自警団長 アーヴァイン
ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
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農夫 グレン ―――ギィ・・・ [薄く、闇が染み始めた部屋の中で、掠れた音が響いた。 薄汚れた犬が、ロッキングチェアの脚を鼻先で押している。 犬がロッキングチェアを一押しする度に、ギィと歪んだ音が鳴る。 幾度か、音が繰り返されると、 ロッキングチェアの上で人影が、もぞりと動いた] ………おはよう、ねこ。 もう・・・、そんな時間か・・・。 [人影の足元に寄り添ってきた ねずみ色の ネコと呼ばれた 犬が くぅんと鼻を鳴らす] ・・・あぁ、大丈夫だ。 解っている。 [人影―――、僅かばかり、漏れ入って来た夕明かりが、 少し疲れた様子の青年を、ぼんやりと浮かび上がらせる。 青年がロッキングチェアから立ち上がり テーブルの上に置いてあった、くたびれた帽子を目深に被る。 僅かばかりの荷物が入ったリュックに、握り締めていた紙切れを仕舞いこみ、肩へとかける] 行ってくるよ・・・、あの場所へ。 [ネコの頭を一撫ですると、扉を開け、夕暮れ時の空の下へと・・・、 ―――足を踏み出す―――] | |
(1)2006/09/16 15:15:42 |
双子 リック 辺りは夕暮れ、日が少しづつ地平の向こうへと消えて行こうとする世界。 元気に遊んでいた子供達が家々へ帰ろうとする時間だ。 この村も、それは例外ではない。 先程まで追いかけっこをしていた少年達の中の内一人が、親に呼ばれて家へと帰る。 それに釣られ一人、また一人と親の待つ我が家へと消えて行く。 「また・・・明日だね。」 数人残った内の一人が、寂しそうに呟く。 少年は元気良くそれに頷くと、他の子供達と共に村の孤児院へと歩き出す。 ――孤児院 親を亡くし、或いは親に捨てられ・・・身寄りを無くした子供達が集団生活をする、偽りの「帰る場所」 それでも、子供達にはその場所で暮らすより他に無い。 この世界は、子供が一人で生きて行くには厳し過ぎるのだから。 幸い、同じ様な境遇の人が多いので、傷を癒すには丁度良い場所なのかもしれない。 たとえそれが、一時の物だとしても―― ふと、少年は何かを思い出す様に足を止める。 それに同調し、他の子供たちも共に歩みを止めた。 少年は孤児院とは違う方に駆け出し、皆にこう言い放った。 「僕、ちょっと寄り道してくるね。皆は先に帰ってて。」 笑顔でそう告げると、付け足すようにもう一言残して行った。 ――――すぐに帰るから―――――― その少年の手には、一通の手紙が握り締められていた。 | |
(2)2006/09/16 15:25:47 |
学生 メイ [空も人も夜への準備を始めている、夕暮れの村の空気。 その中を独り歩く影。 「少女」とも「女」とも言い切れない微妙な年齢。 派手ではないが仕立ての良い服は、年相応の装いだった。 片手には何時も持ち歩く小さなバッグを、 もう片手はポケットにいれたまま、 その中に入れた一通の手紙を握りしめて、 彼の場所へと急ぎ歩く。 この手紙が、誰にも見られず自分の元に辿り着いたのは 不幸中の幸いだったかもしれない、と思う。 たとえ自分宛の手紙でも、 手にしたら「あの人」は遠慮なく封を切る。 家族だからと、表だけ親しげな振りをしてみせて。 そんな言葉だけでも許せないけれど、 それだけではなく――] あんな人、いなくていいよ…。 [誰にも聞こえないよう、口の中でこっそり呟いたときには、 すでに目的の場所へ辿り着いていた。 少し重い扉を、体重をかけるようにして押し開ける] こんばんはー。 [努めて明るい声で挨拶しながら、教会の中へと入っていった] | |
(18)2006/09/16 17:26:55 |
双子 リック >>36 うぁぁごめんなさい! かくれんぼの時、隠れる場所が全然見付からなかったからステラさんの服の下に隠れて・・・ました。 おかげで最後の方まで見付からずに済んで・・・とかじゃなくって、うぅごめんなさい。 | |
(37)2006/09/16 18:27:52 |
修道女 ステラ >>43 寄せてっていうか……捨ててる?! | |
(45)2006/09/16 19:15:26 |
吟遊詩人 コーネリアス >>44 ボートでへぇーこらほー | |
(46)2006/09/16 19:16:04 |
吟遊詩人 コーネリアス >>45 寄せただけです。(キッパリ | |
(47)2006/09/16 19:16:41 |
農夫 グレン >>68 71 いやいや、農薬は使ってないから丸齧りでも大丈夫だが、折角だから、皮を剥いて食べ様な? | |
(74)2006/09/16 20:13:53 |
吟遊詩人 コーネリアス >>75 若返って戻ってきてください。 | |
(78)2006/09/16 20:16:57 |
文学少女 セシリア [村外れの森の入り口に、小屋があった。 静かに霧に包まれし黒い森には、忌むべき呪いの伝承が囁かれる。故に普段から人はあまり寄り付かず、時間が止まっているようだ。そんな静寂の中。霧の奥から、一人の少女が姿を現す] 収穫がない日も、ある……か。 [小さな唇は、空気に掻き消されそうなほど微かに、落胆に似た声を漏らす。ただその表情には、喜びも悲しみもない、現実が当然であると躊躇なく認識しているかのように、無感情な表情。 少女は薄蒼のローブを纏う。飾り気も殆どなく、あるとすれば胸元の留め具の部分に瑠璃紺の石が鈍く光っている程度か。 影を落とすように伸びた前髪は、眼鏡を掛けた目元に、視線を遮るように落ちている。影に秘めたる、薄氷色の瞳。 二つに結うた桔梗色の髪は、毛先に緩いウェーブ。一陣の風が、細い束をゆらゆらと遊ばせた。] 空が、傷んでいる―― [少女の視線の先には堕ちて行く太陽。 宵の訪れが近づき、紅に染まった空は、流れる血のようだ。 ――もうすぐ、黒い森に呑み込まれていく。] | |
(80)2006/09/16 20:18:09 |
文学少女 セシリア [キ、と軋ませて小屋の扉を開き、空っぽの籠を下ろした。 酷く散らかった室内。研究に使う材料――最早それが物質であるならば何でも良く、植物、生物の屍、金属など、統一性もなく転がっていた。又、散らばった多くの文献は、現実的な科学反応を著したもの、或いは非現実的な魔術を著したもの、これもまた多岐に渡る。統一性があるとすれば、それは全て少女にとっては"現実的"なものに他ならないということ。 そしてテーブルに置かれた一枚の手紙もまた、現実。] 悪戯にしては、程があるよ。 [手紙をくしゃりと握り締め、少女はアトリエを後にした。 ――――行く手を遮る霧を薙ぎ払う為に。] | |
(82)2006/09/16 20:18:52 |
修道女 ステラ >>95 恋人はデボラ様? | |
(96)2006/09/16 20:33:13 |
吟遊詩人 コーネリアス >>98 おおよそ24歳です。 | |
(105)2006/09/16 20:39:45 |
農夫 グレン >>135 中の方 /中/ ちょっと微妙なところかな。 あと一人の方がキャラ予約をしていないので、ケネスで設定を考えている可能性もあるので・・・。 確実にするなら、未予約者が入る前は、審問キャラ以外で設定した方がいいかも。 | |
(140)2006/09/16 21:03:39 |
雑貨屋 レベッカ ―――夢、夢を見ていた。 「私」とそっくりで、「私」とは全然違う「私」。 「私」よりも「私」の色が濃い「私」。 ああ、そういうことか……。 あれは、きっともう一人の「レベッカ・ロルフ」。 物語の中の、レベッカ。 知らない神様と一緒に生きて、知っている神様の下で死んだレベッカ。 ふと、壁の銅版画が目配せした気がした。 「気をつけて行って来るんだよ」と。 そうだ、もうこんな時間になってしまった。 お店はもうとっくに閉めたというのに、柄にも無くうたた寝なんてしまったらしい。 この手紙を見たら、それどころじゃないことくらい理解出来るのに。 ―――「行ってきます、ひいおばあちゃん」 そう一言呟くと、レベッカは街の雑踏へと溶けて行った。 | |
(150)2006/09/16 21:08:05 |
学生 メイ >>135 わたしもグレンさんに同意かな。 ちなみにわたし個人としては差し支えないよ。 そういえば、ここに居ない人(NPC)に「名前を与えない」のもありなのかな。 縁故スロットでは「実父」「父親の後妻」みたいに関係を表記して名前に代える、ってこと。 | |
(155)2006/09/16 21:11:44 |
逃亡者 カミーラ >>151 シミねぇ。 んな事気にした事すらなかったね。ははっ。 ま、2年後が楽しみだな。 っと、レベッカ!待ってたんだよ。 さんきゅー。いつも悪いな。 って、寝過ごしたのに眠いのか? まじで疲れが溜まってんじゃねぇのか。 | |
(164)2006/09/16 21:18:02 |
文学少女 セシリア 皆、返答感謝する。 名前と、教会内での外見辺りが共通認識かな。 普通に村の住人として関わりがある人物なんかは、個々の縁故で。 >>158 ……。 マイナス縁故結んでいいかな、カミーラ? いや、真面目に。 不仲な関係があるといいかなと、ね。 私は本来は、自分から何か言うことはないと思うけれど、カミーラはどうなんだろう。からかいで突っかかったりとか、するかな。 | |
(167)2006/09/16 21:19:22 |
雑貨屋 レベッカ あ、みんな梨食べてる。いいな。 私も食べていいの? [ちょっと膨れ気味に] そんなわけで遅れてごめんね、みんな。 私は大体25歳くらい。あんまり自分の歳数えるのも趣味じゃないしね。 なんか皆天然とかクールと勝手に言ってるけど、私は普通なんだけどな。そんな感じらしいよ? >>148 私は誰が相手でも呼び捨てだよ。ヘンリエッタにはちゃん付けするけど。 >>164 まあ、お得意様だからいいんだよ。 寝過ごしたのに眠いんじゃなくて、寝過ごしたから眠いんだよ。私が寝過ごすなんてあまりないからね。だからじゃないかな?そんなに疲れてないしね。 [きょとんとしながら話しているが、ちょっとだけ眉を潜めて] ……でも、あんな手紙見たら誰だって疲れるよ、多分。ふう。 | |
(170)2006/09/16 21:20:44 |
逃亡者 カミーラ >>167 あはは。私と縁故すんのに許可なんていらないよ。 マイナスもどうぞどうぞだぜ? むしろ、こちらも勝手にせっちゃん(セシリア)に結ぼうかと思っていたからな。まぁ、悪友的な位置でだけど。 あぁ、皆へ。 私は呼び捨てで基本的に構わないからな。 | |
(173)2006/09/16 21:22:55 |
農夫 グレン >>170 レベッカ 親しいという程の付き合いではないが幼馴染。という感じの縁故を結んでもいいですか? もしくは、雑貨屋に畑の収穫物を置いて貰っている。とかでも。 ちなみに、どちらでも、一方的縁故で構いません | |
(176)2006/09/16 21:25:33 |
逃亡者 カミーラ …なるほどね。手紙のせいでレベッカは寝不足と。 ま、それならしゃーないわな。 私も気が付けば、いつも以上に煙草吸っちゃってるからな。ははっ。 そんなわけで、これからもご贔屓に〜、だな。 >>172 まぁ、今更って感じだな。ははっ。 | |
(177)2006/09/16 21:27:04 |
農夫 グレン >>175 エッタ BBS435で 「貴方は「異端信仰を行っているという秘密」を手紙の主に握られました。 異端信仰を行っている側は立場的にバレてしまったら弱いものとなります。」 となっているので、「異端信仰をしていることをネタにした、脅しの手紙」という感じではないかな? | |
(180)2006/09/16 21:27:59 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>180 と、なると、うちの父が脅迫の手紙を配ってることになるのでどうしましょうか、と。 | |
(181)2006/09/16 21:29:06 |
雑貨屋 レベッカ >>175 『異端信仰を告発する手紙』だったと思うよ。 誘われるも何も、もう私達異端みたいだし(苦笑) ヘンリエッタちゃんのお父さん忙しいんだね。 私あんまり会ったこと無いから。 >>170 いいよ、お願い。 ただ、私からは縁故行かない可能性が高いけどいい? まあ、雑貨屋さんなんてやってるから大抵の人とは付き合いはあるし。 >ALL 私のひいお祖母ちゃんがネイティブアメリカン……っていうかむしろ『インディアン』だってことは周知の事実だってことにしてくれるとありがたいな。 インディアンがキリスト教に改宗してお嫁に来たなんて、噂(っていうか殆ど事件)にならないわけが無いから。 それを隠したがってるというよりは、それを『家』と『農場』の宣伝文句にしてる感じで。 レベッカ本人は「そんなに言うほどのことでもないのにな」って思ってるけど、事実として。 | |
(183)2006/09/16 21:31:51 |
文学少女 セシリア >>179 学友か。そうだね、過去の学友で良ければ。 私は今は学校に無縁という設定だよ。 現在は村人を避けて密やかに隠居している。 私の家系が錬金術師であることは、表立って言っていないけれど、村で噂にはなっていると思う。だから一般宗教に属する村人からは陰で弾圧を受けているね。 まぁ、うーん、学校でも陰湿な苛めはあったんじゃないかな。私は気にしてないけれど。15歳くらいで学校に行かなくなったので、その当時の学友という設定で良ければ歓迎。 | |
(187)2006/09/16 21:35:29 |
逃亡者 カミーラ 手紙の差出人はわからない…だから、私は珍しく早くきちまった、そんな感じだったけどな。 >>183 レベッカの設定は了解した。 て、手紙のせいで眠いのかよ。 ったく、もしもこれが悪戯とかだったらそいつ蛸殴りだな。 | |
(192)2006/09/16 21:38:34 |
吟遊詩人 コーネリアス >>197 それでは胡散臭いでマイナス縁故を結んで良いですか? | |
(200)2006/09/16 21:45:33 |
農夫 グレン >>197 セシリア セシリアの錬金術は、医療関係の方は含んでいるのか? | |
(201)2006/09/16 21:47:08 |