人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1387)Hunting and Avenge : 1日目 (1)
 集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。

 人狼なんて本当にいるのだろうか。
 もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
自警団長 アーヴァイン
 あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。

 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
 とにかく十分に注意してくれ。
どうやらこの中には、守護者が1人、狂信者が1人、結社員が2人、霊能者が1人、占い師が1人、人狼が3人、含まれているようだ。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、農夫 グレン、書生 ハーヴェイ、雑貨屋 レベッカ、医師 ヴィンセント、牧師 ルーサー、修道女 ステラ、酒場の看板娘 ローズマリー、逃亡者 カミーラ、学生 ラッセル、流れ者 ギルバート、お尋ね者 クインジー、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、のんだくれ ケネス、語り部 デボラ、の16名。
修道女 ステラは、「村長の娘 シャーロット」「書生 ハーヴェイ」「医師 ヴィンセント」から人狼の気配を感じた……
医師 ヴィンセント
[相手が短く悲鳴を上げる。無様にもがきながら立ち上がり、駆けていくのが気配で分かる。
意識するまでもなく、体が動いていた]

――やれやれ。とんだ災難だ。

[空を見上げる。月は細く、夜の森は暗い。メスを持つ手を、袖を濡らした鮮血を布で拭い、ヴィンセントは倒れ伏した男を眺めた]

……ああ、アーヴァインだったか。

[自分が殺した相手の名を口に出して、改めて自覚する。罪の意識を感じないことに。
改めて自覚する。自分が、魔女であることに]
(*0)2006/04/23 05:02:24
書生 ハーヴェイ
――深夜・森の深部――
[儀式の完成と共に、全身に満ちる精気が霧消していった。周囲に拡散し、一帯を覆い始めた魔力を感じる。強い疲労感に倒れそうになるのを押し留め、荒い息を吐いた]
(*1)2006/04/23 05:07:45
書生 ハーヴェイ
[二つの駆ける足音。ヴィンセントが居ない、と気づいた時には既にそれは行われていた。倒れる男とそれを見下ろしたヴィンセントの影。驚く様子もなくハーヴェイはそちらを見つめた]

……目撃者、か。手早い処置だな。感謝するよ、ヴィンセント。
(*2)2006/04/23 05:14:10
医師 ヴィンセント
どうたいたしまして。
そちらはうまくいったようだな。まあ、もとより私の手など要らなかっただろうがね。

[ハーヴェイの礼には、笑みで応えた。]
(*3)2006/04/23 05:25:01
書生 ハーヴェイ
[舞い躍る光に目を奪われていたのか、シャーロットにも動揺の様子はなかった。そっと歩き、ヴィンセントの耳元に口を近づけた]

それは私が片付けよう。ヴィンセント、貴方はシャーロットを頼む。
(*4)2006/04/23 05:31:34
医師 ヴィンセント
私感だが、それは捨て置いて問題ないと思うがね。
まあ、ここは頼むよ。儀式の後処理は、魔力が空で手伝えそうもないしな。

[ヴィンセントは肩をすくめながら応えると、シャーロットを連れ、その場を離れた]
(*5)2006/04/23 05:50:02
書生 ハーヴェイ
いや、この場所を荒らされる訳にはいかない。儀式の余波は起きただろうが……村の全員に及ぶとは限らないからな。

[呪具を纏め、立ち去る二人を見送った。未だ体温の残る死体を見下ろし、冷笑を浮かべた]

愚かだな、アーヴァイン。無用な詮索に来なければ、ベッドの中で死ねたかも知れないものを。

[力を失ったそれを担ぎ上げ、ハーヴェイは森の中へと*消えていった*]
(*6)2006/04/23 06:04:52
語り部 デボラ
――(深夜〜早朝)――
[それは一瞬の事だった。太陽よりも熱く太陽よりも強い光が森の辺りの空に集まった。そしてそれが――村全体を大きく包み込む様に――弾けた]

――キィン

[光に包まれた村は一瞬時が止まったかの様だった。それは比喩ではない。早朝から行動していた村長や孤児院の年長の子供達、酒場の主人らが一様に皆行動を止めたのだ。まるで死んだかの様に、石になったかの様にピタリと止まったまま動かなくなった。]
(0)2006/04/23 14:45:10
語り部 デボラ
[それ以外の、村が光に包まれても尚行動出来る人達には、極普通の朝だった。鳥の声が響き、海では小波が寄せては返す。太陽は昇り、空は高く澄み渡る。

但し、彼らがいつもの様に、或いは極々たまにある用事で、村の外へ出て行こうとするとそれは、目には見えない壁にぶち当たり、妨害されたであろうが。その"壁"は村と外を繋ぐ全ての道・場所に存在し、海岸の一定の場所から先へは海の中へすらも入っていけなかった。船着場は当然船着場としての機能を果たしていなかったし、この村は完全に隔離されたのだ。他の村々や街……、世界から。]
(1)2006/04/23 14:58:54
語り部 デボラ
[海が寄せた時に砂浜に残されたかの様に残された、アーヴァインの右腕・左足が切断面が紫色に近い血が残って居て、白い砂はアーヴァインの血をたっぷりと吸って、砂浜に赤が咲いていた。左腕や右足は海に浮かび、絵の具を垂らした後の様に薄くなった赤が辺りに広がっていた。海の色と緋色がぐちゃぐちゃに混ざり合い、それを太陽が照らしつけていた。

アーヴァインの首は船着場の船に乗せてあった。本来目があるべき場所には空っぽの空洞に血がどっぷりと溜まり、濁ったゼリーと共に交じってアーヴァインの冷たい頬を濡らしていた。そして皮肉な事に、"壁"のせいでアーヴァインの首に片付けようと思ってもそれは出来ないのだ。同様に海に浮かんでいる左腕も右腕も。]
(2)2006/04/23 15:17:20
語り部 デボラ
[そう、この村におきたもう一つ異変は、生命活動を完全に絶たれたアーヴァインの存在であった。

村の治安維持に生命を掛けていたと言っても過言ではない、アーヴァインである。彼は生まれついた時から、この村の治安維持に父親と共に勤め、その父親が死んだ後は彼一人でこの村を守ってきた。彼は仕事の時は鋭く迅速に行動をするのに対し、酒場に行けば年配として分け隔てなく好意的に接していた。

その彼が、船着場の海でバラバラになって死んでいるのだ]
(3)2006/04/23 15:18:27
語り部 デボラ
[アーヴァインの胴体は手の届く場所に存在していた。右腕のすぐ傍に。が、しかし、両腕両足を荒々しく乱暴に切断された様子が見て伺えるアーヴァインの体は、さながら失敗した芸術品の様だった。

滑稽でそれでいてグロテスク。赤黒い血が辺りを染め抜いている。だが、生々しい肉と骨の断面図は恐らく血が無ければ目も当てられない程だったであろう。

恐らく、完成には相当の力を使ったであろう芸術品は、静かに海に*残されていた*]
(4)2006/04/23 15:24:27
流れ者 ギルバート
−孤児院・朝−
[結局昨晩は自室で酒を飲み、強引に眠りについた。
夜が明け、窓からさす陽の光の眩しさに目を覚ます。太陽が高く昇っている事から、随分と遅くまで眠ってしまった事に気がつく。

だが、おかしい。もしそうであれば一階の子供達がここぞとばかりギルバートにいたずらをするために起こしにかかってきそうなものだ。
だがそれどころか昼間だというのに子供達の声すら聞こえない]

何か、あったのか?

[まだあまりはっきりしない意識のまま、一階に下りていく]

トビー?

リック?

ウェンディ?
(5)2006/04/23 15:56:50
流れ者 ギルバート
[子供達の姿がない。居間にも、庭にも]

一体どこへ・・・・・・

[ふと、子供たちの寝室が気になり中に入る。
そこには、布団に横たわる子供たちの姿があった。

否、最初にギルバートがそれを見たときは”石像”としか思えなかった。リック、ウェンディ、彼らの姿にそっくりな石像。こんな手の込んだいたずらをするなんて、それが第一印象だった。
だがギルバートがその石像に近づいたときに気がつく。あまりにも瑞々しいその石像。まさに髪の毛一本、睫毛一つその全てがあまりにもよく出来すぎている。こんな石像を作れる人間はいるのだろうか。そして姿が見えない子供たち。過去の思い出がフラッシュバックしてくる。

もしかしたら、これは”魔法”なのではないかと。そう、石化の”魔法”。だとしたらこの子達は一体]


リッ・・・・・・ ク?

おい、冗談はやめろよ。トビーやウェンディ、他のみんなまで。あんまりしつこいと怒るぞ。

[その部屋にいる子供たち十数人が全て同じ状態。不安感だけが込み上げる。ただ事では、ない]
(6)2006/04/23 16:06:25
逃亡者 カミーラ
− 村はずれ −

ん…
[カミーラは背伸びをした。]
【話ではそろそろのはず、なんだけど…ね】

[ここ数日村を歩きっぱなしだったせいか、多少疲れが残っている。
廃屋とまではいかないにせよ作業小屋のような所では身体の疲れはそうそう取れない。]

そろそろ確認した方がいいのかもしれないわね。
[カミーラはゆっくりと起き上がった。]
(7)2006/04/23 16:11:49
流れ者 ギルバート
[まるで時間が止まったかのような光景。ようやく事態の異常さに気がつき後ずさる]

・・・・・・ こんなことが、現実に起きるなんて。

[ふと、神話に登場するゴルゴンを思い出す。そのような生物がこの世に降り立ったならば納得できる。むしろそれくらいしか現実を納得する術は無い]

落ち着け、俺。今分かっている事は、俺はまだ石化していないという事だ。

[石化したこの子達は元に戻る事が出来るのか。神話ではそのような手段があった気がするが、もはやこれは学があるラッセルやハーヴェイ、牧師に聞いたほうが早いかもしれない。ともかく今はこの子たちを元に戻すために行動すべきだ。この石化が”死”と同意ではない事を祈りながら]
(8)2006/04/23 16:23:21
流れ者 ギルバート
[あせる必要はない筈だが、階段を駆け上がる。部屋に入り、隠し部屋の扉を開ける。壁と壁の間の小さな空間だが、蓄えを入れておくには十分だった。

その中にしまってあった、銃を取り出す。

”フリントロック式ピストル”

噂では最近だと海賊などが所持したり、決闘などに用いられる銃。フリントロック方式はいわば最新式のシステムであり、小型化に成功した上に連射性も向上し、弾の詰め替えさ手間取らなければ1分間に2〜3発発射が可能だ。とは言ってもその銃身は30cm以上はゆうにあるが。

ピストルと火薬、弾数発を取り出し、少し大きめの麻袋に入れて背負う。剣にしては短いものの、その袋のふくらみは不自然ではあるが今はこれが頼りだ。とは言っても道端で今回のこの事件の犯人にばったり出くわした場合は一歩遅くなるのは間違いないが、これを裸で持って街中を歩く勇気はない]

とりあえず、牧師の所へ。
いや、レベッカも心配だ。

[悩んだが結論が出ない。とりあえず教会へと向かい今回の件を牧師に相談することにした。縦に長細く膨らんだ麻袋を背負い、孤児院を飛び出して教会へと向かう]
(9)2006/04/23 16:40:16
医師 ヴィンセント
――診療所・自室――

[どうやら寝過ぎてしまったらしく、目覚めたのは日も高く昇った昼過ぎだった。
暇な診療所だが、この時間まで人が寄らないのも珍しい。そんなことを漠然と思いながら体を起こし、異変に気づく]

静かすぎる……?

[この村は活気がある村だ。なのに、人の声も、鳥や家畜の声も、何も聞こえなかった]
(10)2006/04/23 16:42:46
逃亡者 カミーラ
− 船着場 −

[カミーラはいつものように船着場の方へ向かった。]
【明後日まで何も起こらなければ帰れるんだけどねぇ…】

[船着場につくと、いつもと違い人気がまるで感じられない。]
【ん、いつもならこの時間、誰かしらいるはずなんだけど…】

誰かいないのかい?

[カミーラは大声で叫んだ。しかしその声に返事する声は聞こえない。]
【しょうがない…少し周りを歩いてみるか…】
(11)2006/04/23 16:48:20
逃亡者 カミーラ
− 船着場 −
…ん?アレは…

[カミーラは海に浮かぶ何かを発見した。
そしてそれを凝視してカミーラは舌打ちをした。]
チッ…クソッ…

[それは人間のモノと思われる手足であった。
良く見ると白い海岸のある一帯が対照的な赤で染められている]
【死人がでちまったみたいだね…】
とりあえず教会の連中に伝えてよう。
よそ者の私があまり表立つのは今の世の中…あまり好ましくないからねぇ。
こういう時の連中だけは信用できるからね。

[カミーラは急いで教会のほうへ向かった]
(2006/04/23 16:52:12、逃亡者 カミーラにより削除)
のんだくれ ケネス
――自宅(深夜)――
[ケネスは夢を見ている]
[もやの向こうに現れたシェリーはケネスに何か伝えたそうに口を動かしている]
[しかし彼女の懸命な訴えももやに阻まれてかいっこうにケネスには聞こえてこない]
[ケネスは彼女の口の動きを真似てみる]
【あ・う・あ・い?あぶあい・・・危ない?】
[彼女にはケネスの声が聞こえてるかのように嬉しそうに頷いている]
[続きがあるようだ]【い・え・え?消えて?】
[首をふる深刻そうな彼女の顔にケネスはふと思いついた言葉を口にする]
【逃げて?】
[その時夢の世界は急激に光りを帯び彼女の返事を確認することなけケネスは夢のなかで気を失っていった・・・]
2006/04/23 16:52:21
逃亡者 カミーラ
− 船着場 −
…ん?アレは…

[カミーラは海に浮かぶ何かを発見した。
そしてそれを凝視してカミーラは舌打ちをした。]
チッ…クソッ…

[それは人間のモノと思われる手足であった。
良く見ると白い海岸のある一帯が対照的な赤で染められている]
【死人がでちまったみたいだね…】

とりあえず教会の連中に伝えてくるか。
よそ者の私があまり表立つのは…今の世の中あまり好ましくないけどねぇ。
【それにこういう時の連中だけは信用できる。どうにかまとめてくれるだろうしね】

[カミーラは急いで教会のほうへ向かった]
(12)2006/04/23 16:54:38
医師 ヴィンセント
……ああ、そうか。

[だが、一拍の間を使い、理解した。視線の先には、椅子の背に掛けられたコート。袖についた血液は、赤黒く変色している]
(*7)2006/04/23 17:01:04
のんだくれ ケネス
――自宅――
[ケネスは遅い目覚めを迎えた]
またシェリーの夢を見たきがする・・・
しかしこう夢を見るってのは、一人暮らしに疲れてるのか・・・ラッセルなら何か答えてくれるだろうか?
まぁ冷やかされて終わりだろうな
[ケネスは笑みを浮かべて一瞬浮かんだ考えを打ち消した]
(13)2006/04/23 17:03:34
流れ者 ギルバート
−朝・街中−
[おかしい。人気がなさすぎる]

まさか、この現象は村中で起きているのか?

[牧師の所に行くか、それともレベッカのところへいくか。だがもしこの異変に気がついたらレベッカも教会に来るかもしれない。

−レベッカも、そして牧師も石化していなければの話だが。

その足をそのまま教会へと*向かわせる*]
(14)2006/04/23 17:06:18
修道女 ステラ
――教会――
[昨日は飲んだまま、本当はハーヴェイに上着を返しに行こうとしたことも忘れて寝てしまった様だった。ステラは体を起こし、いつもの様に身支度を整えると礼拝堂へ向かった。]

……あれ。

[いつもなら必ず大勢の修道女や牧師が集まっているはずなのに、誰一人として居なかった。]
(15)2006/04/23 17:19:49
牧師 ルーサー
―教会の一室―

[手に斧を持ち、目をぎらつかせながら振り下ろす男。
視界に入る血飛沫と肩の激痛―]

!!―

[ルーサーは目覚めて、思わず肩を押さえる。
窓から降り注ぐ陽光といつもの景色。
わずかだが肩ににじむような痛みを感じる。]

夢……夢か、良かった……

[ルーサーは安堵の息を漏らしつつ、壁にかかるいつもの服を手に取った。]
(16)2006/04/23 17:23:39
修道女 ステラ
[目の前の大きく掲げられた十字架を見つめながら、ふと投げやりに呟いた。自嘲的な笑みが浮かび、遠くを見つめた]

全員……、死んでいたりして。

[本来ならば見に行くべきだとは解っていたが、ステラは木製の椅子に静かに腰掛けると、胸の前で目を閉じた。不謹慎な思考を少しでも宥める為だったが、心のどこかでこの不自然な状況に心をあまり乱されていない事にも葛藤も抱えていた。]
(17)2006/04/23 17:25:00
修道女 ステラは、苦笑いを浮かべながら、静かに祈りを始めた。
2006/04/23 17:25:24
逃亡者 カミーラ
− 教会前 −

ふぅ…ようやくついたわね…
[多少息を切らしながらカミーラは教会の扉を少し乱暴にノックした]

牧師さん、もしくは誰かいないかい。
(18)2006/04/23 17:28:43
牧師 ルーサー
[部屋の外に出て、ふと横を見ると不思議な物が目に入る。修道服に身を包んだ女性、形はそうだ。
そしてそれが横たわっている。
昨夜、姿を見なかったステラの姿が頭をよぎり、ルーサーは慌ててそれに駆け寄った。]

ステラ?!

[駆け寄ると、それがステラとは別の修道女であることが解る。
だが、それでも見知った顔の女性が、石のように固まり、横たわっている事にルーサーは恐怖した。]
(19)2006/04/23 17:29:56
修道女 ステラは、乱暴なノック音に顔を上げ、立ち上がると教会の扉を開けた。
2006/04/23 17:30:10
修道女 ステラ
[カミーラの姿を確認すると、作った様に温厚な笑みを浮かべて対応をする。]

そんなに急がれて……、どういたしましたか、カミーラさん?
(20)2006/04/23 17:31:44
農夫 グレン
――早朝・自宅――

[夜が明けか明けないかの時間に目が覚めると、寝室を出て軽い食事を取ろうと準備をした。だが…]

たいよう?

[窓から差し込む光が、太陽にしてはおかしい。
何故、今の時間に「森の上に出ているんだ。」
酒を飲みすぎた覚えはない。普段と同じ時間の筈だ。
窓を開け放つと煌々と強く輝く「ソレ」を見た。]

な………  なんだ、あれは。

[生唾をごくりと飲み込む。]
[光が弾け、金属音に似た音を響かせて村全体に広がった。思わず窓から離れる。]

っ!!!!!

[身を固まらせ…何も起こらない?
けれども、…森の下から太陽が昇ってくるのを見た時、体が震え出した。痛い程に鼓動が高鳴る。]
(21)2006/04/23 17:35:19
牧師 ルーサー
これは……一体……

私は夢の続きを見ているのだろうか……
他の人たちは……?

[ひどく現実感の無い光景に戸惑う。その修道女を何とか救いたいとも考えたが、ルーサーにはなす術もなかった。]

魔術……なのか?
だが以前いた村で起きたこととは全く違う……

[現実離れした光景に眩暈がしてくる。ルーサーは壁に手を付きながら、礼拝堂へと向かった。]
(22)2006/04/23 17:38:53
逃亡者 カミーラ
ん、ルーサー牧師がいれば取り次いでほしいんだけど…
[カミーラは中の様子を伺った。]

どうやらいないみたいだね…
すまないけど牧師が来るのをここで待たせてもらっても構わないかい?
[カミーラはステラに問い掛けた。]
(23)2006/04/23 17:48:54
農夫 グレン
――早朝・自宅――

[落ち着くまでに時間がかかった。
昨夜、机に置いた貝殻を無意識に手が手繰り寄せ、握り締めた。震えは止まらず、小さな音が手の中で響いた。]

[左手で服の胸元を握り、目を強く瞑る。]



[夢かもしれない。夢。
見開くとそこは普段と変わらない朝に見えた。

ふぅとやっと息をつくと、けれどゆっくりと家を出てみた。
すぐ近くに住む親の安否を確かめようと。]
(24)2006/04/23 17:50:17
牧師 ルーサー
―礼拝堂―

[教会の一室から礼拝堂へ向かう途中で、先ほど見たものと同じものが次々と目に入る。」

まさか……まさか、私以外全員が……?

[壁を手についての歩みが、小走りになっていく。
やがて、礼拝堂に入ったルーサーの目に2人の女性が飛び込んできた。]

……あれは、ステラ?良かった無事だったのですね。

[自分以外にも無事な人がいた事をわずかに安堵する。]

あなたは確か……カミーラでしたよね、あなたも無事でよかった。
(25)2006/04/23 17:50:28
修道女 ステラ
朝の礼拝をする取り決めがありますから、本来は遠慮させて貰っているんですが……

[ステラはそこまで言うと、言葉を切った。ルーサーの声が聞こえ、振り返りながら眉をひそめた。]

……無事とは一体何の事でしょうか?
……先程から他の方の姿が見えないんですが、まさかそれに何か関係が?
(26)2006/04/23 17:52:49
農夫 グレン
――朝…――

[戸をあけ中へと足を踏み入れた。
音は聞こえない。起きていていい頃なのに。]

母さん、父さん?

………!!!!!!!

[ガタ、と入ってきたばかりの戸にぶつかった。
見たものが信じられずに。
2人は互いに、何かを話そうとしている顔のまま固まっている。]

[何が起こっているのか、理解出来ずに。
彼らが動き出すのを待つかのように、息を潜めて呆然と佇む。]
(27)2006/04/23 18:00:41
牧師 ルーサー
ええ……何と言うべきなんでしょうか……
来る途中に見た人は、皆石のように固まっているのです……。

[共に教会で暮らしてきた人々の変わり果てた姿。
それが脳裏によぎり、顔をゆがめる。]

ここは、神の家だと言うのに……何故こんな……
(28)2006/04/23 18:02:09
逃亡者 カミーラ
[声の方を向くとルーサーがこちらのほうに歩いてきた。]

丁度良かった。ルーサー牧師、緊急が発生したので報告をしにきた。
[カミーラは船着場で見たものを2人に報告した。]

私は現場を目撃しただけで触れていないからそのままのはず。
あんまり余所者の私がでしゃばるのもアレだし、それに牧師やアンタからみんなに説明した方がみんな納得するだろうからね。
(29)2006/04/23 18:04:23
修道女 ステラ
石の様に、ですか……?

[ステラは黙って考え込んでいたが、カミーラの見た事を聞いてルーサーに向き直った]

……牧師様、これは大至急村の様子を調べた方が良いのでは無いでしょうか?
対処し様にもこの様な体験をした事がある者や文献を辿る事も出来ませんから。
(30)2006/04/23 18:07:23
修道女 ステラは、温厚そうな笑みを消して、淡々と告げた。
2006/04/23 18:08:08
農夫 グレン
[勿論、どんなに待っても動く事はない。
本物の太陽によって差し込む光が影の角度を変えるだけだ。

震える唇で祈りの言葉を唱え、十字を切る。
転げるように外に出ると、戸を背中にあて体を支えた。]

何が。
一体あの光は。一体何なんだ。
何が起こってる。

[呆然として呟き、そしてよろよろと歩き始めた。
そうだ。きっと教会なら。何事もないに違いない。
唾を無理矢理飲み込んで、教会へ脇目もふらずに急いだ。

村は朝の物音が響かず、そして閑散としていた。]
(31)2006/04/23 18:14:55
牧師 ルーサー
アーヴァインがそのような姿に……

[思わず十字を切り、彼の魂の安息を願う。
ルーサーが今、頼れる者として思い浮かんだ人物、それがアーヴァインだっただけに、カミーラの話に衝撃的だ。]

ステラ……そうですね……村の様子と調べ、無事な人々を探しましょう。
……あなたは、強いですね
……そのように落ち着いてられるとは。

[胸に抱く、ステラへのささやかな違和感。
それを打ち消しつつ、村を調べるため、ルーサーは路地へと歩き始めた。]
(32)2006/04/23 18:20:40
修道女 ステラ
[ルーサーの言葉に頷き、ステラ自身も十字架を見つめ、静かに十字を切った。それはあくまで儀式的な様に冷たい動作だった。]

強くなんてありませんわ、牧師様。
……私もとても、ショックです。けれど、悲しみも衝撃も何も癒してはくれませんわ。

神の為に、この村の為に……、行動しましょう。

[ステラはルーサーの姿を見送ると、その後に続くように村へ歩き出した。カミーラとすれ違う際、ステラの頬が歪んだ――空虚で終点の定まらない――笑みを浮かべたように見えた。]
(33)2006/04/23 18:23:57
修道女 ステラ
カミーラさんも……、ご報告ありがとうございました。とても助かりましたわ。
優先順位は残念ながら死者の弔いは後になってしまいますが、後ほどアーヴァインさんの事もしっかりと行いますわね。

[ステラはまず知らせるべきである村長宅の方へと*向かった*。]
(34)2006/04/23 18:26:08
逃亡者 カミーラ
[カミーラは小声で2人にこう言った]
一応2人は教会の者として信用して伝えておく。
私はこれとは別件でこの街にきた教会関係者だ…ということをね。

[カミーラはそのまま街外れの方へと*歩いていった*]
(35)2006/04/23 18:26:51
農夫 グレン
[変わらぬ朝と変わった村の様子のアンバランスさに心を掻き乱されながら、教会への道を急ぐ。
家々の中に入ろうとも思い浮かぶが、怖くて出来なかった。

これは人間の仕業じゃない。
こんな事はどんな人間にも出来る訳がない!
それこそ………]


魔女。


[口から言葉が出た時、前方に動く人影が見えた。]
(36)2006/04/23 18:27:59
村長の娘 シャーロット
― 家 ―
[シャーロットはリビングで呆然と立ち尽くして居た]
[リビングから寝室へ続く扉は開けられて居て]
[其処には両親が石の様に固まって居る]

あ…、あ・・・。

[きゅっと唇を噛む]
[溢れそうな何かを堪える様に深呼吸を繰り返す]
(37)2006/04/23 18:44:05
牧師 ルーサー
―路地―

[道を急ぐと前方から、グレンの姿が見えてきた。]

グレン!あなたも無事でしたか!

[ルーサーはグレンに駆け寄り、こちらで起きた事を話す。]

異常な事態ですが、とにかく何が起こってるかを把握しなくてはいけません。
私は村を調べて、他に誰が無事かを探してきます。

[ルーサーはそうグレンに告げると、再び路地の先へと*急いだ。*]
(38)2006/04/23 18:45:17
村長の娘 シャーロット
[シャーロットの周りの物が不意に動く]
[誰の力も働いていないのに]

…あ、駄目………!

[書物や色々な物が宙を舞う]
[混乱が力の暴走を生んで居る]

動揺して無い筈なのに、悲しく無い筈なのにぃ……
(*8)2006/04/23 18:47:55
農夫 グレン
――路地――

[ルーサーの姿に安堵の息が洩れ、へたりこみそうになった。
思わずルーサーの肩を借りる。]

教会も………

[侵されざる場所と思えた教会の様子に再びショックを受けた。自分からも手短に光と村の様子を話した。
話すうちに落ち着いてくる。]

【…アーヴァインは、無事だろうか。】

[酒場で幾度となく飲み交わした姿と笑顔が思い浮かんだ。
彼がもし無事なら心強い事はないだろう。

だが、それを言う前にルーサーは去ってしまった。]

俺も探すよ!

[ルーサーの姿に鼓舞されて、同じように無事な人間を探しに*元来た道を戻った。*]
(39)2006/04/23 19:07:35
美術商 ヒューバート
−ある村人の民家−

[朝日が昇った数刻後、ヒューバートは目覚めた。
 そして"日課"を終えると、自分に荷物運びの仕事を頼んできた村人の家へと足を運んだ。
 数年前にこの村に流れてからという物、ずっとこのように暮らしてきた。
 元の仕事での報酬のカタチがカタチだったため、金銭をほぼ持っていなかった。
 まぁ、もし持っていたとしても、ふらりとやってきた旅人が数年間働かずに暮らす金を持っているなど不気味という他ないので、結果的に良かったといえばよかったともいえるのだが。]
(40)2006/04/23 19:52:54
美術商 ヒューバート
[しかし、今日の村の様子は何処か妙だ。
なんていうのだろうか……。
 そう、たとえて言うのであれば"活気が無い"という言葉を極限まで強くすればこのような感じだろうか。

そんな事を頭の隅で思いながら、目的の場所へとたどり着く。
 しかし、そこにたどり着いたヒューバートは顔をしかめた。指定の場所に荷物が無いのだ。]

段取りが違うじゃないか。

[ヒューバートはそう呟き、恐らく荷物を外へと出すのを忘れたであろう、その家の主人に荷物を出すように伝えるべくすぐ傍の扉へと向かった。]

おーい、旦那。荷物が出てないんだが?

[ノックと共に中へと呼びかける。
しかし何度やっても返事は無い。
"何かおかしい"そう思ったヒューバートは扉を開け中へと入っていった。
 そこには……]
(41)2006/04/23 20:02:51
美術商 ヒューバート
[椅子に座ったままの状態で固まっている、この家の主人の姿があった]

……おい……一体どうした?

[目の前の事実をゆっくりと受け入れつつも声をかける。わかっている、返事は無い。

そう、完全に"止まっている"
このような事、人間業では到底不可能だ。

神話などに伝承される怪物の類、そして魔術でも使わない限りは。]

なるほど……。

[頭が理解していくと同時に、体のひとつひとつの細胞が叫ぶように"逃げろ"と本能が訴えてくる。
――ああ、恐らくソレが最善の手だ。

ちょっと腕が立つ程度の人間が敵う相手ではない。
そのような次元の相手ではないだろう。

ヒューバートはこの村から逃げ出すべく家の外へと出た。]
(42)2006/04/23 20:10:42
美術商 ヒューバート
[村の外へと向けて走りながら、先程の違和感の正体を理解した。
そう、"活気が無い"。
つまり活きている気配が無いのだ。

この時間、いつもなら道行く村人と何人もすれ違うのが日常である。
だがソレが一切無い。

ソレが導き出す答えは……自分以外の村人全員、もしくはソレに近い人数が"あの状態"になっているという事だった。

"何故己は無事なのか"その疑問が浮かぶも頭の外へと追いやる。
そんな物考えても意味は無い。
重要なのは"自分は無事"という事と"これから何をするか"だった。
過去の経験でその点は嫌というほど理解している
"どうして"という疑問に意味は無い、悩むのなら"どうするか"という疑問にするべきだ。

数分後、己の家へと戻り、"最も大事な物"を鞄に入れ背負い、村の外へと再び走り出した。]
(43)2006/04/23 20:18:08
美術商 ヒューバート
−村から出る道付近−

[全力で走ること十数分、村から出る道へとたどり着く。
これで逃げられるか……そう安堵した矢先――

――見えない壁に阻まれた。

全力でぶち当たり、後方へと倒れる。
そして、その衝撃が体の中から抜けた後、頭を押さえて起き上がった。]

一体なんなんだ……?

[その見えない壁に手を触れる。
確かに存在している、こんなもの見た事も聞いた事すらも無い。

これもまた人間には不可能なシロモノだろう。]

……逃がさないって事か。

[ヒューバートは苦々しげにそう呟くと自宅へと戻っていった。]
(44)2006/04/23 20:30:16
美術商 ヒューバート
−自宅−

[自分の家へと戻ったヒューバートは荷物を再び地下へと戻し、鍵をかけ入り口を隠す。

そして、ベッドへと腰をかけると、*思考の渦へと落ちていった*]
(45)2006/04/23 20:31:28
医師 ヴィンセント
――村・とある村人の家――

[一応戸口をたたいてから、四件目の家屋に入る。この村は小さく、平和なためか戸締まりというものに疎い。不法侵入は容易だった。
他には目もくれず寝所を目指し、そこに寝ている家主に近づく]

ふむ。ご近所は全滅か。まあ予想していたがな。
しかし、興味深いな。こんな現象は今まで見た経験がない。

[脈打たない手首をそっと離し、他の診察は無駄とばかりに背を向ける]

さて、どうしようか。

[ヴィンセントは家屋をあとにすると、当てもなく歩き出した]
(46)2006/04/23 20:45:28
医師 ヴィンセント
[どこへともなく、村を歩いていく。静かで、緩やかで、風すらないと錯覚しそうだ]

(本当に、こんな芸当がまかり通るとはな。まったく、魔術とは奥深く……得体のしれんものだな)

[声には出さず、独りごちる。魔女狩りを行う教会の判断は、ある意味で正しいのかもしれない。立場も忘れ、そう感じた]
(*9)2006/04/23 20:53:09
村長の娘 シャーロット
― 道 ―
[意識に反して体の震えが止まらない]
[砂がふわっと舞った]

…誰か、誰かに…、逢わないと……。

[シャーロットは雑貨屋まで伸びる道を歩いていた]
(47)2006/04/23 21:04:46
農夫 グレン
――路地――

誰か。
誰か無事な人間はいるか!?

[ルーサーと別れ、一軒一軒虱潰しのように家の中まで入って誰か無事な人間がいないか探している。]

【畜生。】
【皆………】

[ドン! と壁を強く叩くと、次の家へ向かおうとした。]
(48)2006/04/23 21:18:52
酒場の看板娘 ローズマリー
――朝・酒場厨房――

 ふぁ…

[ 欠伸を飲み込みながら自室から出てくる。厨房に立っているフレディの姿を見て、普段ならまだ寝ている時間なのにと首を傾げる。]

 あれ、今日は早いのですね。

[ ローズマリーの父、フレディは基本的に朝方まで仕込みをしている。東の空が白染む頃に眠り、昼前に起きるのだが…]

 もしかして、昨晩からずっとなのですかー?

[ 呆れた声でフレディへと近づく。父親は、シチュー鍋の前に立ち放しのままに返事もない。]

 お父さん?

[ 動かない父親を後ろからぽんと肩を叩く。ぐらり、とその影が揺れた。]
(49)2006/04/23 21:20:29
酒場の看板娘 ローズマリー
[ それは、やけに軽いものだった。揺れたそれはそのままゆっくりと床へと倒れていく。]

 え…?

[ ごとん。
 立っていたそのままの姿で倒れたフレディはそれでも動かない。]

 お父さん? え?

[ なにが起こったのか、ローズマリーは判らぬままに立ち尽くす。ただ、目の前で倒れた自分の父親が人形のように動かないことだけが理解できた。]

 あの、え、えっと…
 そうだ、お医者様に。

[ 医者に連れて行くためフレディを抱き起こそうとして、しかしやめる。病や怪我などの場合、動かす方が危険な場合があると聞いたことを思い出したのだ。それに…
 なにより、未だシチュー鍋に手を伸ばしたままの姿勢である父が全く動かないのだと、確認するのが怖かった。

 結局、ローズマリーは自室からシーツを持ってきてフレディにそれをかけ、それからヴィンセントの家へと向かい家を出たのだった。]
(50)2006/04/23 21:21:46
酒場の看板娘 ローズマリー
――昼・村の表通り――

 な、なんなの…ですか?

[ 不自然なまでに静かな村の様子に不安になる。
 動かぬ父にどれだけの時間、ショックを受けていたのだろうか、太陽はすでに南の空にあった。だというのに、行き交う人の姿はない。
 もしかして… 嫌な想像が頭の中をよぎる。つまり、他の村人達も父のように動かないのではと。]

 そうだ、ノーマンさん?!

[ ローズマリーは、その家の主の名を叫びながら近くにある民家の扉を開けた。]
(51)2006/04/23 21:28:51
酒場の看板娘 ローズマリー
――ノーマンの家――

 そんな…

[ ベッドに寝たままの姿勢で、父と同じように全く動かないノーマンの姿を見て愕然とする。悪い予感が当たってしまった。
 まさか、もしかしたら自分以外全ての村人がこうなのでは…]

 とにかく、お医者様に…

[ 最悪の予想を振り払うように頭を振ると、ノーマンの家を飛び出しヴィンセントの家へと走り出した。]
(52)2006/04/23 21:38:04
農夫 グレン
――道――

[順々に調べていくも徒労に終わる。
…この先はレベッカの雑貨屋だ。

ここまで誰も合わなかった事に、レベッカも同じように石化しているのではないかと思え、躊躇った。

雑貨屋の前で一度立ち止まる。]
(53)2006/04/23 21:40:44
学生 ラッセル
ここまで大規模なのは…さすがに初めて見たな。


[嘆息し、爪を噛む。
自分は苦い顔をしているのか…それとも、笑っているのか。]
(54)2006/04/23 21:51:33
医師 ヴィンセント
――道――

[静まりかえった村を歩き、動いている人間がいるか探していく。どちらかと言えば精神的な意味合いで少々疲れを感じ始めたころ、目の端に必死で走る女性の姿をとらえた]

あれは、酒場の……。
ローズマリー、待ちなさい。

[控えめに手を挙げ、呼び止める]
(55)2006/04/23 21:53:35
お尋ね者 クインジー
− ある裕福そうな屋敷 −

[クローゼットを漁っている。

何があったのか分からない。朝起きたら、町中が石になっていた。わけわかんねぇ。とりあえず逃げるしかねぇ。

しかし、逃げるにしてもまず金だ。]
(56)2006/04/23 21:55:23
雑貨屋 レベッカ
――雑貨屋――
[レベッカはこの所の疲れが溜まったのか、朝に一度目覚めたものの、具合の悪さからもう一度寝ていた。店はレベッカだけで切り盛りしている訳ではなかったから、安心していたのだ。]

……ん……はぁ。
ちょっとは、楽に……なったかな。

……仕事、しないと。

[レベッカは自分の頬をパシパシと叩くと、身支度を整え店へ降りて行った]
(57)2006/04/23 21:56:12
冒険家 ナサニエル
― 自宅の一室 ―

見つからないな……。ないのか? わからないというのはもどかしいな。

[ナサニエルはふと顔を上げた。]

今日は鳥の鳴き声がはっきり聞こえるな。空気が澄んでいるのかな?
……いや、周りが妙に静かなのか。
(58)2006/04/23 21:56:23
酒場の看板娘 ローズマリー
――昼中・診療所――

[ 診療所には誰もいなかった。ヴィンセントも動かなくなっていた、という悪い結果に辿り着かず安堵するも、しかし頼るべき人物がいないというのもまた良い状況ではない。それに、もしかしたらヴィンセントはここ以外の場所で動かなくなっているのかも知れない。]

 とにかく、捜さないとなのですよ…

[ ここでじっとしていても仕方がない。ヴィンセントを、また、他に動けている人を捜すべく、ローズマリーは診療所の外に出たのだった。]
(59)2006/04/23 21:58:01
酒場の看板娘 ローズマリー
――道――

 はえ?

[ 背後から聞こえた声に立ち止まる。振り返れば、捜していた医者の姿があるではないか。]

 あ… よかったのですよ。

[ 安堵から、体中の力が抜けてしまいローズマリーはその場にへたり込んだ。]
(60)2006/04/23 21:59:28
冒険家 ナサニエル
ふぅ、この調子だとまた遅くまで続けてしまうな。今日はこれまでにしよう。シャーロットに会っておきたいし。

[ナサニエルはそう呟くと、身支度をして家を出た。]
(61)2006/04/23 22:00:14
農夫 グレン
――雑貨屋の前――

[何か、物音が聞こえた気がした。
気のせいだろうか?

扉を叩く。]

レベッカ!
レベッカ、無事か!?
(62)2006/04/23 22:01:19
村長の娘 シャーロット
― 雑貨屋 ―
[雑貨屋の傍まで来て気付く]
[グレンの姿に]

・・あ、ぐ、グレンさん………!!
良かった…。

[自分の腕を抱く様にして]
[ほっと安堵の溜息を漏らした]
(63)2006/04/23 22:01:29
学生 ラッセル
―村の外へ続く道―


…こんなところで、こんな状況に出くわすとはな。

[現代の科学で説明をつけるのが、困難な状況。
時に、「魔術」とも呼ばれる。

村人達が…。

ちらりと、後方を見る。
村人達が固まっているだけなら、未開の伝染病で片付く。

だが、それで説明のつかない事が多すぎた。
俺が、その伝染病の影響で幻覚でも見ているのだろうか。]

…これは、俺でも思いつかないような、悪質な冗談だな。

[目の前の「壁」を、もう何度目だろうか…ぐっと押す。
同じだけの抵抗が、手の平に返ってきた。]
(64)2006/04/23 22:01:49
修道女 ステラ
――道――
[ステラがまず最初に向かったのは、教会の直傍にある家の一帯だった。どの家も返事が無く、中には固まった人ばかり。]

……言葉で聞くのと目にしてみるのでは、随分違いますね。

[石化と言う冷たい現実を目の当たりにして絶句した。あれだけ不条理な魔女狩りを嫌悪していたにも関わらず、この事態を見ると或いは魔女狩りは正しい事なのではないかと思ってしまう。]
(65)2006/04/23 22:04:19
学生 ラッセル
[焦っていた。

焦るような状況であればあるほど、冷静さが必要だ。

分かってはいるのだが。]
(66)2006/04/23 22:05:07
雑貨屋 レベッカ
――雑貨屋――
[ところが店は閉まったままで、雑貨屋で働いている男がピタリと何かを拾おうとする態勢で固まっていた。]

……え……??

[飲み込めない非常事態に唖然とすると、扉が叩かれた。]

【この声は……グレン?】
(67)2006/04/23 22:06:40
雑貨屋 レベッカは、扉を開け、グレンとシャーロットの無事な姿を確認した。
2006/04/23 22:06:59
農夫 グレン
――雑貨屋の前――

っ!!!!

! … シャーロット。

[後ろからかけられた声に振り返った。
胸がじんと熱くなった。
ルーサー以外にやっと無事な人間に出会えた事。]

シャロ、シャロ、無事だったんだな。
よかった。本当によかった。

[胸が掴まれるような嬉しい痛さを感じた。
思わず親しい呼び方でシャーロットを呼んだ。]
(68)2006/04/23 22:08:05
医師 ヴィンセント
――道――

ふむ、その様子では……君も見たようだね。
私もその辺りの家で、いくつか患者を確認したが……良かったら、君の見た状況も説明をお願いできるか。

[座り込むローズマリーに手を貸し立たせながら、できうる限り冷静に、諭すように聞いた]
(69)2006/04/23 22:09:16
書生 ハーヴェイ
――自宅――
[鎧窓の隙間から差し込む日差しに目を細めつつ、ハーヴェイはベッドから起き上がった。外の明るさに普段よりも随分遅い刻限であると気づく]

……ぅ……ん。
怠いな……疲労が溜まっているのか……

[傍らの水差しに口をつけ、汲み置きの清水を喉に流し込んだ。窓を開けると、外界はもう正午近い陽光に照らされていた]
(70)2006/04/23 22:11:07
学生 ラッセル
[魔女と呼ばれた者に会って話を聞いたり、関連の書物を当たってみたりと、何とか「魔術」なり「魔法」なりを解明しようと試みた事がある。危ない橋を渡っては大学の連中にバレて、危ない目に遭ったりもしたが…。
まぁ、楽しかった事は確かだ。

色々と分かった事はあったが、最も重要な事はその多くは科学ないしは発想力で生み出す事ができる事象であった事だ。
魔女と呼ばれた者のほとんどは、魔術など使えない。
信ずる宗教が違ったり、犯罪者であったり、コミュニティ内で異端者であったり。
そういうものが、多く魔女として断罪された。
まぁ、教会にしてみれば異教徒は魔術云々ではなく断罪してしまいたいであろうが。

大体、魔術が使えるなら捕まったところで簡単に逃げられるはずではないか。
…まぁ、実際に魔術としか思えないような「それ」を用いるにも、様々な制約があるようではあったが。]
(71)2006/04/23 22:15:15
書生 ハーヴェイは、二階の窓から外を眺め渡した。
2006/04/23 22:15:23
冒険家 ナサニエル
― 道 ―

……これは、何だ?

[ナサニエルは道端に静止している“人の姿をしたもの”を指でそっと押してみた。押したままに押し返してくるその感触。皮膚と肉のように力を吸い込まない“それ”の感触は正に石そのままだった。]

やはり石……なのか。しかし、誰がこんな物を? それも、こんなにも見事な像を誰が?
(72)2006/04/23 22:15:41
酒場の看板娘 ローズマリー
――道――

 あ、はい…

[ 手を貸してもらい立ち上がる。相手が落ち着いているためか、すぐに冷静を取り戻せた。
 自分の記憶を確かめるようにして、起きてみたら父親が厨房で動かなくなっていたこと、ノーマンが自宅のベッドで父と同じようになっていたこと、それから、悪い病気ではないかとヴィンセントを捜して診療所に行ってきたことなどを語る。]

…それで、はい、だから、今日起きてからちゃんとお話できる人に会ったのはヴィンセントさんがはじめてなのですよ。
(73)2006/04/23 22:17:03
村長の娘 シャーロット
[シャーロットの周りを飛んでいた砂がやむ]
【こんな些細な事で動揺する何て私らしくない。】
【・・・大丈夫。】

ヴィンセントさん・・・

[ほんの少し本当に伝わるか定かでない大きさで]
[胸の中に囁きかけた]
(*10)2006/04/23 22:17:04
農夫 グレン
――雑貨屋――

[嬉しさに喜んでいる時に扉が開かれる。
レベッカも無事な姿に泣きそうになった。]

無事だったんだな。
レベッカ!

[近くのレベッカを嬉しさのあまり抱きしめようとした。]
(74)2006/04/23 22:17:55
学生 ラッセル
[非難も浴びたし、自分の興味自体も実際に魔女と告発されたものの話を聞いたり観察を続けたりするうちに魔術そのものよりもいかにしてコミュニティ内で「魔女」が作られるかという方向へ向かってしまったが…。]

こんな事なら、もう少し調査を続行しておくべきだったかもな。

…こんな状態…こんな状態は。
何も、分からないじゃないか。
俺は、本当にまともか?

くっくっ。

[笑う。

まともとは、どんな状態の事だと言うのか。]
(75)2006/04/23 22:17:56
村長の娘 シャーロット
―雑貨屋の前―
[グレンの嬉しそうな声]
[抱えていた荷を下ろす様に微笑んだ]

良かった…、グレンさん。
私…、今まで誰にも逢えなかったから、この村にはもう誰も居なくなってしまったのかと思って………っ

[シャーロットは言葉を切った]
[雑貨屋のドアが開いてレベッカが顔を出す]

レベッカさん・・!
(76)2006/04/23 22:19:34
書生 ハーヴェイ
[うららかな陽差し、春の香りが混じる一帯の空気。しかし、どこか普段との違和感があった。ハーヴェイは窓際から耳を済まし、その原因に気づいた]

……静かすぎる。
いや……何人かの人影は見えるが……何事だ?

[ハーヴェイは窓を離れ、身支度を軽く整えると家を出ていった]
(77)2006/04/23 22:20:53
医師 ヴィンセント
[こめかみが疼く。ローズマリーの前で顔をしかめないよう、それだけを注意する。
だが、覚悟した声は聞こえなかった]

(気のせい……か?)

[いぶかしみながらも、意識をローズマリーに戻す]
(*11)2006/04/23 22:22:39
雑貨屋 レベッカ
――雑貨屋――
[状況は全く理解出来ていず、未だに頭は混乱したままだったが、グレンとシャーロットの姿に感動にも似た暖かさが胸に広がった。]

良かった、二人は無事なのね。

[抱き締めて来たグレンに驚きつつも、その背中に手を回し、子供をあやすように撫でた]

……大丈夫、グレン?
でも……、その様子だともしかして……

[胸を過ぎった一抹の不安が膨らんで来る。レベッカは孤児院の子供達の事を思って、険しい顔になった。]
(78)2006/04/23 22:23:46
冒険家 ナサニエル
― 道 ―

どうなってるんだ? もう幾つも人間かと思うような像が置いてある。どれもこれも見事な代物なのに、余りにも無造作に置いてある。訳がわからないな。悪戯にしても手が込みすぎているじゃないか。
そう、手が込みすぎてる。今にも動き出しそうなぐらいに見事な造りだ。どれ一つとして動いていないけれど。

……うん? あれは……人間だな。動いてる。

[ナサニエルの目にステラの姿が写った]
(79)2006/04/23 22:27:13
修道女 ステラ
――道――
[ステラは悩んでいた。確かにこの事態になって困惑して居るが、石化した"物体"を見ると、魔女の存在を痛感させられた。]

……あれは、ラッセルさん?

[ふと前方に見知った後姿が見えた。話を聞く為に、ラッセルの方へと近づいていく。]
(2006/04/23 22:28:50、修道女 ステラにより削除)
医師 ヴィンセント
酒場の親父さんと、ノーマンか。
ふむ。聞いた限りでは、私の診た患者たちと症状は同じようだ。

[ヴィンセントは少しだけ考えるそぶりを見せる。そうやって時間を稼ぐが、しばらくしてやめた。いくら逡巡しても、どうせ同じような気がした]

ローズマリー、これは冷静に聞いてほしいのだがね。

私の診た患者は、すべて脈が停止していた。

とはいえ医者の観点から見て、死んでいるようにも見えなかったのだがね。
これは私感なのだが……どうやら今回のこれは、普通の病気ではなさそうだ。
(80)2006/04/23 22:30:37
修道女 ステラ
――道――
[ステラは悩んでいた。確かにこの事態になって困惑して居るが、石化した"物体"を見ると、魔女の存在を痛感させられた。]

あれは、ラッセルさん?

[前方に見知った後姿が見え、近付いて行こうとしたが、ふと右手側に動く人影を感じた。]
(81)2006/04/23 22:33:23
修道女 ステラ
……誰か、そこにいらっしゃいますか?

[ナサニエルの方へ向けて聞いたが、それはラッセルにも聞こえるであろう事を期待して発した言葉でもあった]
(82)2006/04/23 22:33:30
農夫 グレン
――雑貨屋――

[何回か、こちらからもレベッカの背中をぽんぽんと叩いて抱擁を解いた。]

ああ………
村の皆は

[村の様子…今まで探したが誰も無事ではなかった事、ルーサーから聞いた教会の様子、そして不思議な光の事、手短に2人に説明した。]

俺も無事な人間に誰にも会えずに心細かった。
よかったよ、シャロもレベッカも本当に無事で。
(83)2006/04/23 22:34:21
学生 ラッセル
[起きて、畑の様子を見に外へ出て、異変に気付いた。

歩くうち村の端にたどり着いて…この様だ。]

…村の様子を、もう少し見てこよう。
俺がこうして動けてるって事は、他の連中にも動けるやつがいてもおかしくない。

[ここまで随分な距離を歩いたが、見知ったやつも、誰もかも、時が止まったように凍り付いていた。
独り言を吐きながら、絶望していくような気がした。]

…ヴィンセント医師が動けるようなら、何か分かるかもしれない。それに、そうだ。海。海から外へ出られるかもしれない。

[くっ、と顎を上げる。
虚空を睨み付けるようにしてから、落ち着いた足取りで、しかし急ぎ、船着場の方へ向かう。]
(84)2006/04/23 22:37:53
酒場の看板娘 ローズマリー
 ?? ええと…
 お父さんは生きているのですか?

[ 脈がないイコール死んでいる。が、死んでいるようにも見えない。というヴィンセントの言葉に混乱する。
 努めて冷静であるようにしてはいるが、相手の話を理解できないのでは冷静もなにもない。とにかく、自分の判る部分から判るように質問を返した。]
(85)2006/04/23 22:38:32
冒険家 ナサニエル
やぁ、シスター。俺はナサニエルだ。

おかしな事を尋ねるようで悪いが……村のあちらこちらに見事な美術品が置き捨てられているんだ。端的に言うと、人間そっくりな像なんだけど……あれが何か、シスターは知っているかい?
(86)2006/04/23 22:38:39
書生 ハーヴェイ
――屋外――
[通りに出て、ハーヴェイは何らかの異状が起きていることを実感した。うららかな日差し、土と緑の匂い。それは昨日までと変わりないものだったが、どこか肌を刺すような気配めいたものが彼には感じられた]

妙だな、誰の姿も――いや。あそこに見えるのは……誰だ?
(87)2006/04/23 22:43:41
書生 ハーヴェイは、数軒先の民家に人影を認め、そちらへと足を向けた。
2006/04/23 22:44:45
逃亡者 カミーラ
− 麦畑 −

ん…ここも駄目ね。
[カミーラは外部との連絡を取ろうと一旦村から出ようとしていた。
しかしどこに行こうとも"見えざる壁"に邪魔されてしまっているようだ。]

どうやら、この街の周辺を囲われてしまっているようね…
[カミーラはため息をついた]

しかし…伝書鳩もあの状況だし…
[小屋に戻り伝書鳩を使おうとしたが、その鳩はまるで彫刻のように羽根を広げた状態で動きを止めていた。]
【原因として考えられることは…まさか…魔女?】

[カミーラは頭を掻き、そして自嘲気味に笑った。]
ふふっ、いつから私はご都合主義になったんだか…
【確かに本当の魔女ならできなくはないかもしれないけどね。】

[カミーラは街の方へ戻っていった。]
(88)2006/04/23 22:44:57
村長の娘 シャーロット
― 雑貨屋 ―
[シャーロットはグレンの説明を聞きこくりと頷いた]

私の方は御免なさい、誰も見ていないの。
でも…・・御父様と・・・御母様が………。

みんな…、無事なのかな………。

[シャーロットは心細そうに呟いた]
(89)2006/04/23 22:46:56
お尋ね者 クインジー
− ある裕福そうな屋敷 −

[部屋を漁って、見つけた金を懐に入れる。]

よし、これでこんな街とはオサラバだ。
何が起こったのかは分からんが、とにかくヤバイ臭いがプンプンするぜ。
(90)2006/04/23 22:47:06
書生 ハーヴェイ
――民家――
[ハーヴェイが見たものは、物言わぬ彫像と化した村人の姿だった。野良仕事に出ようとしたのか、鍬を担いでいる壮年の男性。ハーヴェイにも話した覚えのある人物だった]

これは……。

[一瞬絶句し、その場に立ち尽くした]
(91)2006/04/23 22:47:11
雑貨屋 レベッカ
――雑貨屋――
[レベッカはグレンの説明を聞き、暫く考え込んでいた。]

……一番頼りに出来る教会ですらも、今すぐに何か対応出来るほどでは無いって事なのね。今は皆の様子を知る事のが先だわ、確かに。それと、みんなの状態をお医者様に見て貰う事も必要ね。

[意を決したようにレベッカは二人を見つめた。]

あたしはこれから、孤児院まで様子を見に行ってくるわ。
……一番気になってるのは孤児院のあの子たちなの。
どういう基準で平気な人とそうじゃない人なのかは解らないけど……、子供達は繊細だから……。
(92)2006/04/23 22:50:11
雑貨屋 レベッカは、苦しそうに呟いた後、目を伏せた。
2006/04/23 22:50:20
書生 ハーヴェイ
[男の腕に触れ、常とは異なる視界でその全身を見た]

昨夜の儀式で一時に放出された霊力が、抵抗力の無い者の精気を消し飛ばした……というところか。思考も感情も、活動しているようなオーラは感じないな……。
(*12)2006/04/23 22:50:25
医師 ヴィンセント
[ローズマリーの困惑で、言葉が足りなかったことに気づく]

いや、情けない話だがね。分からん。
生命活動はしていない。だが、死体になれば当然起きる筋肉の弛緩や体液による変化が診られない……どころか、あの石のようになった肉は私の知る限り前例がない。

そうだな。まるで、彼らだけ時間が止まってしまったかのような、そんな状態だ。
(93)2006/04/23 22:51:24
書生 ハーヴェイ
[そのまま空を見上げ、周囲を見回した。つづら織りのような力の流れ、大気中に漂う濃密な魔力が複雑な絵柄となっていた。しばしハーヴェイは佇み、その様子に見惚れていた]
(*13)2006/04/23 22:53:58
学生 ラッセル
―道―

[ぽつり、ぽつりと、凍った…あるいは、石化した。
それらが、見える。

絶望していくような、自分がまるで死んでいるような。
そんな感覚。

しかし…希少な事象に衝突した、喜びのようなものも確かにあった。もう、笑うしかない。]

…?

[周囲を見回す。
声が聞こえた気がした。]

誰か…「動いて」るのか?

[少し、声を張る。
見ただけでは、分からない。
凍った人間が声を発しているような気になり、寒気を覚える。]
(94)2006/04/23 22:56:47
お尋ね者 クインジー
− ある裕福そうな屋敷 −

[逃げるように部屋を出て、裏口へ急ぐ。廊下を曲がったと同時に、石化した人間の肩にぶつかった]

ちくしょうめ。こんなところに邪魔なんだよっ!

[石像を蹴り飛ばす。重心が高い位置にある石像は容易にバランスを崩して倒れる。大きな音を立てて崩れた像には大きくヒビが入り、腕が折れたようだ。

だが、クインジーは気にもとめず、屋敷の外に向かった。]
(95)2006/04/23 22:57:06
書生 ハーヴェイは、ため息を吐くと、農夫から離れ歩き出した。
2006/04/23 22:59:18
農夫 グレン
――雑貨屋――

分からない。
でも、俺達が無事だったんなら他にもきっと無事な人がいる筈だよ、シャロ。

[元気付けるように言った後、レベッカの肩に手を置いた。
暫し逡巡した後、]

俺はまだ無事な人がいるか探してきたい。
まだきっと、無事な人がいる。そう思いたいんだ。
孤児院だとギル…子供達も無事だといいな。

[今はこの奇怪で理解不能な事を考えるのは止めておこうと思った。無事な人を探す事だけに専念しようと。]

後で教会で会おう。
(96)2006/04/23 22:59:22
書生 ハーヴェイ
――道――
ここでこうしていても何も分からない。誰か、居ないものか……。

[道なりに進むうちに、立っている男女の姿が見えた。姿格好から、ステラとナサニエルであろうと見当がついた]

【彼らは……無事なのか?】
(97)2006/04/23 22:59:26
酒場の看板娘 ローズマリー
 そう、ですか…

[ ヴィンセントの返答に期待する言葉――すなわち、処方――はなかった。判ったことは、父が元に戻るのかどうか以前に、生死さえ不明だということだけだ。]

 ヴィンセントさん、ええと、これからどうすればよいのでしょうか。

[ とにかく、一度父親の元へと戻るべきだ。そう思いながらも、だからといって戻ってなにをすればいいのか判らず、目の前の人物にその答えを求めた。]
(98)2006/04/23 23:02:36
修道女 ステラ
そこに居るのは、ナサニエルさんでしたか。
大変申し上げ難いのですが……。

[ナサニエルの美術品と言う表現に滑稽さを感じた。]

……ナサニエルさんが言う所の美術品は、……美術品ではなく、人間だと私達は判断しております。
(99)2006/04/23 23:04:22
修道女 ステラ
少なくとも……、街中だけでなく、教会の者達もあの様な状態で……、それにアーヴァインさんが、

[ラッセルの声を聞き、言葉を切った。]

ラッセルさんにも、……本当は皆さんに、早急にお話しなくてはならない事なんです。
(100)2006/04/23 23:06:23
修道女 ステラは、学生 ラッセルに、「ラッセルさん、大事なお話があるんです。」と呼びかけた。
2006/04/23 23:07:07
冒険家 ナサニエル
…………なんだって?

[ステラの言った言葉が一瞬何でもない事のように耳を吹き抜けていきそうになった。やっとの思いで言葉を捕まえて、ナサニエルは彼女の言葉を反芻する。]

人間? あれが、……あの固まって動かないあれが、人間だって?
(101)2006/04/23 23:08:44
書生 ハーヴェイ
彫像と化しているならばよし……でなければ、何も知らない様子を装わなければな。
いずれこの現象が魔女の呪いだなどと言い出す者が現れるだろう……すなわち、魔女裁判の始まり、か。
ならばそれを逆手に取ってやろう。忌むべき教会の者達を、自らの異端審問に掛けてやる……。
2006/04/23 23:09:51
冒険家 ナサニエルは、ラッセルという名前にぴくりと肩を揺らせた。
2006/04/23 23:10:04
書生 ハーヴェイ
――道――
[何事か訊ねているようなナサニエルの姿。だが、二人は身動きする様子もなくその場にただ立っていた]

ステラ! ナサニエル! 一体何があったんだ……!?

[無意識のうちに早足になり、彼らの元へ追いついた]
(102)2006/04/23 23:11:20
村長の娘 シャーロット
― 雑貨屋 ―
[シャーロットはグレンの言葉に俯いた]

有難う御座います…。

[レベッカの苦しそうな気持ちが伝わってきて]
[レベッカと子供達が戯れてる様子を思い出した]

【レベッカさん…、本当に子供の事大好きだったもんね…。】

…私も、グレンさんさえ良いなら、一緒に周りの様子を確かめたいです。
レベッカさん、…気をつけてね。
(103)2006/04/23 23:13:09
書生 ハーヴェイは、修道女 ステラの声に、安堵したような表情で再び話しかけた。
2006/04/23 23:13:29
冒険家 ナサニエル
死体には、見えなかった。つんと指で突いてみただけだが、温かくもなかった。だいたい、人間が固まるって何だい? そんなタチの悪い冗談のような、まぁ言ってみれば悪魔の所行のような、そんな事があるものなのかい?

[そう言ってから、ナサニエルは何気なく口にした“悪魔”の言葉にどきりとした。]

まさか魔女――の仕業だと、君は言うのか?
(104)2006/04/23 23:14:31
医師 ヴィンセント
どうすればいいのか、ね。私も考えていたんだが。

推測でしかないのだが……そして、あまり口に出したくはないのだが、これはおそらく魔法や魔術といった類のものだと思う。
それならば、頼りになるのは教会だとも思うが……。

[ヴィンセントはさりげなく、ローズマリーから目をそらす。都を出てきたきっかけは、教会だった。以来、教会にはあまりいい感情はない]

まあ、とりあえず親父さんを診ようか。他の患者と同じかどうか診たいからね。
(105)2006/04/23 23:14:36
書生 ハーヴェイ
――道――
[ラッセル、という名に周囲を見回した。近くに居たのだろうかと不思議に思いつつ。だが、それよりも訊ねたい言葉が口をついて出た]

何があったんだ…? 村の人間が固まっていたな。他に無事な者はいるか?
(106)2006/04/23 23:16:58
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイの声を聞いてナサニエルが一瞬動きを止めた。]

……やぁ、ハーヴェイ。どうやら君はちゃんと動いて、喋る事もできるんだな。
(107)2006/04/23 23:18:14
農夫 グレン
――雑貨屋――

[どこか集まる場所と考えた時に、それしか考えられなかった。
そして神の下なら、このおぞましい出来事から少しでも身を護ってくれるに違いない。そう、思った。]

シャロ、…シャーロット、俺は構わないよ。
一緒に行こう。
(108)2006/04/23 23:19:35
冒険家 ナサニエル
俺はまだシスターと君の二人しか動く人間を見てないね。俺は自宅から出てきて間がない。まだそんなに歩き回っていないんだ。
(109)2006/04/23 23:20:46
美術商 ヒューバート
−自宅−

[どうするか。その一点だけを考えていたが……答えと言えるほどの物は思いつかなかった。
大きく分ければ二つ。

見えない壁が消え去るまで息を潜め隠れている。
もしくは、この壁を作った奴を捕らえ、壁を消させる。

しかし、前者はいつ消えるとも分からない、もしかしたら永遠にこのままかもしれない。
後者にいたってはそいつが"壁の外"に居た場合手出し不可能。

どちらも不安材料が多すぎる。]

……とりあえず、俺以外にも動ける奴が居るかどうか探すしかないか。
そいつが人外の奴だったらそれまでだが……な。

[ヒューバートはそう呟くと静寂が支配する外へと出て行った。]
(110)2006/04/23 23:21:43
雑貨屋 レベッカ
――雑貨屋――
[レベッカはシャーロットとグレンに頷いた。シャーロットの言葉もグレンの言葉も身に染みる。]

教会に集まるように、あたしも皆に言うわね。
それじゃあ、また後で逢いましょう。

……二人も、気をつけてね。
(111)2006/04/23 23:21:56
雑貨屋 レベッカは、農夫 グレンに話の続きを促した。
2006/04/23 23:22:00
雑貨屋 レベッカは、二人に笑いかけると、孤児院の方へ歩いていった。
2006/04/23 23:22:17
酒場の看板娘 ローズマリー
[ 魔法や魔術と聞いてもローズマリーにはピンとこなかった。そういえば、子供の頃にフレディからそうした話を聞いたことはあったが、そんなものはただのおとぎ話ではなかったのか。]

 あ、はい。よろしくお願いなのですよ。

[ 教会と言った自分の言葉に表情を硬くするヴィンセントには気付かず、父親を診るという提案にお願いしますと頭を下げ、酒場へと向かうことにした。]
(112)2006/04/23 23:23:37
学生 ラッセル
[話し声の方へ、慎重に近付く。
…内心、ほっとした。が、顔には出さない。]

ナサニエルさんに、ステラさんか…。ハーヴェイも。

何があった。
やっぱり、動けているのは俺だけじゃないんだな。

[敬語を忘れている事に気がついた。
が、もう、気にしてはいられなかった。]

アーヴァインがどうした。
村の外へ出られないのは分かっているのか。船着場は?
「皆さん」とは、誰の事だ。誰が動けている。
何故こんな事になってる?

[焦っている、という自覚。
眉間に、指を当てる。
「生きた」人に会って、安心しすぎているようだ。
現状も忘れて…。]
(113)2006/04/23 23:23:58
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの言葉に、虚をつかれたような表情を浮かべた。
2006/04/23 23:24:34
書生 ハーヴェイ
……見ての通りだ。僕は何の問題もない。

……いや、今朝の目覚めはやけに怠かったが。……それも、この異状が何か関係しているのだろうか?

[二人を見比べ、彼らと互いの情報を交換することにした]
(114)2006/04/23 23:24:37
冒険家 ナサニエル
やぁラッセル。君も君の脳も動いていて何よりだね。で、村の外に出られない、っていうのはなんだい? 村中の道が崖崩れでも起きて塞がったりしてるのかい?

いったい、何がどうなってるんだ!
(115)2006/04/23 23:30:17
修道女 ステラ
[ハーヴェイの出現に、ステラは更に安堵の溜息を漏らし、ラッセルも揃った所で自分が見た事・カミーラに聞いた事を話した。]

それに……、カミーラさんの話では、船着場に……アーヴァインさんが殺されていたそうです。

[目を伏せながら慎重に言葉を選んで言った。]

教会では今、無事な方の話を聞いて、至急対処法を考えている所なんです。
皆さんが見た事や聞いた事も教えて頂きたくて、この様に村を見て回ってる次第ですわ。
(116)2006/04/23 23:30:34
農夫 グレン
――雑貨屋――

頼む。
俺達も全部見回ったら、すぐ行く。

……レベッカ、気をつけて。

[後姿を見送るとシャーロットに向き直った。
久しぶりに会った事に、こんな状況ながら気付いた。村長の娘という事で何時の間にか少し距離を置く事になっていた…]

行こう、シャーロット。

[まだ探していない方向へとシャーロットを促した。]
(117)2006/04/23 23:31:23
のんだくれ ケネス
--酒場から教会への路上--
正直、教会には行きたくなかったがしようがねぇな
【ケネスはこの期に及んで悪態をついた】
【異変に気付いたケネスはまず意思ヴィンセントの元に向かったが出会えず】
【次に足を向けたのは酒場であった】
オヤジさん!マリー!
【そこで目にしたのは厨房で転がるフレディの石像であった】
シーツを被っている・・・マリーは無事なのか?
【そこまで確認するとケネスは小走りに教会をめざした】
(118)2006/04/23 23:31:36
書生 ハーヴェイ
そうか……僕も先ほど起きてきた処だ。

[起きてからの様子を話したところで、背後から聞こえたラッセルの声に振り返った]

動けているのは……? 確かに、妙なくらい静か過ぎるとは思ったが。殆どの人が彫像の様になっているということだろうか?
(119)2006/04/23 23:32:43
美術商 ヒューバート
−道−
[町を歩くが、やはり人気は無い。
いや、人はいるのだ、確かに。
だが、ソレが人としての活動を行っていないだけ。
そう、"死"という活動すら。]

……俺しか残っていないって言うのは勘弁して欲しいんだがな。

[そんな事を呟きながらひたすら道を歩く。
その時、遠くの方に人影が見えた。]

【また石とかじゃないことを祈るか。】

[ヒューバートは心の中でそう呟くと、ハーヴェイやステラ達が居る所ヘと近づいた]
(120)2006/04/23 23:33:38
村長の娘 シャーロット
― 雑貨屋 ―
[レベッカの後姿を見送った後]
[シャーロットはグレンに向き直って聞いた]

グレンさん、有難う御座います。
・・・一人じゃ、心細かったから。

これから、民家を一軒一軒見ます?それとも、動ける人が集まりそうな場所を探します?
(121)2006/04/23 23:34:32
流れ者 ギルバート
−教会前−
[ギルバートは教会へとたどり着いた。中に入ると同じように石化したであろう女性が見える。だがステラではなさそうだ。ルーサーの姿は無い]

くそっ、いないか。
いやそれよりも教会が被害にあうなんて・・・・・・

つまり牧師ですら危ないって事か。
とりあえずまだ牧師が石化したのを見たわけじゃない。教会はまた後で来よう。

[誰が石化を免れているのか分からない。だがこの分だと石化を免れたのは少数かも知れない]

他を見て回るか。レベッカの雑貨屋とか、酒場とか。


[一度雑貨屋に行こうと決め、そちらに歩き出す]
(122)2006/04/23 23:39:04
書生 ハーヴェイ
――道――
[ステラの言葉に頷いた]

なるほどね……では、教会にも無事な人は何人か居るという訳だね? 一度、どれだけの人間が無事なのか集まってみた方が良いだろうな。
(123)2006/04/23 23:39:58
冒険家 ナサニエル
アーヴァイン……彼がね。少し口うるさいと感じる事もあったけど、立派な人だった。……非道いな。

[ナサニエルは空を見上げてアーヴァインへの哀悼の意を示した。]

俺が気付いた事はほとんどないな。「美術品」を何体か見つけただけだよ。今日も昨日と同じで、ずっと自宅に居たからね。
(124)2006/04/23 23:40:34
農夫 グレン
――雑貨屋→道――

ここら辺一帯はもう見たから…一度表通りに出よう。
シャーロット、…。

大丈夫かい?

[そっと手を差し出した。
小さい時にそうしたように。]
(125)2006/04/23 23:41:36
医師 ヴィンセント
――酒場・厨房――

[ローズマリーはよほどあわてて出てきたのか、酒場の扉は開きっぱなしだった。案内されて、フレディのいる厨房へと向かう。店主は何かを取ろうとした仕草のまま、床に倒れていた。
フレディに掛けてあるシーツをどかし、手首に触れる。だが十秒足らずで、脈打たない、石のような手首を離した]

やはり、な。他と同じだ。生きてもいないし死んでもいない。そのまま固まって、石になったような……。

[少しだけ、自分の言った言葉がひっかかる]

石、か……。
(126)2006/04/23 23:41:52
村長の娘 シャーロット
[シャーロットは歩きながら懐かしいと思った]
[何時からか距離が出来ていたグレンとの会話]
[一番避けていた話題をグレンに問うた]

…グレン兄さん。此れって、矢張り…魔女の物だと思う?
魔女なんて、御伽噺の物だと思って居たけど、この状況を見るとそうなのかな、って………。
(127)2006/04/23 23:42:01
村長の娘 シャーロットは、農夫 グレンに微笑んで、其の手を躊躇い無くとって、ぎゅっと握った。
2006/04/23 23:42:48
書生 ハーヴェイ
[ステラに答えつつ、分析的な思考が脳裏に流れた]

ふむ……励起された魔力にも影響を受けなかった者はそれなりに居るようだな。元々が霊峰の麓にある土地柄、自然と耐性が備わっているのだろうか?

シャーロットの“素質”などはその最たる表れでもあるしな……。
(*14)2006/04/23 23:42:57
美術商 ヒューバート
−道−
[近くに行くにつれ、人影の微小な動きや話し声が確認できた。

ソレが自分と同じく活動を行っているモノだと分かると、若干警戒しながら近づき声をかけた]

よっ、どうやら俺以外にも無事な人間が居たようだな?
(128)2006/04/23 23:44:17
修道女 ステラ
[いつもは焦る様子を見せることのないラッセルの言葉に、ステラは戸惑いながらも聞き返した。]

外に出れないとは、一体どう言う事でしょうか?

ハーヴェイさんの仰る通りですね。ハーヴェイさんは、こういう状況に関する文献を読んだ事は有りませんか? 一番そういった文献に触れている可能性があるのは、貴方だと思ったんですが……。
(129)2006/04/23 23:45:28
医師 ヴィンセント
土地の魔力の流れをいじった副産物、ね。
ふん。この石化現象……どうにもよく理論が分からなかったが、なるほど。そういうことか。
(*15)2006/04/23 23:46:24
冒険家 ナサニエル
なるほど、ハーヴェイの言うとおり、一度集まってみた方が無難だね。できれば集合場所が溢れるほどに、動く人間が居て欲しい所だけど。

[ナサニエルはヒューバートに気付いて振り向いた。]

どうやらもう一人動く人間が居たようだね。俺はナサニエルだ。
(130)2006/04/23 23:47:02
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルが反復した言葉に]

殺されていた……アーヴァインが、海で?
盗賊か何かか……いや、村に起きている事態を考えると……。
(131)2006/04/23 23:47:16
書生 ハーヴェイは、自らに問いかけるように呟いたが、やがて口を噤んだ。
2006/04/23 23:48:27
学生 ラッセル
[ナサニエルを一瞥する。]

俺の脳にはもっと働いてもらいたいところさ。
どうなってるのか、把握できない。

殺されていたってのはどういうことだ?
一見して、殺されたと分かる死に方をしていたという事か?それとも医学的見地によるものか?
船着場から、村の外へ出ることはできないのか?
「動ける」やつは教会にいるやつだけか?
集まらないと、なし崩し的に混乱するぞ。

ふぅ…。

[息を落ち着ける。]

村の外へ出られない、というのはそのままの意味だ。
壁があるようになっていて…通れない。
どういう仕組みのものなんだか。
まぁ全部、俺の認識が正しければ、だが。
(132)2006/04/23 23:48:42
酒場の看板娘 ローズマリー
――酒場厨房――

[ フレディの脈を診るヴィンセントの様子を後ろから眺めている。]

 どお…なのですか?

[ 脈の確認を終えたヴィンセントに恐る恐る問いかけた。]
(133)2006/04/23 23:50:00
村長の娘 シャーロット
もっともっと多くの人が動かなくなってるって思ってたから不思議だったけど、…この村の性質だったのね。

何だか、今日は何時もより力のコントロールが聞かなかった。まるで、この土地と力が呼応してる様に。

…此れがこの村の"魔力"が高まったって言う事なの?
(*16)2006/04/23 23:51:56
農夫 グレン
[どこか昔感じた雰囲気を覚えた。
自分よりも繊細でほっそりとした手を、日に焼けた大きな手が握り締める。]

………。
俺は、魔女の仕業だと思う。
さっき話した光のこと、覚えてるよな?
…俺は見たんだ。太陽よりも強く輝くきつい光。
あんなものは初めて見た。人の仕業じゃない。
悪魔、魔女の仕事だよ…あれがきっと、呪いをかけたんだ。

【魔女は、本当にいるよ、シャロ。】
【俺の妻を奪ったイザベラのような魔女が。】
(134)2006/04/23 23:53:31
美術商 ヒューバート
[ナサニエルに話しかけられ、同意する。]

ああ、俺もアンタと同じ動ける人間って事だ。

俺はヒューバート。
他の奴は知ってるだろうけどな。
(135)2006/04/23 23:54:31
冒険家 ナサニエル
そうだな、ハーヴェイなら何か知っていそうだ。ラッセルもだ。君たちの日頃の勉学は、こういう時こそに役立って欲しいもんだね。

[ナサニエルは二人にそれぞれ視線を向けたあと、ラッセルの言葉に不思議そうな顔をした。]

通れない? 壁があるようになっていて? なんだいそれは。空気にぶつかって鼻を打ったりでもするのかい? じゃあ俺は特に気を付けないといけないな。

[鼻で笑ったあと、彼は真面目な顔に戻した。]

まさか、という話だが……本当なのか? まぁまさかと言うなら、人間が石になっている事だってそうだ。
(136)2006/04/23 23:55:09
書生 ハーヴェイ
人間――いや、生物には精髄と呼ばれる力が備わって居る。生命を生命たらしめるエネルギー、世界に“存在し続けようとする”力だとも言えるものだ。

儀式によって活性化された霊脈は、耐性の無い人間の精髄を吹き飛ばし消し去ってしまったのだろう。一時的に、かも知れないが。だが、それは私たちにはさらなる力を与えてくれる……
(*17)2006/04/23 23:55:50
書生 ハーヴェイ
そうだな、例えるならふいごと炎の関係だ。
鍛冶に使うふいごが炉に空気を送り込む。炭はより強く赤く燃え上がる。だが、そのふいごを蝋燭に対して使ったらどうだろう? 一吹きで蝋燭の火は消えてしまうだろう。
硬直した村人たちに起こったのはちょうどそういう状態だ、と私は考えているよ。
(*18)2006/04/23 23:56:05
のんだくれ ケネス
――路上――
[静まり返った村の中を一人進む]
なんだこの状況は・・・
[道すがら何軒かの家を覗いたが中には石像があるばかりだった]
うん?
[ケネスは少し先に何人かの集団を見つけた]
(137)2006/04/23 23:56:26
雑貨屋 レベッカ
――道――
[雑貨屋から孤児院へ向かう道の途中で、知っていてそして探していた人物を見つけ、レベッカはギルバートに駆け寄った。]

ギル!!
……良かった、無事だったのね。
(138)2006/04/23 23:57:13
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの言葉に、僅かに翳った面持ちで頷いた。
2006/04/23 23:58:38
のんだくれ ケネス
――路上――
よう、何がおこったか聞きたかったんだが・・・
そんな空気じゃねぇな・・・
(2006/04/24 00:00:07、のんだくれ ケネスにより削除)
医師 ヴィンセント
[ローズマリーの問いかけに、難しい表情を作る]

残念だが、私が診てきた患者と同じだな。恥ずかしい話だが、手の施しようがない。
ただ、一つ他とは違う場所がある。

私の診た患者は皆、寝台で眠っていた。だが、仕込みでもしていたのか、フレディは立ったまま固まっている。
些細なことだが、一つ情報が増えたな。
(139)2006/04/24 00:00:50
のんだくれ ケネス
――路上――
[ケネスはラッセル達に声をかける]
よう、何がおこったか聞きたかったんだが・・・
そんな空気じゃねぇな・・・
(140)2006/04/24 00:01:15
美術商 ヒューバート
[ヒューバートはラッセルの話を聞き頷いた]

ああ、それは本当だ。
見えない壁が道を閉ざしている。

実際、ナサニエルの言うとおり全力で身体をぶつけたしな。

まぁ、俺がその壁にぶち当たったのは村から出る道の部分だけで、他の場所は確かめていないが……。
(141)2006/04/24 00:01:49
書生 ハーヴェイ
――道――
そうだな……一応の心当たり、という物なら僕にはある。あまり思い出したくない記憶だが。

[ラッセルを見、次いでステラの修道衣に視線を置いた]

人が石のようになる……病であのような状態になることは考えられない。少なくとも、僕はそんな病気の話など聞いたことも無い。考えられるのは――
(142)2006/04/24 00:01:54
書生 ハーヴェイは、重々しく言葉を続けた。
2006/04/24 00:02:06
修道女 ステラ
ご無事だったんですね、ヒューバートさん……。今、現在の村の状況について話していた所です。

カミーラさんの話によると……、アーヴァインさんの体は四肢をバラバラにされていたそうですから、殺されたと見て間違いないと思います。
船着場から村の外へ出る事は可能かどうか、私は存じません。それも確かめる必要がありそうですね……。

[ステラは、ヒューバートに軽く会釈をした後、ラッセルに言い辛そうに答えた。]

牧師様も私も村の様子を把握する事で精一杯でしたから、教会には今誰も居りません。ですが、それではラッセルさんやハーヴェイさんの仰る通り問題が発生しそうですから……、私は他の方々の様子を見てきますが、皆さんは一度教会へ行って頂くと言うのが一番の様ですね。
(143)2006/04/24 00:02:07
逃亡者 カミーラ
− 道 −

[街の通りの方まで出ると人影がいくつか見える。
良く見ると教会であったステラや酒場で良く見るケネスの姿がその集団にあった。]
何名か動ける人はいたみたいね。

[そういってカミーラはその集団の方に声をかけた。]
(144)2006/04/24 00:03:27
書生 ハーヴェイ
――呪い、だろうね。

ソドムの町からロトの家族が逃げ出した時のように、塩の柱になっている訳じゃあないが。だが、魔術だとかまじないだとか、そういった自然を超えた力が働いているのではないか……と思う。
(145)2006/04/24 00:03:44
学生 ラッセル
ヒューバートさん。
ヒューバートさんも「動けて」るのか。

[ステラに詰め寄っていたが、少し落ち着いて、ようやくヒューバートを認識する。]

どういう基準で「動けて」いるんだか…。

[ようやく、精神に余裕を取り戻してきた。]

そうだな、ナサニエルさん。せいぜい気をつけてくれ。
くっくっ。

…これが冗談とすれば、悪質すぎると思わないのか?

[後方から、ケネスの声。]

ケネスさんも…。

…っち。どうなってる。状況が認識できなきゃ、知識なんてものはものの役にも立たない。
(146)2006/04/24 00:05:12
農夫 グレンは、村長の娘 シャーロットと表通りに出て暫く歩き、まだ探してない場への道を曲がった。
2006/04/24 00:05:45
村長の娘 シャーロット
[過去に戻ったみたいだった]
[小さい頃良く遊んだ記憶が蘇った]

太陽よりも輝く光………呪い。
でも如何して呪いなんて・・・・・・。

如何したら良いのかな?
このまま、皆戻らないのかな………?
(147)2006/04/24 00:06:11
のんだくれ ケネス
――路上――
ようカミーラ無事なんだな
さすがに今日はもうしばらく酒はお預けみたいだな
[ケネスはひいき吊った顔で軽口を叩くがキレがない]
(148)2006/04/24 00:10:43
医師 ヴィンセント
[脳に響く声に、さりげなくこめかみを押さえた]

存在しようとする力、精髄、ね。

(じゃあ、それが吹き飛んで石のようになるのは、さしずめ聖書の一節の証明か? もしそうなら、皮肉な話だな)

[二人には聞こえないよう、意識を飛ばさず胸の内で、その一文を思い浮かべる。
――曰く、「神は土塊から人間を創りたもうた」]

何にしろ、動いている人間が数が土地柄のせいなのは、安心した。
私が途中で動いたせいでは、なかったのだからね。
(*19)2006/04/24 00:12:23
流れ者 ギルバート
−路上−
[よく知っている声がギルバートの名前を呼んだ。
その声に安堵の表情を浮かべる]

レベッカ!!
良かった、君は大丈夫だったんだな!!

[慌てて駆け寄る]


ええと、今大変な事になっているんだ。
実は、その・・・・・・ 何て説明したらいいのか。
(149)2006/04/24 00:12:28
学生 ラッセル
アーヴァインが…か。

【四肢をバラバラに…するには、相当な時間がかかるぜ。
その跡を消すのも厄介だ。】

そう、集合場所を決めておいた方がいい。
なし崩し的に混乱してみろ。目も当てられない事になるぞ。


ハーヴェイ…。少しは落ち着け。
もっと状況を認識してからでも遅くない。
山を削ったり土を掘ったときに新たな伝染病、感染症が発生するなんてことも考えられるんだ。

ヴィンセント医師は?
ヴィンセントさんは動けているのか?

[カミーラの声も聞こえた。]

…結構な人数が動けているんだな。
やはり集合場所を決めておいて他に動けているやつがいないかも探した方がいいな。
(150)2006/04/24 00:12:41
美術商 ヒューバート
ああ、悪運が強いようでね。
ま、運が良いのか悪いのかは分からない……か。

[ステラの言葉に返答しながら、頭のどこかで考えてしまう。
逃げられない状況ならば……

石になって何も考えなくてすむ者と……
動きながら足掻かなければいけない者、

どちらが幸せなのだろうかと。]

ああ、ラッセル。
俺も一応"動ける"みたいだ。

本当にラッセルの言う通り、一体どういう条件で俺たちが無事なんだかまったくわからないな……。
(151)2006/04/24 00:13:21
村長の娘 シャーロット
其れが、昨日の儀式・・・・。
(*20)2006/04/24 00:14:13
村長の娘 シャーロット
此れが、魔女の力・・・。
(*21)2006/04/24 00:14:26
牧師 ルーサー
―道―

酷い……酷すぎる……

[村の惨状を見て回るうちに、その被害の大きさがわかり、ルーサーはうめいた。
教会でよく見た優しげな老夫婦、あるいは幸せそうな家族たちが、全て石の様に固まっている。
村の外にある「壁」も確認し、外に助けを求められない状態である事も、察した。]

魔術……なのか……

[まさか、神の奇跡だとは思えない。この村が罰を与えられるほど罪深かったとも思えない。
眩暈を感じながら歩を進めると、前方で集まっている集団を見つけた。]

あれは、ステラ……それにラッセル、ケネス、ハーヴェイ……皆無事だったのですね!

[ルーサーは集団に駆け寄った。]
(152)2006/04/24 00:15:20
村長の娘 シャーロット
[ヴィンセントの"声"に声が小さくなり]
[少し項垂れた]

でも其れなら、ヴィンセントさんのせいじゃなくって、私のせいだから・・・。
・・・昨日は本当に御免なさい。
(*22)2006/04/24 00:16:51
のんだくれ ケネス
――路上――
[ケネスは手短に状況を聞くとステラに声をかけた]
こんな道端に固まってっても効率が悪いだろ
ステラの言う通り一旦教会に集まってみた方が良さそうだな
何組かに別れた方が効率が良いか・・・

ステラ、教会に集まるにも修道女の君が教会に居た方が都合がいいだろう
俺が廻ってくるよ、こう見えても顔が広いんだぜ、何処を見て廻るつもりだった?
(153)2006/04/24 00:17:12
書生 ハーヴェイ
[ステラが語るアーヴァインの様子に目を伏せた。胸元で十字を切り、黙祷を捧げた]

随分な死に様だな……。ステラ、自警団長の彼をそんな風に殺せる者が潜んでいるとしたら、君だけで村を回るのは危険だ。
僕もついて行かせてもらおう。
(154)2006/04/24 00:17:43
農夫 グレン
[小さい頃はこうして、そう、ハーヴェイが来る前にも遊んでいた。妻のリサやハーヴェイも交えて遊んだ事が握った手の温かさから記憶が刺激され、蘇った。]

分からない。
魔女はだけど…俺達に、人間に不幸を呼び寄せる。

絶対に許しちゃいけない。

[「アーメン」と小さく呟く。]

魔女をどうにかする事が出来たら………

[そう、この呪いをかけたろう魔女をどうにか出来れば。
それこそ”殺せば”…皆、元に戻るかもしれない。
道を横切ろうとした途中の村人の姿。
それに触れた時、話し声が聞こえた気がした。]

! … … …シャロ、話し声だ!
(155)2006/04/24 00:18:17
牧師 ルーサー
それと……ヒューバートですか……
あなたも無事で良かった。

[そう言いつつも、ルーサーはヒューバートからやや離れた位置に立つ。]
(156)2006/04/24 00:19:01
冒険家 ナサニエルは、人が増えてほっとした。
2006/04/24 00:20:06
雑貨屋 レベッカ
――路上――
[ギルバートの言葉に顔を曇らせたが、レベッカは縋るように聞いた。]

子供たちは? 子供たちは無事なの?

……店の人も村の人もみんな……、動かなくなったっていう話を聞いたの。
アーヴァインに至っては殺されてるとも聞いたわ……。

だから、不安で……、今から貴方と子供達に逢いに行こうとしてたのよ。
(157)2006/04/24 00:23:40
美術商 ヒューバート
[段々と人が増えていく様子を見て、幾分か安心感は出てきた。

しかし、一体何故ココに居るものたちは無事だったのだろうか。

ただの偶然か、なにかの必然か。

そして一体、目的はなんなのか……。]
(158)2006/04/24 00:24:09
牧師 ルーサー
生き残っている人々は、これで全員なんでしょうか。
何故……我々は助かったのでしょう。
見たところ、子供やご老人の方はいないようですね……
何か関係があるのでしょうか……。
(159)2006/04/24 00:25:36
修道女 ステラ
[混乱する周りに一瞬酷く冷めた瞳を向けたが、やんわりと笑みを浮かべて皆に声が通るように言った。]

……ケネスさん、お言葉は非常に有り難いのですが、大丈夫です。教会の者から事情を説明した方が皆さんも良いと思いますので。

牧師様には教会へ集まった方への今後の事をお願いしたいのですか、いかがでしょうか?
このまま立ち話をしていても何の解決もしませんし、何より建設的じゃありませんわ。ですから、一度皆さんで教会へ戻りましょう?
(160)2006/04/24 00:27:45
医師 ヴィンセント
シャーロット、あれは当たり前のように起こりうる事故だ。謝ることはない。
結果問題はなかったのだし、三人の中で一番魔力の低い私が対処したのも当たり前のことだ。

むしろ、儀式が成功している今の状況を喜ぶべきだろう?
(*23)2006/04/24 00:28:21
流れ者 ギルバート
・・・・・・ 殺された?
アーヴァインが?

[石化、という事実ならばまだ救いがある気がしていた。だが明確に死者が出ているというのは衝撃的だった]

実は、子供達も全員・・・・・・

石に、なってしまったんだ。

[レベッカの話を総合すると、どうやらかなりの人間が石化してしまったようだ。その中でギルバートも、レベッカも石化を免れただけでも幸いといえるのかもしれない]

一度牧師の所へ行ってみたんだが、牧師も姿が見えないんだ。石化を解く方法を誰か知っていればいいんだけど。

もし良かったら、レベッカも教会に行かないか?
もしかしたらもう牧師が戻っているかもしれないし。
(161)2006/04/24 00:30:33
牧師 ルーサー
ええ、そうですね、ステラ。

皆さん!一度教会に向かいませんか?
そこで今後どうするかを話し合いましょう!

[村の惨状にへたり込んでしまいたい気分だったが、ステラの気丈さを見て、気持を奮い起こす。]
(162)2006/04/24 00:30:44
村長の娘 シャーロット
不幸を………?

[グレンの強い意志にシャーロットは口を噤んだ]
["どうにかする事"に含まれた冷たい意味にぞっとした]
[折角縮まった距離が離れた様に思えて胸が痛む]

・・・話し声が?
良かった、やっぱり私達のほかにも無事な人が居るのね!
(163)2006/04/24 00:32:10
学生 ラッセル
【アーヴァインは、殺されて、状況が…くそ。
駄目だ、情報が少なすぎる。】

アーヴァインの遺体はどうなったんだ?

教会へ戻るにしても、呼びかけはしたほうがいい。
日をまたぐような事になると、不信感や混乱が募る。


ふぅ…。
(164)2006/04/24 00:33:06
村長の娘 シャーロット
私がもう少し気を配っていたら………と思ったの。
でも確かに、大事に至らなくて本当に良かった。

…有難う。

"今度"から気をつけるわ。

[以前は親しい友人であったグレンに向けられた強い敵意と悪意]
[ヴィンセントの言葉でシャーロットは其れが癒されるのを感じた]
(*24)2006/04/24 00:34:13
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはステラとルーサーの声に頷いた。]

そうだな、教会に集まろう。まずはそれからだ。
(165)2006/04/24 00:34:15
美術商 ヒューバート
[ステラとルーサーの提案に気付き、頷く]

ああ、そうさせてもらうか。
どっちにしろ全員を腰を据えられる場所に集めた方が良いだろうしな。

[ヒューバートはそういうと教会のほうへと*歩いて行った*]
(166)2006/04/24 00:34:30
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは固まったフレディを眺めたまま少しばかり黙していたが、やがてゆっくりと立ち上がる。ローズマリーに向き直った]

ふむ。いや、そうか。
ローズマリー、頼みがある。君は村を回って、他に動ける人間がいるか確認してほしい。
(167)2006/04/24 00:36:17
酒場の看板娘 ローズマリー
――夜・酒場厨房――

[ ヴィンセントの言葉にううん、と考えてみる。が、朝からずっと自分の理解を超えたナニカが起きているとしか判らず、どうしていいのか見当もつかない。]

 と、もう真っ暗なのですね。

[ 窓から見える景色にかなりの時間が経っていることに気付く。本来なら酒場を開けるべきだが…]

 お父さんがこれでは、お店どころではないですよね…

[ もうどれだけ頭がまわっていないのか、かなり的外れなことを心配しはじめた。]
(168)2006/04/24 00:37:33
雑貨屋 レベッカ
無残な姿だったと、聞いたわ……。

[子供達が石になったと言う報告にレベッカは眩暈がし、その場に崩れ落ちそうになった。]

そう、子供達も……。

……教会。
そうね、途中でグレンやシャーロットにも逢ったの。彼らも人を見つけて教会へ行くと行っていたわ。
じゃあ、行きましょう?

[レベッカは微笑んだ。]

【子供達……、ちゃんと戻るよね。……不安でたまらない。まだ若いあの子達が、その将来を失うなんて。でも、今はあたしに出来ることをやるしかないんだ……。】
(169)2006/04/24 00:38:29
牧師 ルーサー
[今後どうすべきか……か……
ルーサーは心の中でつぶやく。
これは魔術だとするなら、使用した人間がいると言う事になる。それを探す事になるのだろうか……
どうやって……?
脳裏に過去の記憶が瞬き、ルーサーは首を振る。]

では、教会に向かいましょう!

[記憶を振り払い、ルーサーは教会に向かって歩き始めた。]
(170)2006/04/24 00:40:21
お尋ね者 クインジー
− 街道 −

畜生、どうなってやがるんだ。

[街を脱出しようと街の外へ向かう。森を抜け、隣村へ向かう街道をたどったはずだった……。

遠くに明かりが見え、村に近づいた。なぜだ? たどり着いたのは最初の村だ。

道を間違えたのかと思い、別の道をたどる。3回同じことを繰り返して、なにか異常が起こっていることを悟った。]
(171)2006/04/24 00:40:28
酒場の看板娘 ローズマリー
 え? あ、はい。そうですね。判りましたなのですよ。

[ 言われて気付く。そう、酒場どころかまずこの村の人達がどうなっているのかから不明なのだ。ヴィンセントの話では自分に出会うまで動ける人はいなかったという。
 頼まれたとおり、無事な村人を捜すためローズマリーは外套をはおった。]

 ええと、誰かを見つけた場合はどうすればよいのでしょうか。こちらに? それとも診療所の方へ行くべきですか?

[ 出掛ける前に、その後の待ち合わせ場所を確認した。]
(172)2006/04/24 00:41:37
農夫 グレン
――道――

[シャロの様子には然程気付かずに。]

ああ、そうみたいだ!
行こう!

[シャロを安心させるように笑って、手を握りながら複数の話し声が聞こえる場所へ歩みを進めた。はたしてそこには、ステラをはじめとしてハーヴェイ、ラッセル達がいた。]
(173)2006/04/24 00:42:34
書生 ハーヴェイは、歩き出そうとして、農夫 グレンの声に振り向いた。
2006/04/24 00:43:55
医師 ヴィンセント
[ローズの言葉を受けて、ちらりとフレディに視線を戻す]

最悪、また不法侵入になるかもしれないがね。私は少しばかり調べたいことができたのでね。
ハーヴェイの書庫へ行く。
期待しないでほしいが、もしかしたら、対処法のようなものも分かるかもしれない。

もし人を見つけたら、ハーヴェイの家に連れてくるか、もしくは知らせに来てくれ。

[ヴィンセントはそう、ローズマリーに言い聞かせると酒場をあとにし、*ハーヴェイの家に向かった*]
(174)2006/04/24 00:44:06
流れ者 ギルバート
そうか、僕ら以外にも石化を逃れた人たちがいるのか。

よし、じゃあ教会へ向かおう。

[レベッカと教会へと向かい始める。だが”アーヴァインが殺害された”という事実が気になる。ということはこの村で明確に殺意を持った人間が、この現象とは別に存在しているという事になる。いや、もしかしたら関係しているのかもしれない。少なくともアーヴァインが殺害となると尋常じゃない。

少し考え事をしていたが、隣のレベッカの表情が曇っているのに気がつく。
子供達までも石化してしまった事に心を痛めているんだろう]

大丈夫さ、レベッカ。
石化という現象はまるで神話の話のようだが、同時にはしっかり石化を解く方法もある筈さ。あいつらは是対に元に戻る。

いや、俺が元に戻してみせるさ。
だから安心しろって。

[今は元気を取り戻してもらいたい、いや自分も落ちこんだままではいられない。そう言い聞かせる]
(175)2006/04/24 00:46:27
逃亡者 カミーラ
− 道 −

ふふ、そうね。流石にこの状況ではお酒はまだ先ね。
[そういい、今いる人を見回した。]
【案外動ける人って多いようね。
 これなら原因究明も直ぐ出来るかもしれないわ。】

ルーサー牧師の言うとおり教会に行くのは賛成するわ。
[そう言って教会の方へ歩いていこうとしてルーサーの方に近寄った。
そして彼にだけ村の周囲一帯が何か"見えない壁"で閉ざされている事を告げた。]

恐らく逃げることは出来ないわ。犯人も、そして私たちも。
[と小声で補足し*教会へ向かった*]
(176)2006/04/24 00:47:11
学生 ラッセル
【皆…混乱しているな。】

[周囲を見回す。]

【その度合いや様子は人それぞれ、だが…。
今、何を言っても駄目だ。一回落ち着かないと状況もまともに認識できない。】

[かぶりを振る。]

【っち。教会はあまり好きじゃないんだが。】

ん…グレン?
シャーロットもか。
これは、大所帯になってきたな。
くっくっ。

[低く笑ってから、真顔に戻る。]

今、動ける者は教会へ集まろうという事になってる。
積もる話はあるかもしれないが、それは教会でしよう。
(177)2006/04/24 00:49:21
書生 ハーヴェイ
[現れた二人の姿を認め、いくばくかの安堵を得たような表情になった]

グレン、シャーロット……無事だったか、良かった。これから、教会へ向かって村の状況を確認することになったんだが、何か気づいたことはないか?

[手短に、今まで話された内容を彼らに説明した]
(178)2006/04/24 00:49:47
修道女 ステラ
――道――
[ステラはルーサーに頷いた。]

では、後はお任せいたします、牧師様。
私は残っている者達に呼びかけて参りますね。

[グレンとシャーロットが来た事に気付いたが、ステラは意図的に無視し、酒場の方へと歩いていった。]
(179)2006/04/24 00:50:16
酒場の看板娘 ローズマリー
 あ、はい。了解なのですよ。

[ ハーヴェイの家に、と告げて酒場を出て行くヴィンセントに頷くとローズマリーも外へ*走り去っていった。*]
(180)2006/04/24 00:53:50
学生 ラッセル
ここで立ち話をしても、まだ動けるやつがいたら同じ話を何度も繰り返す羽目になるぞ。

[輪を離れるステラを見る。]

っち。俺は知らんぞ。

[悪態をつく。]

【大体。お笑いだ。
この俺が、「集団で動け」とは。】

く、っく。

[笑うしかない。]
(181)2006/04/24 00:57:13
村長の娘 シャーロット
[ラッセルやハーヴェイの姿を認め、安心する]
[成り行きを聞き教会へ移動する節も理解した]

状況は何処も、変わらないんだ…。
教会で、早く解決法が見つかれば良いのに・・・。

[ふとラッセルの否に落ち着いた態度が目に付く]
[グレンから離れ教会へ向かいながらラッセルを見つめた]
(182)2006/04/24 00:57:24
書生 ハーヴェイ
[視界の端に、踵を返すステラの姿がちらりと入った。訝しみを感じ、グレンとの会話を手短に切り上げた]

――と、そういう訳だ。また“あの時”の様な諍いは御免だが……そうも言っていられないね、こんな事態では。
(183)2006/04/24 00:58:10
牧師 ルーサー
[ルーサーは歩きながらシャーロットの姿に目を止めた。]

シャーロット!あなたも無事でしたか、良かった。

[シャーロットの家族のことを思いだし、あなた以外は―と聞きかけたが、ルーサーは口を止める。
ステラが村で呼びかけを行ってくれれば、そのうちわかる事だ。]
(184)2006/04/24 00:58:12
書生 ハーヴェイ
[視線をそらすように背後を振り返り、酒場の方向へと歩き出した]

僕はステラの様子を見てくる。彼女一人では、心配だ。グレン、君は皆を教会まで頼む。
(185)2006/04/24 00:58:34
書生 ハーヴェイは、傾きかけた陽を追うようにその場を後にした。
2006/04/24 01:03:30
学生 ラッセル
…何だ?

[シャーロットの視線に気付き、唇を歪める。]

ハーヴェイが行ったか。

[眉間に指を当てる。]

…疲れたな。
(186)2006/04/24 01:04:50
牧師 ルーサー
―教会・礼拝堂―

[歩いてるうちに、教会の礼拝堂が見えてくる。
ルーサーは自分について来た人々を、礼拝堂へと案内すると、声を上げた。]

皆さん、どうぞ、座ってください。

村の様子は痛ましい者です……
ですが、まずは私たちが無事だった事を喜びましょう。
そしてこれからどうするべきかを、話合いましょう。

[ルーサーはそう言うと、皆の言葉に耳を傾けた。]
(187)2006/04/24 01:05:37
雑貨屋 レベッカ
他にもどの位の人が動けるのか解らないけど、……でも、グレン達から聞く限りではあんまり多くは無いみたいね。

[教会へ歩きながら、忘れようとしても、どうしても子供の顔がちらついていた。不安がそのまま顔に出て居た事に苦笑した。力強いギルバートの言葉にレベッカの表情も柔和した。]

ありがとう、ギル。
神話に石化と言う話があるなら、もしかして解決の足がかりになるかもしれないわね。

[前向きな言葉を口にすると、自然と気持ちがプラスになってくる。]

……うん、貴方のこと、頼りにしてるわ。
(188)2006/04/24 01:05:48
修道女 ステラ
――道――
[ステラは混乱した状況に疲れきっていた。しかも大人数で話すのはとても気だるい。]

……面倒ですね。

[呟いて、自分があまりにも無気力な事に苦笑いが浮かんだ。]
(189)2006/04/24 01:07:26
農夫 グレン
無事だったのか…皆。ハーヴェイも。

[安堵の表情を浮かべ、そしてナサニエルとラッセルがいる方へ一瞥を向けた。特にラッセル…その態度に内心嫌な気持ちを抱く。

ハーヴェイからの話…新しく知らされた事に驚きを感じながら、レベッカが無事だった事をこちらも話した。]

分かった。ステラの方は頼む。

[その姿にレベッカの事が気にかかり始めた。]
(190)2006/04/24 01:07:26
村長の娘 シャーロット
[ラッセルに視線を返され怯んだ]
[シャーロットはラッセルの笑みが苦手だった]
[全てを見透かされそうな瞳と笑みが]
[けれど同時に強く興味を持っている事も事実だった]

…皆が混乱している状況で、一人だけ優越そうですから。
貴方はこの状況に恐怖を感じないんですか?
(191)2006/04/24 01:11:14
村長の娘 シャーロットは、牧師 ルーサーに曖昧な笑みを返すことで返事をした。
2006/04/24 01:11:31
冒険家 ナサニエルは、牧師 ルーサーの案内で礼拝堂へ着くと、*ルーサーの言葉に相槌を打った。*
2006/04/24 01:14:00
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは集団から見えなくなったことを確かめると、小さくまじないの文句を唱えた]

《小さき精霊、スプライトよ……見えざる汝らの集いに我を招き、世の肉なる者どもよりこの姿を隠さしめよ》

[さしたる集中も必要とせず、精霊への強制力が生み出された。身に纏う精髄の流れの強さに、儀式の効果を感じ取った]
2006/04/24 01:14:48
流れ者 ギルバート
[教会に戻ると、礼拝堂にはルーサーと、そしてこの村の生存者数名がいた]

牧師、無事でしたか。
本当に良かった。

ここにいる皆さんもよくぞご無事で。
(192)2006/04/24 01:18:18
書生 ハーヴェイ
――道――
[はっきりした口調で捜索を宣言したとはいえ、ステラの足取りは傍目にも疲れた様子だった。さして距離を取っていないハーヴェイの尾行にも、気づく様子は見られなかった]

【それほど疲れているなら休めば良いというのに。なぜ、そうまでして身を捧げる? それも献身のひとつか……】
(193)2006/04/24 01:18:35
牧師 ルーサー
ギルバート!良かった、あなたもご無事でしたか!
さ、入ってください。

[礼拝堂に入り、席につく人々を見ながら、ルーサーは声を上げる。]

村で起きていること……
これは魔術としか言い様がありません。
少なくとも、主の御手によるものでないことは明白です。
この村は、罰を受けるほど罪深くは無かった……

これが魔術ならば、それを起こした者もまたいるはず。
そのような邪な者に屈せず、事態を解決するべき道を探しましょう!

[あえて気丈に振舞うが、心の中では不安な思いが満ちてくる。
にじみ出る肩の痛みに、かすかに顔をゆがめ、ルーサーは皆の会話を*聞くことにした。*]
(194)2006/04/24 01:21:18
学生 ラッセル
[シャーロットに応える]

…いや、そうだな。
怖い、と言えば怖いな。

だが、怖がっていたら何か奇跡でも起きるのか?

まぁ、俺も「動ける」やつが案外沢山いるようだから…落ち着いてきたところだがな。

くっくっ。

【焦るより冷静でいる方がいいに決まってる。
…全く、どうなってるか、分かりゃしない。】

状況把握が必要だよな。
(195)2006/04/24 01:21:29
雑貨屋 レベッカは、流れ者 ギルバートと共に教会へ入ると、ルーサーの話に*耳を傾けた*。
2006/04/24 01:21:54
修道女 ステラ
[ステラはズキズキする頭に悩んでいた。今朝から何故だかとても体は重い。そう、それこそ石の様に重い。だがその反面で、この村から何か安堵や癒しにも似た何かを感じていた。]

……っ。

[考え動きすぎたせいだろうか、足取りが益々覚束なくなり、*そのまま倒れこんだ。*]
(196)2006/04/24 01:26:20
農夫 グレン
―教会・礼拝堂―

[木製の簡素な長椅子に腰をおろす。
ルーサーの言葉を聞いていたが、レベッカとギルバートが教会に入ってきた所で腰を浮かした。]

ギルバート!
無事だったんだな。孤児院の様子は

[そこでルーサーの演説が再び始まったので腰を降ろした。
「魔術」…そして先ほど聞いた壁の話。
何がどうなっているのだろう。]
(197)2006/04/24 01:27:17
学生 ラッセル
―教会―


ギルバートさんか。
俺たちも今集まってきたところですがね。

[礼拝堂の椅子に、ゆっくりと座る。]

…疲れた。


[一旦目を伏せてから、ルーサーを睨む。]

【よく、そんな混乱を誘発するような事を、この状況で簡単に言えるもんだ。人の業でも神の業でもないと、どうして証明できる。
そういう思想の持ち主がまた、人望があるときている。
これだから、教会の連中は始末に負えない。】
(198)2006/04/24 01:27:56
流れ者 ギルバート
[レベッカは礼拝堂に入るとすぐに椅子に腰を下ろした。きっと疲れたんだろう。
ギルバートはレベッカの傍で立ったままルーサーの言葉を反芻していた]

・・・・・・ 魔術をかけた者が、いる。

[この村人の中に、という言葉を口から出す事にためらいを覚える。もしそうだとしたら、この村の中にいる生存者の誰かが皆を石化し、さらにアーヴァインを殺害した事になる。ならば生き残る術は・・・・・・ ]

【そいつを見つけて、どうするんだ? お願いすれば魔術を解いてもらえるわけではあるまい。だとしたら。


殺す、って事か?】

[その考えを拭い去るように頭を左右に振る。少し冷静になったほうがいいと、レベッカの横に座る]
(199)2006/04/24 01:28:58
お尋ね者 クインジー
− 小道 −

[村に戻る。人気がない。くそくそくそくそ。やり場のない怒りが身を焦がす。

通りすがりの商店から盗んだ酒瓶を手に、あてもなく村を歩く。]
(200)2006/04/24 01:31:33
流れ者 ギルバート
ああ、ラッセル君か。
ははっ、お互い大変な事になったもんだな。

そうだ、君に聞きたい事があるんだった。
って、まあ君はどちらかというと論理的だからこんな事聞いたら怒るかも知れないけど。

この事件は尋常じゃない。だがそれでも今はみんなの石化を解く方法を調べるのが先決だと思う。

神話っていうレベルになってしまうと思うけど、石化を解くなんていう方法の手がかりを、どこかの書物とかで見たことはないかい?
(201)2006/04/24 01:31:58
村長の娘 シャーロット
[ラッセルの怖いと言う言葉に大袈裟なほど驚いた]

・・・ラッセルさんでも怖いと思うんですね・・・。

[教会に入り流れのままにラッセルの隣に座った]
[ルーサーの話を聞きながらふとラッセルを見て呟くように言った]

…さっきは冷静すぎてニンゲンらしくないって思ったけど、そんなこと無いんだ。
ただ・・・頭良くて素直じゃないだけなの?

[探るような瞳で邪気が無い口調で問い掛けた]
(202)2006/04/24 01:33:56
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