人狼審問

[血の匂い]

[胸騒ぎ]

[視界の先]

[森の入り口]





[転がる――]

[トビーの言葉に黙って頷き手つなぐ]

[表情からは誰も知りえぬ感情、
*闇夜に浮かぶ月だけが知っていた*]

>>351>>357はヴィンセントの夢だった。
実際の彼は裸でヘンリエッタに抱きついて寝ていた。

[ケネスはヴィンセントがネリーとローズを送るのを見るとウェンディの頭をぽふと一度触れ、集会場を後にした。

酷く気分を害したケネスは酒を呷って村を歩いた。

恐らく村の中では一番見晴らしが良いで有ろう鐘楼に登り酒を呷る。

夜風で心を洗うかの様に･････

酒で気分を誤魔化した。]

[少しの間村を見下ろし、酒を呷り風に吹かれていると少しだけ気分が落ち着いた。

鐘楼から降りて酒場に向かう。]

････

[乱雑に扉を開け、指定席に座ると、ローズの声と共に酒とアイス・グラスが出てくる。

働いている彼女の顔は、何時もと違い陰りが有った････

しかし････それでも････人が死んだ事は変わり様の無い真実だった･････]

どうなるんだろうな････

[誰にも聞こえない声でそっと呟くとグラスを飲み干した。]

[暫くの後、ケネスは席を立つ]

勘定は此処に置いとくぜ。

[カウンターに代金を置く]

じゃぁな････今日は････少しでも休んで置けよ････

[ローズに告げ店を後にした。]

[黙々と現場検証を行う。]

［という夢を見るケネスであった･･･］

[小さく息を吐き優しく遺体を横たえ
　立ち上がり明けかけた空を仰ぎ目を細める
　数時間前に一緒に見た月はまだ白く空に残っていた]

[微かな泣き声に顔をあげる
　木の上で震える白い仔猫
――嗚呼……
　溜息が洩れる]

ほんま阿呆やわ……

[相棒の行動が理解できて
　ただ後を次ぐように枝に手を伸ばし
　仔猫を助けあげる

　白い毛並みも紅く染まる
　気にせずに頬を寄せ]

もう大丈夫どすえ。

［そしてヴィンセントはローズマリーと共に･･･］