学生 メイ 【森】 [雨に打たれながら、メイはラッセルと共に森へと辿り着いた。彼の眠る場所として何故そこを選んだのか、メイは分かっていた。そこは、初めて彼と向き合えた場所だから――。メイはラッセルを掘った穴に埋め、彼の腰にある彼のナイフを手にした。] ラッセル、私は貴方の想いに応える事はできない。 私は…ギルを愛してるから。 そのギルを殺した貴方を、今でも憎いと思ってる私もいる。 でもね…貴方の屈折した愛、前に認めないって言ったけど…少し分かるような気がするよ。 貴方とは、もっと違う出逢い方がよかったな。 ラッセル、安らかに――― [メイはラッセルの土を被せると、近くに咲いていた白い華を供えた。そして、彼の許を*去った。*] | |
(33)2005/07/10 15:45:17 |
学生 メイ [メイは小屋に戻る途中、何度か立ち止まり空を仰いだ。降りしきる雨が今のメイには心地よく感じていた。それは、今まで流せなかった涙を与えてくれ、そしてその涙を隠してくれていたのだから。 小屋に入る時、横たわっているヒューバートの姿が目に入った。] え…?ヒューバート…? ヒューバートが襲われたの…? [メイはあまりの事実と光景に眩暈がした。悉く自分に関わった人が命を落としているのだから――。] ギルに始まり、ハーヴェイやラッセル…憎んでいたヒューバート。 何で…こうも私に関わる人が居なくなるの…? 私に呪術師の怨が憑依してるの…? それとも…私に恨みがある人の仕業…? | |
(34)2005/07/10 16:22:48 |
医師 ヴィンセント […夜、ヴィンセントは人狼のことを考えていた。 お伽話や船長の話を反芻すると、やはり人狼というものは先住民そのものではないらしい、という推論に近づきつつあった。 そして最愛のニーナ、ハーヴェイの感触から、人間、それも人間であることのささやかな誇りを持っている者に、悪夢を植え付けられる、人狼の素質を開花させてしまうのではないか、と。 ともすれば、ラッセルは誇り高き青年であったが少し他の人間…一般人が持ち合わせる人としての幸福とは少し違うものにも感じ取れるでないか、と。…もしや彼こそが人狼!? そのような邪推妄想といった思念が、彼の頭の中のチェス盤を交差していった。] | |
(53)2005/07/10 22:12:55 |
冒険家 ナサニエル 【???】 [死んだはずのギルバートが俺に近づいて話しかけてくる] 「よう、俺を疑って殺した奴はお前以外は全員死んだぜ、次はお前の番かもな?」 ギルバート!?何故だお前はお前の言葉どおり俺が殺してしまったはずだ!! それが何でこんなところに居る!! [ギルバートは最初の言葉以降喋ろうとすらせず去っていこうとしている…] おい、待ってくれ!何か答えてくれよ!! [叫びながら飛び起きる…、周りが驚いた表情でこちらを見ている…。 夢なんて見るのは久しぶりだった…、ましてや死人がよみがえるような夢は初めてだった、不審な目で周りに大丈夫だと一言はなち、俺は水を飲み気を落ち着けようとした…] | |
(54)2005/07/10 22:13:01 |
学生 メイ ジェーンの昨日の言葉(>>4:244)、これも私には考えられない。 両成敗…?真偽が解らずとも1人は敵が退治できる…? 両方死ぬべき…と考えた人は賢明な判断をした…? 人の命を何だと思ってるの…? カミーラは確かにギルもハーヴェイも殺そうとしてた。でもジェーンはカミーラを盾に自分を正当化してるように思えるよ。 ナサニエルはどう思う…? | |
(104)2005/07/10 23:15:32 |
冒険家 ナサニエル [メイが俺にヒューバートの死体が小屋の前で放置してあった事をどう思うか?ジェーンの発言をどう思うのか?と二つの問いかけとしてきた…、正直答えたくなかった、彼女の望む答えを俺は持って居ないのだから…、それでも答えないわけにはいかないので重々しく口を開き始める…] メイ、まずはっきりさせて置けばヒューバートを発見したのは俺だ、そしてあそこに置いて放置したのも俺だ…。 本当は俺だってここに早く埋めてやりたかったさ…、でもなヴィンセントに検死してもラう必要があったんだ…、今は少しでも手がかりが欲しいからだ…、周りの皆にも俺が検死するまでは触れるなといっておいた。 だから悪いのは俺だ…、すべてを理解してくれとは言わんが事情があったとだけは判ってくれ。 | |
(106)2005/07/10 23:25:41 |
冒険家 ナサニエル そしてジェーンの発言だがある意味ではその通りなのかもしれないな… ギルバートが真実を語っていたならハーヴェイは人狼だ、そうでないなら恐らくギルバートが人狼だ。 その場合両方を殺せば確かに一匹は殺せるわけだ、それは賢明な判断といっても良いのかもしれないな。 事実、俺もあの晩ハーヴェイを殺すつもりで居たわけだ、だが決して賢明な判断をしたとは思っては居ないさ…、あの時はあれしか方法が無かった…、あのままハーヴェイが残っていたら誰かが間違い無く疑いをかけ、それによりまわりは混乱するだから俺は殺さなくちゃいけないと思った…、決して賢明な判断なんかじゃない…、むしろ苦渋だったさ… きっとジェーンも同じだ、だが彼女はビジネスその他で修羅場をくぐって来ている…、だから表情に出さないように無意識にしているだけだと思う…。 誰だって人を殺すことを喜んでやるわけ無いんだからな… | |
(107)2005/07/10 23:35:16 |