新米記者 ソフィー 保冷材もないのにカップだけもろたら溶けてまうやない。 [スプーンを持った手ではたかれたおでこを擦り 微かに眉根を寄せ軽く睨むように相棒を見つめる] ウチはおっつきさんどすか。 ほなあんたはんはお昼間のお空どすな。 [スプーンを咥えてわしわしと乱暴に相棒の髪を掻き混ぜ] | |
2006/07/22 01:52:55 |
冒険家 ナサニエル ああ、こら、やめろ。 [不意に髪を混ぜられ、スプーンが口元からこぼれる。 上着にモカの跡を残し落ちたそれをあーあーと眺めた] ったく、どうすんだこれ。 [いいながらも特に気にした風でもなく、カップを咥えて上を向き底を叩いた。 溶けかけたモカはするりと喉を流れて] 空ね…じゃあ白髪が生えたら曇り空になるのかねぇ ああ、ってことはお前が禿げたら月が欠けるのか。 | |
2006/07/22 02:08:10 |
新米記者 ソフィー こうすればええやん。 [くすくすと相棒の様子を見守り ハンカチを取り出して昼間のトビーを拭った泥を見て裏返し 菖蒲を汚すモカを丁寧に拭い 口の端を汚したモカに小首を傾げ つ、と相棒の腕を掴み身を寄せて紅い舌が舐め取り ゆるりと身を離し再び歩き始め] 白髪ねぇ。 ウチは禿げまへんえ? お揃いに白髪になるんちゃうやろか。 [残りのジェラートを食べ終える頃には宿が見え始め] | |
2006/07/22 02:14:16 |
牧童 トビー 三位一体ねぇ。 冗談でしょ? ボクは ボクだよ。 | |
2006/07/22 02:14:19 |
冒険家 ナサニエル [拭われた口元を舌でなぞり、頭を相棒の撫ぜて笑む] どうも。 …共に白髪の生えるまで、か。 [カップをくしゃりと潰して、相棒のゴミと一緒に紙袋に押し込めば宿の灯りに歩を早めた] | |
2006/07/22 02:20:10 |
書生 ハーヴェイ [自分は、村の人間には手を出さないと決めている。 別の村の学校へ通っているのも、都合が良いので利用して。 村の外で、1人で居る旅人を見かけたら―――― いくら人間の事が好きだといった所で、 自分が人狼な事は変わらないし、 人間を食べねば生きていけないと言う事も変わらない。 嫌なものだ、人狼は。] | |
2006/07/22 02:20:18 |
新米記者 ソフィー [撫でられればふわと相棒に微笑み宿の扉をくぐった] | |
2006/07/22 02:22:07 |
冒険家 ナサニエル ………。 [カップの中で揺れる水面を眺めた。 微かに映る影は――] | |
2006/07/22 02:57:29 |
牧童 トビー ハティ。 その顔はなぁに? 誤魔化しているつもり? ダメだよ。 ダメだよ、ハティ……――― | |
2006/07/22 03:17:57 |
新米記者 ソフィー [――おかえり…… 聴き慣れた言葉] | |
2006/07/22 03:32:30 |
のんだくれ ケネス (中の人) 白・Act共に0かw初めてだなw | |
2006/07/22 03:34:58 |
冒険家 ナサニエル そんな事あるわけないだろう? ――わかっているよ。わかっている。 [背中の傷はなかなか癒えない。 軽い刺し傷が、いつまでも纏わりつくように] 撃てるのか? ――撃たないで [そう叫んだのは遠い日] | |
2006/07/22 03:46:23 |
新米記者 ソフィー [仕事が始まると決まって巡る記憶 『今日からは相棒やね』 慣れ親しんだ筈の笑顔は初めて見る仕事の厳しさが滲み つられるように薄紅色の唇を引き結んで黙って頷いた 『何故人狼を殺すか判る?』 初めての仕事の前に投げかけられた問い] 人を殺すからちゃいますの? [素直に思ったままを口にしたら苦笑された 『人狼にも人と同じで心がありますえ? 仲間を大切にしはる人狼も居れば人を愛する人狼も居りますわ』 其の言葉に其の表情に口を噤む] | |
2006/07/22 03:57:47 |
新米記者 ソフィー [『ソフィ?』 答えを見つけられないまま名を呼ばれて俯く 『正義も悪も其の人の立ち位置で世界は変わります 失いたくない気持ちが同じなら何かを大切に想う気持ちが同じなら 自分の大事なもん護る誰も責められまへん あんたはんはウチの後を追いかけてこん仕事に就きはった 其れは構いませんわ ただ……』 言葉の途切れたのに恐る恐る顔をあげる 『自分の信じるものがなければすぐ潰れますわ 隙だらけの心では付け入られて殺されるのが落ちえ?』 其れは脅しではなく真実を既に知って居る人の言葉] | |
2006/07/22 03:59:59 |
新米記者 ソフィー [ただ黙って頷いた 決して其れは自分の中で生半可な気持ちではなく 本気で自分には其れが出来ると思っていた 判ったつもりになっていただけ ――甘かった……] | |
2006/07/22 04:03:02 |
のんだくれ ケネス 【想定内】 | |
2006/07/22 04:04:09 |
新米記者 ソフィー [――大丈夫…… 言い聞かせる 今までだって巧くやって来た いつも怖くて仕方ない 髪を撫ぜる温かい手 軋むベットの音と離れて行く気配 この空間に安心する] | |
2006/07/22 04:13:03 |
のんだくれ ケネス RP終了後の飴玉すら想定内 | |
2006/07/22 04:15:58 |
お尋ね者 クインジー 灰色の夢の中。彼はそこにいた。 自分の目の前でぜえぜえと息を切らし、その場に、糸が切れたように倒れ込んだ。 気付けの酒を、口に含んで与えた。 口を開かせて流し込むとか、顔にぶっかけるのが普通だが、 何故だか今だけは、こうすることが自然に思えたからだった。 そして、また自分は*立ち去った* | |
2006/07/22 04:19:30 |
のんだくれ ケネス 独り言での口移しは想定外・・・・orz | |
2006/07/22 04:25:49 |
冒険家 ナサニエル ――どうかしている。 そんな儚い願いなど、意味がない事くらい知っているはずだ。 仕事を続けるうちに、いつしか願う事もしなくなった。 現実の数を受け入れる度、平気で嘘をつくようになった。 ただ、引き金を引く。 狼を見つけて、狙いを定めて、 乾いた音と共に殺すのは――… 村を救おうなんて立派な動機なんてなかった。 ただ、流されるようにここにたどり着いて、 かつて殺したいと願った男の銃で、 引き金を絞るのは自分の指先。 | |
2006/07/22 04:26:31 |
新米記者 ソフィー [漂う煙草の香り 月を仰ぎ何を想う? ――何故人狼を殺すのか…… 叫び声が木霊する 人も狼も数え上げたら夜が明ける程に殺した ――ベストよりベター 切り捨てるのはいつだって余りにも大きな代償 怒りはない 悲しみももうない 自分を責めるのもとうにやめた 同じ過ちは繰り返さない] | |
2006/07/22 04:31:04 |
牧童 トビー [空いた窓から自室へ戻る] やれやれ。また、人間としての生活だね。 でも、今日と明日は少し違う。 だって… アーヴァインが… [思わず笑みが洩れる] あぁ、だめだめ。 ちゃんと…悲しまなきゃね。 | |
2006/07/22 04:40:34 |
牧童 トビー [ばさりと布団の中へ滑り込み、足をぱたぱたさせる 窓の外から見える月 今日の出来事を思い出す ドクン と心が高鳴る] あぁ、綺麗だったな、あの紅。 人間は大嫌いだけど 血の色は、好きだよ。 だから、もっともっともっと…殺してやるんだ。 苦しめばいい。 それすら、ボクにとっては喜びの材料となる。 もっと、喜ばせてもらわないと。 ―――ね。 | |
2006/07/22 04:45:48 |
新米記者 ソフィー [ゆっくり呼吸を繰り返す 黒い革手袋もしたまま 自身を拘束する感覚にも慣れた 今となっては其の理由すら定かではなく] | |
2006/07/22 04:47:38 |
冒険家 ナサニエル いくつの頃だっただろう。 あれは4年に一度の祭りがあった年だから、確か15歳。 …ああ、もう10年も前になるのかと 目を閉じれば断片的に、けれど鮮明に思い出す。 *** 俺の故郷はここに似ていた。ちいさくて穏やかな村。 村に影を落とした暗い噂ですら、 自分にとっては悪い冗談くらいにしか聞こえなかった。 家族が、いた。 父親と母親、青い髪の青い瞳自分と瓜二つ、双子の片割れ。 15年も一緒に生きてきた。二人で一人。 生まれたときからずっと、当たり前の様に。 ある日男がやってきた。 旅の者だと名乗って、暫く村に留まればごく自然に溶け込んだ。 | |
2006/07/22 04:52:52 |
冒険家 ナサニエル 男は、結社員だった。 ――俺の片割れは、人狼だった。 | |
2006/07/22 04:54:14 |
新米記者 ソフィー [内心苦笑する] | |
2006/07/22 05:04:54 |
冒険家 ナサニエル 撃たないで。 叫び声は銃声にかき消される。 いつか、家族を殺したこの男を殺そうと。 復讐から始まった日々。 何度目かの仕事の後。男は死んだ。 あっけなく、とてもあっけなく、仕事先で死んだのだと一枚の書状が届いた。 結局、何も出来ずに。 殺す事も許す事も出来ずに残された。 皮肉な話だ。 今ではあの男と同じ道を歩く。 片割れを殺した銃で、繰り返し引き金を引く。 | |
2006/07/22 05:05:02 |
新米記者 ソフィー [――おかえり…… 心の中で呟く] | |
2006/07/22 05:17:50 |
冒険家 ナサニエル 背中に感じる体温に、ただ黙って。 目を閉じれば、 流されてここにいようとも、 誰の為に何の理由で銃を握ろうとも、 この10年間も悪くは無かったと、そう思える。 お前が相棒でよかったなんて、まるで縁起の悪いセリフ―― | |
2006/07/22 05:25:33 |
新米記者 ソフィー [傍で感じる相棒の息遣いに安心して*眠りに落ちた*] | |
2006/07/22 05:35:25 |
書生 ハーヴェイ [自宅へと戻ってくると服を着替えて。 いかにも入浴をして洗濯しました、と言う状況にする。 血の臭いは薄くなっているはず。 ――いや。入り口に。そこかしこに。 血の跡がある。 血の匂いが漂っていても、それは―――当然だ。] | |
2006/07/22 05:55:20 |
書生 ハーヴェイ [はふ、と息を吐くとベッドへと転がる。 眼鏡を外しサイドテーブルへ。 そしてそのまま天井を眺めながら―――― いつのまにか、ゆるりとした、眠りの中へ。] | |
2006/07/22 05:57:37 |