの戦いに生き残る最善の策を取るべきだ。

[それに彼を死なせたくない、そんな感覚に陥っている自分に苦笑した]


さて、とりあえず時間稼ぎが目標だな。

[体に魔力が徐々に戻っていく感触。
これならば少しははれるだろう。
筒から剣を取り出す。その柄に手をかけると、体中を魔力が駆け抜けるような感覚に見舞われた]
(84)2006/03/20 01:46:51
学生 メイ
[森を駆け抜ける足は矢張りいつもより重い。
 普段なら…そう、呪われた血を引く自分なら、ついていけるスピードなのに。
 思っていた以上に体力を奪われているらしいことに、芽生は小さく舌打ちをした。
 足手纏いにならないようにすると言っておきながらこれでは本当にただの足手纏いだ。]

…オン・マケイシラバヤ・ソワカ
オン・マケイシラバヤ・ソワカ…

[疾走する足を止めないままに印を結び、真言を唱える。
 完全に回復させることはできなくても、これで少しは持つだろう。
 そして自分を気遣ってか速度を落としたセイバーに、少し荒めの呼気を紡ぎながらも少女は笑んだ。]

お姫様抱っこで駆け抜けてもらうのも悪くはなさそうだけど、まだ平気。
それよりサーヴァントは?
この森に居るの?
気配は大分近い?
(85)2006/03/20 01:54:12
学生 ラッセル
それは残念だな。
ああ、もう目の前だ……

[セイバーはそう言うと足を止めた。
十数メートル先に、剣を持った男が居る事を視覚が知らせる。]

よぉ、ハジメマシテ……とでもいえばいいのかねぇ?

[目の前の男、自分と同じ"人の形をした人で無い者"を軽く睨みながら片手を真横に上げる]

もっとも、挨拶してもスグさようならって事になるんだがな。

[上げた手の中に黄金色の光が走り、一瞬にして両刃の剣が握られる。
虚空より現れたその剣は、鈍く光りながら空を斬る]
(86)2006/03/20 01:58:28
学生 メイ
[何が残念なのよ、と言いかけたところで急にセイバーがその足を止め、慌てて芽生は自分もブレーキを掛けた。
 
 …目の前に立つ男。
 解る。人間じゃない。セイバーと同じ。
 人間のようでいて…]

…こわい。
(87)2006/03/20 02:03:25
書生 ハーヴェイ
・・・・・・ はじめまして、か。
中々良い台詞だ。

[心の中で舌打ちをした。どうやらババを引いたらしい。
前回のライダーと言い、どうも運が悪い。
クラスの特徴を生かして正面対決を出来るだけ避けて後ろから、という当初の目論見が実を結ぶのはいつの事か]

【まだ万全ではないのもあるしな】

いいのかい?
こんな所にいきなり姫を連れてきて。
せめて隠すべきだと思うが、違うかな?

[ゆっくりと剣を鞘から抜き、相手に剣先を平突きで向け、そのまま剣をまっすぐ後ろに引き突きの状態で斜めに構える]
(88)2006/03/20 02:08:18
学生 ラッセル
わかってねぇなぁ…

[相手が構えるのと同時に、両手でゆっくりと剣を構え……]

姫様ってのは自分の背に隠して守りきるモンだ……ろ!

[目の前の男に斬りかかった。]
(89)2006/03/20 02:12:10
書生 ハーヴェイ
[”受け”の姿勢で迎え撃つ。
その上段からの渾身の一撃を剣で受け流す。
手に若干の痺れが走る。これほどの感触は久しい]

【くっ、これはまずいな。流すことは出来るが反撃に出る隙を作るのは骨が折れそうだ】

男らしいな。その心意気は見事だ。

だが戦場はそんなに甘くないぞ。

【とは言っても、マスターがいないこちらの方が不利だがな】

[いきなり3回しか使用できない”令呪”を使ってくるとは思えないが、少なくともアドバンテージは向こうにある。次の一撃にそなえてすぐさま体制を立て直す]

[少しずつ剣と体の回路が接続していく感覚に見舞われ、その瞳は赤みがかる]
(90)2006/03/20 02:20:10
学生 メイ
[目の前に現れたサーヴァントの気配に、芽生はもう一度、こわい、と呟いた。
 サーヴァントが怖いわけではない。
 この男の放つ気配が、何かとても恐ろしかった。
 セイバーとは何処か違う。
 何が違うのかと問われても解らないけど、少なくとも芽生はそんな風に感じた。

 けれど何かを恐れている余裕なんてない。
 今すべきことは、セイバーにあのサーヴァントを斬り伏せさせることだけだ。]

…守りきってもらうわよ。
私はここでちゃんとアンタが勝つのを見届けるんだから。
アンタが死ぬのも、私が死ぬのも、許さない!

[敵に向かって地を蹴ったセイバーの背中に向かって、芽生は叫ぶように言った。]
(91)2006/03/20 02:20:45
学生 ラッセル
さぁ、休む暇は無ぇぜ?

[振り下ろしの一撃が防がれた次の瞬間、剣の軌道は下へ向かう物から上へと向かう斬り上げへと形を変える。
人ではない者だからこそ出来る人外の技。
その技は確実に人の命を刈り取る技……
しかし、受ける者もまた人からかけ離れし者――]
(92)2006/03/20 02:29:57
書生 ハーヴェイ
[その返しの一撃に驚きを隠せない]

くっ!!

[だが一度守りに徹した以上、どのような英霊にも遅れをとるわけにはいかない。その一撃もまだ見える。

剣でいなす事も考えたが、すぐさま一歩下がり回避する]


とんだ力技だな、恐れ入るよ!!

[その体制から一撃、光が一閃するかのように突きが放たれる。

その剣先は、まっすぐセイバーの心臓めがけて突撃していく]
(93)2006/03/20 02:35:38
学生 メイ
…え?

[芽生は思わず驚愕の声を上げた。
 今のセイバーの剣戟。
 明らかに世界の法則を無視したようにしか見えなかった。
 そしてそれを回避した敵は、矢張り人間ではない証。]

これが…サーヴァント同士の戦いというやつなの…。

[足手纏いも何もない。
 そもそも自分がこの人間の域を遥かに超えた戦いで、ほんの少しでも役に立つ筈なんてないのだ。

 芽生は、繰り広げられる戦いを前に、*呆然とするしかなかった*]
(94)2006/03/20 02:42:32
学生 ラッセル
[切り上げの一撃が交わされ、両手を天に上げる状態になったその刹那、一閃と形容しても引けを取らない高速の突きがセイバーの心臓へと光の道を作る。

恐らく、彼ならそれを上回る剣速でその突きをはじき返すことが出来ただろう。

しかし、彼はその行動を取らなかった。
心の臓を貫かれながらも、セイバーは目の前のサーヴァントに対して横薙ぎの剣撃を繰り出した]
(95)2006/03/20 02:42:58
書生 ハーヴェイ
[その一撃は狙い通り心臓を捕らえた・・・・・・ はずだった]

・・・・・・ ?

[セイバーの表情に揺らぎがない。その一瞬の判断がアサシンの命を救った]

ぐっ!!!!

[すかさず剣を引き、横からの一撃にあわせる。
だが正面から受ける形となり、体ごと吹き飛ばされ木の幹に叩きつけられる]

くっ、はあっはあっ・・・・・・

[痛みに表情をかすかに歪ませながらも、すぐさま立ち上がり体制を整える]

【効いて、ないだと? 】
(96)2006/03/20 02:48:30
学生 ラッセル
ほう、今のをよく避けたな?

[アサシンの剣は確かにセイバーの胸を貫いていた。
しかし、胸の傷は既にふさがり、血すら流れていない。]

安心しな、メイ。
俺は死なねぇし、アンタも死なすつもりは無ぇからよ?

[自分の後方で呆気に取られて戦いの様子を見ている己のマスターに言葉を放つと、再び剣を構える。]

さぁ、続きといこうか。
名もクラスもしらないサーヴァントさんよ?

[アサシンに再び渾身の斬撃が襲い掛かった。]
(97)2006/03/20 02:56:33
書生 ハーヴェイ
[大きく後ろに跳ぶ。
さらにそこから数歩後ろに賭ける様に下がり、木の後ろに回りこみながら”隠密行動”すべく気配を消し始める]

【こちらの攻撃が効かない・・・・・・
 不死の肉体を持っているのか。もしくはそれに相応する宝具か。
 だとすると、僕の中でこのサーヴァントの候補はかなり絞れる。
 名だたる英雄の辛い所といった所か。有名税は高そうだ。
 ランサーでもアーチャーでもないだろう、そしてバーサーカーでもないとすれば・・・・・・ こいつ、セイバーか】

なるほど、とんでもない英雄みたいだなセイバー。
弱点は見抜かせてもらった。次に会うときはその首もらいうける。

【もう時間稼ぎは十分だろう、収穫もあったしな】

[木の幹の裏で気配を消し、暗闇へと溶けていく]
(98)2006/03/20 03:09:38
学生 ラッセル
[幾重もの剣撃を避け、闇夜へと溶けていった男の姿を最後に捉えられた地点をしばらく睨むと、舌打ちをして剣を消滅させる。]

【ちっ、気配すら追えないとなると……気配遮断のスキルをもってやがるな。
となると順当に考えりゃアサシンか…得物的に剣を持っててもおかしくねぇライダーあたりって事か。】

[心の中で、相手のクラスに幾つか目星をつけると、己のマスターへと振り返った]

そういやよ、メイ。
今思い出したが……俺にはもう一つ、別の呼び方があってな。
どうやらこの国じゃそっちでの呼び名が一般的みてぇだ。

*――ジークフリートってな。*
(99)2006/03/20 03:19:30
書生 ハーヴェイ
[公園を抜け出し、一度住宅街の方へと抜けていく。
どうやら追って来ないようだ]

・・・・・・ もしあれが宝具の効果だとしたら、恐ろしいほど高位のものだ。まさか死の概念を捻じ曲げるほどとは。
それだけではない、あの剣も間違いなく宝具だな。
まだ本気ではない、という事か。

だが、あれだけの効果をもたらすものは常に弱点を伴う。特にああいう類の効果ならば、必ずどこかに明確な”死点”があるはずだ。そこさえ突ければどうという事はない。

・・・・・・ 一番問題なのは、マスターが未熟だという事か。

セイバー以外の組と、対セイバーで手を組んでいる間に彼を少しでもましにする、というのも手だな。


なんにせよ、先が思いやられるという事だ。

[頭を抱えながら、*住宅街の方へ姿を消した*]
(100)2006/03/20 03:33:23
見習い看護婦 ニーナ
[束紗は和室で眠っているランサーを見つけた]

静かだと思ってたら眠ってたのね。
起こすのもなんだし、このままにしておこうかな。

[ランサーに毛布を被せ、タオルを肩にかけてキッチンへと*戻った*]
(101)2006/03/20 07:54:46
墓守 ユージーン
-南ブロック 住宅街-

[大祐は自宅で目を覚ました。
洗面所で顔を洗い、伸び放題だった髭を剃る。]

4年間……よくも無事でいられたものだな……。

[己が身ではなく、主を失った家に対する感心をもらす。
4年前、妹の葬儀を済ませて飛び出した我が家は、当時のまま時間が止まっていた。
自分と同じように。

失ったものを思い出す事から逃げ続けた4年間は、まさに空っぽだった。
昨夜、アサシンと名乗る男に出会うまで。

あの男―アサシン―の非現実的な提案に乗った自分が不思議でもある。
『妹を生き返らせる』……そんな奇跡が起きるなら。

それは4年間願い続けた事だ。
しかし、それが現実としてあり得ない事だとも理解していた。
この4年間は、そんな願いと現実の狭間で苦しむだけの時間だった。]
(102)2006/03/20 10:27:09
墓守 ユージーン
[ソファに腰掛け、右手の令呪を見つめる。
その意味は解らずとも、それが『契約』の証だという事は理解していた。]

どんな契約でもいいさ……。

[死人同然だった己に失うものは無い。
仮にアレが死神の類だとしても、命をかける価値のある願いだ。

否。

己が命をかけて尚足りないほどの願い。
この世の理を捻じ曲げるほどの奇跡。

夢を見ているのかもしれない。
大祐にとって、それほど現実離れした話だった。]
(103)2006/03/20 10:37:00
雑貨屋 レベッカ
――南ブロック住宅街の一角 麗香が暮らすマンション――

[薄っすらと意識が戻ってくる。身体全体が重たくだるい……。]

風邪かな……?

[しかし、熱っぽさもなければ喉が痛い訳でもない。また妙な夢を見たような……。]

夢?

[記憶を辿る。仕事帰りに川原へ行き、お爺ちゃんがくれた"陰陽道"とやらを面白半分に試してみた…そうしたら

青龍が召還された夢、夢……?

静かに瞼を開く。早朝の爽やかな日差しが窓辺から、麗香が眠るベッドまで穏やかに射し込んでいた。
視界の隅に、ハンガーで吊るされた泥だらけのスカートが映る。]

ちょっ!

[思わず身体を起こしかけ、力が抜けたようにへなへなと再びベッドに倒れこんだ。]
(104)2006/03/20 10:42:42
墓守 ユージーン
詳しい話を聞かないと、な……。

[昨夜感じた不可解な熱、
彼が言った『戦い』の意味、
その先にある『願い』を叶える奇跡、
そして、今まさに感じている身体の違和感。

聞きたい事は山ほどある。]

よし、行くか。

[大祐はふらりと立ち上がり、*約束の地へ向かった*。]
(105)2006/03/20 10:43:19
雑貨屋 レベッカ
【昨日、そうだ。確かに私は青龍を召還しようとして人を……
ちょっ、あの人ってば、一体何者だっけ、えっと……サーヴァントとか言ってたような。サーヴァントって……えっ、えええ~~っ?!】

[ベッドに這い蹲るようにして部屋の中を見渡した。一人暮らしの1DK、壁際に吊るされている泥だらけのスカート、テーブルの上に無造作に放られている自分の鞄、自分の眠っているベッドの傍に、蹲るように座る美麗の君……。]

ええーっ?!

【おっ、男が、知らない男が私の部屋に~っ!なんで、なんで、なんでーっ?!こっ、この人誰よっっ?!】

[暫く混乱して頭の中が真っ白になっていた麗香は、それでもようやく昨夜起こった出来事を思い出していた。
彼は自らをキャスターのサーヴァントだと称していた。自宅に帰ってゆっくり説明を求めるつもりだった麗香は、部屋に戻ってきた瞬間気が緩んだのかベッドに倒れこむようになりそのまま先ほどまで昏睡していたのだった。]
(106)2006/03/20 10:53:42
雑貨屋 レベッカ
……ええと、この人サーヴァントとか言ってたけど、大体私、聖杯戦争とは無関係じゃないのかしら。魔術師の末裔とかでもあるまいし。そもそも、聖杯戦争の事なんてチラッと耳にした程度なのよね私。

[ブツブツと小声で独りごちる。麗香が知っていたのは、この街が聖杯戦争の舞台である事。聖杯を手にしたたった一人だけ願いを叶える事が出来る事。魔術師の末裔はサーヴァントを召還して契約し、戦わせる事が出来る事……その程度だった。]

魔術師の末裔とか、だいたいそんなもんがこの世に存在する事自体知らなかったわよ。っていうか。

[麗香は、ハタとある事に気付いてくるりと瞳を巡らせた。それはこの間祖父から聞かされた言葉。

――麗香や、我が家の遠いご先祖は高名な陰陽師だったのじゃよ。
麗香にも、その血が流れているのかのう。――]

ええと、陰陽師の末裔も、広義の魔術師の末裔とか言っちゃう訳?
(107)2006/03/20 11:03:54
雑貨屋 レベッカ
ふん……そう。

[瞳がキラッと光る。重たい身体を何とか引きずりテーブルの上の鞄から、祖父から受け取った書物を引っ張り出す。一緒に携帯を取り出すと、ベッドの上に戻って会社にまず今日休む旨の電話をかけた。
続いて、書物をゆっくりと開く。現代人にも判るように極力話し言葉で書き記された文面は、なるほど次に読む人を気遣うお爺ちゃんらしかった。

麗香はゆっくりと、書物のページを*捲り始めた*]
(108)2006/03/20 11:25:14
吟遊詩人 コーネリアス
[部屋の隅に座り込んだまま、起き出した麗香に視線を投げた。]

無理はするな。
サーヴァントを召還し、魔力を供給する作業に慣れるまで、相当疲労する。
昨日ここにたどり着けたのは幸運だったな。
(109)2006/03/20 12:18:43
雑貨屋 レベッカ
[突如掛けられた声に、ビクッとして顔を上げた。
キャスターは端整な顔の表情をピクリとも動かさずにこちらを見ていた。]

魔力を……供給?
うっそ、やっぱり本当に貴方はキャスターのサーヴァントで私はなんちゃってマスターな訳?

……ええと。

[戸惑うようにキャスターをじろじろと見つめた。]
(110)2006/03/20 12:23:15
吟遊詩人 コーネリアス
……まあ、そうなのだろうな。
そのつもりでなしに吾を召還したのだとすれば、不運だったな。

【この上、私も眠い、とは言いたくないが……】

[ひどく場違いな動作で、欠伸を噛み殺した。]
(111)2006/03/20 12:25:23
雑貨屋 レベッカ
んっと……不運、不運なのかな。
私って結構、生れ付き運がいいんだけどな。
えっと、何だか良く判らないけどよろしくね、キャスターさん。
っていうか、何て呼べばいいのかな。キャスターさんでいいの?

[退屈そうに目を細めたキャスターの様子を上から下まで眺める。寛ぐ、というには酷く窮屈そうな服装に見えた。サーヴァントという言葉は知っていたが、麗香はそれが何者なのかすら良く知らないでいた。]

ええと、そっちの箪笥の引き出しの上に、父が置き忘れていったパジャマがあるわ。
……良かったら、どうぞ?
(112)2006/03/20 12:29:24
吟遊詩人 コーネリアス
[困ったように、一つ溜息をついた。]

……其方、吾の真名を取ろうともしないのか?
まあ……、何の儀礼的契約も交わしてはいないにせよ、吾を召還し、令呪を所持すれば、実質のところ私の主である条件は満たしている……。

そうだな。其方の好きに呼ぶといい。
普通ならキャスターと呼ばれる場面だろう。

……その衣服、いずれ借りるかもしれぬ。
霊体に戻って魔力の消費を抑えようとしたのだが、「この吾」の緒元からは、なぜかそれが消去されている。
滞在が長引けば、いずれ睡眠が必要になるだろう。

いや、其方には長引かぬ方がいいか……。
(113)2006/03/20 12:41:31
雑貨屋 レベッカ
真名……ええと。

ごっ、ごめんなさいっっ!

[キャスターの言葉におろおろと視線を彷徨わせ、彼の話す内容の半分も理解出来ていない事に気付くと深々と頭を下げた。]

私、その……聖杯戦争に参加しようと試みた魔術師ではなくって……ぐ、偶然貴方を呼び出してしまったみたいなの!

わ、お、怒らないで!頑張るから私。
えっと……聖杯戦争についてもちゃんと、勉強するから。うわ……

[疲労感が先に立ち今まで気付かないでいた左手の甲の痛みに気付き、そっとシャツの袖をまくった。]
(114)2006/03/20 12:46:34
吟遊詩人 コーネリアス
いや、そうではなく……。

[視線を逸らし、言葉を探した。]

覚悟なしに戦いに関わるのは、やめた方がいいのではないか? と言っている。
しかも、こんな召還損いのサーヴァントを武器として。
真実、聖杯戦争に関わりたくないと望むなら、監視者を探し出して交渉することができるはずだ。
……ああ。もっと簡単な方法があるな。
令呪を全て消費して、吾を現界から追放し、他のマスター達が其方に気づかぬことを祈る、という方法が。
(115)2006/03/20 12:56:27
雑貨屋 レベッカ
[左手には始めて見る文様が浮き出しており、疼く度に目の前に居るキャスターに向けて自分の中の霊力と似た力が流れ出しているのを感じた。
少しづつ落ち着きを取り戻すと、何とはなしにサーヴァントが話していた事が頭の中で一つに纏まる。]

召還損ない……?

[目の前に現れたサーヴァントは、気品ある繊細な井出達とは裏腹な、簡単に形容すれば〝戦慣れした〟空気を身に纏って見えた。]

【私が彼を呼び出したのは事実。ならば私が彼を今呼び出したことには、必ず大いなる理由がある筈

物事現象には常に、理がある筈】

真名を、教えてもらえますか。
(116)2006/03/20 13:05:52
吟遊詩人 コーネリアス
[麗香の言葉に、幾らか驚いたように沈黙し、*そして短く答えた。*]

高長恭。
(117)2006/03/20 13:11:41
雑貨屋 レベッカ
[彼から告げられた名。その名を心の中で復唱する。
以前に見た華麗なる光景が脳裏に蘇り、背筋を快感に似た震えが走る。]

私は安倍麗香。
貴方と共に聖杯を求めましょう。

……森羅万象の大いなる意思の元に。

[キャスターに向けて静かに左手を*差し出した*]
(118)2006/03/20 13:16:40
学生 メイ
―西ブロック郊外・霊光院―

[芽生は、ゆっくりと上体を布団から起こした。
 着替えもしないままにぼんやりと洗面所へと向かい、冷たい水でばしゃばしゃと顔を乱暴に洗う。
 昨晩は酷く疲れていた筈なのに、何故かなかなか眠れなかった。]

…ジークフリート…

[タオルで顔を拭きながら、昨晩セイバーが自分に告げた真名を呟く。]

…とんでもない大物引いちゃったんじゃない、私。

なぁにが”知られていない英雄”よ…
そりゃキングアーサーとかヘラクレスとかくらいまでは有名じゃないかもしれないけど。

[けれどこれで納得がいった、と、少女は昨晩の光景を思い出した。
 確かにセイバーは心臓を貫かれていた。
 なのに彼はほんの僅かなダメージすら受けていなかった。
 それも彼がジークフリートなのならば全て当然のことだった。]
(119)2006/03/20 13:38:53
学生 メイ
…不死身の体。
それが、セイバーの宝具…?
宝具は武器だけじゃないんだって、聞いたことがあるもの。

[誰に言う訳でもなく、芽生はぶつぶつと自分の心を整理するかのように一人で口を動かし続けた。
 そういえばセイバーはどうしているのか、と、ふと気になり、昨晩セイバーに宛がった部屋をそっと覗けば彼は寝ているようだった。
 サーヴァント同士の戦いは人目を避けるために夜のみに行われる筈。
 ならば昼間は安全だろう、と思い、少女はセイバーを起こさずに台所へと向かった。]

【そういえば、サーヴァントって食事をするのかな】

[大分遅くなった朝食兼昼食を作りながら、芽生はセイバーの部屋のほうを振り返った。
 実質的にはもう死んでいるもの。彼らは霊体であり、実体を持たない。
 ならば食事は必要ないとも思えるのだが。]

【でもそれなら睡眠も必要ないはずよね。なのに寝てるってことは、ごはんも食べるのかな】

[自分の分しか作らなくて文句を言われるよりは作っておいて彼が食べないならまた自分が夜にでも食べればいい、という結論に達した芽生は、二人分の食事を作ることにした。]
(120)2006/03/20 13:42:46
学生 メイ
[手早くパンやオムレツなどの簡単な食事を準備すれば、とりあえず一人で席に着き、少女は黙々とそれを食べ始めた。

 今芽生が身を寄せているこの寺院は、広い部類に入ると思う。
 抱えているお坊さんだけで20人を超える。
 本堂のほうへと行けば一人で寂しい食事を摂る必要もないのだが、顔を見せれば皆からお嬢様扱いされるのも嫌だった。]

【ほんとはマンションとか借りたかったのにな。
 お父さんが、”これだけは最低条件だ”って譲らなかったんだもん】

[ここは芽生の自宅ではなく、分派のお寺。
 普段は余り使用されない別棟に、芽生は一時的に住まわせてもらっていた。
 別棟に住まわせてもらってもう一週間くらいになるが、確かに余程のことでもない限りは誰かが来ることもない。
 叔父が1~2回ほど様子を見に来ただけだ。
 それなりに快適ではあった。けれど、開放感はない。]
(121)2006/03/20 13:53:57
学生 メイ
【せっかくちょっとだけ色んなことしてみたかったのに。
 また寺だもん。結局寺から出れないのかしら、私】

[それはそれでいいのかもしれない、とぼんやりと思いながら、少女はパンを齧った。
 寺に守られていれば、死ぬまで自分の身を案じ続けた母親も少しは安堵できるというものだろう。]

【でも黙って後ろに引っ込んでるだけなのは、性に合わないのよね…。
 そりゃ乙女だもの。
 セイバーみたいなのに守られれば、ちょっとトキめいたりもしちゃうけど】

[そんなことを考えてから、芽生は少し自己嫌悪に陥った。
 呑気なことを思っている場合でもなかった。
 聖杯を手にしなければならないのに。]
(122)2006/03/20 14:03:12
学生 メイ
[祖母も母も苦しんだ、この血。
 祖母は、母にこの血を継いでしまったことを苦しみ、そして母は芽生にこの血を継いでしまったことを苦しんだ。
 祖母も母も幸せだったように見えるし実際に幸せだった筈だ。
 けれど、大分その色が薄れた自分ですら時折衝動を堪えるのだけで精一杯になる。
 ならば純血だった祖母は、そしてその血を半分にしただけの母は、どれほど苦しかったのだろう。

 ――――この悪夢を断ち切るには、もう聖杯を手にするしかない。]

【それに、この血を捨てれば…アイツらだってきっと私を諦める。
 だって私は魔術師ですらないんだもの。
 この血さえ浄化できれば…全てが解決するのよ…】

[ぼんやりと考え事をしているうちに、すっかり食事の手が止まっていたことに気付いた芽生は、冷めた珈琲を一気に飲み干すと、新たな珈琲を淹れるために立ち上がった。]
(123)2006/03/20 14:23:08
文学少女 セシリア
春はもうそこまで来てるのかな。

[まことは目を瞑り天を仰いだ]

[暖かい陽気の昼下がり。
まことは大学内のお気に入りの場所であるこのベンチでランチを楽しんでいた。
あまりに気持ちよく腕を伸ばすと普段は袖で隠れている令呪が目に止まり、咄嗟に隠した。]

【(キョロキョロ)・・・うん、誰もいない。今バーサーカーが側にいない以上見られてしまったら面倒だもんね・・・】

んー、手袋でもしていようかなぁ。

[そう思いながら袖を直すと今度は腕時計に目が止まる]

ええっ!? もうこんな時間なの!?
急いで戻らなきゃ単位が危ない!!

[側にあった小さなランチボックスと小説を手にとって、大急ぎで*キャンパスへ走っていった*]
(124)2006/03/20 14:34:37
学生 ラッセル
[先の戦いから数時間後、眠りから覚めた男が目を開けた。]

【ちっ……あの時の夢を見るだなんてな。】

[セイバーは、心から見たくなかった物を見せられた事による苛立ちと過去への後悔を顕わにしながら、頭を掻き上体を起こした。

自分の唯一にして最大の過ち。

最もしてはいけない裏切り。

それこそが、この英雄が死後の全てを賭してでも聖杯を手に入れようとする理由……]

さてと、俺の姫様はもう起きてんのかね?

[セイバーは立ち上がると部屋から出て行った]
(125)2006/03/20 15:50:45
学生 メイ
[二杯目の珈琲を淹れていたところでセイバーが起きてきたことに気付くと、芽生はおはようと笑った。]

サーヴァントも寝るのね、知らなかった。

ねぇ、アンタたちはご飯も食べるものなの?
それとも飲食関係は必要ないのかな。

[芽生は棚から新しいカップを出すと、セイバーに向かって飲む?と尋ねるかのように、それを見せた。]
(126)2006/03/20 15:57:00
学生 ラッセル
あ~、別に食わなくても平気なんだが……

できりゃ美味いもんを食いたいって思ったりはするね。

[セイバーはメイが座っていた椅子の正面へと座った]

睡眠も一緒だな。
ただし、食事は魔力の補充を、睡眠は魔力の消費を抑える働きもあるっていやぁあるけどな。

[セイバーは椅子に座ってあたりを見回したあと、せっかくメイが淹れてくれるんなら貰おうかね。と言って笑った]
(127)2006/03/20 16:08:01
学生 メイ
[こぽこぽと音を立てるコーヒーメーカーを見詰めながら、芽生はふぅんと頷いた。]

魔力の補充かあ。
なんとなくだけど、魔術師じゃない私にも今セイバーと何かで繋がっているような感覚がある。
これ、セイバーに魔力をちゃんと供給できてるってこと?
魔術のことは知識として少し知っているだけだから、実感がないのよね…。

[丁度出来上がった珈琲をカップに注ぐと、セイバーにどうぞと差し出し、自分も椅子に浅く腰掛けた。]

一応ご飯もあるけど。
食べる?それともいらない?
あ、言っておくけど腕には自信あるわよ。
お母さんが死んで、もう5年。色々やってるんだから。

[先程のセイバーの”美味いもん”という言葉に反論するかのように、芽生はふふんとセイバーに向かって笑ってみせた。]
(128)2006/03/20 16:21:34
学生 ラッセル
ああ、ちゃんとメイから魔力が供給されてるぜ?

じゃなきゃ昨日みてぇな戦い方なんて無理だし、戦いなんかより先に、別の方法での魔力供給を考えなきゃいけねぇ所だったからな。

食事でも多少は回復できるが、それじゃ雀の涙程度だ。
現実的な物としては、生きた人間を殺すかなんかして無理矢理奪うか……

俺は死んでも御免だがな。

もう一つの方法は……メイにはちっとはええしな?

[セイバーはからかう様に笑った。]

さて、それじゃメシも貰おうかね。
今後、この戦争が終わるまで最も口にする機会が多いであろう味を確かめておかなきゃならねぇしな?
(129)2006/03/20 16:32:38
学生 メイ
[どこかほっとしたような表情を浮かべると、芽生はまだ熱い珈琲を少しだけ啜り。
 そして昨日の晩のことを思い返した。
 心臓を貫かれても平気な顔をしていたセイバー。
 告げられた真名。]

…アンタ、シグルドなんて名乗るからどこの誰かと思ったけど…ジークフリートだったのね。
ならその剣は…魔剣グラム?
そして宝具は…アンタ自身の体ってことでいいのかな。

アンタがジークフリートなら、あの戦い方も確かに可能だろうけど。
私はあんなのもう見たくない。
アンタの心臓が貫かれた時、寿命が50年くらい縮まった気がしたわ。

[少しだけ不機嫌そうに言いながら芽生は席を立つと、作っておいた昼食の残りを温めなおすとセイバーの前に並べた。]

…魔力を供給しなければあんな戦い方ができないんなら、いっそ私のほうから無理矢理遮断することとかできないのかな。
できるわけないか、魔術師でもないのに。
それにアンタに生きた人間を殺させるなんて、私だって死んでも御免。
私はそういうものから逃れたいから聖杯が欲しいのに、それじゃ本末転倒だもん。
(130)2006/03/20 16:47:14
学生 ラッセル
ま、ジークフリートもシグルドも両方俺の名だからな。
たまたま、俺が俺の名として強く認識してるのがシグルドだったってだけの話だ。

[セイバーは何でもない様にカップを口へと運んだ]

確かにあの剣は、メイの言う通り、支配を与える樹に刺された剣(グラム)だ。
そしてもう一つの質問だが……半分正解だな。

確かにこの体、邪龍の宝血(ファーブニル)も宝具で間違いじゃねぇ。
ただし、俺にはもう一つ宝具があってな、それが剣ってわけだ。
無論、昨日の戦いじゃそっちは使ってねぇぜ?
効果は見てのお楽しみってやつだ。

[セイバーは楽しそうに笑うと、目の前に出された昼食に手をつけはじめた]

……心配してくれるのはありがたいんだがな。
あれは俺の"特性”だ。
確実に他のサーヴァントを圧倒するであろう"不死性"、これを最大限に利用しなきゃ聖杯戦争に勝つことは難しいぜ?
……メイだって、手に入れたいものがあるからこの聖杯戦争に参加してるんだろ?
ま、優しい事は美点だとは思うがな?
(131)2006/03/20 17:05:28
学生 ラッセル
死んでも御免……か、いやいや、メイがマスターでよかったよ。
それでこそ俺の剣を預けるに相応しい主だ。

[マスターの答えに、セイバーは満足そうに笑った。]

ちっとこの戦争に参加するにしては甘ちゃんだが、アンタの言動には好感が持てるからな。

[そういうと、再び出された食事を口に運ぶ]

それに……作る飯まで美味いとなっちゃ、守らなきゃ男が廃るってもんだろ?
(132)2006/03/20 17:10:58
学生 メイ
やっぱりね。
ならその体にはたった一つだけ、弱点があるわね?
それは…私が守って見せる。必ず。

[強い決意を表すかのように、芽生はきゅっと両手を組み合わせて握り締めた。
 目的の為にも、絶対に彼を失うわけにはいかなかったからだ。]

もう一つの宝具は…。うん。楽しみにしてる。
あ、あと宝具についてはアンタの判断で好きに使って頂戴。
残りの魔力と状況次第で、使うべきだと思ったら使ってくれて構わないわ。
けど一つだけ約束してほしいの。
私を守るために宝具を使ってアンタが犠牲になる、とかだけは駄目。絶対許さない。私たちは二人で揃って勝ち残るのよ。

[芽生はにこりと笑ってそう言い放つと、珈琲に口を付けた。]

それにアンタだって私が居なくなったら困るでしょ?
なら昨日のような戦い方はできるだけしないで。
次にあんなの見せられたら私の寿命がその場で尽きるわ。それでもいいの?本当にいいの?
それしか道がないなら仕方がないわ。けど、それ以外に道がある時ならばそれを選んで。
できるだけあんなの見たくない。例え死なないって解っていたって。
(133)2006/03/20 17:30:45
お嬢様 ヘンリエッタ
[今日もまた、バーサーカーはまことの部屋に佇んでいた。
 服装はだぶついたTシャツとロングのプリーツスカート。誰の趣味とかではない。ただ、まことから与えられた中で生前の服装に一番近い着心地のものを選んだだけだ。]

 むー…

[食事は朝に用意されていた。お腹が空いたら食べてといわれたそれらはバーサーカーにとって一度食べ始めればすぐになくなる量であり、食べてしまえば後は減りゆく腹をおさえつつ主の帰りを待つことになる。

 まだ早い。まだ。

 ぽたり、ぽたりとたれる涎を飲み込むこともせず、ただ目の前の料理を見つめ続ける。]

 うーーー…。

[時計の針が3時を指す頃、遂に我慢できなくなったバーサーカーは食事の作法などもどかしいだけだと言わんばかりに両手でそれらを引っ掴み、がつがつと勢いよく口の中へ放り込みはじめた。]
(134)2006/03/20 17:32:25
お嬢様 ヘンリエッタ
………む。

[ほどなくして。
 あっさり食べ終えてしまい物足りなげに唸るバーサーカーの姿があった。]
(135)2006/03/20 17:35:20
学生 メイ
[珈琲に視線を落とし、少しだけ辛そうに彼女はセイバーにそう告げた。
 けれど自分がマスターで良かったと言ったセイバーに、唐突に顔を真っ赤にする。
 それを隠すかのように慌ててぷいとセイバーから顔を逸らすと、芽生は素っ気無く]

わ、私だってアンタがサーヴァントで良かったと思ってるわ。

[と、短く言い放った。けれど食事を褒められれば途端にその表情を綻ばせて、芽生はうんうんと満足そうに頷く。]

でしょ?でしょ?
ちゃんと作るようになったのはお母さんが死んでからだけど、その前からおばあちゃんとかおじいちゃんに、料理を教えてもらってたの。
こう見えても料理歴は10年とかなんだから。
(136)2006/03/20 17:40:29
学生 ラッセル
そんじゃま、期待せずに頼むとするかね。

[セイバーは食事を食べ終わると視線をメイに戻した]

オーケー、宝具の使い所は俺に任せてくれるんだな?
ただまぁ、消費魔力から言ってそう連発できるモンでもねぇが……
安心しな、俺もモチロンそのつもりだ。
そう簡単に死ぬつもりはねぇよ。

[セイバーは、なんでもない事を言うかのように軽い口調で語る。
その言葉の裏に確かな信念を秘めながら。]

しょうがねぇなぁ、マスターが嫌だってぇんなら、できるだけ傷つかねぇように戦うよう努力するよ。
……ただし、昨日の戦いを見てわかったと思うが、俺が人外の化け物なら相手も人外の化け物だ。
そう簡単にはいかねぇぞ?

[昨日の戦い、どちらも切り札を温存して居るにもかかわらず、人の域を遥かに越えた戦いだった。
あれが宝具の打ち合いともなれば、そこは正に戦場と化すだろう。]
(137)2006/03/20 17:49:23
学生 ラッセル
そう言って貰えるとうれしいね。
こんな可愛らしい反応をしてくれる奴がマスターとは本当に俺は運がいいらしい。

[セイバーは笑いながらカップを口に運んだ。]

ああ、味は大したもんだ。
これからの食事が楽しみになるぐらいにな?
次の食事も期待させてもらうとするよ。

……さて、まだ他のサーヴァント共を探すのには時間がはええな。
本格的に外へ出て探すのは日が完全に暮れてからにしよう。

他の連中も、活動するなら目立たない夜の筈だからな……
(138)2006/03/20 17:53:04
学生 メイ
…アンタは私に守られるなんて不本意かもしれないけど、背中だけはどうしようもないでしょ。
アンタの弱点がそこだっていうのが全てを物語ってると思うわ。

[こんな時、自分に流れている忌まわしい血が少しだけ嬉しく感じられる。露骨に相手の体力を奪うような攻撃手段は持たないが、それでも恐らくは普通の人間を超えた運動神経を持っている自分ならば。サーヴァントの相手はできなくても、マスターの速度を上回ることは出来るはず。]

勿論、解ってる。全くの無傷で勝ち残ろうだなんて思ってないから安心して。
出来るだけその努力をしてほしいだけ。

[そしてセイバーの人外という言葉に芽生は露骨に眉を顰めると、かたんと音を立てて椅子から立ち上がった。
 空いた食器を片付けながら、セイバーに背を向けたまま彼女は口を開く。]

…アンタたちが人外なら、私も人外だから。
むしろ私のほうが余程化け物。
アンタは私がマスターで良かったなんて言ってくれるけど、本当にそうかな。
(139)2006/03/20 18:08:04
学生 メイ
[暫く、かちゃかちゃと食器を洗う音だけが二人の間に響いた。
 やがてその沈黙を破るかのように、芽生はセイバーを振り返る。その表情は笑顔だった。]

なら明日から期待してていいよ。
アンタが満足するご飯、たらふく食べさせてやるわ。

[食器を洗い終えると、芽生はタオルで手を拭き。そして時計を見上げた。]

…とりあえず街を案内しようと思うんだけど。
地の利が解らないのは辛いでしょ?
ついでにアンタが戦いやすい場所とかも見つけておくといいのよ。
多分案内している間に日も暮れるし。そうなったら他のマスターとサーヴァントを探しにいくってことでどう?

[セイバーの返事はどうでもいいのか、既に芽生は外に出る気のようだった。
 さっさとコートを着込むと、セイバーに向かって、行こう、と*手を差し出した*]
(140)2006/03/20 18:08:43
双子 リック
まうまう。

…うん、美味い。

いやぁ…和食ってぇの?これまた最高だねぇ。

[彼が起きるとマスターは眠っているのか出かけているのか姿が見えなかったが、毛布がかけられていた。
食卓には食事が用意されていて、それは冷めていたがとても美味しかった。]

…うーん。いい人っぽいよな。
なして俺を呼んじゃったかねぇ。

…ごちそうさん。

[お椀の上に箸を置く。箸を使うのは初めてだったが、昨日見ていた「テレビ」に映っていたので使う事ができた。物覚えはいい方である。]
(141)2006/03/20 18:10:26
双子 リック
…さて。

ま、「テレビ」も面白いけど、やっぱり実際に体験してみないといかんよな。この時代、この場所!

うーん、やっぱり時代時代に、その土地土地に、違う魅力ってのがあるはずだよ。それを発見していかないといけないやね。

…。



うずうず。外へ出たい。
(142)2006/03/20 18:14:26
双子 リック
[きょろきょろと、辺りを見回す。]


…こほん。
いや、やっぱりさぁ。
この街が戦いの舞台になるわけだからさ、よく観察しておかないといけないよねっ。やっぱり戦いの場所ってのも吟味しないといけないし、ネ!

[少し大きめの声で言う。…返答は無い。]
(143)2006/03/20 18:17:01
新米記者 ソフィー
[気の遠くなるような10年分の埃と格闘しながら、やっとの事で寝床を確保できそうな部屋を2つ。長年放置されていた書庫の掃除を終わらせ床にへたり込む・・・・]

ふぅ、魔法陣を作れる場所は確保できたようね。
何としても聖杯を手に入れて、叔父さんと叔母さんの呪いを解かなくちゃいけないんだもの。
私が頑張るしかないのよねぇ・・・・

ああ、まだキッチンとお風呂も掃除しなくちゃ!
先にサーヴェントを呼んで手伝って貰うって訳には・・・・怒られちゃうかしら?
それに私の魔力が尤も強くなる時間は10時だもの。時間が勿体ないわ。

[...は、重い腰を持ち上げるとよろよろと立ち上がり*キッチンの掃除に取りかかった*]
(144)2006/03/20 18:18:55
双子 リック
[ぎぃ…と、扉の立てた音に焦る。]

おいおい、抜き足差し足で玄関までやってきたのにお前!

[小声で扉に文句を言って、外へ出る。
辺りを見回しても、人通りは無い。]

よしよし。

[ばたん、と今度は扉の閉まる音がやけに大きく響く。]

お前!静かにしろって!

[きょろきょろともう一度辺りを見回す。
明らかに挙動不審である。]
(145)2006/03/20 18:23:24
双子 リック
いやぁなんだ。
ひっそりこっそりってのも久し振りで落ち着かねぇなぁ。

まぁまぁ、今度も黙っててもご飯が出てくるところへ来れたのはよかった。ぶっちゃけ戦いたくはないけども。

さぁーて。
「戦場」観察へと参りますかー♪

[スキップ気味に、住宅街を行く。やはり怪しかった。]
(146)2006/03/20 18:28:12
学生 ラッセル
【なんかワケあり……ってやつか。】

[無言で皿を洗うマスターの背中を見ながら、カップの残りを飲み干す。
暫く頭の中で考えを巡らしていると、突然マスターが笑顔で振り向いた]

【空元気でも元気ってか。なるほど、よくわかってるやがる。
……それだけに逆に痛々しいんだがな。】

オーケー、メイ。
それじゃ案内してもらうとするかね。

……そういや、さっきの問いだがな。
少なくとも、俺は胸を張っていえるぜ?
アンタは最高のマスターだ……ってな。

[セイバーは立ち上がると、*メイの手を取り笑った*]
(147)2006/03/20 18:34:32
双子 リック
[商店街にさしかかる。にわかに人が多くなった。]

うぉー。市場か。
どこにこんなに人が隠れてたのよ。

[客引きの声、値切る声。彼が体験した中には、もっと激しい町もあったが、落ち着いた活気が感じられた。]

くんくん。いやぁ、いい匂いもするし。
活気がある町はいい町だよ。うんうん。

…うーん。デザートなんか欲しいかも。
(148)2006/03/20 18:35:39
双子 リック
[彼は、それまでの挙動不審な様とは一転して、ごく普通に、人ごみに紛れ込んだ。空気を消すように。

一瞬、姿を消す。

…やがて、人ごみの中からひょいひょいと人を避けて、鼻歌交じりに現れる。]


…まぁ、ちょろいもんだねぇ。平和ってのがやっぱりいいんだよ。俺みたいな輩も少ないんだろうなぁ。ぬふふ。

[懐から、林檎を取り出す。よく実って、美味しそうだった。
…勿論彼は、ここで通用するお金など持ってはいない。]
(149)2006/03/20 18:41:55
双子 リック
[林檎をぱくつく。]

もぐもぐ。

…甘!なんじゃこりゃ!
すげぇ甘いじゃん!
いやぁいいところだここは!

…もうちょっと、見て回っちゃおうかなー♪

[リックは再びきょろきょろとしながら、*商店街に姿を消した。*]
(150)2006/03/20 18:46:33
文学少女 セシリア
[まことは病院の救急口から外に出た。]

面会時間ってやっぱり短いよ…
[そういいながらも少し喜んでいる]

急いで帰らないとバーサーカーがお腹空かしてる…よね。きっと…

[バスに乗り昨夜の食欲を思い出し、まことは腕を組んだ]

食べ物とかはまだいいとして…問題はこれからどうしようかな…

[色々と考えるけどまとまらない。しばらくして…]

とりあえず家についたらご飯を食べて、それから一緒に外へでてみようかな…
[駅に着き目の前の席が空いたので、まことは*その席に座った*]
(151)2006/03/20 20:30:53
墓守 ユージーン
-樹那森林公園-

あいつは……まだ来てないのか。

ふ……ん。

[大祐は森の奥へと足を運んだ。]
(152)2006/03/20 20:55:22
書生 ハーヴェイ
-樹那森林公園-

[昨日と同じような時間になり、約束通り森の中へと進んでいく。じきに大祐の姿を発見し、声をかける]

約束通り来てくれたんだな。
昨日は無事に逃げられたのか。なによりだ。
(153)2006/03/20 21:00:48
墓守 ユージーン
[声のする方向を振り返る。
昨日と同じ黒皮の衣装を身に纏った男が立っていた。]

何から逃がしてもらったのかは知らないけどな。

とにかく、昨夜から不思議な事ばかりだ。
俺にも解るように説明してくれないか?

[大祐はアサシンに尋ねた。]
(154)2006/03/20 21:06:10
書生 ハーヴェイ
そうだな、お互い生き残る為に色々教えないといけない事がある。

だが、それよりもまずだ。


・・・・・・ この空腹感を何とか解決したい。何か食べ物を貰えないか?
(155)2006/03/20 21:11:19
墓守 ユージーン
食いもん……?
なんだ、あんたひょっとして昨日から何も食べてないのか?
よく見れば服もやぶれちまってるじゃないか。

浮浪者同然の俺にたかるとは……な。
くくくっ。

俺も金持ちじゃないから、大したものは奢れないぞ。
ハンバーガーでいいか?
(156)2006/03/20 21:14:02
書生 ハーヴェイ
は、はんばーがー?

よくは分からないが、それで頼む。
(157)2006/03/20 21:30:09
墓守 ユージーン
……?

よし、じゃあそこで待っててくれ。
駅前で買ってくる。

……。


[10分後、ハンバーガー屋の紙袋を抱えて戻ってきた。]


そら、コーヒーは飲めるだろう?

[そう言ってハンバーガーとコーヒーの入った紙袋をアサシンに突き出す。]
(158)2006/03/20 21:37:59
書生 ハーヴェイ
ふむ、かたじけない。

[大祐から紙袋を受け取り中を確認する。その異様な物に驚きを隠せないが、気を取り直し、近くの木の根に越を下ろし、中身を取り出しながら説明を始める]


聖杯戦争。それが僕らが身を投じる戦争の名だ。

この樹那町には”聖杯”が存在する。それを手にした者は全ての願いを叶えるという。
つまり、それの取り合いをする戦争だ。

[とりあえず、包み紙を剥ぎ取る。中から出てきた物はさらに不可解。もう一つはなにやら容器に入った黒い汁]

・・・・・・ 墨汁?
(159)2006/03/20 21:47:21
書生 ハーヴェイ
基本的には、魔術師がその戦争に参加する。
聖杯の定めたルールに従い、サーヴァントという使い魔を召喚して契約を行い、戦いを繰り広げるわけだ。サーヴァントを失った魔術師は基本的には失格となる。

ちなみにサーヴァントは7名。「ナイト」「ランサー」「アーチャー」「キャスター」「ライダー」「バーサーカー」、そして、「アサシン」
全てがそのカードになぞった資質を持つ、生前に英雄と呼ばれた人物達だ。今は英霊と呼ばれる、いわば零体だな。

その手にある刻印、それは令呪と呼ばれサーヴァントとの契約の証となる。

[コーヒーを一口飲み、すぐに噴き出す]

ぐへっ、し、渋いっ!
何だこれは!? いくら茶は濃いのが好みと言っても限度があるぞ!?
(160)2006/03/20 21:52:14
吟遊詩人 コーネリアス
―南ブロック住宅街 マンションの屋上―

工房もない集合住宅に住むマスターとはな……。
一応結界は巡らしたが、吾がこの程度の時間を費やしただけでは、人間の魔術師が入念に構築した程度の効果しかあるまいな。
それにしても、奇妙な主を持ってしまったものだ。

[何やら作業を終えて身体を起こすと、手すりにもたれて地上を見下ろした。
きらびやかな美貌に浮かべた苦笑は、言葉と裏腹にどこか楽しそうだった。]
(161)2006/03/20 22:00:55
吟遊詩人 コーネリアス
[藍に朱を散らしたローブの袖が、強い風に翻る。
それが視界に入った瞬間、眉をしかめた。
「ジャージ」を着た姿を麗香に見られ、笑い転げられた記憶が、脳裏をかすめたのだった。
地上を歩く人々の服装を観察すれば、この姿のままこの世界を歩き回るのが不自然なのは自明だったが、あの服では出歩くまい、と強く思った。]

【それにしてもあの娘、聖杯戦争においてマスターであるということが、どういうことか理解しているのだろうか?
セイバーにでもなっていれば、どんな主を持とうと勝ってみせる、と言えるのだが……。
おかしなものだ。あの頃は、どんな戦にであれ、吾が負けることがあろうとは思いもしなかったものだが】
(162)2006/03/20 22:07:41
墓守 ユージーン
おいおい、どこの田舎もんだよ。
コーヒーも知らないのか?

[苦笑いしながらアサシンの話を聞いている。]

聖杯……それを手に入れれば、加奈は帰ってくるんだな……。
取り合いをするって事は、誰かとそれを巡って競争する……それが聖杯戦争ってわけか。

……って、ちょっと待て。
魔術師?英雄??霊体???
加奈を生き返らせるほどの奇跡だ、ちょっとやそっとの話じゃ驚かないつもりだったが……。
あんたが英霊――サーヴァントって奴なのか?

はっきり言っておくが、俺は魔術なんて知らないぞ!?

[予想以上に非現実的な説明をいきなりされて、半ば呆れつつも素直な疑問をぶつけた。]
(163)2006/03/20 22:07:54
双子 リック
[商店街から人気が無くなり、少し本筋から狭い道に折れたところにあるゲームセンターのあたりをうろついてから本屋に入り、片っ端から立ち読みをする。

この時代、この土地の事を知りたかった。
それが楽しみでやっているようなものだからだ。]


へぇー。ほぉー。ふーん。
いやぁ、こんなにまとまった本がたくさん並んでるってのはまるで天国みたいなところだねぇ。
って俺が言うとだから洒落にならんけどさ。

地図とか売ってるもんなぁー。

…貰っていこうかな。(ボソッ


[やはり怪しかった。]
(164)2006/03/20 22:13:23
書生 ハーヴェイ
こーひー? これは本当に普段人が飲んでいる物なのか?

とりあえず聖杯戦争は理解してもらえたようだな。
そして君の言うとおり、僕も英霊だ。アサシンのな。

確かに君は魔術師ではなさそうだ。だが多分君は魔術師の血筋だ。もしかしたら、君の両親のどちらかは魔術師だったのかもしれないな。
通常魔術師は一子総伝、他言無用だから知らないのは当然だ。単にまだ引き継がれていないだけだろう。君の素質は非凡だ。

だから資格が有るという事さ。

ぐっ、なんだこの油っぽい物は。一体原材料は何だ?
(165)2006/03/20 22:16:12
文学少女 セシリア
ただいま。
[そう言って玄関を開け、急いで自室に向かった。
自室に入ると予想通り食べ物は綺麗になくなっていた。]

ご、ごめんね。ちょっと遅くなっちゃった。

[皿を手に取り、座り込んでいるバーサーカーの前にしゃがむ]

今から急いでご飯作るから居間にいこ。

[そう言うとまことはバーサーカーに手を差し伸べた]
(166)2006/03/20 22:24:08
双子 リック
しかし、なんだ。
俺くらいの年齢のやつは、皆似たような服着てるな。
ありゃなんでだろうな。

調べようにも「もう閉店だッ」とか大声でがなりたててるしなぁ。て言うかえらいよく響く声だなぁ。色んな方向から聞こえてくるぞ。

[「本日は閉店となります」。放送が告げている。]

しゃーねぇな、出るか。

[面白そうな本を抱え込むと気配を消す。
少し息をつき、

…次の瞬間には、店の外にいた。]


はい、ごめんなさいよっと。
(167)2006/03/20 22:25:32
新米記者 ソフィー
[キッチンの掃除を何とか終えて疲労昏倍となりながらも時計を見ると既に10時を回っていた。]

きゃあ!大変!!
急いで魔法陣を書かないと・・・・・

[魔法陣の書き方は数日前から幾度と無く練習済みである。今は亡き父の残してくれた魔術書はとうに読み尽くされ、代々続いてきた魔術師の血がざわざわと沸き立つのを数回深呼吸をして押さえ・・・・

美しく着色された色砂を片手で握りしめサラサラと零し
器用に魔法陣を織り出す]
(168)2006/03/20 22:26:23
お嬢様 ヘンリエッタ
[ 主の声にがばっと身を起こし、ご飯という言葉に嬉しげに頷いて…]

 くいもの。

[ 差し伸べられた手にぽん、と自分の手を置いた]
(169)2006/03/20 22:29:42
新米記者 ソフィー
[・・・ブツブツを人の言葉でない呪文を魔法陣を織り出しながら数度となく繰り返し]

私を助けてくれるサーヴェント・・・・お願い!
出てきて!!
宝具の欠片に呼ばれて頂戴。

[書き上がった魔法陣の真中に跪き宝具の欠片を置くとそっと口付けを落とす・・・・]
(170)2006/03/20 22:33:33
墓守 ユージーン
ハンバーガーの原材料は牛肉だろう、たぶん。
コーヒーが苦いなら、そこの砂糖とミルクでも入れるんだな。

[くい、と顎で示して『くくっ』と笑った後、真顔に戻る。]

あんたが英霊ってのもぴんと来ないが、それ以上に俺の親が魔術師と言う方が不思議だな。
素質があると言われても、自覚も無い。

が、一子相伝という事なら思い当たる事が無いわけではない。
仮にあんたの推測が当たっているとしたら、恐らく加奈に継がせるつもりだったんだと思う。
15歳の時に二人とも死んじまったが、当事あいつは7歳だ。
親父とお袋のどっちが魔術師かは知らないが、魔術とやらを教え込む前に、自分が死んじまったんだろう。

……自分で言ってて、我ながら飛躍した推測だけどな。
あんたが本物なら、そう言っている以上、そうなんだろう。
そこは無理矢理にでも納得しておかないと、話が進まない……情けない話だ。

……で、これからどうするんだ?
競争相手を探して、何か勝負するのか?
(171)2006/03/20 22:37:48
双子 リック
[きょろきょろ、と辺りを見回す。]

ここだとどうも落ち着かないなぁ。
まぁいいや。本読むのは後でもいいし、もうちょっとぶらついてみるか。夜は怖いから嫌いなんだけど…。

[ぶる、っと体を震わす。]

ま、サーヴァントっての?
他の連中の動向も掴めるかも知れねーしなぁ、夜だと。
出没する場所とか分かってりゃ避けられるかも知れねーし。

ぶっちゃけマスターの人が諦めるまで避け続けてりゃいいだろ。

ちと気が引けるけど…

大体、よくも皆「戦いだ戦いだぁ」とやってられるよなぁ。
全く謎だぜ。疲れないのかねぇ。

[ぶつぶつとぼやきながら、ふらふらと歩く。
…どう見ても怪しかった。]
(172)2006/03/20 22:39:47
書生 ハーヴェイ
なるほど、妹という事か。
だとすれば並外れた才能だったのだろうな。

まあ、今後はそういう事になる。残り6人をいかに殺すか、という事だな。
基本的にはいつ襲われてもおかしくないのだから、自分の身はしっかり守ってくれ。サーヴァントは自動的にマスターから魔力を供給してもらって存在し続けられるのだから、簡単に死なれては困るからな。

ところで、まだ君の名前を聞いてなかったな?
(173)2006/03/20 22:42:38
学生 ラッセル
-北ブロック・オフィス街-

[そのままの格好では目立つため、武装を解除し、最初に案内された商店街で適当に男物の服を買った。
現代の服を着たセイバーは、どこから見ても違和感のない普通の青年となっていた。]

ここが北ブロックってところか?
スゲェ高い建物ばかりがある場所だな……。

とりあえずこれで、メイの話によると中央ブロックとやら以外は全部回ったことになったわけだが……

[霊光院があった西ブロックから始まり、南、東、北と主要な場所は順を追って案内された。
途中でサーヴァントと出会う可能性も考えていたが、結局それには至らなかった。
いや、元々セイバーは魔力探知の能力はあまりない。昨日発見できたのは相手が気配を消すのに注意を払えないほど消耗していたか、焦っていた為だろう。]
(174)2006/03/20 22:44:15
墓守 ユージーン
ああ、俺の名前は中村大祐だ。

[『よろしくな』と手を伸ばそうとして思い止まる。]

……『殺す』?
ちょっと待て、聖杯戦争ってのは殺し合いか!?
(175)2006/03/20 22:48:13
冒険家 ナサニエルが参加しました。
冒険家 ナサニエル
[琉衣(ソフィー)が儀式を終えた時、導かれた魔力により魔法陣が起動しはじめた。
低い鳴動と共に魔法陣から光が溢れ出し、それは閃光と言えるほどに強く琉衣を照らす。
やがて閃光が収まると魔法陣の中央に深緑の衣装に身を包んだ男が現れた]

[その男は黙ったまま琉衣が目を開くのを待っている]
(176)2006/03/20 22:50:52
双子 リック
なんか俺なんとか戦争のルール自体よく分かってない気もするな。でもそんな本は本屋には置いてなかったしな、確かめようもねーぞ。

…まぁいいや、めんどいし。



[近くを三人組の高校生が通りがかる。]

しかし、うーん。
いいんだよな、俺くらいの外見のやつ皆なんかフラフラ歩いてるし。俺怪しくないよな。
でもやっぱりみんな似たような服着てるんだよな。
今度調べてみよう。
(177)2006/03/20 22:52:29
双子 リック
とりあえず…今の服だとなんか変っぽいな。

[自分の服を見下ろす。
機能的だが、薄手でボロかった。
先ほど読んだ本に載っていた、「浮浪者」のようだった。]

字面だけ見ると間違ってないんだけども…なんか店員に睨まれるし、やりづらいよな、これ。

どこであの服手に入るのかねぇ…。

[遠く、三人組の高校生の背中を見やる。
何か負けたような気分。]
(178)2006/03/20 22:53:38
書生 ハーヴェイ
了解した。よろしく頼む大祐。

殺し合い、とは言ってもサーヴァントは既に霊体、本来の死を迎えるわけではない。
だがマスターを失うことが最も恐るべき事態であり、裏を返せばマスターこそが最大の弱点となる。
僕も全力で君を守るが、今後はそれに注意して生活してもらいたい。
(179)2006/03/20 22:55:25
学生 メイ
[自分の見立ててやった服を着たセイバーを、少し満足そうに眺め。
 芽生は、セイバーが示したビル群へと視線を移した。]

アンタは障害物のないところのほうが戦いやすいの?
それともこういう風に入り組んだところ?
どこか他のサーヴァントを誘い込むのに最適な場所があればいいんだけど。

で、今のところはサーヴァントの気配、感じない?

[濃くなる闇に期待と不安の入り混じったような表情を浮かべながら、芽生は寒そうにコートの前を掻き合わせた。]
(180)2006/03/20 22:59:29
墓守 ユージーン
あんた達サーヴァントが霊体って事は理解した。
既に死んでるなら、あの世に戻るだけ。

だが、マスターってのは俺と同じただの人間なんだろう?
あんたら……人間も殺すのか……?

[あっさりと語る男を睨みつける。]
(181)2006/03/20 23:01:13
学生 ラッセル
どっちかってぇと開けた場所の方が戦いやすいかねぇ。
死角が増えるとその分、後ろを取られる可能性もあがっちまうからな。

[セイバーは辺りを見回しながら答える。
彼が攻撃を受けてはならない唯一の場所、逆にいえば底さえ狙われなければよほどのことがない限り彼は負けないのだ。

"宝具・邪龍の宝血-ファーブニル-"
【ランクA 種別:対人宝具 レンジ- 最大捕捉 1人】
邪竜の血によって齎された限定条件内での復元・治癒能力、及び"死の形の固定能力"。
万物は何らかの要因によっていずれ死に至る事が誕生した時から既に定められており、
具体的には"点"と"線"としての形をとっている。
(先天的にこの"死"そのものを見れる能力者も極稀にだが存在する。)
本来時間・及びその存在の状況と共に変化する"死の点と線"の位置と形を背中の一点に凝縮、固定する事がこの宝具の力である。 ]
(182)2006/03/20 23:08:37
文学少女 セシリア
[まことは家族全員が揃った時以上に作ったつもりだったが、それは1時間足らずで綺麗になくなってしまった。
それだけバーサーカーがお腹を空かしていたかと思うと少し罪悪感を覚える。]

んー、それだけ食べてもらえると料理のしがいがあるよっ。

【うん、やっぱり関係ない人を戦いに巻き込むのは駄目。
 それに私の部屋にずっといないで少しは動かなきゃ・・・
 いざという時に身体が動けなきゃ意味が無いし・・・】

[まことは洗い物をおえ、バーサーカーとテーブルをはさんで正面に座った。]

バーサーカー。
今から貴方にこの町を案内しようかと思うんだけど・・・大丈夫?
(183)2006/03/20 23:08:41
双子 リック
~♪

[鼻歌交じりにぶらぶらと歩く。
先ほど初めて入った「コンビニエンス・ストア」においてあったサンドウィッチの袋の開け方が分からず悪戦苦闘したが、予想より美味しかったので満足していた。]

えーと、この辺がこの町の中央部だなぁ。

[左手に地図を開いている。]

コンビニあり、と。

[その地図に、先ほどコンビニで調達したペンでメモを入れる。]
(184)2006/03/20 23:10:35
学生 ラッセル
[つまり、"死と言う結果に繋がる道"を背中以外から完全に消し去っている事となる。
故に、背中へ攻撃以外は致命傷でも在ろうとも致命傷にはならず、無効化される。
また、同時に"背中以外への攻撃によるダメージを瞬時に復元・治癒する"能力も備えており、
実質的に"背中以外への攻撃は完全無効化"となる。
無論、背中には"死への道"が蠢いている事となり、そこへのダメージは文字通り"致命傷"となる。

つまり、何が何でも背中への攻撃は防がねばならない。]

気配は今の所感じねぇな。
元々、セイバーのクラスは最強だなんて言われちゃいるが、それは基本能力とかだけで見たときの話だ。
こういう索敵能力なんかはキャスターなんかの十八番だからな。
逆にいっちまえば、真っ向勝負以外じゃ結構キツイ所もあるってことだな。
(185)2006/03/20 23:12:34
書生 ハーヴェイ
・・・・・・ はっきり言おう、僕の生前は戦乱の世だ。
自分が生き残る為、誰かを守る為にはそのような事も仕方が無かった。

だが今の大祐が住んでいるこの世界は平和だ。だからきっとピンと来ないのだろう。それが僕と君の認識の差だ。

この戦いに参加する魔術師は、君と同じように自分の命を賭けてでも手に入れたいものがある者達だ。いわば非現実的なものだ。ならば君も命を狙われる立場であり、だからこそ聞いた。
自分よりも加奈という女性の方が大切か、と。

それに勝利条件はあくまで他のサーヴァント全員の死亡、マスターを殺すのが目的ではないし、あえて狙う必要も無い。君が命令しない限りは、余程の事がない限りマスターを狙うことは無いだろう。

少しは、納得してもらえたかな?
(186)2006/03/20 23:13:26
双子 リック
うーん、ここはこんな時間でも若干人通りがあるなぁ。
昼にもう一回来よう。うん。

[またもきょろきょろとしている。]

よし、次は東の方へ行ってみよう。
学校があるらしいじゃないか。
ってー事は俺くらいのやつがきっと沢山いるはずだ。

…昼に。



…。

やっぱ夜って駄目だよなぁ。
ぶつぶつ。
(187)2006/03/20 23:15:19
お嬢様 ヘンリエッタ
 ふぅー…

[ 幸せそうに息を吐く。満腹感を得られて至極嬉しそうだ。]

「バーサーカー」

[ 名を呼んだ主の方へと顔を向ける。]

「今から貴方にこの町を案内しようかと思うんだけど・・・大丈夫?」

[ 現世に召喚されてよりずっとひとつの部屋に閉じこもっていたのだ。主からのこの提案に逆らう意図などあろうものか。バーサーカーは真面目な顔でこっくりと頷くと、一言だけ言葉を発した。]

 …いく。
(188)2006/03/20 23:18:40
学生 メイ
[あー、そうかー、と少女は頷いた。
 言われて見ればその通りで、開けた場所のほうが彼の能力を最大限に活かせる。]

なら、今私たちがいるお寺の境内とか…高校とか大学のグラウンド。
あとは樹那川の河川敷とか、そこらへんかしら。

[指を顎に当てて、芽生は考えるように星の見えない空を仰ぐ。
 暫くうーんと唸っていた彼女は、その後に続いたセイバーの言葉により一層難しい顔をした。]

やっぱりできればお寺に誘い込みたいわね。
お坊さんたちは22時には就寝しちゃうし。
何かうまく誘い込める方法はないかしら…。
(189)2006/03/20 23:18:40
新米記者 ソフィー
[...は、突風にはじき飛ばされ、まばゆいばかりの閃光に目が眩む。
書庫の本棚にしたたかに背中を打ち付け呻き声を漏らしながら]

・・・っう!
こんな派手な登場の仕方するなんて聞いていないわよぉ。

[瞼を擦りながら視力が回復するのを待つとぼんやりと魔法陣の真ん中に立つ背の高い者に気が付く]

あ、あなたサーヴェント?
(190)2006/03/20 23:18:46
冒険家 ナサニエル
[目の前にへたり込んでいる琉衣を見ながら口を開いた]
訂正するとサーヴァント、だな…。
召還陣があるという事は正規のマスターだな。
ならば今何が起こっているか、説明する必要はないな…?
(191)2006/03/20 23:22:43
双子 リック
うぉー。
途端に何も無ぇな。


[ぽつん、ぽつんと大きな建物。
それが学校や病院であることは想像がついた。
しかし全体として薄暗く、明かりの点いている店や、賑わったところはほとんど無い。]

ま、そりゃそうか。
病院があるわけだしな。

[遠く見える建物を見やる。「樹那病院」の文字。
先ほど見た本の中にも見た。]

…大きな病院だなぁ。
医学ってのがまた、進歩してるんだよな。
俺も昔は詳しかったのになぁ。
本見ても知らない事ばっかりだもんなぁ。
(192)2006/03/20 23:23:38
学生 ラッセル
さぁなぁ、キャスターのクラスみたく陣地作成なんかのスキルがありゃぁどうとでもなるんだろうが……

生憎、そんなまどろっこしいモンは持ってないんでな。

[セイバーはつまらなさそうに答えた。]

ある意味、一番戦闘の幅が狭いクラスかも知れねぇな、セイバーは。
それに、実際サーヴァントと遭遇したときに"誘い込む"なんて悠長なことを言ってられるかってのも問題だ。

実際、お互い手の内を隠していた昨日の戦闘ですらアレだからな。
(193)2006/03/20 23:25:51
墓守 ユージーン
……。

[アサシンの話を黙って聞いた後、ふう、とため息をついた。]

英霊って言うくらいだ、乱世が出自なのは解る。
あんたの言葉を信じよう。

俺が死ぬのは構わない……元々死んでたような生活だからな。
だが、他の奴の命を奪って生き返っても、加奈は素直に喜んでくれないと思う。

よろしくな、アサシン。

[今度こそ、アサシンに真っ直ぐ右手を差し伸べた。]
(194)2006/03/20 23:27:55
新米記者 ソフィー
[冷静にとつとつと喋る背の高い男に多少ムッとしながらも
よろよろと立ち上がり服に飛び散った色砂を叩き落とす。]

言い間違えてご免なさいね。

ええっと、初めてなんだけど宜しく。
私は、祖父江琉衣。愛称はソフィーだけど好きに呼んで良いわ。
貴方は何と呼んだら良いのかしら?

[腕を組み首を傾げて]
(195)2006/03/20 23:32:19
双子 リック
[「樹那高校」。そう書かれた門の前に立つ。
門は固く閉ざされ、人の侵入を拒んでいる。
校舎、肯定の周囲も壁や金属らしい網で囲まれていた。]

…学校。

[つ、と「樹那高校」と書かれた文字を指でたどる。]

一回、行ってみたいなぁ。
時間が許せば…。
(196)2006/03/20 23:35:05
双子 リック
この辺には最高学府もあるんだよな。
さっき本に書いてあったし。

まぁ、昼に来よう。うん。
とりあえず今日は色んなところへ行かないと。


…は

[一拍。]

っくしょーい!
うぇーい。

寒くなってきたなぁ。うぅ。
(197)2006/03/20 23:35:59
書生 ハーヴェイ
[握手を交わす]

分かった、約束しよう。

【ライダーとの戦闘の話をしたら、大祐はどう思うだろうか】

ところで、とりあえず拠点になりそうな雨風を凌げる場所が欲しい。心当たりはないか?
(198)2006/03/20 23:36:47
学生 メイ
[セイバーの言葉に、芽生はふと何かを思い出したように顔を上げた。
 すごく今更な話題な気がしたが、気になりだすとそれしか考えられないのが彼女の性格のようだった。]

昨日のサーヴァント。
クラスは、言っていた?
セイバー以外で剣を使うのっていうと、ライダーかアサシンかしら。

[そして続けられたセイバーの言葉に、彼女はからりと笑うとばしんと彼の背中を豪快に叩いた。]

戦闘の幅が狭かろうがなんだろうがどうでもいいわ。
私も小難しいことを考えるのは苦手だもん。
そうね、誘い込むのとかは無理でもいい。
全部真っ向勝負。
それが私達らしいんじゃないの?
(199)2006/03/20 23:37:55
双子 リック
この辺って広いし暗いし、戦闘にはうってつけなのかもなぁ。
でもあれだよな、病院あるし騒がしいの避けて欲しいよな。うん。

[人事のように呟く。]



ようし、次は北の方行ってみるべか。
えぇと。

[地図を広げる。が、暗くてよく見えなかった。]

うがー!

街灯はどこだー。
(200)2006/03/20 23:38:57
墓守 ユージーン
拠点、か……。

[かつて公園でねぐらにしていた段ボールハウスを思い浮かべたが、お世辞にも拠点とは言い難い。]

俺の両親が唯一残してくれた家がある。
そこでよければ案内しよう。
(201)2006/03/20 23:41:52
冒険家 ナサニエル
私はアーチャーと呼んでもらおう。
それが私に与えられたクラスだ。

そぶえ…るい…ソフィー…
変わった愛称の付け方だな。
ソフィー、と呼ばせてもらうことにするよ。
で、正規のマスターであればこれからどうするかという点についてはある程度試案があると思うのだがいかがかな?
(202)2006/03/20 23:45:25
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36
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