人狼審問

なるほどな、冒険家。
俺と牧師をコンビとは思わず、
真の【占い師】はまだ潜伏している…
それがお前の考えか。

勘違いをして悪かったな。

リックもグレンもギルを疑ってるの…？
貴方達はギルと一緒に行動してないから、何処で何をしてるんだろうと疑うのも分かる。でも、私はギルと一緒に居る事が多いから、貴方達よりはギルの事分かってるつもり。ギルは…私には優しいわ。

ハーヴェイ――
能力者以外の9人から人狼を処刑するのと、能力者とはいえ、生きてる人を判定できない霊能者2人から人狼側(人狼の可能性も在り)を処刑するのと、どちらが島にとっていいと思う？貴方は霊能者に何を期待しているの？今日人を処刑し場合、流れによっては能力者を決め打ちしないといけなくなるわよ。貴方に、正しい判断ができるの…？

…死人の正体を見定めるもの、と告白した二人は…二人ともこの子達を保護しよう、としているわ。

どちらかを、殺してしまったらこの子達はどうなるの？

[怯える幼い子供の姿に、キャロルは幼いときに両親を亡くした時の、あの悲しみを思い出していた。]

ギルバート、さん、でしたっけ？お名前を間違えていたら申し訳ありませんわ。
能力者以外を処刑しても、狼さんが食べたのがどうして占い師、もしくはその占い師が人と判っている者ではないと言えるのです？（>>386）
わたくし、赤い月が出る前までに他の占い師さんに出てきていただくよりほかないと思っていますの。そしてクインジーさんとともに占って結果を見ていきたいんですの。
もちろん占い師さんが狼さんを恐れていらっしゃるのはわかります。ホンモノの占い師さんならなおさらです。しかし私たちにも情報を頂かないと。きちんと判断できないと思いますの。
なにせ、人を……殺さなくてはならないのですから。

俺もハーヴェイと同じ違和感を覚えるな。
考察と希望がちぐはぐな感じを受ける。クインジーが偽者と仮定して、シャーロットを処刑してルーサーが白を出すって可能性が在ると思っているのかな？

クインジー人狼、シャーロット狂信者、ルーサー霊能者だって考察なんだろうか？

その場合シャーロットはクインジー人狼を知ってる筈だよな？自分が処刑されて人狼が偽者で在る事を教えるような行動を取るだろうか？
また人狼が黒判定で出てくるってのも、ちょっと考えにくいな。

ナサ――
クインジーが偽者だと思うのなら、シャーロットよりルーサーを処刑する事を望まないかしら。
貴方はルーサーとクインジーが繋がってない可能性を考えてるようだけど、私はかなり低いと思うわ。狂信者は人狼を追い込むような事、しないと思うの。

占って欲しい者って言うと……ナサニエルかな。
クインジーが占ってくれて、また潜伏中の占い師も占ってくれると、最高だが……これは明くまで個人の希望だぜ。

少し水を飲んでくるよ
すぐ戻る

[ハーヴェイはそう言い残し洞窟の奥へと入っていった。]

…それと…
俺が処刑すべきだと考えている相手は、今更説明する必要もないだろう…
殺し屋として、無駄な命を奪うのは御免だ。

お嬢…俺も貰っていいかな。

これが最後の食事になるかもしれないしさ。

[キャロルは、子供達の保護者を平気で殺すと言える人達に対して、なんとはなしに不信感を抱き初めた。]

…この子達は、保護者がいないと明日からの命も覚束ないじゃない。
それとも…明日からは、代わりにこの子達の面倒を見て上げられるのかしら…？

……いや……
もう既に俺の『時』は動いている…

どうしてうらないしさんは出てきてくれないの！！？

……シャーロットおねえちゃんが、かわいそうだよぅ……
［エッタは泣き出した］

お嬢ちゃん、今の時点での情報という面では確かにそうなんだが、申し越し先を見た方がいいと、俺はおもうんだ。

今の時点で本物の占い師が、隠れているとしたら、出てきた時点で人狼に判ってしまう。そして守護者にはわからない。例え偽者でも、クインジーが生きている事に意味があるのは判るよね？

人狼に取って、8人の中の占い師を襲う方が確率はひくいと俺は思ってるよ。他にも思う事は在るんだけど、これは明日、俺が生きていたら話すよ。

ええ、どうぞ・・・

最後の食事、ですか。
いつまで生きていられるか、誰にも分からない状況ですものね。

ハー＆クイ、俺はどんな組み合わせも決め打ちしたくないって言ってるんだぜ？だから偽っぽいと思えど、クインジーを即処刑しようとは思わない。みんなはもう組み合わせは決め打ちなのか？そっちの方が信じ難いがな

ああ、ソフィー。俺はギルを疑ってる。

会話の輪の中に積極的に入ってこようとしなかったし、誰の目にもとまらないように慎重に距離をはかってるように見えた。

処刑や襲撃にさらされているこの環境の中で、それについて触れた話は自分をその中に置いての切迫感が感じられなかった。
むしろ、感じたのは他人事感だ。

すまない･･･僕は少し【海岸】のほうへと行ってくる

ルーサーはまだ戻ってきてないのかしら。ルーサーの言葉も聞きたいんだけど……

ギルは何人かから疑われてるみたいけど、私は信じてるわ。私を心配して、優しくしてくれるギルが…人狼なわけない。

そうだよね、ギル……　信じていいよね……？

―泣いているエッタを抱きしめて―

エッタ、私は大丈夫だから。
占い師さんにもきっと考えがあるのよ。
信じて待ちましょう。

決め打ちでは無く、枝打ちだな。

俺は先に挙げた5つの内から考えてるよ。
明日になれば、もう一人の占い師も出てきてくれるだろう。そうすれば、幾らか状況が変わるんじゃないかな？

ハーヴェイ？
こんな時間に一人で海岸へ行くの？
危険だわ・・・・

もう…いや……

[ソフィーは洞窟の外に走っていった。]

【北西の海岸】
赤い月･･･か
皆がお嬢様を疑うのもこの狂気の色に染まった月のせいなのかもしれないな･･･
もう皆がすべてを怪しみすべてを信じられない世界へと向かっていくしか道はないのか･･･？

もちろんさ、俺はソフィー、君と同じ血の流れている人間だよ。

俺も、今まで君と交わした会話、その考え方から君は人狼ではないと確信してる。

[俺はシャーロットから芋を受け取った]

悪いな。

[俺たち農夫が土を耕し得た収穫を、地主はただ食すだけだった。その彼女から食べ物をもらった事に、僅かばかりの感慨があった]

ハーヴ、どこへ行く！

[俺は慌てて芋を頬張りながら、ハーヴの後を追った]

ソフィ！！

【洞口】

何故、こんな事になっちゃったの…？
皆で、助け合わないといけないのに……

あの月が憎いわ……

[ソフィーは紅い月を見上げながら、静かに涙を流した。]

……明日出てくる占い師さんがホンモノだといいんですけれどね。襲われた人がホンモノでこれ幸いと狼さんが騙ってきたらどうされるつもりなのでしょう。結局疑うしか術はありませんわ。
今日中に出てきていただいて昨日の占い先もおしえていただいた方がわたくしはよいような気がしていますけれど。

赤い…　月が真っ赤だ…

[俺は月の赤さに眩暈を感じ、蹌踉めいた]

一週間前の朱い月が出た晩、俺は夢を見た……。
隣で寝ていたソフィーの夢だった……。
あの夢は、船が沈んだ……同じように朱い月が出た晩の夢に感じ似ていた……。
いや、そっくりだったと言っても良い。

只、船が沈んだ晩の夢とは違い、ソフィーはあの学生のように獣へと変わる事は無かった……。夢の中のソフィーは、とても……奇麗だった……。

どうやら俺は朱い月の晩、寝る前に意識した人間の夢を見るらしい。そして……その夢の中では、人狼は本来の姿に俺の目に映るようなんだ……。


もう少し早くこの夢の事を正しく認識出来ていれば良かったんだが……あの晩俺は寝てしまっていてね。あの夜が朱い月がでる夜だった事に気付いてなかったのさ……。
人狼と思える人物の洗い出しは、翌日からしようと思っていたんだが……気が付いたら朱い月の晩は明けていて……本当に申し訳ない。

そして今、俺はナサニエルの名を唱えながら……あの夢を再び見ようと……している……。

僕には･･･お嬢様は疑えない
お嬢様は僕にとっては憧れの人なんだ･･･
彼女の殺される所なんて･･･
僕には守りきれなかった･･･
ごめんなさい･･･シャーロットお嬢様

…もう、こんな環境…嫌。

[キャロルは、しゃがみこみ考え事をしているヒューバートの側にそっと寄り添った]

[絵を描く手を止めて]

いけません、ハーヴェイさん！
こんな時間に外に出ては…！