新米記者 ソフィー [ソフィーは海を紅く照らす月を眺めている。その瞳にはうっすらと光るものがあった。] …終わらないわ…… まだ、月は紅いまま…… | |
2005/06/15 22:02:57 |
新米記者 ソフィー [ソフィーは地上から天に向かって昇る二つの魂をみつめた。] 今日は、キャロルとエッタ…… ねぇ、ギル……やっぱり私…… 幾ら貴方の仲間でも……私は人狼を許せない…… 幼い命奪い、愛する仲を引き裂く人狼を…… 私は決して許す事ができない…… | |
2005/06/15 22:05:36 |
新米記者 ソフィー [ソフィーの涙は、傍らで眠るギルバートの頬に零れ落ちた。] まだ人狼は…あの島に二人も生存している…… 今日、人狼を処刑できないと…… ―――月は永遠に紅いまま…… ナサ、信じてる……月を…元の色に戻して…… 黄金色に輝く月を……私は眺めたいわ。 | |
2005/06/15 22:10:27 |
踊り子 キャロル [ふわりと身体が宙に浮かんだ… 紅い月を背に受け、眼下に自分の無残な死体が見えた。] …私、殺されてしまったのね。 [ヒューバートが、狂ったように私を殺した男に踊りかかった] ヒューバート…… [キャロルが瞳から零した涙に実態はなく、ヒューバートに届く事すらもうなかった] | |
2005/06/15 22:23:02 |
踊り子 キャロル ヒュー…勝手に追いかけてきて…勝手に先立つ不幸を許して。 貴方だけでも生きて…夢をその手に叶えて。人狼なんかに、負けないで… ……私の事は、忘れて。有難うヒュー。 楽しかったわ。 | |
2005/06/15 22:24:42 |
踊り子 キャロル [ふわり…キャロルの身体は浮き上がり、見る見るヒューバートの姿が小さくなってゆく…… 空に吸い込まれるように上りきった所で、急に視界が真っ白になった。 −−キャロル…キャロル。 −−とうとう来てしまったのね。 「パパ?ママ?」 懐かしい両親の声が聞こえた。マーガレットの咲き乱れる暖かな陽だまりの中で、キャロルの両親は、今度は暖かな微笑でキャロルを迎えた。 「パパ!ママ!会いたかった。寂しかったんだから…」 キャロルは両親に抱きついた] | |
2005/06/15 22:27:21 |
新米記者 ソフィー キャロル…… それでいいの…? 折角逢えたのに…忘れられもいいの……? そんなの…淋し過ぎるわ…… [ソフィーはキャロルを優しく抱きしめた。] | |
2005/06/15 22:28:19 |
踊り子 キャロル …誰? [ふいに、両親の姿は掻き消え、背中に違う温もりを感じキャロルは振り返った] …貴女は、やっぱり死んでしまっていたのね。 [キャロルはソフィーの顔を見つめて、諦めたような微笑を浮かべた] | |
2005/06/15 22:31:48 |
踊り子 キャロル 私はヒューバートが、夢に向かって楽しそうに生きている姿を見ていたい…。 私のために人生を棒に振るようなことは…もう、して欲しくない……。 [ヒューバートへの思いを断ち切るように、キャロルは静かに目を閉じた] | |
2005/06/15 22:37:01 |
踊り子 キャロル [ふいにキャロルの視界は変わった。 懐かしいアーノルドの姿が現れた。 「娘を…私の娘を、せっかく人狼という運命の呪いから解き放とうとしてくれていたのに…君までうちの娘に殺されてしまうとは……」 アーノルドは、頭を垂れ、キャロルの目の前から掻き消えた。] …やはりシャーロットちゃんが。 [キャロルは絶句した] | |
2005/06/15 22:40:49 |
踊り子 キャロル [キャロルの耳に、ふいにグレンの声が届いた] グレン?!貴方は無事なのかしら…? [思うが早く、キャロルの魂は自分の亡骸のすぐ傍に戻っていた。そこには、自分の遺体を担ぎ、綺麗な場所に埋葬して泣いているグレンの姿があった] …グレン。貴方はいつもそう。 昔からいつもそうよ。私が悲しい時、必ず傍に居て慰めてくれるわ。 私が命を落とした時まで…貴方がそうしてくれるなんて……グレンごめんね、いつもいつも心配かけて。 いつもいつも…有難う。 [キャロルは、グレンの背中にそっと触れ…… ようと試みたが、その手はグレンの身体を通り過ぎただけだった……] | |
2005/06/15 22:50:44 |
踊り子 キャロル 私は寂しかった。 いつも寂しかった。そして。そうよ。 貴方達兄妹と三人で遊んでいる時…まるで本物の兄弟のように楽しかったの。 グレン…貴方は生きて。 私の分も…フローラちゃんの分も…… [キャロルの胸に、締め付けられるような記憶が蘇った…] | |
2005/06/15 22:53:19 |
踊り子 キャロル [キャロルの視界は再び*変わった…*] | |
2005/06/15 22:55:16 |
お嬢様 ヘンリエッタ ここは…どこ…? お兄ちゃんは…?お姉ちゃんは…? ……あったかい… [エッタは*瞳を閉じた*] | |
2005/06/15 23:23:02 |
お尋ね者 クインジー ……こうして、まあ…… 次から次へとこっちの人間が増えていく訳だ…… [クインジーは葉巻をふかしながらキャロルとヘンリエッタが来るのを見つめている] | |
2005/06/15 23:32:56 |
踊り子 キャロル [キャロルが目を開けると…そこには懐かしい人が居た] クインジーさん… お久しぶりね。 [キャロルは、屈託の無い微笑を向けた] | |
2005/06/15 23:45:50 |
お尋ね者 クインジー ……よぉ。久しぶりだな。 いつ以来だっけか? | |
2005/06/16 00:02:58 |
踊り子 キャロル …クインジーさんが殺されてから、二つ紅い月が昇った…かな? | |
2005/06/16 00:04:26 |
お尋ね者 クインジー そういや、そんなもんだったか… 随分と長い時間が経った気がするな… | |
2005/06/16 00:10:44 |
踊り子 キャロル …そうね。 私は焚き火を囲んで貴方と会話をしたとき確信した。 貴方が本物の魔女の末裔だってね。 それなのに、貴方は殺されてしまった…… | |
2005/06/16 00:12:58 |
踊り子 キャロル | |
2005/06/16 00:15:17 |
双子 リック すーっ……すーっ…… [リックは何時の間にか眠っていた。] [子猫のメイは、クインジーの足元に近付き、 何かを訴えている。] ン〜ニャン? | |
2005/06/16 00:15:25 |
お尋ね者 クインジー そうだなァ…… ま、所詮… 俺は魔女の末裔だかの前に、殺し屋ってことだ…… [そう言うと、葉巻の煙を吐き出した] | |
2005/06/16 00:16:21 |
書生 ハーヴェイ 僕は・・・君を殺さなければならないのか・・・? 親友をこの手に・・・ | |
2005/06/16 00:17:21 |
お尋ね者 クインジー ……どうした?メイ? | |
2005/06/16 00:17:57 |
お尋ね者 クインジー | |
2005/06/16 00:21:49 |
踊り子 キャロル …あら、子猫。 [キャロルは、クインジーの足元のまだよちよちの子猫を抱き上げ、顔を見つめた] 可愛い。 | |
2005/06/16 00:22:48 |
踊り子 キャロル ふふ、そうね。貴方は殺し屋。 …無益な殺傷をしない殺し屋ね。 [ふと、それを自分に確信させたリックの姿が見えた] 眠っているのね。会いたかったわ、可愛いリック。 | |
2005/06/16 00:25:13 |
踊り子 キャロル ソフィーさんが、ギルバートさんに会いたいと願ったっていうの? [キャロルは首を傾げた] …そうなのかな、どうなのかな。 私は…ヒューバートに、ここには、来て欲しくない…かな。 [キャロルは、目を伏せた] | |
2005/06/16 00:26:29 |
お尋ね者 クインジー ……おいおい…… ブン屋といい、お前といい…… 俺のことをかいかぶりすぎだろ…… | |
2005/06/16 00:27:27 |
踊り子 キャロル ふふ…買い被る? 私は、貴方の生い立ちを聞いたじゃない。 生きるために人を殺す…自分の意思には関係なく。 リックを護るために占おうとした貴方を、私は信じたんだから。 | |
2005/06/16 00:32:44 |
新米記者 ソフィー 私は…ギルバートに逢いたかったわ。 というより…あれ以上、嘘をついて欲しくなかった。 傍に居て欲しいって、私の甘え…エゴでもあるけどね。 | |
2005/06/16 00:33:59 |
踊り子 キャロル ソフィーの、その真っ直ぐな気持ちが天に届いて…私たちを動かしたのかもね。 [キャロルは、くすりと笑った] | |
2005/06/16 00:36:14 |
お尋ね者 クインジー …ったく… 言っただろう、あれは「俺があの少年を信じるため」だって… …ま、そう思いたかったら好きにすればいいさ… | |
2005/06/16 00:40:45 |
踊り子 キャロル …クインジーさんが、リックを可愛がっていた気持ちに変わりは無いじゃない。 [キャロルは、楽しげにくすくす笑った…下界の出来事など知らずに。] | |
2005/06/16 00:42:45 |
お尋ね者 クインジー 〔クインジーは無言で葉巻を吸っている〕 (…あいつらの言うことが、よくわからん…) | |
2005/06/16 00:46:53 |
踊り子 キャロル [キャロルには、殺される寸前に全てを理解した。 紅い月に人狼に変わるのは、シャーロットちゃんとハーヴェイさん… ギルバートさんは、狂信者の哀れな魂に憑依された人間… そう、確信めいた思いで居た。] | |
2005/06/16 00:48:50 |
お嬢様 ヘンリエッタ ここ、どこ……? だれかいるの? | |
2005/06/16 00:50:12 |
踊り子 キャロル って、グレン… [キャロルの耳に、ふいに下界のグレンの声が聞こえた。] グレン、やけっぱちになってどうするの? 貴方が命を投げたら、ヒューバートだって生きて島を脱出出来ないじゃない…。 二人には、生きて欲しい。 | |
2005/06/16 00:50:32 |
お尋ね者 クインジー ……書生が狼、か…… まあ、それでも納得はいくわな…… | |
2005/06/16 00:50:49 |
お尋ね者 クインジー 〔ヘンリエッタの声に気付いた〕 ……ここは……どこだろうな? お前はどこだと思う?小さな令嬢…… | |
2005/06/16 00:51:43 |
お嬢様 ヘンリエッタ キャロルおねえちゃん……? クインジーのおじさん? ……シャーロットお姉ちゃんはどこ? ハーヴェイお兄ちゃんは……? | |
2005/06/16 00:52:43 |
踊り子 キャロル エッタちゃん…もう、怖くないわよ。 怖いものも、見なくていいんだからね? [キャロルはエッタを抱きしめた] | |
2005/06/16 00:53:33 |
新米記者 ソフィー エッタ…… まだ幼いのに…… 此処では、あの島に居た時のように争いはないわ。 [シャーロットはキャロルに言えなかった。紅い月の夜、人間を襲う人狼がシャーロットとヒューバートだと考えている事を……] | |
2005/06/16 00:54:35 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタはキャロルに急に抱きしめられて少し混乱している] キャロルおねえちゃん? | |
2005/06/16 00:55:44 |
新米記者 ソフィー (↑シャーロットじゃないわ。ソフィーね……) | |
2005/06/16 00:57:52 |
お嬢様 ヘンリエッタ ソフィーおねえちゃんも、クインジーのおじさんも、いた!……よかった。 「おねえちゃん」がいなくなっちゃったって言ってたんだよ。二人ともこわい目にあったんだって。でも全部「おねえちゃん」がショリしておいたから心配しなくていいんだって。 こわい目に、あってないよね。大丈夫だよね? | |
2005/06/16 00:58:20 |
踊り子 キャロル [ソフィーの言葉にキャロルも頷いた] シャーロットお姉ちゃんと、ハーヴェイお兄ちゃんはね、少し遠くに遊びに行っているのよ。 だから、大丈夫よ。 [見上げてくるエッタに微笑み、優しく頬を撫でた] | |
2005/06/16 00:59:26 |
双子 リック [リックは気持ち良さそうに眠っている……。] [子猫のメイは、ヘンリエッタの方を向いて、何かを話した。] ニャ〜?ンーニャ。ン〜〜〜ニャ。 | |
2005/06/16 01:00:10 |
お嬢様 ヘンリエッタ キャロルおねえちゃん、くるしいよ〜 [エッタはくすぐったそうに笑って言った] | |
2005/06/16 01:00:15 |
お尋ね者 クインジー ん…? 「おねえちゃん」?? 何だ、そりゃ?? | |
2005/06/16 01:01:26 |
お嬢様 ヘンリエッタ ふたりで遊びに行っちゃったの? ずるいよぅエッタをおいていっちゃうなんて。 あ!ネコちゃんだ! [エッタはそろそろと子猫のメイと向き合った] | |
2005/06/16 01:02:06 |
新米記者 ソフィー [ソフィーはキャロルとエッタがじゃれてるのをみて微笑ましく思った。] メイ……何処かエッタに似てるわ。 すぐなつく処……ふふふ、可愛い…… | |
2005/06/16 01:02:35 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタはふいと立ち上がると、クインジーの方に向き直った] お呼びですか?クインジーのおじさま。 ……まずはわたくしに謝らせて下さいね。 あなたを殺したのはこの私ですわ。エッタは何も知りませんの。罪はありません。 御非難は、全てわたくしが受けますわ。 | |
2005/06/16 01:05:02 |
新米記者 ソフィー 。oO(エッタ……ナサが疑ってた二面性……) | |
2005/06/16 01:07:06 |
踊り子 キャロル [キャロルは、猫と遊ぼうとしているエッタを可愛く思いながらそうっと下に下ろした。] 可愛い猫ちゃんね。 エッタちゃんと遊びたがっているわ。 | |
2005/06/16 01:08:15 |
お尋ね者 クインジー ああ……アンタが…… 別に俺はお前を恨むつもりも、非難するつもりもねぇよ。 お前が、自分の意志で「生き延びる為の選択」をしたまでだ。 そいつを俺が否定する権利は、無いだろう? | |
2005/06/16 01:08:45 |
踊り子 キャロル [キャロルは、大人びたヘンリエッタが顔を出したのを、静かに見ていた] | |
2005/06/16 01:10:10 |
踊り子 キャロル …あら、リックったら。 [すやすや眠るリックの傍に、ルーサーが来ていないのを不思議に感じながら] 今日は、私が傍に居るわよ。 [リックの頭を優しくなでると、横でキャロルは*目を閉じた*] | |
2005/06/16 01:12:26 |
お嬢様 ヘンリエッタ ……わたくしがきちんと判断ができずに、こうしてエッタを殺してしまったことが、残念でなりませんわ。 シャーロットお姉様を……本日また、殺そうとしておりましたの。でも、ハーヴェイお兄様の言葉や、エッタが…… 申し訳ありません、わたくしキャロルお姉様にも謝らなければならないのですわ。揺らいだから、私が何がなんでもシャーロットお姉様を止めていれば、キャロルお姉様は、……死なずにすんだかも知れないのに | |
2005/06/16 01:15:07 |
新米記者 ソフィー [ソフィーは傍らで眠るギルバートをみつめていた。] よく眠ってるわ…… 私も眠りたいけど…まだ眠れなさそう…… ナサニエルが少し心配だわ。 私とギルバートの死が、ナサには重過ぎるような気がして…… そんなに深く考えなくていいのよ。貴方が思うようにすればいい…… | |
2005/06/16 01:16:11 |
お嬢様 ヘンリエッタ クインジーのおじさま、エッタは本当に、喜んでおりましたのよ……ハーヴェイお兄様を、おじさまと、グレンお兄様で探しに行った時。 わたくしが言っても信じてもらえないかも知れませんけれども [エッタはそういって目を伏せた] | |
2005/06/16 01:17:13 |
お尋ね者 クインジー ……いや。 あの「エッタ嬢」の様子を見れば分かるさ。 「おねえちゃん」と会話したら、なおさらな…… | |
2005/06/16 01:23:55 |
お嬢様 ヘンリエッタ わたくしは、もう存在する必要がないのかも知れませんね。 どうぞお願い、エッタをもう苦しめないで下さい。 わたくしは、眠ります。 願わくばもう二度と、目覚めることのありませんように。 | |
2005/06/16 01:24:00 |
お嬢様 ヘンリエッタ ありがとう、クインジーのおじさま。 ……エッタをお願いします。 | |
2005/06/16 01:26:19 |
お尋ね者 クインジー ………ああ。 お前が存在することが苦しいのなら、眠るがいいさ… 今度生まれて来る時は、 せめてお前が「幸せ」であることを願っている…… さらばだ… 「もう一人の」小さな令嬢…… | |
2005/06/16 01:29:23 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタは不思議そうにクインジーを見てから、ネコとあそんでいる] | |
2005/06/16 01:30:57 |
お尋ね者 クインジー 〔クインジーは、ヘンリエッタの顔つきが変わったのを察知した〕 ……ああ、そいつか。 そいつは「メイ」っていうんだ。 | |
2005/06/16 01:36:20 |
お嬢様 ヘンリエッタ めいちゃん。 めいくんかなー? [エッタはメイの頭をぐりぐりなでている] | |
2005/06/16 01:39:27 |
お尋ね者 クインジー ……どっちなんだろうな? ま、これくらいの子猫じゃ区別もつかないか。 ……頭を撫でる時は、そーっとな……(汗) | |
2005/06/16 01:43:38 |
お嬢様 ヘンリエッタ ?うん。 あー。まってよー [クインジーの言葉に頷いている間に、ネコは走ってリックの横に行ってしまった] | |
2005/06/16 01:45:50 |
お尋ね者 クインジー ……ま、メイも眠いんだろうさ。 明日また遊んでやればいいさ。 (遊んで貰う、が正しいのかもしれんが……) | |
2005/06/16 01:47:42 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタは寝転がってメイの頭をなでているうちに*眠ってしまった*] | |
2005/06/16 01:49:55 |
お尋ね者 クインジー ……ま、これだけ小さいお嬢様があの環境にいたんだ。 疲れもハンパじゃねぇよな。 〔ヘンリエッタが眠るのを見守った後、立ち上がって〕 ……さて、と…… | |
2005/06/16 01:52:09 |
流れ者 ギルバート キャロルとヘンリエッタがこっちに来たか…。 oO(しかし何で皆、人狼がまだ二匹とも生きてると思ってるんだろうな。まぁ、いいけど…) ヘンリ…貝探しの約束、守れなくてごめんな。 その相手は、どうやらクインジーがしてくれるようだから、俺は辞退するよ。 | |
2005/06/16 02:03:26 |
お尋ね者 クインジー おいおい、その約束がお前がしたモンだろう。 約束破りは重罪だぞ、流れ者。 | |
2005/06/16 02:06:53 |
お尋ね者 クインジー 第一、そういう遊びを俺ができるかっていうんだ。 ご令嬢どもと、じゃじゃ馬娘…じゃなかった ブン屋の世話係はお前だぞ、流れ者。 | |
2005/06/16 02:11:20 |
流れ者 ギルバート ソフィーが言っているが、ナサニエルには負担をかけてしまったな。 [ソフィーと結ばれた腕を引き、その体を抱き寄せる] | |
2005/06/16 02:13:10 |
流れ者 ギルバート ん……てっきりヘンリとクインが良い雰囲気だから、気を利かせた積もりだったんだが……。 | |
2005/06/16 02:13:54 |
新米記者 ソフィー [ソフィーは地上の様子を見下ろしていた。] ヒュー……仕方ない…か。 荒れ狂う程、キャロルの事を愛してるのね。 [ソフィーはヒューバートにギルバートを重ねた―――嘘の中にある、幾つかの真実……] | |
2005/06/16 02:14:10 |
流れ者 ギルバート 俺もソフィーを襲われた時は……人狼を呪ったものな。翌日俺をソフィーの元に送ってくれ積もりだったのは……情けだったのかな。 | |
2005/06/16 02:16:22 |
お尋ね者 クインジー 気ィ効かせるんだったら、 あの小さな令嬢との約束を守ってやれ。 ああいうタイプは、約束を破られるのが 一番ツライと思うぞ。……俺が思うに、だが。 | |
2005/06/16 02:17:04 |
新米記者 ソフィー じゃじゃ馬娘…… クインジー…?誰の事かしら……? [ソフィーはクインジーを挑戦的な目で見た。] ……!! ギル……起きてたのね。 [ソフィーはギルバートに抱き寄せられて、何時間かぶりに彼の温もりを感じていた。] | |
2005/06/16 02:17:06 |
お尋ね者 クインジー ………っと。 邪魔して悪かったな、お2人さん。 俺は寄る所があるんで、これにて失礼。 じゃ、また。 | |
2005/06/16 02:18:05 |
流れ者 ギルバート 寂しい思いをさせてしまったかな。 じゃじゃ馬娘か……まぁ、敢えて否定はしないが、それを乗りこなすってのも、それはそれで楽しいってことで、いいんじゃないか。 なぁ、ソフィー? | |
2005/06/16 02:19:05 |
流れ者 ギルバート 島では、色々と迷惑掛けてしまって、悪かったな、クインジー。 ん……別にそんな気は回さなくても、構わないんだが……。 | |
2005/06/16 02:20:20 |
新米記者 ソフィー クインジー、おやすみなさい。 いい夢を―――。 [ソフィーはクインジーの背を見送った。] ギル…… 貴方までそういう事言うのね…… [ソフィーはやや上目遣いでギルバートをみつめた。] | |
2005/06/16 02:20:46 |
流れ者 ギルバート [ギルバートは、ソフィーを見つめ返し] そう言う顔も悪くないな。でも……。 [と言いながらその頬に軽くKissを……] | |
2005/06/16 02:23:15 |
新米記者 ソフィー [ソフィーは頬を紅く染め、ギルバートの耳元でこう囁いた。] ギル…… 貴方の温もりを…全身で…感じたいわ…… [ソフィーは細い腕をギルバートの首に絡め、激しく口づけをした。そして、二つの影は一つに*重なった。*] | |
2005/06/16 02:26:40 |
流れ者 ギルバート 俺の……か……。 そうだな、在る意味……生きている時より俺の心を感じさせてやるよ。 魂だけとなった今、ソフィーの心を直接手にする事も……出来るしね。こんな風に……。 [ギルバートは、ソフィーの腰に手を廻すと……それを抱き寄せ……そして自らの魂をソフィーの中へ重ねていった*] | |
2005/06/16 02:30:47 |
お尋ね者 クインジー 〔クインジーは冥界を一人、彷徨っている〕 『よぉ、アルバート…久しぶりだな』 〔一人の老人が、彼に声を掛けた〕 ……爺さん。 久しぶりだな…もう20年近く会ってなかったか…… | |
2005/06/16 02:35:51 |
お尋ね者 クインジー 『ついにお前もここに来た、か…… 人の運命なんぞ、分からないもんだな…… だが…もうちょっと遅くても良かったんじゃないのか?』 ……さあな。 ま、こんなもんだろ……俺の人生なんてのは。 『そうか……』 | |
2005/06/16 02:36:32 |
お尋ね者 クインジー 爺さん、火ィ、いるか? 〔クインジーは老人にジッポを渡した。 老人は先の曲がった煙草に火を付けた…〕 『すまんな、アルバート…』 いや… 〔クインジーは老人からジッポを受け取り、葉巻に火を付けた〕 『いつだったか… お前がこのジッポを俺に譲らんと言った時は… …あの時のガキが、図体ばっかりデカくなりやがって…』 ああ、あの時か…… こいつを、爺さんから貰った日…… | |
2005/06/16 02:37:17 |
お尋ね者 クインジー 〔クインジーは、懐から銃を抜き出し、老人に差し出した〕 そうだ…こいつは爺さんに返す。 爺さんの大切なモンだろう? 〔老人は首を横に振った〕 『……いや、その必要はない。 それはお前にやったものだ…。お前が持っていろ』 なぜだ……? これは爺さんにとって、思い出の…… あちこちの戦争に行った時に自分を助けてくれた、 爺さんにとって、大切な「相棒」だって…… 『………だからこそ、だ。アルバート………』 だから…こそ……? | |
2005/06/16 02:37:56 |
お尋ね者 クインジー 『これは俺にとっての大切な相棒… だからこそ、お前を守る力となろうと思った。 "あの時"に、もうすぐ死にゆくと直感した俺にはな… ……今のお前には、言わなくても分かるだろう? 俺がこの銃を渡した、理由がな……』 ………………。「分からん」、と言ったら? 『……その時は、このジッポは俺が貰うぞ。 ガキがこんな大層なものを持つ資格はないからな』 ……くっ………ははははは!確かにその通りだ!! 『ははははは………』 ………ははは……… じゃあ「分かった」ってことにしておいてやるよ、爺さん。 『ああ……そうしておけ』 | |
2005/06/16 02:40:01 |
お尋ね者 クインジー 〔クインジーと老人は、煙と共に溜息を吐き出している〕 ……懐かしいな…… あの重苦しいロンドンの霧…… 俺はてっきり、あれの中で死ぬものだと思っていた…… 『……未練か?』 いや…… 俺の思っていたようには、人生は転がらんということだ… 『……ふっ……はは…… ガキのくせに、人生を悟ったようなこと言いやがって…』 ああ、だからこのジッポは渡さん。 『……そうか……』 | |
2005/06/16 02:40:35 |
お尋ね者 クインジー 〔二人の間に、長い沈黙が流れる。 そして………〕 『さて、と……俺はそろそろ"行く"とするか……』 「行く」……?どこへだ……? 『どこかは分からん。だが、もう行かなくちゃな… ……お前は戻らなくていいのか?』 ……戻……る……? 何だ?急に? 『お前のことを知る者達の世界へ、だ…』 ………? | |
2005/06/16 02:41:44 |
お尋ね者 クインジー 『居るだろう、ずっとお前がバカ騒ぎしていた相手が』 ………。 『行ってやらなくていいのか? ……"クインジー"……』 ………。 ああ……… 『さらばだ……… 今度会う時は、もう少しマトモな世界でな……』 ………。 ああ……。じゃあな、爺さん……。 〔クインジーと老人は、互いに背を向けたまま、 振り返らずにそれぞれの歩みを進めていった……〕 | |
2005/06/16 02:42:34 |
牧師 ルーサー [ルーサーはあてどもなく荒野を歩いている。リックに対する躊躇が、彼をこの場で1人きりにしているようだ。] 私はリックを軽々しく連れ出してよかったのだろうか…。 頼まれて、保護者面して旅にでた結果がこれだ…。 私だけでなく、リックまでこうして幼い命を散らしてしまった。 だが同時にこうも思う。おそらくリックはそんなことは気にしないだろう…と [そう考えていた時、にゃあ、と言う声が聞こえて、ルーサーは驚く。] 猫…?こんなところに? [猫はルーサーの足元を回った後、導くように歩き始めた。ルーサーはあてどもなく、その後をついていく。 やがて、すやすやと眠っている金髪の少年が見えてきた。] | |
2005/06/16 15:53:07 |
牧師 ルーサー あれは、リック?! [会うのを躊躇してた事も忘れ、ルーサーは思わず駆け寄る] 良かった、何の傷もない…元気そうだ。 [死者に「元気そうだ」と言うのは奇妙な表現なのだが、彼は思わずそうつぶやいてしまう。] リック、あなたには、もっと生きて欲しかった。父親に会って、新しい土地で暮らして欲しかった。結婚し、子をなし、老いて神がその手を差し伸べるまで、幸せに生きて欲しかった。それが適わなかった私の分まで… [子供のまま、生を終えてしまったリックの寝顔を見て、今までルーサーの中で、抑えてた物がこみ上げてくる] | |
2005/06/16 16:03:06 |
牧師 ルーサー ・・・・・・・・ [しばらくそのままでいた後、ルーサーは黒い上着を脱ぎ、そっと眠るリックの上にかける。] 風邪をひくといけませんからね… [ルーサーは、静かに微笑み、*その場を後にした*] | |
2005/06/16 16:07:10 |
農夫 グレン [あれから幾度か日が巡り、また日が昇った] 気持ちを落ち着けて冷静になると…ハーヴが人狼だとはとても思えない。あいつは殺されたがってるようにしか見えない。 シャーロットを守るために…。 前の赤い月の夜、シャーロットから見てハーヴ、エッタ、キャロル、俺しかもう狼は残っていなかったんだ。ハーヴがエッタも俺も殺したくないと思ったのなら、キャロル姉さんを手にかけるしかなかったのか。 ギルが狂信者なら、自分が殺されそうな時にハーヴを占い先に決めるだろうか。 人狼はハーヴを犠牲の羊にするために、ギルを襲撃することを選んだのではないだろうか。 [俺は人の姿の消えたバンガローで考えを綴った] | |
(50)2005/06/16 17:45:17 |
村長の娘 シャーロット 【海岸、エッタの墓】 雨に打たれながら、過去を思い出していた。 私はずっと屋敷の中に閉じ込められていて、外の世界を見ることは許されなかった。 いくら綺麗に見えたとしても、あそこは私にとって牢獄だった。 だから、逃げ出したかった。私は外の世界で普通の女の子として生きたかった。 ある日、壁の向こうから男の子がやってきた。 あの子はきっと私を外の世界へと連れ出してくれる、 そんな予感がした。 差し伸べられた手を取りたかった。 「私を連れて行って」 そう言いたかった。 けれど、それは許されなかった。私にかかわれば不幸になるんだもの。 だから、私は二度と彼に会おうとはしなかった。 いまさらになって思う。 あの時手を取っていれば何かが変わっていたのではないかと。 もう一度彼に会いたかった。けれど、それはもう、叶わぬ夢。 過去にはもう、戻れないのだから。 | |
(57)2005/06/16 19:22:14 |
書生 ハーヴェイ お嬢様・・・ 僕がグレンを殺したら僕を殺すのは貴女の役目ですよ 生きて僕を殺してくださいね | |
2005/06/16 20:39:35 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ぺたんとシャーロットやグレンの様子を見下ろしながら] ……シャーロットお姉ちゃんのそばにいきたい。 ……ハーヴェイお兄ちゃんと、おはなしがしたいよう。 | |
2005/06/16 20:55:09 |
新米記者 ソフィー [ソフィーはギルバートと一緒に、二人が結ばれてるバンダナを外した。そして二人で地上に居るナサニエルの元に向かった。ナサニエルの手を握ろうとしても空を切るばかり……。 しかしナサニエルは傍に二つの魂が寄り添ってる事に気付いてくれてる―――ソフィーはそう思っていた。] | |
2005/06/16 20:55:26 |
新米記者 ソフィー ナサ…… 貴方は一人じゃないわ…… 私もギルも…貴方の傍に居る…… 今日は…貴方を護るわ。 貴方が生きてこの島から解放されるように…… だから……安心して自分の思うままに…… [ソフィーはナサニエルの耳元で囁いた―――聞こえなくてもいい……ナサニエルの心にさえ届いていれば……] | |
2005/06/16 20:55:56 |
お嬢様 ヘンリエッタ なんでお姉ちゃんたちは気付いてくれないの? キャロルおねえちゃんや、ソフィーおねえちゃんはいっしょに、居られるのに。 | |
2005/06/16 20:56:08 |
双子 リック [リックは暖かさを感じ、目を覚ました。] ……あれ……コレはルーサーの上着……? ルーサー!ルーサーどこ〜? [リックは必死に辺りを見回した。] | |
2005/06/16 20:57:10 |
新米記者 ソフィー エッタ…… [ソフィーは無言のままエッタを優しく抱きしめた。] もうすぐ…もうすぐ逢えるよ…… | |
2005/06/16 21:00:07 |
お嬢様 ヘンリエッタ [抱きしめられた格好のままソフィーを見上げ] ほんとう? シャーロットお姉ちゃんも、ハーヴェイお兄ちゃんも、グレンお兄ちゃんともお話しできる? | |
2005/06/16 21:03:08 |
新米記者 ソフィー リック、おはよう。 ルーサー、逢いに来てくれたんだね。 。oO(ルーサー、リックが淋しがってるわ。できる事なら……リックの瞳に貴方の姿を写してあげて欲しい……) [ソフィーはリックとメイに優しく微笑んだ。] | |
2005/06/16 21:03:55 |
新米記者 ソフィー [ソフィーは一瞬表情を曇らせたが、すぐにいつもの笑顔をエッタに見せた。] うん、できるわ。 貴方が……幸せになりたいと思うのなら、その魂は肉体に戻るはずだからね。 ちょっと…話が難しいかな。 [ソフィーはエッタの頭を優しく撫でた。] | |
2005/06/16 21:05:59 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタはソフィーの言葉に頷いたがよくわかっていないようだ] メイちゃん、あそぼー [リックの横で眠っているメイをつついてにこにこしている] | |
2005/06/16 21:09:47 |
新米記者 ソフィー 。oO(やっぱり…エッタにはまだ早かったかな……) [ソフィーは地上を見下ろした。海が紅く照らされ、輝いている。] 紅い月…… 一体いつまで…… | |
2005/06/16 21:13:43 |
双子 リック おはよう、ソフィー姉ちゃん。 うーん……ルーサーどこいったのかな。 この近くに居そうなんだけどなあ。 [リックは、そう言うと、ルーサーの上着をたたんで、 地上の様子を見始めた。] | |
2005/06/16 21:16:03 |
新米記者 ソフィー あの島が、紅く染まり…全員の魂が此処に辿り着くのか…… それとも、黄金色の月に照らされ…夢を掴めるのか…… それは、今あの島に残ってる人次第…… | |
2005/06/16 21:19:13 |
書生 ハーヴェイ [ヒューバートは一心不乱に絵を描いていてハーヴェイが近づいても気がつく様子はなかった] ヒューバートさん・・・ 僕を殺したければ殺してください・・・ でも・・・僕を殺した後でも殺す前でもキャロルさんの後を追うようなら・・・ 僕は全力を持って止めにかかります 貴方が生きる意味を見つけるその時まで・・・ 僕は貴方と・・・そしてお嬢様の怨みをこの身に受けていき続けましょう・・・ では・・・また何処かで 僕を殺してくれることを祈ります・・・ | |
(2005/06/16 21:29:54、書生 ハーヴェイにより削除) |
踊り子 キャロル 【キャロルは絵を描く昔の恋人を、空から見つめていた】 …ずぶ濡れになってロンドンの町を当ても無く彷徨っていた。 冷え切った身体に意識は朦朧としていた。 自分は死んでしまうのか。 両親の元に逝けるのなら、それも幸せ…。 そう考えた瞬間…あの人にぶつかった。 | |
2005/06/16 21:30:07 |
書生 ハーヴェイ グレン・・・俺を・・・殺してくれよ? | |
2005/06/16 21:31:35 |
踊り子 キャロル 『熱があるじゃないか、君、大丈夫か?』 そう言った貴方の目の前で私は倒れた。 それが、確か貴方との出会いだったわよね… [ぼんやりと回想に浸っていたキャロルは、眼下に自分を殺した男、ハーヴェイの姿が見えて身構えた] ヒューバートの命は奪わせないわ。 …彼を、殺さないで…… | |
2005/06/16 21:33:23 |
踊り子 キャロル [しかし、ハーヴェイは何事か呟くと立ち去ってしまった。キャロルは、暫し脱力してその場に佇んだ。 大好きな、絵を描く彼の姿を見つめながら…] | |
2005/06/16 21:36:01 |
踊り子 キャロル ヒューバート。 貴方は来ないで。ここに… 私は貴方に、何も遺せなかったけど。 もう、何の役にもたってあげられないけど… 私を忘れて、幸せになって欲しい。 [キャロルは、ヒューバートの姿を追うのをやめて目を閉じた] | |
2005/06/16 21:39:09 |
お嬢様 ヘンリエッタ ……今日で終わるわね [エッタはだれにも聞こえないような小さな声でつぶやいた] | |
2005/06/16 21:39:50 |
踊り子 キャロル [閉じられた目からは、大粒の涙が零れた。 零れた涙は…夜露となって葉の上にはじけ、消えた] | |
2005/06/16 21:41:24 |
新米記者 ソフィー [ソフィーはエッタの声に振り向きもせず、小さく頷いた。瞳からは一筋の光が零れ落ちた。] そうね…… | |
2005/06/16 21:41:33 |
書生 ハーヴェイ もう・・・悪夢を終わらせてくれ・・・ グレン・・・お前には生きていてもらいたいんだ・・・ | |
2005/06/16 21:48:51 |
新米記者 ソフィー [ソフィーは静かに涙を流しながら、地上を再び見下ろして口を開いた。] 此れが…人狼の望む事……? 愛する者の仲を引き裂き、信じてる者を疑う…… そして最後は、命という尊いものを奪い合う…… どんな迷路でも、必ず出口はある…… 疑心暗鬼という迷路にだって、光という出口はある筈よ。 | |
2005/06/16 21:49:40 |
新米記者 ソフィー [ソフィーはギルバートを抱きしめた。込み上げてくる感情がその腕の力を強める。] ねぇ、ギル…… 二人で…ナサの元に行こう…… ナサの背を……二人で護ってあげよう…… [ソフィーはそう呟くと、ギルバートと共に向かった。] | |
2005/06/16 21:53:52 |
美術商 ヒューバート そうか。 ついに気づいてくれたか。 | |
2005/06/16 21:54:07 |
美術商 ヒューバート …だが遅すぎる。 もう遅すぎるんだよ。 私も、君も、この島にいる皆が失いすぎた。 | |
2005/06/16 21:56:00 |
新米記者 ソフィー [ソフィーはギルバートと共に心でナサニエルを抱きしめた。] ナサニエル―――。 傍に居るからね……貴方は、一人じゃないわ…… [ソフィーら三人は、紅い月の光の下で祈り続けた。] | |
2005/06/16 21:56:52 |
お嬢様 ヘンリエッタ (もうみなさま、わかっていらっしゃるのでしょう。 シャーロットお姉様が、狼さんだと言うことは。 それでも、お姉様を殺す事なんて、出来ないのですわ……) | |
2005/06/16 21:56:58 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタは祈るように瞳をとじた] | |
2005/06/16 21:57:28 |
新米記者 ソフィー [天頂には、煌々と紅い月が輝いている。 この島の運命は、誰にも分かる筈はなかった―――] | |
2005/06/16 21:59:47 |
書生 ハーヴェイ グレン・・・!なぜ僕を殺してくれない! なぜだっ! | |
2005/06/16 22:01:32 |
お尋ね者 クインジー ……誰が狼でも、もはや構わん。 等しく「解放」を迎え入れられさえすれば…な…… | |
2005/06/16 22:11:51 |
踊り子 キャロル 解放…? クインジーさん… | |
2005/06/16 22:15:16 |
お尋ね者 クインジー ああ…… この殺戮の日々からな…… 側に居たいと思う者達が、 何に怯えることなく互いに寄り添える時、 人も狼もなく、全ての束縛から解放される…… そうだろう? | |
2005/06/16 22:25:41 |
お嬢様 ヘンリエッタ ハーヴェイお兄ちゃん…… | |
2005/06/16 22:31:33 |
書生 ハーヴェイ グレン・・・もし君が狼でないのなら・・・ もう・・・誰を疑えばいいんだ・・・? | |
2005/06/16 22:32:17 |
お嬢様 ヘンリエッタ バイバイなんて言っちゃヤダ。 ソフィーおねえちゃんが、もうすぐお話しできるって言ったもん。バイバイじゃ、ないよね? | |
2005/06/16 22:33:09 |
踊り子 キャロル …グレン。 | |
2005/06/16 22:38:20 |
美術商 ヒューバート 愛していたよ。 彼女程愛した人じゃいなかったし、これからもいなかっただろう。 | |
(2005/06/16 22:40:40、美術商 ヒューバートにより削除) |
お尋ね者 クインジー ………全ての謎が、解けてきたか……… | |
2005/06/16 22:39:53 |
お尋ね者 クインジー ……すまなかったな。 俺が生きていれば、あるいは変わっていたのかもしれん。 | |
2005/06/16 22:41:44 |
双子 リック [リックは、地上の様子を、少しも見逃す事がないように、 しっかりと見つめている。] | |
2005/06/16 22:43:28 |
踊り子 キャロル ヒューバート… 貴方の言葉は嬉しいけど悲しい。 早く私の事を忘れて。私はもう貴方の傍に居られないの。 貴方の、何の役にも立てないから…。 | |
2005/06/16 22:45:49 |
踊り子 キャロル クインジー、貴方が謝るべき事は何も無いわよ。 バカね。誰も悪くなんかないわ。 ただ…人生の掛け金が外れてしまっただけ… | |
2005/06/16 22:47:08 |
お尋ね者 クインジー 人生の掛け金、か…… 最初から外れたままと自覚している人間だからこそ、 どうにかしたかったのだがな…… | |
2005/06/16 22:50:03 |
踊り子 キャロル ふふ… 私は後悔していないわ。 クインジーと二人きりで話せたあの、焚き火を囲んでのひと時は忘れない。 あの時…人に話さずに居た色んな事を、話してくれて有難う。 | |
2005/06/16 22:52:30 |
お尋ね者 クインジー いや……話す価値のある話だったかも謎だがな…… お前が聞いて退屈ではないと感じたのなら、 それで良かったのかもしれん…… | |
2005/06/16 22:55:57 |
踊り子 キャロル 良かったわ、 退屈どころか、貴方と話して私は真の能力者が誰なのかを知った。 人は、会話する事無くして相手の気持ちを理解することなど出来ないもの。 | |
2005/06/16 22:58:03 |
書生 ハーヴェイ グレン・・・なぜお前は僕を憎んでくれない? 僕はお前を殺そうとしているんだぞ? なぜ僕を殺そうとしてくれないんだよ! | |
2005/06/16 23:01:40 |
流れ者 ギルバート 人狼の望む事……か。 俺と人狼とは、同じものを望んでいたかどうか……正直あやしいしな。 今日は……誰がこっちに来るのか……予想が付かないね。 | |
2005/06/16 23:05:05 |
お嬢様 ヘンリエッタ シャーロットお姉ちゃん。 見てるから、おねがい。みんなを助けてあげてね。 だれも、こわくないようにしてね。 | |
2005/06/16 23:05:25 |
お尋ね者 クインジー 黙っていても理解し合えるほど、 俺も会話が得意じゃねぇからな… あれから、死神の声は聞こえなくなった… 手元に残ったのは、このジッポと銃だけ…… | |
2005/06/16 23:06:12 |
双子 リック ン〜ニャ。 [子猫のメイはクインジーの方に歩き出し、何かを言った。] | |
2005/06/16 23:09:48 |
書生 ハーヴェイ もう・・・赤き月が頂に昇ってしまう・・・! 急いでグレンを説得して逃げさせないと・・・ 僕は・・・お前を殺したくなんてないんだ・・・! グレン・・・逃げてくれ・・・お願いだ・・・ | |
2005/06/16 23:15:05 |
お尋ね者 クインジー [クインジーはメイの頭を指で撫でた] ………どうした?メイ……… | |
2005/06/16 23:15:20 |
踊り子 キャロル [クインジーの足元にじゃれつく子猫に目を細める] クインジーを見ていると、カルメンに運命を狂わされたホセを思い出すわ。 貴方のカルメンは、さしずめそのジッポだったのかもしれないわね。 | |
2005/06/16 23:16:19 |
双子 リック [地上の様子を熱心に見ていたリックは、 クインジーの方を向いて言った。] 自分も居るよ、って、 クインジー兄ちゃんに言ったんじゃないかな、 メイは。 [子猫のメイは、地面の上をゴロゴロと転がり回り、 その後、毛繕いをし始めた。] もうすぐ……なのかな……。 [リックは、また地上の様子を見る事に専念し始めた。] | |
2005/06/16 23:19:41 |
お尋ね者 クインジー ………カルメン、か……… 別の男に恋をして逃げ去った女…… ならば、俺はこいつを嫉妬のあまりに殺すべきか? 俺だけのものにするために? [クインジーは軽く苦笑した後…] ……冗談だよ。 | |
2005/06/16 23:21:06 |
お嬢様 ヘンリエッタ けんかしないでよ、ハーヴェイお兄ちゃんも、グレンお兄ちゃんも。 けんかしちゃ、ダメだよ…… | |
2005/06/16 23:24:13 |
踊り子 キャロル ふふ。 貴方のジッポの【カルメン】は、誰に恋をして逃げてしまったのかしらね。 [キャロルは、ふいに立ち上がり、軽やかにくるりと回転した、ドレスがふわりと風に舞う。 酒場でよく踊ったフラメンコ…キャロルは、久しぶりに、ヒューバートと離れた後の自分の人生を思い返していた] | |
2005/06/16 23:26:16 |
踊り子 キャロル [地上の様子に泣き出しそうなヘンリエッタの様子に、メイはころころと喉を鳴らしながらエッタにじゃれついた。メイのほわほわした毛玉が地面に転がっている] | |
2005/06/16 23:27:58 |
書生 ハーヴェイ グレン・・・僕は・・・お前を殺せない・・・ だけど・・・それ以上にお嬢様を疑うことは出来ない・・・ すまない・・・グレン・・・ | |
2005/06/16 23:28:42 |
新米記者 ソフィー 潮が満ち…… 月は更に紅さを増す…… | |
2005/06/16 23:30:00 |