見習い看護婦 ニーナ [散る直前の風が、髪を、衣服を靡かせる。 駆け寄る翠樹の姿>>26を目に留め] ああ。雷撃は宿舎へと向かったよ。 木々が、か。 風も、『無い』のだと伝えて来た。 翠樹。あの祠に祀られているものが何か、知らないか? 僕は、この界の核となるものだと考えていたのだが。 | |
(30)2006/07/24 02:41:48 |
見習い看護婦 ニーナ [翠樹の説明>>34に、長吁する] …しまったな。楽観視していた。 [舌打ち。 昼に影輝の言を聞き、先程、自らの目で確認もしたというに。 何もせず、通り過ぎるとは] 『結界が』と騒ぐ木々に、『無い』と告げる風。 恐らくは、それが祠より失われたのだろう。 風が暴走したのも、その余波か。 | |
(38)2006/07/24 02:50:24 |
お尋ね者 クインジー ー門の間ー 話にならんな... [頭を振って、アーヴァインの前から、くるりと踵を返す。ユージーンの侵入者という言葉>>36を聞いて、苦々しく首を振った] 界の狭間への出入りは、この門の間を通らずには不可能だ。ゲートキーパーがそれに気付かぬ筈はない。侵入者など、有り得ん。 | |
(39)2006/07/24 02:52:41 |
お尋ね者 クインジー [張り切る様子のユージーンの姿>>47に、ゲーム気分のようだな、と内心で苦笑] そういえば…あれが、生命の継承者殿、か。 [初対面の挨拶もしていないことに今更気付いたが、それどころでないのも事実で] 全ては、明日、だな。 [また溜め息] | |
(49)2006/07/24 03:11:13 |
お尋ね者 クインジー [ユージーンが力を送る様子>>66に、ほうと、声を上げ] さすがは、生命の継承者殿だ。 ああ、挨拶が遅れた。私は雷撃の精。名はクインジーという。 よろしく頼む。...と、のんびり言っている場合でもなかろうがな。 [苦笑しつつ、部屋に引き上げるハーヴェイを見送り] 叶うならば良き夢を、な... [小さく呟く] | |
(72)2006/07/24 03:58:11 |
新米記者 ソフィー [不意に、本当に突然、スイッチが切り替わるように目が開いた。 お世辞にも良い目覚めとはいえない。 寝台の上身じろぎもせずに5感を研ぎ澄まし、周りの音や臭いを感じ取ろうとする。 しばらくそうしていたが、足元で丸くなっているティアが首を擡げたのをきっかけに、そっと身をおこす。…何か、5感ではない所謂第6感で不安を感じる。] …なんだろう? [寝台から降りて、窓を開いてみた。眼前には深い青を称える湖が。…その中央にある小島の方に、何か心にざわめきをもたらすモノが、あるような気がした。 眉をひそめながら、手早くしたくをすると扉を開けて*自室から出た*] | |
(128)2006/07/24 10:00:36 |
新米記者 ソフィー [宿舎より東部の草原地帯に向かう。 小島に行こう、と思い、その周りには最も得意とする水が沢山あるというのに、なぜかそちらに足が向いたのは、いやな予感がするからだろうか。 草原地帯に入ると、草達は水のめぐみの象徴である彼女を歓迎しているかのように少し揺れた。 その様子が嬉しくもあり、何か嫌な予感でもあり、複雑な気持ちで草を踏み北へ進む。 左手に見える湖と小島は、湖の周りを回っているワケだから距離も変わらず、相変わらずイヤな雰囲気を醸している。] はー、なんだろう、見に行きたいけどなんだかイヤな気がします。 [ティアに話しかけ、湖の端に腰をかけた。膝から下を水に漬け、ぱしゃぱしゃと音を立てる] | |
(130)2006/07/24 10:20:42 |
書生 ハーヴェイ −2階・自室− [目を覚まし、しばしぼんやりと天井を見つめる。 身体に残る異様な気だるさに、重い息を一つ吐いて] やれやれ…『均衡』を領域とする属の眷属が、自分の均衡取れてないんじゃ、世話、ねぇな。 [自嘲の笑みをもらしつつ起き上がり、昨日一日持ち歩いていた包みを見やる] …頼りたくはねえけど…仕方ない、か。 [低く呟いて包みを手に取り、紫紺色の包みを解く。現れたのは、やはり紫紺の柄糸も鮮やかな刀。掴んで目を閉じ、何事か呟けば、それは紫の光を散らして何処へともなく消えた] 持ち歩けば、多少は…ラクか。 [呟いて、ゆらりと立ち上がり。静かに部屋を出て、1階へ] | |
(131)2006/07/24 11:02:33 |
新米記者 ソフィー [ゆったりと、風や大地、森等自然を感じながら宿舎に向かう。やはり、昨日までと違う…何かが違う。 たまにくる眩暈。それは、水という世界のすみずみにまで行き渡っているモノを司る為か、この「人間」という体の半分以上を構成しているモノを司る為か、はたまた彼女が未熟ゆえか。 くらくらしながら、宿舎の玄関を開ける。誰もいない。 一度帰って、兄に話を聞いてもらおうか…そう考えて地下へ降りて行く。] -地下・門の間- ……ッ?!?! [ゲートキーパーと名乗った男が、門に張り付けられているのを見、息を呑む。 小さく開いた口で何かつぶやいているのを見つけ、彼の口に耳を寄せる。] …精霊珠…? [自分の力では彼をどうしようもないと悟り、門の間から出る。 頼りにしていた兄のトコロに行けないという事実は彼女を困らせたが… それよりも、彼女は狼狽していた。] -1階 広間へ- | |
(138)2006/07/24 14:22:51 |
双子 ウェンディ −自室− [ナサニエルに運ばれた時には意識も無かったが、今は寝台の上で浅い眠りと覚醒を繰り返していた。微睡みに似た覚醒が突如、確かなものになる。 室内で今日も青々と茂っている林檎の木を見る。 床に深々と根を張った林檎の木。その床は壁と繋がり、壁は地面へ。地中には張り巡らされた植物の根。それは時に絡み合って、西の森の木々まで広いネットワークを形成しているようだ。 昨夜までは気付かなかったのに、今朝はその広い網が目に見えるように知覚出来たし、そこを流れて来る情報を聞き取る事も出来た。 室内で風も無いのに林檎の木が揺れた。] ………生命の継承者が? | |
(139)2006/07/24 14:26:38 |
新米記者 ソフィー [>>157 を聞いて しょんぼりと落とし顔を上げて細く笑み] えぇ、ちょっと… バランスが変化しているコトと、自分の中に開放していない力が溜まっているコトで、少し調子が。 人間の体に、ここに来て初めて不自由を感じました… でも、もう大丈夫です。 [言ってもう一度ウェンディの頭を撫でる。] | |
(159)2006/07/24 15:22:44 |
書生 ハーヴェイ [人間の体に不自由、という言葉>>159に、そうか、と呟き] この姿が当たり前になってると、単に均衡の乱れだけがきつく感じられるだけなんだけどな。 でも、無理はしない方がいい…流水は界の狭間内での影響範囲が大きい分、衝撃は受けやすいだろうから。 | |
(161)2006/07/24 15:28:37 |
書生 ハーヴェイ [何を、というギルバートの疑問>>160に、さあ? と肩をすくめて] 自分と対になる者に対して、興味があるんじゃないか? 同じ対の者ではあるが、俺と月闇殿は人間界で知り合って、多少はお互いを知ってる。 でも、陽光殿は全くの初対面だからな。 | |
(162)2006/07/24 15:33:26 |
新米記者 ソフィー [>>187 を聞き、とても悲しそうな顔で足元を見る] 時間の無駄…ですか…… じゃ、じゃあ こういうのはどうでしょうか。 [顔を上げて] 私タチは、今、共通の目的を持っていますよね。 精霊珠を、捜すこと。 そのために、協力しましょう? そうしたら、自然と色々話せるし自然と色々聞けるんじゃないでしょうか。 | |
(188)2006/07/24 16:58:05 |
書生 ハーヴェイ [そうか、という呟き>>190にああ、と頷いて] 難しく考える必要は全然無いさ。焦る必要もね。 ただ、閉じこもるだけじゃ何も変わらない。停滞するだけ。 [言いつつ、手入れを終えた笛をくるりと回しつつ投げ上げ、何処へともなく消して立ち上がり、ギルバートの傍らへ] 闇が弾けてる状態で光が停滞するのは、影の身としては面白くないんで、その辺りもよろしくな? [冗談めかした口調で言いつつ、ぽん、と肩を叩いた] | |
(193)2006/07/24 17:16:22 |
書生 ハーヴェイ [ギルバートの言葉>>197に、す、と目を細めて] …誰かが、か。 なら、どうやって探し出すかは、更なる難題だな。 素直に名乗り出るようなら、持ち出しなんぞはしないはずだし、それなら界を探し回っても単なる徒労だ。 俺の力では、残滓を辿るのが精一杯だし…直接的に、精霊珠の存在を感知する術があればいいんだろうけどな。 | |
(199)2006/07/24 17:30:00 |