自警団長 アーヴァイン
ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
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流れ者 ギルバート −夜・孤児院・ギルバートの自室− [ようやく子供達は寝静まったようで、今は孤児院も静寂に包まれている。ギルバートは静かに夜空を見上げる。 部屋の隅には小さな隠し部屋のようなものがあり、その中には今までの”稼ぎ”の蓄えが保管されている。きっと今の子供達が成人し、この孤児院に稼ぎを入れるくらいまで育つまで尽きる事は無いだろう。だが表向きにはそれを悟られないよう、寄付などで賄っているという事になっている] ・・・・・・ [窓の外に広がる闇はまるで自分の過去を反映している、そう思えてならない。だからこそ懺悔を欠かさず生きていく、それが今は大切な事だ] | |
(11)2006/04/22 01:35:57 |
書生 ハーヴェイ ――墓地―― [既に月は沈み、辺りには夜の静寂が立ち込めていた。辺りに動く者の姿は無く、しんとした空気には墓地特有の冷たい湿気が混じっていた] さ、もう遅い時間だ。今晩は帰るとしよう。 君の家まで送っていこうか、ステラ? | |
(2006/04/22 01:46:52、書生 ハーヴェイにより削除) |
酒場の看板娘 ローズマリー ━━夕・水車小屋付近→路地━━ ふふ。ふふふふふふ… [ カゴを抱えて上機嫌。つくしがなかなかに豊作だったのだ。] ハカマとりハカマとり、ハカマとりなのですよー♪ [ ちまちまとした作業は子供の頃から大好きだ。ひたすらに没頭できる仕事を見つけ、足取りも軽く酒場へと急ぐ。] と。 [ そんなローズマリーの足がぴたりと止まる。前方の道端でだらしなく居眠りをしている男の姿を見つけたからだ。 少し苛立つ。この心地よい春の日を謳歌するでなく働くでなく、こんな場所で寝こけているなど言語道断だ。] クインジーさーん、そんなところで寝ていると風邪をひくのですよー? [ 赤毛の男を努めて視界に入れぬようにしながら最低限の言葉を投げかけ、そのままその場を通り過ぎた。] ━━路地→酒場━━ | |
(39)2006/04/22 18:05:00 |
医師 ヴィンセント 今日は、用もあるしな。 | |
2006/04/22 20:23:45 |
のんだくれ ケネス そうか先輩のせいで昔の事を思いだしてたのか・・・ あの頃の事を・・・ | |
2006/04/22 23:03:35 |
のんだくれ ケネス 年下の女の子が工房に居たことにも驚いたが 俺より細工が上手い事には最初は凹んだっけな | |
2006/04/22 23:09:38 |
学生 ラッセル [月明かりを頼りに、外へ出た。 読んだ各地、各時代のの本や何かをまとめて論文みたいな形式にして手紙にまとめた。封をして、あとはいつもの手紙の返事が来るのを待ち、逆に出し返すだけだ。 こんな俺にも味方をしてくれる人はいる。 だから生きていられる、などと言うつもりはないが、彼らのおかげでこうして過ごせる。 思えば、大学にいた頃よりも自由かもしれない。 どうして神について学ばないかと言われ、仕方なくキリストについて書いたら不敬だと非難された。 そういう事は、ここではない。 資料や何かを当たるには不便な時もあるが…まぁ、贅沢を言っても始まらない。俺はここにいるのだ。 この村には大量の本を蓄えてる家なんかもある。 案外、やりようはあるものだと思った。 今は、そういう空気のある時代ではない、と思うが、まぁ、運がよかったというところだろう。 大体、今の時代がどうかなんて後の人が判断すればいい事だ。 先の時代についてすらよく分かっていない俺が今の時代を分析しようなんて、まるで驕りじゃないか。 だからと言って、目を背けていても仕方がないが。] | |
(69)2006/04/22 23:30:49 |
書生 ハーヴェイ 「――<魔術>は、<最上>かつ最も<絶対的>にして<神聖>な<自然科学>の<知>であり、事物の霊的な神秘の美徳に関する正しい理解により、その作業と驚嘆すべき操作は高等なものである。 したがって、真の<動作者>が適切な<受動者>に適用されるならば、新奇で見事な効果が生み出されるであろう」 | |
2006/04/23 00:05:10 |
農夫 グレン カミーラか。 本当にどこから来たんだ? [内心疑わしげに視線をチラと一度送った。] | |
2006/04/23 00:24:02 |
酒場の看板娘 ローズマリー (あ、厭味のラッセルなのですよ…) [ ボトルを手に立ち上がったとき、視界に入った青年に思わず眉を潜めかけるがすんでのところで平静を保った。] | |
2006/04/23 00:26:18 |
流れ者 ギルバート 牧師や他の皆さんのご寄付で何とかやっています。 彼らがまた大きくなって、稼ぎを入れてくれるようになるまでの我慢です。 [近くの椅子に腰を下ろし、目を閉じると祈りを捧げ始める。少し沈黙が続くとギルバートは静かに目を開ける] まだあの時の光景をよく思い出してしまいます。そのおぞましい荷物の中身。そして俺がただ利用されていたという事。きっと俺はとりかえしのつかない事をしてしまった。中身を知らぬとは言え、きっと。 [ルーサーにしか話していない事。それはギルバートにとっての懺悔。 割が良い仕事と、もぐりの運び屋をやって荒稼ぎしていた。そして頻繁に雇ってくれる顧客がいつの間にか出来ていた。いくら孤児院を賄う為とはいえ人を傷つける事は彼には出来ずに選んだ仕事だ。 だが結局その運んでいた荷物は、残虐な行為の跡であり、グロテスクなものだった。見た瞬間嘔吐し、二度と彼らの荷物を運ばないと誓った。 いつしかその雇い主を、魔女達なのではないかと感じていた。実際魔女という存在に詳しいわけではないが] 神に許してもらえるとは思っていません。ですが償える日は来るのでしょうか。 | |
(109)2006/04/23 00:48:08 |
酒場の看板娘 ローズマリー (…何故にカウンター周りの空気がぎこちないのですかと) [ ラッセルとナサニエルのギスギスした会話に不覚にも笑顔を凍りつかせてしまった。] | |
2006/04/23 01:09:39 |
のんだくれ ケネス あらあらみんな帰っちまったか オヤジさん俺も帰るわ [ケネスは奥に声をかけると*酒場を後にした*] | |
(2006/04/23 02:00:40、のんだくれ ケネスにより削除) |
冒険家 ナサニエル あぁ、頑張って愛するようにするよ。子供のためにも。 参ったな、俺が村を出た時の年と同じぐらいになってるのか、シャーロットは。……俺も年を取ったんだな。会うのが楽しみだよ。 明日にでも時間を作って会えるようにしてみる。ありがとう、レベッカ。 | |
(2006/04/23 02:45:56、冒険家 ナサニエルにより削除) |
雑貨屋 レベッカ [レベッカはナサニエルに笑顔で頷いた。] 色々な事が上手く行く事を、祈ってるわ。 いよいよ夜が深くなってきたわね。 明日の仕事に支障を来たさないように、そろそろ戻るわね。 おやすみなさい、ナサニエル。良い夢を。 | |
(2006/04/23 02:53:11、雑貨屋 レベッカにより削除) |
書生 ハーヴェイ ――自宅・書庫―― [ハーヴェイは明かりを手に、書庫の鍵を開けた。立ち並ぶ書架には一千冊に及ぶだろう書物が収められていた。その間を通り抜け、壁の一部分を静かに押した。隠し扉が静かに開き、暗く広がるもう一つの空間が現れた] さて……今夜の儀式に必要なのは……。 [ハーヴェイは迷い無く、呪具や液体の入った瓶を手に取った。鞄にそれらを納めると、小さな声で呪いの言葉を唱えた] | |
2006/04/23 02:53:52 |
書生 ハーヴェイ 《小さき精霊、スプライトよ……見えざる汝らの集いに我を招き、世の肉なる者どもよりこの姿を隠さしめよ》 [ハーヴェイは壁に立てかけられた鏡を見、そこ己の姿が映って居ない事を確認した。踵を返して階段を上がり、ハーヴェイは家を出て森へと向かっていった] | |
2006/04/23 03:02:05 |
書生 ハーヴェイ [ハーヴェイは思念を集中させ、仲間である二人の精神に意志を送った] ……ヴィンセント、シャーロット。 以前言っていたように、今晩《魔力の喚起》の儀式を行う。森の集会場に向かってくれ。誰にも見つからないよう、気をつけるように。 では、待っているよ。 | |
2006/04/23 03:10:33 |
医師 ヴィンセント ――診療所・自室―― [文字を綴るのに十分なだけの明かり。ペンの走る音。静謐とした時間と空間の内で、ヴィンセントは患者の記録を細かに記していく。この作業は、もう何年も変わらない、一日を終わらせる日課だった。 ……その顔が、曇る] やっと時間か。しかし、やはり慣れないな。これは。 [そっとペンを置き、立ち上がる。コートを手に取る。 明かりを消そうとして、思い出したように机上へと視線を落とした] ……ふん。私もご苦労なことだな。 こんなもの、もうすぐ無駄になるというのに。 | |
2006/04/23 03:13:46 |
村長の娘 シャーロット ―自室― [部屋に戻り、ベッドに横たわったものの眠れない時間が流れていた] [目を閉じて様々な事を考えていたが、突如としてはっと瞼を開いた] 今日が………そうだったのね。 [ふとレベッカや両親の顔を思い浮かべた] [もう逢えない可能性まである人達の顔を] ・・・行かなきゃ。 [感傷を断ち切るように、ベッドから体を起こした] | |
2006/04/23 03:25:23 |
書生 ハーヴェイ ――深夜・森―― [森の深奥は深く、暗い。記憶と感覚を辿り、ハーヴェイは道なき道を歩んだ。やがて目的の場所は見えた。暗闇を圧するかに輝く薄青い輝き。それは常人の眼には知覚できない、大地の魔力の流れだった] | |
2006/04/23 03:37:00 |
書生 ハーヴェイ [周囲の様子は以前と変わりなく、緑の輪にも足の踏み入れられた形跡は無かった。鞄から呪具を取り出し、規定に則って配置を終えた] ……良かろう、誰も来ては居ないようだな。 [目を閉じ、向かいつつある二人を誘導すべく思念を送った] | |
2006/04/23 03:43:20 |
村長の娘 シャーロット ―自室⇒森― [シャーロットは家を静かに抜け出すと、道には幸い誰も居なかった] [しんと静まった闇の下、森へ向かってゆっくりと歩みを進めた] …瞬間移動が出来たら良いのになぁ。 [シャーロットは感傷に浸らぬ様に、家を振り返らなかった] [森へと続く道へと只管に神経を集中させた] [だが其れが返って悪く働いた] | |
2006/04/23 03:54:35 |
村長の娘 シャーロット [こんな真夜中に一人森へと向かう、シャーロット] [彼女を不審に思ったアーヴァインが、後をつけていた] [普段なら気付くで有ろう、上手く無い尾行だった] [けれど彼女は違う事に気を取られていて、気付く様子は無かった] こっち…かな。 [ハーヴェイの誘導の御蔭で森の中の道と呼べない道も迷わずに進んだ] [勿論後ろにアーヴァインを連れたまま] | |
2006/04/23 03:54:44 |
流れ者 ギルバート [道を戻ってわき道に入り二人をやり過ごす。確か男性のほうはナサニエルという名前だった気がする。なにやら昔住んでいたという話を聞いたが、ギルバートがこの村に来た時点では既にいなかったし、彼の素性は詳しく知らない。ただ、いつも真面目そうに仕事をする姿に好感を持っている] ・・・・・・ [なんとなく、少しだけ後をつけるような情け無い行動を取ってみる。どうやらそのまま二人はレベッカの家の方へと歩いていく様子だ。 ナサニエルに送ってもらうならばきっと安心だろう、そう思いつつ体の中心を冷たい風が通り抜けていくような感覚に見舞われる。きっとレベッカという女性に好意を持っているからかもしれない] でも、それは駄目だな。 [つい声が出る。どうしても彼女と一緒にいると自分が黒く汚れた存在に思えてしまう。どんなに彼女と親しくても、自分の中で枷がかかる] | |
(174)2006/04/23 04:11:53 |
書生 ハーヴェイ ――深夜・森―― [伝承では“妖精の輪”と呼ばれる緑なす輪。魔力が泉となって湧き出るその周囲に、シャーロットとヴィンセントが立つべき位置を示した] ようこそ、二人とも。早速だが、儀式を始めよう。 [二人が頷くのを確認し、ハーヴェイは目を閉じた。精神を整え、強い意志を込めて祝詞を唱え始めた] | |
2006/04/23 04:21:03 |
書生 ハーヴェイ [静かな声はやがて朗々と響き、輪の中央から迸る青い輝きは強さを増した] 《月光の森で 大理石の山で》 《汝の白き腿を洗うがよい 麗しき神よ》 《琥珀色の泉のさざ波立つ黎明!》 《霊にして魂、肉体にして頭脳でもある》 《生きた木の節くれだつ樹身――海を越えて来たれ》 [祝詞の抑揚に和するかのように光の泉が舞い、弾ける。それは既に、通常の視覚でも捉えられるほど明確なものになっていた] | |
2006/04/23 04:28:44 |
村長の娘 シャーロット [ハーヴェイの声が体中に染み渡る] [体から力が溢れ返り強く強く感じれば感じる程] [生み出される光は強く強く輝く] 【綺麗…】 [ぼうっと思った] [収束を強める光は近付いて来た儀式の完成時を感じさせた] | |
2006/04/23 04:37:38 |
医師 ヴィンセント [ハーヴェイが唄うように、静かに、呪詞を唱えていく。シャーロットが祈るように集中し、それを唱和する。妖精の輪が輝き、収縮と拡散を繰り返しながら、力の流れが変わっていくのを感じる。 その光景を、ヴィンセントは自らも儀式に集中しながらも……心のどこかで、他人事のように眺めていた] 私は……どうせ新参者だからな。魔女の背負ってきたものなど、わからんさ。 [自嘲気味につぶやく。乱れようとする精神を落ち着かせようと、少しの間だけ目を閉じ……。 ざり、と。土を擦り踏むような、そんな音が聞こえた。勢いよく振り返る] | |
(2006/04/23 04:39:29、医師 ヴィンセントにより削除) |
書生 ハーヴェイ [詠唱と集中が最高潮に高まり、意識が霊脈との同調を得た。一瞬、巨大な力の流れに飲み込まれそうに感じる。だがそれを読み解き、捉え、自らの内なる力と連結した] 《私は汝の同胞であり、汝の僕》 《汝の群れの山羊、私は金、私は神》 《汝の骨につく肉、汝の枝に咲く花》 《頑強な夏冬至点を通り春秋分点に至るまで》 《私は鋼鉄の蹄で岩の上を駆け巡る》 《来たれ、おお来たれ!》 [詠唱の完了と共に、一際大きな光が奔流となって弾け出た] | |
2006/04/23 04:45:46 |