流れ者 ギルバート [ギルバートは、ハーヴェイに気付き一瞬険しい視線を送ったが、メイが抱きついてきたのでそれを受け止めて言った。] さてさて、みんなはこの話どう思うんだい? まぁ信じたくも無い話だよな。 この中にそんなのがいるなんてさ。 まぁさっきの話が真実だとするならば、俺はどうやら船長の言うところの占い師って役回りらしい。 そしてそこの書生を俺は異形の者…人狼ってやつか?と告発した。 俺だって奴が人狼だってのが分かっただけでその原理までは分からん。 元に戻るのか戻らないのか。姿を変えた全くの別の存在なのか、それとも精神だけがおかしくなっているのか。 ん…何か言いたそうだな? [そこでギルバートは、ヒューバートの視線に気付いた。] | |
(423)2005/07/07 00:38:39 |
新米記者 ソフィー [彼女は暗闇の中であのときのようにウェンディを探していた。 呼べども応えず、闇の中で見えるのはなぜか自分の姿だけ… そして、彼女のウェンディを呼ぶ声は、辺りの闇へと虚しく吸い込まれていく。 不意に少し先にウェンディの小さな姿が見え、 ソフィーは安堵して、それに向かって駆け寄ろうとした。 …そのとき、聞き覚えのある悲鳴…男性の…船長の悲鳴が…辺りに響く。 足は竦んだかのようにその場から動こうとしない。 それと同時にウェンディの向うに燃えるように真っ赤な瞳が見え… 『それ』は大きな口を開き、鋭い爪の生えた前肢を振り上げ……… 『ウェンディ、ウェンディ────────!!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁ────────────────!!!!!』] | |
(429)2005/07/07 00:48:28 |
医師 ヴィンセント [ヴィンセントはウェンディを連れてひねもす島を巡った。 やはりここは島であること。場所によって地形が大きく異なること。北には森と泉があること。南の山の斜面、地層から火山灰が見つかりこの島には火山が存在していたことなど。 ヴィンセント達は泉を探索し、蔓を発見した。蔓を上手く駆使すればロープが作れるかもしれない。ヴィンセントはある程度蔓を採取した。 また森ではマンゴーを持ち帰ることができた。きっと役に立つだろう。 また途中ナサニエルとも出会った。彼は探索を続けている私達を探していたらしい。 ヴィンセント達は3人で島を巡り、大まかな地形を知ることができた。 ナサニエルの冒険家としての手腕は見事であり、底なし沼などの危険な所へは決して踏み込まず安全に帰還することができた。 しかし目的のひとつとしていた船長の行方をつかむことは最後できなかった。] | |
(434)2005/07/07 00:51:12 |
医師 ヴィンセント 訂正 >>439 ヴィンセントさん→ギルバートさん。 | |
(441)2005/07/07 00:59:08 |
流れ者 ギルバート [ギルバートは振り返り、ハーヴェイに向かって言った。] フフッ、お前さんの口からそんな言葉が出ようとはな。 俺には、今あんたが頭の中で何を考えているのか、どういう状況なのか分からん。船長の言う通りならばもう1匹いるのだろう。船長を殺害したのは、あんたではなくもう1匹の方なのかもしれない。 物腰も柔らかだし、凶暴そうな点などあんたには微塵も感じられない。もしかしたらあんたは温和な異形な者なのかもしれない。だがそんな希望的観測で安穏と生きていられるほど、俺の頭の中は温室になってないんでな。 はっきり言えば死んでもらいたい。 [ギルバートはハーヴェイを寂しそうな眼で見て告げた。] | |
(444)2005/07/07 01:03:10 |
医師 ヴィンセント [ヴィンセントは浜辺の方で発見した椰子の実を見せた。それはかなり強引に中の蜜を取り出したように見える。人間がとった行動にはまるで見えないものだ。] メイさんも2〜3日前、似たような事をおっしゃっていた(>>1:133)ようですし…いやな予感はするのですが… | |
(459)2005/07/07 01:59:30 |
流れ者 ギルバート 【海岸】 [ギルバート自身は夜目が利くので余り灯りは必要ないのだが、灯りをもって海岸へ向かった。すると砂浜でしゃがみこんでいるメイを見つけた。そして陽気に声を掛けた。] やぁ、メイ。気分はどうだい? [そして俯いたままのメイに後ろから抱きついて話し掛けた。] 俺とて彼に恨みがある訳ではない。 俺達…が生きるため…これは俺のエゴだ。 仕方ないなどと言い逃れはしない。 俺は自分のために彼に手を掛ける。 メイは…大人しく待ってればいい。 俺が戻ってくるのをな。 さて南国とはいえ、ここで寝るのは感心できんな。 戻るとしようか。 [ギルバートはそのままメイを背負い、洞窟の方へ戻っていった] | |
(463)2005/07/07 02:27:50 |
書生 ハーヴェイ [メイがセシリアの事を話すのを、ハーヴェイは何も言わずに頷きながら聞いた。メイが話し終えた時、彼はセシリアの為に祈りの句を口にした。そして暫しの後、口を開く。] ギルバートさんの言った事……そして、アーヴァインさんの言った事がどちらも真実であったなら……俺は、人を襲って行ったという――呪術師の呪を受けた人狼だと言う事になるのだろうね。 先生に連れられて、様々な話を聞いて、そのような話も全てが全て作り事じゃないという事を俺は知ってる。 だから、こういう話頭ごなしに否定する事はできないが……少なくとも、俺は今、自分がそういうものだという自覚もないし、思ってもいない。 ただ……俺自身が気付かぬ内に呪に囚われている、などという事もあるのかも知れない。 | |
(543)2005/07/07 21:28:33 |