学生 ラッセル 朝……。まだ生きてる……。 一体、どうなったんだろう。 石版なんて……まさか、な。 | |
2005/03/30 02:03:19 |
村長の娘 シャーロット 【村長の娘 シャーロットは、翡翠の中に人影を見出した。】 キャロルさん… 歌ってる。寂しいバラードだわ… 笑顔が氷のように冷たい… | |
2005/03/30 02:06:20 |
牧童 トビー ・・・結局、グレンは倉庫でずっとぶつぶつとつぶやいていただけだったようだ。 人狼かどうかはわからない。 安心したような、少しがっかりしたような気持ちを持ちつつ、トビーは集会所に戻った。 | |
2005/03/30 02:06:27 |
学生 ラッセル アーヴァイン、ルーサー……赤い雀のメンバーばかり殺されていく。 赤い雀に恨みを持つ者の仕業。 ……やはりカミーラか。やっぱりそうなんじゃないか。 | |
2005/03/30 02:30:23 |
美術商 ヒューバート くそっ…想像していた以上に悪い状況だな。 俺は…生き残れるんだろうか? | |
2005/03/30 03:41:07 |
酒場の看板娘 ローズマリー この15年、毎日酒に溺れてたわ…。 夢を見て生きる事は、不幸せではなかった。 ただ、現実を見ることが出来なかっただけ。受け入れる事も。 今だって、酒が無ければこんな風に話せていないわ…。 …今だって、狂気に駆られそう。 怖い…怖いのよ…! でも、思い出さないといけない…。 私は何かを聞いたの… ううん、見たの…確かに見た…聞いたんじゃないわ…! …ごめん、カミーラには関係ない話だったわね…。 ただ、あんたが彼を覚えてるか、その後彼と会ったのかが知りたかったの。 こんな騒ぎの時に、下らない話をしてごめんね…。 [泣きそうな顔でカミーラに微笑んだ] | |
(114)2005/03/30 03:45:29 |
牧師 ルーサー おお。なんということだ……。 | |
2005/03/30 07:33:50 |
村長の娘 シャーロット 【村長の娘 シャーロットは、仄暗い闇の中にいる。】 薄く光射す緋色の世界で、シャーロットは自分の目の前にいる人影に気付いた。デボラだ。デボラは彼女に背を向け、なにかを一心に唱えている。声をかけようとして、彼女は自分の体が動かないことに気付いた。 デボラが彼女の方を向く。血走った目を見開き、口元から涎を垂らした老婆は、彼女を震える手で指差した。 「…………!!」 デボラの叫びは耳に届かない。シャーロットは、一歩前に出ると無表情のままデボラの喉に手をかけ…そして力を込めた。程なく紫色に変化する老婆の顔。目はいよいよ見開き、シャーロットの手首を掴んでいる老婆の手が小刻みに痙攣し始める。 シャーロットは自分の顔を見た。無表情だった彼女の顔には、陰惨な微笑みが浮かんでいた… 【シャーロットは、自らの悲鳴で目を覚ました。】 | |
(117)2005/03/30 11:16:13 |
語り部 デボラ ……これで、よいのじゃ…。 | |
2005/03/30 14:32:36 |
村長の娘 シャーロット 【村長の娘 シャーロットは、鏡台の前に座り直した。】 まだ少し湿り気を帯びた髪をブラシで梳きながら、シャーロットは鏡の中の自分を見た。起き抜けよりはずっとましな顔… 少し安堵して鏡から目を離した彼女は、ふと鏡台の上の小瓶に気が付いた。彼女の18歳の誕生日に、父親が買ってくれた香水だった。 シャーロットは、僅かに逡巡した後、手首に少しだけ香水を吹き付け、そして目を閉じた。薔薇とジャスミンの香りが鼻をくすぐる。紅茶とはまた違う鮮やかな香り… 深く息を吸い、そして吐き出す。 シャーロットは、ゆっくりと目を開けた。鏡に映る、深い碧に彩られた瞳… 彼女の眼に、もう迷いはなかった。 | |
(119)2005/03/30 14:36:46 |
踊り子 キャロル ママ……。 ママもあんな様子だったわね。 あははははは! あたしみたいな女がママを殺したのよね。 あははははは! 【キャロルは狂ったように笑った】 | |
2005/03/30 20:04:09 |
酒場の看板娘 ローズマリー [自室のベッドに横たわりながら窓を眺めていた] …あの子は強がる事はあっても、嘘はつかない。 私は…何をしてるんだろう…。 人狼騒動から目を反らし、彼の事だけ考えてる…? 亡くなったのは…カミーラのお婆さんだというのに。 慰めの言葉1つかけず…。 自分の中の不安だけをぶつけた。…最低ね。 現実から目を反らしてる…。 こんな状態になって、初めて過去を見つめようとしてる…。 彼と人狼はどこかで関係があったはずなんだ。 でも…、記憶の糸を辿っても、答えは手繰り寄せられない。 …私は…、何を見たのだろう。 ルーサーとデボラは、その瞳で、どんな悪魔を見たのだろう…。 [苦虫を噛み潰したように顔をしかめると、頭を抑え起き上がった] | |
(127)2005/03/30 21:12:43 |
牧童 トビー 【真っ青な表情で集会所の隅に座っている。一睡もしていないようだ。】 デボラさんが・・・死んだ。いえ、僕が・・・殺した。 しかも、僕は石版に名前を書いていないのに、僕の分の石版にもデボラさんの名前が書かれていた。・・・きっと、ラッセルさんか村長さんが僕の投票用紙を見て、書き込んだんだろう。 ・・・実際に銃で撃ち殺すのと、呪いで殺すのにどんな違いがあるんだろう? ただ、事実は・・・僕がデボラさんを殺そうとし・・・デボラさんが死んだ。そして、牧師さんが人狼に襲われたってことだけ。 ラッセルさんによると、牧師さんも赤い雀の人間だったらしい。 ラッセルさん以外の誰もが・・・人狼でもおかしくないらしいです。そして・・・ヒューバートさんの話によると、人狼は2〜3人は居るらしい・・・。 石は使いたくなかった。あの大きな石版が・・・紅く見えるのは気のせいじゃないと思う。 でも・・・。使うしかないのかもしれない。 | |
(130)2005/03/30 21:58:18 |
牧童 トビー 【トビーはテーブルの上に1つ残った石を手に取った。】 どうやったら生き残れるだろう?そう考える浅ましい僕が居る。僕は・・・守ってもらうんじゃなく、誰かを守りたかったはずなのに・・・。私刑に加担している。 どうしたらいいんだろう・・・。 僕は2年前のことで少し思い出したことがある。母さんが・・・、今回のデボラさんと同じように、他の人たちの手で殺されたってこと。そして、母さんは人間だった、という声を死んだ後聞かされた気がする、ってこと。父さんがなぜ死んだかは思い出せない・・・。 でも、母さんより・・・先に死んだような気がする。 僕の記憶の中に、今回の人狼を退治する手がかりがあったら、と思うと早く思い出さないといけないのに。 | |
(132)2005/03/30 22:03:33 |
村長の妻 エレノア …いえ、貴女の正直なお気持ちなのでしょう? 瞳は雄弁ね。 …意外。そしてあたくしの立場からは、とても素直には 聞けないお話だわ。いいえ、立場だけではなく、正直な気持ち。 キャロルさんと貴女が仲が良くていらっしゃったなんて初耳だし、 あなたが職業柄人の気持ちを読む術に長けていたとして、 それがなんだって仰るの? キャロルさんは、そんなに大人の振る舞いの出来ない世界で 生きて来られた方には思えないわ。 …これ以上は推測ですし、本人の居ないところで陰口めいた事を言うのは あたくしのプライドが許さないから止めておきますけれど。 でも、主人とキャロルさんの間に何があったかは、あたくしも直接訊いてみます。 お返事有難う、もう充分…よ。 | |
(145)2005/03/30 23:16:27 |
酒場の看板娘 ローズマリー …皆…狂ってる…。 …こんな状況でさえ、権力を保持しようとするエレノア。 …何かがおかしい…。 人狼…その噂が真実だとしても。 一番恐ろしいのは、恐怖に駆られた人間じゃないのかしら…。 | |
2005/03/30 23:38:46 |
お嬢様 ヘンリエッタ こんばんわ。 ねえ、結局昨日は、私も宿へ向かう道すがら、吸い込まれるみたいに、おばあさんの名前を書いてしまったの。なぜ石盤に名前を刻んでしまったのだろう……。 ……今考えるとおかしいって思うのよね。 皆はどうだったんだろうって聞いてみたいと思ったの。みんな、吸い寄せられるみたいに、文字を書いたのかな? 今日はお墓に行って、牧師さまとおばあさんの遺体もみたのだけど、確かにグレンの言う通り、おばあさんの遺体はすごくきれいな状態だった。誰かが秘密裏に変な薬を打ったとかも考えたけど、あざもなかったし……。 ホントに。呪いという言葉がぴったりとするような気がする。 こんなの使ってて、というより使わせれてて……。都合が良い気もするけど、お父様なら「うまい話には裏がある」っていうような気がしてならないの。 | |
(182)2005/03/31 00:28:27 |
村長の妻 エレノア …ふう。 今日はなんだか色々あって、疲れてしまったわ。 ローズさん、そしてシャーロット。 御免なさい、体力の限界なの。先に休ませて頂戴。 投票は…カミーラさんにするつもりよ。 反対意見もあるでしょうね。けれど、あたくしなりに良く考えた結論です。 …この場に姿を見せない事も気になるわ。 以前はもっと堂々としておいでだったのに、後ろ暗いことが あるようにしか思えないわ。 それにあたくし、村長邸で彼女の不審な姿を見たの。これが証拠よ。それと、確かに彼女がつけていた香水が香ったわ。 【テーブルの上に、長い金髪を紙で包んだものを置いた】 キャロルさんは、アーノルドの書斎で何かを探しているようだった。 誰何の声にあわてて姿を隠したのは何故? それが確かめられない限り、あたくしは彼女を 疑わないわけには参りませんわ。 | |
(189)2005/03/31 00:32:37 |