人狼審問

ハーヴェイに部屋に行ってもらう。
これはノーマンが言っていたように、遅かれ早かれ残りの二人にも行ってもらう事だと私は考えています

私はハーヴェィで決断しました・・・・

毎晩顔もだせねぇほど、迷子なのも、おかしい話だよな・・・。

･･････あぁ、婆さん。もし起きてるなら「過去を見る者」が発表する順番を了承したことを、返答頂きたい...

――仄かに苦笑すると――

ああ、解ってるさ。明日か、明後日か…。
刺し違えて尚退ける者を守れる。
否定する理由は…ねえな。

時の妖精が拗ねて居なければ、既に夜は明けていたはず……

ニーナお姉ちゃん、もしかしてどっかで夢を喰われてる？
ううん、でも夢喰いは夜明けぎりぎりじゃないと出ないはずだし…

つか、ケネスもレベッカもいねぇよな？

必ず顔を出せとは強く言えねぇけどさ。

……ううむ、ニーナお嬢さん。

――ユージーンの方を向いて、頷き――

ああ、了解したとも。

居ねぇと、疑いたくなるっつーのは、どうしたもんかね。

ケネスやレベッカもいないね。
ただ、彼らと違う役割が、自身にあることは……おわかりだとは思うが。

夜明けでもないのに、夢を喰われているのか……？

――うつむいて小さな声で――

ごめんなさい・・・クインジーさん
そしておばぁさま・・・

――ため息をつき――

ラッセルを見れば良いんだね。
分かった。

……最高に良い夢と、目覚めを。

――泥酔したままつれてこられたハーヴェイに聖剣の柄を握らせながら――
離しちゃダメなの。じっとしてたら、扉の方から入れてくれるの。途中で離すと危ないの。

――それだけ言うと、聖剣の柄をかかえてぐったりしているハーヴェイから離れ、魔法陣の外に出た――

ああ、これもだ。
ヘンリエッタお嬢様の次に、クインジー君。次にお婆様に、お話願いたい。念のためね。

･･････あぁ、ヘンリエッタ君。もし君が本物だとしての話だが、夢を覗いたとしてもあまり、顔には出さずに要点だけ述べた方がよくないかい？

……ハーヴェイ君、暫しのお別れか……

･･････今朝のシャーロットさんは少々気の毒だったように思えたからね......

――セシリアはハーヴェイを辛そうな目で見た――

やれやれ、んじゃ僕は寝ないと駄目なのかな。

夢の中でお茶会の用意でもしておくよ。可愛いらしいお嬢さんを二人もお迎えできるとは、気恥ずかしい話だ。
いろんな物を棚に上げとかないとね。

全部封印するからね・・・
少しだけ我慢してね、ハーヴェィ・・・

･･････いや、まぁ、偽者だとしたら今朝の表情はなかなかの演技力だと言わざるを負えないが......

―――ユージーンに、にっと笑った―――

どんなことでも、楽しむ余地はあるさ。

――魔方陣の外からハーヴェイに話し掛ける――
ちゃんと出口はあるの。部屋の方が勝手に追い出すの。
記憶がなくなってもきっと大丈夫なの。
ごめんなさいなの。

――最期にもう一度だけハーヴェイを見ると、ソファで横になった――

･･････今夜はハーヴェイか......なに、しばしの辛抱だ......死ぬわけじゃあない...死ぬわけじゃ...

うむ。ラッセル君。
身だしなみをととのえて寝たまえ。歯磨きを忘れてはいけないよ。