流れ者 ギルバート [目が覚める。いつもの時間だ…。 ゆっくりと起き、軽く身体を動かす。その後、銃の手入れをしていると、後からアレキサンダーからミネラルを取ってほしいと頼まれる。 自分で取れと言い放つと、動けないとの返事が返ってくる…。 仕方なく、ミネラルを取り、ベッドでまだ横になるアレキサンダーへ、それを渡す。 ――その時、鞄の中の携帯が音を立てた。すぐに、取り出す] …アンダルシア。 [組織からの電話。受話器から仲間の声。そして、告げられたのは家族の死。昨日、また酒を飲もうと約束したはずの家族の……――] …そうか。ご苦労。 [それだけ言うと、通話を終了する。トーンの変わらない口調、けれど、どこかまだ信じられない…。数少ない信頼できる家族だった彼が…――] ……ご苦労様。兄弟。 [小さく、亡き家族へ言葉を*呟く…――*] | |
(34)2006/04/10 09:11:24 |
見習い看護婦 ニーナ [誰も居ない部屋。少女はそこで一人、窓からぼんやりと外を眺めていた。 けれどいつもの無表情だったその顔は、あまりに唐突に笑みを形作る。] …フォルティノ。 まさか自分の娘まで陥れるとは…恐れ入ったわ…。 [昨日フォルティノがレッド・バードの裏切りを示す写真を持ってきたときは、さすがの自分とて驚いた。 無論、顔に出すような無様な真似はしなかったが。] 血の繋がりは一番無条件で信じられるものだというのに。 それすらたかが女一人の為に捨て去るなんて、愚かすぎて手の施しようがない。 全く、パールの馬鹿。よりによってあんな置き土産残していくなんて。 [まあ使えないくらいに狂ったら殺せばいいか、と呟いて、少女は煙草に*火を点けた。*] | |
(38)2006/04/10 16:32:55 |
流れ者 ギルバート [アレキサンダーが、起きてバスタブにバブルバスソープを入れ、蛇口を捻る。お湯が貯まるのを待つように、バスルームの中で煙草を吸っている。 まだ、どこか心の奥で信じきれないでいる地の神の死。それを、思い出して鞄の中から煙草(ARK ROYAL sweet)を取り出し、マッチを擦る。普段、煙草を吸う事はない。吸う事を知っている人物も殆どいない。仕事の後、そして仲間の死の時に吸っていた…自分の中のルールのように…。 ふわりと甘いチョコレートの匂いが辺りに広がる。白い煙が匂いと共に空気に溶けていく…――] ティターン……。 [お湯が貯まったのか、アレキサンダーが、入る?と声を掛けてきた。お先にどうぞと、促し、再び煙を肺に吸い込む。 そして、ゆっくりと…何かを祈るように目を閉じる。] | |
(42)2006/04/10 21:09:24 |
お尋ね者 クインジー >>91 こんなんじゃ足りねェ位だっつの。 …問い詰めてェ所だが、今はそんな元気もねェしよ。 [酒瓶を受け取ると『返さねェよ』と一言。 戸棚からグラスを取り出しキッチンへ向かうと、少しキツめに作ると一気に飲み干した] | |
(93)2006/04/11 00:55:52 |