自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
流れ者 ギルバート …まだ、寒さが残るなぁ…。 [とっぷりと日が落ちていて、ただでさえ暗い裏道は、その暗さを更に増していた。その中を、白いコートを着て、道を間違えないように歩いていく。 小さな頃から、銃やナイフ、体術は両親からみっちりと叩き込まれたが、それ故にその他の事が明らかに疎かになっていた。その中でも特に、道を覚える事は苦手だった。何度も何度も繰り返し通った場所とかでないと、正直覚える事は困難だった。だから、仕事でどこかへ行け、と言われても1人で目的地へ行く事は、地図なしでは行けない。地図があったとしても危うい所だが…。仕事は、必ずといって良いほど、誰かとコンビを組む事が多くなった。それ故に、知り合いも増える。仕事の内容はきっちりとこなす。組織の中でもボスへの忠誠は確かなものだ、と自分では思っている。そんな感じで、組織に長く関われば、敵も多くなる…。] ったく。しぶといねぇ、オレ。 [いろいろと思い出したのか、くっと、笑う。] | |
(33)2006/04/06 20:24:04 |
流れ者 ギルバート [ぴたりと足を止める。アジトの前についたが、明らかにいつもと違う…、と気付く。] やりやがったな…。昨日、身体ならしと、鬱憤晴らしと、ほんの少しの悪戯心で罠を全て作動させてから帰ったのに。 [罠の後が綺麗に片付けられていて、新たな罠が設置されているであろう事が一目見てわかる。わかる、といってもそれは昨日の様子を知っているからである。明らかに、ケネスの腕の良さが確認できる…] ――♪♪ [口笛をピューと吹く。どこに罠があるかなんて素人にいは到底わからないな。いい仕事してんな…と感心する。しかし、ギルバートは罠を全く恐れずに、足を再びアジトの方に向けて歩き出す。] | |
(35)2006/04/06 20:38:09 |
書生 ハーヴェイ 【現在:裏街道】 [夜の裏街道―それも、とびきりの。平常ならば、犯罪者も避けて通るような闇色の道―それを必死に走っている男が一人いた。なにものかに追われている気配などは無く、殺気も皆無。建物の合間から微かに覗く月明かりは、むしろ平穏をかもし出している様にすら見える。 しかし、そんな状況とは裏腹に男は焦っていた。 ―地を蹴り奔り(少しでも早く情報を届けなければ。) あまり好まない道を走っているのは、その為のだろう。 ―フェンスは跳び越し(昼の出来事を伝えなければ。) 鬼気迫るまでの疾走りっぷりは、不安を雄弁過ぎるほどに表して。 ―壁を飛ぶように角を曲がり(はやく。) 見る者の息が詰まりそうになるような、その姿は、まるで。 ―建物の隙間に潜り、飛び出し(はやく。) まるで、何かに怯えているかのようにも見えて。 ―屋根を伝い、上空に躍り出て(はやく。) それは、不安を振り切ろうと躍起な、子供の様でもあった。 ―早く、ボスの下へ(はやく、はやく!)] | |
(50)2006/04/06 21:31:15 |
書生 ハーヴェイ [今日の『仕事』は、多少とは言い難いほどに、得られるものが有った。どれもこれもがバッドニュースというのが少し頂けない話ではあるが。 ――何で、こんな厄介な事になってしまったんだ。 ひとり、呟きを噛み殺して、夜の裏路地を疾走する。着の身着のまま……そう、仕事帰りの洋装は、前日に続いて、またもや一般人のそれ。 尤も、先日とは少し違う。腰背を覆うように、二丁の拳銃が提げられている。僅かにして、最大の違い――武装。それが、今の格好と不釣合いに、コートの裾からちらついて、揺れていた。 この服装でアジトに戻ったら、また仲間に何か言われるのだろうか……。 眩暈を感じ、不安を振り払う。迷いはいけない。今はただ、一刻も早くアジトへ戻るのみ。 目的地までは、距離にしてあと一千メートルを切っていた。] | |
(55)2006/04/06 21:45:33 |
村長の娘 シャーロット [鏡台の前で身支度を整える。 昨日髪に飾った花は早くもしおれていたので、先ほど地下室で取ってきたばかりの新しい花を飾りつける。 相変わらず、その瞳からは感情が見えない] ……もしかして…もうボスも顔を出しているのかしら?? 今日は行かないといけないわね… [面倒そうに呟き、真珠のネックレスを身につける。何連にもなったそのネックレスが白いワンピースと白い肌に調和し、かすかに輝きを放つ] …イヤリングさえなくしてなければ、昨日には顔を出せたのに…本当、ついてないわ。 [忌々しそうに呟くと、今日急いで町の宝石店で買った真珠のイヤリングを耳につけ、フッと笑むと自室を後にした] | |
(58)2006/04/06 21:54:37 |
書生 ハーヴェイ >>65 [屋根の上から思わず普通に答えてしまった。 そんな今の格好は、まさしく一般人。 アッシュブラウンカラーのコーデュロイパンツ。黒ふちの白いパーカーを軽く羽織り、その下にはダークレッドのVネックTシャツ。 ハードレザーの太いベルトを(その背にホルスターを提げるため)腰に巻き、前日と変わらないブラックスニーカーを履いていた。 もちろん、前日同様に、眼鏡もつけていた。] | |
(68)2006/04/06 22:31:09 |
文学少女 セシリア >>90 [自分より慌てているらしい様子に少し笑って、頷きながらタオルを受け取り、ごしごしと髪を拭く。 そうこうしている間に店員がやってきたらしく、なにやら声をかけられたり床掃除を始めたらしかった] …家は近いんですか? | |
(93)2006/04/06 23:30:17 |
文学少女 セシリア >>94 じゃあ…シャワー貸して下さい。 べたべたして、気持ち悪いので… [立ち上がり、店員に適当に頭を下げながら、ラッセルの腕を掴んで外に出ようとした。 周りの視線から逃れたくてした行動ではあったが、逆に目立っているのは多分気のせいだろう] | |
(95)2006/04/06 23:37:50 |
文学少女 セシリア >>119 …ああ。 でもまあ、だいじょう… [言い切らない内に、ふわりと浮くような感覚に包まれて] …!? な、何をするんだ…! こら…お、降ろせ! 人が見るだろうが! [あわあわと早口でまくし立てるものの、危ないので抵抗はせず] | |
(121)2006/04/07 00:11:04 |
村長の娘 シャーロット ボスからの突然の召集… この中に裏切り者がいるんですよね?? 怖いわ……とっても…怖い… [不安げに小さく震えながら呟くと、そっと睫毛を伏せる。 ホワイトパールの様子にネームレスは困ったような顔で、心配ないとでも言うようにホワイトパールに近づき肩にポンと手を置く。 その手に安堵したように息を吐きながら、わずかにためらうようにネームレスに抱きついた] 私を守って下さる?? [涙をいっぱいにためた瞳でネームレスを見上げ、不安そうに尋ねる。 そんなホワイトパールにもちろんだよと言うようにネームレスは力強く頷いた。 そんなネームレスをホワイトパールはとても愛しそうに見つめ、首に手を廻して口付けをせがんだ] | |
(122)2006/04/07 00:11:35 |
文学少女 セシリア >>125 …もう少し、身体をくっつけた方が安定する。 [疲れたように降ろされて、一応批評してから訝しげにラッセルを見たが、すぐに視線はずし] ああ、服も貸してもらいたい。 下はともかく、上はもう洗濯するしかなさそうだ。 [敬語を使うのも面倒になったのか、ぶっきらぼうにそう言って] | |
(128)2006/04/07 00:20:42 |
村長の娘 シャーロット [ネームレスがわずかに首を傾け、ホワイトパールとの距離を縮めようとする。 あと数センチで唇が重なるその瞬間、口元に皮肉めいた笑いを浮かべ、ホワイトパールは静かに尋ねた] 真っ白な真珠と紅の花びら……どちらがお好み? [その皮肉めいた笑いにネームレスがわずかに体をよじって、逃れようとしたその瞬間、ホワイトパールはわずかに背伸びをし、ネームレスに口付けた。 すぐさま離れようとするネームレスだったが、ホワイトパールは舌を絡め、逃がさない ネームレスは異変を察し、声を上げようとするが、きつくきつく舌を吸われそれすらもできない。 驚愕した瞳でホワイトパールを見つめるネームレスに妖艶に微笑むと、首筋に廻した手を一気に引き抜いた] | |
(129)2006/04/07 00:22:34 |
流れ者 ギルバート [ケネスを見て>>130] あれはー、ちょっと身体がなまってないか確認させてもらったわけでー…。 まさか、配置を変えてくれるなんて思ってもみなかったぜー。いよっ!仕事人! [と、ソファーに横になるケネスにちょっかいをかける。] | |
(132)2006/04/07 00:29:19 |
学生 ラッセル >>128 いや、だってそんなぴったり抱きしめたら失礼かと… …それに恥ずかしいし… 服ですか? 男物しかないけど…それで良いなら。 [そうこう言ってるうちに部屋の前に辿り着く。 ドアノブに手をかけるが、何かに気づいたように一瞬首を傾げてセシリアを下がらせる。] …お客さんかな? ちょっと離れていてください。 | |
(133)2006/04/07 00:29:59 |
村長の娘 シャーロット [一気に首筋を掻っ切るともたれかかってくるネームレスをゴミでも捨てるかのようにぽいっと捨てる] ……白いワンピースで抱いてみた感じも武器一つ持っていない薄着だから安心した?? 確かに銃は持っていないわ。そんな重いもの持ち歩きたくないもの…でも……この程度の薄い刃だったら、髪の毛にだって隠せるのよ? [即死には到らず苦しむネームレスを見下ろし、ホワイトパールはクスクスと笑う。 苦しそうに呼吸をしつつも、ホワイトパールを仕留めようと動こうとするネームレスに軽蔑した笑いを浮かべる] ……たかだが喉を掻っ切ったくらいで安心する私だと思った??非力でか弱い女の子ですもの…… それに、私の専門分野をお忘れとは言わないわよね?? [おもむろに血を吐くネームレスに優しく微笑みかける] ……お休みなさい。良い夢を… [致死性の毒が塗られた刃をひらひらとこれみよがしにちらつかせ、楽しそうにクスクスと笑う。 何かを言おうにも言葉にならず、アーヴァインは絶望の中事切れた] | |
(138)2006/04/07 00:36:17 |
学生 ラッセル >>142 いつものことだから大丈夫ですよー。 [...はセシリアに続いて部屋の中に入った。 部屋は十分に広い、ハズなのだがそこら中に散乱した銃火器や裸のまま放置してあるナイフ、それに読み散らかされた本などに面積の大部分を占領されており、とても居心地の良い場所とは思えない。] …い、いつもはもっと綺麗にしてるんですよ? 今日はほら、さっきの黒いのが荒らしたに違いない。 [目を逸らしながら。] | |
(144)2006/04/07 00:44:33 |
書生 ハーヴェイ >>151 [殺気の篭った声が、シャーロットの背後に響く] ネームレスっ! どこにいるんだ、応じてくれ。仲間が、組織が、危ないかも知れないんだ! [そう、通話口に怒鳴り込んで、携帯を切る。両手が解放され、応じるように殺気は膨らみはじめる。 この男は元来『穏』の部類に近い。それだけに、この殺気の膨れ具合は異常だった。まるで何かに焦っているような――切実な、それ。 周囲の気温が下がるような錯覚と共に、肌があわ立っていた。] 誰だ……其処に居るのは。 | |
(156)2006/04/07 00:57:14 |