人狼審問

茶道家かぁ…。
ふぅん、お兄さん、カッコイイね。

［ …は、笑顔でそういいながら、頭の中では別のことを
考えていた ］

【茶道といえば…政財界の人間が嗜んでいる…という点で
繋がるんだけど…さて…この人は 「清き心の紳士」か
「紳士の仮面を被った殺人者」 か… どちらだろうね？】

え………そう見えるのですか？
［ハーヴェイは飛太に微笑んだ］

皆様お疲れのご様子でしたし、こんなに喋られているのに飲まず食わずというのも、よろしくないでしょう。

それと…僕は、こんな言葉を信じているのですよ。
『10人全員が同じ答えを見出した時は、その答えは誤りだと思え』

――ユダヤの賢人が残した言葉だそうです。原型は忘れてしまいましたが、ニュアンスは間違っていないのではないかと。メイドさんに全員の疑いが向いたのを見て、ふと不安になったのですよ。

―宴会場―

[キャロルに向かって]
フロントに昨日のお落し物があります。あとでご案内します。

[トビーに向かって]
おばちゃんでもいいよ。

【私も子どもが欲しかったなぁ。】

−藤の間　前の廊下−

ここであの男が…。

【…は、なにかに誘われるようにふらふらと「藤の間」の前までやってきた。
今は立ち入り禁止となっているその部屋の入り口を、ただぼーっと眺めている】

【…探偵さんや女刑事さんもいるなんてますますドラマみたいね。刑事さんにはああ言ったけどわたくしは堀○を…食事中に考えることではないですわ、やめやめ】

―事情聴取―

はい……そうです。
私は一人で旅を楽しみに来たものですから、ずっと一人でした。
知り合いもおりませんし、長年休まず働いてきたものでして、
たまにはゆっくり休みを、と言われて（これは嘘ではない）
選んだ場所ですので……ええ、もともとあまり人出の多い
場所は好みませんし。

アリバイ、ですか。
時間は……？　おや、深夜ですね。
その時間は私は一人で寝ていました。
大抵の人がそうなのではないでしょうか……？
　

−宴会場−

えらく賑やかだな。
本当に宴会してるのかと思った。

[先にいる面々に軽く挨拶をする]

よろしく。
なんだか大変なことになってるようだね。

堀●氏との関係、ですか……。
一方的にメディアで見ることはありますが、我々のような職業の者とはなかなか縁のない方ですねえ……。

[澤野は意図的に嘘をついた]


私から話せそうな事と言ったらこれくらいしか……。
いえ……こちらこそお役に立てずに申し訳ありません。

では私はこれで……はい、私はあと何日かはここに泊まって
おりますので、また何かありましたらお呼びください。

[怪訝そうな刑事の視線から逃れるように、澤野は元居た
場所へと戻った]

…うん、そうだね。
多くの人が同じ意見だからといって、それが正しい訳ではない。

［ …赤い髪の仲居さんの言葉と笑顔に気が付いて ］

…そうなの？
母さんから、「お姉さんといいなさい」って教えられたんだけど…うーん…それじゃあ、間をとって名前で呼ばせてもらうね。

ええと…

［ …は、名札を読んだ ]

難しい漢字ですね…えっと…おおとりさん。

鳳さん、僕にもご飯を用意してくれてありがとうございました。
とても美味しかったです。

家で母さんと父さんが心配していると思うので、僕、そろそろ帰りますね。

それじゃあ！

[ …は、宴会場にいる人たちに挨拶をしてから、まっすぐに
自宅へと * 帰っていった * ］

落し物? 現場にあった落し物かしら?
まあ後で取りに行くわ。

それじゃ向こうのブースで聞きましょうか。

[由貴を立たせると、怯えている由貴の肩を支える]

後葉月さんは来なくていいわよ。ここで結果を楽しみに待ってなさい。

[トビーが去っていくのを見送ると]

どっちかというと茶道家のお兄さんよりも
あの子の方が探偵みたいですわ。

[ゴードンはため息をつきながら宴会場へと入っていった]

ふぅ、何がどうしたもんやら・・・っと、結構人がいるんだな。

[ゴードンは軽く挨拶をした]

おや、失礼――

[澤野は飛太の後ろ姿に謝る格好になった]

【子供……？
　あんな幼い子供まで残されていたのか……】

へー、あの赤髪の兄さんは茶道家で探偵なのか。
そりゃすごい。

で、あの男の子が鳶くんっていうのか。
なるほどなるほど。

……。

［肩を支えられながら、女性についていく。］

こんばんは〜
皆さん、事情聴取は終えられたんですか？

[　新たに現れた人たちに軽く挨拶をした]

[ブースまで来ると、由貴に座るように促す。自分も向かいに座ると、由貴の顔をじっと見た]

単刀直入に聞くけど。

昨日堀●の部屋に居たのかしら？
何時でも構わないけど。

ああ、僕は探偵ではないですよ……
［困ったような表情で、流を見ている。］

あの少年に関しては、まだまだやんちゃなお年頃、と見るべきなのでしょうね……。大人の話によく絡む。まあ、僕にもそのような時分があったものです…

あの子どもが殺人者だとは、あまり考えたくない話ですね。

事情聴取は終わった。
軽く自分のことと、昨日の夜何してたとかきかれただけで、あんまり深く話すこともなかったけど。

探偵とか警官とかたくさんいるらしいから、さっさと犯人つかまえてもらいたいね。

[キャロルの後姿を未練がましく見つめていたが、新たに聞こえてきた声に反応し、茶髪の青年の方に振り向く]

おや、はじめて見る方ですね、よろしく。
でも、私は探偵でお茶好きですが、茶道家ではありませんよー。
それはあちらのかたですねぇ、あっはっは。

[笑いながら顔と視線で橘のほうを示した]

[陽子に声をかける]

こんばんは。
今、あの子に渡そうと思って渡しそびれてしまったのですが、
良かったらいかがですか？

[少し照れくさそうに、ポケットから出した飴玉を差し出した]

[ギルバートに向かって]

あの赤い髪のお姉さんは探偵で仲居さんなのよ。
メイドさんもいるし面白い旅館ですわね、ここ。

[時計に目をちらりと見て]

あら、もうこんな時間。
家に連絡してもう寝なくちゃ。
皆さん、ごきげんよう。

[...は宴会場にいる人たちに会釈した]

［河野の方を見て微笑む］

ああ、貴女もおいででしたか。
……二日酔いの方は、もう平気ですか？

……。

［ひとつ溜息をつくと、相手の女性に昨晩の出来事を話した。話している最中、時々涙が出そうになる。］


…信じてもらえないかもしれませんが…私が行った時はまだ生きてました…。
たぶん、午前一時頃だったと思います…。

あー、なんだ。
アレか、ここにいるのは全員堀●に何か縁のある人間が集まってるのか。奇妙な偶然もあるもんだな。
まー、短い間だが宜しく頼む。

[ゴードンはゆっくりとまわりの人間を見渡した]

！！！！！！！！！！！！！

【…は、突然の眩暈に襲われその場に倒れこんだ。
　激しい頭痛と耳鳴りが脳を締め上げ、声一つ出せない】

―　一瞬強烈なイメージが浮かぶ　それは”死”　―

後頭部に衝撃を感じ倒れてゆく自分、暗闇には３人の人間、暗くて顔はわからない、薄れゆく意識、恐怖、混乱、懇願、孤独、死、消滅、助けて、助けて、助けて…

【気がついた時には、廊下に横たわっていた。　頭痛はもう治まっている。　ゆっくりと身体を起こすと何事もなかったかのように＊自室に戻っていった＊】

[仲居が呼んでいる。]
え、トラブル？
ちょっと行ってきます。
夜明け前までに必ず*戻ってきますから。*

ええーっ（笑）
ええっと、こちらが探偵さんで、こっちの外人さんが茶道家と。
ふむむ。

で、今連れて行かれたメイドさんは何者だったんだろ？

[　あたしはルーサーの好意を素直に受けとって微笑んだ]

ありがとうございます
お優しいんですね

……
[由貴の話した内容に少なからず衝撃を受ける]

【そう。調査段階で出てた噂話だけど、まさかほんとにそんな宿だなんてね。堀●も堀●よ。死んだ人のことをどうこう言いたくはないけど】

わかったわ。話してくれてありがとう。
もう、部屋に戻っていいわよ。旅館から出すわけにはいかないけど…。

[　ハーヴェイの声に振りかえった]

昨日はひどいところを見せちゃって
あたし、なにか変なこと言ってませんでした？
もう
やだなぁ

[陽子に]

いえ、ただの習慣なのですよ。
普段は施設で教師のようなものをやっておりますので、
子供を見るとつい……。

[照れ隠しがてらに、帽子を取って軽くお辞儀をした]

どうもはじめまして。
澤野と申します。

いいえ。
特におかしなことはおっしゃっておりませんでしたよ？

……混浴がどうとかいうお話以外は。

……。

［相手にぺこりとお辞儀をすると、その場を足早に離れた。］

なにっ、混浴だって？

[ここで初めて、澤野はこの数日まともに誰かと会話をして
いなかった事に気づいた]

【完全に平静を失っていますね……いけません】
　

あは
子供

喜んでいいのかしらね？
一応の一応、大学生なんですけどね

えっと
陽子って言います
はじめまして
太陽の陽の字を書きます

［流氏の言葉に、思わず苦笑する］

……だそうですよ？お嬢さん。

［河野の方を見て、微笑んだ。］

[由貴がいなくなるとキャロルは一つため息を付いた]

沈んでたって始まらないわね。少なくともあの子は無事だったわけだし。
さてと事情聴取の調書に目を通さなきゃ。

[再びキャロルの背後にぬっと出現する。今度は背中越しに軽く彼女を抱きしめる姿勢で覗き込む。]

キャーロールーさぁーん、お話は聞けたんですか？僕にもその内容教えてくださいよぉ。
あと、貴女の本名も出来ればご一緒に。

[相変わらずの馴れ馴れしさである。]

[　混浴という言葉とそれに反応したギルバートに、あたしは動揺してつい赤面してしまった]

男の人ってあの
やっぱり

綺麗な人と混浴ってドキドキするものなんですか？
例えばキャロルさんみたいな・・

[　ああこれは薮蛇だと思って口を閉ざしたが遅かった]

[ゴードンは周りの人間を見ながら頷いた]

んんん？探偵に・・・警察に、これまた変わった格好のヤツも多いな。バラエティに富んでいて面白いじゃないか。
こいつはいい、新しいイメージが浮かび上がったぞ！忘れないうちにスケッチしておかんとな。

[ゴードンはメモ用紙を取り出し、我を忘れたかのようにスケッチしはじめた]

あっ、いえ。
子供というのは、先ほど宴会場を出て行った少年の事ですよ。
気を悪くさせてしまいましたか？
すみません。

……ようこさん、ですか。
太陽の陽……素敵な名前ですね。

[微笑む]

それでは私はそろそろ失礼いたします。
おやすみなさい。

[宴会場の面々に会釈をすると、澤野はその場を後にした]

それはもちろん男の人なのでどきどきするとは思うけど。
まぁ、キャロルさんって、あの婦警さんだよね。
あんまり年上だと、ちょっとね。

まぁ、ぼくたちは宿に足止めをくらって、外に出かけることもできない。
仲居さんたちもばたばたしてますから、食事もごちそうという訳にはいかないだろう。
そうかんがえると、風呂を楽しむぐらいはしてもばちは当たらないだろう、って訳です。

［羽織の裾をそっと引くと、河野に対し、曖昧に微笑んだ］

さあ……それに関しましては、
僕からはノーコメントとさせていただきましょう。

勘違いなのね
あたしそんなに子供っぽいのかと思っちゃった

澤野さん、ありがとうございます
おやすみなさい

ど、どっから取り出したんですかそんなものっ！！

僕も大学生ですよ。流 霧羽といいます。
流れるっていうじに、天気の霧に、羽根の羽で……。

[空中に文字を書いてみせる]

え〜っ
キャロルさん綺麗じゃないですか〜
それに年齢のことはタブーですよ

それに
そっちのお兄さんもなんかやらしいな〜

なんちゃってね

ここは警察のテリトリーなの。勝手に入らないでくれる？
大体あそこで待ってなさいって言ったじゃない。

そりゃあ結果は知らせるといったけど。
それと。

手が早いのも感心しないわね

[そう言ってラッセルにジト目]

……。

［宴会場に居る面々を横目で見つつ、そっと廊下に出る。］

………疲れた…。

ハリセンは一応常備してるの。ふふふ。

貴方みたいなのを叩くのにちょうどいいのよ？

[　大学生って大嘘なんだけど、信じちゃったのかな？ごめんね]

き・り・はさん
珍しいね

あたしは陽子って言います
初めまして
よろしくね

[ちょっぴりしょげながら]
わかりましたよぉ・・・。
まあ、今のとこ一番情報持ってるのはキャロルさんですし、現状の捜査についてはおまかせしますから。

信じてますよ。

じゃあ、私もそろそろ休むとします。あまり根を詰めすぎて身体に障ることの無いようにしてくださいね？

明日はまた色々と教えてくださることを期待してますよぉ。キャロルさん個人のことも〜。

[そう言い残すと、*葉月は自室へと引き上げていった*]

［廊下の窓から、夜空を見上げる。あいにく、今日は昨日ほどの星は見えなかった。］

……働きにこなければ良かった…かな。

男なんてみんなこんなのですよ。
あはは。

キャロルさんはなんだかきつそうな雰囲気だなぁ。
あの赤い髪の自称探偵の人が気に入ってる見たいだけど。
まぁ、お似合いかもしれないね。

[キャロルは去っていくラッセルに手を振った]

そういやあいつには事情聴取してないんじゃないのかしら。
自分では色々と聞きまわってたみたいだけど…。明日聞かなきゃいけないわね。

さてと宴会場に残ってる人たちの話も聞いてこようかしら。

……事情聴取はもう終わりましたか？

すみません。
そろそろ僕もお暇させていただきます。

［ハーヴェイは一礼すると、*宴会場を後にした*］

ん

お風呂行ってこようかな
あいにく今日は星見えなさそうだけど

−自室−

[...は電話をかけている]

連絡が遅くなってごめんなさい。
早く帰りたいのはやまやまだけど警察の方が返してくれませんの。
騒がしいですけどちゃんと療養するから心配しないでください。
じゃあ切りますわね。

[電話を置くとふぅっと溜息をついた]

疲れましたわ、お風呂に入ってから休もうかしら。

[...は露天風呂に向かった]

[宴会場のほうを見ると、ずいぶんと人がまばらになっていた。その中で盛り上がってる陽子達のところへと歩いていく]

はーもう疲れちゃった。朝から動きっぱなしよ。

[　あたしは霧羽さんとハーヴェイに手を振ると宴会場を出た]

あれ？メイドさんなにやってんの？
なにか囲まれてたみたいだけど

[陽子を見送り、戻ってきたキャロルに会釈をする。]

あれ、もうこんな時間だ。
ぼくも、さくっと風呂に入るかな。

［ぼーっとしていると、突然声をかけられた。］

……あ…。あはは…。
なんだか色々疲れちゃって…。

［へんにょりとした笑顔を返す。］

−廊下−
〔朝から外出しており、帰ってくると宿全体が騒然としているようだった〕

・・・一体何があったのかしら？

みんないなくなっちゃうのね…色々と話も聞きたかったんだけど。
調書見て変な人がいないか調べてみましょうっと。

あ
昨日はありがと

疲れてるのかなっ？
だったら、お風呂行こうよ

−露天風呂−

誰もいない露天風呂は極楽ですわー

[ハッとして]

ここは混浴だからタオルは手放せませんわね。
気をぬいてはいけないわ！

[宴会場の空いたテーブルに着くと、持っていた調書をぱらぱらとめくる]

いろんな人がいるのね。
ただの温泉旅館だと侮ってたわ。

あ、そだ

メイドさんにちょっと聞いてみたかったことがあるんだけど・・

え〜となんだっけ

お背中お流しさーびす

だっけ？
あれって・・

時間ももう遅いですからね。

ということで、ぼくも風呂に入って休むことにします。
それでは。

………はい?

−宴会場前−
〔物物しい雰囲気、中には確実に自分と同じ職業であろう人間も見える。どうやら何かが起こったらしい〕

【・・・あたしは今、傷心旅行っていうオフ中なんだからね。地元警察に任せておけばいいじゃない】

〔とか思いつつ、つい中を覗いてしまう〕

……え?…ご希望…なんですか…?

えーと、この人は記憶喪失で……こっちは…あれ？　この名前って何か見たことあるんだけどどこだっけ。
あーやしーい。

名前だけで疑うのはまずいわね。

あれ？
電話で頼まないと駄目だったのかな？
む〜ん

じゃさ
あたしがメイドさんの背中、流してあげるよっ！
それならいいでしょ？
いこっ

―自室前廊下―

[澤野は浴衣を手に部屋を出たが、露天風呂の辺りが賑わって
いるような気配を感じて足を止めた]

【今夜はもう、人と会話を交わす気力が残っていませんね……。
　温泉は、後程改めていただくとしましょう】

[苦笑して、部屋へと*引き返した*]

後学生が多いわ。若いっていいわね…
お肌だって瑞々しいし。

調書だけ見ても怪しいといいきれる人はいないのよね。誰か一人明日しょっ引きたいんだけど。

・・・えーっと。

〔確実に見たことがある女性がそこにいる〕

キャ、ロル？

…えっ!?ちょっ!?

［腕を引っ張られて強引に連れて行かれる。］

−露天風呂−

[浴衣を脱ぎ、タオルを腰に巻いて風呂に向かう。風呂の中程までは仕切りがしてあるようだ。]

おや、誰もいないのかな。時間も遅いし。
まぁ、広くてのんびりできるからオッケー！

[湯につかる]

[懐かしい声を聞いて、声のほうを振り向いた]

……ちょっと、カミーラじゃないの？
なんだってここにいるのよ。

あ、でもちょうどいい所に来たわ。調書まとめるの手伝ってよ。

えーっと。

長所？ 自己紹介？

ははーん、また合コンでもやる気？
そんなの、自分でまとめなさいよ。得意でしょ？



そうじゃなくて、何があったの？

何で合コンよ。
入り口の看板が見えなかった？

ここに泊まってた堀●が殺されてるのが今朝見つかったの。それの調書よ。

[　メイドさんを気にしつつもさっさと脱ぎ始めた。さすがにここまで来て引き返すとは思わないし大丈夫だよね？]

ちょ

ほらあ
ぼーっと突っ立ってないでさ

いっしょにはいろ？

……ちょ!

背中はちゃんと流しますから、私は服着たままでいいですよねっ!?

［息切れしながら相手に叫ぶ。］

・・・堀●が？
本当なの？

〔宴会場の入り口に戻ってみると、確かに書いてある〕

うわー、色々黒いのとか色物のとか噂が絶えなかったから、納得出来る気もしないでもないわね。


じゃあ、あたしはこれで。

〔この場を脱出しようとした〕

だ〜〜〜めっ

露天風呂きもちいいよ

[...はぼちゃんと顔を湯につけた、どうやら眠っていたらしい]

ぶっ！
お湯が、鼻に入りましたわ。

あまりにもこの温泉が気持ちいいのがいけないのよ！

な！？

って、あたしはオフなんだから！！もう！！

逃さない、わよ？

カミーラだって今どっかの署にいるんでしょう？　だったら捜査に協力しなさいよ。しないなら他の宿泊客と同じに扱うんだから。

やだーーーっっっ!!

脱ぎたくないーーっっ!!!

［必死で胸の辺りを隠す。］

[ゴードンは一通りスケッチし終わり我に返った]

ふぅ、久々にいいネタが出来た出来た。これで帰った時の楽しみが出来たというもんだ。
・・・・ん、えらく人が減ってるな？とりあえず昨日のアリバイくらいはまとめておくか。

わわっ

ん
あたしが苛めてるみたいじゃないのぉ

だいじょうぶだから

ひどい！！
キャロルみたいに本社の出世組とは違うんだから！！

あたしは都内のしがない分社でまったりとむさい上司をなじりながら気楽に生きてるのよ！！

〔若干あきらめつつも、それでもキャロルからの捕縛から脱出しようとあがいている。ちなみに現在１課への転属がほぼ内定しているがそれは内緒。なぜなら本人が断る気満々だから〕

……わ、私……ちょっと、その…。


ひ、…貧弱だから…。

［赤くなって下を見る。］

ちゃんとお背中流しますから勘弁してくださいーっ

あら、脱衣場の方が騒がしい気が…
気のせいかしら？

きにしな〜い
そんなこときにしないよ


じゃあ

あたし先にはいってるよ

絶対来てくれるよねっ？

[　あたしはメイドさんをそのままにして露天風呂の方に向かった]

ううむ、脱衣場の方が騒がしい気が……。
気のせいか？

出世組っていっても使えない部下が増えるだけよ…

ううん、使える子だっているんだけど。

とりあえず目を通して、誰が怪しいか考えたいのよね。
あたしが怪しいなと思ってるのは…この辺見って子と、あとこの胡散臭そうな中国系の人。
ただ死因考えるとね。後者は違うかなとも思っちゃうんだけど。

［相手が露天のドアの向こうに消えたのを見計らって、脱衣所の出口へとこっそり向かう。］

…ぬきあし、さしあし…。

[　空はちょっと曇っていて昨日みたいな綺麗な星空は見えなかった。ちょっとがっかり]

あれ
誰か入ってる？

はあ・・・結局休めないわけね。
可哀相なあたし。

だったらこんな事件さっさと終わらせてオフの続きに戻るんだからね。あとキャロルから本社経由で言っておいてよね。

〔しぶしぶ調書に目を通す〕

[声の方に]

はいってますわよー

おっ邪魔しまっす〜

[　声のした方に近づいていって、見覚えのある人物に気付いた]

恵理ちゃん？

あれ？これ崎山じゃない？

〔確か追っていたヤマの某暴力団幹部だった気が〕

もういいじゃん、こいつぶち込んで解決よ！！

〔そもそも辺見っていう子は１４歳っていうのにひっかかっている〕

[仕切りの向こうから女性の声らしくものが聞こえてくる]

ん？　誰か入ってきた。
2人ぐらいいるみたいだが……。

うーむ。

うーむ。

そうこなくちゃ。

持つべきものは友よね。うんうん。

陽子さん！

脱衣場が騒がしかったけど陽子さんだったの？

崎山…確かに崎山ね。
でもあたしが気になってるのは、崎山ならその辺にあるようなものでやるのかなってことよ。
もうちょっと工夫を凝らすんじゃないかしら。
自分だって泊まってる旅館なのに。

やっぱ恵理ちゃん♪

えっと
メイドさんの背中流してあげることにしたんだけど

来ないわね？
どしたのかな


あーーーーーーーーーーー！
逃げたなっ

[陽子に手を振り]

陽子さんこんばんは。

メイドさん？
背中流してもらえるのに逃げたんですの？
不思議ですわねー

アリバイがないのは結構皆共通してるんだけど…

あとそうそう、自称探偵って言うのが二人いて、二人がそれぞれにこいつは違うって言ってる人がいるのよね。

それがこの橘さんと安城さんよ。

なるほどね。でもついカッとなってっていうのはあるかもよ？
そもそもこのリスト見ると部下連れてきてる訳じゃなさそうだし、訳有りっていう可能性は否定できないわね。

まあでも、どうにかして死体が発見されないようにするかもねえ。ところで別件逮捕してもいい？

次に逃げたらメイドさんのうふふな秘密ばらしちゃお


んー
恵理ちゃん
背中流してあげよっか？

―風呂―

[バスタオルに体を包んでいる。]
おじゃましまーす。

別件逮捕したければどうぞ。
あたしは管轄じゃないし。
そこまで手を出してる余裕ないもの。

それにしても。眠くなっちきちゃった。

この辺見ちゃんってあたし見たこと無いんだけど、大の大人を殺すような子なのかしら？
調書自体は軽くみながしただけだから、まだはっきりとは答えられないわね。


探偵、か・・・あたし昔そういうのが勝手に事件かきまわしてひどい目にあった事があって、それ以来探偵ってあんまり好きじゃないのよね。

あら、もうこんな時間。

あたしはもうちょっと調書読み込んでおくから、キャロルはもう休んでもいいわ。

【メイドさんのうふふな秘密っていっぱいありそうですわ】

[ぱっと顔を輝かせて]

え、いいんですの！？

あら、また誰かきたみたいですわ。

こんばんはー。

[ヒソヒソ声で]
ここだけの話し、うちの旅館の女湯は男湯と高低差があってね、一方的に男湯を覗けるのよ。

【つまり現在男湯に入っている客に不審な点が無いか、裸を調査できるわけってこと。この機会を逃さないほうがいいものか、悩んじゃうわね。】

[男湯に向かって声をかける]
お兄さん、どなたかしら。

ぼくは立派な成人としてここで覗いたりすることはありえない。
しかし……。

人間にはまだ未知の能力が秘められていると言う。
ここで精神集中することによって、心眼が発動し、仕切り板の板目の隙間から向こう側の桃源郷を透視できたりするような奇跡が起きる可能性も０ではない……。

[精神を集中している状態で、向こう側から急に声をかけられてびっくりする。

驚きのあまり思わず立ち上がるが、足を滑らして湯船のなかでひっくり返ってしまう。]

うわわわっ！

[ひっくり返った拍子に、どこかに頭をぶつけてしまう。浅い場所なので溺れることはないだろうが、どうやら気を失ったようだ。]

ぎゅうー

え〜
でも向こうから見えちゃうと恥ずかしいな

って
ほんとにいたのお？
ずっと声が筒抜けだったんじゃ・・
恥ず・・

すごい音がしたわね。
溺れてないか、見に行ったほうがいいかしら。

【本当にもう１人いましたわ】

ぎゅう？

わたくし眠くなったので部屋に戻りますわ。

陽子ちゃん、誰かが向こうにいるみたいだから
背中流してもらうのはまた今度にしてくださいませ。

それじゃおやすみなさい。

【陽子ちゃんと呼んで馴れ馴れしかったかしら】

静かだから、恐いわね。
ちょっとお隣に行ってくるわ。

[...は湯船を飛び出して、バスタオルを巻いて男湯に向かった。]

―男湯―

大丈夫ですか？

【あ、この方は流れさんね。たしか刑事さんの次に犯行現場におみえになったかただった。】

[...はギルバートを浴槽から引き上げた。]

[声をかけられて意識を取り戻す。ちなみに、一応混浴なので腰にはタオルが巻かれている。]

……はっ、夢か。

[どうやらヨコシマな夢を見ていたようだ]

恵理ちゃん明日ね〜

[　恵理ちゃんにちゃん付けで呼ばれたのを喜びつつ、恵理ちゃんが出ていくのを見守った。そしてオードリーが様子を見に行くのも黙って見守った]

は〜
それにしても良いお湯だな
気持ち良くて寝ちゃいそう

[　あたしは露天風呂に浸かったまま静かに*目を閉じた*]

[揺り動かしても反応が無い。ただ息はしていることは確認できる。]

【今なら、体を調べられる。掘●を殺したのであれば、彼の抵抗の跡が残っているのではないか。】

あ、無事でしたか。
よかったですね。
お気をつけて下さいね。

【うーん、十分に調べられませんでした。】

それでは失礼します。

[...は男湯から去った。]

はっ、僕は何を……。

おや、あなたは旅館の仲居さんで探偵の鳳さん。
こんなところで奇遇ですね。

行ってしまったか……残念だ……。

[去りゆく鳳に頭を下げる]

まぁ、助かった。
あやうく三途の川を渡るところだった。

さて、部屋に戻って寝るか……。

[キャロルは部屋で調書を見ている]

容疑かけられそうな人はいるけど、詳しく調べたら皆埃でそうなのよね。上には誰か一人しょっ引いて来いとか言われるし…
崎山さんは気になってるんだけど…

…ん？　郷田さんて鍛治やってるんだ。いまどき鍛治屋さんて儲かるものなのかしらね。自分の剣のためしぎ…ってはいないわね。大体日本刀なんて何人か切っちゃえば使えなくなるって言うし。
調書も微妙に不十分、なんだけど…「アリバイなしなのを気にしている点がある」と。
怪しいわね。深夜なんだから、一人でとまってるのにアリバイあるほうがまずいじゃないのよ。

無理やりしょっ引いてその辺り吐いてくれるかしら?

…
ま、いっか、しょっ引くかどうかわかんないけど、事情聞いて見ましょうっと。

…うん、心配させてごめんなさい。

うん、うん、わかってる。

今夜は寝るね。

おやすみなさい。