人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1671)以遠に映える口碑の陰影 : 3日目 (2)
牧童 トビーは、酒場の看板娘 ローズマリーのすぐ近くまで来て、階段の下を覗き込んだ。
2006/07/20 01:38:19
牧童 トビーは、酒場の看板娘 ローズマリーに話の続きを促した。
2006/07/20 01:38:32
流れ者 ギルバートは、踊り子 キャロルにしたように、ローズマリーの左の肩下から腕を回し抱き起こす。
2006/07/20 01:39:22
踊り子 キャロル
[棒みたいな足を動かして]
[状況を確認する為だけに動く]
[見てはいけない]
[見たくないと心が叫ぶのに]
[見なくてはいけない]
[そう誰かに強制させられて、]

・・・っ!!

[壊れた人形みたいな]
[クインジーを階下に見た]
(198)2006/07/20 01:40:19
学生 ラッセル

見てこなくても、あれは、ダメだ。

[ギルバートが先輩である事も忘れ、ラッセルは思わず呟いた。

望んだわけではなかったが彼は視力に恵まれていたし、昔の生活のおかげで暗いところでモノを視るのはさらに得意だった。
だが、その能力を今日ほど呪った事はなかった。

2階に向かう階段と玄関に伸びる階段。
両者は薄暗い屋敷の両端に位置しているというのに、ラッセルにはクインジーの曲がった首から伸びた顔が、血走った目を見開いてこちら側を見つめている事まで視えていたのだから。]
(199)2006/07/20 01:41:25
逃亡者 カミーラは、冒険家 ナサニエルに頷いて、シャーロットの部屋に駆け込んだ。
2006/07/20 01:41:27
酒場の看板娘 ローズマリー
[ギルバートに起こされながら、ありがとうとお礼を告げる。階段の下を覗き込んでいる人の顔はみんな青い。自分の顔も今はきっとそうなのだろうか、と他人事の様にローズマリーは考えた。]

……どちらか一人でも、生きてくれれば。

けれど、助かったとしても……、クインジーの様にみんな、疑心暗鬼になってしまうのかもしれないわね。

【だったら、また同じような悲劇はきっと、繰り返される……。】
(200)2006/07/20 01:43:21
酒場の看板娘 ローズマリーは、祈る様な気持ちで、ケネスの生存を願い、呟いた。
2006/07/20 01:43:35
学生 ラッセル
[けれど彼は立ち上がり、ギルバートとローズマリーを力なく振り返った。]

……確認してきます。


食堂側階段→玄関側階段
(201)2006/07/20 01:43:49
冒険家 ナサニエル
[ケネスの首筋に手を当てる。
少し早い拍子。
しかし、ほぼ正常な脈。
体温もおかしくはない。
痣が見られる。
骨にひびぐらいは入っているかもしれないが、命に関わるような大きく目立つ外傷はない、ように思う。


そして、クインジーを見る。
…これは、やはり駄目だ。

片目を強く瞑る。

クインジーの胸に、耳を当てる。
やはり、脈はない。


首の折れた人を助ける方法…。
そんなもの、聞いた事がない。]
(202)2006/07/20 01:44:09
学生 ラッセルは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/07/20 01:45:30
逃亡者 カミーラ
シャーロット!どうした!

[姿見の前で座り込んでしまっているシャーロットに駆け寄った。]
(203)2006/07/20 01:47:43
牧童 トビー
[ラッセルの言葉通り、遠目にも不自然な程ネジ曲がったクインジーの首。トビーに見えるのはその首の角度だけだったが。

無力感に苛まれ、緩慢な動作で首を振る。
動かないケネスを確認する為にまた階段を降りる気力は湧いて来ない。黙ったまま、ラッセルの行動に甘える。]
(204)2006/07/20 01:47:46
書生 ハーヴェイ
―2階・ホール―
[ギルバートとケネスが、ローズマリーを盾にしたクインジーを取り押さえようとしていた]

【これ以上、刺激するのは不味い……二人に任せておくしかない】

[じりじりと近寄ったケネスに向かって、クインジーは唐突にローズマリーを突き飛ばし]
[それを引き金に二人の男はもみ合いとなった]
(205)2006/07/20 01:48:48
書生 ハーヴェイ
[揉み合うように転げ落ちていったクインジーとケネス。身体が床にぶつかる音、唐突に静まり返った階下――ハーヴェイは不吉な感想を抱いた]

これは……まさ、か。……ケネス……クインジー。
(206)2006/07/20 01:49:08
村長の娘 シャーロット
[シャーロットは床にぺたんと座り、がくがくと身体を震わせている。ドアが壁にぶつかり、ばたんと大きな音を立てるが、気付かないようだ。]

嫌……嫌ぁ……っ!

[腕で自分の身体を抱き、いやいやをするように頭を振っている。]
(207)2006/07/20 01:49:16
書生 ハーヴェイは、ホール奥の階段へ向かい、一段ずつゆっくりと降りていった。
2006/07/20 01:49:22
流れ者 ギルバート
あ〜…何、ていうか………はは。

[呟くべき言葉が出ずに。]

【馬鹿共が。】

[カミーラやナサニエルの騒ぎ立てる声。二人とも死んだのだろうか。ケネスの声は先程聞こえた気もするが、無事でないのかもしれない。]

マリーちゃん、何言ってんの。

クインジーが馬鹿だったのは分かるが。
何で、こんな事に?
………こんな時に、事故起こすなよ。

[ローズマリーに、最初話しかけた時こそ笑っていたが、段々と失笑が洩れた。いや、洩れざるを得なかった。]

悪いね、ありがとう、ラス。
(208)2006/07/20 01:49:32
酒場の看板娘 ローズマリー
[ギルバートの言葉に目を丸くして、それから瞬きと共に冷静な思考を取り戻していった。]

事故――。
そうね、事故だわ。確かに、事故でしょうね。
これは、事故以外の何ものでも無いわ。

[不運なクインジー。そうまで呟いて、思った。]

【事実を押し付けてはいけない。混乱するのは誰だって同じ。ギルバートが、自分から事実を受け入れるだけの気持ちの余裕を持つまで、これは事故という事にしておくべき――。】
(209)2006/07/20 01:52:03
牧童 トビーは、流れ者 ギルバートの失笑が、ざらざらと耳を滑って行くのを感じた。
2006/07/20 01:52:04
逃亡者 カミーラ
シャーロット…

[取り乱しているシャーロットを見て、カミーラは逆に落ちついた。この恐怖を少しでも和らげなくてはならない。]

[カミーラはゆっくりとシャーロットに歩み寄って、その肩を抱きしめた。]

怖くなんてないから
(210)2006/07/20 01:52:13
学生 ラッセル
―玄関側階段・1階―

[クインジー達が辿った道を進み、ケネスとクインジーを検分しているナサニエルに合流した。]

やっぱり……ダメ、だな。

[自らの青褪めた顔に浮き上がる諦めの表情を、もはや隠す気力もなかった。]
(211)2006/07/20 01:52:28
踊り子 キャロル
[唇を噛んだ]
[不出来な人形みたいに折れ曲がっている首]
[目が離せなかった]

・・・あ。

[ハーヴェイが横を通過していくのが見える]

[咄嗟に傍に居たトビーに]
[縋り付く様に手を取ろうとした]
(212)2006/07/20 01:53:26
冒険家 ナサニエル
[ぱたぱたという、足音が聞こえた。

ラッセルが、浮かんだような足取りで階段を下りてきていた。]


…ケネスさん「は」、大丈夫です。

恐らく、クインジーさんが下になったのでしょう。



クインジーさんは、


[無言のまま、首を振った。]
(213)2006/07/20 01:54:58
流れ者 ギルバート
──二階──

あいつは、前々から強迫観念的なところがあったんだよな。

[再び、失笑。]

……。
下、降りたい?

[ローズマリーに尋ねてみた。]
(214)2006/07/20 01:55:31
村長の娘 シャーロット
[ふわりと誰かに抱きしめられる感覚。
誰かもわからずに、しがみつく。]

嫌……なんで、何が起こってるの……?
何でこんな目にあうの……?

[カミーラの胸にしがみついて泣きながらつぶやき続ける。]
(215)2006/07/20 01:56:14
流れ者 ギルバートは、逃亡者 カミーラに話の続きを促した。
2006/07/20 01:57:41
酒場の看板娘 ローズマリー
──二階──
そうね。
クインジーには、そういう所が前から強かったわね。

[頷いた。ギルバートの失笑は癇に障るものがあったが、彼は彼なりにこの状況を苦しみ、恐らくは自分なりに理解しようとしているのだと思い、ローズマリーは極力安心させるような微笑を浮かべるように努力した。]

あまり、見たく無いわ。
傍にも、行きたくない。
……ギルバート、貴方は?
(216)2006/07/20 01:58:02
書生 ハーヴェイ
[キャロルの横を通り過ぎる時]
[そっと“声”を送った]

ああ、そうだとも、キャロル。
私達は――『人間ではない』。彼らとは別種の存在だからな。
故に眼前でヒトが死のうと、私の中には何の感傷も無い。現に、たった今この時も。
(*17)2006/07/20 01:59:17
書生 ハーヴェイ
[補足し、諭すように“声”を続けた]

ああ、確かに人間としての思考は残る。人間としての感じ方も、当分の間は消えないだろう。
しかし、それは単に“人間だとしたら”そう反応する、というだけのものだ。
ヴァンパイアとなった者にはもう、不要な足かせでしかないんだよ、キャロル。
(*18)2006/07/20 01:59:34
逃亡者 カミーラ
心配いらない。
アタシがなんとかするから。

[シャーロットの髪を撫でながら、耳元で囁いて聞かせる。何とかする方法を自分の方こそ教えてもらいたかったが、ただ怯えるだけのシャーロットの前では弱いところは見せられなかった。]
(217)2006/07/20 02:00:16
逃亡者 カミーラは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/07/20 02:00:43
牧童 トビー
【立て続けに3人…ひょっとしたら4人がすぐ傍で……。
流石に、気持ち悪い……。
しゃがみ込んでしまおうか?】

[すぐ傍でキャロルの「あ」と言う声が聞こえ振り返る。
彼女の手が震えている事に気付く。

とっさに自分の指が動くかどうか、小指から順に折り曲げてのばして確認をして。どうにか動く事を理解すると、トビーはキャロルの白い手に、自分の骨張った手を重ね、ぎこちなくゆっくりと握りしめた。]
(218)2006/07/20 02:01:04
牧童 トビーは、「大丈夫」という言葉を、今は口にする事が出来なくて。
2006/07/20 02:01:49
流れ者 ギルバート
──二階──

俺も行きたくないね。
ソファーにでも、座る?

[二階にあるソファーの方を一瞥した。]
(219)2006/07/20 02:02:06
牧童 トビー
[ギルバートとローズマリーのどちらにでもなく、]

クインジーが混乱を起こした、原因の様な物は…
二階にはないの……でしょうか?

[元から強迫観念に駆られて奇行を起こす事はあったクインジーでも。理由も無く死んだとは思いたくなかった。]
(220)2006/07/20 02:04:33
学生 ラッセル
そう、か。
ケネスさん――良かった。
身体はどうなんだろう……さすがに無傷ではないと思うけど……。

[ナサニエルの言葉を聞いて、わずかに安堵の表情が覗いた。
が、]


なあ、クインジーさんは……どこに、"運ん"だらいいだろう……?

[隣に視線を移すと、陰鬱な空気が再び彼を包んだ。]
(221)2006/07/20 02:04:43
流れ者 ギルバートは、テーブルに食事が用意されている事に気づく。
2006/07/20 02:06:28
村長の娘 シャーロットは、逃亡者 カミーラに話の続きを促した。
2006/07/20 02:07:35
村長の娘 シャーロット
[ひとしきり泣いた後、段々と意識が戻ってくるのを感じた。
なぜこんな目にあっているのに冷静でいられるのか。
ちらりとカミーラの顔を見る。
疲れ切った表情だと感じ、取り乱していた自分に段々と恥ずかしさを感じ始める。
でも———これは普通じゃないの という気持ちも出てくる。
心の中の葛藤で、段々と自分を取り戻しはじめた。]

……すいま……せん……。
先輩も疲れてらっしゃるのに……。
取り乱してしまって……。

あの……ありがとう……ございます。

[お礼を言うことはあまり無かった。が、
疲れ切ったカミーラを見て、自然と声がでた。]
(222)2006/07/20 02:07:40
逃亡者 カミーラ
【アタシはシャーロットのために、何ができるんだろう?】

【いや、死んでいったソフィーのためにも、何もできなかった。
誰のためにも、できることなんてないのかも知れない。】

【だとしたら、せめて真実を解き明かして…】
(223)2006/07/20 02:08:49
酒場の看板娘 ローズマリー
――二階――
[ギルバートに頷き、ソファの方へ歩こうと足を動かす。トビーの言葉が耳に入って、言葉を紡ごうか幾分迷う。]

……二階を詳しく探索した人は、少なかったのよね、確か。ハーヴェイも、気になる箇所はみんなで後で探すと言っていた気がするわ。
そういうものが、あるのかは解らないけれど……、後で探して見ましょう。
(224)2006/07/20 02:09:00
踊り子 キャロル
[トビーの手を強く握り返す]
[目の前で人が死ぬ現実の辛辣さ]

・・・大丈夫・・・。だいじょうぶ・・・。

[うわ言の様に繰り返す]
[思い込ませなければ動けなかった]
[解せ無い言葉のやり取り]
[強迫観念、原因]

【・・・私だっておかしくなりそうなのに。】

些細な事だったのかも、しれない。
其の原因って、とても。

[如何でも良い事だったかもしれない]
[其れでも今なら発狂出来てしまう事実]
[ぶるっと体が震えた]
(225)2006/07/20 02:11:02
逃亡者 カミーラ
[落ちつきを取り戻したシャーロットを見て、ほっと胸を撫で下ろした。]

シャーロットは、強い子だね。

[にっこり笑ってそう言った。]

辛い時はアタシにいつでも頼ってくれて構わない。
なんとかするさ。
(226)2006/07/20 02:11:32
冒険家 ナサニエル
本当は、動かさない方がいいのでしょうが。

そんな事は言っていられませんね。

申し訳ないですがソフィーさんの部屋へ…移しましょうか。


ラッセルさん、ケネスさんをお願いします。
ケネスさんの部屋か…ソファでもどこでもいいので、どこかへ寝かせてあげて下さい。


[そう言って、クインジーの身体を持ち上げる。]
(227)2006/07/20 02:13:07
踊り子 キャロル
不要な足枷。

['声'を送るのでは無く]
[胸の中で呟いた]

其の通り。事実この感情は全て、邪魔な物。

[繰り返してみる]
(*19)2006/07/20 02:13:49
踊り子 キャロル
[何だか其の言葉の響きは]
[自分を全否定されて居る様で]

胸が、痛い…な。
(*20)2006/07/20 02:14:28
踊り子 キャロル

人を殺せば楽になるのかもしれない。

デモ、ドウヤッテ?

もっと沢山人を殺したら。
もっともっと沢山人を殺したら。

そうしたら。

自分を捨てられるのかもしれない。
2006/07/20 02:15:03
冒険家 ナサニエル
[クインジーの屍体は、

ぐにゃりとして、

ひどく重い。]
(228)2006/07/20 02:15:07
流れ者 ギルバート
原因、ね。

[煙草が吸いたくなったが、ローズマリーを支えている状態では新しい煙草を取り出せない。ローズマリーを支えながら歩き始める。]

開け放たれてるあの部屋にでも、何かあるんじゃない?

[テーブルの前に置かれたソファーにローズマリーの身体を腰掛けさせながら、目についた部屋の扉で思いついた事を適当に言ってみた。]



……キャロちゃん?
(229)2006/07/20 02:15:31
酒場の看板娘 ローズマリー
[ギルバートの顔をそっと盗み見た。]

可哀想な人。

でも、それも当然。
わたしだって、誰かが自分の代わりに感情的な行動をしてくれなかったら、自分が保てないかもしれないもの。

……そう、こうやってギルバートを哀れむ事だって、わたしを保つ為。
2006/07/20 02:17:03
牧童 トビー
[大丈夫だと言うキャロルが大丈夫な様にはとても見えない。こんな時でも、綺麗で華やかなキャロルの顔を覗き込んで、視線を合わせながら首を振る。]

…僕は大丈夫じゃないです。
例えば、1人の身近な人間が居なくなったとしても、それを受け入れるのには長い時間が掛かって。あるいは、受け入れる事が出来ない人も居るのに。立て続けにこんな風に、人が──。

[言葉が出てくる事が不思議で。同時に、現実に適応しようとして自分はクインジーの死因を知りたいのだと気付き。]
[震えるキャロルに、既視感──。]
(230)2006/07/20 02:22:41
書生 ハーヴェイ
― 一階・階段下―
[ラッセルとナサニエルが遺体の処置について相談していた。気の重さを実感しつつ、声を掛ける]

ラッセル、運ぶ先は……部屋10にしてくれるかな。彼の部屋だと入り口のそばすぎるから。
ナサニエル、僕が手伝おう。
(231)2006/07/20 02:24:12
書生 ハーヴェイは、お尋ね者 クインジーの遺体を運ぶナサニエルを手伝おうと、手を差し伸べた。
2006/07/20 02:24:27
牧童 トビーは、踊り子 キャロルを階下から視線をはずさせる様、庇う様にして抱き締めた。
2006/07/20 02:25:38
学生 ラッセル
[ナサニエルの提案に頷き、手を振った。]

ん、分かった。

[そして、まずケネスの身体を出来るだけ水平に寝かせ、ざっと調べる。]

背中の打ち身が酷そうだな……。
骨もちょっと……折れてるって程じゃないけど、ヒビは入ってるかもしれない。
さっき一瞬立ち上がっていたようだから、とりあえず現段階での麻痺はない、と。

どう動かしても痛そうだけど……今は気絶してるから大丈夫かな。
(232)2006/07/20 02:26:14
学生 ラッセルは、のんだくれ ケネスを、半ば担ぐようにして立ち上がった。
2006/07/20 02:26:29
流れ者 ギルバート
【ま、無理もないよな……。】

[煙草を取り出すと、慣れた手つきで火をつけた。
恐らくキャロルよりも顔色はマシなのだろうが、自分も蒼白なのだろうと感じた。紫煙が思考能力を緩やかに鈍らせ、リラックスさせる。気休めだとしても。……マリファナを吸いたいと此処まで強く思ったのは初めてだった。]
(233)2006/07/20 02:26:34
踊り子 キャロル
ギルバート・・・さん?

[狂ってしまいそうな胸に疼く何か]
[ギルバートの声に顔を上げた]
[違う事を考えて居れば平静で入れる気がした]
[愕然と死んだ人を見続けて]
[なのに、]

もう、止めて。止めようよ―――っ。

[原因を知ろうと現実を直視するトビーと]
[現実を拒んで原因から目を背ける自分]
[何が違うと言うのだろう]

[不意に温かくなって]
[トビーに抱き締められて居る事と]
[自分が泣いて居る事に気が着いた]

もう。もう嫌・・・。
こんなの、もう嫌だ・・・!!
(234)2006/07/20 02:27:29
酒場の看板娘 ローズマリー
――二階――
[ギルバートの言葉に、ぼうっとその部屋を見つめていた。煙草の煙が漂って来て、父親を思い出した。ローズマリーの父は愛煙家で――。そこまで考えて、思考を止めた。]

【……逃避して変わる問題じゃないでしょう、ローズマリー?】

……ギルバート。
お願いがあるんだけど、煙草一本、わたしにも貰えないかしら?

[だから、煙草を貰ったらやるべきことをやろうと決意をし、自分に甘くなる事を許した。]
(235)2006/07/20 02:31:09
逃亡者 カミーラ
シャーロット、一人で大丈夫かい?
一緒にいてあげてもいいんだよ?

どうしようか?
(236)2006/07/20 02:31:10
冒険家 ナサニエル
あぁ、すみません…ハーヴェイさん。

シャーロットさんの様子をカミーラさんに頼みました。
見に行っていただけているはずです。

そちらも、大丈夫だといいのですが。


[少しの頭痛。
情報量が、過多だった。]
(237)2006/07/20 02:31:19
学生 ラッセル
[ハーヴェイの言葉に、]

え、あ、はい。
分かりました。

【10番目の部屋って、確かソフィーの……】
(238)2006/07/20 02:33:00
語り部 デボラ
[混沌とする館。事故でも無く。罠でも無く。人が人を殺めた。そのあまりに重い事実が館にハッキリと残る。館の外では雷がまた一つ。空の天気は一向に回復を見せずに有った――]
(239)2006/07/20 02:35:41
語り部 デボラは、牧童 トビーに話の続きを促した。
2006/07/20 02:35:48
牧童 トビー
[キャロルの涙が、トビーの肌に触れる。
…涙もまた、暖かい。

状況に対して、どうしていいか分からないのは皆同じで。
目の前のキャロルに対して、自分が何をしてあげられると言う訳でもなくて。自分の事を放り出して、キャロルの苦痛をどうかにする事が出来れば、と…、何処にも余裕が無いにも関わらず、うわ言の様に考える自分が居て。

──混乱する。]
(240)2006/07/20 02:36:40
流れ者 ギルバート
俺も嫌だ。

[キャロルの言葉に、皮肉げな笑みを浮かべる。]

さっさと、ここから逃げてぇや。

[ギルバートはキャロルに少しだけ同情したのかもしれない。
ローズマリーの求めに、煙草の箱を取り出すと、一本差し出した。………自分が吸う煙草の火を近寄って移す。]
(241)2006/07/20 02:36:51
村長の娘 シャーロット
[シャーロットは自分の身体がまだ血で汚れていたことを思い出し、はっとしてカミーラをみる。
だいぶ乾いてはいたものの、赤黒くこすれた後がついている。]

す、すいませんっ!まだ……血……が……っ

[思い出して気が遠くなりそうになりつつも、必死で理性を保つ。]

汚して……しまいました……。
ごめんなさいっ!

あの、着替えを……。
シミ抜きしないと……。
(242)2006/07/20 02:37:52
牧童 トビーは、踊り子 キャロル「こんなの、もう嫌だ・・・!!」と言う言葉に、只頷く。
2006/07/20 02:37:53
書生 ハーヴェイ
[怪訝そうなラッセルに言葉をかける]

ああ、ソフィーの部屋……“だった”場所だ。ふたつの遺体を別々の部屋に安置するのはどうかと思うからね……。

[淡々とした声。死体を見続けて慣れてしまったように、それは無感動な調子だった]
(243)2006/07/20 02:37:55
踊り子 キャロル
[トビーの頷く気配]
['こんなの'とキャロルが言った'こんな'を]
[彼は理解して居るのだろうか]

してる訳、無いよね・・・。

【楽にして、あげたい。】
【だけど―――。】
(*21)2006/07/20 02:41:24
牧童 トビー
[壊れ物を扱う様に、キャロルの背を撫でる。
そして、困った様に眉を顰めたままで、ギルバートを振り返り、]

逃げましょう…。
此処から。
(244)2006/07/20 02:41:34
村長の娘 シャーロット
[身体がべとついた感覚がする。]

この服……もう着れませんね……

[ぼんやりとつぶやく。
血を吸って乾きかけている服はごわついた感覚を肌にあたえる。所々張り付いた感覚もする。]

気持ち……悪いって……思っちゃいけないはずなのに……。
でも思ってしまいます。

お風呂に入りたい……。
(245)2006/07/20 02:41:45
学生 ラッセル
そうか、そうですよね。

[ハーヴェイに頷いて]

分かりました。運んできます。

[ケネスの身体を支えながら、洋室10へと歩き出した。]


→洋室10→
(246)2006/07/20 02:42:51
書生 ハーヴェイ
―部屋10―
[ナサニエルと共に、クインジーの遺体を室内に運び入れる。真っ暗な部屋に血が薫っていた。照明を点けなければ暗黒、点ければ紅く染まった絨毯。奥へと進み、運んできたソレを床に横たえた]
(247)2006/07/20 02:43:13
流れ者 ギルバート
泣きたいなら、泣いていんじゃない?
誰かさんみたいに、何時も冷静なんかじゃなくてさ。

[ソファーの背凭れに手を置きながら、トビーと、抱きしめられたキャロル、二人を眺めた。紫煙が天井へと溜まり、暫くして通気口へと流れてゆく。]
(248)2006/07/20 02:44:01
酒場の看板娘 ローズマリー
[ギルバートから貰って吸う煙草は、相変わらず苦味が口内を満たすものだった。肺まで吸い込むと、咳き込みそうになった。少し視界が歪んで、けれどそれが心地良かった。]

【"逃げる"。……逃げる。】

[どうやって、と聞く代わりに煙を吐き出して、ギルバートの、トビーの言葉に強く頷いた。]
(249)2006/07/20 02:44:21
流れ者 ギルバートは、牧童 トビーに頷く。「ああ。」
2006/07/20 02:45:04
酒場の看板娘 ローズマリーは、流れ者 ギルバートの言葉に強く驚いて、俯いた。
2006/07/20 02:45:15
酒場の看板娘 ローズマリー
貴方、こそ。

[理性的であることが自分の務めであると思って居たローズマリーにとって、ギルバートの言葉は大きく自分を揺るがすものだった。嗚咽が混じりそうになって顔を覆ったが、涙は不思議と出なかった。代わりに煙がもくもくと宙を漂って、行き場をなくして彷徨った。]
(250)2006/07/20 02:47:20
流れ者 ギルバートは、酒場の看板娘 ローズマリーの様子に気づかず、深く紫煙を吸い込んでいる。
2006/07/20 02:47:31
書生 ハーヴェイ
―部屋10―
[部屋の奥から、扉の方に居るであろうラッセルに声を掛けた]

ラッセル、ケネスの部屋は憶えているかな? 4の部屋だった筈だ……よろしく頼むよ。

僕はあと……アーヴァインも運び込んでおく、から。
(251)2006/07/20 02:49:48
踊り子 キャロル
[涙は枯れない]
[其れでもトビーの体温や手が]
[落ち着きを取り戻させてくれた]
[トビーをぎゅっと抱き締めて、]

皆で、逃げよう。
早く。一刻も早く。

[確りとした声で]
[トビーに応えた]
(252)2006/07/20 02:50:12
流れ者 ギルバート
ん?どうかした?マリーちゃん。

[誰かさんというのは、決してローズマリーの事を指していた訳ではなかった。顔を覆い、指に持った煙草がちりちりと煙草を短くしてゆく。]

あは。俺?
俺はま………あたったしね。何ていうか、感情的に?
(253)2006/07/20 02:50:50
書生 ハーヴェイは、お尋ね者 クインジーと共に管理人 アーヴァインの遺体を部屋10に運び込んだ。
2006/07/20 02:51:30
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルと共に管理人 アーヴァインの遺体を部屋10に運び込んだ。
2006/07/20 02:52:26
村長の娘 シャーロット
[カミーラが自分の服を見て、少しため息をつく。
仕方ないよ……とつぶやきながら、部屋で着替えてくるとつげ、風呂に入ったらすぐに皆と合流するように伝えて部屋を出る。
一人になった途端、静寂につつまれて不安になる。]

すぐに流して……はやく合流しなければ……

[シャーロットはよろけながら立ち上がると、浴室に入っていった。]
(254)2006/07/20 02:55:22
牧童 トビー
[ギルバートの言葉に。泣いてる人間が居る傍で、自分が泣いてはいけないのではないか…と少し頭の片隅で考えながら、不思議そうに首を傾けた。ただ、ソファに座っているギルバートの姿は正しいのではないかと思う。

キャロルの声が、強くなった事に気付く。
キャロルに頬笑んで、ゆっくりと抱き締めた手を話す。]

でも、今すぐ、階下を見に行く勇気は僕もありません。
僕達も、一度…座りませんか。

[ちょうど、ギルバート達が座っているのソファの正面にある似た様なソファを*キャロルに指した*。]
(255)2006/07/20 02:56:40
冒険家 ナサニエル
管理人氏の遺体は、トビーさんが検分していましたか。


…疲れましたね。


食事は、もう冷めているかもしれませんし、食欲も…湧かないでしょうが、食べておくと、いいと思います。


ただ…しっかり、手は洗わないと、いけませんね。


[緩く笑う。]
(256)2006/07/20 02:57:28
学生 ラッセル
―洋室10―

[ハーヴェイに、]

あ。
あー……そっか。
すいません、俺、また何かぼーっとしてたみたいで……。

4番でいいんでしたっけ。
運びます。


→洋室4→
(257)2006/07/20 02:57:37
酒場の看板娘 ローズマリー
[黙って首を振る。覆っていた手を離して、煙草の煙を胸に大きく吸い込んだ。]

それは……、また、珍しいわね。

[次に顔を起こしてギルバートを見つめるローズマリーは、いつも通りだった。]

でも当れる人が居るっていうのは良い事だわ。
(258)2006/07/20 02:58:44
酒場の看板娘 ローズマリーは、流れ者 ギルバートに、そうでしょう? と同意を求め、羨む様に煙を*吐き出した*。
2006/07/20 02:58:50
村長の娘 シャーロット
[手早く服を脱ぎ捨て———ようとするが、乾きはじめて張り付いている。
できるだけ見ないようにはぎ取っていく。
シャーロットの白い肌に、まだらに血の後が残っている。
むき出しに近い蛇口をひねり、温度を確かめてからシャワーで丁寧に洗い流していく。]

暖かい……

[足下に赤黒くそまったお湯が流れはじめる。]
(259)2006/07/20 02:59:01
流れ者 ギルバート
[ギルバート・ウォルフマンは、三男だという事も関係してか、元より手がかけられず親からは放任されて育てられていた。今まで好き勝手に生きてきた。女遊びで面倒になれば躊躇わずに連絡手段である携帯を捨てたし、根回しして男を宛がい浮気と称して女と別れたのも一度や二度ではない。]

[勝手な話だが、ギルバートは何となく………ただの遊ぶ場であったサークルの彼らに、少し親しみを感じた。極限状態が一時的な絆を生じさせているのだろう。]

ふぅ……

[目を細めて紫煙を吐き出す。
だが、それは一時的な感傷でしかない。自分の身が危険となれば誰でも売り渡す自信があるのを、ギルバートはよく知っていた。]
(260)2006/07/20 02:59:59
牧童 トビー
>>255
×話す→○離す。
2006/07/20 03:00:13
書生 ハーヴェイ
―廊下―
[微かな血の香りと湯気の匂い。その源は先ほどの部屋ではなく、傍らの扉。部屋12の扉、そこに貼られたメモにはシャーロットの名前]

中で……血? いや……違う、この匂いは。
(*22)2006/07/20 03:03:29
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/07/20 03:05:25
書生 ハーヴェイ
[昨夜からすっかり嗅覚に馴染んだ匂い。ソフィーの返り血――不意に空腹感が疼いた]

喰らうか……一日ぶりだな。
(*23)2006/07/20 03:06:27
流れ者 ギルバート
まあ、勝手にあたったんだけどね。
あっちにしちゃ迷惑だよね〜。
マリーちゃん、当たる人がいないなら俺にあたってみる?

[ギルバートはローズマリーと共に紫煙に包まれている。
その薄っすらとしたベールの向こうで、*笑いかけた。*]
(261)2006/07/20 03:07:19
学生 ラッセル
―洋室4―

[ラッセルは、出来るだけ丁寧にケネスの身体をベッドへ横たえた。
怪我が痛むのか、時折ひどく辛そうに苦悶の表情を浮かべる彼に、小さく声を掛ける。]

……ちょっと、待っていて下さいね。

[そうして、向かいに位置する自分の部屋へと戻っていった。]


→部屋3→
(262)2006/07/20 03:08:04
村長の娘 シャーロット
[石けんを泡立て、丁寧にこする。
すでに5度目だ。
とにかくべたつきを忘れたくて、匂いを消したくて———もう足下には血は残っていない。
透明なお湯と、石けんの泡だけが残っている。]

消えた……のかな……?

[身体が暖まり、うっすらとピンク色に染まっている。]

———生きてる……

[ぼそりとつぶやくと、お湯を止め、バスタオルを羽織って浴室を出た。]
(263)2006/07/20 03:12:27
冒険家 ナサニエル
[廊下の壁にもたれかかり、目を強く閉じる。

ソフィーの囁くような声が耳の奥に聞こえた。

クインジーの悲鳴。
触った時の暖かな感触。
ソフィーの部屋に残る血の匂い。

全てが自分を狂わせていくようだった。

知らず握り締めた爪が、手の平を突き破っていた。
なんだ、自分は。
自傷癖でもあるのか。

笑おうとして、失敗した。

泣き叫びたくなって、堪える。

…まだ自分は生きていて、他の多くの皆も生きている。
*それだけは確かな事だった。*]
(264)2006/07/20 03:15:55
村長の娘 シャーロット
[薄暗い部屋に戻る。
浴室は湯気で暖かく、狭いだけに光も部屋よりあかるかった。
一歩出た途端にひんやりとした空気を感じる。]

寒い……

[軽く震える。]

あれ……?今夏なのに……。
冷房効き過ぎてるのかしら?

[冷房設備を見た記憶はなかったが、無意識に思う。だが———]

……なんだか……怖い……。
(265)2006/07/20 03:17:29
学生 ラッセル
―洋室3・自室―

【まさかこれを使う事になるとは……。
 伝説を本気で信じていたわけじゃないけど、さすがに全部夢だとか言ってる状況でもないしな……】

[ラッセルは部屋に戻ると、バッグ置くから小さな包みを取り出した。
それを見えないように服に忍ばせると、再びケネスの部屋へと向かった。]


→洋室4→
(266)2006/07/20 03:19:23
書生 ハーヴェイ
―部屋12―
[シャーロットの部屋の前に立ち、周囲を窺った。誰も廊下に居ないことを確かめる]
[扉に鍵が掛かっていようと無関係だった]

[この館を閉ざしたのとは丁度、逆の力]
[“彼”の領土たる屋敷内で、その歩みを妨げる物など存在し得なかった]
(*24)2006/07/20 03:21:09
書生 ハーヴェイ

[それでも、二度。“彼”は扉をノックをした]
(*25)2006/07/20 03:21:22
村長の娘 シャーロット
[無意識に、恐怖を感じる。頭を振ってその感覚を追い出そうとする。]

はやく……着替えなければ……。

[ドアの向こう、ホールか食堂には誰かがいるはず。
早くそちらへ行きたいと焦りを感じる。

バスタオルをまき直し、荷物をおいたベッドの方へ近寄ろうとしたとき、ベッドの側に誰かが立っている事に気がついた。]

……カミーラ……先輩……?
まだいて下さったんですか?

[少し安心し、近寄ろうとして、姿が違うことに気がつく。]

……誰?
(267)2006/07/20 03:22:22
書生 ハーヴェイ
[室内に入り、ベッドの傍らに立つ]
[背後に歩いて来た娘から、湯と石鹸の清潔な香りが漂った]

[掛けられた声には応えず、唯ゆっくりと振り向く]
[その相貌は――]
(*26)2006/07/20 03:24:29
書生 ハーヴェイ
[――青白い肌、紅く光る瞳]
[――異様なほど尖った牙と爪]
[――そして、邪悪さと畏怖を感じさせる美貌]
(*27)2006/07/20 03:26:42
書生 ハーヴェイ

[ハーヴェイは素早く、驚いた表情の娘に躍りかかった]
(*28)2006/07/20 03:27:39
書生 ハーヴェイ
[シャーロットの口元を押さえたまま、静かに囁く]

残念だったね、シャーロット。カミーラは君を案じていたようだが――私は、そうしに来たのではないんだ。

[唇の隙間から、鋭い二本の牙が覗く]
(*29)2006/07/20 03:30:46
書生 ハーヴェイ

君を――喰らいに来たのだよ。
(*30)2006/07/20 03:31:12
村長の娘 シャーロット
[叫ぼうとした途端、唇を奪われ、ベッドに押し倒された。突き放そうとした手はがっしりと固定され、動くこともできない。]

ん———っ うぅんっ!

[ちらりと見える顔は驚くほど整っていて、青白く、血の気を感じない。だがそれが人間を超えた美しさを感じさせた。]
(268)2006/07/20 03:31:36
村長の娘 シャーロット
[唇を少しはなし、男がささやきかける。だがシャーロットにはその意味がすでにわからなかった。ささやき声が甘く身体を溶かしていく。初めて見る美しさに魅了されていた。]

あ……んっ……。

[ささやかれるたび、頭の芯がぼうっとするのを感じる。
ひんやりとした手がはだけたバスローブの間から、獲物を楽しむかのように肌の上を滑るたび、シャーロットの唇から甘い吐息がこぼれていく。]
(269)2006/07/20 03:37:41
書生 ハーヴェイ
[娘の身体からくたりと力が抜けた。蕩けた瞳で見上げる娘はかすかに唇を開き、ハーヴェイが手を離しても悲鳴を上げる様子もなかった]

どうしたのかな、シャーロット?
君はこれから、全てを奪われようとしているというのに。

[揶揄するような言葉と共に、彼女の身体に手を這わせた。瑞々しい肌の弾力が彼を愉しませた]
(*31)2006/07/20 03:39:41
村長の娘 シャーロット
[すでに、怖いという感覚はなかった。
初めて人前で裸になっているということも、肌に触れられているということも気にならなかった。
ただ———甘い快感に身を任せ、されるがままに身を任せた。]
(270)2006/07/20 03:43:25
書生 ハーヴェイ
[全てを眼前に曝け出した、しなやかな曲線を描くシャーロットの身体。高価な弦楽器を手入れするように、指先を走らせた]

[その度に上がる甘い喘ぎを、陶然とした表情でハーヴェイは聞き惚れた]
(*32)2006/07/20 03:44:48
書生 ハーヴェイ
[ふくよかな双丘の先端にある突起を爪先できゅ、と摘む。痛みに漏れる悲鳴さえもが甘く、情欲を煽り立てた。唇を寄せ、シャーロットの首筋から肩へと這わせていく]
(*33)2006/07/20 03:49:10
書生 ハーヴェイ
[やがてその動きを止めたハーヴェイは、シャーロットの首に牙をそっと触れさせた。軽く力を加え、ぷつりと皮膚を突き破る。
血が滲むよりも先に牙が押し込まれ、血管に到達した。流れ出す血潮の温度が、ハーヴェイの口腔を満たした]
(*34)2006/07/20 03:54:43
村長の娘 シャーロット
[唇から首筋へ、肩へ、そしてまた首筋へ——— 冷たい唇がそっとかすっていく。指先が胸元から全身をなでるように滑っていく。身体を溶かす感覚に浸る。

やがて、唇の感覚が首筋から動かなくなり、記憶が飛び始める。指先からゆっくりと身体が冷えていく。

その感覚すらも甘い快感になっていく。目を閉じて感覚を味わいながら、シャーロットの意識は*ゆっくりと薄れていった。*]
(271)2006/07/20 03:56:00
書生 ハーヴェイ
[一心にむさぼるようにシャーロットの血液を飲み干していく。快楽に喘いだ彼女の血は、蕩けるような甘美さを彼の五感に及ぼした]
(*35)2006/07/20 03:59:04
村長の娘 シャーロット
意識は闇へ
甘い感覚のみが支配する。
支配するのではなく、支配される側へ。
苦痛なはずの感覚が、喜びへと変わっていく。
2006/07/20 04:01:57
村長の娘 シャーロット
もっと感じたい……
この方に支配されたい……
2006/07/20 04:02:49
書生 ハーヴェイ
[次第に温度を失い始める彼女の身体。呼吸は浅く、時おり痙攣を繰り返していた。ふと唇を離し、その様子を見つめた]

シャーロット。私の声が、聞こえるか?

[呼びかけと共に、頬を軽く叩く。だが、それに反応する様子は見られなかった]
(*36)2006/07/20 04:04:11
書生 ハーヴェイ
[断続的な短い呼吸で、辛うじて息をながらえるシャーロットを見下ろした。その裸身には傷ひとつ無く、滑らかな肌の艶も未だ失われてはいなかった]

だが――もうすぐ、お前は唯の屍となる。シャーロット。

[その口調には悲嘆も虚無もなく]
[単純な事実を改めて確認するのみだった]
2006/07/20 05:00:12
書生 ハーヴェイ
[シャーロットの左胸に手を当てると、ごく微弱な鼓動が伝わった。今にもかき消されそうな生命の灯火。薄く笑んで、彼女の乳房に指を食い込ませる。爪先は皮膚を貫き、肉の奥深くまで到達した。一度だけ、びくっと彼女の身体が跳ねた]
2006/07/20 05:06:59
書生 ハーヴェイ
ほぅ。くくっ……まだ愉しめそうだな? ならば――

[ぐったりと力を失ったシャーロットの両脚を抱え上げる。大きく開かせると、ぴっちりと閉ざされた亀裂が露わになった]
2006/07/20 05:07:08
書生 ハーヴェイ

――お前の全てを、私が奪ってやろう。
2006/07/20 05:07:16
書生 ハーヴェイ
[“血”の充満した器官を押し当て、ぐいと身体を進めた。強引に押し割るうちにその動きは滑らかなものになり、ハーヴェイに快楽を齎した。嗜虐心から両の乳房に爪を立て、鷲掴みにして感触を愉しんだ]

くくく……お前は間もなく死に至るというのに。ヒトの体とは不思議なものだな、シャーロット?

[そのまま律動を繰り返し、徐々にペースを早めていく。やがてハーヴェイは自らの限界に達し、彼女の内に欲望を解き放った]
2006/07/20 05:07:59
書生 ハーヴェイ
[完全に生命が途絶えたシャーロットを見下ろし、ふと軽く息を吐いた]

生ある者は必ず死ぬ――ただ、それだけの事だ。
その最後が何によって齎されるにせよ、失う事に変わりは無い。
ならば、お前達ヒトは我が餌食となることこそが相応しい……
(*37)2006/07/20 05:11:10
書生 ハーヴェイ
[シャーロットの唇に軽く口付ける。その身体を拭き浄めると、最早ハーヴェイは振り返ることもなく、部屋を*出て行った*]
(*38)2006/07/20 05:13:11
語り部 デボラが「時間を進める」を選択しました
学生 ラッセル
―洋室4―

[ラッセルは部屋に入ると、まずグラスに水を汲み、包みを取り出した。
包みの中身は――何枚かの葉と花弁、それから作った粉末だ。
麻酔作用があるが幻覚症状を伴う、"薬草"の葉。
葉を乾燥させて粉末状にしたものを少量の水で溶き、特に腫れと痛みが酷そうな箇所に塗り込み、包帯を巻く。]

これで、少しは痛みが和らぐはずですよ。
この怪我です、それでもまだ辛いかもしれませんが……。
(272)2006/07/20 07:49:11
学生 ラッセル
[そしてもう一杯水を汲んだ後で、湿らせた葉を数枚手で握り潰し、その雫を口に含ませた。
苦さに歪むケネスの口に、グラスの水を流し込む。]

精神的にも肉体的にも消耗しているでしょうから、今は出来るだけゆっくり休んだ方がいいでしょう。
この"薬"は効きますよ。

――但し、回復の代償に、貴方は"何か"を視るかもしれない。
けれどどうか、囚われないで下さいね。
(273)2006/07/20 07:49:48
学生 ラッセル
[ラッセルは少し思案した後、ケネスに向かって呟いた。]


طريق يزور نوم أيّ يكون جيّدة إلى أنت.

 
(274)2006/07/20 07:52:58
学生 ラッセル

"Way sleep which is good to you visits."
 
2006/07/20 07:53:26
学生 ラッセル
[それは幼い頃に教わった『儀式の言葉』の一つだった。
彼はその言葉の効力を信じていたわけではない。
けれど、今ここには何もなかった。他に、何も。]

 …………。


【藁をも縋る、か。
 気休めにもならないものを……】

[自然、片頬が吊り上がり、皮肉な笑みを形作る。
彼は無言でケネスの部屋を後にした。]


→洋室3→
(275)2006/07/20 08:00:44
学生 ラッセル
―洋室3・自室―

[部屋に戻り内側から施錠をすると、ラッセルはまず、残った
"薬"をバッグの二重底の中に厳重に仕舞った。

薬と言っても、大麻やダチュラのようなものを除けば、この洋館に向かう途中で摘み取ったものが殆どだ。
知識さえあれば、使えるものはいくらでも転がっている――と言っても、彼が持つ知識は亜流で酷く偏ったものであったが。]


【結局、こんなものを持って来ているとは……伝説なんて信じていないと思っていたのに、俺は、何かに期待していたんだろうか。】
 
(276)2006/07/20 08:15:10
学生 ラッセル

……『何か』って何だ?
こんな風に、自分が見知った人達が次々に死んでいく現実か?

馬鹿馬鹿しい。


[実に馬鹿馬鹿しい――けれど現実に、既に3人の人間が亡くなっているのだ。

ラッセルは許容しがたい現状に力なく首を振り、*ベッドに潜り込んだ*]
(277)2006/07/20 08:18:44
のんだくれ ケネスが「時間を進める」を選択しました
インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 エピローグ 
Tool
Statistical Summary
発言数
18
35
33
0
18
36
30
29
33
14
19
12
1